JP3091519U - 螺旋状コイルインサート電動挿入工具 - Google Patents

螺旋状コイルインサート電動挿入工具

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JP3091519U JP2002004460U JP2002004460U JP3091519U JP 3091519 U JP3091519 U JP 3091519U JP 2002004460 U JP2002004460 U JP 2002004460U JP 2002004460 U JP2002004460 U JP 2002004460U JP 3091519 U JP3091519 U JP 3091519U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 螺旋状コイルインサートをタップ穴へと電動
により精度よく挿入することができ、作業性が向上した
螺旋状コイルインサート電動挿入工具を提供する。 【解決手段】 電動モータMの回転をすると、螺旋状コ
イルインサート100は、マンドレルネジ軸45により
回転駆動され、プレワインダー30の下方先端部の螺旋
溝39へと螺入し、更に、マンドレル45を回転するこ
とにより、螺旋状コイルインサート100は、被加工物
200のタップ穴201へと螺入する。マンドレル45
が下方へと移動し、駆動ボス41の下端面41aが長さ
調整ナット50のスラストベアリング上側レース52に
当接することによって、マンドレル45の回転は停止す
る。次いで、電動モータMが逆転し、マンドレル45
は、螺旋状コイルインサート100から離脱する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、螺旋状コイルインサートを被加工物のタップ穴に装着するための螺 旋状コイルインサート電動挿入工具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、アルミニウムなどの軽金属、プラスチック、鋳鉄などからなる被加工物 に直接タップ立てしたままでは雌ネジが弱くて高い締め付け力が得られない場合 に、信頼性の高いネジ締結を保証するべく螺旋状コイルインサートが使用されて いる。図7にタングを備えた螺旋状コイルインサートの一例を示す。
【0003】 図7に示すように、螺旋状コイルインサート100は、通常、菱形断面の、高 抗張力特殊鋼線を円筒形のスプリング状に巻いて作製され、図8に示すように、 被加工物200に形成されたタップ穴201へ、挿入工具にてネジ込まれて固定 される。その後、ボルト110などがこの螺旋状コイルインサート100を雌ネ ジとして螺合される。このように螺旋状コイルインサート100を使用すること により、高いネジ締結力を得ると共に、ボルト110を繰り返し挿入したり、取 り外しすることも可能となる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、螺旋状コイルインサート100をタップ穴201へと挿入する 挿入工具は、作業者が手動にて工具を回転することにより行っており、作業効率 の点で問題があった。
【0005】 また、手動の挿入工具を使用して螺旋状コイルインサート100をタップ穴2 01の所定位置に精度良く装着するのは極めて困難であり、この点でも挿入工具 の改良が望まれていた。
【0006】 従って、本考案の目的は、螺旋状コイルインサートをタップ穴へと電動により 精度よく挿入することができ、作業性が向上した螺旋状コイルインサート電動挿 入工具を提供することである。
【0007】 本考案の他の目的は、螺旋状コイルインサートのタップ穴への挿入位置を簡単 に調整することができ、挿入精度及び作業性を向上させることのできる螺旋状コ イルインサート電動挿入工具を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的は本考案に係る螺旋状コイルインサート電動挿入工具にて達成される 。