JPH09185220A - 画像形成装置の制御方法 - Google Patents

画像形成装置の制御方法

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JPH09185220A
JPH09185220A JP7354101A JP35410195A JPH09185220A JP H09185220 A JPH09185220 A JP H09185220A JP 7354101 A JP7354101 A JP 7354101A JP 35410195 A JP35410195 A JP 35410195A JP H09185220 A JPH09185220 A JP H09185220A
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voltage
charging
image
image forming
forming apparatus
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JP7354101A
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Takao Honda
孝男 本田
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動可能な像担持体1上に当接又は近接する
帯電部材2を有する画像形成装置について、耐久に伴う
像担持体1の誘電層膜厚変化や、帯電部材2の耐久や環
境変化に伴う特性変動に拘らず、像担持体1の表面電位
を安定化させて長期にわたって高品位画質の画像を安定
に出力させること、像担持体及び帯電手段の長寿命化を
図ること等。 【解決手段】 複数の誘電率領域1Ea,1Ebを有す
る像担持体1とその各領域に対応した複数の帯電部材2
A,2Bを設け、その各領域での印加電圧と電流の特性
から、像担持体1の誘電層膜厚と帯電部材2の抵抗値を
求め、所望の像担持体表面電位を得るための帯電印加電
圧或は電流値を決定すること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、電子写真
装置(複写機・光プリンタなど)・静電記録装置等の画
像形成装置のように、被帯電体としての像担持体(電子
写真感光体・静電記録誘電体など)に、該像担持体の面
を帯電処理する工程を含む転写式(間接式)或いは直接
式の作像プロセスを適用して画像形成を実行する画像形
成装置や、回転あるいは回動駆動されるベルト型やドラ
ム型の像担持体に形成した画像を画像表示部に位置させ
て表示・閲読に供した後、像担持体面から除去して、像
担持体は繰り返して作像に使用する画像形成装置(画像
表示装置)の制御方法に関する。
【0002】より詳しくは、像担持体の帯電処理手段と
して、移動可能な像担持体上に当接又は近接する帯電部
材を有する画像形成装置に関する。
【0003】また帯電処理した被帯電体面に画像情報を
の制御方法含んだ光像を照射する工程を含む作像プロセ
スを適用して画像形成を実行する画像形成装置の制御方
法に関する。
【0004】
【従来の技術】前記のような画像形成装置において、被
帯電体としての像担持体面を帯電処理する手段機器とし
ては従来よりコロナ放電装置が広く利用されている。
【0005】コロナ放電装置は像担持体等の被帯電体面
を所定の電位に均一に帯電処理する手段として有効であ
る。しかし、高圧電源を必要とし、コロナ放電のために
好ましくないオゾンが発生するなどの問題点を有してい
る。
【0006】このようなコロナ放電装置に対して、電圧
を印加した帯電部材を被帯電体面に接触させて被帯電体
面を帯電処理する接触式帯電装置は、電源の低圧化が図
れ、オゾンの発生量が少ない等の長所を有していること
から、例えば画像形成装置に於いてコロナ放電装置にか
えて電子写真感光体・静電記録誘電体等の像担持体、そ
の他の被帯電体面の帯電処理手段として注目され、その
実用化研究が進められている。
【0007】例えば、本出願人が先に提案(特願昭62-5
1492号・同62-230334 号など)したように、接触式帯電
装置に於いて、被帯電体の放電開始電圧(帯電開始電
圧)、即ち帯電部材に直流電圧を印加して被帯電体の帯
電が開始する場合の帯電部材への印加電圧の2倍以上の
ピーク間電圧を有する振動電界(交互電界、時間ととも
に電圧値が周期的に変化する電界(電圧))を帯電部材
と被帯電体との間に形成すること、更には表層に高抵抗
層を設けた帯電部材を用いることにより、帯電の均一
性、感光体等の被帯電体表面のピンホール・傷等による
リーク防止等を図ることができる。
【0008】また、帯電部材として導電性繊維毛ブラシ
あるいは導電性弾性ローラ等の導電性部材(導電性電位
維持部材)を被帯電体と接触させ、外部から直流電圧あ
るいは振動電圧を印加することにより被帯電体表面に電
荷を直接注入して被帯電体表面を所定の電位に帯電させ
るものもある。
【0009】図17は接触式帯電装置の一例の概略構成
の横断面図である。
【0010】1は被帯電体である。本例では回転ドラム
型の電子写真感光体(以下、感光体ドラムと記す)であ
る。本例の該感光体ドラム1はアルミニウム等の導電性
支持体1bと、その外面に形成した誘電層(感光体層)
1aとを基本構成層とするものである。
【0011】ここで、像担持体の誘電層1aは導電性支
持体1bまたは支持体面に形成した導電層の上に形成具
備させた1層あるいは複数積層の機能層を総括したもの
である。
【0012】従って、例えば、上記の機能層が、光導電
層や絶縁層(静電記録誘電体の場合)が1層だけのとき
はそれが誘電層1aであり、光導電層と表面層(もしく
は保護層)とであればその両層全体が誘電層1aであ
り、電荷注入阻止層・下引き層などの中間層と光導電層
とであればその両層全体が誘電層1aであり、中間層と
光導電層と表面層とであればその3層全体が誘電層1a
である。上記において光導電層は電荷発生層(CGL
層)と電荷輸送層(CT層、CTL層)からなるものな
ど機能分離型の複合層構成のものも含む。
【0013】2は帯電部材である。本例はローラタイプ
である(以下帯電ローラと記す)。該帯電ローラ2は中
心の芯金2cと、その外周に形成した導電層2bと、更
にその外周に形成した抵抗層2aとからなる半導電性部
材である。
【0014】帯電ローラ2は芯金2cの両端部を不図示
の軸受部材に回転自由に軸受させて感光体ドラム1に並
行に配置して不図示の押圧手段で感光体ドラム1面に対
して所定の押圧力をもって圧接され、本例では感光体ド
ラム1の回転駆動に伴い従動回転する。
