JPH04227215A - 電気ホットプレート用のホットプレート制御装置、そのホットプレート制御装置用の出力制御装置およびホットプレート - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、電気ホットプレート
用のホットプレート制御装置、そのホットプレート制御
装置用の出力制御装置およびホットプレートに関する。

【０００２】

【従来の技術】ヨーロッパ特許明細書第７９４８３号は
、出力制御装置と協働するホットプレートを開示してい
る。このホットプレートは主加熱系と補助加熱系を有す
る。タイミング出力制御装置により制御された主加熱系
の上側の出力範囲において、補助加熱系に電気を通すこ
とができる。補助加熱系は、ホットプレート上の温度制
限器によって通電が止められる。このことから、上側の
出力範囲では、出力制御装置により制御される補助加熱
系と主加熱系は、並列接続されている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】このため、非常にゆっ
くりと動作する温度制限器が補助加熱系の通電を止める
と、料理のふき上がりがおさまる。そして補助加熱系の
ヒステリシスが大きいためにさらに操作をしている間再
び温度制限器が補助加熱系を通電することはない。

【０００４】このような構造は、計画的な使用には非常
に有効である。しかしながら一方では、このような構造
では補助加熱系のために特殊な温度制限器を必要とする
し、他方では主加熱系には通常に追加して熱的な保護が
なされている。操作継続中では、ホットプレートは主加
熱系の出力に限られてしまう。

【０００５】この発明の課題は、限られた回路と制御力
および費用により出力を向上できる電気ホットプレート
用のホットプレート制御装置、そのホットプレート制御
装置用の出力制御装置およびホットプレートを提供する
ことである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】このため、主加熱系が、
主加熱系の制御範囲の終りに達したときに、すなわち１
００％の相対くり返し持続時間率に達したときに、補助
加熱系を通電するだけなのである。このため、出力制御
装置の各設定位置における出力の関係が明らかであり、
しかも時間に起因する出力の飛び越しが生じない。この
ような構成においては構造的に簡単であり、通常の出力
制御形のホットプレートに比べても簡単な接点を追加す
るだけである。

【０００７】これらの特徴およびこの発明の好ましい利
点における特徴は、特許請求の範囲、発明の詳細な説明
および図面により明らかにする。個々の特徴は、この発
明の実施例および他の分野において、単独であるいは、
任意のサブコンビネーションの形で実現でき、独立した
有効な特許性のある構成を示している。以下図示する実
施例をもとにこの発明を説明する。

【０００８】

【実施例】ホットプレート１１は、好ましくは鋳造材料
製のホットプレート体を備えている。ホットプレート１
１は、加熱リング状領域１５と非加熱中央領域１６を有
する。ホットプレート１１の加熱系は、加熱抵抗１２，
１３を備えた主加熱系と、加熱抵抗を備えた補助加熱系
１４とを備えている。これらの加熱抵抗は、ホットプレ
ート体の下側の溝にある埋込材料に、通常平行ならせん
条に埋込まれている。実施例の場合、直径が１８０ｍｍ
のホットプレートであり、その出力レベルは次のように
配分されている。 主加熱系　　：加熱抵抗１２　　　　８５０Ｗ加熱抵抗
１３　　　　６５０Ｗ 補助加熱系：加熱抵抗１４　　１１００Ｗこのことから
、実施例のホットプレートは合計２６００Ｗの出力レベ
ルであり、この２６００Ｗの出力レベルは、この直径の
ホットプレートにおける通常２０００Ｗの出力レベルよ
りも十分に大きいのである。

【０００９】温度制限器１７は、非加熱中央領域であっ
てホットプレート体の下側に配置されている。ホットプ
レートは出力制御装置３０により電力が供給される。バ
イメタル−制御形のタイミング連続調整可能な出力制御
装置が示されている。この出力制御装置３０は、制御加
熱系２０を有する。制御加熱系２０は、バイメタル１９
を加熱し、バイメタル１９はスイッチ１８を開閉する。 スイッチ１８でのバイメタルの動作は、調整カム方式ま
たはねじ形のスピンドル方式の設定装置２１により調整
できる。設定装置２１はノブ２２により手動で操作可能
である。補助切換手段２３はたとえばカム−制御形の切
換接点２３となっており、設定装置２１により操作でき
、しかもノッチまたは回り止め３１も設けられている。

