JPH03296272A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH03296272A
JPH03296272A JP2098881A JP9888190A JPH03296272A JP H03296272 A JPH03296272 A JP H03296272A JP 2098881 A JP2098881 A JP 2098881A JP 9888190 A JP9888190 A JP 9888190A JP H03296272 A JPH03296272 A JP H03296272A
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JP
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gate electrode
region
film
type
forming
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JP2098881A
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Inventor
Mitsuharu Takagi
高儀 光治
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、半導体装置の製造方法に関し、特に、高耐圧
MO3)ランジスタを有する半導体装置の製造に適用し
て好適なものである。
〔発明の概要〕 本発明は、半導体装置の製造方法において、半導体基板
のゲート電極形成領域にフィールド酸化膜を形成し、こ
のフィールド酸化膜を除去することにより形成される溝
にゲート電極を形成するとともに、この溝の両側に低不
純物濃度部を有するソース領域及びドレイン領域をその
低不純物濃度部がゲート電極の両端部と重なるように形
成することによって、パンチスルー耐圧が高い高耐圧M
O3)ランジスタを得ることができるようにしたもので
ある。
〔従来の技術〕
従来、MO3LSTなどに搭載される高耐圧MO3)ラ
ンジスタとしては、第7図または第8図に示すような構
造のものが多く用いられている。
第7回において、符号101は例えばp型のシリコン(
Si)基板、102はゲート5i02膜、103はゲー
ト電極、104はn゛型のソース領域、105はn+型
のドレイン領域を示す。この場合、これらのソース領域
104及びドレイン領域105には、ゲート電極103
の両端部の下側の部分に例えばn−型の低不純物濃度部
1.04a、105aが形成されている。そして、この
低不純物濃度部105aによりドレイン領域105の近
傍の電界の緩和が図られている。一方、第8図に示す高
耐圧MO,S)ランジスクにおいては、ゲート電極10
30両端部は膜厚の大きい5iO7膜106上に延在し
ており、ソース領域104及びドレイン領域105の低
不純物濃度部104a、105aは、この膜厚の大きい
SiO□膜106の下側の部分に形成されている。
なお、特開平1147866号公報には、ゲート電極が
第1の部分とこの第1の部分に隣接した第2及び第3の
部分とから成り、これらの第1、第2及び第3の部分は
互いに導通があり、かつ第2及び第3の部分のゲート電
極下の絶縁膜の膜厚が第1の部分のゲート電極下の絶縁
膜の膜厚と異なる高耐圧MO3I−ランジスタが提案さ
れている。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述の第7図や第8図に示す従来の高耐圧MOSトラン
ジスタにおいては、ソース領域104及びドレイン領域
105がゲート電極103よりも深い位置に形成されて
いることから、構造的にパンチスルーが起きやすい。こ
のため、十分なパンチスルー耐圧を得ることは困難であ
った。
従って本発明の目的は、パンチスルー耐圧が高い高耐圧
MOSトランジスタを得ることができる半導体装置の製
造方法を提供することにある。
本発明の上記目的及びその他の目的は、以下の説明より
明らかとなるであろう。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明は、半導体基板(1
)の素子分離領域及びゲート電極形成領域にフィールド
酸化膜(4)を形成する工程と、ゲート電極形成領域の
フィールド酸化膜(4a)の端部を除去する工程と、ゲ
ート電極形成領域のフィールド酸化膜(4a)をマスク
として半導体基板(1)中にソース領域及びドレイン領
域形成用の第1の不純物を低濃度にイオン注入する工程
と、ゲート電極形成領域のフィールド酸化膜(4a)を
除去する工程と、ゲート電極形成領域における半導体基
板(1)上にゲート絶縁膜(6)を介してゲート電極(
9)を形成する工程と、ゲート電極(9)をマスクとし
て半導体基板(1)中にソース領域及びドレイン領域形
成用の第2の不純物を高濃度にイオン注入する工程とを
具備する。
また、本発明は、半導体装置の製造方法において、半導
体基板(1)の素子分離領域及びゲート電極形成領域に
フィールド酸化膜(4)を形成する工程と、ゲート電極
形成領域のフィールド酸化膜(4a)をマスクとして半
導体基板(1)中にソース領域及びドレイン領域形成用
の第1の不純物を低濃度にイオン注入する工程と、ゲー
ト電極形成領域のフィールド酸化膜(4a)を除去する
