JP3268055B2 - トルク感応型可変クラッチ付インパクト式回転工具 - Google Patents

トルク感応型可変クラッチ付インパクト式回転工具

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JP3268055B2
JP3268055B2 JP07888493A JP7888493A JP3268055B2 JP 3268055 B2 JP3268055 B2 JP 3268055B2 JP 07888493 A JP07888493 A JP 07888493A JP 7888493 A JP7888493 A JP 7888493A JP 3268055 B2 JP3268055 B2 JP 3268055B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばインパクトレン
チ等の、主軸によって回転されるハンマーをアンビルの
回転方向に間欠的に衝突させ、その衝撃エネルギーによ
ってアンビルひいてはねじ類を回転させるインパクト式
回転工具に関する。なお、ここでいうねじ類とは螺合し
て締め付けるものを総称するものであり、狭義のねじの
みならずボルトやナット類をも含むものである。
【0002】
【従来の技術】ねじ類を強固に締付けるために、あるい
は強固に締付けられたねじ類を緩めるために、インパク
ト式回転工具が開発されている。このインパクト式回転
工具は、通常、工具の駆動用モータ(電動モータに限ら
れず、エアモータ等であってもよい)の出力軸で主軸を
回転させ、その主軸でハンマーを回転させる。ハンマー
は主軸に対して所定範囲内で軸方向ならびに回転方向に
移動可能となっており、かつアンビルの回転方向にアン
ビルに衝突可能となっている。このためにハンマーがア
ンビルの回転方向に衝突してアンビルを回転させたあと
さらに主軸が回転すると、ハンマーが軸方向に移動して
アンビルを乗り越え、改めてハンマーが主軸によって回
転された状態で再度アンビルに衝突するという動きが繰
返される。これによってアンビルにアンビルの回転方向
に間欠的に衝撃エネルギが加えられ、アンビルはそのた
び毎に回転されてゆく。アンビルにはドライバビットや
ソケットビットが取付けられており、アンビルの回転と
ともにねじ類が回転されてゆく。
【0003】この方式のインパクト式回転工具による
と、衝撃エネルギによってねじ類の締付や締付解除が行
なわれるため、連続的にねじ類を回転させる場合に比し
て、大きな締付力に締上げたり、強固に締付けられてい
るねじ類を緩めたりすることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このインパクト式回転
工具の場合、インパクト回数とねじ類の締付力が密接に
関係することから、インパクト回数をカウントしたり、
あるいはインパクトの開始後の時間を管理すること等に
よって締付力の管理が行なわれる。しかしながらインパ
クトの回数や時間で締付力を管理する方式では、締付力
の管理精度が必ずしも充分でなく、また、インパクト回
数のカウント手段や計時手段が必要となり、工具構造を
単純化し難い。
【0005】さらに、小ねじ類をインパクト式回転工具
で締付けると、インパクトの作用により過大な締付力で
締付けられたり、あるいはその結果ねじ切られてしまう
という問題も残している。
【0006】そこで本発明では、大きなねじ類を強固に
締付けることもできるし、また小ねじ類を適正に締付け
ることもでき、さらに締付力の管理精度も高くなる新た
なインパクト式回転工具を提案するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため、本発明は前記
各請求項に記載した構成のトルク感応型可変クラッチ付
インパクト式回転工具とした。
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】
【作用】請求項1の発明に係わる工具によると、主軸と
モータ出力軸との間にトルク感応型クラッチが付加され
ており、さらにこのクラッチの切断トルク値が調整機構
によって可変となっている。すなわち主軸とモータ出力
軸との間にトルク感応型可変クラッチが付加されてい
る。このためにインパクト式工具にトルク管理機構が付
加された工具となっており、締付力の管理精度に優れた
インパクト式回転工具が実現される。
【0012】しかも、このトルク管理機構に加えて打撃
停止機構が設けられており、この打撃停止機能によれ
ば、インパクト状態とノンインパクト状態の切換えを上
記トルク管理機構とは独立して行うことができる。この
ことから、インパクトあるいはノンインパクトの両状態
において、上記トルク管理機構による調整可能範囲の全
