JPH0862946A - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置Info
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- JPH0862946A JPH0862946A JP6221117A JP22111794A JPH0862946A JP H0862946 A JPH0862946 A JP H0862946A JP 6221117 A JP6221117 A JP 6221117A JP 22111794 A JP22111794 A JP 22111794A JP H0862946 A JPH0862946 A JP H0862946A
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- charging
- image forming
- voltage
- charged
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- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 電圧を印加した帯電部材2を被帯電体1に当
接させて帯電する工程を含む作像プロセスの画像形成装
置であり、帯電部材が被帯電体の非画像形成領域に対応
しているときに該帯電部材を直流定電圧制御し、そのと
きの被帯電体層厚に応じた直流電流量を検知し、該帯電
部材が被帯電体の画像形成領域に対応しているときは上
記検知した直流電流量に応じた直流電圧で該帯電部材を
直流定電圧制御するようにした画像形成装置において、
1回の検知のずれやふれを吸収して安定した画像を形成
するようにすること。 【構成】 上記検知直流電流量を、画像形成後も、少な
くとも再度直流電流量を検知時以降も保持し、次の直流
電圧で帯電部材を直流定電圧制御する時、直前の検知さ
れた直流電流量と、それ以前に保持された少なくとも1
つ以上前の検知された直流電流量をもとに帯電部材を直
流定電圧制御する値を決めること。
接させて帯電する工程を含む作像プロセスの画像形成装
置であり、帯電部材が被帯電体の非画像形成領域に対応
しているときに該帯電部材を直流定電圧制御し、そのと
きの被帯電体層厚に応じた直流電流量を検知し、該帯電
部材が被帯電体の画像形成領域に対応しているときは上
記検知した直流電流量に応じた直流電圧で該帯電部材を
直流定電圧制御するようにした画像形成装置において、
1回の検知のずれやふれを吸収して安定した画像を形成
するようにすること。 【構成】 上記検知直流電流量を、画像形成後も、少な
くとも再度直流電流量を検知時以降も保持し、次の直流
電圧で帯電部材を直流定電圧制御する時、直前の検知さ
れた直流電流量と、それ以前に保持された少なくとも1
つ以上前の検知された直流電流量をもとに帯電部材を直
流定電圧制御する値を決めること。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、電子写真装置
(複写機・光プリンタなど)・静電記録装置等の画像形
成装置のように、被帯電体としての像担持体(電子写真
感光体・静電記録誘電体など)の面を帯電処理する工程
を含む転写式(間接式)或いは直接式の作像プロセスを
適用して画像形成を実行する画像形成装置に関する。
(複写機・光プリンタなど)・静電記録装置等の画像形
成装置のように、被帯電体としての像担持体(電子写真
感光体・静電記録誘電体など)の面を帯電処理する工程
を含む転写式(間接式)或いは直接式の作像プロセスを
適用して画像形成を実行する画像形成装置に関する。
【0002】より詳しくは、被帯電体の帯電処理手段と
して、電圧を印加した帯電部材を被帯電体に当接させて
被帯電体面を帯電する接触式帯電装置を利用した画像形
成装置に関する。
して、電圧を印加した帯電部材を被帯電体に当接させて
被帯電体面を帯電する接触式帯電装置を利用した画像形
成装置に関する。
【0003】また帯電処理した被帯電体面に画像情報を
含んだ光像を照射する工程を含む作像プロセスを適用し
て画像形成を実行する画像形成装置に関する。
含んだ光像を照射する工程を含む作像プロセスを適用し
て画像形成を実行する画像形成装置に関する。
【0004】
【従来の技術】前記のような画像形成装置において、被
帯電体としての像担持体面を帯電処理する手段機器とし
ては従来よりコロナ放電装置が広く利用されている。
帯電体としての像担持体面を帯電処理する手段機器とし
ては従来よりコロナ放電装置が広く利用されている。
【0005】コロナ放電装置は像担持体等の被帯電体面
を所定の電位に均一に帯電処理する手段として有効であ
る。しかし、高圧電源を必要とし、コロナ放電のために
好ましくないオゾンが発生するなどの問題点を有してい
る。
を所定の電位に均一に帯電処理する手段として有効であ
る。しかし、高圧電源を必要とし、コロナ放電のために
好ましくないオゾンが発生するなどの問題点を有してい
る。
【0006】このようなコロナ放電装置に対して、前記
のように電圧を印加した帯電部材を被帯電体面に接触さ
せて被帯電体面を帯電処理する接触式帯電装置は、電源
の低圧化が図れ、オゾンの発生量が少ない等の長所を有
していることから、例えば画像形成装置に於いてコロナ
放電装置にかえて感光体・誘電体等の像担持体、その他
の被帯電体面の帯電処理手段として注目され、その実用
化研究が進められている。
のように電圧を印加した帯電部材を被帯電体面に接触さ
せて被帯電体面を帯電処理する接触式帯電装置は、電源
の低圧化が図れ、オゾンの発生量が少ない等の長所を有
していることから、例えば画像形成装置に於いてコロナ
放電装置にかえて感光体・誘電体等の像担持体、その他
の被帯電体面の帯電処理手段として注目され、その実用
化研究が進められている。
【0007】例えば、特願昭62-51492号・同 62-230334
号などにあるように、接触式帯電装置に於いて直流電圧
を帯電部材に印加したときの被帯電体の帯電開始電圧の
2倍以上のピーク間電圧を有する振動電界(交互電界、
時間とともに電圧値が周期的に変化する電界(電圧))
を帯電部材と被帯電体との間に形成すること、更には表
層に高抵抗層を設けた帯電部材を用いることにより、被
帯電体の帯電均一性、感光体等の被帯電体表面のピンホ
ール・傷等によるリーク防止等を図ることができる。
号などにあるように、接触式帯電装置に於いて直流電圧
を帯電部材に印加したときの被帯電体の帯電開始電圧の
2倍以上のピーク間電圧を有する振動電界(交互電界、
時間とともに電圧値が周期的に変化する電界(電圧))
を帯電部材と被帯電体との間に形成すること、更には表
層に高抵抗層を設けた帯電部材を用いることにより、被
帯電体の帯電均一性、感光体等の被帯電体表面のピンホ
ール・傷等によるリーク防止等を図ることができる。
【0008】また、帯電部材として導電性繊維毛ブラシ
あるいは導電性弾性ローラ等の導電性部材(導電性電位
維持部材)を被帯電体と接触させ、外部から直流電圧を
印加することにより被帯電体表面に電荷を直接注入して
被帯電体表面を所定の電位に帯電させるものもある。
あるいは導電性弾性ローラ等の導電性部材(導電性電位
維持部材)を被帯電体と接触させ、外部から直流電圧を
印加することにより被帯電体表面に電荷を直接注入して
被帯電体表面を所定の電位に帯電させるものもある。
【0009】図13は接触式帯電装置の一例の概略構成
の横断面図である。
の横断面図である。