工程と、ゲート電極形成領域における半導体基板(1)
上にゲート絶縁膜(6)を介してゲート電極(9)を形
成する工程と、ゲート電極(9)をマスクとして半導体
基板(1)中にソース領域及びドレイン領域形成用の第
2の不純物を高濃度にイオン注入する工程とを具備する
また、本発明は、半導体装置の製造方法において、半導
体基板(1)の素子分離領域及びゲート電極形成領域に
フィールド酸化膜(4)を形成する工程と、ゲート電極
形成領域のフィールド酸化膜(4a)を除去する工程と
、ゲート電極形成領域における半導体基板(1)上にゲ
ート絶縁膜(6)を介してゲート電極(9)を形成する
工程と、ゲート電極(9)をマスクとして半導体基板(
1)中にソース領域及びドレイン領域形成用の第1の不
純物を低濃度にイオン注入する工程と、ゲート電極(9
)の側壁にサイドウオールスペーサ(12)を形成する
工程と、サイドウオールスペーサ(12)及びゲート電
極(9)をマスクとして半導体基板(1)中にソース領
域及びドレイン領域形成用の第2の不純物を高濃度にイ
オン注入する工程とを具備する。
〔作用〕
上述のように構成された本発明の第1の発明による半導
体装置の製造方法によれば、ゲート電極形成領域のフィ
ールド酸化膜(4a)の端部を除去することによりこの
除去部に凹部が形成される。
次に、ゲート電極形成領域のフィールド酸化膜(4a)
をマスクとして半導体基板(1)中にソース領域及びド
レイン領域形成用の第1の不純物を低濃度にイオン注入
することにより、この凹部の側壁部における半導体基板
(1)中に低不純物濃度の半導体領域(7,8)をゲー
ト電極(9)の両端部と重なるように形成することがで
きる。
次に、ゲート電極形成領域のフィールド酸化膜(4a)
を除去して溝(1a)を形成した後、ゲート電極形成領
域における半導体基板(1)上にゲート絶縁膜(6)を
介してゲート電極(9)を形成する。次に、このゲート
電極(9)をマスクとして半導体基板(1)中にソース
領域及びドレイン領域形成用の第2の不純物を高濃度に
イオン注入することにより、溝(1a)の側壁部に低不
純物濃度部(10a、1la)を有するソース領域(1
0)及びドレイン領域(11)をその低不純物濃度部(
10a、1la)がゲート電極(9)の両端部と重なる
よ、うに形成することができる。
この場合、これらのソースM域(10)及びドレイン領
域(11)はゲート電極(9)とほぼ同じ高さとなり、
しかもこれらのソース領域(10)及びドレイン領域(
11)の低不純物濃度部(10a、l1a)は半導体基
板(1)に形成された溝(1a)の側壁部に形成される
ので、従来のようにソース領域及びドレイン領域がゲー
ト電極よりも深い所に形成されている場合に比べてパン
チスルーは起きにくくなる。これによって、パンチスル
ー耐圧が高い高耐圧MO3I−ランジスタを得ることが
できる。また、ソースN、h”U (10)及びドレイ
ン領域(11)の低不純物濃度部(10a。
11a)は半導体基vi、(1)に形成された溝(1a
)の側壁部に形成されるので、その分だけトランジスタ
の寸法を縮小するこ七ができる。
また、上述のように構成された本発明の第2の発明によ
る半導体装置の製造方法によれば、ゲー0 ト電極形成領域のフィールド酸化膜(4a)をマスクと
して半導体基板(1)中にソース領域及びドレイン領域
形成用の第1の不純物を低濃度にイオン注入することに
より、このゲート電極形成領域のフィールド酸化膜(4
a)に対して自己整合的に低不純物濃度の半導体領域(
7,8)を形成することができる。次に、ゲート電極形
成領域のフィールド酸化膜(4a)を除去して溝(1a
)を形成する。次に、ゲート電極形成領域における半導
体基板(1)上にゲート絶縁膜(6)を介してゲート電
極(9)を形成した後、このゲート電極(9)をマスク
として半導体基板(1)中にソース領域及びドレイン領
域形成用の第2の不純物を高濃度にイオン注入すること
により、溝(1a)の両側の部分の半導体基板(1)中
に低不純物濃度部(10a、1la)を有するソース領
域(10)及びドレイン領域(11)をその低不純物濃
度部(10a、1la)がゲート電極(9)の両端部と
重なるように形成することができる。この場合、これら
のソース領域(10)及びドレイン領域(11)はゲー
ト電極(9)とほぼ同じ高さとなり、しかもソース領域
(10)及びドレイン領域(11)間におけるゲート絶
縁膜(6)と半導体基板(1)との界面は半導体基板(
1)に形成された溝(1a)の形状に対応して凹状とな
るためサブスレッシュホールド電流は凹状に流れること
になる。このため、従来のようにソース領域及びドレイ
ン領域がゲート電極よりも深い所に形成されている場合
に比べてパンチスルーは起きにくくなる。これによって
、バンチスルー耐圧が高い高耐圧MO3)ランジスタを
得ることができる。
さらに、上述のように構成された本発明の第3の発明に
よる半導体装置の製造方法によれば、ゲート電極形成領
域のフィールド酸化膜(4a)を除去することにより溝
(1a)を形成する。次に、ゲート電極形成領域におけ
る半導体基板(1)上にゲート絶縁膜(6)を介してゲ
ート電極(9)を形成する。次に、このゲート電極(9
)をマスクとして半導体基板(1)中にソース領域及び
ドレイン領域形成用の第1の不純物を低濃度にイ第1 2 ン注入することにより、このゲート電極(9)に対して
