JPH02266263A - 免疫測定法および免疫測定用具 - Google Patents

免疫測定法および免疫測定用具

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JPH02266263A
JPH02266263A JP8920089A JP8920089A JPH02266263A JP H02266263 A JPH02266263 A JP H02266263A JP 8920089 A JP8920089 A JP 8920089A JP 8920089 A JP8920089 A JP 8920089A JP H02266263 A JPH02266263 A JP H02266263A
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JP
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antibody
antigen
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liganded
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JP8920089A
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Inventor
Koichi Tsuji
辻 光一
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Terumo Corp
Original Assignee
Terumo Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、検体中の2種以上の抗原または抗体を同時に
検出することができる免疫測定法(イムノアッセイ)お
よびこれを実施するための免疫測定用具に関する。
〈従来の技術〉 免疫測定法は、検体中の特定の抗原または抗体の存在を
検出するものであり、各種疾病の診断に利用されている
近年、ガンの診断において、検体(血液)中に含まれる
ガンマ−カー 即ち、PSA、PAP、AFP、CEA
、フェリチン等の抗原を測定し、定量化することにより
、早期のガンの発見に役立てるという試みがなされてい
る。
検体中の抗原(ガンマ−カー)の量を測定する方法は、
可溶性の標識化された抗体と検体中の抗原(ガンマ−カ
ー)とを反応させ、さらに不溶化された抗体との複合物
を形成させ、該複合物の標識の酵素活性を調べることに
より行われる。
この場合、ガンマ−カーとなる抗原の種類は、複数に及
ぶため、各々の抗原毎に測定し、それらの結果を組み合
せて総合的に判断していた。
しかるに、このような従来法では、複数回の測定操作を
行うため、その操作に多大な労力をおよび長時間を要し
、また検体を多量に必要とし、コストが高いという欠点
がある。
〈発明が解決しようとする課題〉 本発明は、上述した従来技術の欠点に鑑みてなされたも
ので、その目的は、1回の操作で検体中の2種以上の抗
原または抗体の存在を検出することにより、測定に費や
す労力および時間を軽減し、また、測定に要する検体の
量を少な(することができる免疫測定法および免疫測定
用具を提供することにある。
く課題を解決するための手段〉 従来の免疫測定法では、複数種の抗原または抗体の検出
を行う場合、前記ガンマ−カーの検出に限らず、一般に
1種毎にその抗原または抗体を特定してその量を測定す
るのが常識であり、抗原または抗体の種類を特定せず、
複数種の抗原または抗体の総量のみを求めるという概念
はなかった。
しかるに、本発明者は、前記ガンマ−カーの検出に代表
される複数種の抗原または抗体の検出に際し、これらの
うちの全部または一部の総量のみを求めた場合でも、そ
のデータの利用価値は大きいことに着目し、これを簡易
、迅速に達成しうる方法について鋭意研究した結果、本
発明に至ったものである。
即ち、本発明は、検体中の2種以上の目的抗原または抗
体を検出するに際し、一つの検体中において各目的抗原
または抗体と結合しうる抗体または抗原との反応により
複合体を形成させて各目的抗原または抗体を少なくとも
1つの支持体に固相化するとともに、これらを標識化し
、この標識の標識活性に基づいて前記2種以上の目的抗
原または抗体を検出することを特徴とする免疫測定法で
ある。
また13本発明は、測定対象物たる2種以上の目的抗原
と、これら各目的抗原と特異的に結合しうるリガンド化
された抗体と、該リガンド化抗体のリガンドと結合しう
る抗リガンド体が固相化された支持体と、標識化抗体と
を反応させて、支持体−リガンド化抗体−目的抗原−標
識化抗体の複合体を形成し、前記標識化抗体の標識活性
を測定することにより、前記2種以上の目的抗原の各々
または合計の抗原量を求めることを特徴とする免疫測定
法である。
また、本発明は、測定対象物たる2種以上の目的抗原と
、これらと競合する標識化抗原と、これら各目的抗原お
よび標識化抗原と特異的に結合しうるリガンド化された
抗体と、該リガンド化抗体のリガンドと結合しうる抗リ
ガンド体が固相化された支持体とを反応させて、支持体
−リガンド化抗体−目的抗原および支持体−リガンド化
抗体−標識化抗原の複合体を競合的に形成し、前記標識
化抗原の標識活性を測定することにより、前記2種以上
の目的抗原の各々または合計の抗原量を求めることを特
徴とする免疫測定法である。
また、本発明は、測定対象物たる2種以上の目的抗体と
、これら各目的抗体と特異的に結合しうるリガンド化さ
