JPH07196286A - 重量物据付け作業機 - Google Patents

重量物据付け作業機

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Publication number
JPH07196286A
JPH07196286A JP69794A JP69794A JPH07196286A JP H07196286 A JPH07196286 A JP H07196286A JP 69794 A JP69794 A JP 69794A JP 69794 A JP69794 A JP 69794A JP H07196286 A JPH07196286 A JP H07196286A
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JP
Japan
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detector
shaped groove
detecting
positioning
heavy weight
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Withdrawn
Application number
JP69794A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuaki Matoba
信明 的場
Takehito Akamatsu
毅人 赤松
Kazuo Terayama
和雄 寺山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
FUKUDAGUMI KK
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
FUKUDAGUMI KK
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by FUKUDAGUMI KK, Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical FUKUDAGUMI KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 U字溝等の重量物を安全に移動させて、計画
線に沿って敷設することができる能率的な作業機を提供
する。 【構成】 作業アーム50の先端に設けられた、座標軸
X,Y,Zの移動及びX,Y,Z軸廻りに回動が可能な
6自由度の位置決め機構9、重量物の中心を自動的に把
持する把持機構及び重量物位置決め時に既設品との位置
合せを行う案内機構と、位置決め機構9に設けられた、
重量物の据え付け計画線を検出する計画線検出器、重量
物の姿勢を検出する傾斜検出器、既設品との相対距離を
検出する距離検出器及び既設品を検出するモニタカメラ
と、運転室内に設けられたモニタテレビ35aと、計画
線検出器、傾斜検出器及び距離検出器からの信号に基づ
いて、位置決め機構及び案内機構を自動制御する制御器
33、操作器32及び表示器34とを有するものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、土木,建設分野におい
て、U字溝、配管等の重量物を計画線に沿って敷設する
重量物据付け作業機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の技術を図11に示す。この例は、
油圧ショベルによりU字溝60を吊り上げ、所定の位置
に敷設するものである。
【0003】即ち、走行装置を有する下部走行体1には
上部旋回体2が旋回自在に搭載され、上部旋回体2には
ブーム70が回動自在に装着されている。ブーム70の
先端部にはアーム71が回動自在に装着され、アーム7
1の先端にはバケット72が装着されている。
【0004】アーム71にはU字溝吊り具73が取り付
けられ、U字溝吊り具73を介してU字溝60が吊り下
げられている。尚、ブーム70、アーム71、バケット
72には、それぞれ駆動のためのシリンダ70a,71
a,72aが設けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように従来の
技術では、油圧ショベルに設けた吊り具73でU字溝6
0を吊って移動設置するので、移動時にU字溝60が振
れるため、移動が難しく、且つ、危険であり、また敷設
は、U字溝60を吊り具73から外した後、人手で設置
するので一人作業ができず作業能率が悪かった。
【0006】本発明は、上記従来技術に鑑みて成された
ものであり、U字溝等の重量物を安全に移動させて、計
