JPH08202125A - 画像形成装置の電荷供給装置 - Google Patents

画像形成装置の電荷供給装置

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JPH08202125A
JPH08202125A JP888595A JP888595A JPH08202125A JP H08202125 A JPH08202125 A JP H08202125A JP 888595 A JP888595 A JP 888595A JP 888595 A JP888595 A JP 888595A JP H08202125 A JPH08202125 A JP H08202125A
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resistor
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forming apparatus
charging
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Atsushi Asai
淳 浅井
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 簡単な構成で、帯電部材上の電荷を適宜減衰
させて優れた耐久性と環境特性とを得るようにする。 【構成】 少なくとも導電性基体および抵抗体20を有
する一次帯電ローラ10により感光ドラム1上に電荷の
供給を行う。そして、除電部材21の帯電または露光に
より前記一次帯電ローラ10上の電荷を減衰させる。こ
の場合の前記抵抗体は、常温常湿で、100V印加時
に、1012Ω・cm以上の体積抵抗率を有し、かつ厚みが
10μm以上20μm以下の樹脂またはゴムである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感光体に電荷を供給す
る画像形成装置の電荷供給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の画像形成装置の電荷供給装置とし
て、オゾンの発生がコロナ帯電器より少ないことから接
触帯電方式のものが、あるいは同様にオゾンの発生がコ
ロナ帯電器より少なく、さらに感光体に損傷を与えない
ことから、感光体に非接触で近接配置された近接帯電方
式のものが知られている。そして、帯電原理ついては、
接触方式のものが大きく分けて放電と注入との2通りあ
るのに対し、非接触方式のものは、放電に限られている
という違いがある。
【0003】放電を使った帯電の場合、帯電時の空隙の
電界はパッシェンの法則により決定される値に下がるま
で帯電部材(電荷供給部材)から感光体へ放電を続け、
感光体を帯電するので、最大でもパッシェンの法則によ
り決定される値(1500V/200μm程度)にな
る。しかし、感光体に微小な塗布むらや不純物が存在す
ると、その部分の絶縁耐圧が低かったりあるいは微小な
凹凸に電界が集中したりするため、リークの発生により
絶縁破壊が生じ易く、空隙の最大電圧は、像担持体の導
電性基板と帯電部材の表面との電位差に対応した値まで
上がってしまう。このため、大電流が流れ、電源によっ
ては電圧降下を招き、画像上の白抜け、黒筋などの異常
画像になることがあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そのため、従来の帯電
部材は、単層構成にして105 〜1010Ω・cm程度の中
抵抗のゴムなどを用いたり、あるいは多層構成にして単
層ゴムの表面の離型性や表面性を向上させ、また像担持
体の汚染を防止する目的で表層に105 〜1010Ω・cm
程度の中抵抗の樹脂などを被覆したりすることがあっ
た。
【0005】また、帯電部材の表面とその導電性基体と
の間の抵抗値を1010〜1012Ω・cmにすると、抵抗値
の変動に対して敏感に表面電位が変わるため、安定した
帯電ができなかった。
【0006】さらに、帯電部材の表面とその導電性基体
との間の抵抗値を1012Ω・cm以上にすると、帯電時に
帯電部材の表面に残った電荷の減衰が遅くなるため、帯
電に必要な印加電圧が上昇し、帯電不良が生じることが
ある。このため、上記帯電部材には抵抗値が105 〜1
10Ω・cm程度の狭い範囲の材料を使っていた。また、
帯電部材の表面の抵抗値については、抵抗値をある程度
高くしないと、電荷が表面方向で移動し易く、長手方向
の白スジなるので、表面抵抗値を106 Ω・cm以上にす
る必要があった。
【0007】また、層構成の帯電部材では、表面層、基
層あるいは中間層のいずれかの層が、表面と導電性基体
との間の抵抗値を決定する構成になっている。このう
ち、帯電部材の表面層が上記表面と導電性基体との間の
抵抗値を決定する構成のものでは、上述したように表層
の抵抗値が狭い範囲のものを使用する必要があるが、次
のような理由で抵抗値を安定させることは難しかった。
すなわち、表層にウレタン系、EPDM系などの樹脂や