【0015】3は帯電ローラ2に対するバイアス印加電
源である。この電源3と帯電ローラ2の芯金2cとが電
気的に接続されていて電源3により帯電ローラ2に対し
て所定のバイアスが印加される。このバイアスとしては
直流電圧のみの印加でもよいが、前述のように交流電圧
に直流電圧を重畳した振動電圧を印加するのが好まし
い。
【0016】そして、被帯電体たる感光体ドラム1が回
転駆動されると、該感光体ドラム1に圧接され且つバイ
アス電圧が印加された帯電部材としての帯電ローラ2に
より感光体ドラム1の外周面が所定の極性・電位に帯電
処理される。
【0017】感光体ドラム1の周囲・周辺には後述する
図1のように、上記の帯電手段としての帯電ローラ2の
他に、画像露光手段、現像手段、転写手段、クリーニン
グ手段、画像定着手段等の所要の作像プロセス機器が配
設されて画像形成機構が構成されて画像形成が実行され
るが、この図にはそれ等のプロセス機器を省略してあ
る。
【0018】ここで、接触式の帯電装置において、帯電
ローラ等の帯電部材2の抵抗値が高い場合には帯電に必
要な電流を流すことができないために帯電不良を起こし
てしまう。逆に低すぎる場合には被帯電体1の表面にピ
ンホール等の低耐圧欠陥部が存在する場合或は生じた場
合に、帯電部材を通じてその部分に電流が集中し、他の
部分が帯電されない。そのため帯電部材の持つべき抵抗
値の範囲は上記2つの問題を起こさない範囲にされ、図
18に示したような抵抗値測定法で一般に105 〜10
9 Ω、特には105 〜106 Ωの半導電性の抵抗値範囲
となり、帯電部材を形成する材料に導電フィラーを添加
・分散することによって抵抗値の制御が行なわれてい
る。
【0019】図18の抵抗値測定法を説明する。この図
で帯電部材は帯電ローラ2であり、その外周面に幅10
mmのアルミニウム箔等の金属テープ30を電極として
密着させて巻き付ける。この電極30と帯電ローラ2の
芯金1cとの間に50Vの電源31と電流計32を直列
に接続することで、電極30と芯金2cとの間に流れる
電流量Iを電流計32で読み、帯電部材としての帯電ロ
ーラ2の抵抗値R1 をR1 =50(V)/Iで算出す
る。
【0020】また、画像形成装置と同周速で回転する感
光体ドラム上に帯電ローラを従動設定して−300V印
加しての電流から抵抗値Rを求める直接的な抵抗測定も
ある。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、半導電
性の帯電部材は、使用が進むにつれて抵抗値が高くな
り、被帯電体面に対し所望の帯電電位が得られなく問題
が生じた。特にイオン伝導による半導電性帯電部材にお
いて、又は高速複写の画像形成装置において顕著であ
る。
【0022】帯電部材に印加する電圧は、前述したよう
に、交流電圧に直流電圧を重畳させたものや、或いは、
直流電圧のみを印加する方法がある。発生オゾン量の低
減化や高速複写、感光体ドラムの劣化軽減による長寿命
化の点から、近年特に直流電圧印加法による装置の実用
化が進んでいる。
【0023】しかし、この方法の場合、被帯電体である
感光体の使用が進むにつれて誘電層が削れていったと
き、例えば誘電層である感光体層の表面が機能分離型光
導電層の電荷輸送層(CT層)である場合はそのCT層
が削れていき、一定の直流電圧のみを印加する方式では
次第に帯電電位が高くなり、それと共に明部電位も高く
なるため、現像時に白地部が現像され、かぶり画像とな
る障害が発生し、出力画像の品質を著しく低下させてし
まうという欠点があった。
【0024】CT層の削れは感光体表面に接触している
部材、例えばクリーニングブレード等の清掃部材をはじ
めとして、接触帯電部材、現像部材、接触転写部材等と
感光体との摺擦により経時的に生じる。特に、帯電手段
が接触帯電方式である場合には感光体に電圧を印加した
ことよる電流で熱が発生し、熱をもった感光体はその表
面が摺擦により削れやすく、感光体の寿命がはやまる傾
向がある。
【0025】本発明はこの種の画像形成装置における上
記のような問題を解消する、即ち耐久に伴う像担持体の
誘電層膜厚変化や、帯電部材の耐久や環境変化に伴う特
性変動に拘らず、像担持体の表面電位を安定化させて長
期にわたって高品位画質の画像を安定に出力させるこ
と、像担持体及び帯電手段の長寿命化を図ること等を目
的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明は下記の構成を特
徴とする画像形成装置の制御方法である。
【0027】(1)移動可能な像担持体上に当接又は近
接する帯電部材を有する画像形成装置において、前記像
担持体は複数種の誘電率領域を形成可能な手段を有し、
該各々の誘電率領域に対応して前記帯電部材に印加され
た電圧と電流の特性を検知することにより、前記帯電部
材の抵抗値と、像担持体の誘電層厚を算出推定し、それ
に応じて帯電部材の印加電圧を制御することを特徴とす
る画像形成装置の制御方法。
【0028】(2)移動可能な像担持体上に当接又は近
接する帯電部材を有する画像形成装置において、前記像
担持体はあらかじめ複数種の誘電率領域を有し、該各々
の誘電率領域に対応して前記帯電部材に印加された電圧
と電流の特性を検知することにより、前記帯電部材の抵
抗値と、像担持体の誘電層厚を算出推定し、それに応じ
て前記帯電部材の印加電圧を制御することを特徴とする
画像形成装置の制御方法。
【0029】(3)複数種の誘電率領域に対応して、複
数に区別された帯電部材を有することを特徴とする
(1)または(2)に記載の画像形成装置の制御方法。
【0030】(4)像担持体の誘電層が感光体層である
ことを特徴とする(1)乃至(3)の何れか1つに記載
の画像形成装置の制御方法。
【0031】(5)帯電部材に印加する電圧が直流電圧
であることを特徴とする(1)乃至(4)の何れか1つ
に記載の画像形成装置の制御方法。
【0032】(6)帯電部材が表層に比較的高抵抗層を
有する半導電性回転体であることを特徴とする(1)乃
至(5)の何れか1つに記載の画像形成装置の制御方
法。
【0033】(7)帯電部材が半導電性ブレードである
ことを特徴とする(1)乃至(5)の何れか1つに記載
の画像形成装置の制御方法。
【0034】(8)帯電部材が半導電性ブラシであるこ
とを特徴とする(1)乃至(5)の何れか1つに記載の
画像形成装置の制御方法。
【0035】(9)帯電部材が半導電性磁気ブラシであ
ることを特徴とする(1)乃至(5)の何れか1つに記
載の画像形成装置の制御方法。
【0036】(10)像担持体が情報通信手段を有する
ことを特徴とする(1)乃至(9)の何れか1つに記載
の画像形成装置の制御方法。
【0037】(11)帯電部材に印加する電圧電流特性