自己整合的に低不純物濃度の半導体領域(7,8)を形
成することができる。次に、このゲート電極(9)の側
壁にサイドウオールスペーサ(12)を形成した後、こ
のサイドウオールスペーサ(12)及びゲート電極(9
)をマスクとして半導体基板(1)中に第2の不純物を
高濃度にイオン注入することによって、溝(la)の両
側の部分の半導体基板(1)中に低不純物濃度部(10
a、l1a)を有するソース領域(10)及びドレイン
領域(11)をその低不純物濃度部(10a、l1a)
がゲート電極(9)の両端部及びサイドウオールスペー
サ(12)と重なるように形成することができる。この
場合、これらのソース領域(10)及びドレイン領域(
II)はゲート電極(9)とほぼ同じ高さとなり、しか
もソース領域(10)及びドレイン領域(11)間にお
けるゲート絶縁膜(6)と半導体基板(1)との界面は
半導体基板(1)に形成された溝(1a)の形状に対応
して凹状となるためサブスレッシュホールド電流は凹状
に流れることになる。このため、従来のようにソース領
域及びドレイン領域がゲート電極よりも深い所に形成さ
れている場合に此べて、パンチスルーは起きにくくなる
。これによって、バンチスルー耐圧が高い高耐圧MOS
トランジスタを得ることができる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明
する。
第1図A〜第1図Hは本発明の第1実施例によるMO3
LSIの製造方法を示し、第2図はこの第1実施例によ
るMO3LSIの製造方法により製造されたMO3LS
Iの平面図を示す。
この第1実施例においては、第1図Aに示すように、ま
ず例えばp型Si基板1の素子分離領域及びゲート電極
形成領域にSiC2膜(パッド5iOz膜)2を介して
形成された所定形状のSi3Ng膜3を酸化マスクとし
て用いてこのp型Si基板1を選択的に熱酸化すること
により、素子分離領域及3 4 びゲート電極形成領域にフィールド5iO7膜4を形成
する。
次に、例えばプラズマエツチングによりSi3N4膜3
をエツチング除去した後、第1図Bに示すように、活性
領域に対応する部分に開口5a(第2図参照)を有する
所定形状のレジストパターン5をリソグラフィーにより
形成してこのレジストパターン5により素子分離領域の
表面を覆う。
次に、レジストパターン5をマスクとして例えばウェッ
トエツチングのような等方性エツチングによりSiO□
膜2及びフィールド5i02膜4をエツチングする。こ
こで、このエツチング量は、例えばフィールドSiO□
膜4の膜厚のほぼ半分に選ばれる。この等方性エツチン
グにより、第1図Cに示すように、ゲート電極形成領域
のフィールド5iO7膜4aの膜厚がほぼ半分に減少す
るとともに、このフィールド5i02膜4aの端部がエ
ツチング除去されてこのフィールドSiO□膜4aとこ
のフィールドSiO□膜4aの周辺部のp型Si基板1
との間に凹部が形成される。
次に、レジストパターン5を除去した後、第1図りに示
すように、ゲート電極形成領域のフィールド5iOz膜
4aをマスクとして例えばリン(P)のようなn型不純
物をp型Si基板1中に低濃度にイオン注入する(イオ
ン注入されたn型不純物を・で示す)。このイオン注入
の際には、上述の四部の側壁部におけるp型Si基板1
中にもn型不純物が低濃度にイオン注入される。なお、
膜厚が大きいフィールドSiO□膜4aの下側にはn型
不純物はイオン注入されないわ 次に、全面エツチングを行うことによりゲート電極形成
領域のフィールドSiO□膜4aをエツチング除去して
、第1図Eに示すように、溝18を形成する。この場合
、この全面エツチングのエツチング量をフィールド5i
02膜4aの膜厚と同一に選ぶことにより、素子分離領
域に最初のほぼ半分の膜厚のフィールドSi0g膜4を
残すことができる。なお、素子分離領域のフィールドS
iO□膜4の表面をあらかじめレジストパターン(図示
せず)などで覆ってから全面エツチングを行うよう5 6 にすることにより、この素子分離領域のフィールドSi
O2膜4の膜厚の減少を防止することができる。
次に、熱酸化法により、第1図Fに示すように、活性領
域の表面にゲー)SiO□膜6を形成する。
この熱酸化の際には、先にp型St基板1中にイオン注
入されたn型不純物の拡散及び電気的活性化が行われて
、溝1aの側壁部を含む活性領域中に例えばn−型の半
導体領域7,8が形成される。
次に、CVD法により全面に例えば多結晶Si膜を形成
し、この多結晶Si膜に例えばPのような不純物を熱拡
散法やイオン注入法などによりドープして低抵抗化した
後、この多結晶Si膜をエツチングにより所定形状にパ
ターンニングしてゲート電極9を形成する。この場合、
このゲート電極9の両端部は、溝1aの側壁部のn−型
の半導体領域7゜8と重なっている。
次に、第1図Gに示すように、このゲート電極9をマス
クとしてp型Si基板1中に例えばヒ素(AS)のよう
なn型不純物を高濃度にイオン注入する。
次に、熱処理を行うことにより、p型St基板1中にイ
オン注入されたn型不純物の拡散及び電気的活性化を行
う。これによって、第1図Hに示すように、先に形成さ
れたn−型の半導体領域7゜8から成る低不純物濃度部
10a、llaを溝1aの側壁部に有する例えばn・型
のソース領域10及びドレイン領域11がその低不純物
