JP2000006042A - インパクト回転工具のねじ締付深さ調節装置 - Google Patents

インパクト回転工具のねじ締付深さ調節装置

Info

Publication number
JP2000006042A
JP2000006042A JP17943498A JP17943498A JP2000006042A JP 2000006042 A JP2000006042 A JP 2000006042A JP 17943498 A JP17943498 A JP 17943498A JP 17943498 A JP17943498 A JP 17943498A JP 2000006042 A JP2000006042 A JP 2000006042A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
output shaft
tool
screw
impact
spring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP17943498A
Other languages
English (en)
Inventor
Naotake Tanaka
尚武 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP17943498A priority Critical patent/JP2000006042A/ja
Publication of JP2000006042A publication Critical patent/JP2000006042A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ねじの頭部の破損やドライバービットの破損
を招くことなくねじの締付深さの調節を行えるものとす
る。 【解決手段】インパクト機構1によって衝撃的回転力が
加えられる出力軸9と、被締付面に当接することで被締
付面に対する工具位置の制限を行う調節具5とを備え
る。軸方向にスライド自在に支持された出力軸9をイン
パクト機構1から切り離す前方側へと付勢するばね28
を備える。調節具5が被締付面に当接することで工具位
置の制限がなされた後は、出力軸9はねじ10との係合
状態を維持しつつばね28による付勢で前進してインパ
クト機構1から切り離される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インパクト回転工
具でねじの締付作業を行う際の締付深さを規制するため
のねじ締付深さ調節装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】インパクト回転工具は、インパクト機構
部1で発生させる打撃衝撃で出力軸9に回転力を与える
ものであり、このインパクト回転工具でねじを締めつけ
る場合も、打撃衝撃による回転力でねじを回転させる。
図9にインパクト回転工具の一例を示す。図中4はモー
タであり、インパクト機構部1はモータ4の回転から打
撃衝撃を発生させて、ドライバービット91が装着され
るチャック90が取り付けられた出力軸9に打撃衝撃に
よる回転力を与える。
【0003】ところで、上記のようなインパクト回転工
具によってねじ10の締付作業を行うにあたり、ねじ1
0の締付状態を目視で確認するだけでは、締めすぎや締
め不足が生じやすく、このために締付深さの調節のため
の調節具5を工具先端に装着して締付作業を行うことが
なされている。
【0004】この調節具5は被締付面に先端が当接する
ことで、ドライバービット91をこれ以上被締付面側へ
押しつけることができないようにすることで、ねじ10
の締付深さを調節するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ここにおいて、上記調
節具5では、単に被締付面側へのドライバービット91
の移動を阻止するだけであり、このために調節具5が被
締付面に当接した後もなお工具を作動させていると、ね
じ10はさらに締め付けられていくとともに、ねじ10
の前進に伴い、ドライバービット91とねじ10との係
合は漸次浅くなっていく。この状態で打撃衝撃による回
転力がドライバービット91に加えられるために、ねじ
10の頭部が破損したり、ドライバービット91が破損
したりする事態が生じる。
【0006】本発明はこのような点に鑑みなされたもの
であって、その目的とするところはねじの頭部の破損や
ドライバービットの破損を招くことなくねじの締付深さ
の調節を行うことができるインパクト回転工具のねじ締
付深さ調節装置を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】しかして本発明は、イン
パクト機構によって衝撃的回転力が加えられる出力軸
と、被締付面に当接することで被締付面に対する工具位
置の制限を行う調節具とを備えたインパクト回転工具の
ねじ締付深さ調節装置において、軸方向にスライド自在
に支持された出力軸をインパクト機構から切り離す前方
側へと付勢するばねを備えていることに特徴を有してい
る。
【0008】調節具が被締付面に当接することで工具位
置の制限がなされた後は、出力軸はねじとの係合状態を
維持しつつばねによる付勢で前進してインパクト機構か
ら切り離されてしまうようにしたものである。
【0009】上記調節具は工具ハウジングに対して前後
位置調節自在に取り付けておくのが好ましく、更にはば
ねに抗して出力軸を押圧してインパクト機構との連係位
置に保持する保持手段を備えたものとしておくのが好ま
しい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下本発明を実施の形態の一例に
基づいて詳述すると、図1は電池電源で作動するインパ
クト回転工具であって、そのハウジング2内にはモータ