【0010】1は被帯電体である。本例では回転ドラム
型の電子写真感光体(以下、感光体と記す)である。本
例の該感光体1はアルミニウム等の導電性基層1bと、
その外面に形成した光導電層1aとを基本構成層とする
ものである。
型の電子写真感光体(以下、感光体と記す)である。本
例の該感光体1はアルミニウム等の導電性基層1bと、
その外面に形成した光導電層1aとを基本構成層とする
ものである。
【0011】2は帯電部材である。本例はローラタイプ
である(以下帯電ローラと記す)。該帯電ローラ2は中
心の芯金2cと、その外周に形成した導電層2bと、更
にその外周に形成した抵抗層2aとからなる。
である(以下帯電ローラと記す)。該帯電ローラ2は中
心の芯金2cと、その外周に形成した導電層2bと、更
にその外周に形成した抵抗層2aとからなる。
【0012】帯電ローラ2は芯金2cの両端部を不図示
の軸受部材に回転自由に軸受させて、ドラム型の感光体
1に並行に配置して不図示の押圧手段で感光体1面に対
して所定の押圧力をもって圧接され、感光体1の回転駆
動に伴い従動回転する。ギア等を取り付け、モータから
駆動力を伝達させて強制回転駆動させることも可能であ
る。
の軸受部材に回転自由に軸受させて、ドラム型の感光体
1に並行に配置して不図示の押圧手段で感光体1面に対
して所定の押圧力をもって圧接され、感光体1の回転駆
動に伴い従動回転する。ギア等を取り付け、モータから
駆動力を伝達させて強制回転駆動させることも可能であ
る。
【0013】3は帯電ローラ2に対するバイアス印加電
源である。この電源3と帯電ローラ2の芯金2cとが電
気的に接続されていて電源3により帯電ローラ2に対し
て所定のバイアスが印加される。このバイアスとしては
直流電圧のみの印加でもよいが、前述のように交流電圧
に直流電圧を重畳した振動電圧を印加するのが好まし
い。
源である。この電源3と帯電ローラ2の芯金2cとが電
気的に接続されていて電源3により帯電ローラ2に対し
て所定のバイアスが印加される。このバイアスとしては
直流電圧のみの印加でもよいが、前述のように交流電圧
に直流電圧を重畳した振動電圧を印加するのが好まし
い。
【0014】そして、被帯電体たる感光体1が回転駆動
されると、該感光体1に圧接され且つバイアス電圧が印
加された帯電部材としての帯電ローラ2により感光体1
の外周面が所定の極性・電位に帯電処理される。
されると、該感光体1に圧接され且つバイアス電圧が印
加された帯電部材としての帯電ローラ2により感光体1
の外周面が所定の極性・電位に帯電処理される。
【0015】感光体1の周囲・周辺には後述する図1の
ように、上記の帯電手段としての帯電ローラ2の他に露
光手段・現像手段・転写手段・クリーニング手段、画像
定着手段等の所要の作像プロセス機器が配設されて画像
形成機構が構成されていて画像形成が実行されるが、こ
の図にはそれ等のプロセス機器を省略してある。
ように、上記の帯電手段としての帯電ローラ2の他に露
光手段・現像手段・転写手段・クリーニング手段、画像
定着手段等の所要の作像プロセス機器が配設されて画像
形成機構が構成されていて画像形成が実行されるが、こ
の図にはそれ等のプロセス機器を省略してある。
【0016】上記のような画像形成装置は画像形成回数
が増加するにつれて感光体の外周面がクリーニング手段
のクリーニングブレードや現像剤等により削られる。そ
して感光体の厚み(層厚、膜厚)が減少することによる
等価容量変化により帯電特性が変化する。
が増加するにつれて感光体の外周面がクリーニング手段
のクリーニングブレードや現像剤等により削られる。そ
して感光体の厚み(層厚、膜厚)が減少することによる
等価容量変化により帯電特性が変化する。
【0017】特に、帯電手段が接触方式の直流電圧印加
の場合には、感光体の容量変化に大きく影響を受ける。
即ち、画像形成使用回数が増え、感光体の膜厚が減少す
ると、帯電ローラに流れる直流電流が増加し感光体の外
周面の表面電位は上昇する。
の場合には、感光体の容量変化に大きく影響を受ける。
即ち、画像形成使用回数が増え、感光体の膜厚が減少す
ると、帯電ローラに流れる直流電流が増加し感光体の外
周面の表面電位は上昇する。
【0018】この現象を回避するためには、感光体の表
面電位を検出する表面電位センサ等が必要であり、装置
としては大幅なコストアップと複雑化及び大型化となっ
てしまい、小型で低価格な画像形成装置を開発する上で
大きな障害となっていた。
面電位を検出する表面電位センサ等が必要であり、装置
としては大幅なコストアップと複雑化及び大型化となっ
てしまい、小型で低価格な画像形成装置を開発する上で
大きな障害となっていた。
【0019】また、帯電部材2の抵抗層2aの抵抗値は
環境湿度や耐久の進行等の要因により変動しやすい。そ
のために感光体の表面電位が変動し、画像濃度や画質を
安定して形成することを阻害する因子の一つとなってい
た。
環境湿度や耐久の進行等の要因により変動しやすい。そ
のために感光体の表面電位が変動し、画像濃度や画質を
安定して形成することを阻害する因子の一つとなってい
た。
【0020】そのため以下のような構成が特開平5-3073
15号公報によって提案されている。
15号公報によって提案されている。
【0021】即ち、被帯電体に該被帯電体面を帯電処理
する工程を含む作像プロセスを適用して画像形成を実行
する画像形成装置であり、該被帯電体の帯電処理手段
は、電圧を印加した帯電部材を被帯電体に当接させて被
帯電体面を帯電する接触式帯電装置であり、該帯電部材
が被帯電体の非画像形成領域に対応しているときに該帯
電部材を直流定電圧制御し、そのときの被帯電体層厚に
応じた直流電流量を検知し、該帯電部材が被帯電体の画
像形成領域に対応しているときは上記検知した直流電流
量に応じた直流電圧で該帯電部材を直流定電圧制御する
ようにしたことを特徴とする画像形成装置(APVC制
御方式の画像形成装置)である。
する工程を含む作像プロセスを適用して画像形成を実行
する画像形成装置であり、該被帯電体の帯電処理手段
は、電圧を印加した帯電部材を被帯電体に当接させて被
帯電体面を帯電する接触式帯電装置であり、該帯電部材
が被帯電体の非画像形成領域に対応しているときに該帯
電部材を直流定電圧制御し、そのときの被帯電体層厚に
応じた直流電流量を検知し、該帯電部材が被帯電体の画
像形成領域に対応しているときは上記検知した直流電流
量に応じた直流電圧で該帯電部材を直流定電圧制御する
ようにしたことを特徴とする画像形成装置(APVC制
御方式の画像形成装置)である。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この手段構成
では、通常、例えばコピー前に直流電流量検知し、その
後それに基づいての電圧決定の繰り返しであり、ノイズ
や接点不良等の理由でコピー前の直流電流量がふれてず
れた場合は、印加電圧がずれ、画像濃度が変化するとい
う欠点があった。
では、通常、例えばコピー前に直流電流量検知し、その
後それに基づいての電圧決定の繰り返しであり、ノイズ
や接点不良等の理由でコピー前の直流電流量がふれてず
れた場合は、印加電圧がずれ、画像濃度が変化するとい
う欠点があった。
【0023】そこで本発明はこの問題点を解消して安定
した画像形成が実行されるようにすることを目的とす
る。
した画像形成が実行されるようにすることを目的とす
る。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明は下記の構成を特
徴とする画像形成装置である。
