JPH07199758A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH07199758A
JPH07199758A JP35439093A JP35439093A JPH07199758A JP H07199758 A JPH07199758 A JP H07199758A JP 35439093 A JP35439093 A JP 35439093A JP 35439093 A JP35439093 A JP 35439093A JP H07199758 A JPH07199758 A JP H07199758A
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charged
image forming
charging
gap
forming apparatus
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JP35439093A
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Takao Honda
孝男 本田
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Canon Inc
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  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】感光ドラムの母線方向の濃淡ムラ、濃度傾きを
なくす。 【構成】感光ドラム1に帯電ローラ2を当接させて、母
線方向に長い帯状のニップ部Nを形成する。ニップ部N
の上流側と下流側とに、それぞれ第1ギャップG1 、第
2ギャップG2 を形成する。ニップ部Nに沿って長い除
電LED11を配置し、第1ギャップG1 における被帯
電面1aの全域を照射可能とする。除電LED11は、
単数または複数アレイごとに点灯、消灯及び入力電圧が
可変となっていて、画像形成装置本体の操作パネルによ
り操作が可能である。感光ドラム1の被帯電面1aの母
線方向の濃淡ムラ、濃度傾きに応じて、アレイごとに適
宜に点灯、消灯を行うことにより、濃度ムラ等をなく
す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真装置等の画像
形成装置に係り、詳しくは感光体等の被帯電体の被帯電
面に帯電部材を当接させて被帯電面を帯電する帯電装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真装置(例えば、複写機、
レーザビームプリンタ)、静電記録装置等の画像形成装
置において、像担持体としての感光体、誘電体等の被帯
電面を帯電処理する装置としては、コロナ帯電装置が広
く利用されている。
【0003】このコロナ帯電装置は、空中放電であるコ
ロナ放電を利用して帯電するものであって、被帯電面を
所定の電位に均一に帯電処理する手段としては大変有効
であるが、反面、高圧電源が必要で、また、コロナ放電
時にオゾンが多く発生する等の短所を有する。
【0004】このようなコロナ帯電装置に対し、接触帯
電装置は、電源の低電圧化が図れ、またオゾンの発生量
が少ない等の長所を有している。接触帯電装置は、電圧
を印加した帯電部材を被帯電面に直接接触させて被帯電
面を帯電するものであって、上述のような長所から、例
えば画像形成装置において、像担持体等に対するコロナ
放電装置に代わる帯電処理手段として注目され、その実
用化研究が進められている。
【0005】例えば、先に提案(特開昭62−5149
2号公報、特開昭62−230334号公報等)されて
いるように、接触帯電装置において、直流電圧を帯電部
材に印加したときの帯電開始電圧の2倍以上のピーク間
電圧を有する振動電界(交互電界)を、帯電部材と感光
体等の被帯電体との間に形成すること、また表層に高抵
抗層を設けた帯電部材を用いること等により、感光体の
帯電均一性を確保し、また、被帯電体表面のピンホー
ル、傷等による電流のリーク防止を図っている。
【0006】また、帯電部材として導電性繊維毛ブラシ
あるいは導電性弾性ローラ等の導電性部材(導電性電位
維持部材)を被帯電体に接触させ、外部から直流電圧を
印加することにより被帯電体たる感光体表面に電荷を直
接注入して感光体表面を所定の電位に帯電させるものも