要約すれば、本考案は、工具把持部を兼ねる駆動機構部と、螺旋状コイルイン サートを被加工物に挿入するためのコイルインサート挿入機構部とを有した螺旋 状コイルインサート電動挿入工具であって、 前記駆動機構部は、正方向及び逆方向の回転駆動が可能な可逆電動モータによ り駆動される駆動軸を備え、 前記コイルインサート挿入機構部は、前記駆動軸の回転駆動力が伝達されるジ ョイント軸と、前記ジョイント軸により回転駆動されるドライブガイドと、前記 ドライブガイドにより回転駆動されるマンドレル組立体と、前記マンドレル組立 体が作用することにより、装着された螺旋状コイルインサートを被加工物へと挿 入するためのプレワインダーと、を備え、 前記マンドレル組立体は、前記ドライブガイドに対して軸線方向に沿って移動 自在とされ且つ回転駆動可能とされた駆動ボスと、前記駆動ボスに一体に接続さ れ、前記プレワインダーの方へと延在したネジ軸を有したマンドレルと、を備え 、 前記プレワインダーは、前記マンドレルのネジ軸が貫通する中心穴を備え、軸 方向に調整自在に取り付けられた長さ調整ナットと、前記マンドレルのネジ軸が 螺合するネジ穴と、螺旋状コイルインサートを装着するための開口部と、装着さ れた螺旋状コイルインサートが前記マンドレルネジ軸により被加工物に挿入する ために回転されたとき、螺旋状コイルインサートの外周ネジ部に螺合する先端ネ ジ穴と、を備えていることを特徴とする螺旋状コイルインサート電動挿入工具で ある。
【0009】 本考案の一実施態様によれば、長さ調整ナットは、内部にスラストベアリング を備え、前記マンドレル組立体の駆動ボス部に当接し、前記マンドレルの軸線方 向移動距離を制限する。
【0010】
【考案の実施の形態】
以下、本考案に係る螺旋状コイルインサート電動挿入工具を図面に則して更に 詳しく説明する。
【0011】 図1〜図3に、本考案に係る螺旋状コイルインサート電動挿入工具の一実施例 を示す。本実施例によると、螺旋状コイルインサート電動挿入工具1は、駆動機 構部2と、コイルインサート挿入機構部3とを有する。
【0012】 駆動機構部1は、その筐体4が工具把持部を兼用しており、作業者が片手で保 持し作業することができる形状とされる。筐体、即ち、工具把持部4の内部には 、駆動機構部1を構成する正方向及び逆方向の回転駆動が可能な可逆電動モータ Mが設置されている。可逆電動モータMは、電源コード5により外部電源装置( 図示せず)に接続可能とされる。電動モータMは、工具把持部4に設けたオンオ フスイッチ6により駆動、停止が行われ、又、切換スイッチ(図示せず)にて手 動により電動モータMの回転方向を変えることができる。
【0013】 このような、駆動機構部2は、従来市販され、広く使用されている電動ドライ バーなどの電動回転工具の駆動機構部を使用することができ、当業者には周知の 装置であるので、これ以上の詳しい説明は省略する。本実施例では、ハンディタ ッパー(株式会社ハイオス製、商品名:HIOS−SB400C)を使用した。
【0014】 次に、本考案の特徴部であるコイルインサート挿入機構部3について説明する 。
【0015】 本実施例によると、コイルインサート挿入機構部3は、スリーブ状のジョイン トカバー11を有し、ジョイントカバー11の一端(図3にて上端)の内周部に はネジ溝12が形成されており、工具把持部4の連結ネジ軸8に一体的に螺合さ れる。
【0016】 ジョイントカバー11の内部には、ベアリング13を介してジョイント軸14 が回転自在に取り付けられている。ベアリング13は、C型止め輪15にて軸方 向の移動がないようにしてジョイントカバー11に固定されている。即ち、ジョ イント軸14は、その一側(図3にて上側)及び他側(図3にて下側)に断面が 多角形状とされた連結軸14a及び14bが形成され、その中央部領域14cが 、上記ベアリング13にてジョイントカバー11に担持されている。
【0017】 ジョイント軸上端連結軸14aは、駆動機構部2の駆動軸9の中心に形成され た、前記ジョイント軸上端連結軸14aと相補形状の連結穴10に嵌合される。 従って、ジョイント軸14は、駆動軸9に対して軸線方向に移動自在に接続され ると共に、ジョイント軸14には、駆動機構部2に設けた可逆電動モータMから の両方向の回転駆動力が伝達される。
【0018】 ジョイントカバー11の、図3にて下端に形成された雄ネジ部17には、スリ ーブ状ハウジング21の一端内周面に形成された雌ネジ部22が螺合される。こ れにより、ジョイントカバー11とハウジング21とは、軸線方向に整列して一 体に接続される。
【0019】 ハウジング21の内部には、スリーブ状のドライブガイド23がベアリング2 4を介して回転自在に担持されている。ドライブガイド23の一端(図3にて上 端)内周部には連結ボス25が一体に設けられている。この連結ボス25の中心 部には、上記ジョイント軸14の下端連結軸14bと嵌合する相補形状の連結穴 26が形成されており、ジョイント軸下端連結軸14bは、この連結穴26に嵌 合されて軸線方向に移動自在に接続されると共に、ドライブガイド23に回転駆 動力を伝達する。
