JP2000158356A - トルクマーク機能付きトルクレンチ - Google Patents

トルクマーク機能付きトルクレンチ

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JP2000158356A
JP2000158356A JP10343031A JP34303198A JP2000158356A JP 2000158356 A JP2000158356 A JP 2000158356A JP 10343031 A JP10343031 A JP 10343031A JP 34303198 A JP34303198 A JP 34303198A JP 2000158356 A JP2000158356 A JP 2000158356A
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JP
Japan
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torque
arm
handle
wrench
mark function
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Application number
JP10343031A
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English (en)
Inventor
Hideji Okura
秀二 大蔵
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
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  • Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】簡便かつ確実にボルトに対するトルクマーク作
業を行うことが可能なトルクマーク付きトルクレンチを
提供する。 【解決手段】ハンドル2がグリップ部101とヘッド部
102とに分割され、軸部3外周に設けられた円環状の
可動部106の下部にマーキング部4が設けられ、前記
グリップ部101に先端が鈎状を成すアーム103が形
成され、係るアーム103先端が前記可動部106の上
端面に設けられた凹部105の底面に接している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する分野】本発明は、ボルトなどを規定トル
クで締め付けるために使用されるトルクレンチ、特にト
ルクレンチ使用時に締め付け作業完了を示すトルクマー
クを自動的に前記ボルトにマーキングするトルクマーク
機能付きトルクレンチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ボルト等の締め付け作業の管理
は、トルクレンチにより規定トルクになったときに作業
者が音又は手応えによって確認していた。また、規定ト
ルクに達したときにボルトにインク等でマーキングする
方法も応用されている。例えば、実公昭59−4101
1号公報において、マーカ付きトルクレンチの技術が開
示されている。マーカ付きトルクレンチの全体構成図を
示す図3において、このトルクレンチはボルト受け口5
を有する軸部3とハンドル2によって構成される。ま
た、前記軸部3の断面図を示す図3(b)に示すよう
に、ソケット3cの内部にインクをしみこませたマーカ
部材4と係るマーカ部材4を常時引き込み位置に保持す
るバネ6の外周に嵌合した操作部材7をソケットの長穴
8を貫通するピン9を介して前記マーカ部材4に結合さ
せたものであり、ハンドル2を回動操作し、規定トルク
で締め付け操作が完了する度毎に作業員が操作部材7を
手で摘んで下方に押し上げ、ボルト頭部(図示せず)に
チェックマークを付するようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
トルクマーク機能付きトルクレンチにおいては次のよう
な少なくとも2つの問題点があった。第1の問題点は、
トルク締め作業と係る確認作業とを個々に行うためにト
ルクのかけ忘れが起こる可能性があったことである。そ
の原因として、トルク掛け作業者がトルクを掛けていな
いにも関わらず、係る作業者が誤認してボルトにマーキ
ングしてしまう可能性があったことが挙げられる。ま
た、これはボルトの数が多いほど起こる可能性が高くな
る。
【0004】第2の問題点は、係るトルク締め作業が作
業時間を非常に有することである。その原因として、ト
ルク掛け作業とボルトへのマークとを個々に行っていた
という第1の問題点から及ぶものが大きいと考えられ
る。また、ボルトの締め忘れを防止するために、トルク
掛けと確認(マーキング)とを同時に行う際には、トル
ク掛け作業者とトルク掛け確認者との少なくとも2人の
作業者が必要であったことにもよる。
【0005】本発明は、以上の従来技術における問題に
鑑みてなされたものであり、簡便かつ確実にトルクマー
ク作業を行うことが可能なトルクマーク機能付きトルク
レンチを提供することが目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に提供する本願第一の発明に係るトルクマーク機能付き
トルクレンチは、ハンドルがグリップ部とヘッド部とに
分割され、前記軸部外周に設けられた円環状の可動部の
下部にマーキング部が設けられ、前記グリップ部に先端
が鈎状をなすアームが接続され、係るアーム先端が、前
記可動部の上端面に設けられた凹部の底面に接してなる
ことを特徴とする。
