JPH0719886B2 - 電荷転送装置の製造方法 - Google Patents

電荷転送装置の製造方法

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JPH0719886B2
JPH0719886B2 JP14584987A JP14584987A JPH0719886B2 JP H0719886 B2 JPH0719886 B2 JP H0719886B2 JP 14584987 A JP14584987 A JP 14584987A JP 14584987 A JP14584987 A JP 14584987A JP H0719886 B2 JPH0719886 B2 JP H0719886B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は電荷転送装置の製造方法に関し、特に2相型
埋込チャンネル電荷転送装置の製造方法に関するもので
ある。
[従来の技術] 第3図は従来の2相型埋込チャンネル電荷転送装置の製
造工程を示す概略断面図である。
以下、図を参考して製造方法について説明する。まず、
たとえばシリコンよりなるP形半導体基板1の表面か
ら、N型不純物を薄く導入することによってN~型半導体
層2を形成した後、その上に熱酸化法等によってシリコ
ン酸化膜よりなる絶縁層11を形成する(第3図(a)参
考)。
続いて、絶縁層11上にたとえばCVD法でポリシリコン膜
よりなる電極層12を形成(第3図(b)参照)し、その
表面に写真製版技術を用いて所望部の電極層12および絶
縁層11をエッチング除去して開口部6を形成することに
よって、残存部を第1ゲート絶縁膜3および第1ゲート
電極4とする(第3図(c)参考)。
開口部6によって露出したN-形半導体層2の面に向かっ
て、ボロン等のP形不純物イオン5を第1ゲート電極4
および第1ゲート絶縁膜3をマスクとしたセルフアライ
メントで少量、イオン注入法で導入し、これを熱拡散す
ることによってN-形半導体層2にN--形半導体領域10を
形成する(第3図(d)参考)。このときのP形不純物
イオン5はN-形半導体層2を形成したとき導入したN形
不純物より少ない量である。
最後に、開口部6の内部を含み、第1ゲート電極4上に
絶縁膜をさらに絶縁膜上に電極層を形成し、これらを写
真製版技術を用いて開口部6まわり以外をエッチング除
去することによって、第2ゲート電極9および第2ゲー
ト絶縁膜8を形成する(第3図(e)参考)。
以上の製造工程によって、第1ゲート電極4と第2ゲー
ト電極9とが交互に並び第2ゲート電極9の下にポテン
シャルのバリアを有する2相駆動の電荷転送装置が完成
する。
第4図はこの電荷転送装置の電荷転送動作を示すポテン
シャル模式図である。
図において、隣り合う第1ゲート電極4と第2ゲート電
極9とに同時に印加する信号電圧(Φ,Φ)が与え
られ、この信号電圧は高レベルと低レベルとに変動する
クロック電圧であり、隣り同士の信号はそれぞれ位相が
ずれている。
以下、電荷の転送動作について簡単に説明する。
たとえば、時刻t1においてΦとΦの印加電圧が同一
のとき、電荷が転送される領域であるN-形半導体層2の
ポテンシャル分布は不純物濃度の異なるN--形半導体領
域10のポテンシャルの相違で図のごとく、段差を生じポ
テンシャルの井戸となる第1ゲート電極4下のN-形半導
体層2に転送電荷13が蓄えられる。次に、時刻t2におい
てΦの印加電圧はそのままに、Φに高レベルの印加
電圧が加えられると、その印加電圧によってその第1ゲ
ート電極4下のN-形半導体層2のポテンシャルはさらに
深くなり、またその第2電極ゲート9下のN--形半導体
領域10のポテンシャルも隣接のΦが印加されている第
1ゲート電極4下のN-形半導体層2のポテンシャルより
深くなって図に示すごとくの階段状のポテンシャル分布
となる。したがって、時刻t1においてΦが印加されて
いる第1ゲート電極4下に蓄積されていた転送電荷13
は、この階段状のポテンシャル分布に沿って、Φが印
加されている第1ゲート電極4下のN-形半導体層2へ転
送される。完全に転送電荷13が第1ゲート電極4下に転
送された後、時刻t3においてΦの印加電圧を高レベル
から低レベルへ復帰させると、N-形半導体層2のポテン
シャル分布は時刻t1の状態に復帰するが、転送電荷13は
Φが印加の第1ゲート電極4下からΦ2が印加の第1
ゲート電極4下に転送されたことになる。
以下、同様にΦ,Φの印加電圧を交互に高レベルか
ら低レベルへと変動するクロック電圧とすることによっ