れた抗原と、該リガンド化抗原のリガンドと結合しうる
抗リガンド体が固相化された支持体と、前記各目的抗体
と結合しうる標識化抗体とを反応させて、支持体−リガ
ンド化抗原−目的抗体−標識化抗体の複合体を形成し、
前記標識化抗体の標識活性を測定することにより、前記
2種以上の目的抗体の各々または合計の抗体量を同時に
求めることを特徴とする免疫測定法である。
また、本発明は、測定対象物たる2種以上の目的抗原と
、これら各目的抗原と特異的に結合しうるリガンド化さ
れた抗体と、該リガンド化抗体のリガンドと結合しうる
抗リガンド体が固相化された2以上の支持体と、標識化
抗体とを反応させて、それぞれの支持体に対し、支持体
−リガンド化抗体−目的抗原−標識化抗体の複合体を形
成し、前記標識化抗体の標識活性を測定することにより
、前記2種以上の目的抗原の各々または合計の抗原量を
求めることを特徴とする免疫測定法である。
また、本発明は、測定対象物たる2種以上の目的抗原と
、これらと競合する標識化抗原と、これら各目的抗原お
よび標識化抗原と特異的に結合しうる・リガンド化され
た抗体と、該リガンド化抗体のリガンドと結合しうる抗
リガンド体が固相化された2以上の支持体とを反応させ
て、それぞれの支持体に対し、支持体−リガンド化抗体
−目的抗原および支持体−リガンド化抗体−標識化抗原
の複合体を競合的に形成し、前記標識化抗原の標識活性
を測定することにより、前記2種以上の目的抗原の各々
または合計の抗原量を求めることを特徴とする免疫測定
法である。
また、本発明は、測定対象物たる2種以上の目的抗体と
、これら各目的抗体と特異的に結合しうるリガンド化さ
れた抗原と、該リガンド化抗原のリガンドと結合しうる
抗リガンド体が固相化された2以上の支持体と、前記各
目的抗体と結合しうる標識化抗体とを反応させて、それ
ぞれの支持体に対し、支持体−リガンド化抗原−目的抗
体−標識化抗体の複合体を形成し、前記標識化抗体の標
識活性を測定することにより、前記2種以上の目的抗体
の各々または合計の抗体量を同時に求めることを特徴と
する免疫測定法である。
また、本発明は、目的抗原または抗体の種類数に対応す
る数の支持体を有し、各支持体毎に異種の目的抗原また
は抗体が結合する免疫測定法であるのが好ましい。
そして、前記各支持体は、その支持体に結合した目的抗
原または抗体の種類を特定し得るようその性状が互いに
異なるものである免疫測定法であるのが好ましい。
このような免疫測定法において、前記リガンドがビオチ
ン、前記抗リガンド体がアビジンである免疫測定法であ
るのが好ましい。
また、前記標識が、酵素、放射性物質または蛍光物質で
ある免疫測定法であるのが好ましい。
また、本発明は、前記免疫測定法を実施するのに用いら
れる免疫測定用具であって、抗リガンド体が固相化され
た少な(とも1つの支持体と、各目的抗原または抗体と
特異的に結合しうるリガンド化抗体または抗原と、標識
化抗体または抗原とを含むことを特徴とする免疫測定用
具である。
また、本発明は、前記免疫測定法を実施するのに用いら
れる免疫測定用具であって、各目的抗原または抗体と特
異的に結合しうる抗体または抗原が固相化された少な(
とも1つの支持体と、標識化抗体または抗原とを含むこ
とを特徴とする免疫測定用具である。
〈実施例〉 以下、本発明の免疫測定法および免疫測定用具について
、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
第1図〜第7図の各図は、それぞれ本発明の免疫測定法
の手順の例を模式的に示す説明図である。
第1図に示す方法は、いわゆるサンドイツチ法を応用し
たもので、測定対象物たる抗原(以下、目的抗原という
)が、比較的高分子の抗原である場合に適用するのが好
ましい方法である。 以下、この方法の手順を説明する
[I−1] 血液、血清のような検体中の2種類の目的抗原IAおよ
びIBと、これらに特異的に結合しうる抗体(以下、リ
ガンド化抗体という)2Aおよび2Bとをそれぞれ結合
させる。 なお、リガンド化抗体2Aおよび2Bは、予
め同定されているものである。
これらのリガンド化抗体2Aおよび2Bには、それぞれ
リガンド3が結合されている。
このリガンド3は、ビオチンであるのが好ましいが、他
に低分子ハブテン(例えば、F I TC)等でもよい
[I−2] 目的抗原IA−リガンド化化体体Aの複合体および目的
抗原IB−リガンド化化体体Bの複合体に、前記リガン
ド3と結合しうる抗リガンド体4が結合された支持体(
固相)5を加える。 これにより、リガンド3と抗リガ
ンド体4とが結合し、目的抗原IAおよびIBが支持体
5に固定(固相化)される。
支持体5としては、ビーズ、チューブ、マイクロプレー
ト、メンブランフィルタ−等が可能であり、その中でも
特にビーズが好ましい。
このビーズの構成材料は、不溶性のものであり、例えば
ポリスチレン、ポリプロピレン、ガラス等が挙げられる
。 またビーズの直径は、3〜7mn+程度のものが好
ましい。
支持体5の表面には、多数の抗リガンド体4が結合され
ている。 この抗リガンド体4は、アビジンであるのが
好ましいが、他に抗ハブテン抗体(例えば、抗FITC
抗体)等でもよい。
このアビジンは、前述したリガンド3であるビオチンと
の強い結合能を有する。
なお、抗リガンド体4の量は、リガンド化抗体2Aおよ
び2Bの量より多くしておくのが好ましい。
ここで、「リガンド化」とは、抗体(または抗原)等を
支持体に固定するための官能基を抗体(または抗原)等
に導入することをいい、「抗リガンド体」とは、前記官
能基と反応し結合しうる官能基を有する物をいう。