濃度部10a、llaがゲート電極9の両端部と重なる
ように形成される。このようにして、GOLD(gat
e−drain overlapped)構造の高耐圧
MO3I−ランジスタが形成される。この状態における
この高耐圧MO3)ランジスタの平面図は第2図に示す
通りである。ここで、第1図Hは第2図の■−■線に沿
っての断面図に対応する。
以上のように、この第1実施例によれば、p型Si基板
1のゲート電極形成領域に形成されたフィールド5iO
z膜4aの端部を等方性エツチングにより除去してこの
フィールドSiO2膜4aとその周辺部のp型Si基板
1との間に凹部を形成し、そ7 8 の後このフィールド5iOz膜4aをマスクとしてp型
Si基板1中にn型不純物を低濃度にイオン注入するよ
うにしているので、後にこのフィールドSt○2膜4a
をエツチング除去することによりp型Si基板1に形成
される溝1aの側壁部にn−型の半導体領域7.8を形
成することができる。そして、ゲート電極9を形成した
後にこのゲート電極9をマスクとしてp型Si基板1中
にn型不純物を高濃度にイオン注入することにより、そ
の低不純物濃度部10a、llaがゲート電極9の両端
部と重なっているソース領域10及びドレイン領域11
を形成することができる。その結果、これらのソース領
域10及びドレイン領域11はゲート電極9とほぼ同じ
高さとなり、しかもこれらのソース領域10及びドレイ
ン領域11の低不純物濃度部10a、llaはp型Si
基板1に形成された溝1aの側壁部に形成された構造と
なる。このため、パンチスルーは起きにくくなり、これ
によってパンチスルー耐圧が高いGOLD構造の高耐圧
MOSトランジスタを得ることができる。また、上述の
ようにソース領域10及びドレイン領域11の低不純物
濃度部10a、1.1aをp型Si基板1に形成された
溝1aの側壁部に形成しているので、その分だけトラン
ジスタのチャネル長方向の寸法を縮小することができる
。さらに、ソース領域10及びドレイン領域11の低不
純物濃度部10a’、Ilaとゲート電極9との重なり
部の長さを大きくとることにより、より一層の高耐圧化
を図ることができる。さらにまた、このGOLD構造の
高耐圧MO3)ランジスタによれば、ソース領域10及
びドレイン領域11の低不純物濃度部10a、llaと
ゲート電極9とが重なっていることから、トランジスタ
の駆動能力の向上を図ることができる。
第3図A〜第3図りは本発明の第2実施例によるMO3
LSIの製造方法を示す。
この第2実施例においては、第3図Aに示すように、第
1実施例と同様に所定形状のSi、N4膜3を酸化マス
クとして用いてP型Si基板1を選択的に熱酸化するこ
とにより、素子分離領域及びゲ9 0 一ト電極形成領域にフィールド5iO7膜4を形成する
次に、Si3N4膜3をエツチング除去した後、ゲート
電極形成領域のフィールドSi0g膜4aをマスクとし
て例えばPのようなn型不純物をp型Si基板1中に低
濃度にイオン注入する。この後、必要に応じて注入不純
物の拡散及び電気的活性化のための熱処理を行う。これ
によって、第3図Bに示すように、このフィールドSi
O□膜4aに対して自己整合的に例えばn−型の半導体
領域78が形成される。
次に、第3図Cに示すように、レジストパターン5を形
成してこのレジストパターン5により素子分離領域のフ
ィールドSiO□膜4の表面を覆った後、このレジスト
パターン5をマスクとしてゲート電極形成領域のフィー
ルドSiO□膜4a及びSiO□膜2を例えばウェット
エツチングによりエツチング除去して溝1aを形成する
。この場合、上述のn−型の半導体領域7.8は、この
溝1aの両側の部分のp型Si基板1中に形成されてい
る。
次に、第3図りに示すように、熱酸化法により活性領域
の表面にゲートSiO□膜6を形成した後、このゲート
5IO2膜6上に第1実施例と同様にしてゲート電、極
9を形成する。次に、このゲート電極9をマスクとして
P型Si基板1中に例えばAsのようなn型不純物を高
濃度にイオン注入する。この後、注入不純物の拡散及び
電気的活性化のための熱処理を行う。これによって、先
に形成されたn−型の半導体領域7,8から成る低不純
物濃度部1’Oa、Ilaがゲート電極9の両端部と重
なった例えばn+型のソース領域10及びドレイン領域
11がこのゲート電極9に対して自己整合的に形成され
、GOLD構造の高耐圧MO3)ランジスタが形成され
る。なお、ソース領域10及びドレイン領域11の低不
純物濃度部10a、11aとゲート電極9との重なり部
の長さは、例えば1〜2μm程度に選ばれる。
以上のように、この第2実施例によれば、ゲート電極形
成領域のフィールドSiO□膜4aをエツチング除去す
ることにより形成された溝1aの両1 2 側の部分のp型S1基板1中に低不純物濃度部10a、
Ilaを有するソース領域10及びドレイン領域11を
その低不純物濃度部10a、llaがデー1〜電、極9
の両端部と重なるように形成することができるので、こ
れらのソース領域10及びドレイン領域11はゲート電
極9とほぼ同じ高さとなる。また、ソース領域10及び
ドレイン領域11間におけるゲートSiO□膜6とp型
Si基板1との界面は溝1aの形状に対応して凹状とな
るため、ザブスレッシュホールド電流は凹状に流れるこ
とになる。これによって、パンチスルーが起きにくくな
