JPH0922162A - 電子写真装置 - Google Patents

電子写真装置

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JPH0922162A
JPH0922162A JP7169676A JP16967695A JPH0922162A JP H0922162 A JPH0922162 A JP H0922162A JP 7169676 A JP7169676 A JP 7169676A JP 16967695 A JP16967695 A JP 16967695A JP H0922162 A JPH0922162 A JP H0922162A
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JP
Japan
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light
gap
photoconductor
light irradiation
electrophotographic apparatus
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JP7169676A
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English (en)
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Junichi Handa
淳一 半田
Atsushi Hosoi
細井  敦
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Original Assignee
Canon Inc
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  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光照射ランプを交換しても光照射ランプによ
って帯電部材の上流側ギャップに対応する感光体の領域
に照射する光量を一定にし、白すじや画像不均一等の画
像不良を防止する。 【解決手段】 帯電部材2の上流側ギャップG1 に対応
する感光体1の領域を光照射するランプ11は、電子写
真装置から着脱可能であり、ランプ11が発する光量は
可変に制御される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリンタ
のような電子写真装置に関し、感光体に帯電部材を接触
させて帯電を行う電子写真装置に関するものである。
【0002】
【背景技術】従来、電子写真装置において、電子写真感
光体を帯電するために感光体に接触する帯電部材を用い
ることが知られている。図6は、特開平5−34162
6号公報に示す従来の電子写真装置の概略図である。図
6において感光体を帯電する帯電部材として帯電ローラ
2を用いている。
【0003】帯電部材としての帯電ローラ2は、中心の
芯金2cと、その外周に形成した導電層2bと、さらに
その外周に形成した抵抗層2aとからなる。帯電ローラ
2は、被帯電体としてのドラム状の感光ドラム1に平行
に配置されるとともに、芯金2cの左右両端部(軸方向
の両端部)を不図示の軸受け部材によって回転自由に支
持されている。帯電ローラ2は、また、押圧手段(不図
示)によって感光ドラム1表面の被帯電面1aに対して
所定の押圧力をもって圧接され、感光ドラム1の矢印R
1方向の回転に伴って矢印R2方向に従動回転する(ギ
ヤ等を取り付け、モータから駆動を受け、強制駆動する
ことも可能である)。
【0004】なお、感光ドラム1の被帯電面1aと帯電
ローラ2とが当接する当接部をNとすると、被帯電面1
aの移動方向(矢印R1方向)を基準として、当接部N
の上流側と下流側とには、それぞれ第1ギャップG1
第2ギャップG2 とが形成される。これらのギャップG
1 、G2 の大きさ、つまり被帯電面1aと帯電ローラ2
との距離についてみると、これら第1ギャップG1 と第
2ギャップG2 は、前者は当接部Nに向かって漸減する
一方、後者は当接部から遠ざかるにつれて漸増してい
る。