【0020】 ドライブガイド23の内周部には、上記連結ボス部25の下方領域において、 軸線方向に沿って、半径方向に突出して突起26が形成されている。本実施例で は、突起26は、直径方向に対向して2つ形成されているが、これに限定される ものではなく、3個以上形成してもよい。
【0021】 ハウジング21の他端(図3にて下端)の外周にはネジ溝27が形成されてお り、このネジ溝27に螺合するボディキャップ28を用いて、ハウジング21に 対して同一軸線にて整列してプレワインダー30が取り付けられる。
【0022】 つまり、プレワインダー30は、一端(図3にて上端)に鍔34が形成された 大径部31と、この大径部31に傾斜連結部32を介して一体に形成された小径 部33とを有する。プレワインダー30は、鍔34をボディキャップ28の保持 面29で保持し、ハウジング21の下端面に衝接させることにより、ハウジング 21に固定される。
【0023】 また、プレワインダー30には、軸線方向に貫通する態様で、マンドレル組立 体40が配置される。
【0024】 図4をも参照して説明すると、マンドレル組立体40は、一端(図3、図4に て上端)に、駆動ボス41を有する。駆動ボス41の外周面には、軸線方向に沿 って溝42が形成されており、上記ドライブガイド23の下方端内周部に形成さ れた突起26に摺動自在に嵌合している。従って、ドライブガイド23が回転さ れることにより、その回転駆動力が、駆動ボス41に伝達される。
【0025】 駆動ボス41は、その中心部にマンドレル43が一体に配置される。本実施例 にて、マンドレル43は、その上端に形成した取付ボス44が駆動ボス41の内 周部に、止めネジ等にて一体に取り付けられる。マンドレル43の下方端は、駆 動ボス41より更に下方へと延在しており、ネジ軸45とされる。
【0026】 ここで、プレワインダー30の構造について更に説明する。
【0027】 プレワインダー30は、大径部内周部に雌ネジ部35が形成され、長さ調整ナ ット50の外周ネジ部51が螺合されている。長さ調整ナット50の外周ネジ部 51は、本実施例では、その外周が4方向においてネジ部51が切除された平面 部52とされる。
【0028】 一方、プレワインダー30の大径部31には、本実施例では、プレワインダー 30の軸線方向に異なる3カ所にネジ穴36が形成されている。従って、プレワ インダー30の雌ネジ部35に螺入された長さ調整ナット50は、3カ所のいず れかのネジ穴36に螺合された止めネジ37により、プレワインダー30の軸線 方向所望位置に固定することができる。
【0029】 このように、本考案によれば、単に、長さ調整ナット50をプレワインダー3 0内で調整し、止めネジ37によりその場に固定するだけで、詳しくは後述する ように、螺旋状コイルインサート100の被加工物への装入深さ位置を設定する ことができ、極めて作業性がよい。
【0030】 好ましくは、長さ調整ナット50は、その内周部にスラストベアリング51が 配置されている。スラストベアリング51の少なくとも上側レース52は、長さ 調整ナット50に対して回転自在とされる。また、スラストベアリング51の中 心穴53を軸線方向に貫通してマンドレルネジ軸45が配置される。
【0031】 プレワインダー30の傾斜連結部32の中心部には、雌ネジ部38が形成され ており、マンドレル43のネジ軸45が螺合している。
【0032】 また、プレワインダー30の小径部33の先端33aには、上記雌ネジ部38 、ネジ軸45と同一軸線にてその中心部に螺旋溝39が形成される。この螺旋溝 39は、詳しくは後述するように、螺旋状コイルインサートの外周ネジ部に螺合 可能とされる。
【0033】 また、螺旋溝39が形成された小径部先端33aと、傾斜部32との間には、 開口部60が形成される。詳しくは後述するように、この開口部60には螺旋状 コイルインサートが装着可能の形状大きさとされ、螺旋状インサートを被加工物 のタップ穴に螺着するに際して、この開口部60に装着することにより、上記マ ンドレルネジ軸45により、タップ穴に挿入される。
【0034】 上記構成にて、マンドレル組立体40が、ドライブガイド23により駆動され ると、マンドレル43は、そのネジ軸45がプレワインダー30のネジ穴38に 螺合して、マンドレル43の回転方向によって、所定の方向へと軸線一方向に移 動する。マンドレル43の回転方向を逆転させることによって、マンドレル43 は、前回とは逆の方向へと軸線方向に移動することとなる。