[1−3] 上記[I−2]の操作により固相化された複合体(支持
体−リガンド化抗体−目的抗原)を洗浄により分離し、
目的抗原IAおよびIBにそれぞれ結合しうる標識化抗
体6Aおよび6Bを加えて反応させる。 これにより支
持体−リガンド化抗体−目的抗原−標識化抗体の複合体
が形成される。
標識化抗体6Aおよび6Bには、それぞれ標識(ラベル
化剤)7Aおよび7Bが付されている。 この標識7A
および7Bとしては、例λば、アルカリフォスファター
ゼ、β−ガラクトシダーゼ、ペルオキシダーゼ等の酵素
、28I、asp等の放射性物質またはFITC、ロー
ダミン等の蛍光物質等を挙げることができる。
本発明においては、標識7Aと標識7Bとは同一のもの
でも異なるものでもよ(、検出の目的等によって適宜決
定される。
標識7Aと7Bとが異なるものである(区別性がある)
場合には、検体中の目的抗原IAおよびlBのそれぞれ
を定量化(または存在の検出)することができるので、
目的抗原の種類毎のデータを収集するのに適している。
標識7Aと7Bとが同一(区別性がない)のものである
場合には、目的抗原IAおよびIBの合計量を定量化す
ることができる。 この場合でも、検体中のガンマ−カ
ーとなる目的抗原を検出するのには有効である。 即ち
、ガンマ−カーとなる抗原は複数種あり(例えば、PA
P、PSA、CEA)、このうちのいずれか一種でもそ
の存在が認められればガンの疑いが持たれるため、抗原
種の特定はできないとしても、−次測定として、ガンマ
−カーとなる数種の抗原の合計量を検出することができ
れば、早期のガンの発見に役立つのである。 そして、
この−次測定によりガンマ−カーの存在が検出されたな
らば、その抗原種を特定する二次測定を行い、さらに詳
細なデータを収集すればよい。
なお、この操作および前記[1−1]における標識化抗
体6A、6Bおよびリガンド化抗体2A、2Bには、目
的抗原IAおよびIBとそれぞれ結合する抗原決定基を
有するモノクローナル抗体を用いるのが好ましい。
[1−4] 上記操作の後、未反応の標識化抗体を洗浄により除去し
、支持体5に結合した標識化抗体6Aおよび6Bの標識
活性を測定する。 標識活性の測定方法は、前述した標
識の種類により異なり、いずれも従来の1種の目的抗原
の量を測定する場合の標識活性の測定方法を適宜応用し
て行えばよい。
例えば、標識が酵素である場合には、基質と発色剤(色
源体)またはpH調整剤等を加え、標識酵素と基質との
反応により発色剤を発色させ、その発色の度合を肉眼に
よる観察または吸収極大(吸光度)の測定等の光学的測
定により判定する。 この場合において、標識酵素がペ
ルオキシダーゼであるときは、基質としてHaO□、発
色剤としてO−フェニレンジアミン、pH調整剤として
クエン酸リン酸を用い、標識酵素がアルカリフォスファ
ターゼのときは、基質としてP−ニトロフェノールリン
酸等が用いられる。
また、標識が蛍光物質の場合には、その蛍光強度を測定
することにより標識活性を判定する。
また、標識が放射性物質の場合には、放射能のカウント
を測定することにより判定する。
標識7Aと7Bとが同一物である場合には、その標識に
応じた上記いずれかの方法により判定し、標識7Aと7
Bとが異なるものである場合には、上記[I−3]の操
作で得られた複合体を2つの試験管に分け、それぞれに
対し、標識に応じた上記のいずれかの方法により判定す
るのが好ましい。
このようにして得られた標識活性から目的抗原の量を求
める方法は、次の通りである。
既知量(,11度)の標準物質を同様の方法および条件
で測定することにより予め検量線を作成し、該検量線と
検体について測定した標識活性の値から目的抗原lAお
よびIBの抗原量(IA度)を求めることができる。 
この場合、前述したように、標識7Aと7Bが同一か否
かにより目的抗原IAおよびIBの合計量がまたは各々
の量が求まる。
なお、上記第1図に示す方法と異なり、リガンド3と抗
リガンド体4とを結合してリガンド化抗体2Aおよび2
Bを支持体5に固相化した後、該固相化されたリガンド
化抗体2Aおよび2Bと、目的抗原IAおよびIBとを
反応させてもよく、またこれらを同時に行ってもよい。
また、目的抗原IAおよびIBと、標識化抗体6Aおよ
び6Bと、リガンド化抗体2Aおよび2Bとを同時に、
または所定の順序で反応させてA系列B系列それぞれに
おけるリガンド化抗体−目的抗原−標識化抗体の複合体
を形成し、これらの複合体を、そのリガンド3と抗リガ
ンド体4との結合により支持体5に固相化してもよい。
第2図に示す方法は、いわゆる競合法を応用したもので
、目的抗原が比較的低分子量の抗原である場合に適用す
るのが好ましい方法である。 以下、この方法の手順を
説明する。 なお、説明にあたり、前記と同様の物質に
ついては同符号を用い、その説明は省略する。
[11−1] 検体中の2種類の目的抗原IAおよびIBと、これらと
それぞれ同種の標識化抗原8Aおよび8Bとを、これら
と結合しうるリガンド化抗体2Aおよび2Bに、A f
l B種それぞれで競合的に結合させる。
なお、標識化抗原8Aおよび8Bには、前記と同様の標
識7Aおよび7Bが付されている。
この場合にも、標識7Aと7Bとは同一のものでも異な
るのでもよい。
[II −2] 目的抗原IA−リガンド化化体体A、 目的抗原IB−リガンド化化体体B、 標識化抗原8A−リガンド化抗体2Aおよび標識化抗原
8B−リガンド化抗体2Bの4種の複合体に、前記と同
様の抗リガンド体4が結合された支持体5を加える。 
これによりリガンド3と抗リガンド体4とが結合し、目