4とインパクト機構部1とが納められており、インパク
ト機構部1の出力部である出力軸(アンビル)9にはド
ライバービット91が着脱自在に装着されるチャック9
0が取り付けられている。
【0011】ここにおけるインパクト機構部1は、モー
タ4の減速回転を受けて回転する駆動軸22と、駆動軸
22の外周に配されるとともにばね23によって前方側
への付勢されているハンマー24とからなるもので、駆
動軸22の外周面に形成された溝とハンマー24の内周
面に形成された溝とにわたってボール25が係合してお
り、該ボール25によって駆動軸22に対してハンマー
24が軸方向に所定距離だけ移動自在となっているとと
もに軸回りについても所定距離だけ移動自在となってい
る。そしてハンマー24の先端面には出力軸25の後端
面に打撃衝撃を加えて出力軸9を回転させるための突起
部が設けられている。
【0012】上記出力軸9は軸回りの回転が自在に且つ
軸方向に所定距離だけスライド自在に支持されたもの
で、この軸方向移動を制限するための係止片29が先端
部に装着されている。そして、駆動軸22の先端面と出
力軸9の後端面との間には図2にも示すようにばね28
が配設されて、出力軸9はこのばね28によって前方側
へと付勢されている。
【0013】締付深さの調節のための調節具5は工具の
ハウジング2の先端面より一体に突出させたものとして
形成されている。
【0014】このものにおいてねじ10の締め付けを行
う場合、ドライバービット91にねじ10の頭部を係合
させてねじ10の先端を被締付面に押し当てれば、図3
に示すように、ハンマー24との係合位置までばね28
に抗して出力軸9が後退する。この状態でモータ4を回
転させたならば、負荷が小さい間は駆動軸22からハン
マー24を介して出力軸9にそのまま回転が伝達される
が、負荷が大きくなってくると、ハンマー24のばね2
3に抗した後退とばね23による付勢で回転しながらの
前進とが交互に生じるとともに、前進時にハンマー24
はその打撃衝撃を出力軸9に回転力として与えるもので
あり、この結果、ねじ10は被締付面にねじ込まれてい
く。
【0015】そして調節具5の先端が被締付面に当接し
た後もモータ4を回転させてねじ10をねじ込んでいけ
ば、出力軸9はばね28による付勢で前進しつつねじ1
0の締め付けを行うものであり、ねじ10が所定の位置
まで締めつけられた時点になれば、図1に示すように、
出力軸9はハンマー24からの打撃衝撃を受けることが
できない位置まで前進するために、駆動軸22及びハン
マー24は空転する状態となる。ドライバービット91
とねじ10の頭部との深い係合が保たれた状態のままで
締付深さの調節がなされるものである。
【0016】図4〜図6は調節具5として工具のハウジ
ング2の先端面に螺合によって装着されるものとした場
合を示しており、調節具5とハウジング2との螺合量を
変更することで、ねじ10の締付深さを変更したり、ド
ライバービット91として長さの異なるものを使用した
りすることができる。
【0017】図7及び図8に示すものは、ハウジング2
に螺合させるとともに螺合量の変更で締付深さの変更を
行えるようにしたものにおいて、出力軸9に設けた係止
片29と当接する押圧片50を調節具5の内周部に設け
たもので、調節具5とハウジング2との螺合深さをもっ
とも深くした時、ベアリング51が先端に装着された押
圧片50は係止片29を押して出力軸9をばね28に抗
して後退させ、ばね28による前進で出力軸9がハンマ
ー24との係合位置から外れることがないようにする。
つまり、駆動軸22とハンマー24とが空転することが
ない状態に設定することができるようになっているもの
である。
【0018】締付対象がボルトやナットのように締め付
け深さの調節が不要である場合には、この状態に設定す
ることで、出力軸9が前後にスライド自在であることが
作業性に与える影響を除くことができる。
【0019】なお、インパクト機構1は図示例のものに
限るものではなく、出力軸9の前後移動によってインパ
クト回転の伝達状態と切り離し状態とが得られるもので
あればよい。
【0020】
【発明の効果】以上のように本発明においては、出力軸
を軸方向にスライド自在とするともにこの出力軸をイン
パクト機構から切り離す前方側へと付勢するばねを設け
ていることから、ねじの締め付け作業が進展して調節具
が被締付面に当接することで工具位置の制限がなされた
後は、出力軸はねじとの係合状態を維持しつつばねによ
る付勢で前進してインパクト機構から切り離されてしま
うものであり、このためにドライバービットとねじの頭
部との係合が浅くなった状態でインパクト回転力が出力
軸に加わってしまうということがなく、従ってドライバ
ービットやねじ頭部の破損が生じることがないものであ
る。
【0021】上記調節具は工具ハウジングに対して前後
位置調節自在に取り付けておくと、締付深さの変更や長
さの異なるドライバービットへの対応が可能となる。
【0022】更にはばねに抗して出力軸を押圧してイン
パクト機構との連係位置に保持する保持手段を備えたも
のとしておくと、上記の締付深さ調節の機能が不要であ
る時、これに応ずることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例の縦断面図である。
【図2】同上の出力軸部分の分解斜視図である。
【図3】同上の締付作業開始時の状態を示す縦断面図で
ある。
【図4】同上の他例の縦断面図である。
【図5】同上の異なるドライバービットの装着時の縦断
面図である。
【図6】(a)(b)は同上の調節装置の異なる例の斜視図で
ある。
【図7】同上の更に他例の縦断面図である。
【図8】同上の調節装置の斜視図である。
【図9】従来例の縦断面図である。
【符号の説明】
1 インパクト機構 4 調節具 9 出力軸 10 ねじ 28 ばね