徴とする画像形成装置である。
【0025】(1)被帯電体に該被帯電体面を帯電処理
する工程を含む作像プロセスを適用して画像形成を実行
する画像形成装置であり、該被帯電体の帯電処理手段
は、電圧を印加した帯電部材を被帯電体に当接させて被
帯電体面を帯電する接触式帯電装置であり、該帯電部材
が被帯電体の非画像形成領域に対応しているときに該帯
電部材を直流定電圧制御し、そのときの被帯電体層厚に
応じた直流電流量を検知し、該帯電部材が被帯電体の画
像形成領域に対応しているときは上記検知した直流電流
量に応じた直流電圧で該帯電部材を直流定電圧制御する
ようにした画像形成装置において、上記検知直流電流量
を、画像形成後も、少なくとも再度直流電流量を検知時
以降も保持し、次の直流電圧で該帯電部材を直流定電圧
制御する時に、直前の検知された直流電流量と、それ以
前に保持された少なくとも1つ以上前の検知された直流
電流量をもとに該帯電部材を直流定電圧制御する値を決
めることを特徴とした画像形成装置。
する工程を含む作像プロセスを適用して画像形成を実行
する画像形成装置であり、該被帯電体の帯電処理手段
は、電圧を印加した帯電部材を被帯電体に当接させて被
帯電体面を帯電する接触式帯電装置であり、該帯電部材
が被帯電体の非画像形成領域に対応しているときに該帯
電部材を直流定電圧制御し、そのときの被帯電体層厚に
応じた直流電流量を検知し、該帯電部材が被帯電体の画
像形成領域に対応しているときは上記検知した直流電流
量に応じた直流電圧で該帯電部材を直流定電圧制御する
ようにした画像形成装置において、上記検知直流電流量
を、画像形成後も、少なくとも再度直流電流量を検知時
以降も保持し、次の直流電圧で該帯電部材を直流定電圧
制御する時に、直前の検知された直流電流量と、それ以
前に保持された少なくとも1つ以上前の検知された直流
電流量をもとに該帯電部材を直流定電圧制御する値を決
めることを特徴とした画像形成装置。
【0026】(2)上記(1)に記載の画像形成装置に
おいて、直前の検知された直流電流量と、それ以前に保
持された少なくとも1つ以上前の検知された直流電流量
の平均の値を用いて該帯電部材を直流定電圧制御する値
を決めることを特徴とした画像形成装置。
おいて、直前の検知された直流電流量と、それ以前に保
持された少なくとも1つ以上前の検知された直流電流量
の平均の値を用いて該帯電部材を直流定電圧制御する値
を決めることを特徴とした画像形成装置。
【0027】(3)被帯電体に該被帯電体面を帯電処理
する工程を含む作像プロセスを適用して画像形成を実行
する画像形成装置であり、該被帯電体の帯電処理手段
は、電圧を印加した帯電部材を被帯電体に当接させて被
帯電体面を帯電する接触式帯電装置であり、該帯電部材
が被帯電体の非画像形成領域に対応しているときに該帯
電部材を直流定電圧制御し、そのときの被帯電体層厚に
応じた直流電流量を検知し、該帯電部材が被帯電体の画
像形成領域に対応しているときは上記検知した直流電流
量に応じた直流電圧で該帯電部材を直流定電圧制御する
ようにした画像形成装置において、上記検知直流電流量
を、画像形成後も少なくとも再度直流電流量を検知時以
降も保持しており、この保持した直流電流量を別にクリ
アあるいは更新する手段を有することを特徴とする画像
形成装置。
する工程を含む作像プロセスを適用して画像形成を実行
する画像形成装置であり、該被帯電体の帯電処理手段
は、電圧を印加した帯電部材を被帯電体に当接させて被
帯電体面を帯電する接触式帯電装置であり、該帯電部材
が被帯電体の非画像形成領域に対応しているときに該帯
電部材を直流定電圧制御し、そのときの被帯電体層厚に
応じた直流電流量を検知し、該帯電部材が被帯電体の画
像形成領域に対応しているときは上記検知した直流電流
量に応じた直流電圧で該帯電部材を直流定電圧制御する
ようにした画像形成装置において、上記検知直流電流量
を、画像形成後も少なくとも再度直流電流量を検知時以
降も保持しており、この保持した直流電流量を別にクリ
アあるいは更新する手段を有することを特徴とする画像
形成装置。
【0028】
【作用】即ち、本発明は、検知された直流電流量の値
を、少なくとも次の検知以降も保持する。そして画像形
成時における印加直流電圧量を、直前の検知された直流
電流量だけではなく、少なくとも1つ以上前の検知され
た直流電流量をももとにして決める。例えば、それらの
平均値をもって、次の画像形成時における印加直流電圧
量を決める。
を、少なくとも次の検知以降も保持する。そして画像形
成時における印加直流電圧量を、直前の検知された直流
電流量だけではなく、少なくとも1つ以上前の検知され
た直流電流量をももとにして決める。例えば、それらの
平均値をもって、次の画像形成時における印加直流電圧
量を決める。
【0029】こうすることにより、1回の検知のずれや
ふれを吸収することができ、安定した画像が形成され
る。
ふれを吸収することができ、安定した画像が形成され
る。
【0030】
〈実施例1〉(図1〜図10) (1)画像形成装置例 図1は本発明に従う画像形成装置の一例の概略構成を示
している。
している。
【0031】1は被帯電体としての像担持体であり、本
例のものはアルミニウム等の導電性基体層1bと、その
外周面に形成した光導電層1aを基本構成層とするドラ
ム型の電子写真感光体である。支軸1dを中心に図面上
時計方向に所定の周速度(プロセススピード)をもって
回転駆動される。
例のものはアルミニウム等の導電性基体層1bと、その
外周面に形成した光導電層1aを基本構成層とするドラ
ム型の電子写真感光体である。支軸1dを中心に図面上
時計方向に所定の周速度(プロセススピード)をもって
回転駆動される。
【0032】2はこの感光体1面に接して感光体面を所
定の極性・電位に一様に一次帯電処理する接触帯電部材
であり、本例はローラタイプのもの(帯電ローラ)であ
る。帯電ローラ2は中心芯金2cと、その外周に形成し
た導電層2bと、更にその外周に順次形成した2層の抵
抗層2a2 ・2a1 とから成り、芯金2cの両端部を不
図示の軸受部材に回転自由に軸受させてドラム型の感光
体1に並行に配置して不図示の押圧手段で感光体1面に
対して所定の押圧力をもって圧接され、感光体1の回転
駆動に伴い従動回転する。
定の極性・電位に一様に一次帯電処理する接触帯電部材
であり、本例はローラタイプのもの(帯電ローラ)であ
る。帯電ローラ2は中心芯金2cと、その外周に形成し
た導電層2bと、更にその外周に順次形成した2層の抵
抗層2a2 ・2a1 とから成り、芯金2cの両端部を不
図示の軸受部材に回転自由に軸受させてドラム型の感光
体1に並行に配置して不図示の押圧手段で感光体1面に
対して所定の押圧力をもって圧接され、感光体1の回転
駆動に伴い従動回転する。
【0033】而して、電源3から摺動接点3aを介して
芯金2cに所定の直流(DC)バイアスが印加されるこ
とで回転感光体1の周面が所定の極性・電位に接触帯電
(一次帯電)される。
芯金2cに所定の直流(DC)バイアスが印加されるこ
とで回転感光体1の周面が所定の極性・電位に接触帯電
(一次帯電)される。
【0034】帯電部材2で均一に帯電処理を受けた感光
体1面は次いで露光手段10により目的画像情報の露光
L(原稿画像の結像スリット露光、レーザービーム走査
露光など)を受けることで、その周面に目的の画像情報
に対応した静電潜像が形成される。
体1面は次いで露光手段10により目的画像情報の露光
L(原稿画像の結像スリット露光、レーザービーム走査
露光など)を受けることで、その周面に目的の画像情報
