JP3451575B2 - 電動カンナ - Google Patents

電動カンナ

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JP3451575B2
JP3451575B2 JP15836196A JP15836196A JP3451575B2 JP 3451575 B2 JP3451575 B2 JP 3451575B2 JP 15836196 A JP15836196 A JP 15836196A JP 15836196 A JP15836196 A JP 15836196A JP 3451575 B2 JP3451575 B2 JP 3451575B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、前定盤の傾斜角度
の調整等に用いる位置調整機構を備えた電動カンナに関
する。
【0002】
【従来の技術】図6に示すような被削材WPの傾斜面S
を電動カンナにて平面状に切削する作業、あるいは、そ
の逆に被削材に傾斜面を形成する作業は技術を要し、熟
練した作業者でないと困難であった。電動カンナの定盤
の片側と被削材との間に薄板等を介在させることによ
り、被削材の面に対して定盤を傾けて切削を行なう場合
もあるが、薄材の固定は難しい。適当な厚さの薄板が得
られないこともあり、薄板の厚さの計測も面倒である。
【0003】そこで、この種の切削を容易に行なうた
め、例えば実公昭39−30182号公報に記載された
電動カンナでは、前定盤の定盤面(底面)側にボルトを
装着し、そのボルトのねじ込み量を変化させて定盤面か
らのボルト頭部の突出量を調整することにより、定盤面
を被削材に対して所望の角度で傾けられるようにしてい
る。また、実公昭43−31269号公報に記載された
電動カンナでは、前定盤の定盤面側に帯状の発条板を密
着させて装着し、その発条板の位置を前定盤の幅方向
(切削方向に対して直交する方向)に変化させることに
より、定盤面を被削材に対して所望の角度で傾けられる
ようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した電動カンナに
はそれぞれ次のような欠点がある。まず、定盤面側にボ
ルトを装着する前者の電動カンナでは、通常の使用時に
ボルトの頭部が前定盤の定盤面よりも沈み込んでいるた
め、ボックススパナを使用してボルトを操作する必要が
あり、面倒である。ボルト頭部の回転量と傾斜角度との
関係を把握し難く、傾斜角度を正確に設定することが困
難である。
【0005】一方、発条板を装着する後者の電動カンナ
では、傾斜切削を行なうときのみ別部材の発条板をその
収納場所から持ち出して装着する必要があり、面倒であ
る。発条板の位置と傾斜角度との関係を把握し難く、傾
斜角度を正確に設定することが困難である。
【0006】本発明は、従来よりも簡単な操作で定盤面
を被削材に対して傾斜させることができ、傾斜角度も正
確に把握できる電動カンナを提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】以下、本発明の実施形態
を示す図面に対応付けて本発明を説明する。但し、本発
明は図示の形態に限定されない。
【0008】請求項1の発明は、カッタ(2)と、この
カッタ(2)に対して切削方向前後に配置された前定盤
(3)及び後定盤(4)と、前定盤(3)の幅方向の一
側に設けられる傾斜調整機構(10)とを備えた電動カ
ンナにおいて、傾斜調整機構(10)が、前定盤(3)
の幅方向に軸線が伸びるように前定盤(3)に回転自在
に支持される偏心部(11c)を有したローラシャフト
(11)と、偏心部(11c)に回転自在に支持される
ローラ(12)と、ローラシャフト(11)に設けられ
た作業者が把持し得る操作部(11d)とを具備し、操
作部(11d)の操作に応じてローラ(12)を前定盤
(3)の定盤面(6)に対して出没させるようにした
動カンナにより、上述した目的を達成する。
【0009】この発明によれば、ローラシャフト(1
1)の操作部(11d)を操作してローラ(12)の突
出量を変化させることにより、被削材(WP)に対する
定盤面(6)の傾きが変化する。傾きを調整するための
構成要素がすべて電動カンナに備わっているため、ボッ
クススパナのような手工具を用意する必要がない。操作