【0007】ハンドルがグリップ部とヘッド部とに分割
され、前記軸部外周に設けられた円環状の可動部の下部
にマーキング部が設けられ、前記グリップ部に先端が鈎
状をなすアームが設けられ、係るアーム先端が、前記可
動部の上端面に設けられた凹部の底面に接してなること
により、ボルト締め作業が、設定したトルクに達したと
きに、ハンドルがグリップ部とヘッド部とに折曲し、係
るグリップ部に設けられたアームの先端は、接していた
凹部から可動部の外周方向へ滑るように移動し、可動部
は軸本体に対して摺動する。従って、係る可動部の下端
に設けられたマーキング部がボルトの頭頂部に当接する
ことによりトルク作業を施したボルトに対して確実なマ
ーキングが簡便に成される。
【0008】前記課題を解決するために提供する本願第
二の発明に係るトルクマーク機能付きトルクレンチは、
前記アーム先端が、前記凹部に係合するように設置され
たことを特徴とする。
【0009】アーム先端が凹部に係合するように設置さ
れたことにより、アーム先端と凹部底面とがただ接して
いるよりも、可動部の上端部に対するアームの付勢がよ
りスムーズとなる。
【0010】前記課題を解決するために提供する本願第
三の発明に係るトルクマーク機能付きトルクレンチは、
前記可動部の上端面に形成された凹部が係る可動部上端
面全体に及ぶことを特徴とする。
【0011】可動部の上端面に形成された凹部が係る可
動部の上端面全体に及ぶことにより、例えば可動部の上
端面がすり鉢状に形成されることで、可動部の上端面に
対するアームは、衝撃の少ないスムーズな付勢が可能と
なる。
【0012】前記課題を解決するために提供する本願第
四の発明に係るトルクマーク機能付きトルクレンチは、
軸部と可動部との間に可動部をヘッド部方向に付勢する
弾性体が設けられていることを特徴とする。
【0013】軸部と可動部との間に可動部をヘッド部方
向に付勢する弾性体が設けられていることにより、ボル
トへマーキングした後、自動的に可動部を初期位置に戻
す役目だけでなく、アームが可動部に対してする付勢を
緩和する効果をも奏する。
【0014】前記課題を解決するために提供する本願第
五の発明に係るトルクマーク機能付きトルクレンチは、
前記アームと前記ハンドルとの接続位置が、ハンドル基
端近傍であることを特徴とする。
【0015】アームとハンドルとの接続位置がハンドル
基端近傍であることにより、アームが可動部により大き
な付勢を与えることが可能となる。
【0016】前記課題を解決するために提供する本願第
六の発明に係るトルクマーク機能付きトルクレンチは、
前記凹部が前記可動部の上端面に向けて開の方向に傾斜
するテーパ面を有することを特徴とする。
【0017】前記凹部が前記可動部の上端面に向けて開
の方向に傾斜するテーパ面を有することにより、ボルト
に、設定されたトルクが掛かったときに、アームがスム
ーズに移動し、かつ可動部に対する付勢も緩やかなもの
となる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照にしながら本発
明に係るトルクマーク機能付きトルクレンチの一実施の
形態を説明する。図1に示すように、本発明に係るトル
クマーク機能付きトルクレンチ1は、ハンドル2と軸部
3とアーム103より構成される。ハンドル2は、グリ
ップ部101とヘッド部102とに分割されており、接
続部110において前記グリップ部101とヘッド部1
02とが接続されている。また、軸部3は、軸ヘッド部
3a、軸本体部3b及びソケット部3cより構成されて
いる。
【0019】前記軸ヘッド部3aは円柱形状を成してお
り、その外周囲にベアリング機構を有する部材(図示せ
ず)を設けることによって、軸ヘッド部3a自体が回動
する態様で前記ヘッド部102と垂直に接続されてい
る。また、前記軸本体部3bも前記軸ヘッド部3aと同
様に円柱状を成しており、前記軸ヘッド部3aと軸心方
向を一致させた態様で接続されている。また、軸本体部
3b外周には、円環形状を成す可動部106が、弾性体
107を介して前記軸本体部3bに対して軸心方向に摺
動する態様で設けられている。
【0020】可動部106上面には、係る上面に向けて
開の方向に傾斜するテーパ面を有した凹部105が設け
られている。また、可動部106下面において、先端部
を締めるべきボルト51の規格に嵌合するように加工さ
れたソケット部3cが前記軸本体部3bと軸心方向を一
致させた態様で接続され、その外周辺には、先端にイン
ク等を染み込ませた円柱状のマーキング部4が前記可動
部106と軸心方向を一致させた態様で接続されてい
る。尚、前述の軸ヘッド部3a、軸本体部3b及びソケ
ット部3cが一体形成され、それぞれの軸心が一致して
いても良い。また、図1(b)に示すようにアーム10
3の動きを妨げずに、係るアーム103の強度を補うガ
イド部109をヘッド部102に設置しても良いし、ア
ーム103とヘッド部102とが接するようにアーム1
03又はヘッド部102の形状を変えても良い。さら
に、前記グリップ部101には、先端を鋸形状に加工し
たアーム103が一体に形成され、アームの先端の鈎部
104は、前記凹部105に係合する形状を成してい
る。
【0020】次に、本発明に係るトルクマーク機能付き
トルクレンチの一実施の形態の動作について、図面を参
照して説明する。図1(a)は、締めるべきボルト51
に未だトルクを掛けていない状態を示す図である。但
し、締めるべきボルトに対してトルクを設定するための
部材については図示しない。図1(a)に示すように、
アーム103先端の鈎部104は可動部106上面の凹
部105に嵌合した状態にある。すなわち、設定トルク