ある。
【0007】図8は接触式帯電装置の一例の概略図を示
し、図9はその拡大断面図を示す。これらの図に示す帯
電装置は、帯電ローラ2および電源3を備えている。帯
電部材としての帯電ローラ2は、中心の芯金2cと、そ
の外周に形成した導電層2bと、さらにその外周に形成
した抵抗層2aとからなる。帯電ローラ2は、被帯電体
としてのドラム状の感光ドラム1に平行に配置されると
ともに、芯金2cの左右両端部(軸方向の両端部)を不
図示の軸受け部材によって回転自由に支持されている。
帯電ローラ2は、また、押圧手段(不図示)によって感
光ドラム1表面の被帯電面1aに対して所定の押圧力を
もって圧接され、感光ドラム1の矢印R1方向の回転に
伴って矢印R2方向に従動回転する。なお、ギア等を取
り付け、モータから駆動を受け、強制駆動することも可
能である。また、図9の感光ドラム1における1bはア
ルミニウム等の基体層を、1cはピンホールをそれぞれ
図示している。
【0008】電源3は、帯電ローラ2に対するバイアス
印加電源である。この電源3と帯電ローラ2の芯金2c
とは、給電用摺動接点3aを介して電気的に接続されて
いて、帯電ローラ2は、電源3により所定のバイアスが
印加される。このバイアスとしては、従来から直流電圧
を印加するものや交流電圧に直流電圧を重畳した電圧を
印加するものなどが提案されている。
【0009】いま、感光ドラム1が矢印R1方向に回転
駆動されると、帯電ローラ2が矢印R2方向に従動回転
し、このとき、電源3によって帯電ローラ2に所定のバ
イアスが印加され、これにより、感光ドラム1の外周
面、つまり被帯電面1aが所定の極性、電位に帯電処理
される。
【0010】帯電された感光ドラム1は、その後、画像
内容に応じた画像露光5がなされ、静電潜像が形成され
る。静電潜像は、現像器6のトナーによって顕画化さ
れ、この顕像されたトナー像は、転写帯電器7によって
転写材Pに転写される。トナー像が転写された転写材P
は、定着器(不図示)によって、トナー像が固着された
後、装置外部に排出される。一方、転写後の感光ドラム
1は、転写残り現像剤(残留トナー)がクリーニング装
置9のクリーニングブレード9aによって除去され、つ
づいて、次の画像形成に備えて前露光装置10によって
除電され、次の画像形成に供される。
【0011】なお、感光ドラム1の被帯電面1aと帯電
ローラ2とが当接するニップ部をNとすると、被帯電面
1aの移動方向(矢印R1方向)を基準として、ニップ
部Nの幅方向の上流側と下流側とには、それぞれ第1ギ
ャップG1 、第2ギャップG2 とが形成される。これら
のギャップG1 、G2 の大きさ、つまり被帯電面1aと
帯電ローラ2との距離についてみると、これら第1ギャ
ップG1 と第2ギャップG2 は、前者はニップ部Nに向
かって漸滅する一方、後者はニップ部Nから遠ざかるに
つれて漸増している。また、これらギャップG1 、G2
は、いずれもニップ部Nの長さ方向(感光ドラム1の母
線方向)に沿って長く形成されている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来技術において、感光ドラム1として、被帯電面1a
がOPC(有機半導体)からなる感光体を使用する場合
には、長期使用によって、感光体の表面層が削れ、か
つ、その削れ量が感光ドラム長手方向位置で異なるとき
には、感光体の帯電特性や感度特性が位置ごとに変化
し、画像上で濃淡ムラや部分的な帯状カブリ等の画像不
良を発生するおそれがある。
【0013】しかも、特に高速の画像形成装置にあって
は、感光ドラム1として高感度感光材料を使う必要があ
り、機能分離型の電荷発生層や電荷輸送層等を有する積
層タイプ感光体が多用される。その場には、表層の電荷
輸送層に、表層削れ量抑制の機能材料を使用するが、そ
れでも削れを皆無とすることは技術的に困難である。こ
のような高感度材料の方が、周辺電界(例えば、導体基
盤と表層間形成される電界)に応じて、電荷発生に影響
を受けやすいため、ドラム表層が削れて、表層の容量が
増加した場合には表層電位を一定に保つと、削れ量に対
する感度低下率が増大することとなる。これは、感光ド
ラム長手方向の削れ量の違いで、表層膜厚が生じた場合
には、部分的な感度ムラも大きくなることを意味してい
る。
【0014】さらに、帯電機構として、接触帯電方式を
使用した場合には、感光体層膜厚に応じて放電開始電圧
が変化するため、前述の感度と同様に帯電能が変化す