検知用の印加電圧値が複数であることを特徴とする
(1)乃至(10)の何れか1つに記載の画像形成装置
の制御方法。
【0038】(12)前記像担持体の画像領域の誘電層
厚の算出推定値に応じて像担持体への画像情報含有露光
量を制御する手段を有することを特徴とする(1)乃至
(11)の何れか1つに記載の画像形成装置の制御方
法。
【0039】〈作 用〉前記目的を達成するために本発
明では、複数種の誘電率領域(互いに誘電率の異なる領
域)を有する像担持体の該各誘電率領域に対応する各々
の帯電部材に印加される電圧と電流の特性を検知するこ
とにより、像担持体の誘電層膜厚と帯電部材の抵抗値を
算出推定し、それに応じて帯電部材に対する帯電印加電
圧を最適に制御するようにしたものである。
【0040】より具体的には、複数の誘電率領域を有す
る像担持体とその各領域に対応した複数の帯電部材を設
け、その各領域での印加電圧と電流の特性から、像担持
体の誘電層膜厚と帯電部材の抵抗値を求め、所望の像担
持体表面電位を得るための帯電印加電圧或は電流値を決
定することにより、長期にわたり像担持体表面電位を安
定に維持出来、良好な画像を得ることができるようにな
った。
【0041】本発明の原理を、像担持体として感光体、
帯電手段として半導電性帯電ローラを用いた系を例にし
て以下に説明する。
【0042】 R :帯電ローラ抵抗値 VP :帯電ローラ印加電圧 VS :感光体表面電位 I :電流 として、 R≡(VP −VS )/I と定義する。
【0043】パッシェンの法則より、帯電ローラの直流
印加電圧VP に対する電流特性は次式によって表わさ
れる。
【0044】 VP =(dT/εS+R)I+VTH ‥‥式 ここで、VP ≧VTH VP :ローラ直流印加電圧 T :感光体と帯電ローラのニップ通過時間 I :電流 R :帯電ローラ抵抗値 S :感光体と帯電ローラのニップ総面積 d :感光体層(誘電層)膜厚 ε :感光体層の誘電率 VTH:放電開始電圧 上記の式より、印加電圧VP に対する電流Iの特性を
複数点測定すれば特性を表わす直線式が得られ、電流I
=0となるときのVP を得ることができる。このVP が
放電開始電圧VTHである。
【0045】式の電流Iの係数は、この直線の傾きと
して得られるが、求めようとする感光体の誘電層膜厚d
と帯電ローラ抵抗値Rの2つの未知数を含んでおり、こ
の2つの連立式が得られれば、dとRが特定できる。
【0046】そこで感光体の既知の異なる誘電率領域の
各々の帯電ローラ印加電圧と電流の特性を得ることによ
り連立式を作り、dとRを算出することができる。
【0047】また感光体表面の電位VS は VS =VP −VTH=(dT/εS+R)I ‥‥式 で表わされ、TとSとεが既知であるため、前述のよう
に算出された感光体の誘電層厚dと帯電ローラ抵抗Rよ
り所望の感光体表面電位VS を得るために必要な電流値
Iが決定できる。
【0048】このIに対するVP で帯電ローラ印加電圧
VP を制御すれば常に目標どおりの感光体表面電位VS
を得ることが出来る。
【0049】本発明はこの原理に基づくものである。
【0050】
【発明の実施の形態】
〈実施形態例1〉(図1〜図13) (1)画像形成装置例(図1) 図1は本発明に従う画像形成装置の一例の概略構成を示
している。
【0051】1は被帯電体としての像担持体である。本
例のものは、アルミニウム等の導電性支持体1bあるい
はその表面に導電層を形成し、その上に電荷発生層(C
GL層)と電荷輸送層(CL層)とからなる機能分離型
の光導電層1a(誘電層)を形成したドラム型の電子写
真感光体(感光体ドラム)である。この感光体ドラム1
は支軸1dを中心に図面上時計方向に所定の周速度(プ
ロセススピード)をもって回転駆動される。導電性支持
体1bは接地(グランド)される。
【0052】2はこの感光体ドラム1面に接して感光体
面を所定の極性・電位に一様に一次帯電処理する接触帯
電部材であり、本例はローラタイプのもの(帯電ロー
ラ)である。
【0053】この帯電ローラ2は、中心芯金2cと、そ
の外周に形成した導電層2bと、更にその外周に順次形
成した2層の抵抗層2a2 ・2a1 とから成る、半導電
性ローラである。芯金2cの両端部を不図示の軸受部材
に回転自由に軸受させて感光体ドラム1に並行に配置し
て不図示の押圧手段で感光体ドラム1面に対して所定の
押圧力をもって圧接され、本例では感光体ドラム1の回
転駆動に伴い従動回転する。この帯電ローラ2は、非回
転のものとしてもよいし、ギア等を取り付け、モータか
ら駆動力を伝達させることにより、感光体ドラム1の面
移動方向に順方向又は逆方向に所定の周速度をもって積
極的に回転駆動させるようにしてもよい。
【0054】而して、帯電バイアス印加電源3から摺動
接点3aを介して芯金2cに所定の直流(DC)バイア
スが印加されることで回転感光体ドラム1の周面が所定
の極性・電位に接触帯電(一次帯電)される。
【0055】帯電部材2で均一に帯電処理を受けた感光
体ドラム1面は次いで露光手段10により目的画像情報
の露光L(原稿画像のスリット結像露光、レーザービー
ム走査露光など)を受けることで、その周面に目的の画
像情報に対応した静電潜像が形成される。
【0056】本例装置における露光手段10は、原稿台
固定−光学系移動型の原稿画像スリット結像露光手段で
ある。該露光手段10において、20は固定の原稿台ガ
ラス、Oは該原稿台ガラス上に画像面下向きで載置セッ
トされた原稿、21は原稿押え板、22は原稿照明ラン
プ(露光用ランプ)、23はスリット板、24〜26は
移動第1〜第3ミラー、27は結像レンズ、28は固定
ミラーである。
【0057】ランプ22・スリット板23・移動第1ミ
ラー24は原稿台ガラス20の下面を一端側から他端側
へ所定の速度Vで、また移動第2・第3ミラー25・2
6はV/2の速度で移動駆動されて原稿台ガラス20上
の下向き原稿面が一端辺側から他端辺側に走査されて原
稿画像が回転感光体ドラム1面にスリット結像露光Lさ
れる。
【0058】感光体ドラム1面の形成潜像は次いで現像
手段11によりトナー画像として順次に可視像化されて
いく。本例の現像手段11による潜像のトナー現像は、
現像スリーブ11a上に担持させた粉体トナーを現像ス
リーブ11aに現像バイアス印加電源11bでAC+D
Cバイアスを印加して感光体ドラム1面に飛翔させてな
される(ジャンピング現像)。
【0059】このトナー画像は、次いで、転写手段12
により不図示の給紙手段部から感光体ドラム1の回転と
同期どりされて適正なタイミングをもって感光体ドラム
1と転写手段12との間の転写部へ搬送された転写材1
4の面に順次に転写されていく。本例の転写手段12は