【0035】 図3及び図4にて、図面上、下方向へとマンドレル43が移動した場合には、 駆動ボス41の端面、即ち、下方端面41aが長さ調整ナット50のスラストベ アリング51の上側レース52に当接することによって、それ以上の下方への移 動はできない。そのためにマンドレル43は、回転が強制的に停止される。従っ て、駆動機構部2の駆動軸9は、トルクリミッタ(図示せず)を介してジョイン ト軸13に対して空回転することとなり、駆動機構部2からジョイント軸への駆 動伝達が停止する。この時のトルクの大きさの調整は、ジョイントカバー11を ネジ軸8に取り付ける際のスプリングSの圧縮量によって調整される。
【0036】 この時点で、作業者は、回転切換スイッチを操作して電動モータMの回転方向 を切り換えることにより、マンドレル43に逆方向の回転を与えることができる 。これにより、マンドレル43は、図3にて上方向へと軸線方向に移動すること となる。
【0037】 上記説明では、駆動機構部2の駆動軸9の逆方向への回転は、作業者が手動で 回転切換スイッチを切り換えることにより、行うものとしたが、駆動機構部2に トルクセンサを設け、駆動軸9に所定以上のトルクが加わったときに、即ち、マ ンドレル43の回転停止を検知したときに、電動モータMを自動停止させるか、 更には、逆転させる構成とすることもできる。
【0038】 次に、特に図4〜図6をも参照して、上記構成とされる本考案の螺旋状コイル インサート電動挿入工具1の作動態様及び操作方法について説明する。
【0039】 オンオフスイッチ6及び/又は回転方向切換スイッチを操作して駆動機構部2 の電動モータMを付勢し、図4に示すように、マンドレル45を上方へと引き上 げた状態で停止する。
【0040】 この状態で、プレワインダー30の開口部60位置に形成される空間部に螺旋 状コイルインサート100を装入する。本実施例では、プレワインダー30の下 方先端部33aの内部に螺旋溝39が形成されており、このような構成とするこ とにより、下方先端貫通穴を介して開口部60に装入された螺旋状コイルインサ ート100がプレワインダー30の先端貫通穴から落下するのが防止でき、好適 である。
【0041】 次いで、スイッチを操作して駆動機構部2の電動モータMを付勢し、先ほどと は逆方向へと回転させ、マンドレル45を下方へと移動する。これにより、マン ドレルネジ軸45は螺旋状コイルインサート100の内周ネジ部に螺合すると共 に、その先端に形成された係止部45aが螺旋状コイルインサート100の先端 部に係止する。もし、螺旋状コイルインサート100がタング付きとされる場合 にはこのタングに係止させることができる。
【0042】 この状態で更に電動モータMの回転を継続すると、螺旋状コイルインサート1 00は、マンドレルネジ軸45により回転駆動されることにより、図5に示すよ うに、プレワインダー30の下方先端部の螺旋溝39へと螺入し、更に、マンド レル45を回転することにより、螺旋状コイルインサート100は、図6に示す ように、被加工物200のタップ穴201へと螺入する。
【0043】 上述したように、マンドレル45が下方へと移動し、駆動ボス41の下端面4 1aが長さ調整ナット50のスラストベアリング上側レース52に当接すること によって、マンドレル45の回転は停止する。即ち、駆動機構部2からジョイン ト軸14、ドライブガイド23、駆動ボス部41への駆動伝達は停止し、マンド レル45のそれ以上の下方への移動は停止される。つまり、螺旋状コイルインサ ート100は、被加工物200のタップ穴201の所定位置に螺入される。
【0044】 この時点で、作業者は、スイッチを切り換えることにより、マンドレル45に 逆方向の回転を与え、マンドレル45を螺旋状コイルインサート100から離脱 させることができる。
【0045】 勿論、上述のように、作業者によるスイッチの切り換えを行わず、電動モータ Mの停止及び逆回転を自動とすることも可能である。
【0046】 本考案によると、上述のように、長さ調整ナット50にスラストベアリング5 1を設置し、駆動ボス41の端面41aと、長さ調整ナット50との間に良好な スラスト軸受け関係を確立することができ、これにより、螺旋状コイルインサー ト100を被加工物200の所定深さ位置に、精度良く、且つ、作業性良く挿入 設置することができる。
【0047】 本考案者は、長さ調整ナット50の内部にスラストベアリング51を設置して いない長さ調整ナット50を作製し、プレワインダー30内に取り付けて、上記 と同じ作業を行った。しかしながら、この場合には、長さ調整ナット50にスラ ストベアリング51を設置した場合に比較すると、螺旋状コイルインサートの所 定位置への精度、及び、作業性の点で劣っていた。