り、パンチスルー耐圧が高いGOLD構造の高耐圧MO
3)ランジスタを得ることができる。
第4図A〜第4図りは本発明の第3実施例によるMO3
LSIの製造方法を示す。
この第3実施例においては、第4図Aに示すように、ま
ず第2実施例と同様にしてP型St基板1の素子分離領
域及びゲート電極形成領域にフィールド5in)、膜4
を形成する。
次に、第411Bに示すように、レジストパターン5を
形成してこのレジストパターン5により素子分離領域の
フィールド5iOz膜4の表面を覆った後、このレジス
トパターン5をマスクとしてゲート電極形成領域のフィ
ールドSi○2膜4a及びSiO□膜2を例えばウェッ
トエツチングによりエツチング除去して溝1aを形成す
る。
次に、第4図Cに示すように、第1実施例及び第2実施
例と同様にしてゲートSiO□膜6及びゲート電極9を
形成した後、このゲート電極9をマスクとして例えばP
のようなn型不純物をp型St基板1中に低濃度にイオ
ン注入する。この後、必要に応じて注入不純物の拡散及
び電気的活性化のための熱処理を行う。これによって、
このゲート電極9に対して自己整合的に例えばn−型の
半導体領域7.8が形成される。
次に、CVD法により全面に例えば5i02膜を形成し
た後、このSiO□膜を例えば反応性イオンエツチング
(tE)法により基板表面と垂直方向にエツチングする
。これによって、第4図りに示すように、ゲート電極9
の側壁にサイドウオー3 4 ルスペーサ12が形成される。次に、このサイドウオー
ルスペーサ12及びゲート電極9をマスクとしてp型S
t基板1中に例えば^Sのようなn型不純物を高濃度に
イオン注入する。この後、注入不純物の拡散及び電気的
活性化のための熱処理を行う。これによって、先に形成
されたn−型の半導体領域7,8から成る低不純物濃度
部10a、11aがゲート電極9の両端部及びサイドウ
オールスペーサ12と重なった例えばn゛型のソース領
域10及びドレイン領域11がこのゲート電極9に対し
て自己整合的に形成され、L D D (lightl
y doped drain)構造の高耐圧MO3)ラ
ンジスタが形成される。
以上のように、この第3実施例によれば、第2実施例と
同様に、ゲート電極形成領域のフィールド5iOz膜4
aをエツチング除去することにより形成された溝1aの
両側の部分のp型St基板1中に低不純物濃度部10a
、1.1aを有するソース領域10及びドレイン領域1
1をその低不純物濃度部10a、llaがゲート電極9
の両端部及びサイドウオールスペーサ12と重なるよう
に形成することができるので、これらのソース領域10
及びドレイン領域11はゲート電極9とほぼ同じ高さと
なるとともに、これらのソース領域10及びドレイン領
域11間におけるゲート5iOz膜6とp型St基板1
との界面が凹状となることによりサブスレッシュホール
ド電流は凹状に流れることになる。これによって、パン
チスルーが起きにくくなり、パンチスルー耐圧が高いL
DD構造の高耐圧MO3)ランジスタを得ることができ
る。
この第3実施例によるLDD構造の高耐圧MOSトラン
ジスタの製造方法は、例えば、内部回路にLDD構造の
MOS)ランジスタを用いたLSIに高耐圧MO3)ラ
ンジスタを搭載したものを製造する場合に適用すること
ができる。この場合、この内部回路を構成するLDD構
造のMO3I−ランジスタのソース領域及びドレイン領
域の低不純物濃度部は、この第3実施例によるLDD構
造の高耐圧MO3)ランジスタのソース領域10及びド
レイン領域11の低不純物濃度部10a、115 6 aとともに同一工程で同時に形成することが可能である
ところで、MOSLSIなどにおいては、設計ルールが
0.5μm以下になると単純なスケーリングではキャリ
アの速度飽和が生じることや低電源電圧化によりMOS
)ランジスタの駆動能力が低下することなどにより、M
OS)ランジスタの性能のより一層の向上は期待できな
くなってきている。そこで、このような問題を解決する
ために、第9図に示すようなGOLD構造のMOSトラ
ンジスタが提案されている。第9図において、符号11
1はp型Si基板、112はゲー)SiOx膜、113
はPのような不純物がドープされた多結晶Si膜から成
るゲート電極、114は自然酸化膜、115はゲート電
極113の側壁に形成された5i02膜、116,11
7はSiO□膜を示す。また、符号118,119はそ
れぞれp型Si基板111中に形成された例えばn +
型のソース領域及びドレイン領域を示す。これらのソー
ス領域118及びドレイン領域119には、ゲート電極
113の両端部の下側の部分にn−型の低不純物濃度部
118a、119が形成されている。
この第9図に示す従来のGOLD構造のMOSトランジ
スタによれば、従来のLDD構造のMOSトランジスタ
に比べて1.2倍のチャネル電流及び1.3倍の伝達コ
ンダクタンス(g、)を得ることができ、しかもチャネ
ル長0.5μmに対して約8Vのホットキャリア耐性を
得ることができるなどの利点がある。しかし、この第9
図に示す従来のGOLD構造のMOS)ランジスタは、
従来のLDD構造のMO3I−ランジスタに比べて製造
工程が複雑であるため、その製造に要する時間が長いと
いう問題がある。そこで、このような問題を解決するこ
とができるMOS)ランジスタの製造方法について第5
図A〜第5図りを参照しながら説明する。