部(11d)の操作量とローラ(12)の定盤面(6)
からの突出量(δ)の変化との関係を予め明確化するこ
とができる。
【0010】請求項2の発明は、請求項1の電動カンナ
において、定盤面(6)に対するローラ(12)の突出
量(δ)が予め設定された複数の値にあるときのみ、
ーラ(12)を定盤面(6)からの突出方向に関して拘
束可能な拘束手段(20、21a、21b、22a、2
2b、22c、23a、23b、23c)を具備するも
のである。
【0011】この発明では、ローラ(12)を、その定
盤面(6)からの突出量δが予め設定された複数の値の
いずれかに達した時点で突出方向に拘束できる。
【0012】請求項3の発明は、請求項1の電動カンナ
において、ローラシャフト(11)は前定盤(3)の取
付穴(15b)に回転可能に嵌合し、ローラシャフト
(11)には半径方向の貫通孔(11e)が形成され、
その貫通孔(11e)には弾性体(20)が挿入され、
貫通孔(11e)には弾性体(20)を挟むようにして
一対の係合部材(21a、21b)が挿入され、係合部
材(21a、21b)の貫通孔(11e)の開口端側に
臨む面が球又は錐状に形成され、前定盤(3)の取付穴
(15b)の内周面には、一対の係合部材(21a、2
1b)のそれぞれと係合可能な複数の凹部(22a、2
2b、22c、23a、23b、23c)が形成されて
いることを特徴とする。
【0013】この発明では、ローラシャフト(11)を
回転させると、係合部材(21a、21b)が弾性体
(20)の復元力で凹部(22a、22b、22c、2
3a、23b、23c)のいずれかに係合し、それによ
ってローラシャフト(11)やそれに連動する別の部材
が位置決めされる。弾性体(20)が係合部材(21
a、21b)を押す力の反力が貫通孔(11e)の両端
からローラシャフト(11)の軸心に向かってほぼ対称
に作用するから、ローラシャフト(11)と取付穴(1
5b)との芯ずれが防止されてローラシャフト(11)
を円滑に回転させることが可能となる。
【0014】なお、請求項1又は2の電動カンナにおい
て、所定の回転軸線(A1)の廻りに回転可能な状態で
電動カンナに装着されるローラシャフト(11)を駆動
手段に設け、ローラシャフト(11)には、操作部(1
1d)と、回転軸線(A1)に対して偏心した偏心部
(11c)とを設け、軸部材(11)を回転させたとき
の偏心部(11c)の偏心運動がローラ(12)の定盤
面(6)に対する出没動作に変換されるようにローラシ
ャフト(11)とローラ(12)とを連係させることが
できる。
【0015】また、ローラシャフト(11)に形成され
た半径方向の貫通孔(11e)に挿入される弾性体(2
0)と、弾性体(20)を挟むようにして貫通孔(11
e)に挿入され貫通孔(11e)の開口端側に臨む面が
球又は錐状に形成された一対の係合部材(21a、21
b)とを拘束手段に設け、ローラシャフト(11)が嵌
合する電動カンナの取付穴(15b)の内周面には、一
対の係合部材(21a、21b)のそれぞれと係合可能
な凹部(22a、22b、22c、23a、23b、2
3c)を形成してもよい。
【0016】
【発明の実施の形態】図2は本発明の実施形態に係る電
動カンナの一側面図である。この図から明らかなよう
に、電動カンナは、ハウジング本体1と、このハウジン
グ本体1に回転自在に支持された略円筒状のカッタ2
と、カッタ2に対して切削方向前後に配置された前定盤
3及び後定盤4と、カッタ2を回転駆動するためのモー
タ5とを有している。モータ5の出力軸(不図示)の回
転はベルト等の動力伝達要素(不図示)を介してカッタ
2に伝達され、それによりカッタ2がその中心線を軸と
して図中の時計方向(矢印CW方向)に回転駆動され
る。カッタ2の外周にはブレード2aが適宜数(図では
二つ)装着され、これらのブレード2aによって被削材
が削られる。
【0017】前定盤3及び後定盤4の底面側には、カッ
タ2の回転軸線と平行な定盤面6、7がそれぞれ形成さ
れている。また、ハウジング本体1の一側には、被削材
の側面と当接して電動カンナを切削方向に案内するため
の案内定規8が取り付けられている。ハウジング本体1
には、電動カンナを保持するためのハンドル9a、9b
が取り付けられている。
【0018】図1に示すように、前定盤3の幅方向(図
1における左右方向)の一側には傾斜調整機構10が設
