JPH0719654B2 - 加熱調理器の過熱防止装置 - Google Patents

加熱調理器の過熱防止装置

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JPH0719654B2
JPH0719654B2 JP27068987A JP27068987A JPH0719654B2 JP H0719654 B2 JPH0719654 B2 JP H0719654B2 JP 27068987 A JP27068987 A JP 27068987A JP 27068987 A JP27068987 A JP 27068987A JP H0719654 B2 JPH0719654 B2 JP H0719654B2
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JP
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overheat prevention
level
temperature
heating
microcomputer
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康裕 湯朝
裕一 義田
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は機器の過熱防止機能をマイクロコンピュータに
搭載した加熱調理器の過熱防止装置に関するものであ
る。
従来の技術 従来、この種加熱調理器は、単に被加熱物を加熱するだ
けでなく、湯沸かし機能や保温機能など多種に及ぶ温調
機能が付加される傾向にあり、それに伴い前記温調機能
の制御回路も複雑化しており、従来のディスクリート回
路のみでは対応しきれずに、マイクロコンピュータを使
用した温度制御が行なわれ、同時に機器の過熱防止装置
もマイクロコンピュータ内に搭載する傾向にある。この
過熱防止装置は、被加熱物に熱的に結合されたサーミス
タ等の感熱素子を一部とする温度検出装置からの信号を
A/D変換器によりA/D変換した感熱素子温度レベルと、機
器の加熱時間を積算するタイマ装置と、前記温度検出装
置との信号により過熱防止レベル設定装置で設定された
機器の過熱防止レベルとをレベル比較装置により比較
し、前記感熱素子温度レベルが前記過熱防止レベルに達
すると前記レベル比較装置から機器のインバータドライ
ブ回路に発振停止またはデューティ発振信号を出力し、
機器の加熱を停止またはデューティ制御する構成となっ
ている。なお、前記A/D変換器、前記タイマ装置、前記
過熱防止レベル設定装置、前記レベル比較装置はマイク
ロコンピュータに内蔵された装置である。
発明が解決しようとする問題点 しかし従来の構成では、機器への外来ノイズや静電気等
により、前記マイクロコンピュータが暴走した場合、前
記過熱防止機能が全く動作しない可能性があり、機器の
油を加熱した場合での油発火や被加熱物の空鍋等の不安
全動作が発生するという問題があった。
本発明は上記問題点に鑑み、機器のマイクロコンピュー
タが暴走しても、感熱素子の温度がある程度上昇すれ
ば、機器の加熱を停止またはデューティ制御し、油発火
等の機器の不安全動作を防止することを目的とする。
問題点を解決するための手段 前記目的を達成するために本発明の加熱調理器の過熱防
止装置は、マイクロコンピュータが設定した過熱防止レ
ベルより少し過熱防止機能の起動が遅れる程度のレベル
に第2の加熱防止レベルを設定する第2の過熱防止レベ
ル設定装置と、温度検出装置からの出力と前記第2の加
熱防止レベルとを比較し、機器の加熱を停止またはデュ
ーティ制御する信号を機器のインバータドライブ回路に
出力するコンパレータ等の第2のレベル比較装置とを、
前記マイクロコンピュータ内の装置とは別にディスクリ
ート回路で構成したことを特徴とする。
作用 上記構成によって、マイクロコンピュータが正常に機能
している場合は、前記マイクロコンピュータ内に設けら
れた過熱防止機能が働き、機器への外来ノイズや静電気
等によって前記マイクロコンピュータが暴走した場合
は、前記第2のレベル比較装置が、前記温度検出装置の
出力が前記第2の過熱防止レベルに到達したことを検知
して機器のインバータドライブ回路の発振を停止または
デューティ発振に切換えるため、油を加熱しても油発火
等の機器の不安全動作は発生しない。
実施例 以下、本発明の実施例を誘導加熱調理器の場合について
説明する。
まず、第1図により本実施例の誘導加熱調理器の過熱防
止装置の構成を説明する。1はサーミスタで被加熱物2
を載置するトッププレート3の下面に圧接され、トップ
プレート3を介して被加熱物2の温度を検知し、抵抗4
とで温度検出装置5を構成している。この温度検出装置
5の出力は、A/D変換器6に入力され、A/D変換器6信号
と第一の過熱防止レベル設定手段7の信号とが第一のレ
ベル比較装置8に入力され、第一のレベル比較装置8の
信号は被加熱物2を加熱する加熱コイル9に高周波電流
を供給するインバータ回路10の発振を駆動するドライブ
回路11に入力されている。なお、前記6〜8の装置は、
マイクロコンピュータ12に内蔵された装置である。ま
た、温度検出装置5の出力は、第二のレベル比較装置13
の一部であるコンパレータ14の一側入力となっており、