的抗原IA、1Bおよび標識化抗原8A、8Bが支持体
5に固定(固相化)される。
[IT −3] 上記操作の後、未反応の抗体を洗浄により除去し、前記
と同様の方法で支持体5に結合した標識化抗原8Aおよ
び8Bの標識活性を測定し、これに、基づいて目的抗原
の量(濃度)を求める。
検体中の目的抗原lAの量が少なければ。
定量のリガンド化抗体2Aに対し標識化抗原8Aが多(
結合するためその標識活性は大となり、逆に目的抗原I
Aの量が多ければ、標識化抗原8Aの標識活性は小とな
る。 このことは、目的抗原IBと標識化抗原8Bとの
関係においても同様である。
標識7Aと7Bが同一のものである場合には目的抗原I
AおよびIBの合計量が求まり、標識7Aと7Bとが異
なるものである(区別性がある)場合には、目的抗原I
AおよびIBのそれぞれの量を求めることができる。
なお、上記第2図に示す方法と異なり、リガンド3と抗
リガンド体4とを結合してリガンド化抗体2Aおよび2
Bを支持体5に固相化した後、該固相化されたリガンド
化抗体2Aおよび2Bに、目的抗原IAおよびIBと標
識化抗原8Aおよび8Bとを競合的に反応させてもよ(
、またこれらを同時に行ってもよい。
第3図に示す方法は、測定対象物が抗体(以下、目的抗
体とい・う)である場合の方法である。 以下、この方
法の手順を説明する。 なお、説明にあたり、前記と同
様の物質については同符号を用い、その説明は省略する
。 この場合、必要に応じ、前記第1図に示す方法の説
明において、「抗原」と「抗体」とを適宜入れ換えて読
むものとする。
[111−1] 検体中の2種類の目的抗体9Aおよび9Bと、これらに
特異的に結合しうる抗原(以下、リガンド化抗原という
)■OAおよびIOBとをそれぞれ結合させる。
これらのリガンド化抗原10AおよびIOBには、それ
ぞれ前記と同様のリガンド3が結合されている。
[Hl −2] 目的抗体9A−リガンド化抗原10Aの複合体および目
的抗体9B−リガンド化抗原10Bの複合体に、前記と
同様の抗リガンド体4が結合された支持体5を加える。
 これにより、リガンド3と抗リガンド体4とが結合し
、目的抗体9Aおよび9Bが支持体5に固定(固相化)
される。
[Ill −3] 上記[11+−2]の操作により固相化された複合物(
支持体−リガンド化抗原−目的抗体)を洗浄により分離
し、目的抗体9Aおよび9Bにそれぞれ結合しうる標識
化抗体11Aおよび11Bを加えて反応させる。 これ
により支持体−リガンド化抗原−目的抗体−標識化抗体
の複合体が形成される。
標識化抗体11AおよびIIBに付された標識7Aおよ
び7Bは、前記と同様のものであリ、これらは同一のも
のでも異なるものでもよい。
[+1−4] 上記操作の後、未反応の標識化抗体を洗浄により除去し
、支持体5に結合した標識化抗体6Aおよび6Bの標識
活性を測定し、これに基づいて目的抗体の量(濃度)を
求める。 標識活性の測定方法および標識活性からの目
的抗体量の求め方は前記と同様である。
なお、上記第3図に示す方法と異なり、リガンド3と抗
リガンド体4とを結合してリガンド化抗原10Aおよび
IOBを支持体5に固相化した後、該固相化されたリガ
ンド化抗原10AおよびIOBと、目的抗体9Aおよび
9Bとを反応させてもよく、またこれらを同時に行って
もよい。
なお、前記第2図に示す方法と同様の方法(競合法の応
用)により、目的抗体9Aおよび9Bの検出を行うこと
も可能である。
第4図〜第7図に示す方法は、いずれも、2以上の支持
体を用いた方法である。 以下、これらの方法の手順を
説明するが、前記と同様の事項についての説明および各
方法に共通する事項についての重複説明は省略する。
第4図に示す方法は、サンドイツチ法を応用した場合に
、おける2以上の支持体を用いた方法である。
[IV−1] 検体中の目的抗原の種類数に応じた数(同数または比例
数等)の支持体、即ち、2種の目的抗原lAおよびlA
に対し、2つの支持体5Aおよび5Bを用意し、この支
持体5Aおよび5Bにそれぞれリガンド化抗体2Aおよ
び2Bを予め固定(固相化)しておく。 この場合、リ
ガンド化抗体の固定は、前記と同様リガンド3と抗リガ
ンド体4との結合により行われ、そして、リガンド3と
抗リガンド体4は、支持体5A側と5B側とでそれぞれ
同種のものを用いるため、リガンド化抗体2Aの支持体
5Aへの固定およびリガンド化抗体2Bの支持体5Bへ
の固定は、それぞれ別個に(独立に)行われる。
[IV−2] 次に、支持体5Aおよび5Bにそれぞれ固定されている
リガンド化抗体2Aおよび2Bと、目的抗原IAおよび
IBとを反応させ、支持体5A−リガンド化抗体2A−
目的抗原IAの複合体および支持体5B−リガンド化抗
体2B−目的抗原IBの複合体を形成する。
[IV−3] 得られた複合体を洗浄により分離し、目的抗原IAおよ
びlBにそれぞれ結合しうる標識化抗体6Aおよび6B
を加えて反応させる。 これにより支持体5A−リガン
ド化抗体2A−目的抗原IA−標識化抗体6Aの複合体
および支持体5B−リガンド化抗体2B−目的抗原IB
−標識化抗体6Bの複合体が形成される。
[IV−4] 上記操作の後、未反応の標識化抗体を洗浄により除去し
、支持体5Aおよび5Bにそれぞれ結合した標識化抗体
6Aおよび6Bの標識活性を測定し、これに基づいて目
的抗原の量(濃度)を求める。 標識活性の測定方法お
よび標識活性からの目的抗原量の求め方は前記と同様で
ある。
なお、標、識化抗体6Aおよび6Bの標識7Aと7Bと
が異なるものである場合には、目的抗原IAおよびIB
のそれぞれを定量化することができることについては、
