JPH0719652B2 - 加熱調理器の過熱防止装置 - Google Patents

加熱調理器の過熱防止装置

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JPH0719652B2
JPH0719652B2 JP26703987A JP26703987A JPH0719652B2 JP H0719652 B2 JPH0719652 B2 JP H0719652B2 JP 26703987 A JP26703987 A JP 26703987A JP 26703987 A JP26703987 A JP 26703987A JP H0719652 B2 JPH0719652 B2 JP H0719652B2
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JP
Japan
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temperature
overheat prevention
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heated
thermistor
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JP26703987A
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康裕 湯朝
純一 宮川
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は鍋等を加熱して調理を行なう加熱調理器の過
熱防止装置に関するものである。
従来の技術 従来、この種加熱調理器には、油発火や空鍋加熱の防止
を目的とする過熱防止装置が設けられている。
以下、従来例の過熱防止装置を用いた誘導加熱調理器を
第4図により説明する。すなわち、1はサーミスタ等の
感熱素子で、被加熱物2に載置するセラミック等の絶縁
物でできたトッププレート3の下面に圧接され、トップ
プレート3を介して被加熱物2の温度を検知している。
このサーミスタ1は、抵抗4とで温度検出装置5を構成
し、この温度検出装置5の出力はコンパレータ等からな
るレベル比較装置6に入力されている。レベル比較装置
6のもう一方の入力側には過熱防止基準レベル設定装置
7を構成する2本の分圧抵抗8,9の分圧信号が入力され
ている。この過熱防止基準レベル設定装置7の出力電圧
は、機器の通常使用時では温度検出装置5の出力電圧よ
りもかなり低い電圧レベルに設定されている。そして、
レベル比較装置6の出力は、インバータ駆動回路10に入
力され、インバータ駆動回路10は、この信号により高周
波電流が流れることにより被加熱物2を加熱する加熱コ
イル11を構成部品の一部とするインバータ回路12の発振
をON/OFF制御する構成となっている。機器使用時に、空
鍋等により被加熱物2の温度が上昇すれば、サーミスタ
1はその温度を検知し、温度検出装置5の出力電圧が加
熱防止設定装置の出力電圧以下となり、レベル比較装置
6から、インバータ駆動回路12へ駆動停止信号が出力さ
れ、この信号を受けインバータ駆動回路10はインバータ
回路12へ発振OFF信号を出力し、加熱コイル11へ供給さ
れる高周波流がなくなり被加熱物2の加熱が停止する。
発明が解決しようとする問題点 しかし、このような構成では、サーミスタ1は被加熱物
2の温度をトッププレート3を介して検知しているため
に熱応答性が鈍く、被加熱物2の温度が急上昇した場合
のサーミスタ1の追随性が悪いのに加え、過熱防止レベ
ル設定装置7で設定される電圧レベルは一点でしか設定
できず、しかも通常加熱時における温度検出装置5のサ
ーミスタ1温度安定時の電圧レベルよりも低い電圧値に
設定しなければ、通常使用時に過熱防止装置が動作して
しまうという不都合が生じるため、前記過熱防止電圧レ
ベルはかなり低い電圧値に設定せざを得ない。すると、
使用者が誤って少量の油を加熱した場合、急上昇する油
温に対してサーミスタ1の温度がついていけず、過熱防
止装置が動作せずに油発火してしまうという問題があっ
た。
そこで、本発明は前記問題点に鑑み、少量の油を加熱し
た場合での油発火を防止することを目的とする。
問題点を解決するための手段 上記目的を達成するために本発明の加熱調理器の温調装
置は、タイマ装置からの信号にもとづいて、過熱防止レ
ベルを調理開始から一定時間までの間と、それ以後と
で、少なくとも二段階に切換える過熱防止手段を設けた
構成を有するものである。
作用 上記構成によって、少量の油を加熱して油温が急上昇し
ても、加熱開始から一定時間までの間は、過熱防止機能
が動作しやすい方向に加熱レベルを切換えているため、
サーミスタ温度の油温に対する追随性が悪くても、早い
時間で過熱防止機能が動作するため油発火の心配はな
く、特に、熱的結合が悪い場合における過熱防止検知精
度を高めることができる。
実施例 以下、本発明の実施例を誘導加熱調理器の場合について
第1図,第2図および第3図により説明する。13はサー
ミスタ等の感熱素子で、被加熱物14を載置するセラミッ