【0005】電源3は、帯電ローラ2に対するバイアス
印加電源である。この電源3と帯電ローラ2の芯金2c
とは、給電用摺動接点3aを介して電気的に接続されて
いて、帯電ローラ2は、電源3により所定のバイアスが
印加される。このバイアスとしては、従来から直流電圧
を印加するものや交流電圧に直流電圧を重畳した電圧を
印加するものなどが提案されている。
【0006】光照射装置11は、ヒューズランプを用い
ている。このヒューズランプ11は、感光ドラム1の被
帯電面1aのうち第1ギャップG1 を形成する部分を、
その全長にわたって照射するように構成されている。こ
の照射は、帯電ローラ2に対する電源3のバイアス印加
と同期して、またはそれ以上の時間にわって点灯するこ
とによって行う。ヒューズランプ11の点灯、照射によ
って第1ギャップG1の被帯電面1aを除電するのであ
る。
【0007】いま、感光ドラム1が矢印R1方向に回転
駆動されると、帯電ローラ2が矢印R2方向に従動回転
し、このとき、電源3によって帯電ローラ2に所定のバ
イアスが印加され、これに同期してヒューズランプ11
が点灯する。これにより被帯電面1aのうち上流側の第
1ギャップG1 に対応する部分はある程度除電され、第
2ギャップG2 において被帯電面1aは所定の極性(マ
イナス)電位に帯電される。
【0008】帯電された感光ドラム1は、その後、画像
内容に応じた画像露光5がなされ、静電潜像が形成され
る。静電潜像は、現像器6のプラスに帯電されたトナー
によって正規現像で顕画化され、この顕像されたトナー
像は、転写帯電器7によって転写材Pに転写される。ト
ナー像が転写された転写材Pは、定着器(不図示)によ
って、トナー像が固着された後、装置外部に排出され
る。一方、転写後の感光ドラム1は、転写残り現像剤
(残留トナー)がクリーニング装置9のクリーニングブ
レード9aによって除去され、つづいて、次の画像形成
に備えて前露光装置10によって除電され、次の画像形
成装置に備える。
【0009】なお、ヒューズランプ11による第1ギャ
ップに対応する被帯電面1aの除電を行わない場合、特
に初期、すなわち感光ドラム1の被感光面1aがクリー
ニングブレード9a等によってまだ余り削られていない
状態のとき、ハーフトーン及びベタ黒の画像形成を行お
うとすると、上流側の第1ギャップG1 において感光ド
ラム1の被帯電面1aはかなり帯電され、下流側の第2
ギャップG2 での帯電ローラ2から感光ドラム1の被帯
電面1aへの放電量がかなり少なくなり放電が断続的に
なる。このため、被帯電面1aには第2ギャップG2
おいて十分に帯電されない部分が生じてしまい、被帯電
面1aの移動方向に対して直角な方向に、長さ2〜10
mm、巾5mm以下程度の小さな白スジが生起して障害
となり、安定した画像の形成を妨げるおそれがある。
【0010】そこでヒューズランプ11により、第1ギ
ャップG1 の被帯電面1aをある程度除電することで第
2ギャップG2 における放電量が多くなり、第2ギャッ
プG2 での放電が安定になり白スジ等の画像欠陥を防止
している。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例において、ランプ11の寿命によりランプ11を交
換するとランプ11単体における発光特性のばらつきに
よって感光体に照射される光量にばらつきが生じること
があった。
【0012】光照射装置11によって第1ギャップG1
の被帯電面1aの除電を行う場合、特に感光ドラム1の
被帯電面1aと帯電ローラ2の当接部Nの幅が小さいと
(例えば、感光ドラム1あるいは帯電ローラ2の径が小
さいと)、感光ドラム1の被帯電面1aと帯電ローラ2
の当接部Nにすきまができやすくなり、光照射装置11
の光量が大きいと、当接部Nにできたすきまから光照射
装置11の光が第2ギャップG2 に入り込み、第2ギャ
ップG2 の被帯電面1aを除電してしまうため被帯電面
1aの帯電電位が不均一になり、安定した画像の形成を
妨げるおそれがあった。また光照射装置11の光量が小
さいと十分な除電が行なわれず前述したような白すじ状
の画像不良が発生することがあった。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、移動可能な感
