JP2016090909A - 画像形成装置 - Google Patents

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【課題】電子写真方式による画像形成装置において、感光体の軸方向の膜厚差を検出することができ、ひいては長期にわたって好ましい画像品質を維持すること。
【解決手段】一方向に回転駆動される感光体11と、感光体11の表面に対して直流電圧に重畳した交流電圧を印加して所定の電位に接触帯電させる帯電手段12と、感光体11から中間転写体31に転写されたトナー像の濃度を検出する検出手段21と、を備えた画像形成装置。帯電手段12によって感光体11へ印加する交流電圧をトナーのかぶりが発生しやすい条件に設定したうえで、帯電、白紙画像の露光、現像、及び、中間転写体31へのトナー像の転写を実行し、中間転写体31の回転方向に直交する複数個所で検出手段21にてトナー像の濃度を検出し、その検出結果に基づいて感光体11の軸方向の膜厚差を算出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成装置、特に、プリンタや複写機などの電子写真方式による画像形成装置において感光体の膜厚の制御に関する。
電子写真方式による画像形成装置において、感光体には残留トナーのクリーニングブレードが常時接触しているため、プリント枚数が増加するに応じて感光体の表面が削られ、その膜厚が次第に薄くなっていく。そして、感光体の膜厚プロフィールとしてはその軸方向に一定量の傾きを持っていることが知られている(図11のグラフにおける耐久後膜厚参照)。このような膜厚差が発生する要因としては、感光体上の摩擦係数が軸方向に傾いており(図12参照)、該摩擦係数の傾きに応じて感光体の削れ量が異なるためである。
ところで、感光体表面の摩擦係数は、感光体上への滑剤の供給量によって変化する。滑剤は現像剤に添加することでトナーとともに感光体に供給される。その際に、滑剤はその大きさやトナーへの付着強度によって、トナーから遊離した状態で現像剤中に存在する場合がある。このような場合、図13に示すように、供給スクリュー13bによる現像剤の搬送方向Cに沿って現像ローラ13aから感光体11に供給される滑剤16の量に傾きが生じる。滑剤16は感光体11への供給量が搬送方向Cの上流側(奥側)で多く、下流側(手前側)では搬送されてくる滑剤の量が少なくなる。このような滑剤16の量の傾きに応じて感光体11では軸方向に摩擦係数の傾きが生じるのである。
なお、本明細書において、手前側とは画像形成装置の正面側を意味し、奥側とは画像形成装置の背面側を意味する。
感光体に膜厚の前記傾きが発生すると、帯電手段による感光体表面の帯電電圧にばらつきが生じ、帯電電圧が低下するとトナーのかぶり(本来トナーが付着することのない画像の背景部分にトナーが付着すること)という不具合が生じる。従来では、膜厚の前記傾きが軽微なうちに感光体を交換していたため、実際上、画像品質の問題には至らなかった。
しかしながら、近年では、高耐久化の要請により、厚膜の感光体を使用することから、感光体の耐久末期においては、膜厚の傾きが顕著になり、画像品質上の不具合が発生するに至った。
トナーのかぶりを是正する方法として、特許文献1には、現像剤担持体の表面と像担持体の表面との相対的な移動速度比を変更した後に、かぶりトナー検出部により検出されたかぶりトナー量と目標かぶりトナー量とを比較してかぶり制御パラメータを決定し、その後、移動速度比を変更前の移動速度比に戻すことが記載されている。しかし、この制御方法では、感光体の軸方向でのかぶり量の傾きを検出することはなく、ましてや感光体の膜厚傾斜を検出することもない。
感光体の膜厚検出に関して、特許文献2には、転写ロールに印加する交流電圧の振幅を変化させていったときに、転写ロールに流れる電流又は転写ロールにかかる電圧に基づいて感光体の膜厚を推定することが記載されている。但し、特許文献2では、トナーのかぶり量を検出することに何ら言及することはない。
特開2007−72167号公報 特開2007−57987号公報
本発明の目的は、感光体の軸方向の膜厚差を検出することができ、ひいては長期にわたって好ましい画像品質を維持できる画像形成装置を提供することにある。
本発明の第1の形態である画像形成装置は、