転写ローラであり、該転写ローラ12に転写バイアス印
加電源12aでバイアスを印加して転写材14の裏から
トナーと逆極性の帯電を行なうことで、感光体ドラム1
面側のトナー画像が転写材14の表面側に転写されてい
く。
【0060】トナー画像の転写を受けた転写材14は感
光体ドラム1面から分離されて不図示の像定着手段へ搬
送されて像定着を受け、画像形成物として出力される。
或いは多重画像形成モードや両面画像形成モードの場合
には転写部への再搬送手段へ搬送される。
【0061】像転写後の感光体ドラム1面はクリーニン
グ手段13で転写残りトナー等の付着汚染物の除去を受
けて清浄面化され、更に除電露光装置15により除電さ
れて、繰り返して作像に供される。
【0062】(2)感光体ドラム1 本例で用いた感光体ドラム1は、誘電層1a(感光体
層)として、アゾ顔料をCGL層(キャリア発生層)と
し、その上にヒドラゾンと樹脂を混合したものをCT層
(キャリア輸送層、CTL層)として24μmの厚さに
積層した負極性有機半導体層を有する、直径30mmの
OPC感光体ドラムであり、周速90mm/secで回
転させた。
【0063】(3)帯電ローラ2 本例で用いた帯電ローラ2は、具体的には、芯金2cの
上にEPDM等の104 〜105 Ωcmの導電ゴム層2
bを設け、その上にヒドリンゴム等からなる107 〜1
09 Ωcm程度の中抵抗層2a2 を設け、その上にトレ
ジン(注:帝国化学(株)の商標)等のナイロン系物質
からなる107 〜1010Ωcmのブロッキング層2a1
を表層として設けた、直径12mm、硬度がAsker
−C測定で50°〜70°程度、抵抗値5×105 Ωの
半導電性のものである。そしてこの帯電ローラ2を感光
体ドラム1に総圧1600gで当接させ、従動回転させ
た。
【0064】(4)帯電メカニズム(図2〜図6) 帯電ローラ2に直流電源により直流電圧を印加する場合
の帯電メカニズムについて説明する。
【0065】上記(2)のOPC感光体ドラム1を回転
駆動させ、上記(3)の帯電ローラ2に直流電圧VDC
(VP )を印加して暗所でOPC感光体ドラム1に接触
させて帯電を行なわせるものとし、帯電ローラ2の位置
(帯電部)通過後の帯電されたOPC感光体ドラム1の
表面電位VD (VS )と、帯電ローラ2に対する印加直
流電圧VDCとの関係を測定した。
【0066】図2の(a)のCT層厚24μmの直線グ
ラフはその測定結果を示すものである。印加直流電圧V
DCに対して帯電は図2の(a)のように感光体のCT層
膜厚ごとに閾値を有し、特定電圧から帯電が開始し、そ
の放電開始電圧以上の絶対値の電圧印加に対しては、得
られる表面電位VD はグラフ上傾き1の直線的な関係が
得られた。
【0067】ここで、放電開始電圧は以下に示すように
定義する。即ち、電位が0の像担持体に対して帯電部材
へ直流電圧のみを印加してそれを徐々に大きくしていっ
た時、その印加直流電圧に対する像担持体たる感光体の
表面電位のグラフを書いてみる。この時、DC電位を1
00Vごとに取っていくが、表面電位0に対して表面電
位が現れた時を第1の点として100Vごとに10点と
る。この10点より統計学でいう最小2乗法で直線を書
き、この直線上で表面電位0のときの印加直流電圧の値
を放電開始電圧とする。図2のグラフの直線は上記最小
2乗法により作成したものである。放電開始電圧は、要
するに、帯電部材に直流電圧を印加して被帯電体の帯電
が開始する場合の帯電部材への印加電圧値である。
【0068】即ち、帯電ローラ2への直流印加電圧をV
DCとし、OPC感光体ドラム1表面に得られる表面電位
をVD 、帯電開始電圧をVTHとすると、 VD =VDC−VHT ‥‥‥(1) の関係がある。
【0069】上記の(1)式はパッシェン(Paschen) の
法則を用いて導出できる。
【0070】図3に帯電ローラ2とOPC感光体層(C
T層)及びその両者の接触部の微視的空間Zの形成する
等価回路を示す。帯電ローラ2の総抵抗Rr (R)が小
さい場合、感光体層1aに流れる電流ID により生じる
電圧降下ID RrはVDCに比べて十分に小さいので無視
できる。まず、Rr を無視すると、空間Zにかかる電圧
Vgは以下の式で表される。
【0071】 Vg= VDC・Z/(LS /KS +Z) ‥‥‥(2) VDC:印加電圧 Z :空隙 LS :感光体層(CT層)厚み KS :感光体層比誘電率 一方、空隙Zにおける放電現象はパッシェンの法則によ
り、Z=8μ以上では放電破壊電圧Vbは次の1次式
(3)及び(4)で近似できる。
【0072】 Vb=312+6.2Z (Vb>0の場合) ‥‥‥(3) Vb=−(312+6.2Z)(Vb<0の場合) ‥‥‥(4) Vb<0であるから(2)・(4)式をグラフに書く
と、図4のグラフのようになる。横軸は空隙距離Z、縦
軸は空隙破壊電圧を示し、下に凸の曲線がパッシェン
の曲線、上に凸の曲線・・が夫々Zをパラメータ
とした空隙電圧Vgの特性を示す。
【0073】パッシェンの曲線と、曲線〜が交点
を有するとき放電が生ずるものであり、放電が開始する
点においてはVg=Vbとして得られるZに関する2次
方程式の判別式が0になる。このときが放電開始限界で
あるから、VDC=VTHとなる。
【0074】パッシェンの法則は空隙での放電現象に関
するものであるが、上記帯電ローラ2を用いた帯電過程
においても帯電部のすぐ近傍で微少ながらオゾンの発生
(コロナ放電に比較して10-2〜10-3)が認められ、
帯電ローラによる帯電が放電現象に関係しているものと
考えられる。従ってVDCによりVD を制御するために
は、 VDC=VR +VTH ‥‥‥(5) VR :目標表面電位 を用い、電位目標値VR を設定して(5)式によりVTH
を求めて加えればVD をVR に近づけることができる。
【0075】ここで、(5)式からわかるように閾値電
圧VTHは、 D=LS /KS ‥‥‥(6) により決定されるわけであるが、このとき感光体層の比
誘電率KS は感光体周囲の温度・湿度等による影響を受
けて変化し、また感光体層の厚みLS は耐久により減少
する方向に変化する。
【0076】従って周囲環境や耐久状況で、表面電位V
D は閾値電圧VTHの変化に伴い、変動することになる。
換言すればKS 及びLS の値を知れば、表面電位VD を
適正値とするための直流電圧値VDCを求めることができ
る。
【0077】ここで、感光体ドラム1と帯電ローラ2に
より形成される静電容量CP は図5の(a)・(b)に
示すように両者1・2の当接部のニップnにより形成さ
れており、ニップ部での当接面積をSP とすると図3の