光体と、この感光体を帯電するために前記感光体に接触
する帯電部材であって、前記感光体と前記帯電部材との
接触位置よりも前記感光体の移動方向上流側で前記帯電
部材と前記感光体との距離が減少するギャップを形成す
る帯電部材と、前記ギャップに対応する感光体の領域を
光照射する光照射手段と、を有する電子写真装置におい
て、前記光照射手段は、前記装置に対して着脱可能であ
り、前記光照射手段が発する光量は可変に制御されるこ
とを特徴とする電子写真装置を要旨とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面に沿って、本発明の実
施形態について説明する。
【0015】〈実施形態1〉図1は、本発明に係る画像
形成装置の画像形成部近傍の概略を示す断面図である。
【0016】画像形成部には、装置本体(不図示)によ
って回転自在に支持された被帯電体としての円筒状の感
光ドラム1が配設されている。感光ドラム1は、接地さ
れたアルミニウム等の導電性基体層1bと、その外周に
形成された光導電層(被帯電面)1aを基本構成層とす
るドラム型の電子写真感光体である。感光ドラム1全体
は、支軸1dを中心に矢印R1方向に所定の周速度をも
って回転駆動される。光導電層1aは、本例では負帯電
極性のOPCが用いられる。
【0017】感光ドラム1の上方には帯電部材2が配置
されている。帯電部材2は、感光ドラム1の被帯電面1
aに当接して、これを所定の極性(マイナス)・電位に
一様に一次帯電処理する部材であり、本実施例ではロー
ラタイプのものが使用されている(以下「帯電ローラ」
という)。帯電ローラ2は、中心の芯金2cと、その外
周に形成した導電層2bと、さらにその外周に形成した
高分子材料からなる抵抗層2a2 、2a1 とを備えてい
る。帯電ローラ2は、芯金2cの左右方向(芯金2cに
沿った方向をいう。以下同様。)の両端部が不図示の軸
受け部材によって回転自由に支持されており、感光ドラ
ム1に平行して配設されるとともに、押圧手段(不図
示)によって感光ドラム1の被帯電面1aに対して所定
の押圧力をもって圧接され、感光ドラム1の矢印R1方
向の回転に伴って、矢印R2方向に従動回転する。帯電
ローラ2の芯金2cには、給電用摺動接点3aが接触し
ていて、この接点3aを介して電源3のバイアス電圧が
印加される。これにより、感光ドラム1の被帯電面1a
が所定の極性・電位に接触帯電される。なお、帯電ロー
ラ2は、上述のように従動回転させてもよいし、感光ド
ラム1の被帯電面1aの回転方向に対して順方向又は逆
方向に所定の周速度をもって積極的に回転駆動するよう
にしてもよい。さらには、回転させることなく、固定的
に配設することも可能である。
【0018】帯電ローラ2で均一に帯電処理を受けた感
光ドラム1は、次いで露光手段5により目的画像情報の
露光(レーザビーム走査露光、原稿画像のスリット露光
等。本実施形態では原稿画像のスリット露光とする。)
を受けることで、被帯電面1aに目的の画像情報に対応
した静電潜像が形成される。静電潜像は、次いで現像装
置6によりプラス帯電されたトナーが付着され、正規現
像によってトナー像として順次、可視像化されていく。
【0019】このトナー像は、次いで、転写装置7によ
り、転写材Pに転写される。転写装置7は、回転自在な
転写ローラ7aと、電源7bとを備え、電源7bによっ
て転写材Pの裏面側からトナーと逆極性の帯電を行うこ
とによって、感光ドラム1上のトナー像を順次、転写材
Pの上面に転写する。ここで、転写材Pは、不図示の給
搬送装置から感光ドラム1の回転と同期どりされて適正
なタイミングをもって感光ドラム1と転写装置7との間
の転写部へ搬送されたものである。
【0020】トナー像の転写を受けた転写材Pは、つづ
いて感光ドラム1から分離されて不図示の定着装置へ搬
送されてトナー像が定着され、その後、装置本体外部に
排出されるか、または、例えば、裏面にも像形成するも
のであれば、転写部への再搬送手段へ搬送される。
【0021】トナー像がなくなった像転写後の感光ドラ
ム1は、クリーニング装置9のクリーニングブレード9
aによって残留トナー等の付着汚染物が除去され、つづ
いて、前露光装置10によって電荷が除去される。
【0022】クリーニング装置9の下流側の帯電ローラ