に達しないのボルト締め作業においては、マーキング部
4は締めるべきボルト51とは接してない状態にある。
【0021】トルクマーク機能付きトルクレンチ1のハ
ンドル部2を回動させることによってボルト締め作業が
進み、ボルトを締めるトルクが設定トルクに達したと
き、係るハンドル部2は、接続部110において、グリ
ップ部101とヘッド部102とが折曲して音又は手応
えが発生する。このときの状態を図1(c)に示す。図
1(c)において、アーム103がグリップ部101に
接続されていることから、係るアーム103は前記グリ
ップ部101の基端方向へ引っ張られ、アーム103の
先端に設けられた鈎部104には可動部の上端面におけ
る外周方向への力が掛かる。それにより、係合していた
凹部105からはずれる。前記鈎部104が前記凹部1
05からはずれることにより、係る鈎部104は可動部
106を軸本体部3bに対して下方へ摺動させる。可動
部106が下方へ摺動することによって、係る可動部下
面に設けられたマーキング部4の先端のゴム印がボルト
51の頭頂部にインクを付着させる。
【0022】以上の動作によって、設定トルクをボルト
に掛けると同時にマーキングが可能となり、前記折曲し
たハンドル部2を元の直線状に戻すと前記鈎部104は
前記凹部と再び嵌合し、可動部106は弾性体107に
よって引き上げられ、マーキング部4と共に元の位置に
戻る。
【0023】また、図2に示すように、グリップ部10
1の基端に設けた接続部111において、グリップ部1
01とアーム103とを接続することも可能であり、さ
らに滑らかで確実なマーキングが可能となる。
【0024】
【発明の効果】本発明に係るトルクマーク機能付きトル
クレンチの構造によって奏する効果は、第1に、設定さ
れたトルクがボルトに掛かると同時にマーキングが成さ
れるのでマークの有無によってトルクの掛け忘れやトル
クを掛けていないのにマーキングをしてしまうようなミ
スを防ぐことが容易に判別できる。第2に、トルク掛け
作業の完了をマーキングと同時に行えることで作業時間
の短縮及び円滑な流れ作業を妨げないといった効果であ
る。
【0025】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るトルクマーク機能付きトルクレン
チの一実施の形態における構成を示す図である。
【図2】本発明に係るトルクマーク機能付きトルクレン
チの他の実施の形態における構成を示す図である。
【図3】従来におけるトルクマーク機能付きトルクレン
チの構成を示す図である。
【符号の説明】
1.トルクマーク機能付きトルクレンチ 2.ハンドル 3.軸部 3a.軸ヘッド部 3b.軸本体部 3c.ソケット部 4.マーキング部 5.ボルト受け口 6.バネ 7.操作部材 8.長穴 9.ピン 51.ボルト 101.グリップ部 102.ヘッド部 103.アーム 104.鈎部 105.凹部 106.可動部 107.弾性体 108.弾性体受け部 110.接続部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボルトに係合するソケット部を有し、係る
    ソケット部を端部に設けた軸部と、係る軸部にトルクを
    伝達するハンドルを有し、そのトルクが規定トルクに到
    達したときにハンドルが前記軸部に対して遊びを発生さ
    せると共に、前記ボルトにマーキングする機構を有する
    トルクマーク機能付きトルクレンチにおいて、前記ハン
    ドルがグリップ部とヘッド部とに分割され、前記軸部外
    周に設けられた円環状の可動部の下部にマーキング部が
    設けられ、前記グリップ部に先端が鈎状をなすアームが
    接続され、係るアーム先端が、前記可動部の上端面に設
    けられた凹部の底面に接してなることを特徴とするトル
    クマーク機能付きトルクレンチ。
  2. 【請求項2】前記アーム先端が、前記凹部に係合するよ
    うに設置されたことを特徴とする請求項1に記載のトル
    クマーク機能付きトルクレンチ。
  3. 【請求項3】前記可動部の上端面に形成された凹部が係
    る可動部上端面全体に及ぶことを特徴とする請求項1又
    は請求項2に記載のトルクマーク機能付きトルクレン
    チ。
  4. 【請求項4】前記軸部と可動部との間に可動部をヘッド
    部方向に付勢する弾性体が設けられていることを特徴と
    する請求項1乃至請求項3の何れか一に記載のトルクマ
    ーク機能付きトルクレンチ
  5. 【請求項5】前記アームと前記ハンドルとの接続位置
    が、ハンドル基端近傍であることを特徴とする請求項1
    乃至請求項4の何れか一に記載のトルクマーク機能付き
    トルクレンチ。
  6. 【請求項6】前記凹部が前記可動部上端面に向けて開の
    方向に傾斜するテーパ面を有することを特徴とする請求
    項1乃至請求項5の何れか一に記載のトルクマーク機能
    付きトルクレンチ。
JP10343031A 1998-12-02 1998-12-02 トルクマーク機能付きトルクレンチ Pending JP2000158356A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101026449B1 (ko) * 2008-08-13 2011-04-07 김부현 마킹장치가 구비된 소켓
CN106112900A (zh) * 2016-08-31 2016-11-16 广西玉柴机器股份有限公司 一种自动标记内六角螺栓拧紧工装

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