等価回路から CP =SP ×KS /LS =S/D ‥‥‥(7) となる。
【0078】この特性を任意電圧の定電圧印加時のドラ
ムCT層厚に対しての感光体ドラム表面電位と直流電流
として表したものが図6の(a)・(b)である。CT
層厚に応じての感光体ドラム表面電位と直流電流の関係
が読み取れる。CT層厚が薄くなるにつれて感光体ドラ
ム表面電位(黒電位VD と白電位VL )と直流電流量が
上昇することがわかる。
【0079】(5)シーケンス(図7) 図7は図1の装置の通常時(判別装置出力OFF時)の
動作シーケンス例である。本例は2枚連続プリントの場
合を示している。
【0080】.プリント(コピー)開始信号にもとづ
き、それまでスタンバイ状態にある装置の感光体ドラム
1の回転駆動が開始されて前回転期間が開始される。こ
の感光体ドラム1の回転開始と同時に除電露光15がO
Nとなり、区間A1において感光体ドラム1の一周面以
上が除電される。
【0081】.次に接触帯電部材である帯電ローラ2
に対する一次帯電バイアスであるDCバイアスがONと
なる。
【0082】.この一次帯電バイアスは始めに区間B
1で定電圧制御され、その間にDC電流の検知がなさ
れ、次に該検知したDC電流に対応した帯電ローラDC
定電圧制御がなされる。
【0083】画像形成が始まるまでが感光体ドラム1の
前回転期間であり、その間の感光体ドラム1面は非画像
形成領域面であり、従って帯電ローラ2は感光体ドラム
1の非画像形成領域面に対応している前回転期間の区間
B1において帯電ローラDC定電圧制御がなされ、この
ときのDC電流の検知と一次電圧補正(帯電ローラ2に
対する一次帯電バイアス補正)がなされる。
【0084】.一次補正電圧で帯電ローラDC定電圧
制御が始まったら画像露光(原稿画像のスリット結像露
光)及び現像バイアスDC直流電圧印加(非画像域バイ
アスHと画像域バイアスM)による1枚目の画像形成が
行なわれる。
【0085】帯電ローラ2は感光体ドラム1の画像形成
領域面に対応しており、該感光体ドラム1面をDC定電
圧制御状態にて帯電処理している。
【0086】.1枚目のプリントについての画像形成
が終了し、次の2枚目のプリントについての画像形成が
開始されるまでの間の所謂紙間の感光体ドラム面は非画
像形成領域面であり、本例ではこの紙間でも再び帯電ロ
ーラ2のDC定電圧制御・DC電流検知・DC定電圧制
御を実行させている。
【0087】即ち、1枚目のプリントが終了したら一次
帯電バイアスを紙間の区間B2において再び帯電ローラ
DC定電圧制御となし、DC電流検知を実行させ、次い
でその検知DC電流に応じた帯電ローラ定電圧制御を実
行させて2枚目のプリントについての画像形成を実行さ
せている。
【0088】3枚以上の連続プリントのときも各紙間に
おいて同様に帯電ローラDC定電圧制御・DC電流検知
・DC定電圧制御のシーケンスを行なう。
【0089】.最終枚目のプリントの画像形成が終了
したら感光体ドラム1は後回転期間に入り、この後回転
期間の区間A2において感光体ドラム1の一周面以上の
除電露光15がなされて除電され、感光体ドラム1の回
転と除電露光がOFFとなり、装置は次のプリント開始
信号の入力までスタンバイ状態に入る。
【0090】上記の構成において、耐久によって感光体
ドラム表面が削れて感光体のCT層膜厚が薄くなった場
合には帯電ローラ2が感光体ドラム1の非画像形成領域
面に対応しているときになされているDC定電圧制御期
間B1やB2の検知DC電流が高くなり(図2の
(b))、その検知DC電流に応じた低下補正電圧での
帯電ローラDC定電圧制御のもとで感光体ドラム1の画
像形成領域面に対する帯電処理が帯電ローラ2によりな
されて画像形成が実行される。
【0091】また、低湿環境にて特に帯電ローラ2の抵
抗が下がり、上記期間B1やB2の帯電ローラDC定電
圧制御の検知DC電流が低くなる。その検知DC電流に
応じた増加補正電圧での帯電ローラDC定電圧制御のも
とで感光体ドラム1の画像形成領域面に対する帯電処理
が帯電ローラ2によりなされて画像形成が実行されるの
で、帯電ローラ2の環境での抵抗変動にかかわらず感光
体ドラム1の帯電電位は一定化される。
【0092】(6)電圧−電流特性検知、電圧制御系
(図8) 図8は上述シーケンスにおける電圧−電流特性検知、電
圧制御系の説明模型図である。
【0093】感光体ドラム1は長手軸方向で互いに誘電
率εの異なる、感光体層1Eaの第1誘電率域と、感光
体層1Ebの第2誘電率域より構成されている。
【0094】第1誘電率域1Eaは画像域Wであり、そ
の誘電率εはε=2.6とした。
【0095】第2誘電率域1Ebは画像域外であり、そ
の誘電率εはε=3.0とした。
【0096】上記の感光体ドラム1の第1と第2の誘電
率域1Ea・1Ebにそれぞれ対応させて第1と第2の
2つの帯電ローラ2Aと2Bを所定に加圧接触させて配
設してある。第1の帯電ローラ2Aは感光体ドラム1の
画像域である第1領域1Eaを帯電処理し、第2の帯電
ローラ2Bは画像域外である第2領域1Ebを帯電処理
する。
【0097】第1と第2の帯電ローラ2Aと2Bは同等
特性の材料構成で、前記(3)項で述べたように各層に
各抵抗を設定したものである。そしてこれらの帯電ロー
ラ2Aと2Bはそれぞれ加圧手段2P1 ,2P2 、2P
3 ,2P4 により同等の接触線圧をもって感光体ドラム
1の第1領域1Eaと第2領域1Ebに圧接させて設置
されている。
【0098】帯電ローラに対する帯電バイアス印加電源
3は、第1電源部3a、第2電源部3b、演算装置3c
を有している。
【0099】第1の帯電ローラ2Aには第1電源3aが
接続されており、第2の帯電ローラ3Bには第2電源が
接続されている第1電源3aは前述図7のシーケンス図
中の電流検知期間B1に複数回の異なる電圧印加とその
時の電流検知を行なう。
【0100】引き続き同様に、第2の帯電ローラ2Bに
ついても第2電源3bによって期間B1中に複数回の異
なる電圧印加と電流検知が行なわれる。
【0101】演算装置3cはこれらの測定値によって前
述式即ち VP =(dT/εS+R)I+VTH ‥‥式 にて連立式を作り、CT層厚dと帯電ローラ抵抗Rを算
出し、かつ、目標表面電位を得るため印加電圧を前述
式即ち VP =VS +VTH ‥‥式 で算出して、電圧補正を行なった後に画像形成域C1対
応出力電圧を印加する。
【0102】(7)電圧補正法(図9〜図13) 以下に本例の最も特徴的な電圧補正法(図1の直流電源
3を用いて最適な帯電を行なう方法)について説明す
る。
【0103】感光体ドラム1は、前述(2)項のよう
に、直径30mmのOPC感光体ドラムを用い、周速9
0mm/secで回転させた。