ゴムを使用する場合では、樹脂、ゴム中に導電性の酸化
物などを添加して抵抗値を所定の範囲に規制したり、フ
ッ素系などの樹脂を使用する場合では、イオン導電性の
分子構造を取り入れたりしている。しかし、ウレタン
系、EPDM系などの樹脂を使用する場合では、それ自
体の抵抗値が周囲の温湿度、特に湿度による抵抗値の変
動が1オーダー以上となることが多いため、またフッ素
系などの樹脂を使用する場合では、イオン導電性を持た
せて導電性を付与することがあるため、原理的に湿度に
対する抵抗値変動が大きく、高温高湿から常温低湿に変
化した場合には、抵抗値が2オーダー以上変動したり、
また通電により分子構造が変化したり、帯電部材の表面
と導電性基体との間の抵抗値を実際の使用環境や長期間
の使用に対して安定させることは困難であった。
【0008】また、特公昭64−7383号公報に開示
されているように、湿度による抵抗変動が少ない材質を
選択する試みがなされているが、表層の離型性が十分で
なかったり、耐摩耗性に問題があったりなどの実用上の
問題があった。
【0009】さらに、帯電部材の基層が上記抵抗値を決
定する構成のものでも、基層の材質としてウレタン系、
EPDM系などの樹脂やゴムを使うことが多く、上記帯
電部材の表面と導電性基体との間の抵抗値を実際の使用
環境や長期間の使用に対して安定させることは困難であ
った。
【0010】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、簡単な構成で、帯電部材上の電荷を適
宜減衰させて優れた耐久性と環境特性とを得るようにし
た画像形成装置の電荷供給装置を提供することを目的と
する。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る画像形成装置の電荷供給装置は、少な
くとも導電性基体と抵抗体とを有し、感光体に対して電
荷の供給を行う帯電部材と、前記導電性基体へ電圧を印
加する電圧発生手段とを備え、該電圧発生手段により前
記電荷供給部材に電圧を印加することにより前記感光体
を一次帯電するものであって、前記抵抗体を、常温常湿
で、100V印加時に、1012Ω・cm以上の体積抵抗率
を有し、かつ厚みが10μm以上20μm以下の樹脂ま
たはゴムによって構成し、前記抵抗体上の電荷を帯電ま
たは露光により減衰させる除電部材を前記抵抗体に対向
配置することを特徴とする。
【0012】好ましくは、前記帯電部材は、帯電時、前
記感光体に対して同方向に該感光体の周速と同じ速度ま
たは前記感光体の周速より速い速度で移動する。
【0013】また好ましくは、前記帯電部材は、帯電
時、前記感光体に対して逆方向に移動する。
【0014】例えば、前記抵抗体は、エチレン・四フッ
化エチレン共重合体、ポリフッ化ビニリデン、四フッ化
エチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合
体などのフッ素樹脂によって構成される。
【0015】また例えば、前記電圧発生手段は、150
0V以上4000V以下の直流電圧を発生する。
【0016】さらに例えば、前記電圧発生手段は、ピー
ク間電圧が1500V以上3000V以下の交流成分
を、500V以上の直流成分に重畳した電圧を発生し、
この電圧を前記除電部材に印加することができる。
【0017】一例として、前記帯電部材は、少なくとも
帯電時に前記感光体と非接触で、前記帯電部材と感光体
との間隔を5μm以上200μm以下、好ましくは5μ
m以上40μm以下に近接配置することができる。
【0018】他の一例として、前記帯電部材の硬度は、
JIS−Aで45度以上である。
【0019】また他の例として、前記帯電部材の抵抗体
は光導電性を有し、該抵抗体の除電には、該抵抗体の感
度に対応する光源を使用する。
【0020】また他の例として、前記帯電部材は、感光
体への一次帯電を行う。
【0021】さらに他の例として、前記帯電部材は、ト
ナー画像現像後転写前の前記感光体への帯電を行う。
【0022】さらに他の例として、前記抵抗体の表面粗
さは、Rzで0.5〜5μmである。
【0023】
【作用】以上の構成に基づき、少なくとも導電性基体お
よび抵抗体を有する帯電部材により感光体上に電荷の供
給を行う。そして、除電部材の帯電または露光により前
記帯電部材上の電荷を減衰させる。この場合の前記抵抗
体は、常温常湿で、100V印加時に、1012Ω・cm以
上の体積抵抗率を有し、かつ厚みが10μm以上20μ
m以下の樹脂またはゴムである。
【0024】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。 〈実施例1〉図1は本発明を適用した画像形成装置の要
部の概略構成図、図2は同じく全体の概略構成図、図3
は帯電時の電荷移動の説明図、図4は感光ドラムの帯電
電位の時間変化を示す特性図、図5は直流に交流を重畳
した電圧を、感光ドラムに印加した場合の表面層の体積
抵抗率と表面電位との関係を示す特性図、図6は直流を
感光ドラムに印加した場合の表面層の体積抵抗率と表面