範囲において伝達可能なトルクすなわち締付力を調整す
ることができ、従って広い範囲で締付力を任意に設定す
ることができるノンインパクト式回転工具としても用い
ることができる。
【0013】すなわち、打撃停止機構をノンインパクト
側に設定した状態でトルク管理機構を最大トルク側に設
定することにより、このインパクト式回転工具をインパ
クトをさせることなく高い範囲で締付力の調整を行うこ
とができ、このことからこのインパクト式回転工具を適
正かつ高締付力でねじ類を締付け得るスクリュードライ
バーとして用いることができる(「ノンインパクト−高
トルク」レンジ)。
【0014】一方、同じく打撃停止機構をノンインパク
ト側に設定した状態でトルク管理機構を低トルク側に設
定すれば、このトルク管理機構はトルクリミッターとし
て機能するので適正かつ低い締付力でねじ類の締付けを
行うことができ、小ねじ類をねじ切ることなく締め付け
ることができる(「ノンインパクト−低トルク」レン
ジ)。このように、打撃停止機構をノンインパクト側に
設定することにより、このインパクト式回転工具を、広
い範囲で締付け力を調整することができるスクリュード
ライバとして用いることができる。
【0015】逆に、この打撃停止機構をインパクト側に
設定した状態において、トルク管理機構を最大トルク側
に設定すれば、インパクトにより高い締付力を得ること
のできる本来のインパクト工具として用いることができ
る(「インパクト−高トルク」レンジ)。なお、低トル
ク側に設定すれば、低い締付力のスクリュードライバあ
るいは低い衝撃力のインパクト式回転工具となる(「イ
ンパクト−低トルク」レンジ)。
【0016】なお、以上の機構は全て機械的に構成する
ことができるので、工具構造を単純し易い。請求項2に
記載の発明によると、打撃停止機構のアジャスト部材を
移動させることで、ばねの圧縮量を調整できる。したが
って、これによってハンマーの軸方向への後退を規制
し、ハンマーによるアンビルの打撃を停止させることが
できる。 また請求項3に記載の発明によると、インパク
トケースをハウジングに対して回転させることにより、
アジャスト部材を移動させることができ、これによって
ハンマーによるアンビルの打撃を停止させることができ
る。
【0017】次に、請求項の発明によると、トルク感
応型クラッチに過大トルクが作用してクラッチが切断さ
れるのと同時にモータが停止される。このためクラッチ
の切断後にインパクト等が継続せず、優れたトルク調整
の能力が得られる。
【0018】また、請求項1記載の構成において、ハン
マーは、主軸に対して所定範囲内で軸方向と回転方向に
相対移動可能となっており、該ハンマーと該主軸間に所
定値以上のトルクが作用すると前記ハンマーが軸方向に
移動して前記アンビルを乗り越える形式であり、トルク
感応型クラッチがトルク伝達不能状態となる設定値が、
前記ハンマーが前記軸方向に移動するときのトルク値を
中心としてそれよりも小さい値と大きい値との間で調整
可能な構成とすることができる。 この構成によると、打
撃停止機構側をインパクト状態に設定しておいても、イ
ンパクトが開始する以前にクラッチが切断される状態が
実現され、この状態ではトルク管理機構付ノンインパク
ト式回転工具(単なるスクリュードライバ)となる。一
方インパクト開始後にクラッチが切断される状態も実現
され、この状態ではインパクトの回数とともに締付力が
増大し、所定の締付力に達したときにクラッチが切断さ
れるというトルク管理機構付インパクト式回転工具とな
る。すなわち、このトルク管理機構側における設定値を
調整することによっても、1台の工具でノンイクパクト
とインパクトが切換え可能となる。但し、このトルク管
理機構側によってノンインパクトへ切り換えた場合に
は、上記打撃停止機構側でノンインパクトに切り換えた
場合に比して、締付力の調整可能な範囲の上限はより低
いものとなる。
【0019】さらに、請求項1記載の構成において、ト
ルク感応型クラッチがトルク伝達不能状態となることを
禁止する状態にトルク管理機構を調整可能な構成とする
ことができる。 この構成によれば、クラッチが常時接続
された状態とでき、従って打撃停止機構側をノンインパ
クト側に切り換えることによってドリルモードとするこ
とができ、また、打撃停止機構側をインパクト側に切り
換えておくことにより高い衝撃力を発揮し得る本来のイ
ンパクト式回転工具として用いることができる。
【0020】
【実施例】次の本発明の実施例を図1ないし図13を参
照して具体的に説明する。図1は、本発明をコードレス
電動工具72に適用した実施例を示すものであり、全体
は電池70を収容するハンドルハウジング71と上部ハ
ウジング73が一体成形されたハウジング中に収容され
ている。上部ハウジング73の先端側(図示左端側)に