【0104】帯電ローラ2は、前述(3)項のように、
直径12mmである。
【0105】前述(5)項のシーケンスで説明したよう
に2種の誘電率領域にて各々の特性は図9のようになっ
た(表1参照)。
【0106】
【表1】 この2つの直線の傾きから、前述式を用いてローラ抵
抗値Rと、感光体のCT層膜厚dが得られる。更に目標
の感光体表面電位を得るための直流値と印加電圧が得ら
れる。
【0107】この時使用した帯電ローラの抵抗値Rは5
×105 Ω(300V直流印加時の体積抵抗)で、感光
体のCT層の膜厚が25μmのものを使用した。
【0108】図10は感光体CT層の膜厚を25μm一
定とした場合の帯電ローラ抵抗値と感光体表面電位の関
係を示している。
【0109】本発明のような制御をしないときには(未
制御)、帯電ローラ印加電圧を−1.4kV定電圧とし
た場合にはローラ抵抗の上昇と共に感光体表面電位が低
下し、107 Ω以上では急激に電位が得られなくなる
が、本発明に従って制御をしたものは(本制御)、帯電
ローラ抵抗値がおよそ108 Ω程度まで感光体電位を−
700V程度に維持できることが読みとれる。
【0110】図11は、帯電ローラの抵抗値を5×10
5 Ωと一定にし、感光体CT層の膜厚が変わったときに
得られる感光体表面電位の関係を示している。CT層膜
厚が30μm〜10μmまで変化した場合を想定する
と、未制御ものでは約200Vの変化を生ずるのに対
し、本発明に従って制御したものでは、ほぼ目標電位の
−700Vを維持していることがわかる。
【0111】ところで、図8に示した構成において、第
1と第2帯電ローラ2Aと2Bは画像形成時には、以下
のようなシーケンスで動作するようにする。当然のこと
ながら画像域Wに対応する第1の帯電ローラ2Aの抵抗
Rを算出するのが目的であるため、第2の帯電ローラ2
Bは第1の帯電ローラ2Aとほぼ同等の耐久通電劣化に
よる同等特性を有するようにしなければならない。その
ためには第2の帯電ローラ2Bには画像形成時に第1の
帯電ローラ2Aと同等の通電電流量を流しておく必要が
ある。第2の帯電ローラ2Bに接続している第2の電源
3bは、第1の帯電ローラ2Aに流れる電流を第1の電
源3aにより検知し、それと同電流となるように第2の
帯電ローラ2Bに対する印加電圧を制御する。
【0112】つまり、画像形成時は感光体の誘電層誘電
率が領域1Eaと領域1Ebとで異なるため、電流電圧
特性が初期から異なり、画像形成時の電流を同等とする
ためには第1と第2の帯電ローラ2Aと2Bに対する印
加電圧は各々で異なる電圧を印加することとなる。
【0113】また感光体の誘電層の領域1Ea部分と1
Eb部分にはクリーニングブレード当接や現像バイアス
やトナー消費量等は画像域同等に設定されている。
【0114】また、第1と第2の電源3aや3bにて電
圧印加側の電流電圧特性を検知するかわりに感光体ドラ
ム1の基体シリンダ1bに流れる電流を検知することも
有効である。
【0115】図8において、3dは感光体ドラム電流の
検知装置であり、その検知信号は演算装置3cに送られ
る。ここで検知装置3dの検知電流信号は通信手段(無
線)によって伝送される形態をとるのが好ましく、検知
装置3dは完全にドラムシリンダ内側に収納される状態
となる。これにより超小型のドラム電流検知による感光
体層の誘電率の異なる領域1Eaと1Ebに応じての検
知電流信号を演算装置3cへ向けて、無線伝送型の検知
装置3dによって通信伝送し、演算装置3cにて画像域
Wに対応する帯電ローラと感光体ドラムのおのおの抵抗
アップ分と感光体CT層膜厚削れ量を算出し、第1およ
び第2の電源3aと3bに電圧を制御するため指示を出
す。これによりドラムシリンダ1b内の空間を有効に使
用できるため、小型化が可能である。
【0116】また以上説明した中で、感光体のCT層膜
厚検知を完了した段階で感光体のCT層膜厚と感光感度
の関係(膜厚が低下すると感光感度も低下する)から最
適電位を得るための感光体ドラムに対する画像露光量L
が求まる。つまりこの露光量Lも本発明の算出値から更
に算出可能であり、露光装置の出力を制御することによ
り最適な感光体ドラム電位と常に良好な画質が維持でき
る(図12参照)。
【0117】図13は、感光体CT層膜厚35μm、帯
電ローラ2の抵抗値5×105 Ωのものを用いて耐久し
た結果である。
【0118】耐久10万枚後の感光体CT層膜厚は16
μmまで減少し、また、帯電ローラ抵抗値は3×107
Ωに増加していた。
【0119】本発明に従う制御のものでは、耐久枚数1
0万枚まで目標電位−700Vを維持出来た。一方、未
制御のものでは。耐久6万枚までは帯電ローラ抵抗の上
昇よりも感光体CT層膜厚の減少の方が影響が大きく感
光体の表面電位はイニシャル時の−700Vに対し、−
800Vまで高くなった。耐久6万枚程度を境に帯電ロ
ーラ抵抗の上昇の影響が大きく急激に表面電位は減少し
てしまった。
【0120】〈実施形態例2〉(図14) 帯電部材2はローラタイプ以外にも、ブレード状タイプ
・ブロック状タイプ・ロッド状タイプ・ベルト状タイプ
などの形態に構成できる。
【0121】図14の(a)はブレード状タイプ(帯電
ブレード)としたものの一例の横断面模型図を示してい
る。2cは導電性の芯金部材、2bは導電層、2aは抵
抗層を示している。該帯電ブレード2を感光体ドラム1
の回転方向に対してカウンター方向の姿勢にして先端エ
ッジ部を感光体ドラム1面に当接させ、その当接部より
も感光体ドラム回転方向の下流側にブレード2が感光体
ドラム1面から離れていくように不図示の支持部に保持
させて配設してある。帯電ブレード2に対して帯電バイ
アス電圧を印加することで、被帯電体としての感光体ド
ラム1が接触帯電処理される。ブレード型の帯電部材2
は装置を低コスト化することができる。帯電部材として
帯電ブレード2を用いた場合も、帯電ローラを用いた実
施形態例1の場合と同様に、電圧電流特性検知、電圧制
御を適用できる。
【0122】感光体ドラム1面に当接される帯電ブレー
ド2の向きは感光体ドラム1面の面移動方向に順方向で
もよい。
【0123】(b)はブロック状もしくはロッド状とし
たものの一例の横断面模型図を示している。2cは導電
性の芯金部材、2bは導電層、2aは抵抗層を示してい
る。
【0124】ブレード状やブロック状もしくはロッド状
としたものは、回転可能としたローラタイプのものにお
いては芯金部材2cに対してバイアス電圧を印加するた
めに必要とする給電用摺動接点3aなしに芯金部材2c
に対して電源3に通じるリード線を直接に接続すること
ができ、給電用摺動接点3aから発生する可能性のある
電気ノイズがなくなるという利点とともに、省スペース