電位との関係を示す特性図である。
【0025】図1および図2において、画像形成装置
は、矢印R1方向に回転駆動される感光体としての感光
ドラム1を備えている。感光ドラム1の周囲には、その
回転方向に沿って順に、感光ドラム1の電位を前露光に
より除電する前露光器(前露光ランプ)2、感光ドラム
1の表面を帯電する帯電部材である一次帯電ローラ1
0、感光ドラム1上に、画像情報に応じて静電潜像を形
成する画像露光手段11、この静電潜像にトナーを付着
させてトナー画像を形成する現像装置12、静電転写に
先立って感光ドラム1上のトナー画像を帯電するポスト
帯電器14、感光ドラム1上のトナー画像を記録材に転
写させる転写ローラ13、トナー画像転写後の感光ドラ
ム1の表面に残留している残留トナーを除去するクリー
ナ3などが配置されている。
【0026】そして、上記一次帯電ローラ10は、直径
が約10〜50mm、厚さが約2〜5mmアルミ製円筒の導
電性基体19に、ETFE(エチレン・四フッ化エチレ
ン共重合体)、PVdf(ポリフッ化ビニリデン)、P
FA(四フッ化エチレンパーフルオロアルキルビニルエ
ーテル共重合体)などのフッ素樹脂を主成分とした厚み
30〜100μmの樹脂チューブの抵抗体である表面層
20を被覆した構成である。そして、上記導電性基体1
9には、直流電圧に交流電圧を重畳印加できる電圧発生
手段である一次帯電電源23が接続されている。
【0027】上記表面層20は、本実施例において23
℃、60%の常温常湿中に24時間以上放置された状態
の100V印加時の体積抵抗率が1015〜1016Ω・cm
であり、100V印加時の表面抵抗率が1014〜1015
Ω・cm程度のものを用いている。なお、一次帯電ローラ
10は、表面層20の樹脂チューブに熱収縮特性をもた
せたり、スプレー塗布または溶液にディッピング後に焼
成したりして形成されている。
【0028】また、表面層20の体積抵抗率とは別に一
次帯電ローラ10の導電性基体19と表面層20の抵抗
値は以下のように測定できる。一次帯電ローラ10を、
使用する感光ドラム1と同一の曲率を持つアルミなどの
導電体に当接させ、一次帯電ローラ10の導電性基体1
9と導電体との間に100Vの電圧を印加することで抵
抗値を求める。本実施例では導電性基体19と表面層2
0との間の抵抗値が1012〜1015Ω・cm程度になる。
本実施例では、一次帯電ローラ10の硬度はJIS−A
で60〜70度程度のものを用いているが、感光ドラム
1とは接触していないので、耐久性を考えると、これ以
上の硬度の方が良い。
【0029】また、一次帯電ローラ10の表面層20の
表面粗さは一般的にRzで0.5〜5μmを用いてよ
く、本実施例では表面粗さはRzで0.5〜3μm程度
であるが、これよりも小さい方が望ましい。
【0030】また、上記現像装置12は、現像剤を収納
する現像容器12aと、現像剤を静電潜像に付着させる
現像スリーブ12bとを有する。上記記録材の搬送方向
下流側には、感光ドラム1から分離されたトナー画像転
写後の記録材を搬送する搬送装置6が配設され、この搬
送装置6の下流側には、記録材上のトナー画像を定着さ
せる定着手段が配設されている。この定着手段は、ハロ
ゲンヒータ8を有する定着ローラ7と、この定着ローラ
7に圧接している加圧ローラ9とにより構成されてい
る。
【0031】さらに、上記一次帯電ローラ10には、図
1に示すように一次帯電ローラ10上の電荷を減衰させ
るためのブラシ形状の除電部材21が設置されている。
この除電部材21は、クリーニング部材を兼用してお
り、一次帯電ローラ10と逆方向に数100rpm 〜数1
000rpm で駆動され、かつ材質はナイロン製などの1
3 Ω・cm以下の導電性のものである。また、除電部材
21には、ピーク間電圧で1500〜3000Vの交流
電圧にバイアスとして+500V〜1500Vの直流電
圧を重畳印加される一次帯電電源23が接続されてい
る。
【0032】次に、このように構成された画像形成装置
の動作を説明する。
【0033】一次帯電ローラ10は感光ドラム1と順方
向に等速で回転駆動され、最大画像幅がA4横(約29
0mm)で、プロセススピードが50〜500mm/sec で
ある。一次帯電ローラ10は、長手方向両端にあるスペ
ーサ(不図示)を感光ドラム1に突き当てることで、感
光ドラム1との間隔が20μm程度に近接配置されてい
る。
【0034】図3(a)〜(c)は帯電時の一次帯電ロ
ーラ10から感光ドラム1への電荷の移動の様子を模式
的に示したものである。同図(a)は、空気層に放電開
始電圧以上の電界が加わり、一次帯電ローラ10の表面
付近で空気が電離し、プラス、マイナスのイオン対が形
成される様子を、同図(b)は、プラスのイオンが電界
により感光ドラム1の方向へ移動し、マイナスのイオン
は電界により一次帯電ローラ10の表面へ付着する様子
を示している。
【0035】同図(c)は、イオンの移動が終わったと
ころで、帯電後の一次帯電ローラ10の表面には感光ド
ラム1に帯電した電荷量と同量で逆極性の電荷が残るこ