前記と同様であるが、この方法の場合、支持体5Aと5
Bとが互いに異なる性状(例えば、種類、材質、寸法、
外観形状、色彩、透明度または物性(導電性、磁性、非
磁性等)が異なる)のものを用いれば、各々の支持体に
結合された目的抗原の種類を特定することができるので
、標識7Aと7Bとが同一のものであっても目的抗原l
AおよびIBのそれぞれを定量化することができ好まし
い。
第5図に示す方法は、2以上の支持体を用いた方法であ
って、各支持体毎にリガンドおよび抗リガンド体の種類
が異なる場合の方法である。
[V−1] 検体中の2種の目的抗原IAおよびIBと、これらに特
異的に結合しうるリガンド化抗体2Aおよび2Bとをそ
れぞれ結合させる。
この場合、リガンド化抗体2Aのリガンド3Aと、リガ
ンド化抗体2Bのリガンド3Bとは、異なるものである
[V−2] 目的抗原IA−リガンド化化体体Aの複合体および目的
抗原IB−リガンド化化体体Bの複合体に、抗リガンド
体4Aが結合された支持体5Aおよび抗リガンド体4B
が結合された支持体5Bを加え、目的抗原IAおよびI
Bを支持体5Aおよび5Bにそれぞれ固定(固相化)す
る。
この場合、抗リガンド体4Aはリガンド3Aと、抗リガ
ンド体Bはリガンド3Bとそれぞれ結合しうるものであ
り、これらは異なるものである。 例えば、リガンド3
Aおよび抗リガンド体4Aはそれぞれビオチンおよびア
ビジン、リガンド3Bおよび抗リガンド体4Bはそれぞ
れ低分子ハブテンおよび抗ハブテン抗体である。
これにより、支持体5A−リガンド化抗体2A−目的抗
原IAの複合体および支持体5B−リガンド化抗体2B
−目的抗原IBの複合体が形成され、しかもこれらは単
一の操作で行うことができ、前記[IV−1]のごとき
、A系列とB系列とをそれぞれ別個に行う必要がない。
[V−3] 以後は、前記[IV−3]および[1V−4]と同様で
ある。
第6図に示す方法は、競合法を応用した場合における2
以上の支持体を用いた方法である。
[VI−1] 検体中の2種類の目的抗原IAおよびIBと、これらと
それぞれ同種の標識化抗原8Aおよび8Bとを、これら
と結合しうるリガンド化抗体2Aおよび2Bに、A l
i 8種それぞれで競合的に結合させる。
なお、図示の例では、リガンド化抗体2△のリガンド3
Aと、リガンド化抗体2Bのリガンド3Bとは異なるも
のである。
[VI−2] 目的抗原IA−リガンド化化体体A、 目的抗原IB−リガンド化化体体B、 標識化抗原8A−リガンド化抗体2Aおよび標識化抗原
8B−リガンド化抗体2Bの4種の複合体に、抗リガン
ド体4Aが結合された支持体5Aおよび抗リガンド体4
Bが結合された支持体5Bを加える。 これにより、目
的抗原IAおよび標識化抗原8Aが支持体5Aに、目的
抗原IBおよび標識化抗原8Bが支持体5Bにそれぞれ
固定(固相化)される。
[vr−3] 上記操作の後、未反応の抗体を洗浄により除去し、前記
と同様の方法により、支持体5Aおよび5Bに結合した
標識化抗原8Aおよび8Bの標識活性を測定し、これに
基づいて目的抗原の量(a度)を求める。
第7図に示す方法は、測定対象物が抗体(目的抗体)で
ある場合における2以上の支持体を用いた方法である。
 なお、必要に応じ、前記第4図に示す方法の説明にお
いて、「抗原」と「抗体」とを適宜入れ換えて読むもの
とする。
[Vll−1] 検体中の2種類の目的抗体9Aおよび9Bと、これらに
特異的に結合しうるリガンド化抗原10AおよびI O
’Bとをそれぞれ結合させる。
この場合、リガンド化抗原10Aのリガンド3Aと、リ
ガンド化抗原10Bのリガンド3Bとは、異なるもので
ある。
[Vm −2] 目的抗体9A−リガンド化抗原10Aの複合体および目
的抗体9B−リガンド化抗原10Bの複合体に、抗リガ
ンド体4Aが結合された支持体5Aおよび抗リガンド体
4Bが結合された支持体5Bを加え、目的抗体9Aおよ
び9Bを支持体5A:!3よび5Bにそれぞれ固定(固
相化)する。
これにより、支持体5A−リガンド化抗原10A−目的
抗体9Aの複合体および支持体5B−リガンド化抗原1
0B−目的抗体9Bの複合体が形成される。
[■−3] 以後は、前記[IV−31および[IV−4]と同様で
ある。
なお、前記第6図に示す方法と同様の方法(競合法の応
用)により、目的抗体9Aおよび9Bの検出を行うこと
も可能である。
また、前記競合法の応用(第6図)および目的抗体の検
出(第7図)においても、前記第4図に示す方法のごと
(、リガンド3と抗リガンド体4をA系列とB系列とで
それぞれ同種のものを用いて行うことが可能である。
上述したような免疫測定法は、次のような免疫測定用具
により実施することができる。
目的抗原検出用の免疫測定用具としては、■ ・支持体
5(抗リガンド体4付) ・リガンド化抗体2A(リガンド3付)・リガンド化抗
体2B(リガンド3付)・標識化抗体6A(標識7A付
) ・標識化抗体6B(標識7B付) で構成されているもの、 ■ ・支持体5(抗リガンド体4付) ・リガンド化抗体2A(リガンド3付)・リガンド化抗
体2B(リガンド3付)・標識化抗原8A(標識7A付
) ・標識化抗原8B(標識7B付) で構成されているもの。
■ ・支持体5A(抗リガンド体4付)・支持体5B(
抗リガンド体4付) ・リガンド化抗体2A(リガンド3付)・リガンド化抗
体2B(リガンド3付)・標識化抗体6A(標識7A付
) ・標識化抗体6B(標識7B付) で構成されているもの、 ■ ・支持体5A(抗すガンド体4A付)・支持体5B
(抗リガンド体4B付) ・リガンド化抗体2A(リガンド3A付)・リガンド化
抗体2B(リガンド3B付)・標識化抗体6A(標識7