すなわち、この例においては、第5図Aに示すように、
まず例えばp型Si基板1の表面を選択的に熱酸化する
ことによりフィールド5i02膜4を形成して素子分離
を行った後、このフィールドSi7 8 02膜4で囲まれた活性領域の表面に熱酸化法によりゲ
ートSiO□膜6を形成する。次に、このゲートSiO
□膜6上に例えばPのような不純物がドープされた多結
晶Si膜から成るゲート電極9を形成する。この後、こ
のゲート電極9をマスクとしてp型Si基板1中に例え
Pのようなn型不純物を低濃度にイオン注入する。これ
によって、ゲート電極9に対して自己整合的に例えばn
−型の半導体領域7.8が形成される。
次に、CVD法により全面に多結晶Si膜を形成した後
、この多結晶Si膜を例えばRIE法により基板表面と
垂直方向にエツチングする。これによって、第5図Bに
示すように、ゲート電極9の側壁に多結晶Si膜から成
るサイドウオールスペーサ13が形成される。
次に、このサイドウオールスペーサ、13及びゲート電
極9をマスクとしてp型Si基板1中に例えば^Sのよ
うなn型不純物を高濃度にイオン注入する。この後、注
入不純物の拡散及び電気的活性化のための熱処理を行う
。これによって、第5図Cに示すように、ゲート電極9
に対して自己整合的に例えばn′″型のソース領域10
及びドレイン領域11が形成される。これらのソース領
域10及びドレイン領域11には、サイドウオールスペ
ーサ13の下側の部分に、先に形成されたn−型の半導
体領域7.8から成る低不純物濃度部10a11aが形
成されている。
次に、熱処理を行うことにより、ゲート電極9を構成す
る例えばPのような不純物がドープされた多結晶Si膜
からサイドウオールスペーサ13を構成する多結晶Si
膜中にPを拡散させ、これによってこのサイドウオール
スペーサ13を構成する多結晶Si膜にPをドープする
。ここで、この熱処理は例えばウェット酸化の条件で行
う。このようにしてサイドウオールスペーサ13を構成
する多結晶St脱膜中Pがドープされる結果、このサイ
ドウオールスペーサ13もゲート電極9の一部として働
くようになり、実質的にゲート電極9の幅がサイドウオ
ールスペーサ13の幅の2倍に相当する長さだけ増大す
ることになる。
9 0 以上のように、この例によれば、従来のLDD構造のM
OS)ランジスタの製造プロセスと同様な方法によりG
OLD構造のMOS)ランジスタを製造することができ
るので、第9図に示す従来のGOLD構造のMOSトラ
ンジスタに比べて製造工程を簡略化することができ、従
ってその分だけ製造に要する時間を短縮することができ
る。
なお、先に挙げた特開平1−147866号公報には、
上述のサイドウオールスペーサ13の材料としてタング
ステン(W)膜を用いた例について述べられている。
ところで、第10図は従来の高耐圧CMO3半導体装置
を示す。このような高耐圧CMO3半導体装置を製造す
るには、まずSi基板121中にnウェル122及びn
ウェル123を形成した後、このSi基板121上に5
in2膜(バッド5in2膜)124を介して形成され
た所定形状のSi3N4膜125を酸化マスクとして用
いてこのSi基板121を熱酸化することによりフィー
ルド5i02膜126を形成する。そして、この熱酸化
の際に、あらかじめnウェル122及びnウェル123
中にそれぞれイオン注入されてあったn型不純物及びn
型不純物が拡散することにより、フィールド5i02膜
126の下側の部分のnウェル122中にn+型のチャ
ネルストップ領域127が形成されるとともに、フィー
ルドSiO□膜126の下側の部分のnウェル123中
にp゛型のチャネルストツ7”65域128が形成され
る。この場合、nウェル122にはpチャネルMO3)
ランジスタ(図示せず)が形成され、nウェル123に
はnチャネルMO3)ランジスタ(図示せず)が形成さ
れる。
上述の高耐圧のCMO3半導体装置においては、フィー
ルド5in2膜126の部分に形成される寄生MO3)
ランジスタのしきい値電圧を高くするために、チャネル
ストップ領域127及びチャネルストップ領域128の
不純物濃度を高くする必要がある。ところが、このよう
にチャネルストップ領域127及びチャネルストップ領
域128の不純物濃度を高くすると、これらのチャネル
スト1 2 ツブ領域127及びチャネルストップ領域128により
形成されるダイオードの耐圧が劣化する。
このため、これらのチャネルストップ領域127及びチ
ャネルストップ領域128の間には第10図に示すよう
に間隔を設ける必要がある。しかし、この場合、チャネ
ルストップ領域127及びチャネルストップ領域12B
により形成されるダイオードの耐圧は、これらのチャネ
ルストップ領域127及びチャネルストップ領域128
の間隔に大きく依存するため、この間隔のばらつきを抑
えることが重要である。従来、これらのチャネルストッ
プ領域127及びチャネルストップ領域128の間隔は
、これらのチャネルストップ領域127及びチャネルス
トップ領域128を形成するための不純物のイオン注入
を行う際にマスクとして用いられるレジストパターンに
より決定されているが、このレジストパターンの寸法に
はばらつきがあるため、結果的にチャネルストップ領域
127及びチャネルストップ領域128の間隔もばらつ
いてしまう。このため、これらのチャネルストップ領域