る。しかも、膜厚が減少するに従い、放電開始電圧が低
下するため、一定電圧印加の帯電を行っても、電位が上
昇することになる。
【0015】以上の2点を総合して考えてると、ドラム
表層膜厚が薄くなった部分は、表面電位が増加し、か
つ、感光感度が低下するため、膜厚が薄くなっていない
部分に較べて、電位が全体的に高くなる。特に、中間調
領域の電位は、両者の差異が大きくなるため、削れム
ラ、削れ傾きがあった場合には、画像上に濃淡ムラ、濃
度傾きが激しく発生することになり大きな問題となって
いた。
【0016】また、接触帯電方式として、接触の半導電
性ローラやプレート、ブラシを使用した場合には、帯電
装置側でのドラム膜厚傾きによる帯電電位傾き補正は、
非常に困難である。つまり、傾いた感光層を有する感光
体や、耐久によって感光層厚が傾いたドラムに対して
は、対応する手段が皆無であった。なお、帯電装置が非
接触の帯電装置、例えばコロナ帯電装置の場合は、感光
ドラムの母線に対して、放電ワイヤを平行に配置せず
に、適宜な傾斜をもたせることによって、比較的容易
に、帯電電位の傾きを補正することができる。接触帯電
方式の場合には、これと同様の方策をとることが不可能
である。
【0017】そこで、本発明は、帯電部材として接触方
式の帯電部材を使用した場合でも、帯電電位の傾きの補
正を可能とし、濃度ムラ等の画像不良をなくすようにし
た画像形成装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述事情に鑑
みてなされたものであって、移動可能な被帯電面を有す
る被帯電体と、前記被帯電面に当接して帯状のニップ部
を形成し前記被帯電面を帯電する帯電部材とを備えた画
像形成装置において、前記被帯電面の移動方向を基準
に、前記ニップ部の幅方向の上流側に、該ニップ部に向
けて前記被帯電面と帯電部材との距離が漸滅する第1ギ
ャップを形成し、前記ニップ部の幅方向の下流側に、該
ニップ部から遠ざかるにつれて前記被帯電面と帯電部材
との距離が漸増する第2ギャップを形成するとともに、
前記被帯電体の被帯電面のうち、前記第1ギャップに対
応する面における前記ニップ部の長さ方向位置について
の除電量が変更可能な除電装置を配設してなることを特
徴とする。
【0019】この場合、前記被帯電体を感光体とする、
または前記除電装置を光照射装置とする、または前記帯
電部材を導電性高分子材料からなる円筒状のローラ部材
とする、または前記帯電部材が表面に高抵抗層を有する
ようにすることができる。
【0020】また、前記第1ギャップ及び第2ギャップ
に単極性電界を形成する手段を有するようにしてもよ
い。
【0021】さらに、前記除電装置が、被帯電体の清掃
部材に回動自在に設置された光反射部材であってもよ
い。
【0022】
【作用】以上構成に基づき、本発明によると、除電装置
は、第1ギャップの被帯電面について、そのニップ部の
長さ方向に沿って(以下「長手方向」という。)除電量
を変更することができるので、例えば被帯電面の感光体
表層の膜厚の長手方向ムラによる帯電、露光特性に応じ
た強除電または弱除電を行い、その部分の帯電能を低下
または上昇させることにより画像濃淡ムラや濃度傾きを
補正することができる。
【0023】
【実施例】以下、図面に沿って本発明の実施例について
説明する。 〈実施例1〉図1は、本発明に係る画像形成装置の画像
形成部近傍の概略を示す断面図である。
【0024】画像形成部には、装置本体(不図示)によ
って回転自在に支持された被帯電体としての円筒状の感
光ドラム1が配設されている。感光ドラム1は、層状の
導電性高分子材料、すなわちアルミニウム等の導電性基
体層1bと、その外周に形成された光導電層(被帯電
面)1aを基本構成層とするドラム型の電子写真感光体
である。感光ドラム1全体は、支軸1dを中心に矢印R
1方向に所定の周速度をもって回転駆動される。
【0025】感光ドラム1の上方には帯電部材2が配置
されている。帯電部材2は、感光ドラム1の被帯電面1
aに当接して、これを所定の極性・電位に一様に一次帯
電処理する部材であり、本実施例ではローラタイプのも
のが使用されている(以下「帯電ローラ」という。)。
帯電ローラ2は、中心の芯金2cと、その外周に形成し
た導電層2bと、さらにその外周に形成した抵抗層2a
2 、2a1 とを備えている。帯電ローラ2は、芯金2c
の左右方向(芯金2cに沿った方向をいう。以下同
様。)の両端部が不図示の軸受け部材によって回転自由