か、さらには被帯電体面のクリーニングブレードを兼用
させる構成のものとすることも可能である。
【0125】ブラシ型、磁気ブラシ型などの形状・形態
のものであってもよい。
【0126】(c)は帯電部材2に回転ファーブラシを
用いたものである。ファーブラシ2に対して帯電バイア
ス電圧を印加することで、被帯電体としての感光体ドラ
ム1が接触帯電処理される。この系は、感光体ドラム1
にファーブラシ2が軽く接触するだけなので、感光体ド
ラム表面に悪影響を与えないというメリットがある。但
し、一様帯電をする際、スジに対する許容度が小さい。
ここでも電流検知が行なわれ((AC+DC電流)、フ
ィードバック制御される。
【0127】(d)は帯電部材2に磁気ブラシを用いた
ものである。本例の磁気ブラシ2は、固定のマグネット
ロール2dと、このマグネットロール2dに同心に外嵌
され、回転駆動される非磁性シリンダ2eと、この非磁
性シリンダ2eの外周面にシリンダ内部のマグネットロ
ール2dの磁界により磁気ブラシ層2fとして磁気吸着
保持させた、鉄粉等のフェライトキャリアとトナーを特
定のトナー/キャリア比率にして混合させたものの層と
からなる。該磁気ブラシ2をその磁気ブラシ層2fを感
光体ドラム1面に接触させて配設し、非磁性シリンダ2
eを回転駆動させ、帯電バイアス電圧を印加すること
で、被帯電体としての感光体ドラム1が接触帯電処理さ
れる。
【0128】この系は、磁気ブラシが完全にドラムを摺
擦し、ドラム面上にブラシ先端から放電するものであ
る。ここでも電荷の流入量を電流検知によって測定する
ことにより、最適な補正電圧を印加することが可能とな
る。
【0129】〈実施形態例3〉(図15) 図15は本例の制御シーケンスである。本例の制御シー
ケンスは、画像形成装置に電源を投入したとき実行され
る、画像定着装置昇温等のためのドラム前多回転期間
(装置ウォームアップ期間)に帯電ローラ2のDC定電
圧制御・DC電流検知を行なわせている。
【0130】装置はウォームアップ終了後、ドラムの回
転・除電露光がOFFとなり、プリント開始信号が入力
されるまでスタンバイ状態となる。
【0131】プリント開始信号が入力された後の各画像
形成サイクルにおける帯電ローラの一次帯電バイアスは
上記ドラム前多回転期間のDC定電圧制御で検知された
DC電流及び算出値に応じた補正電圧でDC定電圧制御
されて画像形成が実行される。
【0132】上記検知されたDC電流及び補正電圧は画
像形成装置の電源が切られるまで保持される。
【0133】また、この検知を行うタイミングをほぼ一
日に一回、朝一番だけとすることも画像濃度安定のため
には有効である。例えば、画像形成装置の紙づまりを処
理するために短時間だけでも装置の電源を切った場合
に、電源再投入時に再度電流検知が行われ補正電圧が更
新されることになる。つまり、電源を切る前後で検知電
流の検知精度によって補正電圧値が異なることが有り得
る。短時間で補正電圧が少しでも異なると、装置使用者
には相当の違和感があるため、画像形成時に濃度調整値
を再設定し直すこととなる。
【0134】これに対して画像形成装置の操作性能を向
上させるために、朝一で装置を使用可能状態に立ち上げ
るときにのみ、帯電ローラ定電圧印加、電流検知、補正
定電圧制御を行なわせて、その使用日にはその補正定電
圧を保持したままとする。
【0135】朝一番を判断する方法として実用試験の結
果が有効だったものは、画像形成装置の電源を投入した
ときに画像定着装置の定着ローラ検知温度が特定温度以
下の場合を朝一番とする方法である。ここでの特定温度
は30℃〜130℃の間、特に100℃程度に設定する
のが最も有効だった。
【0136】〈実施形態例4〉(図16) 帯電ローラ2のDC定電圧制御におけるDC電流検知を
1回しか行わない場合は、DC電流を検知する瞬間に帯
電部材たる帯電ローラ2が周方向で抵抗むらを有してい
た場合に次のような障害がある。即ち、たまたま抵抗の
低い部分で電流を検知したようなときは、高電流が検知
されるために補正後の定電圧値は低くなり、画像形成時
の帯電電位が低下することとなる。そして正規現像であ
れば、画像濃度低下となり、反転現像であれば画像濃度
の上昇及びかぶり現象となるような画像障害を生じる。
【0137】この帯電ローラ周方向での検知電流の違い
による画像濃度違いを解決するため、本例では図16に
示すシーケンスのように帯電ローラ2のDC定電圧制御
時間内にDC電流検知を複数回行い、その複数回の検知
DC電流値を加算あるいは積分し、その平均値を算出す
る。画像形成時はその平均検知電流値に応じた補正電圧
で帯電ローラ2の定電圧制御を行う。また、この方法以
外にも複数回の検知DC電流値から最大値、最小値を除
く方式でも良い。
【0138】以上の方式により、帯電ローラ2の周方向
の抵抗むらに対しても安定した電流検知と補正電圧値が
得られ、常に安定した画像形成を行うことができる。
【0139】〈その他の実施形態例〉 1)像担持体に複数数の誘電率領域を形成可能な手段
(みかけ上の誘電率変化方法)としては、上述実施形態
例以外のも、.前露光の長手方向の光量分布を変えて
帯電領域での感光体誘電率を変える、.長手の転写放
電分布を変える、.長手の一部に簡易な帯電部材また
は露光部材を配設する、等の手段構成が挙げられる。
【0140】2)帯電部材は被帯電体面に必ずしも圧接
力をもって接していなくとも帯電部材と被帯電体面との
間に、ギャップ間電圧とパッシェンカーブで決まる放電
可能領域さえ確実に保証されれば、非接触で近接した配
設形態であってもよく、本発明においてはこの場合も接
触帯電の範疇とする。
【0141】3)画像露光手段は、レーザービーム走査
露光手段など他の適宜の露光手段・機構にすることがで
きる。
【0142】4)像担持体としての電子写真感光体はド
ラム型に限らず、回動ベルト型など他の形態の回転体に
することもできる。表面に導電性粒子分散層等の電荷注
入層を有する注入帯電タイプのものとすることもでき
る。電子写真感光体に限らず、静電記録誘電体等とする
こともできる。
【0143】5)現像方式は正規現像でも、反転現像で
もよい。
【0144】6)接触帯電式転写手段としての転写ロー
ラ12は実施形態例は導電体ローラと導電層の単層転写
ローラであるが、多層化した転写ローラでもよい。ロー
ラ型に限らず、ベルト型等の他の回転体とすることもで
きる。転写用コロナ放電装置であってもよい。
【0145】7)画像形成装置は、像担持体に形成した
トナー画像を記録媒体に転写せずに画像表示部に位置さ
せて表示・閲読した後像担持体面から除去して、像担持
体は繰り返して作像に供する画像表示装置であってもよ
い。