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インパクト機構によって衝撃的回転力が
    加えられる出力軸と、被締付面に当接することで被締付
    面に対する工具位置の制限を行う調節具とを備えたイン
    パクト回転工具のねじ締付深さ調節装置において、軸方
    向にスライド自在に支持された出力軸をインパクト機構
    から切り離す前方側へと付勢するばねを備えていること
    を特徴とするインパクト回転工具のねじ締付深さ調節装
    置。
  2. 【請求項2】 調節具は工具ハウジングに対して前後位
    置調節自在に取り付けられていることを特徴とする請求
    項1記載のインパクト回転工具のねじ締付深さ調節装
    置。
  3. 【請求項3】 調節具はばねに抗して出力軸を押圧して
    インパクト機構との連係位置に保持する保持手段を備え
    ていることを特徴とする請求項2記載のインパクト回転
    工具のねじ締付深さ調節装置。
JP17943498A 1998-06-25 1998-06-25 インパクト回転工具のねじ締付深さ調節装置 Withdrawn JP2000006042A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17943498A JP2000006042A (ja) 1998-06-25 1998-06-25 インパクト回転工具のねじ締付深さ調節装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17943498A JP2000006042A (ja) 1998-06-25 1998-06-25 インパクト回転工具のねじ締付深さ調節装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000006042A true JP2000006042A (ja) 2000-01-11

Family

ID=16065806

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17943498A Withdrawn JP2000006042A (ja) 1998-06-25 1998-06-25 インパクト回転工具のねじ締付深さ調節装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000006042A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6582575B2 (en) 2000-08-29 2003-06-24 Kansai Paint Co., Ltd. Coating film-forming method
CN102310380A (zh) * 2010-07-05 2012-01-11 株式会社牧田 冲击工具

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6582575B2 (en) 2000-08-29 2003-06-24 Kansai Paint Co., Ltd. Coating film-forming method
CN102310380A (zh) * 2010-07-05 2012-01-11 株式会社牧田 冲击工具

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2246156B1 (en) Power tool impact mechanism
JP4939821B2 (ja) 回転締付工具
JP2003245865A (ja) 電動工具
JP2828640B2 (ja) 回転衝撃工具
JP5493272B2 (ja) 回転衝撃工具
WO2005014234A1 (ja) 電動ドライバー
JP2000006042A (ja) インパクト回転工具のねじ締付深さ調節装置
JP4125052B2 (ja) 電動スクリュードライバ
US20230001492A1 (en) Collet
JP2003260675A (ja) 電動工具のスイッチ
JPH08168971A (ja) インパクトレンチ
JPH07148669A (ja) インパクト機構付回転工具
JP2009142942A (ja) 回転打撃工具
JP2003191179A (ja) 手工具装置のためのねじ回し装置
JP2004034197A (ja) アングルドリル
JP4177597B2 (ja) 電動スクリュードライバ
CA1163475A (en) Drive tool with spring-biased torque
JP3070708B2 (ja) 連続ねじ締付機
JP4149642B2 (ja) 締付工具
JP3268054B2 (ja) サイレントクラッチ付締付工具
JP2001191255A (ja) 回転打撃工具
JP7023507B2 (ja) トルクレンチ
JP2533560B2 (ja) 電動工具
JP2727395B2 (ja) 油圧式インパクトレンチのトルク制御装置
JP3451575B2 (ja) 電動カンナ

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050906