A付) ・標識化抗体6B(標識7B付) で構成されているもの、 ■ ・支持体5A(抗リガンド体4付)・支持体5B(
抗リガンド体4付) ・リガンド化抗体2A(リガンド3A付)・リガンド化
抗体2B(リガンド3B付)・標識化抗原8A(標識7
A付) ・標識化抗原8B(標識7B付) で構成されているもの、 ■ ・支持体5A(抗すガンド体4A付)・支持体5B
(抗リガンド体4B付) ・リガンド化抗体2A(リガンド3A付)・リガンド化
抗体2B(リガンド3付B)・標識化抗原8A(欅識7
A付) ・標識化抗原8B(標識7B付) で構成されているもの等が挙げられる。
また、目的抗体検出用の免疫測定用具としては、 ■ ・支持体5(抗リガンド体4付) ・リガンド化抗原10A(リガンド3付)・リガンド化
抗原10B(リガンド3付)・標識化抗体11A(標識
7A付) ・標識化抗体11B(標識7B付) で構成されているもの、 ■ ・支持体5(抗リガンド体4付) ・リガンド化抗原10A(リガンド3付)・リガンド化
抗原10B(リガンド3付)・標識化抗体A(目的抗体
Aと競合) ・標識化抗体B(目的抗体Bと競合) で構成されているもの、 ■ ・支持体5A(抗リガンド体4付)・支持体5B(
抗リガンド体4付) ・リガンド化抗原10A(リガンド3付)・リガンド化
抗原10B(リガンド3付)・標識化抗体11A(標識
7A付) ・標識化抗体11B(標識7B付) で手M成されているもの、 [相] ・支持体5A(抗リガンド体4A付)・支持体
5B(抗リガンド体4B付) ・リガンド化抗原10A(リガンド3A付) ・リガンド化抗原10B(リガンド3B付) ・標識化抗体11A(標識7A付) ・標識化抗体11B(標識7B付) で構成されているもの。
■ ・支持体5A(抗リガンド体4付)・支持体5B(
抗リガンド体4付) ・リガンド化抗原10A(リガンド3付)・リガンド化
抗110B(リガンド3付)・標識化抗体A(目的抗体
Aと競合) ・標識化抗体B(目的抗体Bと競合) で構成されているもの、 ■ ・支持体5A(抗リガンド体4A付)・支持体5B
(抗リガンド体4B付) ・リガンド化抗原10A(リガンド3A付) リガンド化抗原10B(リガンド3B 付) ・標識化抗体A(目的抗体Aと競合) ・標識化抗体B(目的抗体Bと競合) で構成されているもの等が挙げられる。
なお、上記免疫測定用具■〜0において、支持体に予め
リガンド化抗体またはリガンド化抗原が固相化されたも
のでもよい。
このような各免疫測定用具■〜■の条件を下記表1にま
とめる。
表 このような各免疫測定用具におけるリガンド化抗体、リ
ガンド化抗原、標識化抗体および標識化抗原は、液体中
に保存されていてもよいが、保存性に優れ、また、コン
パクトで取り扱いに便利であるという点から、乾燥状態
、特に凍結乾燥さ、れた状態であるのが好ましい。 こ
の場合、これらの乾燥物に液体である検体を加えること
により、乾燥物は湿潤(吸水)して元の状態にもどり、
所望の反応を生じる。
また、前記各免疫測定用具の構成要素は、その全てを1
まとめにしておくこと、所定の構成要素毎にまとめてお
くこと、または各構成要素を別個にしてお(ことが可能
である。
例えば、免疫測定用具■、■、■および[相]の場合に
は、その全ての構成要素を1まとめに収納しておくこと
ができ、また、免疫測定用具■、■、■および0の場合
には、標識化抗原または抗体とリガンド化抗体または抗
原とが分離されていれば、各構成要素を任意に組み合わ
せて収納しておくことができる。
なお、上述のような免疫測定用具においては、例えば、
酵素基質、発色剤のような他の1成要素が含まれていて
もよい。
以上、A種、B種の2種の目的抗原または抗体を定量す
る場合について説明したが、本発明では、3種以上の目
的抗原または抗体の量を同時に測定することも可、能で
あり、この場合にも、上記各側に順じて行えばよい。
以上、本発明の免疫測定法および免疫測定用具につき、
数例を挙げて説明したが、本発明は、これらに限定され
るものではなく、上記各側に所定の操作を付加したもの
、またはその他種々の変形例、応用例が可能である。
また、本発明は、ガンマ−カーの検出に適用するのが有
用性が太き(好ましいが、これに限定されるものではな
く、その他、例えばホルモン、各種ウィルス抗体の検出
等にも適用することができる。
〈実験例〉 以下、本発明の具体的な実験例を挙げて説明する。
(実験例1) 機知の方、法により、アビジン(抗リガンド体)をポリ
スチレンビーズ(支持体)に固相化し、一方、ビオチン
(リガンド)をヤギ由来抗ラビットIgGおよびヤギ由
来抗マウスIgGにそれぞれ結合させた。
また、機知の方法により、ウマ由来抗ラビットrgGお
よびウマ由来抗マウスIgGにそれぞれ西洋ワサビ由来
ペルオキシダーゼ(標識)を結合させた。
なお、これらの反応は、すべて室温で行った。
下記表2中に示す各濃度のマウスIgGおよび/または
ラビットIgGを含む検体100μiと、0.6%牛血
清アルブミン(BSA)をPBS中に溶解したビオチン
化抗ラビットIgGとビオチン化抗マウスIgGを含む
溶液200μρと、アビジン化したポリスチレンビーズ
(直径0.25インチ)とを加え、180 rpmで回
転して撹拌し、30分間反応させた。
この反応後、蒸留水4mjで3回/IC浄し、これに西
洋ワサビ由来ベルオキシターゼ標識抗ラビットIgGお
よび西洋ワサビ由来ベルオキシターゼ標識抗マウスIg
Gを含む0.6%BSA−PBS溶液を300μ℃を加
え、180 rpmで回転し30分間反応させた。
この反応後、4mjの蒸留水で3回洗浄し、これに0.
