JPH07203987A - ラベリング方法 - Google Patents

ラベリング方法

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JPH07203987A
JPH07203987A JP32011694A JP32011694A JPH07203987A JP H07203987 A JPH07203987 A JP H07203987A JP 32011694 A JP32011694 A JP 32011694A JP 32011694 A JP32011694 A JP 32011694A JP H07203987 A JPH07203987 A JP H07203987A
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JP
Japan
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enzyme molecule
fragment
binder
enzyme
article
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Application number
JP32011694A
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English (en)
Inventor
Ramadan Arbi Abuknesha
アービー アブクネシャ ラマダン
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BAE Systems Electronics Ltd
Original Assignee
GEC Marconi Ltd
Marconi Co Ltd
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N33/00Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
    • G01N33/48Biological material, e.g. blood, urine; Haemocytometers
    • G01N33/50Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing
    • G01N33/53Immunoassay; Biospecific binding assay; Materials therefor
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12QMEASURING OR TESTING PROCESSES INVOLVING ENZYMES, NUCLEIC ACIDS OR MICROORGANISMS; COMPOSITIONS OR TEST PAPERS THEREFOR; PROCESSES OF PREPARING SUCH COMPOSITIONS; CONDITION-RESPONSIVE CONTROL IN MICROBIOLOGICAL OR ENZYMOLOGICAL PROCESSES
    • C12Q1/00Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 物質又は物品の特定する方法を提供する。 【構成】 物質又は物品を、酵素分子、酵素分子の断
片、酵素分子のためのバインダー、又は酵素分子の断片
のためのバインダーに供し、そして酵素分子、酵素分子
の断片、酵素分子のためのバインダー、又は酵素分子の
断片のためのバインダーの存在又は不存在を確認する検
出工程を行うことを含む、物質又は物品を特定する方
法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、物質又は物品のラベリ
ングに関するものであり、前記物質又は物品を特定する
ための物質又は物品のラベリングにその応用が見出され
る。
【0002】
【課題を解決するための手段】本発明の1つの側面によ
れば、物質又は物品のラベリングに用いるのに適する方
法であって、物質又は物品を、酵素分子、酵素分子の断
片、酵素分子のためのバインダー、又は酵素分子の断片
のためのバインダーに供することを含む方法が提供され
る。本発明の更なる側面によれば、物質又は物品を特定
するのに用いるのに適する方法であって、物質又は物品
を、酵素分子、酵素分子の断片、酵素分子のためのバイ
ンダー、又は酵素分子の断片のためのバインダーに供
し、そして酵素分子、酵素分子の断片、酵素分子のため
のバインダー、又は酵素分子の断片のためのバインダー
の存在又は不存在を確認する検出工程を行うことを含む
方法が提供される。例として、本発明は、物質又は物品
のラベリングにその応用が見出される。本発明によれ
ば、ラベルは、酵素分子、酵素分子の断片、酵素分子の
ためのバインダー、又は酵素分子の断片のためのバイン
ダーであってもよいことが理解されるべきである。
【0003】本発明の更なる側面によれば、物質又は物
品を特定するのに適する方法であって、酵素分子、酵素
分子の断片、酵素分子のためのバインダー、又は酵素分
子の断片のためのバインダーの存在又は不存在を確認す
る検出工程を行うことを含む方法が提供される。例とし
て、本発明のすぐ前に側面による、酵素分子、酵素分子
の断片、酵素分子のためのバインダー、又は酵素分子の
断片のためのバインダーを、それらの1又は複数がラベ
ルであってもよいという意味において、例えば、“選
択”できることが理解されるべきである。酵素分子に対
する抗体が酵素分子のためのバインダーであること、及
び酵素分子の断片に対する抗体が酵素分子の断片のため
のバインダーであることが分かるであろう。また、酵素
分子とそのバインダーが特異的結合パートナーであると
考慮れること、及び酵素分子の断片とそのバインダーが
特異的結合パートナーであると考慮されることも分かる
であろう。
【0004】多くの酵素分子及び酵素分子の断片が利用
可能である。例として、あらゆる適する酵素分子、酵素
分子の断片、酵素分子のためのバインダー、又は酵素分
子の断片のためのバインダーを本発明に従って用いるこ
とができる。アルカリ性ホスファターゼ及びホースラデ
ィッシュペルオキシダーゼは、本発明により応用を見出
すことのできる酵素分子の例である。アルカリ性ホスフ
ァターゼに対する抗体及びホースラディッシュペルオキ
シダーゼに対する抗体は、本発明により応用を見出すこ
とのできるバインダーの例である。例えば、酵素分子及
び酵素分子の断片は、それらのそれぞれのバインダー
(抗体)に結合したときにより安定であることができる
ということに留意すべきである(例えば、許容し難い変
化を受けにくい)。かくして、例えば、ある場合には、
酵素分子のバインダーに結合した酵素分子又は酵素分子
の断片のためのバインダーに結合した酵素分子の断片を
有する物質又は物品を提供するのが有利であり得る。と
いうのは、結合した酵素分子又は結合した酵素分子の断
片は、未結合型よりも(例えば、加工及び貯蔵に対し
て)安定であり得るからである。
【0005】そのバインダーに結合した酵素分子又はそ
のバインダーに結合した酵素分子の断片の検出は、例え
ば、酵素学的に行うことができる。従って、例えば、こ
の明細書においては、その前後から判断して“酵素分
子”は酵素分子それ自体を示すことができ、又は酵素分
子に特異的なバインダー(抗体)と結合した酵素分子を
示すことができ、そして“酵素分子の断片”は、酵素分
子の断片それ自体を示すことができ、又は酵素分子の断
片に特異的なバインダー(抗体)と結合した酵素分子の
断片を示すことができる。本発明によれば、あらゆる適
するやり方で物質又は物品にラベルを供することがで
き、そのラベルは酵素分子、酵素分子の断片、酵素分子
のためのバインダー、又は酵素分子の断片のためのバイ
ンダーであってもよい。かくして、例えば、物質が液体
の如き流体である場合は、ラベルをその流体と混合する
ことによって流体中に導入することができる。更なる例