一方向に回転駆動される感光体と、
前記感光体の表面に対して直流電圧に重畳した交流電圧を印加して所定の電位に接触帯電させる帯電手段と、
前記感光体から中間転写体に転写されたトナー像の濃度を検出する検出手段と、
を備えた画像形成装置において、
前記帯電手段によって前記感光体へ印加する交流電圧をトナーのかぶりが発生しやすい条件に設定したうえで、帯電、白紙画像の露光、現像、及び、前記中間転写体へのトナー像の転写を実行し、前記中間転写体の回転方向に直交する複数個所で前記検出手段にて前記トナー像の濃度を検出し、その検出結果に基づいて前記感光体の軸方向の膜厚差を算出すること、
を特徴とする。
本発明の第2の形態である画像形成装置は、
一方向に回転駆動される感光体と、
前記感光体の表面に対して直流電圧に重畳した交流電圧を印加して所定の電位に接触帯電させる帯電手段と、
前記感光体上に形成されたトナー像の濃度を検出する検出手段と、
を備えた画像形成装置において、
前記帯電手段によって前記感光体へ印加する交流電圧をトナーのかぶりが発生しやすい条件に設定したうえで、帯電、白紙画像の露光、及び、現像を実行し、前記感光体の回転方向に直交する複数個所で前記検出手段にてトナー像の濃度を検出し、その検出結果に基づいて前記感光体の軸方向の膜厚差を算出すること、
を特徴とする。
前記第1及び第2の形態である画像形成装置においては、膜厚差(膜厚傾斜)によって生じる感光体の帯電性の差を利用して積極的にトナーのかぶりを発生させ、そのかぶり量(トナー像濃度)を中間転写体又は感光体の回転方向に直交する複数個所(好ましくは、画像形成領域であって回転方向に直交する方向の両端部)で検出する。その検出結果に基づいて感光体の軸方向の膜厚差を算出する。感光体の軸方向の膜厚差が算出できれば、厚い部分に対して感光体の減耗を促進させて膜厚差を是正することができ、かぶりのない好ましい画像品質を維持できる。
本発明によれば、感光体の軸方向の膜厚差を検出することができ、ひいては長期にわたって好ましい画像品質を維持できる。
第1実施例であるカラー画像形成装置を示す概略構成図である。 第2実施例であるモノクロ画像形成装置の要部を示す概略構成図である。 印加帯電電圧に重畳する交流電圧のピーク・ピーク電圧と感光体帯電電圧との関係を示すグラフである。 感光体膜厚とピーク・ピーク電圧との関係を示すグラフである。 画像OKVppへの加算電圧値と許容膜厚差との関係を示すグラフである。 ピーク・ピーク電圧とトナーのかぶり反射濃度との関係を示すグラフである。 膜厚傾斜算出の制御手順を示すフローチャート図である。 膜厚差を低減させる第1の手法を示す説明図である。 膜厚差を低減させる第2の手法を示す斜視図である。 クリーニングブレードの食込み変化量と感光体削れ量との関係を示すグラフである。 感光体上の軸方向位置と感光体膜厚との関係を示すグラフである。 感光体の軸方向位置と感光体摩擦係数との関係を示すグラフである。 現像剤に含まれている滑剤の感光体軸方向の分布を模式的に示す図である。
以下、本発明に係る画像形成装置の実施例について、添付図面を参照して説明する。なお、各図において同じ部材、部分には共通する符号を付し、重複する説明は省略する。
(カラー画像形成装置の概略、図1参照)
まず、第1実施例である電子写真方式によるカラー画像形成装置1Aの概略構成について図1を参照して説明する。この画像形成装置1Aは、上部に画像読取りユニット60を備え、タンデム方式でカラー画像を形成するようにしたものである。即ち、四つの作像ユニット10(イエロー画像を形成するための作像ユニット10y、マゼンタ画像を形成するための作像ユニット10m、シアン画像を形成するための作像ユニット10c、ブラック画像を形成するための作像ユニット10k)が並置されており、各感光体11上に形成された各色のトナー画像を中間転写ベルト31上に転写ローラ32から付与される電界により転写/合成(1次転写)する。その後、合成トナー画像を転写ローラ35から付与される電界により記録材上に2次転写する。
それぞれの感光体11の周囲には、帯電ローラ12、現像ローラ13aを含む現像器13、残留トナーのクリーニングブレード14などが配置されており、さらに、レーザ走査光学ユニット20が配置されている。この種の作像ユニット10によって電子写真方式で感光体11上にトナー画像を形成し、中間転写ベルト31に1次転写し、さらに記録材上に2次転写するプロセスは周知であり、その説明は省略する。