画線に沿って敷設することができる能率的な作業機を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】斯かる目的を達成する本
発明の構成は走行装置を有する下部走行体と、該下部走
行体の上部に回動自在に取付けられた上部旋回体と、該
上部旋回体に回動に取付けられた、平行リンクを直列に
連結した機構及び該機構を駆動するシリンダから構成さ
れる作業アームと、該作業アームの先端に設けられた、
座標軸X,Y,Zの移動及びX,Y,Z軸廻りに回動が
可能な6自由度の位置決め機構、重量物の中心を自動的
に把持する把持機構及び重量物位置決め時に既設品との
位置合せを行う案内機構と、前記位置決め機構に設けら
れた、重量物の据え付け計画線を検出する計画線検出
器、重量物の姿勢を検出する傾斜検出器、既設品との相
対距離を検出する距離検出器及び既設品を検出するモニ
タカメラと、運転室内に設けられたモニタテレビと、前
記計画線検出器、前記傾斜検出器及び前記距離検出器か
らの信号に基づいて、前記位置決め機構及び前記案内機
構を自動制御する制御器、操作器及び表示器とを有する
ことを特徴とする。
【0008】
【作用】オペレータが重量物を把持する際には、重量物
の中心を出した後に把持機構で重量物を把持し吊り上げ
る。オペレータが作業アーム先端の位置決め装置に取付
けられたモニタカメラの映像をモニタテレビで見ながら
作業機を操作して、敷設の計画線を検出する検出器が計
画線を検出する位置まで重量物を移動する。
【0009】計画線を検出すると、制御器から表示器に
信号を出力してオペレータに知らせる。オペレータがそ
の表示に基づいて操作器を操作すると、制御器により位
置決め装置が制御される。制御器では、計画線の検出
器,重量物の傾斜検出器及び既設重量物との距離を検出
する検出器の信号に基づいて、位置決め機構を作動さ
せ、X,Y,Z軸方向の移動及びX,Y,Z軸廻りの回
動を行うとともに、案内機構による既設重量物との位置
合せを行い、既設重量物及び計画線との位置合せを自動
的に行う。
【0010】
【実施例】以下、本発明について、図面に示す実施例を
参照して詳細に説明する。本発明の一実施例を図1及び
図2に示す。図1は重量物据付け作業機の平面図を示
し、図2はその正面図を示す。両図に示すように、走行
装置を有する下部走行体1の上部には上部旋回体2が旋
回自在に搭載され、上部旋回体2には作業アーム50が
設けられている。作業アーム50は、直列に連結された
二つの平行リンクと、この二つの平行リンクを駆動する
機構から構成される。
【0011】即ち、上部旋回体2にはブーム3、リンク
6及びリンク8で構成される平行リンクが回動に取り付
けられ、その平行リンク先端であるリンク8には第一ア
ーム4、リンク7及び第二アーム5で構成される平行リ
ンクが回動自在に取り付けられる。その平行リンク先端
である第二アーム5にはU字溝60aを把持する位置決
め装置9が取り付けられている。
【0012】上部旋回体2とブーム3、アーム4との間
にはブームシリンダ3a、アームシリンダ4aが介装さ
れ、上記の二つの平行リンクが駆動されるようになって
いる。また、第二アーム5と位置決め装置9との間にア
タッチメントシリンダ5aが介装され、位置決め装置9
を傾動させることができるようになっている。位置決め
装置9は、図3〜図6に示すように、作業アーム50の
先端に取り付けられ、U字溝60aを把持して座標軸
X,Y,Zへ移動させ、且つ、X,Y,Z軸廻りに回動
させる6自由度の位置決め機構を有するものである。図
3はその平面図を示し、図4は正面図、図5は側面図を
示す。図6は位置決め装置の機構説明図を示す。
【0013】即ち、第二アーム5及びアタッチメントシ
リンダ5aとピン結合するボスが設けられたブラケット
10a,10bとこれらを結合するプレート10cによ
りベースフレーム10が構成され、ベースフレーム10
の下部には旋回ベアリング13を介して揺動フレーム1
4が水平面内(Z軸廻り)で旋回自在に取り付けられて
いる。ベースフレーム10には、揺動フレーム14を旋
回する揺動モータ12が装着されている。従って、揺動
モータ12に通電することにより、旋回フレーム14を
Z軸廻りに旋回することになる。
【0014】揺動フレーム14にはリニアベアリング1
5a,15bを介してロ形状をしたスライドフレーム1
5が水平方向(Y軸方向)に摺動自在に連結され、揺動
フレーム14、スライドフレーム15には、Y軸方向に
伸縮するスライドシリンダ16の端部がそれぞれピン結
合されている。従って、スライドシリンダ16を伸縮さ
せることにより、スライドフレーム15をY軸方向に沿
って移動することになる。
【0015】スライドフレーム15の中央にはリニアベ