は、インパクト機構を収容するインパクトケース120
が回転可能に装着されている。
【0021】さて、上部ハウジング73の後部には工具
駆動用の電動モータ74が収容されている。電動モータ
74の出力軸75には第1ギヤ76が固定されている。
第1ギヤ76には第2ギヤ47が噛合っている。第1ギ
ヤ76と第2ギヤ47によって減速機構が構成されてい
る。第2ギヤ47は中間シャフト44のまわりに回転可
能となっている。
【0022】中間シャフト44はベアリング45とベア
リング102で回転可能に支承されており、図示左側端
部の外周にギヤ歯44b、その右側に拡径部44c、そ
の右側に延長部44aが形成されている。拡径部44c
には直径方向に貫通孔50が形成されている。この貫通
孔50の断面は軸方向に長孔となっている。また延長部
44aの図示右側端面からは軸心に沿って貫通孔50に
達する貫通孔44dが形成されている。前記第2ギヤ4
7は延長部44aのまわりに回転可能となっている。
【0023】第2ギヤ47の図示左端面には直径方向に
2箇所に有底の凹部49,49が形成されている。ここ
にスチールボール48,48が嵌まり込む。中間シャフ
ト44の拡径部44cには、中央に貫通孔が形成された
皿状のディスク51が軸方向に移動可能となっている。
このディスク51には、図2〜図4に示すように直径方
向に2箇所の切欠53,53が形成され、ここにピン5
2の両端が固定されている。ピン52は貫通孔50を貫
通して取付けられている。
【0024】ディスク51が中間シャフト44の軸方向
に動くと、ピン52が貫通孔50中で軸方向に動く。図
3と図5に示すように、ピン52がスチールボール48
の側方に位置した状態ではピン52が長孔状の貫通孔5
0の図3の右側に位置している。一方、図4と図6に示
すようにピン52がスチールボール48,48を乗り越
えるときにはピン52が図4の左方に移動してピン52
が長孔状の貫通孔50の左側に移動する。図3,図5に
示すように、ピン52がスチールボール48の側方に位
置している状態で第2ギヤ47が回転すると、ピン52
も回転する。この結果中間シャフト44も回転する。一
方図4,図6に示すように、スチールボール48がピン
52を左方に押し出すと、ピン52は回転しない。すな
わち第2ギヤ47が回転してもピン52や中間シャフト
44は回転しない状態となる。このように、スチールボ
ール48とピン52を主体として、第2ギヤ47と中間
シャフト44をトルク伝達可能状態としたり、トルク伝
達不能状態とするトルク感応型クラッチ(以下単に「ク
ラッチ」という)Aが構成されている。
【0025】図1に良く示されているように、上部ハウ
ジング73の略中央部下側には、トルク調整ノブ82が
シャフト83のまわりに回転可能となっている。シャフ
ト83の上端には偏心カム84が固定されている。偏心
カム84の近傍にスライダ85が配置されており、スラ
イダ85は図1の左右方向にスライド可能となってい
る。図2〜4に良く示されているように、スライダ85
の垂直片85aには中心に貫通孔が設けられた円板54
が固定されている。円板54にはベアリング54bによ
ってばね受け54cが周方向に回転可能となっている。
ばね受け54cと皿状のディスク51との間には圧縮コ
イルばね43が圧縮状態で取付けられている。圧縮コイ
ルばね43の内側にはそれよりも短くて強い圧縮コイル
ばね42が取付けられている。
【0026】図1は偏心カム84の図示右方への半径が
最小の状態を示しており、この状態ではばね受け54c
は最も左方に位置し、圧縮コイルばね43の圧縮力が最
も弱い。このため第2ギヤ47と中間シャフト44間に
弱いトルクが作用するだけでスチールボール48がピン
52を左方に押し出し、第2ギヤ47から中間シャフト
44にトルク伝達不能状態となる。トルク調整ノブ82
を回転させ、偏心カム84の図示右方への半径を大きく
してゆくと、ばね受け54cは右進し圧縮コイルばね4
3の押付け荷重が増大する。これに呼応してスチールボ
ール48でピン52が押し出されてトルク伝達不能とな
るトルクが増大する。トルク調整ノブ82がさらに回さ
れてばね受け54cが短くて強い圧縮コイルばね42を
圧縮するようになると、ピン52を右方に付勢しておく
力がさらに強くなり、スチールボール48とピン52で
構成されているクラッチAが切断されるトルクは急激に
増大する。そして偏心カム84の図示右方向への半径が
最大となるように調整されると、ばね受け54cは最も
右側に位置する。このようになるとばね受け54cと第
2ギヤ47間にスチールボール48がピン52を左方に
押し出すだけのスペースがなくなり、ピン52がスチー
ルボール48を乗り越えることができなくなる。すなわ
ちピン52とスチールボール48で構成されるクラッチ
Aが切断不能状態となる。