記録材は、給紙カセット50に積載収容されており、給紙ローラ51によって1枚ずつ給紙される。給紙された記録材は、レジストローラ対52を介して2次転写部へ搬送され、トナー画像が2次転写される。その後、記録材は定着装置55でトナーの加熱定着を施され、排出ローラ対56から排出部57へ排出される。
(モノクロ画像形成装置の概略、図2参照)
次に、第2実施例である電子写真方式によるモノクロ画像形成装置1Bの概略構成について図2を参照して説明する。この画像形成装置1Bは、前記第1実施例である画像形成装置1Aの一つの作像ユニット10で構成され、感光体11上に形成されたトナー画像は転写ローラ32から付与される電界により矢印B方向に搬送される記録材上に転写される。その後、記録材は図示しない定着装置でトナー画像の加熱定着を施され、図示しない排出部へ排出される。
(感光体膜厚差の検出、図3〜図6参照)
ところで、帯電ローラ12による感光体11への接触帯電は、帯電ローラ12に所定値の直流電圧に交流電圧を重畳させて行われる。この場合、帯電ローラ12による感光体11の帯電電圧Voは、印加する交流電圧のピーク・ピーク電圧Vpp(交流電圧の最高値と最低値との振幅を意味する)がある値(以下、降下点と記す)より低くなると低下していく傾向がある。この降下点は感光体11の膜厚に対して依存性がある。換言すれば、かぶりなどの画像不良が発生しないピーク・ピーク電圧(以下、画像OKVppと記す)は感光体11の膜厚に対して依存性をもつ。
図3及び図4は前記依存性を示すグラフである。図3では、感光体11の膜厚が38μm(初期膜厚)、31μm、21μmの場合のそれぞれの降下点Dを示している。図4では、膜厚の変化に対する画像OKVppの変化を示している。ここでは、感光体11の正規帯電電圧を約−590Vとしている。それぞれの膜厚に対しては、降下点D以上のピーク・ピーク電圧Vppを印加することが好ましい。なお、図4に示す画像OKVppは前記降下点Dに対して若干の電圧値を上乗せした値となっている。
実際上印加される交流電圧のピーク・ピーク電圧Vppは、降下点D以上であれば感光体11の表面には必要な電荷が帯電するが、必要以上に高い電圧Vppであると感光体11の劣化が促進される。それゆえ、実際上プリント動作時に印加される交流電圧のピーク・ピーク電圧Vppは、降下点Dよりも若干高い電圧値であり、画像OKVppとはこの電圧値である。
従って、以上の帯電特性を利用して、感光体11の膜厚に傾斜がある場合、画像OKVppを下回ったピーク・ピーク電圧Vppを帯電ローラ12に印加することにより、感光体11の帯電電圧に傾斜が生じ、このような帯電領域をトナーで現像すると、トナー像に濃度差を生じる。この濃度差をIDCセンサ21(図1、図2、図8参照)で検出することにより、膜厚差を算出することができる。
詳しくは、前記第1実施例である画像形成装置1Aにあっては、帯電ローラ12によって感光体11へ印加する交流電圧をトナーのかぶりが発生しやすい条件に設定したうえで、帯電、白紙画像の露光、現像、及び、中間転写ベルト31へのトナー像の転写を実行し、中間転写ベルト31の回転方向に直交する複数個所でIDCセンサ21にてトナー像の濃度(反射濃度)を検出し、その検出結果に基づいて感光体11の軸方向の膜厚差を算出する。
また、前記第2実施例である画像形成装置1Bにあっては、帯電ローラ12によって感光体11へ印加する交流電圧をトナーのかぶりが発生しやすい条件に設定したうえで、帯電、白紙画像の露光、及び、現像を実行し、感光体11の回転方向に直交する複数個所でIDCセンサ21にてトナー像の濃度(反射濃度)を検出し、その検出結果に基づいて感光体11の軸方向の膜厚差を算出する。
ここで、トナー濃度を検出する複数個所とは、中間転写ベルト31又は感光体11の画像形成領域であって回転方向に直交する方向の両端部T1,T2(図8参照)であることが好ましい。
そして、算出された膜厚差(膜厚の傾斜)に応じて該膜厚差を低減させる膜厚差低減処理を実行し、画像不良を抑制することが可能であり、このような膜厚差低減処理については後述する。
(閾値について、図5及び図6参照)