03%H20□ (基質)および3mg/mj O−フ
ェニレンジアミン(発色剤)を含むクエン酸リン酸緩衝
液(pH4、0)を300μ2加え、30分間反応させ
、ImjのIN硫酸を加えてこの反応を停止させ、分光
光度計(日立製作所社製)を用いて波長492nmの吸
光度を測定した。
その結果を表2および第8図に示す。 なお、表2およ
び第8図中のマウスIgG+ラビットIgGの濃度は、
マウスIgGの検体中にラビットIgG0.62μg 
/mlを加えたものを示す。
この結果かられかるように、各々の測定において、lf
tのみの抗原が含まれる場合も、2種の抗原が含まれる
場合も、共に感度よく抗原が検出された。
表   2 傘二〇二2の平均値 (実験例2) 第2図に示す方法(競合法)により上記実験例1とほぼ
同様の条件で実験を行い、吸光度の測定を行った。
なお、目的抗原と競合する標識化抗原には、ベルオキシ
ダービ(標識)が結合されたプロゲステロンおよびアル
カリホスファターゼ(標識)が結合されたエストラジオ
ールを用いた。
(実験例3) 第4図に示す方法(2個の支持体)により上記実験例1
とほぼ同様の条件で実験を行い、吸光度の測定を行った
なお、用いた支持体は、いずれもアビジン化したポリス
チレンビーズであり、各々の直径は、0.25インチお
よび0.5インチとした。
(実験例4) 第5図に示す方法(2個の支持体)により上記実験例1
とほぼ同様の条件で実験を行い、吸光度の測定を行った
なお、用いた支持体は、マーキングにより区別性を有す
る2個のポリスチレンビーズ(各々直径0.25インチ
)であり、その一方にはアビジン、他方には抗ハブテン
抗体を結合したものである。
(実験例5) 第6図に示す方法(競合法)により上記実験例1とほぼ
同様の条件で実験を行い、吸光度の測定を行った。
なお、目的抗原と競合する標識化抗原にはペルオキシダ
ーゼ(標識)が結合されたプロゲステロンおよびアルカ
リホスファターゼ(標識)が結合されたエストラジオー
ルを用いた。
また、支持体は、実験例4と同様のものを用いた。
(実験例6) 第3図に示す方法(抗体の検出)により上記実験例1と
ほぼ同様の条件で目的抗体を検出する実験を行い、吸光
度の測定を行った。
なお、目的抗体としてHBs抗体およびHBe抗体、リ
ガンド化抗原としてHBs抗原およびHBe抗原を用い
た。
(実験例7) 第7図に示す方法(2個の支持体)により上記実験例1
とほぼ同様の条件で目的抗体を検出する実験を行い、吸
光度の測定を行った。
目的抗体およびリガンド化抗原については実験例6と同
様のものを、支持体については実験例4と同様のものを
用いた。
これら各実験例2〜7についても、上記実験例1と同様
、感度よく抗原または抗体が検出された。
〈発明の効果〉 本発明の免疫測定法および免疫測定用具によれば、1回
の操作で検体中の2種以上の抗原または抗体を検出する
ことができ、よって測定に費やす労力および時間を軽減
し、また測定に要する検体の量を少な(することができ
る。
また、本発明をガンマ−カーの検出、特にその−次測定
に利用する場合には、1回または少数回の操作で判定す
ることができるため、早期のガンの発見に貢献すること
大である。
また、本発明において、互いに性状が異なる2以上の支
持体を用いた場合には、同一の標識を用いたとしても、
各目的抗原または抗体のそれぞれを定量化することがで
きる。
4.4A、4B・・・抗リガンド体 5.5A、5B・・・支持体 6A、6B・・・標識化抗体 7A、7B・・・標識 8A、8B・・・標識化抗原 9A、9B・・・目的抗体 10A、10B・・・リガンド化抗原 11A、lIB・・・標識化抗体
【図面の簡単な説明】
第1図〜第7図は、それぞれ本発明の免疫測定法の手順
の例を模式的に示す説明図である。 第8図は、実験例における検体中の抗原の濃度と吸光度
との関係を示すグラフである。 符号の説明 lA、IB・・・目的抗原 2A、2B・・・リガンド化抗体 3.3A、3B・・・リガンド FIG、1 3.4 FIG、6 5A B FIG、8 マウス19G(−0−)、ラヒ゛ットTgG(−、−ム
−−)マワス19G+うご9F19G  <=−4−−
’)4几漕、の4冒I

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)検体中の2種以上の目的抗原または抗体を検出す
    るに際し、一つの検体中において各目的抗原または抗体
    と結合しうる抗体または抗原との反応により複合体を形
    成させて各目的抗原または抗体を少なくとも1つの支持
    体に固相化するとともに、これらを標識化し、この標識
    の標識活性に基づいて前記2種以上の目的抗原または抗
    体を検出することを特徴とする免疫測定法。
  2. (2)測定対象物たる2種以上の目的抗原と、これら各
    目的抗原と特異的に結合しうるリガンド化された抗体と
    、該リガンド化抗体のリガンドと結合しうる抗リガンド
    体が固相化された支持体と、標識化抗体とを反応させて
    、支持体−リガンド化抗体−目的抗原−標識化抗体の複
    合体を形成し、前記標識化抗体の標識活性を測定するこ
    とにより、前記2種以上の目的抗原の各々または合計の
    抗原量を求めることを特徴とする免疫測定法。