として、物質がペースト又は固体(例えば、化学製品)
である場合は、そのペースト又は固体の製造中にラベル
を導入することができる。かくして、例えば、酵素分
子、酵素分子の断片、酵素分子のためのバインダー、又
は酵素分子の断片のためのバインダーを含むラベルを物
質に導入することができる。
【0006】物品にラベルを供する場合は、あらゆる適
するやり方で(例えば、物品への適用により)ラベルを
供することができる。かくして、例えば、酵素分子、酵
素分子の断片、酵素分子のためのバインダー、又は酵素
分子の断片のためのバインダーをあらゆる適するやり方
で物品に適用することができる。例として、物品に適用
するために、ラベルを組成物の中に組み入れることがで
きる。組成物は、例えば、適する手段によって物品に適
用するためのインク、インク媒質、インク組成物、又は
塗料組成物であってもよい。かくして、例えば、酵素分
子、酵素分子の断片、酵素分子のためのバインダー、又
は酵素分子の断片のためのバインダーを含むラベルを、
物品への適用に適するインク、インク媒質、インク組成
物、塗料組成物の中に組み入れることができる。このイ
ンク又はインク媒質は、例えば、見えないインク、見え
ないインク媒質又は見えないインク組成物であってもよ
い。
【0007】本発明の更なる側面によれば、酵素分子、
酵素分子の断片、酵素分子のためのバインダー、又は酵
素分子の断片のためのバインダーを含む組成物が提供さ
れる。この組成物は、例えば、酵素分子、酵素分子の断
片、酵素分子のためのバインダー、又は酵素分子の断片
のためのバインダーを含むインク組成物であってもよ
い。組成物の構成成分は、ラベルと組成物の他の構成成
分の間に、組成物の特性に許容できない劣化をもたらす
ような許容できない干渉がないように選べることが分か
るであろう。また、組成物の構成成分は、ラベルの特性
に許容できない劣化をもたらさないものであることがで
きる。また、ラベルは、物品への適用後も及び物品が遭
遇しそうな条件(例えば、船積み及び/又は貯蔵)に物
品を曝した後も依然として検出できるようなものである
ことができる。本発明は、ラベルの性質が許可されてい
ない人に知られないようなやり方で物質又は物品にラベ
ルを供するのに用いることができることが理解されるべ
きである。また、供したラベルの量を許可されていない
人に知られないようにアレンジすることもできる。所望
により、ラベルの存在が許可されていない人に知られな
いようにアレンジすることもできる。物品にラベルを付
する場合、ラベルの位置が許可されていない人に知られ
ないようにアレンジすることができる。
【0008】ラベルの性質は必須のスタッフによって知
られる必要があるだけであると理解されるべきである。
というのは、物質又は物品にラベルを供することに関与
するスタッフ、品質管理試験に関与するスタッフ、特定
のラベルが存在するか否かを見るために試験を行うこと
に関与する個人のいずれも、必ずしもラベルの性質を知
ることを要しないからである(というのは、試験試薬
は、例えば、整理コードによる以外は特定されることを
必要としないからである)。
【0009】本発明によれば、あらゆる適する濃度で、
物質又は物品に、酵素分子、酵素分子の断片、酵素分子
のためのバインダー、又は酵素分子の断片のためのバイ
ンダーを含むラベルを供することができる。適する濃度
は、例えば、存在するラベルの量が、許可されていない
人が“慣用的”方法(例えば、クロマトグラフィーの如
き化学的物理的方法)でそのラベルを特定するのを困難
に又は実質的に不可能にするような濃度であるが、使用
するラベルの量を、許可された人による許可された検出
試薬を用いる検出が十分容易であるような濃度すること
ができる。例として、物質又は物品のラベリングに用い
るのに適する組成物は、0.1〜80,000μg/lの濃
度のラベルを含有することができる。
【0010】本発明は、例えば、あらゆる適当な目的の
ラベリングにその応用を見出すことができる。かくし
て、例えば、物質又は物品を特定してその物質又は物品
が真正であることを証明できるように、ラベリングを行
うことができる。かくして、例えば、本発明は、真正な
物質又は真正な物品を偽物の物質又は偽物の物品から区
別する目的で、物質又は物品を特定することにその応用
を見出すことができる。更なる例として、本発明は、物
質又は物品の移動(例えば、チェーン又はネットワーク
内での移動)を追跡する目的で、物質又は物品を特定す
ることにその応用を見出すことができる。かくして、例
えば、チェーン又はネットワーク内での配送の実施を追
跡する目的で、物質又は物品の移動を追跡することがで
き、又は、例えば、商品の転換を探り当てる目的で、物
質又は物品の移動を(例えば、販売チェーン又はネット
ワークにおける中間物質によって)追跡するすることが
できる。
【0011】本発明は、例えば、あらゆる適当な物質又
は物品のラベリングにその応用を見出すことができる。
“ラベリング”は“タッギング (tagging)”であるとも
考慮され、そして“ラベル”は“タッグ (tag)”とも考
慮される。ラベルを付することが望まれる物質は、例え
ば、あるゆる適する物質(例えば、固体、液体又はある
ゆる適する物質)であってもよい。ラベルを付すること
が望まれる物品は、例えば、あるゆる適する物品であっ
てもよい。この明細書において“物品”という用語は
“品物”を包含するものと理解されるべきである。かく
して、あるゆる適する物品又は品物にラベルを付するこ
とができる。本発明は、例えば、ラベリングが適するか
又は適するようにできる物ならどのような物のラベリン
グにも、又はラベリングが適するか又は適するようにで
きる事柄ならどのような事柄のラベリングにも、その応
用を見出せることが分かるであろう。かくして、例え
ば、この明細書で用いる“物質又は物品”は、ラベリン
グが適するか又は適するようにできる物ならどのような
物も及びラベリングが適するか又は適するようにできる
事柄ならどのような事柄も包含するものと解釈すること
ができる。
【0012】選んだ物質又は選んだ物品に選択した1又
は複数のラベルを供することによって、例えば、その選
択した1又は複数のラベルを検出する試験を行うことに
よって、その物質又は物品を他の物質又は物品と区別す
ることが可能であることが分かるであろう。かくして、
例えば、選択した1又は複数のラベルの存在が、試験さ
れる物質又は物品がその選んだ物質又は選んだ物品であ
ることを示すことができ、一方かかる選択した1又は複
数のラベルの不存在が、物質又は物品がその選んだ物質
又は選んだ物品ではないことを示すことができる。ラベ
ルを付することができる物質及び物品の例は、香水、銀
行券、工芸品、換金可能文書、流行衣料品、携帯時計、
電気製品、書籍、パスポート、医薬品、あらゆる高級品
(例えば、贅沢品)、あらゆる大容積販売品、一流高級
品、化学配合物、肉及び肉製品(例えば、清浄な肉及び
食品)、及び種々の商品の包装である。
【0013】本発明は、例えば、偽造品、許可されてい
ないコピー及びインチキ商品の詐欺的販売を抑制するこ
とを狙ったやり方の物質又は物品のラベリングに、その
応用を見出せることを理解すべきである。かかるラベリ
ングは、例えば、真正な製造業者がその製造業者によっ
て製造された物質又は物品を確実に特定できるように及
びそのような物質又は物品を真正でない物質又は物品と
区別できるように用いることができる。これは、所与の
市場において真正でない物質又は物品の存在によって起
こり得る収入減を抑制しようと努める真正な製造業者に
その可能性を与えるものである。例えば、製造業者は、
彼らにより供給されたものではない彼らのブランド名及
び/又は包装を有する物質又は物品を発見することがで
きるかも知れない。所望により、本発明を、例えば、バ
ッチ番号及び/又は“ベスト・ビフォア (best befor
e)”日を表示するために物質又は物品にラベルを付する
のに用いてもよい。例として、あるゆる適する配置でラ
ベルを品物に適用してもよい。かくして、例えば、酵素
分子、酵素分子の断片、酵素分子のためのバインダー、