実際上のプリント動作時において設定される帯電ローラ12への印加電圧のピーク・ピーク電圧Vppは、帯電ローラ12が感光体11に当接する軸方向の領域の膜厚平均値に対する画像OKVppであり、膜厚平均値よりも厚い部分ではその厚い膜厚に適応する画像OKVppに対して実際上印加されるピーク・ピーク電圧Vppが下回ることになり、画像不良(トナーかぶり)が発生してしまう。そのため、プリント動作時に設定されるピーク・ピーク電圧Vppは前記膜厚平均値に対する画像OKVppに対してある程度加算した値を選択する必要がある。一方で、この加算電圧値が大きいと感光体11の全体的な消耗が促進されるため、加算値はできるだけ小さくしたい。
前記事情を踏まえて、画像でのかぶり量を目視で判断して、許容できる条件を検討した結果、前記加算電圧値は50V程度が好ましく、それに対応する許容膜厚差(最大値−平均値)は約2.3μmであった(図5参照)。ここでの許容膜厚差約2.3は全体的な(軸方向全長での)膜厚差としては約4.6μmに相当し、IDCセンサ21で検出される反射濃度としては約0.3の差である。このことから、膜厚傾斜の有無を判断するトナー濃度差の閾値は反射濃度差で0.3とすることが好ましい(図6参照)。
(制御手順、図7参照)
膜厚傾斜の算出は、画像形成装置1Aに関して、例えば図7のフローチャートに示す手順にて行われる。膜厚傾斜算出の実行は、画像形成装置1Aの制御部に設けられているプリント枚数カウンタ(感光体11の回転数カウンタと等価)が100000カウントするごとに、または、実行要求が指示されたときに行われる(ステップS1)。ここでは、まず、帯電ローラ12への印加交流電圧のピーク・ピーク電圧Vppを膜厚傾斜算出制御開始直前の設定値に対して50V下げて帯電を行い(ステップS2)、白紙プリント動作を実行する(ステップS3)。これにて、前述した帯電特性に基づいて中間転写ベルト31の表面には部分的に(膜厚が相対的に厚い部分に)トナーのかぶりが発生する。
トナーのかぶり状態(中間転写ベルト31上のトナー像濃度)を中間転写ベルト31の回転方向に直交する方向の両端部T1,T2(図8参照)でIDCセンサ21にて反射濃度として検出する(ステップS4)。ここでの検出結果に基づいて、奥側と手前側とのトナー濃度差(かぶり量差)を算出する(ステップS5)。
次に、ピーク・ピーク電圧Vppをさらに下げて帯電を行い、例えば、膜厚傾斜算出制御開始直前の設定値に対して100V、150V、200V低下させた帯電を行い、前記ステップS3,S4を実行し、奥側と手前側とのトナー濃度差(かぶり量差)を算出する。その後、ピーク・ピーク電圧Vppを膜厚傾斜算出制御開始直前の設定値に戻す(ステップS6)。
次に、前記のように算出した奥側と手前側でのトナー濃度差のうち少なくとも1点が前記閾値(0.3)を上回っていた場合、許容範囲を超えた膜厚傾斜が発生していると判断し(ステップS7でYES)、膜厚差低減処理を実行し(ステップS8)、ここでの制御を終了する。膜厚傾斜が許容範囲内であれば(ステップS7でNO)、膜厚差低減処理を実行することなく、ここでの制御を終了する。
(膜厚差低減の第1の手法、図8参照)
膜厚差低減の第1の手法としては、図8に示すように、感光体11の膜厚が厚い部分にトナー像11aを形成し、このトナー像を中間転写ベルト31に転写することなく、クリーニングブレード14で除去する。即ち、感光体11の膜厚の厚い部分に付着したトナーがブレード14で掻き取られることで、感光体11の表面が削られて膜厚が低減されることになる。膜厚傾斜が大きいと判断された後に1000枚のプリント動作ごとに1回この処理を実行してもよい。
また、トナー像11aを形成する部分は、図11に示したように、奥側の膜厚が厚いことから、例えば、感光体11の画像形成領域の奥側から50mm程度の範囲で周方向(回転方向)には10mmの幅寸法とすることが好ましい。
(膜厚差低減の第2の手法、図9及び図10参照)
膜厚差低減の第2の手法としては、感光体11上の残留トナーを除去するクリーニングブレード14の感光体11への接触圧を変化させるようにしてもよい。図9に示すように、クリーニングブレード14の両端部にそれぞれ調整ピン14aを設け、該調整ピン14aをカムあるいはねじによって進退させてクリーニングブレード14の感光体11への接触圧を変化させる。