【0027】このようにトルク調整ノブ82と偏心カム
84等によってスチールボール48とピン52間が遊転
を始めるトルク値が調整可能となっており、さらにクラ
ッチAの切断を禁止する状態も実現可能となっている。
なお、上記トルク調整ノブ82の側面には、プッシュロ
ッド81が圧縮コイルばね80に付勢されて押し付けら
れており、これによりトルク調整ノブ82が不用意に回
転しないようになっている。
【0028】さて、この実施例では、ピン52がスチー
ルボール48で左方に押し出されたときに、電動モータ
74をオフにする機構が付加されている。次にこれを説
明する。なお、図1中21は、工具72を回転させるた
めに操作者が操作するトリガであり、操作者はねじ締め
中これを押し続ける。そして前記の機構により、 (1) トリガ21を押し続けていてもクラッチAが切断さ
れると電動モータ74をオフとし、 (2) 一旦トリガ21をオフとして再度オンとすると、
モータ74に通電が開始されるようになっている。こ
の詳細が図2〜4に示されている。
【0029】図2〜4において、図中10はマイクロス
イッチであり、側方にあるボタン17が押しこまれてい
る限り電動モータ74に通電する。ボタン17は飛出す
側に付勢されている。図中11はマイクロスイッチ10
のホルダであり、マイクロスイッチ10を上部ハウジン
グ73に固定するとともに、後記のセンサピン16を案
内するガイド孔15と、トリガ21の上端21aを案内
する溝20が形成されている。マイクロスイッチ10は
ねじ12でホルダ11に固定されている。
【0030】マイクロスイッチ10には第1弾性片13
が基部13aで固定されている。第1弾性片13は略コ
字状となっており、中間片13bにセンサピン16が取
付けられている。センサピン16は中間シャフト44の
貫通孔44d中に挿入されている。センサピン16には
つば65が設けられており、つば65とホルダ11の一
片11aとの間に圧縮コイルばね66が挿入されてい
る。これによりセンサピン16はピン52に当接するよ
うに付勢されている。第1弾性片13はまわりこんで片
13cを形成しており、片13cはボタン17に対応位
置する。
【0031】ホルダ11の支持ピン19には、第2弾性
片18が図示上下方向に揺動可能に取付けられている。
図2の状態はトリガ21が操作されていない状態を示
し、この状態ではトリガ21の上端21aは図示の左端
位置にあり、ボタン17は飛出ており、第2弾性片18
の先端18eが第1弾性片13の先端13dを外側(図
示下側)から押している。図3はトリガ21を操作した
場合を示しており、トリガ21の上端21aが第2弾性
片18を押し、第2弾性片18が第1弾性片13を押
し、第1弾性片13がボタン17を押し込む。これによ
って電動モータ74への通電が開始される。
【0032】図4は、スチールボール48がピン52を
左方に押し出したときを示しており、センサピン16が
左方に移動し、第1弾性片13の中間片13bが左方に
引張られ、これにより第1弾性片13の先端13dが第
2弾性片18の先端18eから離れている。このためボ
タン17が飛出して電動モータ74への通電が停止され
ている。なお、このときトリガ21の上端21aが図示
右方に位置していることからも理解されるように、トリ
ガ21を操作していても電動モータ74の通電は停止さ
れる。この状態となったあとトリガ21を戻すと図2の
状態に復帰し、従ってトリガ21の操作によって再通電
可能となる。このようにして本実施例では、トリガ21
を操作していてもクラッチAが切れるのと同時に電動
ータ74への通電が切れるようになっている。
【0033】次に図1に戻り中間シャフト44よりも先
端側の構造について説明する。中間シャフト44のギヤ
歯44bに第3ギヤ87が噛合っている。第3ギヤ87
の図示左端面には3本のシャフト89〜89が固定され
ており、各シャフトにそれぞれ遊星ギヤ90が取付けら
れている。遊星ギヤ90は、主軸91に形成された太陽
ギヤ91aと噛合っている。主軸91は、ベアリング8
6とベアリング92とによって回転可能に支承されてい
る。第3ギヤ87はベアリング88によって主軸91の
まわりに回転可能となっている。遊星ギヤ90と内歯ギ
ヤ103と太陽ギヤ91aによって増速機構Bが構成さ
れており、これにより主軸91は中間シャフト44より
も高速で回転する。
【0034】主軸91には、その軸心に対して傾斜した
溝91bが形成され、またこの主軸91のまわりにはハ
ンマー93が遊嵌され、このハンマー93には、上記溝
91bに対応する位置に軸方向に沿った溝93bが形成
されており、両溝91b,93b間にはスチールボール
105が介装されている。この構成を備えていることに
より、ハンマー93は主軸91に対し溝91bの軸方向
の長さ分だけ軸方向に変位できる。また、溝91bの回