又は酵素分子の断片のためのバインダーを含むラベルを
含有する組成物(例えば、インク)を所望の一組の印
(例えば、数字、文字、形象又はデザイン)の形で物品
に適用することができる。
【0014】本発明による物質及び物品のラベリング
は、例として、次のように行うことができる。(a) ラ
ベルをインク又はインクビヒクル組成物(例えば、0.1
〜80,000μg/l)と混合し、そして物品上に直接
に印刷するか、(b) ラベルの溶液(例えば、水中又は
水/有機溶媒混合液中の溶液)を物品に直接に適用する
か、(c) 物品の一部分をラベルの溶液に浸してラベル
をその物品に付着(例えば、吸着)させるか、又は(d)
ラベルを物品又は包装で用いる着色料又は塗料と混合
するか、(e) ラベルを化学品(例えば、医薬品、塗
料、食品等)の溶液又は配合物に直接に添加するか、
(f) ラベルを後で札又は紙を物品に付着するのに用い
る接着質と混合するか、
【0015】(g) 商品に添付する証明書に(例えば、
印刷の間に)印を付けるか、(h) インクビヒクル組成
物を物品に適用し、そのインクビヒクル組成物を(例え
ば、乾燥により)処理してしっかりと付着した疎水性層
を形成し、そしてその疎水性層に(溶液中又は懸濁液中
の)ラベルを適用しラベルがその層に(例えば、吸着に
より)会合できるようにし、そして(例えば、乾燥によ
り)処理して物品上にラベルを供するか、(i) インク
ビヒクル組成物の成分を(例えば、過ヨウ素酸酸化によ
り)活性化して、ラベルが共有結合で結合できる反応性
部位を供給し、そのインクビヒクル組成物を物品に適用
し、そのインク組成物を(例えば、乾燥により)処理し
てしっかりと付着した層を形成し、そしてラベルが共有
結合によってその層に付着するようにラベルをその層に
導入するか、又は(j) インクビヒクル組成物を物品に
適用し、そのインク組成物を(例えば、乾燥により)処
理してしっかりと付着した層を形成し、その層を(例え
ば、過ヨウ素酸酸化により)活性化して、ラベルがその
層に付着できるようラベルが共有結合で結合できる反応
性部位をその上に生じさせ、そしてラベルをその層に導
入して共有結合によりラベルをその層に付着させる。
【0016】すぐ前に (a)〜(j) に記載したラベルは、
酵素分子、酵素分子の断片、酵素分子のためのバインダ
ー、又は酵素分子の断片のためのバインダーを含むこと
ができることが分かるであろう。本発明によれば、酵素
分子、酵素分子の断片、酵素分子のためのバインダー、
又は酵素分子の断片のためのバインダーを、あらゆる適
するやり方で検出することができる。例として、酵素分
子、酵素分子の断片、酵素分子のためのバインダー、又
は酵素分子の断片のためのバインダーを(例えば、物品
に付着したままで)in situで検出することができる。
【0017】別の例として、酵素分子、酵素分子の断
片、酵素分子のためのバインダー、又は酵素分子の断片
のためのバインダーを物質又は物品から回収して検出に
付することもできる。かくして、例えば、酵素分子、酵
素分子の断片、酵素分子のためのバインダー、又は酵素
分子の断片のためのバインダーを(例えば、物品に付着
したままで)in situ で検出に付することも、また別
に、物質又は物品から(例えば、適する方法による抽出
により)回収して検出に付することもできる。酵素分
子、酵素分子の断片、酵素分子のためのバインダー、又
は酵素分子の断片のためのバインダーであるラベルの回
収は、あらゆる適するやり方で行うことができる。例え
ば、そのようなラベルを液体から回収しようとする場合
には、その液体を留去して残渣を残し、その残渣を適当
な液体媒質(例えば、緩衝溶液)で処理して液体サンプ
ルを得、それを検出に付してもよい。
【0018】更なる例として、ラベルを液体ではない物
質から回収しようとする場合には、その物質を溶解する
か又は他の方法で処理してラベルを含有する液体を得、
次いでその液体を検出に付するか又はすぐ前に記載した
ように留去及び液体媒質での処理によって処理して液体
サンプルを得、それを検出に付してもよい。更なる例と
して、ラベルを物品から抽出して(例えば、ラベルを含
有する液体を得て)、あらゆる適するやり方で検出に付
してもよい。例として、酵素的に活性な試料の回収にお
いて溶媒抽出が適用できない場合があり得る。しかしな
がら、溶媒抽出が適用できる場合には、抽出後に溶媒を
除いて適当な緩衝液(例えば、pH7.4のPBSの如き
イムノアッセイ用緩衝液)を添加してもよい。検出され
るラベルに適切であるようなあらゆる溶媒又は溶媒系を
選べることが分かるであろう。かくして、例えば、溶媒
又は溶媒系を、その使用が許容できないラベルの変化を
起こさないように選ぶことができる。
【0019】酵素分子、酵素分子の断片、酵素分子のた
めのバインダー、又は酵素分子の断片のためのバインダ
ーを回収(例えば、抽出)した場合は、あらゆる適する
やり方でそれを固定化して(例えば、特異的タンパク質
結合アッセイ(例えば、イムノアッセイ操作)により又
はあらゆる他の適する検出操作(例えば、酵素学的方
法)により)検出ができるようにすることができる。か
くして、例えば、非特異的な化学的方法を用いて、酵素
分子、酵素分子の断片、酵素分子のためのバインダー、
又は酵素分子の断片のためのバインダーを適する支持材
料(例えば、ニトロセルロースペーパー)上に固定化す
ることができる。例えば、酵素分子、酵素分子の断片、
酵素分子のためのバインダー、又は酵素分子の断片のた
めのバインダーを回収(但し、適する液体媒質(例え
ば、緩衝溶液)中に)し、そして酵素分子、酵素分子の
断片、酵素分子のためのバインダー、又は酵素分子の断
片のためのバインダーを適する支持材料上に非特異的化
学的方法によって固定化することができる。
【0020】別の例として、酵素分子、酵素分子の断
片、酵素分子のためのバインダー、又は酵素分子の断片
のためのバインダーを回収し(但し、適する液体媒質
(例えば、緩衝溶液)中に)、次いで酵素分子、酵素分
子の断片、酵素分子のためのバインダー、又は酵素分子
の断片のためのバインダーを適する支持材料(例えば、
ポリスチレン)上に非特異的吸着によって固定化するこ
とができる。更なる例として、特異的相互作用(例え
ば、特異的結合)を用いて、回収した酵素分子、酵素分
子の断片、酵素分子のためのバインダー、又は酵素分子
の断片のためのバインダーを固定化してもよい。かくし
て、例えば、酵素分子のための特異的反応パートナー
(抗体)又は酵素分子の断片のための特異的反応パート
ナー(抗体)を用いて、対応する酵素分子又は酵素分子
の断片との特異的相互作用を用いることによって、支持
材料への付着を行うことができる。例えば、酵素分子の
ためのバインダー(抗体)又は酵素分子の断片のための
バインダー(抗体)を用いて、酵素分子又は酵素分子の
断片の支持材料上への固定化を行ってもよい。
【0021】別の例として、酵素分子を用いてバインダ
ー(酵素分子に対する抗体)の支持材料への付着を行っ
ても、又は酵素分子の断片を用いてバインダー(酵素分
子の断片に対する抗体)の支持材料への付着を行っても
よい。例えば、酵素分子又は酵素分子の断片を用いて、
酵素分子のためのバインダー(抗体)又は酵素分子の断
片のためのバインダー(抗体)の支持材料への固定化を
行ってもよい。あらゆる便利なやり方で、酵素分子のた
めのバインダー、酵素分子の断片のためのバインダー、
酵素分子、又は酵素分子の断片を用いて、それぞれ酵素
分子、酵素分子の断片、酵素分子のためのバインダー、
又は酵素分子の断片のためのバインダーの固定化を行っ
てもよい。かくして、例えば、酵素分子のためのバイン
ダー、酵素分子の断片のためのバインダー、酵素分子、
又は酵素分子の断片を、それぞれが酵素分子、酵素分子
の断片、酵素分子のためのバインダー、又は酵素分子の
断片のためのバインダーとの特異的相互作用を受ける前
又は後に支持材料に会合させることができる。
【0022】酵素分子のためのバインダー、酵素分子の
断片のためのバインダー、酵素分子、又は酵素分子の断
片を、直接に支持材料に(例えば、共有結合により)会
合させても、(例えば、本来特異的又は非特異的な)他