に対応した静電潜像が形成される。
【0035】本例装置における露光手段10は、公知の
原稿台固定−光学系移動型の原稿画像結像スリット露光
手段である。該露光手段10において、20は固定の原
稿台ガラス、Oは該原稿台ガラス上に画像面下向きで載
置セットされた原稿、21は原稿押え板、22は原稿照
明ランプ(露光用ランプ)、23はスリット板、24〜
26は移動第1〜第3ミラー、27は結像レンズ、28
は固定ミラーである。ランプ22・スリット板23・移
動第1ミラー24は原稿台ガラス20の下面を一端側か
ら他端側へ所定の速度Vで、また移動第2・第3ミラー
25・26はV/2の速度で移動駆動されて原稿台ガラ
ス20上の下向き原稿面が一端辺側から他端辺側に走査
されて原稿画像が回転感光体1面に結像スリット露光L
される。
原稿台固定−光学系移動型の原稿画像結像スリット露光
手段である。該露光手段10において、20は固定の原
稿台ガラス、Oは該原稿台ガラス上に画像面下向きで載
置セットされた原稿、21は原稿押え板、22は原稿照
明ランプ(露光用ランプ)、23はスリット板、24〜
26は移動第1〜第3ミラー、27は結像レンズ、28
は固定ミラーである。ランプ22・スリット板23・移
動第1ミラー24は原稿台ガラス20の下面を一端側か
ら他端側へ所定の速度Vで、また移動第2・第3ミラー
25・26はV/2の速度で移動駆動されて原稿台ガラ
ス20上の下向き原稿面が一端辺側から他端辺側に走査
されて原稿画像が回転感光体1面に結像スリット露光L
される。
【0036】感光体1面の形成潜像は次いで現像手段1
1によりトナー画像として順次に可視像化されていく。
このトナー画像は、次いで、転写手段12により不図示
の給紙手段部から感光体1の回転と同期どりされて適正
なタイミングをもって感光体1と転写手段12との間の
転写部へ搬送された転写材14の面に順次に転写されて
いく。本例の転写手段12は転写ローラであり、転写材
14の裏からトナーと逆極性の帯電を行なうことで感光
体1面側のトナー画像が転写材14の表面側に転写され
ていく。
1によりトナー画像として順次に可視像化されていく。
このトナー画像は、次いで、転写手段12により不図示
の給紙手段部から感光体1の回転と同期どりされて適正
なタイミングをもって感光体1と転写手段12との間の
転写部へ搬送された転写材14の面に順次に転写されて
いく。本例の転写手段12は転写ローラであり、転写材
14の裏からトナーと逆極性の帯電を行なうことで感光
体1面側のトナー画像が転写材14の表面側に転写され
ていく。
【0037】トナー画像の転写を受けた転写材14は感
光体1面から分離されて不図示の像定着手段へ搬送され
て像定着を受け、画像形成物として出力される。或いは
裏面にも像形成するものでは転写部への再搬送手段へ搬
送される。
光体1面から分離されて不図示の像定着手段へ搬送され
て像定着を受け、画像形成物として出力される。或いは
裏面にも像形成するものでは転写部への再搬送手段へ搬
送される。
【0038】像転写後の感光体1面はクリーニング手段
13で転写残りトナー等の付着汚染物の除去を受けて清
浄面化され、更に除電露光装置15により除電されて、
繰り返して作像に供される。
13で転写残りトナー等の付着汚染物の除去を受けて清
浄面化され、更に除電露光装置15により除電されて、
繰り返して作像に供される。
【0039】(2)帯電部材2の各種形態例 ローラタイプの帯電部材2は面移動駆動される被帯電体
としての感光体1に従動回転させてもよいし、非回転の
ものとさせてもよいし、感光体1の面移動方向に順方向
又は逆方向に所定の周速度をもって積極的に回転駆動さ
せるようにしてもよい。
としての感光体1に従動回転させてもよいし、非回転の
ものとさせてもよいし、感光体1の面移動方向に順方向
又は逆方向に所定の周速度をもって積極的に回転駆動さ
せるようにしてもよい。
【0040】帯電部材2はローラタイプ以外にも、ブレ
ード状タイプ・ブロック状タイプ・ロッド状タイプ・ベ
ルト状タイプなどの形態に構成できる。
ード状タイプ・ブロック状タイプ・ロッド状タイプ・ベ
ルト状タイプなどの形態に構成できる。
【0041】図2の(a)はブレード状タイプとしたも
のの一例の横断面模型図を示している。この場合、感光
体1面に当接されるブレード状帯電部材2の向きは感光
体1面の面移動方向に順方向又は逆方向のどちらでもよ
い。
のの一例の横断面模型図を示している。この場合、感光
体1面に当接されるブレード状帯電部材2の向きは感光
体1面の面移動方向に順方向又は逆方向のどちらでもよ
い。
【0042】図2の(b)はブロック状もしくはロッド
状としたものの一例の横断面模型図を示している。
状としたものの一例の横断面模型図を示している。
【0043】各タイプの帯電部材2において、2cは導
電性の芯金部材、2bは導電層、2aは抵抗層を示して
いる。
電性の芯金部材、2bは導電層、2aは抵抗層を示して
いる。
【0044】ブロック状もしくはロッド状としたもの
は、回転可能としたローラタイプのものにおいては芯金
部材2cに対してバイアス電圧を印加するために必要と
する給電用摺動接点3aなしに芯金部材2cに対して電
源3に通じるリード線を直接に接続することができ、給
電用摺動接点3aから発生する可能性のある電気ノイズ
がなくなるという利点とともに、省スペース化、さらに
は被帯電体面のクリーニングブレードを兼用させる構成
のものとすることも可能である。
は、回転可能としたローラタイプのものにおいては芯金
部材2cに対してバイアス電圧を印加するために必要と
する給電用摺動接点3aなしに芯金部材2cに対して電
源3に通じるリード線を直接に接続することができ、給
電用摺動接点3aから発生する可能性のある電気ノイズ
がなくなるという利点とともに、省スペース化、さらに
は被帯電体面のクリーニングブレードを兼用させる構成
のものとすることも可能である。
【0045】(3)シーケンス 図3は図1の装置の動作シーケンス例である。本例は2
枚連続プリントの場合を示している。
枚連続プリントの場合を示している。
【0046】.プリント(コピー)開始信号にもとづ
き、それまでスタンバイ状態にある装置の感光体1(以
下、ドラムと記す)の回転駆動が開始されて前回転期間
が開始される。このドラム1の回転開始と同時に除電露
光15がONとなり、区間A1においてドラム1の一周
面以上が除電される。
き、それまでスタンバイ状態にある装置の感光体1(以
下、ドラムと記す)の回転駆動が開始されて前回転期間
が開始される。このドラム1の回転開始と同時に除電露
光15がONとなり、区間A1においてドラム1の一周
面以上が除電される。
【0047】.次に接触帯電部材である帯電ローラ2
に対する一次帯電バイアスであるDCバイアスがONと
なる。
に対する一次帯電バイアスであるDCバイアスがONと
なる。
【0048】.この一次帯電バイアスは始めに区間B
1で定電圧制御され、その間にDC電流の検知がなさ
れ、次に該検知したDC電流に対応した帯電ローラDC
定電圧制御がなされる。
1で定電圧制御され、その間にDC電流の検知がなさ
れ、次に該検知したDC電流に対応した帯電ローラDC
定電圧制御がなされる。
【0049】画像形成が始まるまでがドラム1の前回転
期間であり、その間のドラム1面は非画像形成領域面で
あり、従って帯電ローラ2はドラム1の非画像形成領域
面に対応している前回転期間の区間B1において帯電ロ
ーラDC定電圧制御がなされ、このときのDC電流の検
知と一次電圧補正(帯電ローラ2に対する一次帯電バイ