アリング17a,17bを介してアッパーフレーム17
が水平方向(X軸方向)に摺動自在に設けられ、スライ
ドフレーム15とアッパーフレーム17との間にX軸方
向に伸縮するシリンダ20a,20bが設けられてい
る。従って、シリンダ20a,20bを伸縮させること
により、アッパーフレーム17がX軸方向に移動するこ
とになる。
【0016】ここで、アッパーフレーム17はリニアベ
アリング17a,17bに対しそれぞれピン18a,1
8bでピン結合されるが、一方のピン18bは、アッパ
ーフレーム17の長穴19にピン結合されている。この
ため、シリンダ20a,20bにストローク差を設ける
ことが許容され、これにより、アッパーフレーム17を
Z軸廻りに僅かに回動させることが可能となる。
【0017】アッパーフレーム17の下部にはミドルフ
レーム22がシリンダ21a,21bにより上下方向
(Z軸方向)に昇降自在に連結されている。従って、シ
リンダ21a,21bを伸縮させることにより、ミドル
フレーム22をZ軸方向に移動させることができ、シリ
ンダ21a,21bにストローク差を設けることによ
り、ミドルフレーム22をX軸廻りに僅かに回動させる
ことが可能である。ミドルフレーム22のブラケット2
2a,22bには、ロアーフレーム26のブラケット2
6a,26bがそれぞれピン結合され、ロアーフレーム
26はY軸廻りに回動自在となっている。ミドルフレー
ム22にはシリンダ23の一端ががピン結合され、シリ
ンダ23の他端はロアーフレーム26の中央部に設けら
れたブラケット26cにピン結合している。従って、シ
リンダ23を伸縮させることにより、ロアーフレーム2
6がY軸廻りに回動することになる。
【0018】ロアーフレーム26には、重量物であるU
字溝60aの中心を自動的に把持する把持機構が設けら
れると共に、把持したU字溝60aを位置決めする時に
既設U字溝60bとの位置合わせをおこなう案内機構が
設けられている。即ち、ロアーフレーム26には、ガイ
ド30a,30b、セットシリンダ31、吸着パッド2
5a,25bにより構成される把持機構が設けられてい
る。吸着パッド25a,25bは、ロアーフレーム26
の下部に固定され、吸着パッド25a,25bは図示し
ないバキューム装置に接続している。従って、バキュー
ム装置を作動させることにより、吸着パッド25a,2
5bによりU字溝60aを吸着して把持することができ
る。
【0019】セットシリンダ31はロアーフレーム26
の中央部に配置されると共に、ガイド30a,30bは
その左右両側に配置され、それぞれX軸方向逆方向に固
定されている。従って、図5に示すように、ロアーフレ
ーム26がU字溝60aの内側まで下ろされた状態で、
セットシリンダ31を伸長させることにより、セットシ
リンダ31とガイド30a,30bでU字溝60aの内
側面を押さえ付けて、吸着パッド25a,25bをU字
溝60aの中心に位置させることができる。
【0020】また、ロアーフレーム26には、シリンダ
27、4節リンク28により構成される案内機構が設け
られている。4節リンク28は、リンク28a,28
b,28c,28dで構成されている。シリンダ27
は、図3に示すようにY軸方向に固定され、その先端は
リンク28aとリンク28dとの節点に連結している。
リンク28bとリンク28dの節点はロアーフレーム2
6にピン支持され、リンク28aとリンク28bの節点
及びリンク28cとリンク28dの節点には案内板29
a,29bがピン結合されている。従って、図3に示す
ように、シリンダ27を伸縮して4節リンク28を拡縮
することにより、案内板29a,29bがX軸方向逆方
向に移動し、これにより、U字溝60bの内側面から押
さえ付けることができる。
【0021】更に、ロアーフレーム26には、図8に示
すモニタカメラ35b、傾斜検出器36、距離検出器3
7a,37bが設けられている。モニタカメラ35b
は、既設U字溝60bを撮影し、モニタカメラ35bに
より撮影された画像は、図7に示すようにモニタテレビ
aに映し出される。傾斜検出器36は、ロアーフレーム
26に把持されたU字溝60aの姿勢を検出してその検
出器信号を図7に示すように制御器33へ出力する。距
離検出器37a,37bは、既設U字溝60bとの相対
距離を検出してその検出器信号を図7に示すように制御
装置33へ出力する。
【0022】ロアーフレーム26には、U字溝の据え付
け計画線を検出する検出器として図9に示すハーフミラ
ー39、レーザ受光器40a、40bが搭載されてい
る。ハーフミラー39は、レーザ発光器38から発光さ
れるレーザービーム38aである計画線の一部を反射し
てレーザー受光器40aへ導くと共にその他を透過して
レーザー受光器40bへ導くものである。レーザ受光器