の種及び結合を介して間接に支持材料に会合させてもよ
い。かくして、例えば、バインダーである反応パートナ
ーを、この反応パートナーのバインダーである第2バイ
ンダー(抗体)によって支持材料に連結することができ
る。この構成では、第2バインダーをあらゆる好都合な
やり方で及びあらゆる好都合なときに支持材料に付着さ
せることができ、第2バインダーは反応パートナーが酵
素分子又は酵素分子の断片と特異的相互作用を受ける前
又は受けた後にその反応パートナーとの特異的結合を受
けることができる。別の例として、酵素分子のためのバ
インダー、酵素分子の断片のためのバインダー、酵素分
子、又は酵素分子の断片を、補助バインダー又は補助リ
ガンド系により(例えば、更なるリガンド−バインダー
系により)、(酵素分子、酵素分子の断片、酵素分子の
ためのバインダー、又は酵素分子の断片のためのバイン
ダーとの反応の前又は後に)支持材料に会合できるよう
にアレンジすることができる。
【0023】酵素分子、酵素分子の断片、酵素分子のた
めのバインダー、又は酵素分子の断片のためのバインダ
ーを支持材料上に固定したら、免疫学分野又は非免疫学
分野において知られているものの如きあらゆる適する方
法で、それを検出することができる。かくして、例え
ば、適する酵素分子のためのバインダー、酵素分子の断
片のためのバインダー、酵素分子、又は酵素分子の断片
であって、検出可能なシグナルを発することができるト
レーサー種と会合できるようにアレンジされた酵素分子
のためのバインダー、酵素分子の断片のためのバインダ
ー、酵素分子、又は酵素分子の断片を用いることができ
る。例として、本発明に従い、所望により、あらゆるト
レーサー種を用いることができる。かかるトレーサー種
の例は、酵素、蛍光化合物、化学発光性化合物、生物発
光性化合物、放射性同位元素及び染料である。トレーサ
ー種からのシグナルは、例えば、あらゆる適する化学的
若しくは生化学的方法により又はあらゆる適するやり方
で測定することができる。
【0024】更なる例として、ラベルを含有する液体又
は液体サンプルを、適する固体表面上に液体又は液体サ
ンプルの薄膜を形成しそしてこの膜を乾燥してその固体
表面上に検出に付される試料の薄層を形成することによ
り、検出に付することができる。固体表面は、例えば、
顕微鏡用ガラススライド、ガラス棒又はペトリ皿であっ
てもよい。固体表面が適当な形状(例えば、顕微鏡用ス
ライド又はガラス棒)である場合は、その固体表面を液
体又は液体サンプル中に浸漬することによって液体又は
液体サンプルの薄膜をその上に形成することができる。
すぐ前に記載したようにして得ることができる適当な固
体表面上の試料の薄層を、例えば、特定用試薬を添加す
ることによって又はあらゆる適する方法(例えば、アッ
セイ法又は酵素学的方法)によって、あるゆる適するや
り方で検出に付することができる。更なる例として、液
体又は液体サンプルに適当な特定用試薬を添加すること
によって液体又は液体サンプル中のラベルを検出するこ
とができる。
【0025】酵素分子、酵素分子の断片、酵素分子のた
めのバインダー、又は酵素分子の断片のためのバインダ
ーの in situ での検出は、あらゆる適する操作、例え
ば、免疫学分野又は非免疫学タンパク質結合分野におい
て知られている操作を用いて行うことができる。in sit
u 操作においては、物品自体が検出操作における支持材
料として働けることが分かるであろう。例として、酵素
分子、酵素分子の断片、酵素分子のためのバインダー、
又は酵素分子の断片のためのバインダーの in situ 検
出は、適するトレーサー種と会合していてもよい酵素分
子のためのバインダー、酵素分子の断片のためのバイン
ダー、酵素分子、又は酵素分子の断片を用いて行うこと
ができる。例えば、トレーサー種は、in situ で検出し
てもよい。酵素分子、酵素分子の断片、酵素分子のため
のバインダー、又は酵素分子の断片のためのバインダー
は、例えば、あらゆる適する形態のアッセイで検出して
もよい。1つの形態のアッセイにおいては、非競合的サ
ンドイッチアッセイ構成を(例えば、酵素分子又は酵素
分子の断片の回収後に)用いることができる。
【0026】かくして、例えば、酵素分子又は酵素分子
の断片に対する抗体(例えば、支持材料に付着するか又
は付着できる抗体)を、酵素分子又は酵素分子の断片を
支持材料及び酵素分子又は酵素分子の断片に対する、酵
素分子又は酵素分子の断片の検出を容易にするために用
いることができる他の抗体(更にトレーサー種と直接又
は間接に会合していてもよい)に付着させるために用い
ることができる。その後、所望により、その抗体を変性
してもよく、そして更なる(例えば、競合)アッセイに
用いるために回収した酵素分子又は酵素分子の断片は、
非競合アッセイの結果を確認するために用いてもよい。
所与のサンプルについて1種を超えるアッセイを行える
可能性があるということは、アッセイの結果を確認して
結果の信頼性を向上させるという点である利益をもたら
し得ることが分かるであろう。たとえ酵素分子又は酵素
分子の断片が、例えば、物質又は物品に導入されること
によって変性されるとしても、たとえそれらの酵素活性
の一部又は全部が失われたとしても、かかる酵素分子又
は酵素分子の断片は、依然として検出可能であることが
前述の記載から分かるであろう。
【0027】かくして、例えば、変性した酵素分子又は
酵素分子の断片は、完全な活性酵素分子をも認識する抗
体によって認識されることができる。これは、構造的な
特異性が酵素活性から独立しているので可能なのであ
る。かくして、例えば、酵素分子又は酵素分子の断片を
含むラベルが(支持材料上で供給される)抗体との結合
について(トレーサー種として用いることができる)活
性酵素分子と競合する競合イムノアッセイを行うことが
できる。酵素分子又は酵素分子の断片の検出に関して前
に競合イムノアッセイに触れたが、酵素分子又は酵素分
子の断片は、あらゆる適するやり方で検出でき、例え
ば、非競合イムノアッセイによっても検出できることが
分かるであろう。
【0028】更なる例として、酵素分子(例えば、変性
酵素分子)又は酵素分子の断片を、2つの結合部位を有
する抗体又は抗体断片(例えば、(Fab)2)を用いる
ことによって検出することができる。かくして、例え
ば、一方の結合部位が、ラベル(このラベルは酵素分子
(例えば、変性酵素分子)又は酵素分子の断片である)
に結合し、そして他方の結合部位が、酵素的に活性な酵
素分子(この酵素的に活性な酵素分子はラベルを供する
ために用いたものと同じタイプの酵素分子である)に結
合するようにアレンジすることができる。次いで、この
酵素的に活性な酵素分子を用いて、例えば、ラベルを検
出することができる。こうして、2つの結合部位を有す
る抗体又は抗体断片及び酵素的に活性な酵素分子を用い
ることによってラベルを in situ で検出することがで
き、又は2つの結合部位を有する抗体又は抗体断片及び
酵素的に活性な酵素分子を用いる前に回収して支持材料
に会合させることによってラベルを検出することもでき
る。酵素的に活性な酵素分子は、あらゆる適するやり方
で(例えば、後で記載する酵素学的方法により)検出す
ることができる。2つの結合部位を有する抗体を用いる
ことによって形成され得る酵素分子−抗体−酵素鎖又は
(酵素分子の断片)−抗体−酵素鎖は、例えば、検出の
感度を拡張するために用いることができることが分かる
であろう。また、例えば、酵素分子−抗体−リガンド−
抗体−リガンド鎖又は(酵素分子の断片)−抗体−リガ
ンド−抗体−リガンド鎖を用いることも可能であり得
る。酵素分子、酵素分子の断片、酵素分子のためのバイ
ンダー、又は酵素分子の断片のためのバインダーをラベ
ルとして用いる場合、あらゆる適する免疫学的検出方法
を用いて、in situ で又は回収した後のいずれかでその
ようなラベルを検出できることが分かるであろう。
【0029】本発明の更なる側面によれば、物質又は物
品を特定するのに用いるのに適する試験キットであっ
て、酵素分子のためのバインダー、酵素分子の断片のた
めのバインダー、酵素分子、又は酵素分子の断片を含む
試験キットが提供される。本発明の更なる側面によれ