けられている。この傾斜調整機構10は、駆動手段とし
てのローラシャフト11と、このローラシャフト11に
回転自在に支持された突出部材としてのローラ12とを
有している。図3に示すように、ローラシャフト11
は、互いに同軸に設けられた一対の嵌合軸部11a、1
1bと、これら嵌合軸部11a、11bの軸線A1に対
して偏心した軸線A2を有する偏心部11cと、大径側
の嵌合軸部11bに同軸に連ねて設けられた操作部11
dとを有している。大径側の嵌合軸部11bにはこれを
半径方向に貫く貫通孔11eが形成され、小径側の嵌合
軸部11aには環状溝11fが形成されている。操作部
11dの外周にはローレット加工が施されている。
【0019】図1に示すように、前定盤3の定盤面6側
にはローラ12を受け入れるための凹部13が形成さ
れ、その凹部13を画定する一対の壁部14a、14b
にはそれぞれ取付孔15a、15bが形成されている。
ローラ12を凹部13に挿入した状態で、ローラシャフ
ト11をその小径側の嵌合軸部11aを先頭にして前定
盤3の外面側の取付孔15bからローラ12の中心孔1
2a及び取付孔15aに順次挿入すると、偏心部11c
が壁部14aに突き当たってローラシャフト11のそれ
以上の挿入が不可能となる。この状態で嵌合軸部11a
にワッシャ16を装着して環状溝11fに止め輪17を
装着すると、ローラシャフト11が軸方向に抜け止めさ
れる。このとき、嵌合軸部11a、11bが取付孔15
a、15bにそれぞれ嵌合してローラシャフト11が回
転軸線A1の廻りに回転自在に支持される。ローラ12
は、偏心部11cによって偏心軸線A2の廻りに回転自
在に支持される。操作部11dは前定盤3の側方に常時
突出する。
【0020】図4に示すように、ローラシャフト11を
前定盤3に装着する際に、貫通孔11eにはコイルばね
20が装着され、そのコイルばね20の両端には同一径
のボール21a、21bが配置される。嵌合軸部11b
が嵌合する取付孔15bの内周面には三つの貫通孔22
a、22b、22cが開口し、これらの貫通孔22a、
22b、22cと取付孔15bの軸心を挟んで対称の位
置には三つの穴部23a、23b、23cが形成されて
いる。穴部23a、23b、23cは、例えば貫通孔2
2a、22b、22cを形成する際に、取付孔15b内
に突き抜けたドリルの先端部を反対側の内周面に所定量
切り込んで形成する。貫通孔22a〜22c、及び穴部
23a〜23cの内径はボール21a、21bの直径よ
りも幾らか小さい。
【0021】以上の構成によれば、ローラシャフト11
を回転させると、ボール21a、21bがコイルばね2
0の力で貫通孔22a〜22cのいずれか一つ、及びそ
の延長上に位置する穴部23a〜23cのいずれかにそ
れぞれ押し付けられて係合する。例えば、一方のボール
21aが貫通孔22aに係合するときには他方のボール
21bが穴部23aと係合する。これによりローラシャ
フト11の回転が一定の力で拘束される。コイルばね2
0による拘束力に抗してローラシャフト11を回転させ
ることにより、ローラシャフト11の拘束位置を変更で
きる。
【0022】ローラシャフト11が回転するとそれに伴
って偏心部11cがローラシャフト11の回転軸線A1
の廻りに回動し、そのためにローラ12の定盤面6から
の突出量δ(図5参照)が変化する。ローラシャフト1
1の回転軸線A1に対する偏心部11cの軸線A2の偏
心量は例えば1mmに設定され、ローラシャフト11の
回転位置と突出量δとの関係は例えば次のように設定さ
れる。
【0023】ボール21aが貫通孔22aに、ボール2
1bが穴部23aにそれぞれ係合しているときに突出量
δが0となる。この位置から図4の時計方向へローラシ
ャフト11を回転させてボール21aを貫通孔22b
に、ボール21bを穴部23bに係合させると突出量δ
が0.5mmに、ボール21aを貫通孔22cに、ボー
ル21bを穴部23cに係合させると突出量δが1.0
mmにそれぞれ変化する。さらにローラシャフト11を
回転させてボール21aを穴部23aに、ボール21b
を貫通孔22aにそれぞれ係合させると突出量δが2.
0mmに、ボール21aを穴部23bに、ボール21b
を貫通孔22bにそれぞれ係合させると突出量δが1.
5mmに、ボール21aを穴部23cに、ボール21b
を貫通孔22cにそれぞれ係合させると突出量δが1.