【００１０】回路は次のように機能する。家庭電源２８
はスイッチともいう切換接点１８の１つの電極３３を有
していて、配線１を経て主加熱系の加熱抵抗１２，１３
に接続されている。切換接点２３は配線２を介して加熱
抵抗である補助加熱系１４に接続されている。家庭電源
２８の他の電極は、配線４を介して加熱抵抗１２に直接
接続されている。配線４は、温度制限器１７の通常閉じ
ている接点を介する主加熱系の加熱抵抗１３および補助
加熱系１４のための復路配線でもある。制御加熱系２０
は配線１と配線４の間に接続されている。このため制御
加熱系２０は、いずれにしてもすなわち接点１８を閉じ
ると主加熱系である加熱抵抗１２，１３といっしょに加
熱されるのである。

【００１１】出力制御装置３０が全出力値に設定された
ときに補助接点２３が閉じる。出力制御装置３０のこの
全出力値の位置が、設定範囲の終端より手前において達
するように、設定曲線またはスピンドルの設定が選択さ
れている。

【００１２】図２は、ノブともいうトグル２２と、トグ
ル２２の回転角すなわち設定手段２１の回転角に対する
出力Ｐの関係とを示している。回転角の大部分の範囲に
相当する連続設定範囲４１は“オフ”範囲４０につなが
っている。連続設定範囲４１では、主加熱系の加熱抵抗
１２，１３が通電されしかも断続制御装置のようなタイ
ミング方式により設定できる。しかしながら、連続設定
範囲４１は出力平均で連続している。出力曲線は漸増的
に設定を行うために曲がっており、下側の範囲ではさら
に敏感なものとなっている。

【００１３】次段の範囲４２では、主加熱系は全出力に
なる。出力制御装置３０は、それゆえに１００％の相対
くり返し持続時間率を与えるのである。この範囲４２で
は、設定装置２１の角度位置４３において、図１のあら
かじめ開いている切換接点２３が閉じて補助加熱系１４
が通電される。このことにより、領域４４は次のように
なる。つまり領域４４は、主加熱系の加熱抵抗１２，１
３の１００％相対くり返し持続時間率の付近における短
かい“保持領域”となるのである。角度位置４３から設
定範囲の端部４５まで、主加熱系の加熱抵抗１２，１３
と補助加熱系１４が通電される。したがって、ホットプ
レートの全設定容量が通電されることになる。ノブ２２
を回してもどすと、補助加熱系の通電が角度位置４３に
おいて再び止まり、そして同じ設定曲線にそって制御設
定を行う。補助加熱系による出力上昇はノブ２２の表示
部４６で示される。角度位置４３では、ユーザーがキッ
クダウンして特別の出力を増やすように補助加熱系に対
して電気を通す時に、回り止め３１が角度位置４３にお
いて応答することにより回り止め３１はユーザーに対す
る表示器の役割を果たすのである。

【００１４】補助加熱系１４に突然電気を通しても制御
曲線の経路は実質的に維持できることは明らかである。 このことは、とりわけ上側の範囲において出力制御装置
４０が漸増的にさらに急激に上昇する特性になっている
ためである。補助加熱系１４の通電は、任意の表示手段
により表示することができる。たとえばランプやホット
プレートを囲むリング状の照明手段などの表示手段であ
る。この表示のために直接接点２３を使用するかあるい
は任意の表示用接点を使用することができる。補助加熱
系の容量の大きさは、全設定容量の１／３〜１／２の間
であると都合がよく、好ましくは４０％となっている。 通常のホットプレートに比べて、全設定容量が１／４〜
１／３の間で上昇し好ましくは３０％上昇するようにす
べきである。このため、１４５ｍｍの直径を有するホッ
トプレートはほぼ２０００Ｗ（１５００Ｗと比較）であ
り、１８０ｍｍの直径のホットプレートでは２６００Ｗ
（２０００Ｗと比較）であり、さらに２２０ｍｍの直径
のホットプレートでは３３００Ｗ（２６００Ｗと比較）
である。

【００１５】温度制限器１７に応答して、補助加熱系１
４と主加熱系の小さい方の部分出力である加熱抵抗１３
の通電が止まる。このことにより、たとえば８５０Ｗの
加熱抵抗１２の残存出力、すなわち全設定容量のほぼ１
／３の残存出力が残る。この状態では、無負荷の状態で
あってもホットプレートが過熱しないようにすることが
できるのである。温度調整器が作動中にスイッチが切ら
れた場合、たとえばわずかな熱損失しかないなべを用い
て油で揚げる場合に、この残存出力は、非常に高く設定
した温度制限器が応答したときにホットプレート全体の
通電が止まらないようにするのである。この回路は非常
にゆっくりとした温度制限器を用いて使用することがで
きる。しかし他のすべての組合せにおいて温度制限器を
用いることもできる。もし温度制限器が、過熱状態のお
さまったあとすぐに再び通電することができるように十
分に早く応答する場合には、全部の加熱系の通電を止め
る温度制限器を用いるだけである。しかし、補助加熱系
と主加熱系用に別々の温度制限器を使用することも可能
である。