ば、物質又は物品のラベリングに用いるのに適する組成
物であって、酵素分子、酵素分子の断片、酵素分子のた
めのバインダー、又は酵素分子の断片のためのバインダ
ーを含む組成物が提供される。例として、本発明のすぐ
前の側面による組成物は、インク組成物、インクビヒク
ル組成物、又は塗料組成物であってもよい。インクビヒ
クル組成物は、着色染料を除いてインク組成物中に普通
に見出される物質の混合物を含有する組成物であること
ができる。インクビヒクル組成物は、着色インクを作る
ためにそれに添加される染料を有していてもよい。
【0030】本発明によれば、可溶化剤と会合したラベ
ルを含む組み合わせ体であって、前記ラベルが、酵素分
子、酵素分子の断片、酵素分子のためのバインダー、又
は酵素分子の断片のためのバインダーである組み合わせ
体が提供される。可溶化剤は、界面活性剤であってもよ
い。かくして、本発明の1つの態様においては、界面活
性剤と会合したラベルを含む組み合わせ体であって、前
記ラベルが、酵素分子、酵素分子の断片、酵素分子のた
めのバインダー、又は酵素分子の断片のためのバインダ
ーである組み合わせ体が提供される。酵素分子、酵素分
子の断片、酵素分子のためのバインダー、又は酵素分子
の断片のためのバインダーは、あるゆる適するやり方で
界面活性剤と会合していてもよい。例えば、界面活性剤
の1又は複数の反応性部位が、酵素分子、酵素分子の断
片、酵素分子のためのバインダー、酵素分子の断片のた
めのバインダー、又はそれらの適切な組み合わせと複合
化していてもよい。
【0031】複合化が共有結合によるものであってもよ
いことが分かるであろう。ポリエチレングリコールが、
酵素分子、酵素分子の断片、酵素分子のためのバインダ
ー、又は酵素分子の断片のためのバインダーが会合(例
えば、複合化)できる界面活性剤の例である。界面活性
剤と会合した本発明によるラベルを含む組み合わせ体
は、水性及び有機性液体のいずれにも可溶性であること
ができる。これらは、例えば、有機成分(例えば、有機
溶媒)を有するインクにラベルを導入しようとするとき
に有利である。界面活性剤と会合したラベルの組み合わ
せ体は、水を主成分とする溶媒を用いるラベリングにも
その応用を見出せることが分かるであろう。本発明によ
れば、不溶化媒質と会合したラベルを含む組み合わせ体
であって、前記ラベルが、酵素分子、酵素分子の断片、
酵素分子のためのバインダー、又は酵素分子の断片のた
めのバインダーである組み合わせ体も提供される。この
不溶化媒質は、例えば、選んだ有機又は水性溶媒に溶解
せず、それによってこの不溶化媒質と会合したラベルも
選んだ有機又は水性溶媒中で実質的に不溶性になるよう
なタイプ及び十分な粒子サイズの媒質であることができ
る。
【0032】この不溶化媒質は、例えば、ミクロン及び
ミクロンよりも小さいサイズの微粒子(例えば、ラテッ
クス粒子、ポリスチレン微粒子、微小セルロース粒子及
びガラス粉末粒子)であってもよい。ミクロン及びミク
ロンよりも小さいサイズの微粒子は市販されている。例
として、あらゆる適する手段を用いて、ラベルを不溶化
媒質に会合させることができる。かくして、例えば、あ
らゆる適する付着方法、例えば、種(例えば、生化学
種)を微粒子に付着させる技術分野で知られている方法
を用いることができる。付着の例は、吸着及び共有結合
である。かくして、例えば、不溶化媒質と会合したラベ
ルを含む組み合わせ体は、1又は複数の微粒子を含む不
溶化媒質に付着したラベルを含むことができる。例とし
て、選んだ有機又は水性溶媒に実質的に不溶性であり得
る本発明によるラベルの組み合わせ体及び不溶化媒質
は、一定の状況下で有利であることがわかる。例えば、
そのような組み合わせ体は、高粘度の有機又は水性媒質
(例えば、0.8%ヒドロキシルプロピルメチルセルロー
ス溶液)中の均一懸濁液として形成され得、そしてその
ような懸濁液は、例えば、ラベルとして適用したとき
に、実質的に均一な濃度の酵素分子、酵素分子の断片、
酵素分子のためのバインダー、又は酵素分子の断片のた
めのバインダーを与える助けとなる点で有利である。
【0033】前述の事柄からみて、例えば、本発明が、
なかんずく、生物学的に検出可能なラベルによる物質又
は物品のラベリング又はタッギングを提供できることが
分かるであろう。酵素分子又は酵素分子の断片が、物質
又は物品に導入されることによって許容できない程度ま
で変性されない場合は、適する操作及び適する基質を用
いることによって酵素分子又は酵素分子の断片を(例え
ば、in situ で又は回収した後に)検出することができ
る。本発明によるラベルの免疫学的検出については先に
論及した。また、前述の記載から、酵素分子又は酵素分
子の断片が適当な酵素活性を有する場合は、あらゆる適
する酵素学的方法を、溶液中での又は適切な場合には固
体表面上での検出に用いれることが分かるであろう。前
述の記載から、酵素分子、酵素分子の断片、酵素分子の
ためのバインダー、又は酵素分子の断片のためのバイン
ダーを、例えば、あらゆる適切な免疫学的方法により及
び/又はあらゆる適切な酵素学的方法により検出できる
ことが分かるであろう。
【0034】かくして、例えば、適当な酵素活性を有す
る酵素分子、又は適当な酵素活性を有する酵素分子の断
片を、例えば、次の如き方法によって(例えば、固体表
面上又は溶液中で)検出することができる: (i) 適当な緩衝系での適する基質の適用による直接検
出。(この基質は、合成物であっても天然物であっても
よい。合成基質は、色素生成性(溶解性又は不溶性の着
色物質を生成できる)であっても蛍光生成性(溶解性又
は不溶性の蛍光物質を生成できる)であってもよい); (ii) 基質+色素生成物質の混合物の適用による検出。
(基質への作用が、色素生成物質に作用する生成物(中
間体)を生成して、それを着色した可溶性又は不溶性生
成物に転化する); (iii) 1つ(又は複数)の第2酵素が第1酵素からの生
成物に作用して最終的な検出可能生成物(例えば、可溶
性又は不溶性の着色又は蛍光生成物)を生成する共役酵
素反応(coupled enzyme reaction) による検出; (iv) 第1酵素の生成物が第2酵素−基質系のための補
助因子として作用する酵素循環法による検出。(この補
助因子は、補助因子が第2酵素系等に入る第3酵素系に
より再生されることができる。酵素循環は、非常に少量
の第1酵素の検出を可能にできる生化学的増幅方法であ
る。)
【0035】例えば、二価の抗体が、固定化酵素と活性
同種酵素分子の間を“橋架け”する場合は、すぐ前の
(i)〜 (iv) に記載したものの如きあらゆる適する方法
によってその活性酵素分子を検出できることが分かるで
あろう。例として、酵素分子のためのバインダー又は酵
素分子の断片のためのバインダーを、適切でかつ適当に
酵素的に活性な酵素分子又は適当に酵素的に活性な酵素
分子の断片を用いる酵素学的方法により(例えば、in s
itu で又は回収した後で)検出することができることが
分かるであろう。本発明の更なる側面によれば、物質又
は物品を特定するのに用いるのに適する試験キットであ
って、酵素分子、酵素分子の断片、酵素分子のためのバ
インダー、又は酵素分子の断片のためのバインダーの酵
素学的検出のための選択された試薬を含む試験キットが
提供される。例として、酵素分子それ自体、酵素分子の
断片それ自体、酵素分子のためのバインダーそれ自体、
又は酵素分子の断片のためのバインダーそれ自体を用い
て、物質又は物品にラベルを付することができる。別の
更なる例として、酵素分子、酵素分子の断片、酵素分子
のためのバインダー、又は酵素分子の断片のためのバイ
ンダーをキャリヤー材料に付着させることができる。
【0036】所望であれば、例として、1タイプを超え
る酵素分子、1タイプを超える酵素分子の断片、1タイ
プを超える酵素分子のためのバインダー、1タイプを超
える酵素分子の断片のためのバインダー、又はあらゆる
好適なそれらの組み合わせを用いて、物質又は物品にラ
ベルを付することができる。例として、1タイプを超え
る酵素分子、1タイプを超える酵素分子の断片、1タイ