転方向の長さ分だけ回転方向にも変位できる。
【0035】ハンマー93の背面側(図示右側面側)に
は、主軸91上を軸方向に移動可能にばね受け板104
が嵌挿され、このばね受け板104とハンマー93との
間には圧縮コイルばね101が挿入されている。これに
よりハンマー93は溝91bの軸方向の長さのうち左側
(アンビル94側)に付勢されている。
【0036】ばね受け板104の背面側にはスラストベ
アリング110を間に挟んでアジャスト部材111が、
主軸91の軸回りに回転可能かつ軸方向に移動可能に装
着されている。このアジャスト部材111は、図9およ
び図10に示すように中心に主軸91が挿通される孔1
11aが形成された円形の基板の外周にアーム112,
112を対向して設ける一方、このアーム112とは反
対側に調整爪113,113を対向して設けた形状とさ
れている。
【0037】アーム112の先端には直径方向の外周側
に折り返されてなる係止片112aが張出し形成されて
おり、この係止爪112aは図8または図11に示すよ
うにインパクトケース120の内周面に形成された溝部
120aにそれぞれ嵌め込まれている。これにより、ア
ジャスト部材111はインパクトケース120を回転さ
せることにより主軸91の軸回りに回転するようになっ
ている。
【0038】また、調整爪113の先端は半円形状に形
成されており、この調整爪113は調整リング114の
溝部115の底面115aに突き当てられている。この
調整リング114は主軸91を支持するベアリング92
の外輪と上部ハウジング73との間に回転不能かつ軸方
向移動不能に固定されている。この調整リング114の
図示左側面には、図12に示すように全周にわたって上
記溝部115が形成されており、この溝部115の底面
115aは図13に示すように半周ごとに傾斜して形成
されている。このように形成された底面115aに調整
爪113を突き当てた状態でこのアジャスト部材111
を回転させると調整爪113は底面115aに沿って移
動し、これによりこのアジャスト部材111が軸方向に
移動するようになっている。そして、この底面115a
には一定の間隔で断面半円形の凹溝115cが形成され
ており、この凹溝115cに上記調整爪113の先端が
嵌まり込むことでアジャスト部材111の回転がロック
されて軸方向の移動がロックされるようになっている。
【0039】以上説明したアジャスト部材111と調整
リング114を主要部材として本例における打撃停止機
構が構成されており、この打撃停止機構がインパクトケ
ース120内のインパクト機構に組み込まれている。そ
して、インパクトケース120を回転させることにより
このアジャスト部材111を回転させるとこのアジャス
ト部材111は軸方向に移動し、これによりスプリング
101の圧縮量が調整され、最も圧縮量を大きくしてハ
ンマー93を後退不能の状態(図8の状態)とすること
によりハンマー93側の突条93aはアンビル94側の
突条94aを乗り越えることができないようになり、従
ってハンマー93はアンビル94を打撃することができ
ず、工具72はノンインパクト状態となる。逆に、イン
パクトケース120を反対方向に回転させてアジャスト
部材111を図示右方に移動させることによりハンマー
93は後退可能となり、従って工具72は本来のインパ
クト状態となる。
【0040】なお、図示は省略したが上部ハウジング7
3とインパクトケース120の接続部の外周面には、イ
ンパクトケース120の回転量すなわち、調整リング1
14に対するアジャスト部材111の相対位置を知るた
めの目盛りが表示してあり、作業者はこの目盛りを通じ
てアジャスト部材111の位置すなわち、ハンマー93
が打撃可能状態にあるのかあるいは打撃停止状態にある
のかを知ることができるようになっている。
【0041】ハンマー93の前方には、アンビル94が
軸受け100によってインパクトケース120に回転可
能に支持されている。このアンビル94の図示右端面に
は直径方向に突条94aが形成されている。一方、ハン
マー93の図示左端面にも突条93aが形成されてお
り、このアンビル94側の突条94aとハンマー93側
の突条93aは相互に側面で当接し合う関係におかれて
いる。従って、ハンマー93とアンビル94間に大きな
トルクが作用すると、ハンマー93は、スチールボール
105が溝91b内を後方(図示右方)に移動すること
により、圧縮コイルばね101の付勢力に抗して後方に
スライドする。
【0042】このために、ねじ類が締付けられ、アンビ
ル94を回転させる際の抵抗が大きくなると、ハンマー
93が溝91bとスチールボール105によって図示右
方に移動し、突条93aが突条94aを乗り越えるよう
になる。そして突条93aが突条94aを乗り越えてし