に支持されており、感光ドラム1に平行して配設される
とともに、押圧手段(不図示)によって感光ドラム1の
被帯電面1aに対して所定の押圧力をもって圧接され、
感光ドラム1の矢印R1方向の回転に伴って、矢印R2
方向に従動回転する。帯電ローラ2の芯金2cには、給
電用摺動接点3aが接触されていて、この接点3aを介
して電源3のバイアス電圧が印加される。これにより、
感光ドラム1の被帯電面1aが所定の極性・電位に接触
帯電される。なお、帯電ローラ2は、上述のように従動
回転させてもよいし、感光ドラム1の被帯電面1aの回
転方向に対して順方向または逆方向に所定の周速度をも
って積極的に回転駆動するようにしもよい。さらには、
回転させることなく、固定的に配設することも可能であ
る。
【0026】帯電ローラ2で均一に帯電処理を受けた感
光ドラム1は、次いで露光手段5により目的画像情報の
露光(レーザビーム走査露光、原稿画像のスリット露光
等。本実施例では原稿画像のスリット露光とする。)を
受けることで、被帯電面1aに目的の画像情報に対応し
た静電潜像が形成される。静電潜像は、次いで現像装置
6によりトナーが付着され、トナー像として順次、可視
像化されていく。
【0027】このトナー像は、次いで、転写装置7によ
り、転写材Pに転写される。転写装置7は、回転自在な
転写ローラ7aと、電源7bとを備え、電源7bによっ
て転写材Pの裏面側からトナーと逆極性の帯電を行うこ
とによって、感光ドラム1上のトナー像を順次、転写材
Pの上面に転写する。ここで、転写材Pは、不図示の給
搬送装置から感光ドラム1の回転と同期どりされて適正
なタイミングをもって感光ドラム1と転写装置7との間
の転写部へ搬送されたものである。
【0028】トナー像の転写を受けた転写材Pは、つづ
いて感光ドラム1から分離されて不図示の定着装置へ搬
送されてトナー像が定着され、その後、装置本体外部に
排出されるか、または、例えば、裏面にも像形成するも
のであれば、転写部への再搬送手段へ搬送される。
【0029】トナー像がなくなった像転写後の感光ドラ
ム1は、クリーニング装置9のクリーニングブレード9
aによって残留トナー等の付着汚染物が除去され、つづ
いて、前露光装置10によって電荷が除去される。
【0030】クリーニング装置9とその下流側の帯電ロ
ーラ2との間には、本発明の特徴である除電装置11が
配設されている。この除電装置11は、上述の前露光装
置10が感光ドラム1の被帯電面1aの残留電荷を除去
して被帯電面1aをほぼ0Vにするのとは異なり、後述
のように、帯電ローラ2による被帯電面1aの帯電が好
適に行われるようにするためのものである。
【0031】除電装置11の詳説に先立ち、まず、帯電
ローラ2について詳述する。本実施例で使用した帯電ロ
ーラ2は、図1に示すように、芯金2cの上にEPDM
等の104 〜105 Ω・cmの導電ゴム層2bを設け、そ
の上にヒドリンゴム等からなる107 〜109 Ω・cm程
度の中抵抗層2a2 を設け、その上にトレジン(注:帝
国科学(株)の商標)等のナイロン系物質からなる10
7 〜1010Ω・cmのブロッキング層2a1 を表層として
設けた、硬度がAsker−c測定で50〜70°程度
のものを用いた。そして、この帯電ローラ2を感光ドラ
ム1に、総圧1600gで当接させ、矢印R2方向に従
動回転させる。
【0032】ここで、感光ドラム1の被帯電面1aに帯
電ローラ2を当接させたときにできるニップ部をNとす
ると、ニップ部Nの幅方向の上流側と下流側とにはそれ
ぞれ第1ギャップG1 と第2ギャップG2 とが形成され
る。感光ドラム1の被帯電面1aと帯電ローラ2の外周
面との間に形成されるこれらのギャップG1 、G2 は、
被帯電面1aの移動方向(矢印R1方向)を基準とし
て、上流側の第1ギャップG1 においては、被帯電面1
aと帯電ローラ2との間の距離が、ニップ部Nに向けて
漸滅する一方、下流側の第2ギャップG2 においては、
被帯電面1aと帯電ローラ2との間の距離が、ニップ部
Nから遠ざかるにしたがって漸増する。ニップ部Nは、
帯電ローラ2の左右方向(軸方向)のほぼ全長にわたっ
て形成されており、したがって、第1ギャップG1 、第
2ギャップG2 も帯電ローラ2のほぼ全長にわたって形
成されている。
【0033】つづいて、図1に示す構成の画像形成装置
にて除電を行う場合の動作シーケンスについて、図2を
参照して説明する。 プリント開始信号に基づき、それまでスタンバイ状