プを超える酵素分子のためのバインダー、1タイプを超
える酵素分子の断片のためのバインダー、又はあらゆる
好適なそれらの組み合わせを使用すると、許可されてい
ない人が、その存在及び/又は特定に関連して及び/又
はその検出に関連して遭遇し得る困難性を高めることが
できる。例として、所望であれば、酵素分子、酵素分子
の断片、酵素分子のためのバインダー、又は酵素分子の
断片のためのバインダーを、あらゆる他の適する特定可
能な種と組み合わせて用いてもよい。かくして、酵素分
子、酵素分子の断片、酵素分子のためのバインダー、又
は酵素分子の断片のためのバインダーを用いて第1ラベ
ルを提供し、そして他の1又は複数のラベルを、あらゆ
る他の適する特定可能な種(例えば、化学種、生化学
種、又は検出可能な種を提供する存在物)により提供す
ることができる。
【0037】検出できる酵素分子、酵素分子の断片、酵
素分子のためのバインダー、又は酵素分子の断片のため
のバインダーは、例えば、検出可能な種であると考慮れ
ることが分かるであろう。例えば、酵素分子の断片が酵
素分子のサブユニットである場合は、その断片は免疫学
的方法によって検出可能であることが理解されるべきで
ある。しかしながら、そのようなサブユニットは、例え
ば、酵素学的方法によって検出可能でなくてもよい。し
かしながら、例えば、適切である場合には、そのサブユ
ニットへの1又は複数の更なる酵素分子サブユニットの
添加によって、その断片を酵素学的方法によって検出可
能にすることができる。かくして、1又は複数の酵素分
子サブユニットの添加は、検出方法の一部を形成する。
酵素活性を有する酵素分子又は酵素分子の断片は、その
ような酵素分子又は酵素分子の断片が反応を触媒する点
で、1種の触媒種であると考慮されることが分かるであ
ろう。例として、任意に、一定の応用について、ラベル
が組成物の成分(例えば、インクビヒクル組成物の成
分)に付着するようにアレンジすることが可能であり得
ることが注目される。
【0038】本発明の更なる側面によれば、ラベルを付
された物質又は物品であって、酵素分子、酵素分子の断
片、酵素分子のためのバインダー、又は酵素分子の断片
のためのバインダーであるラベルでラベルを付された物
質又は物品が提供される。ラベルが定性的でも定量的で
も検出できることが分かるであろう。(例えば、測定で
あると考えられる)定量的検出は、検量線を用いて行う
ことができる。ラベルの検出は、当該技術分野、例え
ば、タンパク質結合アッセイ(例えば、免疫学的アッセ
イ又は非免疫学的アッセイ)の分野で及び酵素学(例え
ば、基質に基づく系)の分野で知られているものの如き
あらゆる適する方法によって行うことができる。例とし
て、別々に用いられる検出可能な複数の種も in situ
で又は適切な場合には回収した後に検出できることが分
かるであろう。この明細書で用いる“抗体”という用語
は、完全抗体及びFab及び(Fab)2の如き抗体断片を
包含するものであり、よって、ここで使用される“抗
体”という用語は、適切な完全抗体及び抗体断片を包含
する。望ましい場合にはあらゆる適する方法、例えば、
ポリクローナル抗体又はモノクローナル抗体を生じさせ
る既知の方法によって抗体を調製できることが分かるで
あろう。かくして、例えば、酵素分子に対する抗体を含
むバインダー又は酵素分子の断片に対する抗体を含むバ
インダーは、それぞれ酵素分子又は酵素分子の断片に対
する抗体を生じさせることによって調製することができ
る。
【0039】前述の記載から、あらゆる適する酵素分子
又は酵素分子の断片は、本発明によりその応用を見出せ
ることが理解されるであろう。適切な場合には、例とし
て、好熱性酵素又は有機媒質中で活性な酵素が、本発明
によりその応用を見出すことができる。本発明により支
持材料を用いる場合、当該技術分野で知られているもの
の如きあらゆる適する支持材料を用いることができる。
支持材料の例は、ポリスチレン(あらゆる好都合な形態
で用いることができる)及びニトロセルロース(あらゆ
る好都合な形態で用いることができる)である。本発明
は、所与の検出操作において1種を超える(例えば、連
続的)検出方法を用いるという利点を付与することがで
きる。また、本発明は、酵素分子又は酵素分子の断片と
その反応パートナーとの高親和性の組み合わせを用いる
ことによって、高感度の検出ができる(例えば、ピコグ
ラム量の検出ができる)という利点を付与することがで
きる。
【0040】前述の記載から、例えば、酵素分子、酵素
分子の断片、酵素分子のためのバインダー、又は酵素分
子の断片のためのバインダーを単独で用いて、又はあら
ゆる好適なそれらの組み合わせを用いてラベリングを行
えることが分かるであろう。しかしながら、所望によ
り、酵素分子、酵素分子の断片、酵素分子のためのバイ
ンダー、又は酵素分子の断片のためのバインダーを他の
特定可能種(例えば、別々の特定可能種又は1若しくは
複数の存在物の一部を形成する特定可能種)と一緒に用
いてもよい。かくして、所望により、例えば、本発明に
よる酵素分子、酵素分子の断片、酵素分子のためのバイ
ンダー、又は酵素分子の断片のためのバインダーを、例
えば、リガンド(例えば、抗原性又は非抗原性のリガン
ド)、バインダー(例えば、抗原リガンドのための又は
非抗原リガンドのためのバインダー)、“マスクされ
た”リガンド、核酸、又は核酸若しくは複数の特定可能
種を供する存在物との特異的相互作用を受けることがで
きる種の如き、別々の特定可能種の組み合わせの1又は
複数と一緒に用いてもよい。例えば、ラベリングに関連
する複数の特定可能種を提供する存在物に関係する同時
係属中の出願(代理人の整理番号P/60090/HR
F)を参照することができる。例えば、ラベリングに関
連する“マスクされた”リガンドに関係する同時係属中
の出願(代理人の整理番号P/160540/HRF)
を参照することができる。例えば、ラベリングに関連す
るリガンド及びバインダーに関係する同時係属中の出願
(代理人の整理番号HRF/60541/HRF)を参
照することができる。次に、実施例により本発明を更に
説明する。
【0041】
【実施例】実施例1 酵素のアルカリ性ホスファターゼ(EC3.1.3.1.)をマ
イクロタイタープレートのウェルに種々の量で添加して
酵素学的検出に付した。かくして、100μlサンプル
の水性コーティング緩衝溶液(0.5mM MgCl2を含
有する50mMテトラホウ酸ナトリウム(pH9.5))
中の種々の量のアルカリ性ホスファターゼ(S.A.229
0ユニット/mg)をマイクロタイタープレートのウェ
ルに添加して、室温で4時間放置した。次いで、ウェル
を空にして(0.05%ツィーン20で100mM Na
Clを含有する100mM重炭酸ナトリウムで3回)洗
浄した。また、酵素を含有しない幾つかのウェルサンプ
ルを“コントロール”に供した。検出を行うために、合
成アルカリ性ホスファターゼ基質溶液を用いた。この実
施例において、合成アルカリ性ホスファターゼ基質溶液
は、0.5mM MgCl2を含有する10%ジエタノール
アミン緩衝液(pH9.8)中のp−ニトロフェニルホス
フェート(pNPP)のジナトリウム塩の溶液(6m
M)であった。かくして、これら洗浄したマイクロタイ
タープレートのそれぞれのウェルに、100μlの合成
アルカリ性ホスファターゼ基質溶液を添加した。3〜4
分以内に黄色の発色が見られ、15後に405nmにお
ける光学密度(OD)を読み取った。その結果を表1に
示す。
【0042】
【表1】 表 1 ──────────────────────────────────── ウェル当たりに添加したアルカリ性 405nmにおける ホスファターゼの量(ng) 光学密度(OD) ──────────────────────────────────── 50 3.00 25 3.00 12.5 2.56 6.25 1.91 3.12 1.65 1.56 1.12 0.78 0.61 0 0.12 ────────────────────────────────────
【0043】実施例2 コーティング緩衝溶液(実施例1を参照のこと)中のア
ルカリ性ホスファターゼ(EC3.1.3.1.)(125mg