て、転送電荷13を次々に転送していくことができる。
[発明が解決しようとする問題点] 上記のような従来の電荷転送装置では、第4図における
時刻t2の階段状のポテンシャル分布状態の電荷の転送時
に問題がある。
第5図は従来の製造方法で製造された電荷転送装置の断
面と電子ポテンシャル分布との位置関係を示した図であ
る。
図において上部に示す装置断面は、第3図(e)に示す
断面と同一であり、時刻t1におけるポテンシャル分布は
第4図における時刻t1またはt3に対応し、時刻t2におけ
るポテンシャル分布は同じく第4図における時刻t2に対
応している。
第3図における製造工程で示したように、N-半導体領域
10の形成は第1ゲート電極4および第1ゲート絶縁膜3
をセルフアライメントとしてP形不純物イオン5を注入
した後、これを熱拡散することによって行なう。したが
って、この拡散によってN--形半導体領域10は注入され
た範囲より拡がり、図に示すこどくその外縁は第1ゲー
ト電極下まで入り込んでしまうのでそのポテンシャル分
布における高いレベル、すなわちN-形半導体領域10に対
応する部分は図において破線位置を越えて第1ゲート電
極4側に一部侵入する。このようなポテンシャル分布に
おいて、電荷転送方向7を左側から右側として第4図に
おける時刻t2のようにΦに高レベルの印加電圧を印加
した状態を考える。このとき時刻t1におけるN--形半導
体領域10に対応する高レベルのポテンシャルの一部が左
側の第1ゲート電極4下方に侵入している影響でなだら
かな階段状のポテンシャル分布とならず、“C"に示すご
とくこの部分にポテンシャルの突起が生じてしまうので
ある。したがって、第4図の時刻t2に示すような電荷転
送時に“C"の部分の突起によって完全に電荷が転送され
ずに一部の電荷を残してしまうことになり、これが電荷
転送装置の転送効率を下げるという問題点があった。
この発明は、かかる問題点を解決するためになされたも
ので、電荷転送時におけるポテンシャル分布に不要の突
起部をなくし、転送効率の高い電荷転送装置の製造方法
を提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] この発明に係る電荷転送装置の製造方法は、半導体基板
上に形成された第1の絶縁層および第1の電極層をパタ
ーニングすることによって形成した開口部に不純物イオ
ンを注入する際、開口部によって露出した半導体基板の
外縁の少なくとも一部を除いてイオン注入するものであ
る。
[作用] この発明においては、不純物イオンを注入する際開口部
に露出する半導体層の全範囲に注入されないため、注入
された不純物を後工程で拡散させても第1の電極層下の
所定の位置においては、拡散されて形成された不純物領
域が第1の電極層下に入り込まない。
[実施例] 第1図はこの発明の一実施例における製造工程の一部を
示す概略断面図である。
第1図(a)は、従来の製造方法における第3図(d)
に対応するものであり、そこまでの製造方法は従来と同
一であるのでここでは説明を省略する。電荷転送方向7
を図に示すように左側から右側へとすると、開口部6に
対して行なうP形不純物イオン5の注入方向を開口部6
を構成する第1ゲート電極4および第1ゲート絶縁膜3
の両面のなす面に対してθだけ傾けたものとする。した
がって、開口部6によって露出したN-形半導体層2の範
囲のうちAに示す範囲は第1ゲート電極4および第1ゲ
ート絶縁膜3の厚さ(たとえば4000A程度)が影となっ
てイオン注入されずBに示す範囲だけがイオン注入され
ることになる。
第1図(b)は第3図(e)に対応するものであり、完
成した装置断面を示している。第2ゲート絶縁膜8およ
び第2ゲート電極9の形成は、従来例と同じであるがN
--形半導体領域10の形成範囲が異なる。すなわち、第1
図(a)におけるイオン注入されないAの範囲がイオン
注入されたBの範囲の熱拡散(500℃以上の熱処理)に
よる拡がりと相俟って、形成されたN--形半導体領域10
の左側の外縁部が、第1ゲート電極4の下の領域に入り
込まずその境界部が一致する。この境界部の一致は熱処
理の条件とP形不純物イオン5の注入角度によるAの範
囲の調整とで容易に達成できる。このようにしてN--
半導体領域10の外縁は、電荷転送方向7の下流側の第1
ゲート電極4の下方部とは重なるが、上流側の第1ゲー
ト電極4の下方部とは重ならない構造となる。
第2図は上記の方法で製造された電荷転送装置の断面と
電子ポテンシャル分布との位置関係を示した図であり、