まうと、ハンマー93は圧縮コイルばね101によって
再度左方に押し出される。このとき溝91bと93bと
スチールボール105とによってハンマー93は主軸9
1によって高速で回転される。そのために突条94aに
突条93aが再度衝突する。すなわちアンビル94がハ
ンマー93によってアンビル94の回転方向に間欠的に
インパクトされるようになる。このため大きな衝撃エネ
ルギがアンビル94に間欠的に印加されるようになる。
【0043】次に、アンビル94の図示左端部にはビッ
ト取付け部が構成されている。すなわち、アンビル94
の先端外周にはスライドカバー96がスライド可能に支
持されており、このスライドカバー96は、圧縮コイル
ばね97によって図示右方に付勢されている。この圧縮
コイルばね97は、押え用リング98によってスライド
カバー96とアンビル94との間から脱落しないように
固定されている。スライドカバー96の内側にはスチー
ルボール95が抜け落ちないように収容されている。図
1はアンビル94にドライバビット99が取付けられた
状態を示しており、スチールボール95がドライバビッ
ト99の溝99aに嵌りこむためにドライバビット99
は抜け落ちない。ビットを交換する際には、スライドカ
バー96を圧縮コイルばね97に抗して図示左方に移動
させる。するとスチールボール95が外周方向に移動可
能となりドライバビット99を抜取ることができる。ナ
ット・ソケット類を締付けるときには、ドライバビット
99に代えてソケットビットを用いる。すなわちビット
はねじ類に合せて交換できるようになっている。
【0044】さて、以上のように構成された本例の工具
72によれば、インパクトケース120を回転させてア
ジャスト部材111を軸方向右方に移動させた状態(例
えば図1に示す状態)とすると、ハンマー93は圧縮コ
イルばね101に抗して後退可能な状態となり、従って
アンビル94を打撃可能な状態(インパクト状態)とな
る。
【0045】このインパクト状態において、トルク調整
ノブ82を回転させて、スチールボール48がピン52
を最も弱いトルクで押出す状態すなわちクラッチAが低
トルクで切断される状態(「インパクト−低トルク」レ
ンジ)に調整すると、突条93aが突条94aを乗り越
えるよりも先にピン52がスチールボール48を乗り越
え得る状態となり、従って、この場合には打撃停止機構
側にあってはインパクト状態にあるにもかかわらず、ク
ラッチA側においてはインパクトを開始するよりも先
に、主軸91にトルクが伝わらなくなってしまうことと
なって、結果的にインパクトは行われず、よってこのと
きはノンインパクト式のトルク調整機構付締付工具と同
等の工具となる。
【0046】この「インパクト−低トルク」レンジに調
整することにより、この工具72を小ねじ類の締付けに
適した状態とすることができる。すなわち、この場合に
はインパクトが開始される前、すなわち小ねじ類が連続
的に締め付けられて適正な締付け力となって時点でクラ
ッチAが切れ、かつこの時電動モータ74も停止する。
このことから、小ねじ類を締め過ぎることは確実に防止
され、精度の高いトルク管理がなされる。なお、この時
ドライバビット99は増速機構Bによって高速で回転す
るため、高速で締め付けられる。
【0047】一方、打撃停止機構を同じくインパクト状
態として、クラッチAを、相当に大きなトルクが作用し
ないとピン52がスチールボール48を乗り越えない状
態(「インパクト−高トルク」レンジ)に調整すると、
アンビル94を回転させるに抗する力が増大してインパ
クトが開始してもなおピン52がスチールボール48を
乗り越えることはなく、従ってこの場合にはインパクト
式のトルク調整機構付締付け工具として使用できる。
【0048】この場合は、インパクトしすぎると過大に
締め付けられるような中程度の締付けトルクのねじ類を
締め付ける場合に好適である。すなわち、ねじ類が締め
付けられてアンビル94の回転に抗する抵抗が強くなる
と、ハンマー93がアンビル94をインパクトし始め
る。インパクトが繰り返されてさらにねじ類が締め付け
られ、これによりアンビル94の回転に抗する抵抗がさ
らに強くなると、この時点でクラッチAが切断される。
このようにして、中程度の締付けトルクのねじ類が適正
な締付け力で締め付けられる。
【0049】なお、この種のねじ類は、ノンインパクト
式工具で締付可能である場合もあるが、本例の工具72
によるとより高速で回転するインパクト式で締付けられ
ることからねじ類は高速で締付けられる。また、インパ
クト式の場合は、ノンインパクトの場合に比してより高
速で、その分低トルク状態で回転させても、衝撃エネル
ギを利用するためにノンインパクト式よりも大きな締付
け力を得ることができる。
【0050】次に、強固な締付力が必要な場合、例えば
