JP2981125B2 - 締付け工具 - Google Patents

締付け工具

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JP2981125B2
JP2981125B2 JP6182582A JP18258294A JP2981125B2 JP 2981125 B2 JP2981125 B2 JP 2981125B2 JP 6182582 A JP6182582 A JP 6182582A JP 18258294 A JP18258294 A JP 18258294A JP 2981125 B2 JP2981125 B2 JP 2981125B2
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tightening
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淳二 住吉
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Honda Motor Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はボルト、ナット等の螺着
部材をワークに対して締め付けるための締付け工具に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両用エンジンにおいては、図6
に示すようにドライブプーリ101とドリブンプーリ1
02との間に装架するタイミングベルト103の張力を
調整するため、テンションローラ104をアジャストボ
ルト105によってシリンダブロック(図示省略)に取
付けるようにしている。このテンションローラ104を
取付ける場合には、張力調整のためにボルト105が着
座する前の仮締め(テンションローラ104がフリーの
状態)を行わなければならない。また、アイドルプーリ
106をボルト107でシリンダブロックに取付けるよ
うにしている。
【0003】そこで、同図に示すように回転軸110の
先端にボルト105頭部に係合可能な係合部材111を
設け、この係合部材111の係合孔111aをボルト1
05の頭部に係合させて回転軸110を回転させること
によってボルト105を締め付けるようにした締付け工
具112を用いて、作業者の勘に頼ってボルト105を
仮締めするようにしている。また、この締付け工具11
2を用いてボルト107を本締めしてアイドルプーリ1
06をシリンダブロックに取付けるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の締付け
工具にあっては、ボルト等の螺着部材を着座寸前の状態
まで締める仮締めを行うために作業者の勘に頼らなけれ
ばならないので、仮締め作業に熟練を必要とするととも
に、作業効率も悪くなる。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく請
求項1では、把持部を有する締付け工具本体の回転軸の
先端に設けた係合部材を螺着部材に係合させて、前記回
転軸を回転することによって前記螺着部材をワークに対
して締め付ける締付け工具において、前記係合部材の外
周部に、この係合部材の先端から前進させて突出させる
仮締め位置と、後退させ、係合部材の先端から引き込ん
本締め位置との間で、駆動部材により進退可能とした
締付け規制部材を設け、前記締付け規制部材を進退動さ
せるスイッチ手段を、前記締付け工具本体の把持部近傍
に設けたことを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明の締付け工具は、係合部材の外周部にこ
の係合部材の先端から突出した締付け規制部材が設けら
れているので、締付け規制部材がワークに当接した状態
で係合部材先端とワークとの間にクリアランスが生じ
て、螺着部材が着座する前に係合部材から外れて仮締め
状態なる。特に本発明では、締付け規制部材を係合部材
の先端から突出した仮締め位置と先端から引き込んだ
本締め位置との間で進退可能に設けることにより、仮締
め状態で締め付けるか本締め状態で締め付けるかを選択
することができて、いずれの場合にも適用することが可
能になり、汎用性が向上する。
【0007】
【実施例】以下に本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。図1は本発明を適用した締付け工具の側面
図、図2は図1の平面図、図3は同締付け工具の作用説
明に供する締付け規制部材を規制位置にした状態の説明
図、図4は同締付け工具の作用説明に供する締付け規制