/ml)をポリスチレン製ねじ込みキャップ容器の下方
外部表面に適用(250μl)して室温で16時間風乾
した。次いで、それら表面を洗浄してしっかり付着して
いない試料を取り除いて乾燥した。次いで、合成アルカ
リ性ホスファターゼ基質溶液を適用すると、2,3分内
に青色に発色し始めて濃青色の析出物が生成した。この
実施例で用いた合成アルカリ性ホスファターゼ基質溶液
は、0.5mM MgCl2を含有する10%ジエタノール
アミン緩衝液(pH9.8)中の5−ブロモ−4−クロロ
−3−インドリルホスフェート(BCIP)のジナトリ
ウム塩の0.5mg/ml溶液であった。
【0044】実施例3 この実施例では、変性アルカリ性ホスファターゼの酵素
活性を調べた。かくして、種々の量のアルカリ性ホスフ
ァターゼ(EC3.1.3.1.)を実施例1に記載したのと類
似のやり方でマイクロタイタープレートのウェルに添加
した。次いで、そのマイクロタイタープレートの一方の
半分にある各ウェルにメタノール(100μl)を添加
し、そのマイクロタイタープレートの他方の半分にある
各ウェルにコーティング緩衝溶液(実施例1を参照のこ
と)を添加した。室温で1時間経過した後、ウェルを空
にして3回洗浄した。続いて、pNPP溶液(実施例1
を参照のこと)(100μl)を各ウェルに添加した。
はじめにコーティング緩衝液を添加していたウェルにお
いて黄色に発色するのが認められたのに反して、メタノ
ール処理ウェルには如何なる発色も認められなかった。
15後に405nmにおける光学密度を測定した。その
結果を表2に示す。A欄はメタノールで処理したウェル
についての結果であり、B欄はその他のウェルについて
の結果である。
【0045】
【表2】 表 2 ──────────────────────────────────── ウェル当たりに添加したアルカリ性 405nmにおける光学密度(OD) ホスファターゼの量(ng) A B ──────────────────────────────────── 50 0.05 3.00 25 0.05 2.93 12.5 0.06 2.46 6.25 0.05 1.95 3.12 0.06 1.34 1.65 0.06 0.97 0.78 0.06 0.54 ────────────────────────────────────
【0046】実施例4 アルカリ性ホスファターゼ(EC3.1.3.1.)を実施例3
におけるようにマイクロタイタープレートのウェルに添
加し、実施例3におけるように、半分のウェルをメタノ
ールで処理し、他方の半分のウェルを緩衝液で処理し
た。ウェル中のアルカリ性ホスファターゼの抗体結合活
性を調べるために、結合緩衝液で適当に希釈したウサギ
抗アルカリ性ホスファターゼ抗体を用いた。(この結合
緩衝液は、0.1M NaCl、0.2%ゼラチン、0.00
1%チメロサール、10mg/mlBSA及び20mg
/lローダミン塩基Bを含有する50mMトリス−HC
l緩衝液(pH7.4)であった。) この抗体は、要求される特定の抗体を産生させるのに必
要なように適合させた次の既知の一般的抗体産生操作に
より調製した。シグナルは、既知の操作に従って、ヤギ
抗ウサギホースラディッシュペルオキシダーゼ(HR
R)複合体(例えば、シグマ製)とペルオキシダーゼ基
質溶液(60μl/100mlの34容量%過酸化水素
を含有する150mM酢酸ナトリウム/クエン酸緩衝液
(pH4.1)中の2,2'−アジノ−ビス(3−エチルベン
ズ−チアゾリン−6−スルホン酸)(ABTS)のジナ
トリウム塩)0.5mg/mlで発生させた。全てのウェ
ルで発色した。30後に405nmにおける光学密度を
読み取った。その結果を表3に示す。A欄はメタノール
で処理したウェルについての結果であり、B欄はその他
のウェルについての結果である。
【0047】
【表3】 表 3 ──────────────────────────────────── ウェル当たりに添加したアルカリ性 405nmにおける光学密度(OD) ホスファターゼの量(ng) A B ──────────────────────────────────── 50 2.96 3.00 25 2.13 2.56 12.5 1.87 2.12 6.26 1.12 1.32 3.12 0.86 0.97 1.65 0.45 0.65 0.78 0.24 0.36 ────────────────────────────────────
【0048】実施例3及び4で得られた結果を比較する
と、メタノール変性アルカリ性ホスファターゼは、殆ど
又は全く酵素活性を示さないが(表2のA欄)、この変
性アルカリ性ホスファターゼは依然として抗体結合活性
を保持していることが認められよう。
【0049】実施例5 アルカリ性ホスファターゼ(EC3.1.3.1.)を実施例1
におけるマイクロタイタープレートのウェルに添加し、
次いでメタノールで処理して(実施例3を参照のこと)
からウサギ抗アルカリ性ホスファターゼ抗体で処理した
(実施例4を参照のこと)。未免疫感作ウサギからの血
清を、該他のウェルと等量のアルカリ性ホスファターゼ
を含有する“コントロール”ウェルに添加し、該他のウ
ェルで行ったようにメタノールで処理した。洗浄後、過
剰の天然アルカリ性ホスファターゼ(即ち、活性な未変
性酵素)をこれらウェルに(10mg/mlBSAと0.
5mM MgCl2を含有する50mMトリス(pH7.
8)中)添加して30分間放置した。洗浄して未結合酵
素を除いた後、BCIP溶液(実施例2を参照のこと)
をこれらウェルに添加した。ウサギ抗アルカリ性ホスフ
ァターゼ抗体で処理したウェルは青色に発色した(その
強度は、これらウェルに添加したアルカリ性ホスファタ
ーゼの量に比例した)のに反して、“コントロール”ウ
ェルは如何なる発色も示さなかったことが認められた。
ウサギ抗アルカリ性ホスファターゼ抗体で処理したウェ
ルでは、抗体が吸着アルカリ性ホスファターゼに及び活
性酵素に結合していた。そして、それによって活性酵素
をマイクロタイタープレートに付着させていたため、基
質溶液の使用によって検出することができたのである。
【0050】実施例6 アルカリ性ホスファターゼ(EC3.1.3.1.)を市販のイ
ンクビヒクル組成物に添加及び混合して、約50μg/
mlアルカリ性ホスファターゼを含有するラベル化イン
クビヒクル組成物を含む均一混合液を作った。アルカリ
性ホスファターゼを添加したこのインクビヒクル組成物
は、着色染料を含まない速乾性インク配合物に普通に見
出される物質の混合物を含有する液体であった。各50
μlのラベル化インクビヒクル組成物をマイクロタイタ
ープレートのウェルに添加して、インキュベーター内で
37℃で2時間乾燥させた。このマイクロタイタープレ
ートの幾つかのウェルに(他のウェル中のラベル化イン
クビヒクル組成物と同じ量の)未ラベル化インクビヒク
ル組成物だけを添加して、ラベル化インクビヒクル組成
物を含有するウェルと同じやり方で処理し、それによっ
て“コントロール”ウェルとした。結合緩衝液(実施例
4を参照のこと)で適当に希釈したウサギ抗アルカリ性
ホスファターゼ抗体(100μl)を全てのウェルに添
加した。室温で30分間置いた後、ウェルを空にして3
回洗浄した。ヤギ抗ウサギHFP複合体(100μl)
をこれらウェルに添加して、1時間インキュベーション
を行ったあとにウェルを(3回)洗浄してペルオキシダ
ーゼ基質溶液(実施例4を参照のこと)を添加した。1
0分間の反応後、はじめにラベル化インクビヒクル組成
物を添加していたウェルで発色が認められた。30分間
の反応後、得られた反応溶液を未使用マイクロタイター
プレートに移し、405nmにおいて光学密度(OD)
を測定した。はじめにラベル化インクビヒクル組成物を
添加していたウェルではODは0.65であり、“コント
ロール”ウェルではODは0.16であった。
【0051】実施例7 市販のインクビヒクル組成物をプラスチック製ペトリ皿
に適用し、風乾してそれらペトリ皿の表面に付着した層
を形成させた。コーティング緩衝溶液(実施例1を参照
のこと)中のアルカリ性ホスファターゼ(EC3.1.3.