高張力ボルトを締付ける場合を説明する。このときはト
ルク調整ノブ82によって円板54を最大に右進させク
ラッチAを切断不能状態とする。するとこのときは、打
撃停止機構側がインパクト状態にあるので従前と同等の
インパクト式回転工具となり、ねじ類を充分に強固に締
付けることができる。
【0051】次に、打撃停止機構側をノンインパクト状
態とした場合について説明する。すなわち、インパクト
ケース120を逆方向に回転させてアジャスト部材11
1をハンマー93に最も接近した状態(図8に示す状
態)とするとハンマー93は後退不能な状態となり、従
ってアンビル94に負荷される外部トルクの大きさに関
係なくインパクトは行われない状態(ノンインパクト状
態)となる。
【0052】そして、この打撃停止機構側をノンインパ
クト状態とすることにより、調整機構による、クラッチ
Aがトルク伝達不能状態となる設定値の調整可能な範囲
の全範囲にわたって当該工具72をトルク調整機構付の
単なるスクリュードライバおよびドリルとして用いるこ
とができる。この場合には、前記「インパクト−低トル
ク」レンジで実現されたノンインパクト式の締付け工具
で得られるよりも広い範囲で設定値を調整し得る締付け
工具とすることができる。従って、ノンインパクト−高
トルク状態を実現することができ、例えば高い締付けト
ルクを必要とするねじ類もインパクトすることなく締め
付けることができる。
【0053】なお、同じくノンインパクト状態におい
て、クラッチAを低トルク側(「ノンインパクト−低ト
ルク」レンジ)に調整すると、上記「インパクト−低ト
ルク」レンジに調整した場合と同様に、この工具72
を、低い締付け力でクラッチAが切断されるスクリュー
ドライバすなわちノンインパクト式のトルク調整機構付
締付工具として用いることができる。
【0054】以上説明したように、本例の工具72にあ
っては、それぞれ独立して調整可能な打撃停止機構とク
ラッチAをトルク伝達不能状態とする設定値の調整機構
とを備えており、打撃停止機構によってインパクト状態
とノンインパクト状態の二状態を、また調整機構によっ
て上記設定値を高トルク状態と低トルク状態の二状態を
それぞれ独立して実現することができ、従って、両者を
それぞれ調整することによって、「インパクト−高トル
ク」状態、「インパクト−低トルク」状態、「ノンイン
パクト−高トルク」状態および「ノンインパクト−低ト
ルク」状態の主として四つの状態を実現することがで
き、かつ各状態間を無段階に調整することができる。こ
のことから、工具72を様々な態様の締付け工具として
用いることができ、また締付け力の管理精度が極めて優
れた締付け工具とすることができる。
【0055】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、機械的構成に
よってトルク調整機構付インパクト式回転工具が得られ
るので、インパクト回数をカウントするための電気スイ
ッチやその電気スイッチを活用する電気回路等を用いる
必要はなく、従って締付力を精度よく管理することがで
きるインパクト式回転工具を低コストで提供することが
できる。
【0056】しかも、打撃停止機構を切り換えることに
よって、一台の工具を単なるスクリュードライバとし
て、あるいは本来のインパクト式回転工具として使い分
けることができ、単なるスクリュードライバとして用い
る場合であっても、トルク感応型クラッチの調整機構は
打撃停止機構とは独立して設定可能であるので、トルク
感応型クラッチの伝達可能なトルクを全範囲で調整する
ことができ、従って、一台の工具で例えば高張力ボルト
をインパクトして強固に締付けたり、あるいは小ねじ類
をノンインパクトで適正に締付けたりといったように、
様々な態様でかつ締付けトルクを精度よく管理した状態
でねじ類の締付けを行うことができ、その用途を飛躍的
に拡大させることができる。
【0057】また、請求項の発明によればトルク管理
能力が著しく向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示し、インパクト式回転工具
の全体の縦断面図である。
【図2】クラッチと連動してモータをオフする機構の作
動前の状態であって、トリガの非操作時における状態を
示す要部拡大図である。
【図3】クラッチと連動してモータをオフする機構の作
動前の状態であって、トリガの操作中における状態を示
す要部拡大図である。
【図4】クラッチと連動してモータをオフする機構の作
動中の状態であって、トリガの操作中における状態を示
す要部拡大図である。
【図5】図3のV-V 線矢視図であって、ピンがスチール
ボールを乗り越えていない状態を示す作動説明図であ
る。
【図6】図4のVI-VI 線矢視図であって、ピンがスチー
ルボールを乗り越えている状態を示す作動説明図であ