即ち、クリーニングブレード14の接触圧による感光体11の削れ量は予め判別できる。図10は、予め判別している、感光体11の表面に対するクリーニングブレード14の食込みの変化量に対する感光体11の削れの変化量を示している。従って、感光体11に膜厚傾斜が存在する場合、膜厚の厚い部分の食込み量を増加させる、及び/又は、膜厚の薄い部分の食込み量を減少させることで、膜厚差を低減させることができる。但し、クリーニングブレード14の傾斜が大きくなると残留トナーの拭き残しによる画像不良が懸念されるため、1回の前記膜厚傾斜の算出につき実行される食込み変化量は片側0.5mmずつとし、最大でも片側2.5mmまでとすることが好ましい。
(他の実施例)
なお、本発明に係る、画像形成装置は前記実施例に限定するものではなく、その要旨の範囲内で種々に変更することができる。
特に、画像形成装置としては、プリンタ機能のみを備えたもの以外に、通信機能やファクシミリ機能などを備えた複合機であってもよい。また、作像ユニットの細部の構成などは任意である。
以上のように、本発明は、画像形成装置に有用であり、特に、感光体の軸方向の膜厚差を検出することができ、ひいては長期にわたって好ましい画像品質を維持できる点で優れている。
1A,1B…画像形成装置
10…作像ユニット
11…感光体
12…帯電ローラ
13…現像器
20…レーザ走査光学ユニット 21…IDCセンサ
31…中間転写ベルト
32…転写ローラ

Claims (6)

  1. 一方向に回転駆動される感光体と、
    前記感光体の表面に対して直流電圧に重畳した交流電圧を印加して所定の電位に接触帯電させる帯電手段と、
    前記感光体から中間転写体に転写されたトナー像の濃度を検出する検出手段と、
    を備えた画像形成装置において、
    前記帯電手段によって前記感光体へ印加する交流電圧をトナーのかぶりが発生しやすい条件に設定したうえで、帯電、白紙画像の露光、現像、及び、前記中間転写体へのトナー像の転写を実行し、前記中間転写体の回転方向に直交する複数個所で前記検出手段にて前記トナー像の濃度を検出し、その検出結果に基づいて前記感光体の軸方向の膜厚差を算出すること、
    を特徴とする画像形成装置。
  2. 一方向に回転駆動される感光体と、
    前記感光体の表面に対して直流電圧に重畳した交流電圧を印加して所定の電位に接触帯電させる帯電手段と、
    前記感光体上に形成されたトナー像の濃度を検出する検出手段と、
    を備えた画像形成装置において、
    前記帯電手段によって前記感光体へ印加する交流電圧をトナーのかぶりが発生しやすい条件に設定したうえで、帯電、白紙画像の露光、及び、現像を実行し、前記感光体の回転方向に直交する複数個所で前記検出手段にてトナー像の濃度を検出し、その検出結果に基づいて前記感光体の軸方向の膜厚差を算出すること、
    を特徴とする画像形成装置。
  3. 前記帯電手段によるトナーのかぶりが発生しやすい条件とは、前記帯電手段から印加する交流電圧のピーク・ピーク電圧を所定の閾値よりも低くすることであり、
    トナー濃度を検出する複数個所とは、前記中間転写体又は前記感光体の画像形成領域であって回転方向に直交する方向の両端部であり、
    算出された前記膜厚差が所定値以上であるとき、膜厚が前記感光体の軸方向に傾斜していると判定すること、
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 算出された前記膜厚差に応じて該膜厚差を低減させること、を特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 非画像プリント時に前記感光体上に所定面積のトナー像を形成させることで前記膜厚差を低減させること、を特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記感光体上の残留トナーを除去するクリーニングブレードの前記感光体への接触圧を変化させることで前記膜厚差を低減させること、を特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
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