アス補正)がなされる。
期間であり、その間のドラム1面は非画像形成領域面で
あり、従って帯電ローラ2はドラム1の非画像形成領域
面に対応している前回転期間の区間B1において帯電ロ
ーラDC定電圧制御がなされ、このときのDC電流の検
知と一次電圧補正(帯電ローラ2に対する一次帯電バイ
アス補正)がなされる。
【0050】.一次補正電圧で帯電ローラDC定電圧
制御が始まったら画像露光(原稿画像の結像スリット露
光)による1枚目の画像形成が行なわれる。帯電ローラ
2はドラム1の画像形成領域面に対応しており、該ドラ
ム1面をDC定電圧制御状態にて帯電処理している。
制御が始まったら画像露光(原稿画像の結像スリット露
光)による1枚目の画像形成が行なわれる。帯電ローラ
2はドラム1の画像形成領域面に対応しており、該ドラ
ム1面をDC定電圧制御状態にて帯電処理している。
【0051】.1枚目のプリントについての画像形成
が終了し、次の2枚目のプリントについての画像形成が
開始されるまでの間の所謂紙間のドラム面は非画像形成
領域面であり、本実施例ではこの紙間でも再び帯電ロー
ラ2のDC定電圧制御・DC電流検知・DC定電圧制御
を実行させている。
が終了し、次の2枚目のプリントについての画像形成が
開始されるまでの間の所謂紙間のドラム面は非画像形成
領域面であり、本実施例ではこの紙間でも再び帯電ロー
ラ2のDC定電圧制御・DC電流検知・DC定電圧制御
を実行させている。
【0052】即ち、1枚目のプリントが終了したら一次
帯電バイアスを紙間の区間B2において再び帯電ローラ
DC定電圧制御となし、DC電流検知を実行させ、次い
でその検知DC電流に応じた帯電ローラ定電圧制御を実
行させて2枚目のプリントについての画像形成を実行さ
せている。
帯電バイアスを紙間の区間B2において再び帯電ローラ
DC定電圧制御となし、DC電流検知を実行させ、次い
でその検知DC電流に応じた帯電ローラ定電圧制御を実
行させて2枚目のプリントについての画像形成を実行さ
せている。
【0053】3枚以上の連続プリントのときも各紙間に
おいて同様に帯電ローラDC定電圧制御・DC電流検知
・DC定電圧制御のシーケンスを行なう。
おいて同様に帯電ローラDC定電圧制御・DC電流検知
・DC定電圧制御のシーケンスを行なう。
【0054】.最終枚目のプリントの画像形成が終了
したらドラム1は後回転期間に入り、この後回転期間の
区間A2においてドラム1の一周面以上の除電露光15
がなされて除電され、ドラム1の回転と除電露光がOF
Fとなり、装置は次のプリント開始信号の入力までスタ
ンバイ状態に入る。
したらドラム1は後回転期間に入り、この後回転期間の
区間A2においてドラム1の一周面以上の除電露光15
がなされて除電され、ドラム1の回転と除電露光がOF
Fとなり、装置は次のプリント開始信号の入力までスタ
ンバイ状態に入る。
【0055】上記の構成において、耐久によってドラム
表面が削れて感光体膜厚が薄くなった場合には帯電ロー
ラ2がドラム1の非画像形成領域面に対応しているとき
になされているDC定電圧制御期間B1やB2の検知D
C電流が高くなり、その検知DC電流に応じた低下補正
電圧での帯電ローラDC定電圧制御のもとでドラム1の
画像形成領域面に対する帯電処理が帯電ローラ2により
なされて画像形成が実行される。
表面が削れて感光体膜厚が薄くなった場合には帯電ロー
ラ2がドラム1の非画像形成領域面に対応しているとき
になされているDC定電圧制御期間B1やB2の検知D
C電流が高くなり、その検知DC電流に応じた低下補正
電圧での帯電ローラDC定電圧制御のもとでドラム1の
画像形成領域面に対する帯電処理が帯電ローラ2により
なされて画像形成が実行される。
【0056】(4)電圧補正方法 次に、直流電源3を用いて最適な帯電を行なう方法につ
いて説明する。
いて説明する。
【0057】まず、帯電ローラ2に直流電源により直流
電圧を印加する場合の帯電メカニズムについて説明す
る。
電圧を印加する場合の帯電メカニズムについて説明す
る。
【0058】感光体1としては負極性のOPC感光ドラ
ムを用いた。具体的には感光体層としてアゾ顔料をCG
L層(キャリア発生層)とし、その上にヒドラゾンと樹
脂を混合したものをCTL層(キャリア輸送層)として
24μmの厚さに積層した負極性有機半導体層(OPC
層)とし、このOPC感光ドラム1を回転駆動させ、そ
の表面に帯電ローラ2を接触させ、該帯電ローラ2に直
流電圧VDCを印加して暗所でOPC感光ドラム1に接触
させて帯電を行なわせるものとし、帯電ローラ2通過後
の帯電されたOPC感光ドラム1の表面電位VD と、帯
電ローラ2に対する印加直流電圧VDCとの関係を測定し
た。
ムを用いた。具体的には感光体層としてアゾ顔料をCG
L層(キャリア発生層)とし、その上にヒドラゾンと樹
脂を混合したものをCTL層(キャリア輸送層)として
24μmの厚さに積層した負極性有機半導体層(OPC
層)とし、このOPC感光ドラム1を回転駆動させ、そ
の表面に帯電ローラ2を接触させ、該帯電ローラ2に直
流電圧VDCを印加して暗所でOPC感光ドラム1に接触
させて帯電を行なわせるものとし、帯電ローラ2通過後
の帯電されたOPC感光ドラム1の表面電位VD と、帯
電ローラ2に対する印加直流電圧VDCとの関係を測定し
た。
【0059】図4の(a)の24μmの直線グラフはそ
の測定結果を示すものである。印加直流電圧VDCに対し
て帯電は図4の(a)のようにドラム膜厚ごとに閾値を
有し、特定電圧から帯電が開始し、その帯電開始電圧以
上の絶対値の電圧印加に対しては、得られる表面電位V
D はグラフ上傾き1の直線的な関係が得られた。
の測定結果を示すものである。印加直流電圧VDCに対し
て帯電は図4の(a)のようにドラム膜厚ごとに閾値を
有し、特定電圧から帯電が開始し、その帯電開始電圧以
上の絶対値の電圧印加に対しては、得られる表面電位V
D はグラフ上傾き1の直線的な関係が得られた。
【0060】ここで、帯電開始電圧は以下に示すように
定義する。即ち、電位が0の像担持体に対して帯電部材
へ直流電圧のみを印加してそれを徐々に大きくしていっ
た時、その印加直流電圧に対する像担持体たる感光体の
表面電位のグラフを書いてみる。この時、DC電位を1
00Vごとに取っていくが、表面電位0に対して表面電
位が現れた時を第1の点として100Vごとに10点と
る。この10点より統計学でいう最小2乗法で直線を書
き、この直線上で表面電位0のときの印加直流電圧の値
を帯電開始電圧とする。図4のグラフの直線は上記最小
2乗法により作成したものである。
定義する。即ち、電位が0の像担持体に対して帯電部材
へ直流電圧のみを印加してそれを徐々に大きくしていっ
た時、その印加直流電圧に対する像担持体たる感光体の
表面電位のグラフを書いてみる。この時、DC電位を1
00Vごとに取っていくが、表面電位0に対して表面電
位が現れた時を第1の点として100Vごとに10点と
る。この10点より統計学でいう最小2乗法で直線を書
き、この直線上で表面電位0のときの印加直流電圧の値
を帯電開始電圧とする。図4のグラフの直線は上記最小
2乗法により作成したものである。
【0061】即ち、帯電ローラ2への直流印加電圧をV
DCとし、OPC感光ドラム1表面に得られる表面電位を
VD 、帯電開始電圧をVTHとすると、 VD =VDC−VHT ‥‥‥(1) の関係がある。
DCとし、OPC感光ドラム1表面に得られる表面電位を
VD 、帯電開始電圧をVTHとすると、 VD =VDC−VHT ‥‥‥(1) の関係がある。