127及びチャネルストップ領域128により形成され
るダイオードの耐圧がばらつきやすく、耐圧の低下が起
きる原因となる。この問題を解決する。ために、チャネ
ルストップ領域127及びチャネルストップ領域128
の間隔を大きくとることも考えられるが、このような解
決策は高集積化の要求に反するものであり好ましくない
。そこで、このような問題を一挙に解決する方法を第6
図A〜第6図Eを参照して説明する。
すなわち、この方法によれば、第6図Aに示すように、
まず38基板21中にnウェル22及びnウェル23を
形成する。次に、このSi基板21上に5ill膜(パ
ッド5iOz膜)24を形成する。
次に、このSiO□膜24上24上i 3N a膜25
を形成し、この5i3Ns膜25上に所定形状のレジス
トパターン26を形成した後、このレジストパターン2
6をマスクとして5i3Na膜25をエツチングするこ
とにより開口25a、25bを形成する。この場合には
、これらの開口25a、25bの間のS i 3 N 
a膜25の幅により、後述のチャネ3 4 ルストップ領域31及びチャネルストップ領域32の間
隔が決定されることになる。
次に、レジストパターン26を除去した後、第6図Bに
示すように、新たにレジストパターン27を形成してこ
のレジストパターン27によりS i 3N 4膜25
の開口25a以外の部分の表面を覆う。符号27aはこ
のレジストパターン27の開口を示す。次に、このレジ
ストパターン27をマスクとしてnウェル22中に例え
ばPのようなn型不純物をイオン注入する。この場合、
nウェル22へのn型不純物のイオン注入領域は、Si
3N4膜25の開口25aにより規定される。
次に、レジストパターン27を除去した後、第6図Cに
示すように、新たにレジストパターン28を形成してこ
のレジストパターン28によりSi3N4膜25の開口
25b以外の部分の表面を覆う。符号28aはこのレジ
ストパターン28の開口を示す。次に、このレジストパ
ターン28をマスクとしてnウェル23中に例えばホウ
素(B)のようなn型不純物をイオン注入する(nウェ
ル23中にイオン注入されたn型不純物を○で示す)。
この場合、pウェル23へのn型不純物のイオン注入領
域は、Si3N4膜25の開口25bにより規定される
次に、レジストパターン28を除去した後、第6図りに
示すように、新たにレジストパターン29を形成してこ
のレジストパターン29によりS i 3 N a膜2
5の開口25a、25bの間のSi3N4膜25以外の
部分の表面を覆う。符号29aはこのレジストパターン
29の開口を示す。次に、このレジストパターン29を
マスクとしてSi3N。
膜25をエツチングする。これによって、開口25a、
25bの間のS i 3 N <膜25が除去される。
次に、レジストパターン29を除去した後、5i3Na
膜25を酸化マスクとして用いてSi基板21を熱酸化
する。これによって、第6図Eに示すように、フィール
ドSiO□膜30を形成する。
これと同時に、先にnウェル22中にイオン注入されて
あったn型不純物及びnウェル23中にイオン注入され
てあったn型不純物が拡散してフイ5 6 −ルドSiO□膜30の下側の部分のnウェル22中に
n゛型のチャネルストップ領域31が形成されるととも
に、フィールドSiO□膜30の下側の部分のnウェル
23中にp+型のチャネルストップ領域32が形成され
る。
以上のように、この例によれば、n+型のチャネルスト
ップ領域31及びp1型のチャネルストップ領域32の
間隔は、開口25a、25b間の5i3Na膜25の幅
によって決定されるので、従来に比べて高い制御性でこ
の間隔を決定することができる。これによって、これら
のチャネルストップ領域31及びチャネルストップ領域
32により形成されるダイオードの耐圧のばらつきを防
止することができる。また、これらのチャネルストップ
領域31及びチャネルストップ領域32の間隔の制御性
が向上することにより、この間隔を縮小することが可能
となる。このため、この例によるチャネルストップ領域
の形成方法は、例えば高集積の高耐圧CMO3半導体装
置において特に有効である。
以上、本発明の実施例につき具体的に説明したが、本発
明は、上述の実施例に限定されるものではなく、本発明
の技術的思想に基づく各種の変形が可能である。
例えば、上述の第1実施例、第2実施例及び第3実施例
におけるゲート電極9の材料としては、例えばPのよう
な不純物がドープされた多結晶Si股上に例えばタング
ステンシリサイド(W S i z )膜のような高融
点金属シリサイド膜を重ねたポリサイド膜などを用いる
ことも可能である。
また、上述の第1実施例、第2実施例及び第3実施例に
おいては、本発明をnチャネルの高耐圧MO3)ランジ
スタの製造に適用した場合について説明したが、本発明
は、pチャネルの高耐圧MO3I−ランジスタの製造に
適用することも可能であることは言うまでもない。
さらに、本発明は、高耐圧MO3)ランジスタを搭載す
るCMO3LSIやバイポーラ−CMO3LS Iなど
の製造に通用することも可能である。
7 8 〔発明の効果〕 以上説明したように、本発明の第1の発明によれば、ソ
ース領域及びドレイン領域はゲート電極とほぼ同じ高さ
となり、しかもこれらのソース領域及びドレイン領域の
低不純物濃度部は半導体基板に形成された溝の側壁部に
形成されるので、従来のようにソース領域及びドレイン