態にあった感光ドラム1の回転駆動が開始されて前回転
期間が開始される。この感光ドラム1の回転開始と同時
にヒューズランプ(除電装置)11がONとなり、区間
A1において感光ドラム1の被帯電面1aが一周面以上
にわって除電される。 次に帯電ローラ2に対する一次帯電バイアスである
DCバイアスがONとなる。 次に画像露光(原稿画像のスリット露光)による1
枚目の画像形成が行われる。 最終枚目のプリントの画像形成が終了したら感光ド
ラム1は後回転期間に入り、この後回転期間の区間A2
において、ヒューズランプ11によって感光ドラム1の
一周面以上の除電露光がなされて除電され、感光ドラム
1の回転と除電露光がOFFとなり、装置は次のプリン
ト開始信号の入力までスタンバイ状態に入る。
【0034】除電装置11は、ニップ部Nの長手方向に
一列に並べられたLED(発光ダイオード)光源であ
り、単光源の照射直径は、0.06mm〜4mm程度が
適切である。また、この除電LED11は、単数または
複数アレイごとに点灯、消灯及び入力電圧が可変となっ
ていて、画像形成装置本体の操作パネル(不図示)によ
り、操作が可能である。
【0035】上述の除電LED11は、感光ドラム1と
帯電ローラ2の第1ギャップG1 のドラム面(被帯電面
1a)全域を照射するように設定されている。
【0036】この構成において、操作者は中間調画像形
成を行いながら、その画像の長手方向の奥側濃度が濃い
場合には奥側の除電LEDランプ光量を増加させる操作
をし、またその逆も同様に行うことにより長手方向の濃
度を均一になるように調整する。 〈実施例2〉また、第2の実施例として、図3に示すよ
うに、ドラムの膜厚検知部材14を感光ドラム1の長手
方向(母線方向)に設置し、その検知信号に応じて除電
LED11の光量分布を補正装置15によって自動補正
することにより自動で長手方向濃淡ムラを補正すること
もできる。ここで、ドラム膜厚が薄いと検知された部分
は、除電LED照射光量を増加させるように制御し、帯
電電位が上昇した分を低下補正し、濃淡ムラをなくして
均一濃度とする。 〈実施例3〉実施例3として第4図は非画像形成時に一
様な帯電を行った後で中間調濃度が感光ドラム1上に現
像されるような現像バイアスを印加し、そのときの、ド
ラム上の濃度を長手全域に設けた濃度検知装置16によ
り検知することにより、高濃度部分に対応する部分の除
電LED照射光量を増加する補正を補正装置18により
行う。
【0037】この行程を複数回繰り返すことにより、濃
度ムラ、濃淡ムラを高精度に均一補正することが可能と
なる。
【0038】この構成は、転写後の転写材P上の画像濃
度を検知して行うことも同様に可能である。
【0039】また、現像前の感光ドラム1表面電位の長
手方向分布を電位検知装置17によって測定して、除電
LED11へフィードバックをすることも有効である。 〈実施例4〉除電装置11は、図5に示すように、前露
光装置10と光反射部材12とによって構成することが
できる。光反射部材12は、図6(a)に示すように、
クリーニング装置(清掃部材)9のブレード支持部材9
bに取り付ける。光反射部材12は、クリーニングブレ
ード9aに沿って長く配置され、中央のヒンジ13を介
して揺動自在に取り付けられている。第1ギャップG1
における感光ドラム1の被帯電面1aの照度は、図6
(a)において光反射部材12の左端側を下げて点線の
位置に配置すると、図6(b)中の点線のようになり、
一方左端側を上げて二点鎖線の位置に配置すると、同図
中の二点鎖線のようになる。本実施例は、感光ドラム1
の被帯電面1aの帯電電位が、その母線方向に沿って傾
斜している場合に有効である。
【0040】なお、光反射部材13の揺動中心となるヒ
ンジ13の位置は、光反射部材13の長手方向中心に限
らず、図7に示すように右端側(またはその反対の左端
側)に設定してもよい。
【0041】
【発明の効果】以上述べたように、被帯電体の被帯電面
と帯電部材とのニップ部の上流側の第1ギャップに対応
する被帯電面の長手方向の除電分布(例えば光照射分
布)を可変とすることにより、被帯電面の初期の膜厚の
傾きや塗りムラ、及び耐久後のドラム削れ量の位置的な
ムラ等に起因する濃度ムラや濃淡ムラを補正することが
可能となり、常に良好な画質の画像を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1における画像形成装置の画像形成部近