【0062】上記の(1)式はパッシェン(Paschen) の
法則を用いて導出できる。
法則を用いて導出できる。
【0063】図5に帯電ローラ2とOPC感光体層及び
その両者の接触部の微視的空間Zの形成する等価回路を
示す。帯電ローラ2の総抵抗Rr が小さい場合、感光体
層1aに流れる電流ID により生じる電圧降下ID Rr
はVDCに比べて十分に小さいので無視できる。まず、R
r を無視すると、空間Zにかかる電圧Vgは以下の式で
表される。
その両者の接触部の微視的空間Zの形成する等価回路を
示す。帯電ローラ2の総抵抗Rr が小さい場合、感光体
層1aに流れる電流ID により生じる電圧降下ID Rr
はVDCに比べて十分に小さいので無視できる。まず、R
r を無視すると、空間Zにかかる電圧Vgは以下の式で
表される。
【0064】 Vg= VDC・Z/(LS /KS +Z) ‥‥‥(2) VDC:印加電圧 Z :空隙 LS :感光体層厚み KS :感光体層比誘電率 一方、空隙Zにおける放電現象はパッシェンの法則によ
り、Z=8μ以上では放電破壊電圧Vbは次の1次式
(3)及び(4)で近似できる。
り、Z=8μ以上では放電破壊電圧Vbは次の1次式
(3)及び(4)で近似できる。
【0065】 Vb=312+6.2Z (Vb>0の場合) ‥‥‥(3) Vb=−(312+6.2Z)(Vb<0の場合) ‥‥‥(4) Vb<0であるから(2)・(4)式をグラフに書く
と、図6のグラフのようになる。横軸は空隙距離Z、縦
軸は空隙破壊電圧を示し、下に凸の曲線がパッシェン
の曲線、上に凸の曲線・・が夫々Zをパラメータ
とした空隙電圧Vgの特性を示す。
と、図6のグラフのようになる。横軸は空隙距離Z、縦
軸は空隙破壊電圧を示し、下に凸の曲線がパッシェン
の曲線、上に凸の曲線・・が夫々Zをパラメータ
とした空隙電圧Vgの特性を示す。
【0066】パッシェンの曲線と、曲線〜が交点
を有するとき放電が生ずるものであり、放電が開始する
点においてはVg=Vbとして得られるZに関する2次
方程式の判別式が0になる。このときが放電開始限界で
あるから、VDC=VTHとなる。
を有するとき放電が生ずるものであり、放電が開始する
点においてはVg=Vbとして得られるZに関する2次
方程式の判別式が0になる。このときが放電開始限界で
あるから、VDC=VTHとなる。
【0067】パッシェンの法則は空隙での放電現象に関
するものであるが、上記帯電ローラ2を用いた帯電過程
においても帯電部のすぐ近傍で微少ながらオゾンの発生
(コロナ放電に比較して10-2〜10-3)が認められ、
帯電ローラによる帯電が放電現象に関係しているものと
考えられる。従ってVDCによりVD を制御するために
は、 VDC=VR +VTH ‥‥‥(5) VR :目標表面電位 を用い、電位目標値VR を設定して(5)式によりVTH
を求めて加えればVD をVR に近づけることができる。
するものであるが、上記帯電ローラ2を用いた帯電過程
においても帯電部のすぐ近傍で微少ながらオゾンの発生
(コロナ放電に比較して10-2〜10-3)が認められ、
帯電ローラによる帯電が放電現象に関係しているものと
考えられる。従ってVDCによりVD を制御するために
は、 VDC=VR +VTH ‥‥‥(5) VR :目標表面電位 を用い、電位目標値VR を設定して(5)式によりVTH
を求めて加えればVD をVR に近づけることができる。
【0068】ここで、(5)式からわかるように閾値電
圧VTHは、 D=LS /KS ‥‥‥(6) により決定されるわけであるが、このとき感光体層の比
誘電率KS は感光体周囲の温度・湿度等による影響を受
けて変化し、また感光体層の厚みLS は耐久により減少
する方向に変化する。
圧VTHは、 D=LS /KS ‥‥‥(6) により決定されるわけであるが、このとき感光体層の比
誘電率KS は感光体周囲の温度・湿度等による影響を受
けて変化し、また感光体層の厚みLS は耐久により減少
する方向に変化する。
【0069】従って周囲環境や耐久状況で、表面電位V
D は閾値電圧VTHの変化に伴い、変動することになる。
換言すればKS 及びLS の値を知れば、表面電位VD を
適正値とするための直流電圧値VDCを求めることができ
る。
D は閾値電圧VTHの変化に伴い、変動することになる。
換言すればKS 及びLS の値を知れば、表面電位VD を
適正値とするための直流電圧値VDCを求めることができ
る。
【0070】ここで、感光ドラム1と帯電ローラ2によ
り形成される静電容量CP は図7の(a)・(b)に示
すように両者1・2の当接部のニップnにより形成され
ており、ニップ部での当接面積をSP とすると図4の等
価回路から CP =SP ×KS /LS =S/D ‥‥‥(7) となる。
り形成される静電容量CP は図7の(a)・(b)に示
すように両者1・2の当接部のニップnにより形成され
ており、ニップ部での当接面積をSP とすると図4の等
価回路から CP =SP ×KS /LS =S/D ‥‥‥(7) となる。
【0071】つまりCP ∝1/Dである。従ってCP を
求めれば適正な直流電圧VDCを(5)式により求めるこ
とができる。
求めれば適正な直流電圧VDCを(5)式により求めるこ
とができる。
【0072】本実施例では、ドラム(感光体)のCP を
特定する代わりに、簡易的に図7に示すようにドラムの
電荷輸送層(CT層)の膜厚(前述のLs )によって放
電インピーダンスが変化することによる帯電特性の変化
を測定し、感光体CP の変化を推定し印加電圧を補正す
る方法をとっている。
特定する代わりに、簡易的に図7に示すようにドラムの
電荷輸送層(CT層)の膜厚(前述のLs )によって放
電インピーダンスが変化することによる帯電特性の変化
を測定し、感光体CP の変化を推定し印加電圧を補正す
る方法をとっている。
【0073】図7の(a)は、帯電ローラ2への印加電
圧とドラム表面電位の関係をドラムCT層厚ごとに測定
したものである。また同様にそのときの直流電流量を図
7の(b)に示してある。この図からわかるように、ド
ラムCT層厚によって帯電特性、電圧電流特性及び放電
開始電圧が変化することが読み取れる。
圧とドラム表面電位の関係をドラムCT層厚ごとに測定
したものである。また同様にそのときの直流電流量を図
7の(b)に示してある。この図からわかるように、ド
ラムCT層厚によって帯電特性、電圧電流特性及び放電
開始電圧が変化することが読み取れる。
【0074】この特性を任意電圧の定電圧印加時のドラ
ムCT層厚に対してのドラム表面電位と直流電流として
表したものが図8(a)・(b)である。CT層厚に応
じてのドラム表面電位と直流電流の関係が読み取れる。
CT層厚が薄くなるにつれてドラム表面電位(黒電位V
D と白電位VL )と直流電流量が上昇することがわか
る。つまり、特定な定電圧印加時の直流電流量を測定す
ることでドラムCP に応じた表面電位を推定することが
可能なことがわかる。
ムCT層厚に対してのドラム表面電位と直流電流として
表したものが図8(a)・(b)である。CT層厚に応
じてのドラム表面電位と直流電流の関係が読み取れる。
CT層厚が薄くなるにつれてドラム表面電位(黒電位V
D と白電位VL )と直流電流量が上昇することがわか
る。つまり、特定な定電圧印加時の直流電流量を測定す
ることでドラムCP に応じた表面電位を推定することが
可能なことがわかる。
【0075】図9は、以上の関係からドラムCT層厚変
化によるCP 変化があっても、ドラム表面電位を制御す