40a,40bは、レーザービーム38aを受光し、そ
のレーザビーム38aの当たった座標のZ軸およびX軸
の位置に応じた検出器信号を発生して制御器33へ出力
するものである。
【0023】制御器33は、傾斜検出器36、距離検出
器37a,37b、レーザ受光器40a,40bからの
信号に基づいて、位置決め装置9を自動制御する装置で
あり、操作器32、表示器34が付設されている。操作
器32は、オペレータにより操作され、制御器33に対
する指令を与える装置である。表示器34は、オペレー
タに対する各種の表示を行うものである。操作器32、
表示器34、モニタテレビ35aは、図示しない運転室
に設けられている。
【0024】上記の構成からなる重量物据付け機は、以
下の順で作動してU字溝60aを計画線に沿って据え付
けて行く。
【0025】U字溝の把持 オペレータは上部旋回体2の操作及び作業アーム50の
操作を行い、搬送台1a上のU字溝60aへ位置決め装
置9を移動させる。作業アーム50は、上部旋回体2、
ブーム3、リンク6及びリンク8で構成される平行リン
クと、第一アーム4、リンク7、リンク8及び第二アー
ム5で構成される平行リンクで構成されているので、ブ
ームシリンダ3a及びアームシリンダ4aを伸縮するこ
とにより、姿勢を一定に保った状態で位置決め装置9を
垂直、水平に容易に移動できる。
【0026】作業アーム50の姿勢を制御して、吸着パ
ッド25a,25bをU字溝60aの内側底面に付け、
次にガイド30a,30bがU字溝60aの内面に当る
までセットシリンダ31を伸ばしてU字溝60aの内面
を押し、吸着パッド25a,25bがU字溝60aの中
央に来るようにセットする。この状態で図示していない
バキューム装置により吸着パッド25a,25bでU字
溝を吸着する。
【0027】粗い位置決め U字溝60aの据付け計画線として、図9に示すように
レーザー発光器38から発光されるレーザービーム38
aを用いる。U字溝60aを把持した状態で下部走行体
1による走行、上部旋回体2の旋回、作業アーム50の
移動の順に動かして、位置決め装置9を移動させる。そ
の際、位置決め装置9にモニタカメラ35bが設けられ
ているので、オペレータはモニタテレビ35aを見て、
既設U字溝60bの位置を確認しながら作業アーム50
の操作及び上部旋回体2の旋回操作を行う。計画線であ
るレーザービーム38aが、レーザー受光器40a,4
0bに当り、且つ距離検出器37aが既設U字溝60b
の端面を検出した時に制御器33より表示器34に信号
を出力してオペレータに知らせ粗い位置決めを終了す
る。
【0028】U字溝の据付け 粗い位置決めの後、オペレータは操作器32の自動操作
器を操作すると、検出器信号に基づき制御器33が位置
決め装置9の自動制御を行い、レーザービーム38aの
計画線及び既設U字溝60bを基準にU字溝60aを自
動的に据え付ける。以下に、位置決め装置9の作用及び
自動据え付け方法について説明する。
【0029】・位置決め装置の作用 位置決め装置9は図6に示すように、揺動モータ12に
より揺動フレーム14をZ軸廻りの回転を行う。スライ
ドフレーム15は揺動モータ12の下部に設けられた揺
動フレーム14とリニアベアリング15a,15bを介
して結合されており、シリンダ16の伸縮で、スライド
フレーム15はY軸方向に移動できる。アッパーフレー
ム17は、リニアベアリング17a,17bを介してピ
ン18a,18bで結合されており、且つ、一方のピン
結合部が長穴19になっているので、シリンダ20a及
びシリンダ20bの伸縮によりX軸方向の移動と上記の
シリンダ20aとシリンダ20bのストローク差により
Z軸廻りの回転が可能である。
【0030】尚、Z軸の回転については、揺動モータ1
2で大まかな回転調整を行い、シリンダ20a,20b
のストローク差で回転の微調整を行う。アッパーフレー
ム17とミドルフレーム22は、シリンダ21a,21
bで結合されており、シリンダ21a,21bの伸縮に
よりZ軸方向の移動ができ、且つシリンダ21aとシリ
ンダ21bのストローク差によりX軸廻りの回転が調整
できる。ロアーフレーム26とミドルフレーム22はピ
ン結合されており、シリンダ23の伸縮によりY軸廻り
の回転調整ができる。
【0031】・位置決め方法 位置決め装置は、上記に示したように6自由度の位置決
め機能を有しており、以下の作用にて自動制御にU字溝
を据え付ける。
【0032】(1)シリンダ16を移動させて距離検出
器37aにより既設U字溝60bの端面を検出し、その
位置から所定の距離だけシリンダ16を移動させて把持
したU字溝60aを既設U字溝60bに近づける。
【0033】(2)レーザー受光器40a,40bの信
号に基づいて、位置決め装置9によりX軸方向の移動、