とがわかる。一次帯電ローラ10は、図1に示すように
ブラシ形状の除電部材21を接触配置して帯電時の一次
帯電ローラ10の表面に残った電荷を除電している。ま
た、除電部材21の表面移動方向は、一次帯電ローラ1
0の表面移動方向と逆方向に数100rpm 〜数1000
rpm で回転駆動されている。
【0036】図4は、除電部材21の除電が不十分な場
合の感光ドラム1の帯電(表面)電位の時間変化を示
し、一次帯電ローラ10の回転に伴い、一次帯電ローラ
10の抵抗体である表面層20の電位が上昇し、感光ド
ラム1の帯電電位が低下する現象を示している。また、
図5は表面層20の体積抵抗率と感光ドラム1の表面電
位との関係を示している。ここでは表面層20の厚みは
60μm、感光ドラム1と一次帯電ローラ10とのギャ
ップは100μm、表面層20の比誘電率は10〜13
であり、印加電圧はピーク間電圧が2000V、直流成
分が2000Vである。
【0037】従来の一次帯電ローラでは、抵抗層の体積
抵抗率が1010Ω・cm以下の領域を用いることが多かっ
たが、特に109 〜1010Ω・cm付近では抵抗層の体積
抵抗率の変動に対して感光ドラム1の帯電電位の変動が
大きく、本発明の一次帯電ローラ10では、表面層20
の体積抵抗率の変動に対して感光ドラム1の帯電電位の
変動が小さい領域、つまり体積抵抗率が1012Ω・cm以
上の領域の表面層20を使っている。図6は印加電圧が
直流のみの場合の表面層20の体積抵抗率と感光ドラム
1の表面電位の関係を示している。
【0038】本実施例では、感光ドラム1として直径3
0〜120mm程度のアモルファスシリコン感光体を使用
したが、これに限定されるものでなく、本発明ではセレ
ン、OPCなどの感光体を用いることも可能である。
【0039】一次帯電ローラ10へ印加される電圧は、
導電性基体19に1500〜4000V程度の直流電圧
を、または1500〜3000V程度の交流電圧に18
00〜2200V程度の直流電圧を重畳印加し、現像部
位置で約400〜800V程度の感光ドラム1の暗部電
位を得ている。 〈実施例2〉次に、本発明に他の実施例の説明を行う。
【0040】図7に示す実施例2の一次帯電ローラ1
0’は、直径20mmのアルミのシリンダに表面層として
約30μmのアモルファスシリコン感光層を形成したも
ので、この場合、感光体である感光ドラム1’はマイナ
ス帯電のOPCである。本実施例では帯電ローラの除電
部材にブラシを用いる代わりに、一次帯電ローラ10’
の感光層20’にLEDアレイなどの光源24からの光
を反射板25を介して照射することにより、一次帯電ロ
ーラ10’の表面のプラス電荷を除電するようにしてい
る。また、光源24はLEDアレイに限らず、一次帯電
ローラ10’の感光層20’に感度を有する光であれば
かまわない。また、必要であれば感光ドラム1’に光が
回り込まないように適当な遮光部材(不図示)を一次帯
電ローラ10’の付近に配設するようにする。
【0041】長手方向両端にあるスペーサを感光ドラム
1’に突き当てることで、感光ドラム1’と一次帯電ロ
ーラ10’との間隙を40μm程度に近接配置してい
る。画像形成時には実施例1と同様のバイアスを印加す
ることで現像部位置で約400〜800V程度の感光ド
ラム1’の暗部電位を得ている。
【0042】なお、上記実施例では、一次帯電ローラ1
0,10’と感光ドラム1,1’との間隔を実施例1で
は20μm、また実施例2では40μmとして説明した
が、上記間隔は5μm〜200μmの範囲で使用でき、
好ましくは5μm〜40μmとすると良い。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、少な
くとも導電性基体および抵抗体よりなり、かつ感光体上
に電荷供給を行う帯電部材と、導電性基体へ電圧を印加
する電圧発生手段と、帯電部材上の電荷を減衰させるた
めの除電部材とを備えた構成とし、しかも抵抗体は、常
温常湿で、100V印加時に、1012Ω・cm以上の体積
抵抗率を有し、かつ厚みが10μm以上20μm以下の
樹脂またはゴムであるものを使用するようにした構成で
あるので、表面層となる抵抗体の材料の選択範囲が広が
り、しかも簡単な構成で、耐久変動の少ない安定した帯
電を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の実施例を示す要部の概
略構成図である。
【図2】同じく全体の概略構成図である。
【図3】(a),(b),(c)は帯電時の電荷移動の
説明図である。
【図4】感光ドラムの帯電電位の時間変化を示す特性図
である。
【図5】直流に交流を重畳した電圧を、感光ドラムに印
加した場合の表面層の体積抵抗率と表面電位との関係を
示す特性図である。
【図6】直流を印加した場合の表面層の体積抵抗率と表
面電位との関係を示す特性図である。
【図7】本発明の帯電部材の他の実施例を示す概略構成
図である。
【符号の説明】
1 感光体(感光ドラム) 10 帯電部材(一次帯電ローラ) 19 導電性基体 20 抵抗体(表面層) 21 除電部材 23 電圧発生手段(一次帯電電源) 24 光源