2との間には、光照射装置11が配設されている。この
光照射装置11は、上述の前露光装置10が感光ドラム
1の被帯電面1aの残留電荷を強露光することによって
除去して被帯電面1aをほぼ0Vにするのとは異なり、
帯電ローラ2による被帯電面1aの帯電が好適に行われ
るようにするためのものである。光照射装置11は、ギ
ャップG1 に対応する感光ドラム1の領域を除電する、
もしくはギャップG1 にけるローラ2による放電を防止
する。ここで、光照射装置11について詳説する。
【0023】感光ドラム1の被帯電面1aに帯電ローラ
2を当接させたときにできる当接部をNとすると、当接
部Nの上流側と下流側とにはそれぞれ第1ギャップG1
と第2ギャップG2 とが形成される。感光ドラム1の被
帯電面1aと帯電ローラ2の外周面との間に形成される
これらのギャップG1 、G2 は、被帯電面1aの移動方
向(矢印R1方向)を基準として、上流側の第1ギャッ
プG1 においては、被帯電面1aと帯電ローラ2との間
の距離が、当接部Nに向けて漸減する一方、下流側の第
2ギャップG2 においては、被帯電面1aと帯電ローラ
2との間の距離が、当接部Nから遠ざかるにしたがって
漸増する。当接部Nは、帯電ローラ2の左右方向(軸方
向)のほぼ全長にわたって形成されており、したがっ
て、第1ギャップG1 、第2ギャップG2 も帯電ローラ
2の全長にわたって形成されている。なお光照射装置1
1は、交換可能であり、電子写真装置に対して着脱可能
に設けられる。
【0024】光照射装置11は、調光センサー12によ
ってその光量を検知され、PWM制御可能な電源13に
よって調光センサー12によって検知した光量をある一
定の光量にPWM制御されるヒューズランプである。こ
こでヒューズランプ11がPWM制御されるある一定の
光量とは、白スジ等の画像欠陥を生じさせないために第
1ギャップの被帯電面1aを除電するのに必要な光量よ
り大きく、かつ画像不均一を生じない、つまり、第2ギ
ャップの被帯電面1aの帯電電位に影響を及ぼさない光
量である。本実施形態の場合、第1ギャップG1 の被帯
電面1aでの光量が0.2[lux・sec]以下の
時、白スジ等の画像欠陥が生じ、0.4[lux・se
c]以上になると、画像不均一が生じた。そこで本実施
形態では第1ギャップG1 の被帯電面1aでの光量が
0.3[lux・sec]になるようにヒューズランプ
11をPWM制御する。第1ギャップG1 の被帯電面1
aでの光量と調光センサー12の検知した光量に対する
出力信号の関係は図2のようであった。図2より、第1
ギャップG1 の被帯電面1aでの光量が0.3[lux
・sec]のとき調光センサー12の検知した光量に対
する出力信号は33.0mVである。従って本実施形態
では、調光センサー12の出力信号が33.0Vになる
ようにヒューズランプ11をPWM可能な電源13によ
ってPWM制御する。
【0025】また、ヒューズランプ11は感光ドラム1
の被帯電面1aのうちの第1ギャップG1 を形成する部
分を、その全長にわたって照射するように構成されてい
る。第1ギャップG1 の被帯電面1aでのヒューズラン
プ11による光量は、被帯電面1aの移動方向(矢印R
1方向)に対して垂直方向について、被帯電面1aのう
ち少なくとも画像形成範囲において均一であることが好
ましい。本実施形態では、ドラム1の長手方向における
少なくとも画像形成領域において第1ギャップG1 の被
帯電面1aでのヒューズランプ11による光量の配光分
布を±5%以内に設定する。この配光分布は所定値に対
して±10%以内であることが好ましい。
【0026】つづいて、図1に示す構成の画像形成装置
のヒューズランプ11に関連する動作シーケンスについ
て、図3を参照して説明する。
【0027】(a)コピーボタンを押しプリント開始信
号に基づき、それまでスタンバイ状態にあった感光ドラ
ム1の回転駆動が開始されて前回転期間が開始される。
この感光ドラム1の回転開始と同時にヒューズランプ1
1および前露光装置10がONとなり、区間A1におい
て感光ドラム1の被帯電面1aが一周面以上にわたって
除電される。
【0028】ここで、ヒューズランプ11は、調光セン
サー12の出力信号が33.0mVに一定になるように