るための検知電流量とそのときの補正電圧出力に関する
図である。検知電流量の増加と共に電圧出力を低下させ
るように補正をかける。この補正をかけた実験結果を図
10の(a)・(b)に示す。
化によるCP 変化があっても、ドラム表面電位を制御す
るための検知電流量とそのときの補正電圧出力に関する
図である。検知電流量の増加と共に電圧出力を低下させ
るように補正をかける。この補正をかけた実験結果を図
10の(a)・(b)に示す。
【0076】横軸に画像形成回数として耐久枚数をと
り、その時どきのドラム表面電位の変化を示している。
従来の特定定電圧印加のみの場合の表面電位推移はLで
表されるが、本発明の定電圧印加時の直流電流量を検知
し、その電流量に応じて印加電圧を補正して定電圧印加
すると、Mで表されるように耐久枚数が増えても常に一
定のドラム表面電位が確保できる。
り、その時どきのドラム表面電位の変化を示している。
従来の特定定電圧印加のみの場合の表面電位推移はLで
表されるが、本発明の定電圧印加時の直流電流量を検知
し、その電流量に応じて印加電圧を補正して定電圧印加
すると、Mで表されるように耐久枚数が増えても常に一
定のドラム表面電位が確保できる。
【0077】この実験には、前述したOPC感光ドラム
を使用した。また図1に示した画像形成装置において耐
久テストを行った。
を使用した。また図1に示した画像形成装置において耐
久テストを行った。
【0078】帯電ローラ2は、図1に層構成模型を示し
たように、芯金2cの上にEPDM等の104 〜105
Ωcmの導電ゴム層2bを設け、その上にヒドリンゴム
等からなる107 〜109 Ωcm程度の中抵抗層2a2
を設け、その上にトレジン(注:帝国化学(株)の商
標)等のナイロン系物質からなる107 〜1010Ωcm
のブロッキング層2a1 を表層として設けた、硬度がA
sker−C測定で50°〜70°程度のものを用い
た。そしてこの帯電ローラ2を感光ドラム1に総圧16
00gで当接させ、従動回転させて帯電を行った。
たように、芯金2cの上にEPDM等の104 〜105
Ωcmの導電ゴム層2bを設け、その上にヒドリンゴム
等からなる107 〜109 Ωcm程度の中抵抗層2a2
を設け、その上にトレジン(注:帝国化学(株)の商
標)等のナイロン系物質からなる107 〜1010Ωcm
のブロッキング層2a1 を表層として設けた、硬度がA
sker−C測定で50°〜70°程度のものを用い
た。そしてこの帯電ローラ2を感光ドラム1に総圧16
00gで当接させ、従動回転させて帯電を行った。
【0079】本実施例では、定電圧印加時の検知された
直流電流量をメモリし、前回の検知された直流電流量お
よび前々回の検知された電流量とで、3つの検知電流量
を平均し、この平均検知直流電流量をもって印加電圧を
補正して、定電圧印加するようにした。こうすることに
より、1回の検知直流電流のバラつきによる印加電圧の
変動が防止された。
直流電流量をメモリし、前回の検知された直流電流量お
よび前々回の検知された電流量とで、3つの検知電流量
を平均し、この平均検知直流電流量をもって印加電圧を
補正して、定電圧印加するようにした。こうすることに
より、1回の検知直流電流のバラつきによる印加電圧の
変動が防止された。
【0080】なお、感光ドラム交換等によって、1つ以
上前の検知電流の値をすべてクリアする必要がある時
は、何度か定電圧印加で直流電流量を複数回検知して行
なえば良い(これをリセットモードと称す)。
上前の検知電流の値をすべてクリアする必要がある時
は、何度か定電圧印加で直流電流量を複数回検知して行
なえば良い(これをリセットモードと称す)。
【0081】今までは、定電圧印加で電流値を検知し、
画像形成時は定電圧で補正電圧をかけていたが、検知を
定電流印加電圧検知でも良いし、画像形成時は定電流で
補正電流を加えても良く、またこの組み合わせでも良
い。
画像形成時は定電圧で補正電圧をかけていたが、検知を
定電流印加電圧検知でも良いし、画像形成時は定電流で
補正電流を加えても良く、またこの組み合わせでも良
い。
【0082】〈実施例2〉(図11) 図11のシーケンスは前述図3のシーケンスとの対比に
おいて、ドラム1の前回転期間の区間B1だけにおいて
帯電ローラ2のDC定電圧制御・DC電流検知を実行さ
せ、連続プリントにおける紙間でのDC定電圧制御・D
C電流検知は行なわないようにした例である。
おいて、ドラム1の前回転期間の区間B1だけにおいて
帯電ローラ2のDC定電圧制御・DC電流検知を実行さ
せ、連続プリントにおける紙間でのDC定電圧制御・D
C電流検知は行なわないようにした例である。
【0083】区間B1で検知したDC電流に応じた帯電
ローラ定電圧制御が連続プリントでの各画像形成時にな
される。
ローラ定電圧制御が連続プリントでの各画像形成時にな
される。
【0084】ただしその検知DC電流及び補正電圧は次
のプリント開始時のドラム前回転期間の区間B1で更新
される。
のプリント開始時のドラム前回転期間の区間B1で更新
される。
【0085】〈実施例3〉(図12) 図12のシーケンスは、画像形成装置に電源を投入した
とき実行される、画像定着装置昇温等のためのドラム前
多回転期間(装置ウォームアップ期間)に帯電ローラ2
のDC定電圧制御・DC電流検知を行なわせている。
とき実行される、画像定着装置昇温等のためのドラム前
多回転期間(装置ウォームアップ期間)に帯電ローラ2
のDC定電圧制御・DC電流検知を行なわせている。
【0086】装置はウォームアップ終了後、ドラムの回
転・除電露光がOFFとなり、プリント開始信号が入力
されるまでスタンバイ状態となる。
転・除電露光がOFFとなり、プリント開始信号が入力
されるまでスタンバイ状態となる。
【0087】プリント開始信号が入力された後の各画像
形成サイクルにおける帯電ローラの一次帯電バイアスは
上記ドラム前多回転期間のDC定電圧制御で検知された
DC電流に応じた補正電圧でDC定電圧制御されて画像
形成が実行される。
形成サイクルにおける帯電ローラの一次帯電バイアスは
上記ドラム前多回転期間のDC定電圧制御で検知された
DC電流に応じた補正電圧でDC定電圧制御されて画像
形成が実行される。
【0088】それぞれの場合、一度検知電流を保持した
ら、少なくとも次の検知電流が得られても保持し、少な
くとも2つ以上の検知電流の平均をもって印加電圧が決
定される。
ら、少なくとも次の検知電流が得られても保持し、少な
くとも2つ以上の検知電流の平均をもって印加電圧が決
定される。
【0089】また、不図示であるが、画像形成後の後回
転で帯電ローラ2のDC定電圧制御・DC電流検知を行
なっても良い。
転で帯電ローラ2のDC定電圧制御・DC電流検知を行
なっても良い。
【0090】また、前述のリセットモードもマニュアル
で行なうか、ドラム交換時は自動で複数回行なっても良
い。また、環境変動等が急激にあった場合、温度/湿度
センサーからの信号によって前の検知電流値を入れ直し
ても良い。
で行なうか、ドラム交換時は自動で複数回行なっても良
い。また、環境変動等が急激にあった場合、温度/湿度
センサーからの信号によって前の検知電流値を入れ直し
ても良い。
【0091】またコピーカウンター等によって一定枚数
で時々リセットモードに入っても良い。
で時々リセットモードに入っても良い。
【0092】いずれにしろ、1回の検知電流のバラつき
があっても印加電圧が安定して出力されるようになっ
た。
があっても印加電圧が安定して出力されるようになっ
た。