コンパレータ14の+側入力には、第二の過熱防止レベル
設定装置15内の分割抵抗16と17の分割電圧信号が入力さ
れている。第二の過熱防止レベル設定装置15は、分割抵
抗16,17と前記分割電圧信号にヒステリシスを持たせる
ためのヒステリシス抵抗18で構成され、ヒステリシス抵
抗18の一方はコンパレータ14の+入力側に接続され、も
う一方はダイオード19を介してコンパレータ14の出力側
に接続されている。このコンパレータ14の出力信号は、
入力制限抵抗20を介してトランジスタ21をON/OFF制御
し、トランジスタ21のコレクタ電圧信号はインバータド
ライブ回路11に入力されており、トランジスタ21がOFF
であればドライブ回路11へインバータ発振停止信号が入
力され、機器の加熱は停止する。第二のレベル比較装置
13はこのコンパレータ14と入力制限抵抗20、トランジス
タ21とで構成されている。
次に、本実施例において機器の使用者が誤って少量の油
を加熱した場合についての過熱防止装置の動作を第2図
により説明する。マイクロコンピュータ12が正常に機能
している時は第一の過熱防止レベル設定装置7で設定さ
れる過熱防止レベルTlevel1は加熱時間tに対し加熱開
始からt2までは低いレベルTにあり、その後、時間t3
までtに比例し上昇していき、時間t3で再び一定値T
に設定される。そのため油温(B線)が急上昇してもサ
ーミスタ1温度(A線)はTで安定し、従って油温To
ilは油発火温度TO.Lよりもかなり低い温度で安定す
る。また、マイクロコンピュータ12が何らかの外部要因
により暴走しマイクロコンピュータ12内の過熱防止機能
が動作しない場合は、本実施例における前記装置13,15
がなければサーミスタ1温度(C線)は安定せずにゆっ
くりと上昇を続けるため、すぐに油温Toil(D線)は油
発火温度TO.Lに達してしまうが、本実施例の前記装置1
3,15を有することにより、分割抵抗16と分割抵抗17,ヒ
ステリシス抵抗18との分割電圧Tlevel2(ON)に温度検
出装置5の出力(E線)が達すると、コンパレータ14出
力がGNDからOPENに反転し、トランジスタ21はONからOFF
になり、ドライブ回路11はこのOFF信号を受けてインバ
ータ回路10の発振を停止し機器の加熱が停止する。コン
パレータ14出力がGNDからOPENに反転すると、第2の過
熱防止レベル設定装置15の出力は分割抵抗16と分割抵抗
17との分割電圧となり、Tlevel2(ON)よりも低い温度
レベルTlevel2(OFF)になり、温度検出装置5の出力が
このTlevel2(OFF)に達するまでは機器の加熱停止状態
が続く。従って、機器は以上のようなON/OFF加熱状態を
繰り返すため、油温Toil(F線)は油発火温度TO.L
達することはない。
発明の効果 以上実施例から明らかなように本発明によれば、機器の
過熱防止機能を備えたマイクロコンピュータに、外来ノ
イズや静電気等の外部要因により暴走するなどの異常が
発生し前記過熱防止機能が動作しなくなっても、このマ
イクロコンピュータによる過熱防止機能とは別のディス
クリート回路で構成された第2の過熱防止装置が動作す
るため、油発火や空鍋等の機器の不安全動作を防止する
ことができ、機器の安全性が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における過熱防止装置の回路
構成図、第2図は同装置で少量の油を加熱した場合の動
作を示す温度特性図である。 1……サーミスタ、2……被加熱物、5……温度検出装
置、7……第一の過熱防止レベル設定装置、8……第一
のレベル比較装置、12……マイクロコンピュータ、13…
…第二のレベル比較装置、15……第二の過熱防止レベル
設定装置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被加熱物の温度を検出する温度検出装置
    と、前記温度検出装置からの出力信号により所定の演算
    手段を行なって設定した第一の過熱防止レベルに対し、
    前記温度検出装置の出力レベルが同等のレベルに到達し
    たことを判断して、機器の加熱を停止またはデューティ
    制御する第1の過熱防止手段を備えたマイクロコンピュ
    ータとを有し、前記マイクロコンピュータ内で設定され
    る第1の過熱防止レベルよりも高いレベルに第2の過熱
    防止レベルを設定する過熱防止設定装置と、この過熱防
    止設定装置により設定された前記第2の過熱防止レベル
    と前記温度検出装置の出力レベルとを比較し、前記温度
    検出装置の出力レベルが前記第2の過熱防止レベルに到
    達したことを判断して機器の加熱を停止またはデューテ
    ィ制御するレベル比較装置とからなる別途回路で構成さ
    れた第2の過熱防止手段を、前記マイクロコンピュータ
    に備えた前記第1の過熱防止手段とは別個に併設した構
    成を有する加熱調理器の過熱防止装置。
JP27068987A 1987-10-27 1987-10-27 加熱調理器の過熱防止装置 Expired - Lifetime JPH0719654B2 (ja)

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