部材を引き込み位置にした状態の説明図、図5は本発明
参考例の要部側面図である。
【0008】締付け工具1は、握持部及び操作部を兼ね
る工具本体2に、トルクレンチを装着可能なクラッチ機
構部3を介してアタッチメント4が装着され、このアタ
ッチメント4は回転軸5の先端に係合部材6を一体形成
してなり、係合部材6の先端側には螺着部材であるボル
ト頭部に係合可能な係合孔6aが形成されている。ま
た、係合部材6の外周部には円筒状の締付け規制部材7
が回転軸5の軸方向に進退可能に嵌装され、工具本体2
に装着されたシリンダブラケット8から回転軸5の軸方
向に向けて植設されたガイドピン9,9の先端部側が、
締付け規制部材7の略扇状のフランジ部7aに摺動可能
に嵌挿されて、締付け規制部材7の進退を案内する。
【0009】そして、シリンダブラケット8上に固定さ
れたシリンダステー10に駆動手段であるエアーシリン
ダ11が取付けられて、このエアーシリンダ11のロッ
ド12先端部が締付け規制部材7のフランジ部7aに固
定され、エアーシリンダ11を作動させることで締付け
規制部材7が係合部材6先端から所定量突出した規制位
置と係合部材6先端から引き込まれた引き込み位置との
間で進退するようにされている。このエアーシリンダ1
1は、プッシュボタン15を操作することにより工具本
体2に供給されるエアーの一部がエアーホース及びオペ
レートバルブ(いずれも図示省略)を介して継手13,
14から選択的に供給/排出されることでロッド12が
進退する。また、プッシュボタン16の操作により回転
軸5が正転するようになっている。
【0010】以上のように構成した締付け工具1の作用
について、図3及び図4に示すように車両用エンジンの
シリンダブロック(ワーク)Wにタイミングベルト用の
テンションローラ16、アイドルプーリ17をボルトB
1,B2で取付ける場合を例にして説明する。
【0011】先ず、図3に示すようにテンションローラ
16を取付ける場合にはボルトB1をワークWに仮締め
する必要があるので、締付け工具1の継手13側からエ
アーシリンダ11内にエアーを供給し継手14側からエ
アーを排出してエアーシリンダ11のロッド12を前進
動させ、フランジ部7aを介して締付け規制部材7を前
進させて、締付け規制部材7の先端側がアタッチメント
4の係合部材6先端から所定量だけ突出した仮締め位置
にする。
【0012】これによって、締付け規制部材7先端がテ
ンションローラ16の側面に当接した状態で、係合部材
6先端とテンションローラ16側面との間に所定量のク
リアランスCが発生する。ここで、このクリアランスC
は、ボルトB1の頭部B1aが着座寸前状態で係合部材
6の係合孔6aから外れる量に設定する。
【0013】それによって、アタッチメント4の係合部
材6の係合孔6aにボルトB1の頭部B1aを係合させ
た状態でアタッチメント4を回転させることによって、
ボルトB1がワークWに対して螺進するが、ボルトB1
の頭部B1aがテンションローラ16側面に着座する寸
前に、ボルトB1の頭部B1aが係合部材6の係合孔6
aから外れるため、係合部材6が空回りをしてボルトB
1は螺進しなくなるので、ボルトB1を仮締めすること
ができる。この場合、前記クリアランスCは締付け規制
部材7の突出量によって略一義的に定まるので、作業者
の勘に頼ることなく安定して仮締めを簡単に行うことが
できる。
【0014】次に、図4に示すようにアイドルプーリ1
7を取付ける場合にはボルトB2をワークWに仮締めす
る必要がないので、締付け工具1の継手14側からエア
ーシリンダ11内にエアーを供給し継手13側からエア
ーを排出してエアーシリンダ11のロッド12を後退動
させ、フランジ部7aを介して締付け規制部材7を後退
させて、締付け規制部材7の先端がアタッチメント4の
係合部材6先端から引き込んだ本締め位置にする。
【0015】これによって、係合部材6先端がそのまま
アイドルプーリ17の側面に当接して上記のクリアラン
スCがなくなる。それによって、アタッチメント4の係
合部材6の係合孔6aにボルトB2の頭部B2aを係合
させた状態でアタッチメント4を回転させることによっ
て、ボルトB2がワークWに対して螺進し、ボルトB2
の頭部B2aが係合部材6の係合孔6aから外れること
なくボルトB2を本締めすることができる。この場合、
ボルトB2の締付け力はクラッチ機構部3に装着したト
ルクレンチ等によって設定する。
【0016】このように、この締付け工具1は締付け規
制部材7を係合部材6に対して進退可能に設けているの
で、ボルト等の螺着部材を仮締めをする場合だけでなく
本締めする場合にも用いることができ、汎用性が向上す
る。しかも、締付け規制部材7をエアーシリンダ11を