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも導電性基体と抵抗体とを有
    し、感光体に対して電荷の供給を行う帯電部材と、 前記導電性基体へ電圧を印加する電圧発生手段とを備
    え、 該電圧発生手段により前記帯電部材に電圧を印加するこ
    とにより前記感光体を一次帯電するようにした画像形成
    装置の電荷供給装置において、 前記抵抗体を、常温常湿で、100V印加時に、1012
    Ω・cm以上の体積抵抗率を有し、かつ厚みが10μm以
    上20μm以下の樹脂またはゴムによって構成し、 前記抵抗体上の電荷を帯電または露光により減衰させる
    除電部材を抵抗体に対向配置する、 ことを特徴とする画像形成装置の電荷供給装置。
  2. 【請求項2】 前記帯電部材は、帯電時、前記感光体に
    対して同方向に該感光体の周速と同じ速度または前記感
    光体の周速より速い速度で移動する、 ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置の電荷供
    給装置。
  3. 【請求項3】 前記帯電部材は、帯電時、該感光体に対
    して逆方向に移動する、 ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置の電荷供
    給装置。
  4. 【請求項4】 前記抵抗体は、エチレン・四フッ化エチ
    レン共重合体、ポリフッ化ビニリデン、四フッ化エチレ
    ン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体など
    のフッ素樹脂によって構成される、 ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置の電荷供
    給装置。
  5. 【請求項5】 前記電圧発生手段は、1500V以上4
    000V以下の直流電圧を発生する、 ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置の電荷供
    給装置。
  6. 【請求項6】 前記電圧発生手段は、ピーク間電圧が1
    500V以上3000V以下の交流成分を、500V以
    上の直流成分に重畳した電圧を発生し、この電圧を前記
    除電部材に印加する、 ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置の電荷供
    給装置。
  7. 【請求項7】 前記帯電部材は、少なくとも帯電時に前
    記感光体と非接触で、前記帯電部材と感光体との間隔を
    5μm以上200μm以下、好ましくは5μm以上40
    μm以下に近接配置する、 ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置の電荷供
    給装置。
  8. 【請求項8】 前記帯電部材の硬度は、JIS−Aで4
    5度以上である、 ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置の電荷供
    給装置。
  9. 【請求項9】 前記帯電部材の抵抗体は光導電性を有
    し、該抵抗体の除電には、該抵抗体の感度に対応する光
    源を使用する、 ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置の電荷供
    給装置。
  10. 【請求項10】 前記帯電部材は、前記感光体への一次
    帯電を行う、 ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置の電荷供
    給装置。
  11. 【請求項11】 前記帯電部材は、トナー画像現像後転
    写前の前記感光体への帯電を行う、 ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置の電荷供
    給装置。
  12. 【請求項12】 前記抵抗体の表面粗さは、Rzで0.
    5〜5μmである、 ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置の電荷供
    給装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002287597A (ja) * 2001-03-28 2002-10-03 Ricoh Co Ltd クリーニング装置、およびそれを備える画像形成装置
US6987944B2 (en) 2001-03-28 2006-01-17 Ricoh Company, Ltd. Cleaning device and image forming apparatus using the cleaning device
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