従来例の第5図に対応する。
図において、N--形半導体領域10の左側の外縁部は左側
の第1ゲート電極4の下方部と重ならないため、時刻t1
におけるポテンシャル分布においてN--形半導体領域10
に対応する高レベルの部分の左側は、破線を越えて第1
電極4側に侵入しない。したがって、従来例の第4図に
おけるΦに高レベルの印加電圧を加えた時刻t2でのポ
テンシャル分布は、従来例のような突起部はなく極めて
滑らかな階段状の分布となる。よって電荷の転送はスム
ーズに行なわれ、従来のように一部の電荷を残すことな
く転送効率が向上する。
なお、上記実施例では、開口部を構成する開口部側面は
基板に対して垂直としているが、この開口側面を傾けて
不純物イオンの注入方向を基板に垂直としても同様の効
果を奏する。
また、上記実施例では、埋込チャンネル形の電荷転送装
置について適用しているが、表面チャンネル形の電荷転
送装置についても同様に適用できる。
さらに、上記実施例では、転送電荷は電子、すなわち負
の電荷としているが正の電荷としても同様に適用でき
る。この場合、半導体基板、半導体層および不純物イオ
ン等の導電型式はすべて反転する。
[発明の効果] この発明は以上説明したとおり、開口部に露出した半導
体基板の外縁部の少なくとも一部を除いて不純物イオン
を注入したので、その後拡散によって拡大した不純物領
域の外縁の所要部を開口部の外縁し一致させることがで
き、転送時における残留電荷がない転送効率の高い電荷
転送装置を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例における製造工程の一部を
示す概略断面図、第2図は第1図における電荷転送装置
の断面と電子ポテンシャル分布との関係を示した図、第
3図は従来の製造方法による概略工程断面図、第4図は
2相駆動の電荷転送装置の転送動作を示すポテンシャル
模式図、第5図は従来の製造方法による電荷転送装置の
断面と電子ポテンシャル分布との位置関係を示した図で
ある。 図において、1はP形半導体基板、2はN-形半導体層、
3は第1ゲート絶縁膜、4は第1ゲート電極、5はP形
不純物イオン、6は開口部、8は第2ゲート絶縁膜、9
は第2ゲート電極、10はN--形半導体領域である。 なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1導電形の半導体基板上に第1の絶縁層
    を形成する工程と、 前記第1の絶縁層上に第1の電極層を形成する工程と、 前記第1の絶縁層および前記第1の電極層をパターニン
    グして一部除去し、前記半導体基板の一部を露出させる
    開口部を形成する工程と、 前記開口部によって露出した半導体基板に、その外縁部
    の少なくとも一部を除いて第2導電形の不純物イオンを
    注入する工程と、 露出した半導体基板に注入された前記不純物イオンを拡
    散して、前記半導体基板に濃度の低い第1導電形の不純
    物領域を形成する工程と、 前記開口部内を含み、前記第1の電極層上に第2の絶縁
    層を形成する工程と、 前記第2の絶縁層上に第2の電極層を形成する工程と、 前記第2絶縁層および前記第2の電極層をパターニング
    して前記開口部まわりのもののみを残す工程とを備え、 前記不純物領域の外縁の少なくとも一部は、前記開口部
    に露出した前記半導体基板の外縁に一致する、電荷転送
    装置の製造方法。
  2. 【請求項2】前記不純物イオンを注入する工程は、前記
    開口部に対して上方から、前記開口部を構成する前記第
    1の電極層および前記第1の絶縁層の開口側面のなす面
    に斜めに注入する工程である、特許請求の範囲第1項記
    載の電荷転送装置の製造方法。
  3. 【請求項3】前記開口側面は、前記半導体基板に対して
    垂直である、特許請求の範囲第2項記載の電荷転送装置
    の製造方法。
  4. 【請求項4】前記開口部に露出する前記半導体基板にお
    いて、前記不純物イオンが注入されない範囲は、前記不
    純物イオンの拡散の程度に基づいて決定される、特許請
    求の範囲第1項、第2項または第3項記載の電荷転送装
    置の製造方法。
  5. 【請求項5】前記第1導電形の半導体基板は、第2導電
    形の半導体基板上に形成される、特許請求の範囲第1項
    ないし第4項のいずれかに記載の電荷転送装置の製造方
    法。
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