傍の構成を示す縦断面図。
【図2】実施例1における除電の動作シーケンス図。
【図3】実施例2における画像形成装置の画像形成部近
傍の構成を示す縦断面図。
【図4】実施例3における画像形成装置の画像形成部近
傍の構成を示す縦断面図。
【図5】実施例4における画像形成装置の画像形成部近
傍の構成を示す縦断面図。
【図6】(a)は実施例4の光反射部材の構成を示す側
面図及び正面図。(b)は(a)の光反射部材の位置を
ずらしたときの感光ドラム面上の照度を示す図。
【図7】実施例4の光反射部材の他の取り付け方法を示
す図。
【図8】従来の画像形成装置の画像形成部近傍の構成を
示す縦断面図。
【図9】従来の帯電部材、及び感光ドラム表面の拡大断
面図。
【符号の説明】
1 被帯電体(感光ドラム、感光体) 1a 被帯電面 2 帯電部材(帯電ローラ) 2a1 高抵抗層(ブロッキング層) 9 清掃部材(クリーニング装置) 11 除電装置(光照射装置、ヒューズランプ) 12 光反射部材 G1 第1ギャップ G2 第2ギャップ N ニップ部 R1 被帯電面の移動方向

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動可能な被帯電面を有する被帯電体
    と、前記被帯電面に当接して帯状のニップ部を形成し前
    記被帯電面を帯電する帯電部材とを備えた画像形成装置
    において、 前記被帯電面の移動方向を基準に、前記ニップ部の幅方
    向の上流側に、該ニップ部に向けて前記被帯電面と帯電
    部材との距離が漸滅する第1ギャップを形成し、前記ニ
    ップ部の幅方向の下流側に、該ニップ部から遠ざかるに
    つれて前記被帯電面と帯電部材との距離が漸増する第2
    ギャップを形成するとともに、 前記被帯電体の被帯電面のうち、前記第1ギャップに対
    応する面における前記ニップ部の長さ方向位置について
    の除電量が変更可能な除電装置を配設してなる、 ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記被帯電体が感光体である、 ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記除電装置が光照射装置である、 ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の画像形
    成装置。
  4. 【請求項4】 前記帯電部材が導電性高分子材料からな
    る円筒状のローラ部材である、 ことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか記
    載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記帯電部材が表面に高抵抗層を有す
    る、 ことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか記
    載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記第1ギャップ及び第2ギャップに単
    極性電界を形成する手段を有する、 ことを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか記
    載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記除電装置が、被帯電体の清掃部材に
    回動自在に設置された光反射部材である、 ことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか記
    載の画像形成装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012132951A (ja) * 2010-12-17 2012-07-12 Canon Inc 画像形成装置
JP2015203759A (ja) * 2014-04-14 2015-11-16 株式会社リコー 画像形成装置
JP2016090909A (ja) * 2014-11-10 2016-05-23 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置

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