1.)(200μl,125ng/ml)をその乾燥イン
ク層に適用し、室温で放置して風乾した。続いて、それ
らペトリ皿をインキュベーター内に37℃で10分間配
置した。pNNP溶液(実施例1を参照のこと)を、そ
れらペトリ皿のインクビヒクル組成物及び酵素を適用し
た領域に適用した。それら皿内に即座に黄色が認められ
た。この実施例は、インクビヒクル組成物層が活性酵素
種を吸着できること及びその酵素種が乾燥も活性なまま
であることを証明するものである。

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物質又は物品のラベリングに用いるのに
    適する方法であって、物質又は物品を、酵素分子、酵素
    分子の断片、酵素分子のためのバインダー、又は酵素分
    子の断片のためのバインダーに供することを含むことを
    特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 物質又は物品を特定するのに用いるのに
    適する方法であって、物質又は物品を、酵素分子、酵素
    分子の断片、酵素分子のためのバインダー、又は酵素分
    子の断片のためのバインダーに供し、そして酵素分子、
    酵素分子の断片、酵素分子のためのバインダー、又は酵
    素分子の断片のためのバインダーの存在又は不存在を確
    認する検出工程を行うことを含むことを特徴とする方
    法。
  3. 【請求項3】 物質又は物品を、酵素分子のためのバイ
    ンダーに結合した酵素分子に供するか、又は物質又は物
    品を、酵素分子の断片のためのバインダーに結合した酵
    素分子の断片に供することを更に特徴とする、請求項1
    又は2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 物質又は物品を特定するのに適する方法
    であって、酵素分子、酵素分子の断片、酵素分子のため
    のバインダー、又は酵素分子の断片のためのバインダー
    の存在又は不存在を確認する検出工程を行うことを含む
    ことを特徴とする方法。
  5. 【請求項5】 酵素分子、酵素分子の断片、酵素分子の
    ためのバインダー、又は酵素分子の断片のためのバイン
    ダーを免疫学的検出方法によって検出することを更に特
    徴とする、請求項2〜4のいずれか1項に記載の方法。
  6. 【請求項6】 酵素分子、又は酵素分子の断片を酵素学
    的方法によって検出することを更に特徴とする、請求項
    2〜4のいずれか1項に記載の方法。
  7. 【請求項7】 酵素分子、又は酵素分子の断片を、物質
    の適用、基質及び色素生成物質の適用、共役酵素反応に
    よる検出、又は酵素循環法によって検出することを更に
    特徴とする、請求項6記載の方法。
  8. 【請求項8】 酵素分子、又は酵素分子の断片の検出
    が、2つの結合部位を有する抗体の使用及び酵素的に活
    性な酵素分子の使用を含むことを更に特徴とする、請求
    項2、3、4、6、7及び8のいずれか1項に記載の方
    法。
  9. 【請求項9】 酵素分子、酵素分子の断片、酵素分子の
    ためのバインダー、又は酵素分子の断片のためのバイン
    ダーを物品に付着させたままで in situ で検出するこ
    とを更に特徴とする、請求項2〜8のいずれか1項に記
    載の方法。
  10. 【請求項10】 酵素分子、酵素分子の断片、酵素分子
    のためのバインダー、又は酵素分子の断片のためのバイ
    ンダーを、検出に付する前に物質又は物品から回収する
    ことを更に特徴とする、請求項2〜8のいずれか1項に
    記載の方法。
  11. 【請求項11】 存在物を含有する液体又は液体サンプ
    ルを、適する固体表面上に該液体又は液体サンプルの薄
    膜を形成しそして該薄膜を乾燥して該固体表面上に検出
    に付される試料の薄層を形成することによる検出に付す
    ることを更に特徴とする、請求項2〜8又は10のいず
    れか1項に記載の方法。
  12. 【請求項12】 酵素分子、酵素分子の断片、酵素分子
    のためのバインダー、又は酵素分子の断片のためのバイ
    ンダーを物質の中に組み入れることを更に特徴とする、
    請求項1〜3、5〜8、10又は11のいずれか1項に
    記載の方法。
  13. 【請求項13】 酵素分子、酵素分子の断片、酵素分子
    のためのバインダー、又は酵素分子の断片のためのバイ
    ンダーを物品に適用することを更に特徴とする、請求項
    1〜3、5〜9又は11のいずれか1項に記載の方法。
  14. 【請求項14】 ラベルを付される物質又は物品が、香
    水、銀行券、工芸品、換金可能文書、流行衣料品、携帯
    時計、電気製品、書籍、パスポート、医薬品、高級品、
    大容積販売品、一流高級品、化学配合物、肉、肉製品、
    又は商品の包装であることを更に特徴とする、請求項1
    〜3又は5〜13のいずれか1項に記載の方法。
  15. 【請求項15】 物質又は物品のラベリングが、ラベル
    をインク又はインクビヒクル組成物と混合して物品上に
    印刷するか、ラベルの溶液を物品に直接に適用するか、
    物品の一部分をラベルの溶液に浸してラベルを物品に付
    着させるか、ラベルを物品又は包装で用いる着色料又は
    塗料と混合するか、ラベルを化学品の溶液又は配合物に
    直接に添加するか、ラベルを後で札又は紙を物品に付着
    することができる接着質と混合するか、商品に添付され
    る証明書に印を付けるか、又はインクビヒクル組成物を
    物品に適用して層を形成し該層にラベルを適用すること
    によって行われることを更に特徴とする、請求項1〜3
    又は5〜14のいずれか1項に記載の方法。
  16. 【請求項16】 物質又は物品のラベリングに用いるの
    に適する組成物であって、酵素分子、酵素分子の断片、
    酵素分子のためのバインダー、又は酵素分子の断片のた
    めのバインダーを含むことを特徴とする組成物。
  17. 【請求項17】 組成物が、インク組成物、インクビヒ
    クル組成物、又は塗料組成物であることを更に特徴とす
    る、請求項16記載の組成物。
  18. 【請求項18】 可溶化剤と会合したラベルを含むこと
    を特徴とする組み合わせ体であって、前記ラベルが、酵
    素分子、酵素分子の断片、酵素分子のためのバインダ
    ー、又は酵素分子の断片のためのバインダーである組み
    合わせ体。
  19. 【請求項19】 可溶化剤がポリエチレングリコールで
    あることを更に特徴とする、請求項18記載の組み合わ
    せ体。
  20. 【請求項20】 不溶化媒質と会合したラベルを含むこ
    とを特徴とする組み合わせ体であって、前記ラベルが、
    酵素分子、酵素分子の断片、酵素分子のためのバインダ
    ー、又は酵素分子の断片のためのバインダーである組み
    合わせ体。
  21. 【請求項21】 可溶化剤が微粒子であることを更に特
    徴とする、請求項20記載の組み合わせ体。
  22. 【請求項22】 物質又は物品を特定するのに用いるの
    に適する試験キットであって、酵素又は酵素の断片の酵
    素学的検出のために選択された試薬を含むことを特徴と
    する試験キット。
  23. 【請求項23】 物質又は物品を特定するのに用いるの
    に適する試験キットであって、酵素分子のためのバイン
    ダー、酵素分子の断片のためのバインダー、酵素分子、
    又は酵素分子の断片を含むことを特徴とする試験キッ
    ト。
  24. 【請求項24】 ラベルを付された物質又は物品であっ
    て、酵素分子、酵素分子の断片、酵素分子のためのバイ
    ンダー、又は酵素分子の断片のためのバインダーである
    ラベルでラベルを付されたことを特徴とする物質又は物
    品。
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