【0146】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
移動可能な像担持体上に当接又は近接する帯電部材を有
する画像形成装置について、耐久に伴う像担持体の誘電
層膜厚変化や、帯電部材の耐久や環境変化に伴う特性変
動に拘らず、像担持体の表面電位を安定化させて長期に
わたって高品位画質の画像を安定に出力させること、像
担持体及び帯電手段の長寿命化を図ること等が可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 画像形成装置の一例の概略構成模型図
【図2】 (a)・(b)は帯電特性グラフ
【図3】 感光体層と帯電ローラ及び両者の接触部の微
視的空間の形成する等価回路図
【図4】 空隙ギャップと空隙破壊電圧の関係グラフ
【図5】 (a)は感光体と帯電ローラの当接ニップ部
を示した図、(b)は等価回路図
【図6】 (a)・(b)は帯電能膜厚依存性を示した
グラフ
【図7】 装置の動作シーケンス図
【図8】 電圧−電流特性検知、電圧制御系の説明模型
【図9】 帯電ローラ印加電圧と電流値の関係グラフ
【図10】 帯電ローラ抵抗値と感光体表面電位の関係
グラフ
【図11】 感光体CT層膜厚と感光体表面電位の関係
グラフ
【図12】 感光体CT層膜厚と光電位減衰率の関係グ
ラフ
【図13】 耐久枚数と感光体表面電位の関係グラフ
【図14】 (a)乃至(d)はそれぞれ帯電部材の他
の各種形態例の略図
【図15】 実施形態例3におけるシーケンス図
【図16】 実施形態例4におけるシーケンス図
【図17】 接触帯電の一例の概略図
【図18】 帯電ローラの抵抗測定説明図
【符号の説明】
1 被帯電体(感光体) 1a 感光体層(誘電層、CT層) 1b 導電性基体 2・2A・2B 帯電部材(帯電ローラ、帯電ブレー
ド等) 3 帯電バイアス印加電源 10 画像露光手段 11 現像手段 12 転写手段 13 クリーニング手段 14 転写材

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動可能な像担持体上に当接又は近接す
    る帯電部材を有する画像形成装置において、 前記像担持体は複数種の誘電率領域を形成可能な手段を
    有し、該各々の誘電率領域に対応して前記帯電部材に印
    加された電圧と電流の特性を検知することにより、前記
    帯電部材の抵抗値と、像担持体の誘電層厚を算出推定
    し、それに応じて帯電部材の印加電圧を制御することを
    特徴とする画像形成装置の制御方法。
  2. 【請求項2】 移動可能な像担持体上に当接又は近接す
    る帯電部材を有する画像形成装置において、 前記像担持体はあらかじめ複数種の誘電率領域を有し、
    該各々の誘電率領域に対応して前記帯電部材に印加され
    た電圧と電流の特性を検知することにより、前記帯電部
    材の抵抗値と、像担持体の誘電層厚を算出推定し、それ
    に応じて前記帯電部材の印加電圧を制御することを特徴
    とする画像形成装置の制御方法。
  3. 【請求項3】 複数種の誘電率領域に対応して、複数に
    区別された帯電部材を有することを特徴とする請求項1
    または請求項2に記載の画像形成装置の制御方法。
  4. 【請求項4】 像担持体の誘電層が感光体層であること
    を特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1つに記載
    の画像形成装置の制御方法。
  5. 【請求項5】 帯電部材に印加する電圧が直流電圧であ
    ることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1つ
    に記載の画像形成装置の制御方法。
  6. 【請求項6】 帯電部材が表層に比較的高抵抗層を有す
    る半導電性回転体であることを特徴とする請求項1乃至
    請求項5の何れか1つに記載の画像形成装置の制御方
    法。
  7. 【請求項7】 帯電部材が半導電性ブレードであること
    を特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか1つに記載
    の画像形成装置の制御方法。
  8. 【請求項8】 帯電部材が半導電性ブラシであることを
    特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか1つに記載の
    画像形成装置の制御方法。
  9. 【請求項9】 帯電部材が半導電性磁気ブラシであるこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか1つに記
    載の画像形成装置の制御方法。
  10. 【請求項10】 像担持体が情報通信手段を有すること
    を特徴とする請求項1乃至請求項9の何れか1つに記載
    の画像形成装置の制御方法。
  11. 【請求項11】 帯電部材に印加する電圧電流特性検知
    用の印加電圧値が複数であることを特徴とする請求項1
    乃至請求項10の何れか1つに記載の画像形成装置の制
    御方法。
  12. 【請求項12】 前記像担持体の画像領域の誘電層厚の
    算出推定値に応じて像担持体への画像情報含有露光量を
    制御する手段を有することを特徴とする請求項1乃至請
    求項11の何れか1つに記載の画像形成装置の制御方
    法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006258982A (ja) * 2005-03-15 2006-09-28 Fuji Xerox Co Ltd 電子写真感光体、及び画像形成装置
JP2007187734A (ja) * 2006-01-11 2007-07-26 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP2015148789A (ja) * 2014-02-10 2015-08-20 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置及び帯電電圧制御方法
US9436117B2 (en) 2014-10-02 2016-09-06 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus configured to modify a reference voltage correction amount

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