電源13によってPWM制御されている。
【0029】(b)次に帯電ローラ2に対する一次帯電
バイアスであるDCバイアスがONとなる。
【0030】(c)次に画像露光(原稿画像のスリット
露光)による1枚目の画像形成が行われる。
【0031】(d)最終枚目のプリントの画像形成が終
了したら感光ドラム1は後回転期間に入り、この後回転
期間の区間A2において、前露光装置10によって感光
ドラム1の一周面以上の除電露光がなされて除電され、
感光ドラム1の回転とヒューズランプ11および前露光
装置10がOFFとなり、装置は次のプリント開始信号
の入力までスタンバイ状態に入る。
【0032】上述の動作シーケンスに示すように、たと
えランプ11を交換したとしてもヒューズランプ11に
より、第1ギャップG1 の被帯電面1aを上述の一定光
量にて照射することによって、この部分に帯電ローラ2
によって帯電時に帯電された電荷を除去し、第2ギャッ
プG2 における帯電ローラ2による被帯電面1aの帯電
を安定化させ、なおかつ、ヒューズランプ11による光
照射の第2ギャップG2 の被帯電面1aの電荷への影響
を回避し、白スジ等の画像欠陥や画像不均一等の画像不
良を除去することができた。
【0033】なお、光照射装置11はヒューズランプに
限らず、第1ギャップG1 を形成する被帯電面1aを有
効に除電することができる限り、他の任意のものであっ
てもよい。
【0034】また本実施形態によればランプ11の光量
が経時的に変化することも防止できる。
【0035】〈実施形態2〉本実施形態は、基本的に
は、実施形態1と構成動作が同じであるので、説明を省
略するが、図4に示すように、光照射装置11は、前露
光装置10と兼用することができる。例えば、クリーニ
ング装置9のクリーニングブレード9aに、ハーフミラ
ー14を取り付け、前露光装置10からの照射光を、ク
リーニング直後の被帯電面1aを除電する光と、帯電時
の第1ギャップG1 の被帯電面1aを除電する光とに分
割するものである。これにより、第1ギャップG1 を除
電するための特別な装置を配置する必要がなく、全体構
成を簡略化し、また動作シーケンスを簡単にすることが
できる。
【0036】前露光装置10の光量は、調光センサー1
2によって検知され、PWM制御可能な電源13によっ
て、調光センサー12によって検知される光量がある一
定の光量になるようにPWM制御され、第1ギャップG
1 の被帯電面1aに照射される光量は、第1の実施形態
と同様に、白スジ等の画像欠陥を生じさせないために第
1ギャップG1 の被帯電面1aを除電するのに必要な光
量より大きく、かつ画像不均一を生じない、つまり、第
2ギャップの被帯電面1aの帯電電位に影響を及ぼさな
い光量に制御される。
【0037】ハーフミラー14に代えて、全反射ミラ
ー、または金属面のメッキや蒸着により鏡面仕上げをし
た部材等を使用し、前露光装置10の照射光のうちの一
部を第1ギャップG1 の被帯電面1aに照射するように
してもよい。
【0038】〈実施形態3〉本実施形態の画像形成装置
の構成及び画像形成動作は、実施形態1あるいは実施形
態2とほぼ同じであるが、調光センサー12を有さず、
光照射装置11の光量が、電源13によるPWM制御に
おける点灯Dutyが一定であれば常に一定であること
を特徴とし、光照射装置11により第1ギャップG1
被帯電面1aにおける光量が、0.3[lux・se
c]になるときの光照射装置11の点灯Dutyを予め
測定しておき、メモリーに上記点灯Dutyの値を記憶
しておき、画像形成動作時に光照射装置11を点灯する
時は、電源13によって、常に上記点灯DutyでPW
M制御するようにすることを特徴とする。光照射装置1
1を交換するときには、予め測定された光照射装置の発
光特性値を電子写真装置に認識させるために装置のオペ
レーション部のキーを用いてオペレータが発光特性値を
入力するようにする。このオペレータの入力によってメ
モリーのDutyの値は書き換えられる。
【0039】このように、本実施形態のように、光照射
装置11の光量が電源13によるPWM制御における点
灯Dutyが一定のとき常に一定である場合、調光セン
サー12等、光照射装置11の光量を検知する手段を必
要とせず、コストダウンや制御の簡略化ができる。