【００１６】

【発明の効果】こうしてこの発明は、３つの加熱導体に
より作ることができるより大きい出力を有する多様なホ
ットプレートのような電気ホットプレートを提供するの
である。この大きい出力は調整可能な制御出力と補助出
力に配分され、しかも補助出力は制御出力の全負荷設定
時に通電するのである。このことにより次のような利点
がある。つまり、主加熱系が事実上全制御範囲をおさえ
るために、設定範囲４１の制御をより敏感に行えるので
ある。このため、下側の加熱範囲は制御の見地から特に
限界になり、しかも零位置の次にくるところは、さらに
良好にしかもより小さい出力値で調整できる。出力制御
装置は設定された出力より小さい出力を選ぶ必要があり
、出力制御装置はさらに簡単に製造することができ、多
くの場合にこの出力制御装置は初めて可能でしかも採用
されうるものである。主電源をかけるタイミングでは、
切換えようとするより小さい出力に限られ、しかもクロ
ック周波数は一様な制御を行うために小さい値を選ぶこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】出力制御形の電気ホットプレートの回路図。

【図２】出力曲線を示す図。

【符号の説明】

１　　　　配線 ４　　　　配線 １１　　温度制限器 １２　　加熱抵抗（主加熱系） １３　　加熱抵抗（主加熱系） １４　　補助加熱系（加熱抵抗） １５　　加熱領域 １６　　非加熱中央領域 １７　　温度制限器 １８　　スイッチ ２０　　制御加熱系 ２１　　設定装置 ２２　　ノブ（トグル） ２３　　切換接点 ３０　　出力制御装置 ３１　　回り止め ４０　　出力制御装置 ４１　　漸増設定範囲 ４２　　範囲 ４３　　角度位置 ４４　　領域 ４５　　端部

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　電気ホットプレート用のホットプレー
   ト制御装置において、このホットプレートは主加熱系と
   補助加熱系を含む少くとも２つの加熱抵抗を備え、この
   ホットプレート制御装置は出力制御装置を備え、出力制
   御装置は、手動設定手段として、主加熱系に与える出力
   をパルス方式で操作ししかも実質的に連続調整可能な方
   式で制御し、設定手段は補助切換手段を操作し、補助切
   換手段は、上側の出力範囲において補助加熱系を通電し
   、補助切換手段は設定装置の設定範囲において補助加熱
   系を通電するだけであり、設定範囲では出力制御装置は
   主加熱系の全出力を放出する構成となる電気ホットプレ
   ート用のホットプレート制御装置。
2. 【請求項２】　　設定装置の設定範囲には、出力制御装
   置が主加熱系の全出力を放出する領域があり、補助切換
   手段はこの領域をすぎたあとに補助加熱系を通電する請
   求項１に記載のホットプレート制御装置。
3. 【請求項３】　　越えることができる回り止めは、前記
   領域に設けられている請求項２に記載のホットプレート
   制御装置。
4. 【請求項４】　　温度制限器は、少くとも１つの加熱抵
   抗の導線に設けられている請求項１〜３のいずれか１つ
   に記載のホットプレート制御装置。
5. 【請求項５】　　主加熱系は少くとも２つの加熱抵抗を
   含み、温度制限器は温度制限器が応答したときに主加熱
   系の前記２つの加熱抵抗の１つと補助加熱系の通電を止
   める請求項４に記載のホットプレート制御装置。
6. 【請求項６】　　主加熱系はホットプレートの大きさに
   対応する基準出力レベルを有し、補助加熱系は基準出力
   レベルを超える出力を追加する請求項１〜５のいずれか
   １つに記載のホットプレート制御装置。
7. 【請求項７】　　請求項１〜６のいずれか１つによる特
   徴を備えるホットプレート制御装置用の出力制御装置。
8. 【請求項８】　　請求項１〜６のいずれか１つによる特
   徴を備えてホットプレート制御装置に接続するためのホ
   ットプレート。