ク等の絶縁物でできたトッププレート15の下面に圧接さ
れ、トッププレート15を介して被加熱物14の温度を検知
している。サーミスタ13は抵抗16とで温度検出装置17を
構成し、この温度検出装置17の出力は、A/D変換器18に
入力されている。19はタイマ装置で、機器の加熱開始と
ともに動作を始める。タイマ装置19の出力は過熱防止レ
ベル設定手段20に入力され、過熱防止レベル設定手段20
は機器発振から分岐時間t1までは機器通常加熱時のサー
ミスタ13温度安定レベルTよりも低いレベルTlimit
1にレベル設定し、分岐時間t1から分岐時間t2までは前
記Tlimit1から発振経過時間tに対してリニアに変化
する過熱防止レベルTlimit2が演算処理されて設定
し、分岐時間t2以後は前記Tよりは高いレベルT
limit3一定に設定するという三段階のレベル設定切換
えを行なっている。そして、この過熱防止レベル設定手
段20で設定された過熱防止レベルTlevelと、A/D変換器
18出力とが温調手段21に入力される。この温調手段21
は、A/D変換器18から出力されるサーミスタ温度Tth
過熱防止レベル設定手段20から出力される過熱防止レベ
ルTlevelとを比較し、温調時の振幅の半分をTam(≒
1℃)として、Tth−Tlevel≧Tamで発振OFF,Tlevel
−Tth≧Tamで発振ONという処理命令に従ってインバー
タ駆動回路22にデューティ信号を出力し、インバータ駆
動回路22はインバータ回路23とインバータ回路23から供
給された高周波電流により被加熱物を加熱する加熱コイ
ル24をデューティ制御する。なお、18〜19は1チップマ
イクロコンピュータに内蔵された装置である。従って、
使用者が通常の加熱調理を行なう場合は、サーミスタ温
度Tthは被加熱物の温度とともにゆるやかに上昇するた
め過熱防止レベルTlevelには到達しないため、調理上
の不都合は生じない。そして、少量の油で調理した場合
は、油温が急上昇し、それに対しサーミスタ温度Tth
追随できずにをゆるやかに上昇しても、前記Tlimit
により過熱防止するために、油発火することはない。
なお、本実施例では過調防止レベルは、前記Tlimit1,
前記Tlimit2,前記Tlimit3の3段階に設定した場合に
ついて説明したが、過熱防止レベルは機器に応じて、所
定の分岐温度で前記Tlimit1から前記Tlimit3へ直接
切換えを行なうという二段階設定でもよいことはいうま
でもない。
発明の効果 以上実施例から明らかなように本発明によれば、加熱時
間により機器の過熱防止レベルを切換えているため、使
用者が通常の調理を行なう場合は、サーミスタ温度の上
昇に合わせて、機器の過熱防止レベルも早効きレベルか
ら遅効きレベルに変化するため調理中に過熱防止機能が
動作し調理できないという不都合は生じないし、使用者
が誤って少量の油を加熱した場合は、サーミスタ温度の
油温の急上昇に対する追随が悪くとも加熱開始時の過熱
防止レベルは早効き方向の設定レベルに設定されている
ため、必ず過熱防止機能が動作するため、油発火等の機
器の不安全動作を防止できる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の一実施例における誘導加熱調理器の過
熱防止装置の構成図、第2図は同マイクロコンピュータ
の動作を示すフローチャート、第3図は同装置における
過熱防止レベルとサーミスタ温度の関係を示す特性図、
第4図は従来の誘導加熱調理器の過熱防止装置の構成図
である。 13……サーミスタ、14……被加熱物、17……温度検出装
置、19……タイマ装置、20……過熱防止レベル設定手
段、21……温調手段。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被加熱物の温度を検出する温度検出装置
    と、前記被加熱物の温度を所定の安定温度になるように
    制御する温調手段と、前記温度検出装置の温度信号にも
    とづいて前記被加熱物の加熱を停止またはデューティ制
    御に切換える過熱防止手段と、機器の加熱時間をカウン
    トするタイマ装置とを備え、前記過熱防止手段は、前記
    タイマ装置からの信号にもとづいて、前記過熱防止手段
    内で設定される過熱防止動作レベルを、少なくとも二段
    階に切換える手段を有した加熱調理器の過熱防止装置。
JP26703987A 1987-10-22 1987-10-22 加熱調理器の過熱防止装置 Expired - Lifetime JPH0719652B2 (ja)

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JPH03263790A (ja) * 1990-03-12 1991-11-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd 誘導加熱調理器

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JPH01109688A (ja) 1989-04-26

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