【0040】〈実施形態4〉まず、本実施形態の基本概
念を実施形態1の画像形成装置を用いて説明する。
【0041】光照射装置11による第1ギャップG1
被帯電面1aにおける光量と、帯電ローラ2に1400
Vを印加したときに帯電ローラ2から感光ドラム1に流
れる電流の関係は図5のようになる。
【0042】この関係より、光照射装置11による第1
ギャップG1 の被帯電面1aにおける光量が、0.3
[lux・sec]になるときの1400V印加時に帯
電ローラ2から感光ドラム1に流れる電流は、28.0
μAである。
【0043】そこで、本実施形態の画像形成装置は上記
の関係を利用する。
【0044】本実施形態の画像形成装置の構成及び画像
形成動作は、実施形態1あるいは実施形態2とほぼ同じ
であるが、調光センサー12を有さず、光照射装置11
の光量が、電源13によるPWM制御における点灯Du
tyが一定であれば常に一定であることを特徴とし、ロ
ーラ2への1400V印加時に帯電ローラ2から感光ド
ラム1に流れる電流が、28.0μAになるときの光照
射装置11の点灯Dutyを予め測定しておき、メモリ
ーに上記点灯Dutyの値を記憶しておき、画像形成動
作時に光照射装置11を点灯する時は、電源13によっ
て、常に上記点灯DutyでPWM制御するようにする
ことを特徴とする。実施形態3と同様に光照射装置の発
光特性値はオペレータの入力によってメモリーから書き
換えられる。
【0045】このように、本実施形態のように、光照射
装置11の光量が電源13によるPWM制御における点
灯Dutyが一定のとき常に一定である場合、調光セン
サー12等、光照射装置11の光量を検知する手段を必
要とせず、コストダウンや制御の簡略化ができる。さら
に、上記点灯Dutyを決めるときに、測定が容易でな
い光量を測定する代りに、測定が比較的容易である帯電
ローラ2から感光ドラム1に流れる電流を測定すればよ
いので、上記点灯Dutyを決めるための製造工程等の
簡略化及び時間短縮ができる。
【0046】〈実施形態5〉本実施形態の画像形成装置
の構成及び画像形成動作は、実施形態1あるいは実施形
態2とほぼ同じであるが、調光センサー12を有さず、
光照射装置11の光量が、電源13によるPWM制御に
おける点灯Dutyが一定であれば常に一定であり、帯
電ローラ2から感光ドラム1に流れる電流を検知する手
段を有し、画像形成装置の使用の直前にローラ2への1
400V印加時に帯電ローラ2から感光ドラム1に流れ
る電流が28.0μAになるときの光照射装置11の点
灯Dutyを測定し、メモリーに上記点灯Dutyの値
を記憶しておき、画像形成動作時に光照射装置11を点
灯するときは、電源13によって、常に上記点灯Dut
yでPWM制御するようにすることを特徴とする。
【0047】なお実施形態3と同様に光照射装置の発光
特性値はオペレータの入力によってメモリーから書き換
えられる。
【0048】本実施形態の画像形成装置では、実施形態
4のように予め製造工程等で光照射装置11の点灯Du
tyを決める代りに、画像形成装置の使用の直前に決め
るので、上記製造工程等を省略することができる。
【0049】また、もともと帯電ローラ2から感光ドラ
ム1に流れる電流を検知する手段を有する画像形成装置
の場合、上記検知手段を本実施形態の制御用の電流検知
手段として流用すれば、本実施形態の制御用の新たな電
流検知手段を設ける必要がなくコストダウンすることが
できる。
【0050】なお、帯電ローラ2から感光ドラム1に流
れる電流を検知してその検知電流の値を用いて感光ドラ
ム1の表面電位を制御する方式、特開平5−30731
5号公報記載のA.P.V.C.(検知電流に基づいて
帯電部材に印加する電圧制御)、A.L.V.C(検知
電流に基づいて像露光量制御)制御方式を採用している
画像形成装置の場合、光照射装置11による第1ギャッ
プG1 の被帯電面1aの除電は、図5のように帯電ロー
ラ2から感光ドラム1に流れる電流に影響を与えるの
で、あまり好ましくない。しかし、本実施形態あるいは
実施形態4のように帯電ローラ2から感光ドラム1に流
れる電流がある決まった値になるように光照射装置11
の点灯Dutyを決定することで、光照射装置11によ
る第1ギャップG1 の被帯電面1aの除電によるA.