  3. (3)測定対象物たる2種以上の目的抗原と、これらと
    競合する標識化抗原と、これら各目的抗原および標識化
    抗原と特異的に結合しうるリガンド化された抗体と、該
    リガンド化抗体のリガンドと結合しうる抗リガンド体が
    固相化された支持体とを反応させて、支持体−リガンド
    化抗体−目的抗原および支持体−リガンド化抗体−標識
    化抗原の複合体を競合的に形成し、前記標識化抗原の標
    識活性を測定することにより、前記2種以上の目的抗原
    の各々または合計の抗原量を求めることを特徴とする免
    疫測定法。
  4. (4)測定対象物たる2種以上の目的抗体と、これら各
    目的抗体と特異的に結合しうるリガンド化された抗原と
    、該リガンド化抗原のリガンドと結合しうる抗リガンド
    体が固相化された支持体と、前記各目的抗体と結合しう
    る標識化抗体とを反応させて、支持体−リガンド化抗原
    −目的抗体−標識化抗体の複合体を形成し、前記標識化
    抗体の標識活性を測定することにより、前記2種以上の
    目的抗体の各々または合計の抗体量を同時に求めること
    を特徴とする免疫測定法。
  5. (5)測定対象物たる2種以上の目的抗原と、これら各
    目的抗原と特異的に結合しうるリガンド化された抗体と
    、該リガンド化抗体のリガンドと結合しうる抗リガンド
    体が固相化された2以上の支持体と、標識化抗体とを反
    応させて、それぞれの支持体に対し、支持体−リガンド
    化抗体−目的抗原−標識化抗体の複合体を形成し、前記
    標識化抗体の標識活性を測定することにより、前記2種
    以上の目的抗原の各々または合計の抗原量を求めること
    を特徴とする免疫測定法。
  6. (6)測定対象物たる2種以上の目的抗原と、これらと
    競合する標識化抗原と、これら各目的抗原および標識化
    抗原と特異的に結合しうるリガンド化された抗体と、該
    リガンド化抗体のリガンドと結合しうる抗リガンド体が
    固相化された2以上の支持体とを反応させて、それぞれ
    の支持体に対し、支持体−リガンド化抗体−目的抗原お
    よび支持体−リガンド化抗体−標識化抗原の複合体を競
    合的に形成し、前記標識化抗原の標識活性を測定するこ
    とにより、前記2種以上の目的抗原の各々または合計の
    抗原量を求めることを特徴とする免疫測定法。
  7. (7)測定対象物たる2種以上の目的抗体と、これら各
    目的抗体と特異的に結合しうるリガンド化された抗原と
    、該リガンド化抗原のリガンドと結合しうる抗リガンド
    体が固相化された2以上の支持体と、前記各目的抗体と
    結合しうる標識化抗体とを反応させて、それぞれの支持
    体に対し、支持体−リガンド化抗原−目的抗体−標識化
    抗体の複合体を形成し、前記標識化抗体の標識活性を測
    定することにより、前記2種以上の目的抗体の各々また
    は合計の抗体量を同時に求めることを特徴とする免疫測
    定法。
  8. (8)目的抗原または抗体の種類数に対応する数の支持
    体を有し、各支持体毎に異種の目的抗原または抗体が結
    合する請求項5〜7のいずれかに記載の免疫測定法。
  9. (9)前記各支持体は、その支持体に結合した目的抗原
    または抗体の種類を特定し得るようその性状が互いに異
    なるものである請求項8に記載の免疫測定法。
  10. (10)前記リガンドがビオチン、前記抗リガンド体が
    アビジンである請求項2〜9のいずれかに記載の免疫測
    定法。
  11. (11)前記標識が、酵素、放射性物質または蛍光物質
    である請求項1〜10のいずれかに記載の免疫測定法。
  12. (12)請求項1〜11のいずれかに記載の免疫測定法
    を実施するのに用いられる免疫測定用具であって、抗リ
    ガンド体が固相化された少なくとも1つの支持体と、各
    目的抗原または抗体と特異的に結合しうるリガンド化抗
    体または抗原と、標識化抗体または抗原とを含むことを
    特徴とする免疫測定用具。
  13. (13)請求項1に記載の免疫測定法を実施するのに用
    いられる免疫測定用具であって、各目的抗原または抗体
    と特異的に結合しうる抗体または抗原が固相化された少
    なくとも1つの支持体と、標識化抗体または抗原とを含
    むことを特徴とする免疫測定用具。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03221865A (ja) * 1990-01-26 1991-09-30 Wako Pure Chem Ind Ltd 微量成分の新規な分別測定方法
JP2013517478A (ja) * 2010-01-15 2013-05-16 ロベルト・ボッシュ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング 連続サンプリング装置および関連方法

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