【0048】 上述のようにして螺旋状コイルインサート100が被加工物200のタップ穴 201内へと螺入され所定位置に螺着されると、螺旋状コイルインサート100 がタング付きの場合には、次いで、所定の工具を使用して、タング101をその 切り欠き部102から折り取り、除去することができる。
【0049】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によると、 (1)螺旋状コイルインサートをタップ穴へと電動により高精度にて挿入するこ とができ、作業性が向上する。 (2)螺旋状コイルインサートのタップ穴への挿入位置を簡単に調整することが でき、挿入精度及び作業性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る螺旋状コイルインサート電動挿入
工具の一実施例の斜視図である。
【図2】図1に示す本考案に係る螺旋状コイルインサー
ト電動挿入工具の分解斜視図である。
【図3】図1に示す本考案に係る螺旋状コイルインサー
ト電動挿入工具の断面図である。
【図4】図1に示す本考案に係る螺旋状コイルインサー
ト電動挿入工具の作動及び操作を説明するためのプレワ
インダー部分の断面図である。
【図5】図1に示す本考案に係る螺旋状コイルインサー
ト電動挿入工具の作動及び操作を説明するためのプレワ
インダー部分の断面図である。
【図6】図1に示す本考案に係る螺旋状コイルインサー
ト電動挿入工具の作動及び操作を説明するためのプレワ
インダー部分の断面図である。
【図7】螺旋状コイルインサートの一例を示す斜視図で
ある。
【図8】螺旋状コイルインサートが被加工物に挿入され
る態様を説明する図である。
【符号の説明】
1 螺旋状コイルインサート電動挿入工具 2 駆動機構部 3 コイルインサート挿入機構部 4 筐体(工具把持部) 5 電源コード 6 オンオフスイッチ 8 連結ネジ軸 9 駆動軸 10 連結穴 11 ジョイントカバー 14 ジョイント軸 21 ハウジング 23 ドライブガイド 30 プレワインダー 38 ネジ穴 40 マンドレル組立体 41 駆動ボス 43 マンドレル 44 取付ボス 45 マンドレルネジ軸 50 長さ調整ナット 51 スラストベアリング

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工具把持部を兼ねる駆動機構部と、螺旋
    状コイルインサートを被加工物に挿入するためのコイル
    インサート挿入機構部とを有した螺旋状コイルインサー
    ト電動挿入工具であって、 前記駆動機構部は、正方向及び逆方向の回転駆動が可能
    な可逆電動モータにより駆動される駆動軸を備え、 前記コイルインサート挿入機構部は、前記駆動軸の回転
    駆動力が伝達されるジョイント軸と、前記ジョイント軸
    により回転駆動されるドライブガイドと、前記ドライブ
    ガイドにより回転駆動されるマンドレル組立体と、前記
    マンドレル組立体が作用することにより、装着された螺
    旋状コイルインサートを被加工物へと挿入するためのプ
    レワインダーと、を備え、 前記マンドレル組立体は、前記ドライブガイドに対して
    軸線方向に沿って移動自在とされ且つ回転駆動可能とさ
    れた駆動ボスと、前記駆動ボスに一体に接続され、前記
    プレワインダーの方へと延在したネジ軸を有したマンド
    レルと、を備え、 前記プレワインダーは、前記マンドレルのネジ軸が貫通
    する中心穴を備え、軸方向に調整自在に取り付けられた
    長さ調整ナットと、前記マンドレルのネジ軸が螺合する
    ネジ穴と、螺旋状コイルインサートを装着するための開
    口部と、装着された螺旋状コイルインサートが前記マン
    ドレルネジ軸により被加工物に挿入するために回転され
    たとき、螺旋状コイルインサートの外周ネジ部に螺合す
    る先端ネジ穴と、を備えていることを特徴とする螺旋状
    コイルインサート電動挿入工具。
  2. 【請求項2】 長さ調整ナットは、内部にスラストベア
    リングを備え、前記マンドレル組立体の駆動ボスに当接
    し、前記マンドレルの軸線方向移動距離を制限すること
    を特徴とする請求項1の螺旋状コイルインサート電動挿
    入工具。
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