P.V.C.、A.L.V.C.制御方式で用いる検知
電流値への影響を回避できる。
【0051】なお、実施形態1ないし実施形態5におい
て光照射装置11の光量制御方式として、PWM制御可
能な電源13によるPWM制御を用いたが、PWM制御
に限らず、光照射装置11の光量を制御することができ
る限り、他の任意の方法であってもよい。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ハーフトーン画像で従来発生しがちであった画像上の顕
著な横すじや画像の不均一の画像不良を除去し、画質品
質を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の構成の概略を示す
断面図。
【図2】光照射装置の第1ギャップの被帯電面での光量
と、調光センサー12の出力信号の関係を表す特性図。
【図3】画像形成部の動作シーケンス図。
【図4】光照射装置の他の実施例を示す断面図。
【図5】光照射装置の第1ギャップの被帯電面での光量
と、帯電ローラ2に1400Vを印加した時に、帯電ロ
ーラ2から感光ドラム1に流れる電流の関係を表す特性
図。
【図6】従来の画像形成装置の構成の概略を示す断面
図。
【符号の説明】
1 被帯電面(感光ドラム) 1a 被帯電面 2 帯電部材(帯電ローラ) 11 光照射装置(ヒューズランプ) 12 調光センサー 13 光照射装置11の光量を制御する電源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 21/08

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動可能な感光体と、この感光体を帯電
    するために前記感光体に接触する帯電部材であって、前
    記感光体と前記帯電部材との接触位置よりも前記感光体
    の移動方向上流側で前記帯電部材と前記感光体との距離
    が減少するギャップを形成する帯電部材と、前記ギャッ
    プに対応する感光体の領域を光照射する光照射手段と、
    を有する電子写真装置において、 前記光照射手段は、前記装置に対して着脱可能であり、
    前記光照射手段が発する光量は可変に制御されることを
    特徴とする電子写真装置。
  2. 【請求項2】 前記装置は、前記光照射手段が発する光
    量を検知する検知手段を有し、前記検知手段によって検
    知される光量に基づいて前記光照射手段が発する光量
    は、制御されることを特徴とする請求項1の電子写真装
    置。
  3. 【請求項3】 前記光照射手段は、PWM制御されるこ
    とを特徴とする請求項1又は2の電子写真装置。
  4. 【請求項4】 前記光照射手段によって前記ギャップに
    対応する感光体の領域が受ける、前記感光体の移動方向
    と垂直方向の、光の分布は、少なくとも前記垂直方向に
    おける画像形成領域において、所定値に対して±10%
    以内であることを特徴とする請求項1乃至3の電子写真
    装置。
  5. 【請求項5】 前記帯電部材に所定電圧を印加したとき
    前記帯電部材から前記感光体に流れる電流が所定電流に
    なるように前記光照射手段が発する光量は制御されるこ
    とを特徴とする請求項1乃至4の電子写真装置。
  6. 【請求項6】 前記装置は、前記帯電部材から前記感光
    体に流れる電流を検知する検知手段を有することを特徴
    とする請求項1乃至5の電子写真装置。
  7. 【請求項7】 前記検知手段によって検知される電流に
    応じて前記感光体の表面電位は制御されることを特徴と
    する請求項1乃至6の電子写真装置。
  8. 【請求項8】 前記帯電部材は、ローラ形状であること
    を特徴とする請求項1乃至7の電子写真装置。
  9. 【請求項9】 前記帯電部材に印加される電圧は直流電
    圧であることを特徴とする請求項1乃至8の電子写真装
    置。
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