【0093】
【発明の効果】以上説明したように、検知された直流電
流量の値を、少なくとも次の検知以後も保持し、画像形
成時における印加電圧量を、直前の検知された直流電流
量だけではなく、少なくとも1つ以上前の検知された直
流電流量をももとにして、平均をとる等によって次の画
像形成時における印加電圧量を決めることにより、1回
の検知のずれやふれを吸収することができ、安定した画
像が形成される。
流量の値を、少なくとも次の検知以後も保持し、画像形
成時における印加電圧量を、直前の検知された直流電流
量だけではなく、少なくとも1つ以上前の検知された直
流電流量をももとにして、平均をとる等によって次の画
像形成時における印加電圧量を決めることにより、1回
の検知のずれやふれを吸収することができ、安定した画
像が形成される。
【図1】第1の実施例の画像形成装置の概略構成図
【図2】(a)・(b)はそれぞれローラタイプ以外の
形態の接触帯電部材横断面模型図
形態の接触帯電部材横断面模型図
【図3】装置の動作シーケンス図
【図4】(a)・(b)はそれぞれ帯電特性グラフ
【図5】感光体層と帯電ローラ及び両者の接触部の微視
的空間の形成する等価回路図
的空間の形成する等価回路図
【図6】空隙ギャップと空隙破壊電圧の関係グラフ
【図7】(a)は感光体と帯電ローラの当接ニップ部を
示した図、(b)は等価回路図
示した図、(b)は等価回路図
【図8】(a)・(b)は帯電能膜厚依存性を示したグ
ラフ
ラフ
【図9】検知電圧と補正電圧出力値の関係グラフ
【図10】(a)・(b)は効果の説明図
【図11】第2の実施例装置のシーケンス図
【図12】第3の実施例装置のシーケンス図
【図13】接触帯電装置の一例の概略図
1 被帯電体(感光体) 2 帯電ローラ 3 帯電バイアス印加電源 10 画像露光手段 11 現像手段 12 転写手段 13 クリーニング手段 14 転写材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤田 秀樹 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 野口 高宏 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 被帯電体に該被帯電体面を帯電処理する
工程を含む作像プロセスを適用して画像形成を実行する
画像形成装置であり、 該被帯電体の帯電処理手段は、電圧を印加した帯電部材
を被帯電体に当接させて被帯電体面を帯電する接触式帯
電装置であり、 該帯電部材が被帯電体の非画像形成領域に対応している
ときに該帯電部材を直流定電圧制御し、そのときの被帯
電体層厚に応じた直流電流量を検知し、該帯電部材が被
帯電体の画像形成領域に対応しているときは上記検知し
た直流電流量に応じた直流電圧で該帯電部材を直流定電
圧制御するようにした画像形成装置において、 上記検知直流電流量を、画像形成後も、少なくとも再度
直流電流量を検知時以降も保持し、次の直流電圧で該帯
電部材を直流定電圧制御する時に、直前の検知された直
流電流量と、それ以前に保持された少なくとも1つ以上
前の検知された直流電流量をもとに該帯電部材を直流定
電圧制御する値を決めることを特徴とした画像形成装
置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の画像形成装置におい
て、直前の検知された直流電流量と、それ以前に保持さ
れた少なくとも1つ以上前の検知された直流電流量の平
均の値を用いて該帯電部材を直流定電圧制御する値を決
めることを特徴とした画像形成装置。 - 【請求項3】 被帯電体に該被帯電体面を帯電処理する
工程を含む作像プロセスを適用して画像形成を実行する
画像形成装置であり、 該被帯電体の帯電処理手段は、電圧を印加した帯電部材
を被帯電体に当接させて被帯電体面を帯電する接触式帯
電装置であり、 該帯電部材が被帯電体の非画像形成領域に対応している
ときに該帯電部材を直流定電圧制御し、そのときの被帯
電体層厚に応じた直流電流量を検知し、該帯電部材が被
帯電体の画像形成領域に対応しているときは上記検知し
た直流電流量に応じた直流電圧で該帯電部材を直流定電
圧制御するようにした画像形成装置において、 上記検知直流電流量を、画像形成後も少なくとも再度直
流電流量を検知時以降も保持しており、 この保持した直流電流量を別にクリアあるいは更新する
手段を有することを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6221117A JPH0862946A (ja) | 1994-08-22 | 1994-08-22 | 画像形成装置 |
EP95305845A EP0698831B1 (en) | 1994-08-22 | 1995-08-22 | Method for controlling an image formation condition in an image forming apparatus |
DE69530343T DE69530343T2 (de) | 1994-08-22 | 1995-08-22 | Methode zur Kontrolle des Zustands der Bilderzeugung in einem Bilderzeugungsgerät |
CN95117150A CN1081348C (zh) | 1994-08-22 | 1995-08-22 | 具有充电部件的成像设备 |
US08/517,680 US5697010A (en) | 1994-08-22 | 1995-08-22 | Image forming apparatus having detection means to maintain image formation condition |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6221117A JPH0862946A (ja) | 1994-08-22 | 1994-08-22 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0862946A true JPH0862946A (ja) | 1996-03-08 |
Family
ID=16761748
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6221117A Pending JPH0862946A (ja) | 1994-08-22 | 1994-08-22 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0862946A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007316141A (ja) * | 2006-05-23 | 2007-12-06 | Kyocera Mita Corp | 画像形成装置 |
-
1994
- 1994-08-22 JP JP6221117A patent/JPH0862946A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007316141A (ja) * | 2006-05-23 | 2007-12-06 | Kyocera Mita Corp | 画像形成装置 |
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