用いて進退させるようにしているので、締付け規制部材
7の進退が容易になり、操作性や作業性が一層向上す
る。
【0017】また、上記実施例では締付け規制部材7を
係合部材6に対して進退可能に設けているが、参考例の
図5に示すように係合部材6に締付け規制部材7を係合
部材6先端から所定量突出させた状態(図3に示す状態
と同じ)で固定して設けることもできる。この参考例
では、仮締め用途だけに適用する場合には、安定して仮
締めを行うことができる
【0018】更に、上記実施例では締付け規制部材7を
係合部材6に対して進退可能に設けるとともに、締付け
規制部材7を進退させる駆動手段を設けているが、単に
締付け規制部材7を係合部材6に進退可能に設けて、例
えば締付け規制部材7と係合部材6との間にカム溝とこ
のカム溝に係合する突部からなる機構を設けて、手動で
締付け規制部材7を進退させるようにすることもでき
る。このようにしても、仮締め及び本締めのいずれにも
用いることができて汎用性が向上するという作用効果は
得られる。
【0019】尚、上記実施例では本発明による締付け工
具を用いて車両用タイミングベルトのテンションローラ
及びアイドルプーリ用ボルトを締め付ける場合について
説明したが、これ以外のボルトやナットの締付けにも適
用することができる。また、係合部材は内周側に係合孔
を形成した例で説明しているが、外周側に係合部を形成
して例えば六角孔付きボルトを締め付けるような場合に
も適用することができ、更に云えば係合部材の内周側に
形成された係合孔に係合可能な外周部とねじ部を有する
全ての部材、係合部材の外周側に形成された係合部に係
合可能な孔部とねじ部を有する全ての部材の締付けに適
用することができる。
【0020】また、上記実施例では締付け規制部材を進
退動させる駆動手段としてエアーシリンダを用いた例で
説明したが、例えばスクリュウロッドとナット部材とを
用いた螺進機構によって締付け規制部材を進退動させる
こともできる。
【0021】
【発明の効果】以上に説明したように本発明によれば、
把持部を有する締付け工具本体の回転軸の先端に設けた
係合部材を螺着部材に係合させて、前記回転軸を回転す
ることによって前記螺着部材をワークに対して締め付け
る締付け工具において、前記係合部材の外周部に、この
係合部材の先端から前進させて突出させる仮締め位置
と、後退させ、係合部材の先端から引き込んだ本締め
置との間で、駆動部材により進退可能とした締付け規制
部材を設け、前記締付け規制部材を進退動させるスイッ
チ手段を、前記締付け工具本体の把持部近傍に設けたの
で、係合部材の外周部にこの係合部材の先端から締付け
規制部材を仮締め位置に突出させることで、簡単に安定
した仮締めを行うことができ、仮締め作業の作業性が向
上する。特に本発明は、締付け規制部材を係合部材の先
端から突出した仮締め位置と、先端から引き込んだ本締
位置との間で進退可能に設けたので、仮締め状態で締
め付けるか本締め状態で締め付けるかを選択すること
ができて、汎用性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した締付け工具の側面図
【図2】図1の底面図
【図3】同締付け工具の作用説明に供する締付け規制部
材を規制位置にした状態の説明図
【図4】同締付け工具の作用説明に供する締付け規制部
材を引き込み位置にした状態の説明図
【図5】本発明の参考例の要部側面図
【図6】従来の締付け工具の説明に供する斜視図
【符号の説明】
1…締付け工具、2…工具本体、4…アタッチメント、
5…回転軸、6…係合部材、6a…係合孔、7…締付け
規制部材、11…エアーシリンダ(駆動手段)、16…
テンションローラ、17…アイドルプーリ、B1,B2
…ボルト、B1a,B2a…ボルトの頭部、W…ワー
ク。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 把持部を有する締付け工具本体の回転軸
    の先端に設けた係合部材を螺着部材に係合させて、前記
    回転軸を回転することによって前記螺着部材をワークに
    対して締め付ける締付け工具において、 前記係合部材の外周部に、この係合部材の先端から前進
    させて突出させる仮締め位置と、後退させ、係合部材の
    先端から引き込んだ本締め位置との間で、駆動部材によ
    り進退可能とした締付け規制部材を設け、 前記締付け規制部材を進退動させるスイッチ手段を、前
    記締付け工具本体の把持部近傍に設けた、 ことを特徴とする締付け工具。
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