MMがゲート電極よりも深い所に形成されている場合に
比べてパンチスルーは起きにくくなる。これによって、
パンチスルー耐圧が高い高耐圧MOSトランジスタを得
ることができる。
また、本発明の第2の発明及び第3の発明によれば、ソ
ース領域及びドレイン領域はゲート電極とほぼ同じ高さ
となり、しかもソース領域及びドレイン領域間における
ゲート絶縁膜と半導体基板との界面は凹状となるためザ
ブスレッシュホールド電流は凹状に流れることになる。
このため、パンチスルーが起きにくくなり、これによっ
てパンチスルー耐圧が高い高耐圧MO3)ランジスタを
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図A〜第1図Hは本発明の第1実施例によるMOS
LSIの製造方法を工程順に説明するための断面図、第
2図は第1図A〜第11FHに示す製造方法により製造
されたMOSLSIの平面図、第3図A〜第3図りは本
発明の第2実施例によるMOSLSIの製造方法を工程
+1!I¥に説明するための断面図、第4図A〜第4図
りは本発明の第3実施例によるMOSLSIの製造方法
を工程順に説明するための断面図、第5図A〜第5図り
はLDD構造のMOSトランジスタの製造プロセスを利
用してGOLD構造のMOSトランジスタを製造する方
法を工程順に説明するだめの断面図、第6図A〜第6図
Eは高耐圧CMOS半導体装置におけるチャネルストッ
プ領域の形成方法を工程順に説明するための断面図、第
7図は従来の高耐圧MOSトランジスタを示す断面図、
第8図は他の従来の高耐圧MO3)ランジスタを示す断
面図、第9図は従来のGOLD構造のMOS)ランジス
タを示す断面図、第10図は従来の高耐圧CMOS9 0 半導体装置におけるチャネルストップ領域の形成方法を
説明するための断面図である。 図面における主要な符号の説明 1:p型Si基板、 2:SiO2膜、 3 :  5
L3N4膜、 4:フィールドSiO□膜、 5,26
,27.2B、29ニレジストパターン、  6:ゲー
)SiOx膜、  7,8:n−型の半導体領域、9:
ゲート電極、  10:ソース領域、  11ニドレイ
ン領域、  12,13:サイドウオールスペーサ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)半導体基板の素子分離領域及びゲート電極形成領
    域にフィールド酸化膜を形成する工程と、上記ゲート電
    極形成領域の上記フィールド酸化膜の端部を除去する工
    程と、 上記ゲート電極形成領域の上記フィールド酸化膜をマス
    クとして上記半導体基板中にソース領域及びドレイン領
    域形成用の第1の不純物を低濃度にイオン注入する工程
    と、 上記ゲート電極形成領域の上記フィールド酸化膜を除去
    する工程と、 上記ゲート電極形成領域における上記半導体基板上にゲ
    ート絶縁膜を介してゲート電極を形成する工程と、 上記ゲート電極をマスクとして上記半導体基板中にソー
    ス領域及びドレイン領域形成用の第2の不純物を高濃度
    にイオン注入する工程とを具備することを特徴とする半
    導体装置の製造方法。
  2. (2)半導体基板の素子分離領域及びゲート電極形成領
    域にフィールド酸化膜を形成する工程と、上記ゲート電
    極形成領域の上記フィールド酸化膜をマスクとして上記
    半導体基板中にソース領域及びドレイン領域形成用の第
    1の不純物を低濃度にイオン注入する工程と、 上記ゲート電極形成領域の上記フィールド酸化膜を除去
    する工程と、 上記ゲート電極形成領域における上記半導体基板上にゲ
    ート絶縁膜を介してゲート電極を形成する工程と、 上記ゲート電極をマスクとして上記半導体基板中にソー
    ス領域及びドレイン領域形成用の第2の不純物を高濃度
    にイオン注入する工程とを具備することを特徴とする半
    導体装置の製造方法。
  3. (3)半導体基板の素子分離領域及びゲート電極形成領
    域にフィールド酸化膜を形成する工程と、上記ゲート電
    極形成領域の上記フィールド酸化膜を除去する工程と、 上記ゲート電極形成領域における上記半導体基板上にゲ
    ート絶縁膜を介してゲート電極を形成する工程と、 上記ゲート電極をマスクとして上記半導体基板中にソー
    ス領域及びドレイン領域形成用の第1の不純物を低濃度
    にイオン注入する工程と、 上記ゲート電極の側壁にサイドウォールスペーサを形成
    する工程と、 上記サイドウォールスペーサ及び上記ゲート電極をマス
    クとして上記半導体基板中にソース領域及びドレイン領
    域形成用の第2の不純物を高濃度にイオン注入する工程
    とを具備することを特徴とする半導体装置の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100344831B1 (ko) * 1999-12-30 2002-07-20 주식회사 하이닉스반도체 반도체 소자의 제조 방법
JP2003078004A (ja) * 2001-08-31 2003-03-14 Sony Corp 半導体装置およびその製造方法

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