0mmにそれぞれ変化する。
【0024】以上の電動カンナにおいて被削材の傾斜面
を平面に切削する場合には、作業者がローラシャフト1
1を回転させてローラ12の突出量δを所望の値に調整
する。この後、図5に示すように前定盤3及び案内定規
8をそれぞれ被削材Wに押し付けて切削を行なえば傾斜
面Sを平面に形成できる。平面を傾斜面状に切削する場
合も同様である。ここで、本実施形態では、操作部11
dが前定盤3の側方に常時突出しているため、作業者
は、ボックススパナ等の作業工具を用いることなく、操
作部11dを把持してローラシャフト11をいつでも回
転させることができる。しかも、ローラシャフト11の
回転位置と突出量δとの対応関係が明確なため、傾斜角
度を容易かつ正確に所望の値に設定できる。ローラシャ
フト11の回転位置に対応させて突出量δを把握するた
めの目盛り等を前定盤3に設けてもよい。
【0025】本実施形態では、突出部材としてのローラ
12が偏心部11cの偏心軸線A2の廻りに回転できる
ため、突出部材を突出させたまま切削を行なってもその
抵抗は小さい。
【0026】本実施形態では、拘束手段として、ローラ
シャフト11の貫通孔11eに弾性体としてのコイルば
ね20を装着し、その両端に一対の係合部材としてボー
ル21a、21bを設けるとともに、これらボール21
a、21bに係合可能な凹部としての貫通孔22a〜2
2c及び穴部23a〜23cを設けているため、コイル
ばね20の反発力に対する反力がローラシャフト11の
回転軸線A1に対称に作用する。そのため、取付孔15
a、15bとローラシャフト11の回転軸線A1との芯
ずれが防止され、ローラシャフト11を円滑に回転操作
できる。なお、一対の係合部材は球状のものに限らず、
凹部と係合する面が球又は錐(例えば円錐)状に形成さ
れていればよい。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1、2の発
明では、被削材に対する定盤面の傾きを調整するために
必要な構成が予め電動カンナに備え付けられ、作業者は
ローラシャフトの操作部を把持してこれを操作するだけ
でよいから、工具類を取り付けて操作する従来例や別部
材を電動カンナに装着する従来例と比較して、被削材に
対する定盤面の傾きを容易かつ迅速に調整できるように
なる。また、操作部の操作量とローラの定盤面からの突
出量の変化との関係を予め明確化することができるか
ら、被削材に対する定盤面の傾きを容易かつ正確に調整
できる。しかも、請求項2の発明では、ローラローラ
シャフトによって突出方向に拘束されるまでローラシャ
フトの操作部を操作するだけで定盤面を被削材に対して
所望量傾けることができるから、傾斜の調整を一層容易
かつ正確に行うことができる。
【0028】請求項3の発明では、ローラシャフトとそ
の取付穴との芯ずれを防止してローラシャフトを円滑に
回転させることができ、それによりローラシャフトやそ
れに連動する他の部材の位置決め精度も向上させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る電動カンナの前定盤を
図2の矢印I方向からみた状態を示す図。
【図2】本発明の実施形態に係る電動カンナの側面図。
【図3】本発明の実施形態において駆動手段として設け
られたローラシャフトの詳細を示す図で、(a)は正面
図、(b)は左側面図。(c)は右側面図、(d)は
(a)のIIId−IIId線における断面図。
【図4】図1のIV−IV線に沿った断面図。
【図5】本発明の実施形態に係る電動カンナにおいて、
被削材に対して定盤面を傾けた一例を示す図。
【図6】本発明の電動カンナにおいて加工される被削材
の一例を示す図。
【符号の説明】
2…カッタ 3…前定盤 4…後定盤 6…前定盤の定盤面 10…傾斜調整機構 11…ローラシャフト 11c…ローラシャフトの偏心部 11d…ローラシャフトの操作部 11e…ローラシャフトに設けた貫通孔 12…ローラ 15a、15b…ローラシャフトに対する取付孔 20…コイルばね 21a、21b…ボール 22a、22b、22c…貫通孔 23a、23b、23c…穴部 A1…ローラシャフトの回転軸線 WP…被削材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−273804(JP,A) 特開 平8−126714(JP,A) 特開 昭64−64781(JP,A) 実開 平3−121419(JP,U) 実開 昭59−41507(JP,U) 実公 昭39−30182(JP,Y1)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カッタと、このカッタに対して切削方向
    前後に配置された前定盤及び後定盤と、前定盤の幅方向
    の一側に設けられる傾斜調整機構とを備えた電動カンナ
    において、傾斜調整機構が、前定盤の幅方向に軸線が伸
    びるように前定盤に回転自在に支持される偏心部を有し
    たローラシャフトと、偏心部に回転自在に支持されるロ
    ーラと、ローラシャフトに設けられた作業者が把持し得
    る操作部とを具備し、操作部の操作に応じてローラを前
    定盤の定盤面に対して出没させるようにしたことを特徴
    とする電動カンナ。
  2. 【請求項2】 定盤面に対するローラの突出量が予め設
    定された複数の値にあるときのみ、ローラを定盤面から
    の突出方向に関して拘束可能な拘束手段を具備すること
    を特徴とする請求項1記載の電動カンナ。
  3. 【請求項3】 前記ローラシャフトは前記前定盤の取付
    穴に回転可能に嵌合し、前記ローラシャフトには半径方
    向の貫通孔が形成され、その貫通孔には弾性体が挿入さ
    れ、前記貫通孔には前記弾性体を挟むようにして一対の
    係合部材が挿入され、前記係合部材の前記貫通孔の開口
    端側に臨む面が球又は錐状に形成され、前記前定盤の前
    記取付穴の内周面には、前記一対の係合部材のそれぞれ
    と係合可能な複数の凹部が形成されていることを特徴と
    する請求項1記載の電動カンナ。
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