る。
【図7】図2のVII-VII 線矢視図である。
【図8】インパクト機構の打撃停止状態における縦断面
図である。
【図9】アジャスト部材の側面図である。
【図10】アジャスト部材の平面図である。
【図11】図1のXI-XI 線矢視図である。
【図12】調整リングの平面図である。
【図13】調整リングの溝部の半周分の展開図である。
【符号の説明】
A…トルク感応型クラッチ 16…センサピン 21…トリガ 42,43…圧縮コイルばね 44…中間シャフト 48…スチールボール 49…凹部 50…貫通孔 51…ディスク 52…ピン 72…インパクト式回転工具 73…上部ハウジング 74…電動モータ 82…トルク調整ノブ 91…主軸 93…ハンマー 94…アンビル 101…圧縮コイルばね 104…ばね受け板 105…スチールボール 111…アジャスト部材 114…調整リング 120…インパクトケース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B25B 23/157 B25D 15/02

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動モータにより回転する主軸と回転に
    ついて連結されたハンマーをアンビルの回転方向に間欠
    的に衝突させることによって該アンビルに回転方向の打
    撃を与えるインパクト式回転工具であるとともに、 前記ハンマーは、前記主軸に対して所定範囲内で軸方向
    と回転方向に相対移動可能となっているとともに、バネ
    によって前記アンビル側に付勢されており、且つ、前記
    ハンマーと前記主軸間に所定値以上のトルクが作用する
    と、前記ハンマーが前記バネの付勢力に抗して後退する
    形式であるインパクト式回転工具であって、 該工具は、前記バネの付勢力を大きくすることで 前記ハ
    ンマーの後退を規制し、前記ハンマーの前記アンビルに
    対する打撃を阻止する打撃停止機構を備えるとともに前記駆動モータの出力軸と前記主軸との間には、これら
    の間に設定値以上のトルクが作用すると前記主軸と前記
    出力軸間をトルク伝達不能状態とするトルク感応型クラ
    ッチを有し、且つ前記設定値を調整可能なトルク管理機
    構を有し、 前記打撃停止機構をノンインパクト側に設定し、前記ト
    ルク管理機構を高トルク側に設定した「ノンインパクト
    −高トルク」レンジと、 前記打撃停止機構をノンインパクト側に設定し、前記ト
    ルク管理機構を低トルク側に設定した「ノンインパクト
    −低トルク」レンジと、 前記打撃停止機構をインパクト側に設定し、前記トルク
    管理機構を高トルク側に設定した「インパクト−高トル
    ク」レンジと、 前記打撃停止機構をインパクト側に設定し、前記トルク
    管理機構を低トルク側に設定した「インパクト−低トル
    ク」レンジに切り換え可能な構成としたことを特徴とす
    るトルク感応型可変クラッチ付インパクト式回転工具。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のインパクト式回転工具で
    あって、 前記打撃停止機構は、前記ハンマーの背面側において、
    前記ばねの付勢力を調整するアジャスト部材を有し、 前記アジャスト部材は、前記支軸の軸周りに回転するこ
    とで、前記支軸に対して軸方向に移動し、これによって
    前記ハンマーと前記アジャスト部材に介装され た前記ば
    ねの圧縮量を調整する構成であることを特徴とするトル
    ク感応型可変クラッチ付インパクト式回転工具。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のインパクト式回転工具で
    あって、 前記駆動モータを収容するハウジングと、該ハウジング
    の先端側に回転可能に設けられたインパクトケースとを
    備え、 前記インパクトケースには、前記アジャスト部材が嵌め
    込まれ、前記インパクトケースを前記ハウジングに対し
    て回転させることにより前記アジャスト部材が前記主軸
    の軸周りに回転される構成であることを特徴とするトル
    ク感応型可変クラッチ付インパクト式回転工具。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれかに記載の回転
    工具であって、トルク管理機構がトルク伝達不能状態と
    なったときに駆動モータを停止させる機構を備えたトル
    ク感応型可変クラッチ付インパクト式回転工具。
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