Z軸方向の移動、X軸廻りの回転及びZ軸廻りの回転を
調整する。X軸方向の移動はシリンダ20a,20bの
伸縮で行い、またZ軸廻りの回転はシリンダ20aとシ
リンダ20bのストローク差で行う。
【0034】同様に、Z軸方向の移動は、距離検出器3
7aと距離検出器37bの信号が一致し、且つレーザー
受光器40a,40bのZ軸側の出力が一致するように
シリンダ21a,21bの伸縮で行い、X軸廻りの回転
は、レーザー受光器40a,40bのX軸方向の信号が
一致し、且つ中央に来るように、シリンダ21aとシリ
ンダ21bのストローク差を調整して行う。また、Y軸
廻りの回転は、傾斜検出器36の信号に基づいて、シリ
ンダ23を作動させてU字溝60aの上面が水平になる
ように調整する。
【0035】(3)上記の作用でU字溝60aの位置合
せを行った後、シリンダ20a,22bの圧力を抜いた
状態で、シリンダ27を伸ばして4節リンク28に設け
られた案内板29a,29bで既設U字溝60bを把持
する。その際、図3に示すように、案内板29bは既設
U字溝60bと据え付けるU字溝60aの両方の面に当
り、一方、案内板29aは既設U字溝60bの面のみに
当るので、据え付けようとするU字溝60aは、案内板
29b側に揃えられる。この作用により、U字溝の形状
にバラツキがあっても一定位置に揃えられるので仕上り
精度が確保できる。
【0036】(4)レーザービーム38aがレーザー受
光器40bの中心位置に当るように、位置決め装置9を
作動させて、据え付けるU字溝60aの下手側(既設U
字溝の反対側)の位置を調整する。
【0037】(5)上記の一連の制御が終わると、制御
器33は表示器34に終了の信号を出力する。オペレー
タは、再度(イ)のU字溝把持から一連の操作を繰り返
し、順次計画線に沿ってU字溝60aを据付けして行
く。
【0038】上記実施例では、計画線としてレーザービ
ーム38aを用いたが、本発明はこれに限るものではな
く、計画線として、図10に示す丁張り(ケーブル)4
1を用いることができる。即ち、図10に示すように、
ロアーフレーム26には、丁張り41に対して水平距離
を検出する超音波検出器42a,42b及びそれに対し
て垂直距離を検出する超音波検出器43a,43bを設
けられている。
【0039】従って、前述した実施例において、レーザ
ービーム38aに代えて丁張り41と、また、レーザー
受光器40a,40bに代えて超音波検出器42a,4
2b,43a,43bと読み代えることにより、前述し
た実施例と同様に、丁張り41に沿ってU字溝60aを
据えつけることが可能である。
【0040】
【発明の効果】以上、実施例に基づいて具体的に説明し
たように、本発明の重量物据付け作業機によれば、以下
の効果が得られる。 重量物を把持して設置場所に移動するので、移動時
に重量物が振れない。移動が容易、且つ、安全に行え
る。 平行リンク機構を有する作業アームを用いているの
で、重量物を一定の姿勢で移動できる。また、モニタカ
メラを位置決め装置に設けているので、既設重量物の位
置が判り操作が容易にできる。 作業アームに取付けられた6軸自由度の位置決め装
置を計画線を検出する検出器、既設重量物との相対距離
を検出する検出器及び重量物の傾斜を検出する検出器の
信号に基づいて制御器で自動的制御して重量物の位置決
めを行うので、作業アームのガタに関係なく位置決めが
できる。従って、設置に補助員の人手が不要になり、オ
ペレータひとりで効率良く、且つ、安全に据付け作業が
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わる重量物据付け作業機
の平面図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】位置決め装置の平面図である。
【図4】図3の正面図である。
【図5】図4の側面図である。
【図6】位置決め装置の機構説明図である。
【図7】重量物据付け作業機の制御装置の概略図であ
る。
【図8】検出器の取付け説明図である。
【図9】計画線としてレーザービームを用いる場合の検
出器の取付け説明図である。
【図10】計画線として丁張りを用いる場合の検出器の
取付け説明図である。
【図11】従来の油圧ショベルを用いた重量物溝据付け
作業の説明図である。
【符号の説明】
1 下部走行体 1a 搬送台 2 上部旋回体 3 ブーム 3a ブームシリンダ 4 第一アーム 4a アームシリンダ 5 第二アーム 5a アタッチメントシリンダ 6,7,8 リンク 9 位置決め装置 10 ベースフレーム 10a,10b ブラケット 10c プレート 12 揺動モータ 13 旋回ベアリング 14 揺動フレーム 15 スライドフレーム 15a,15b リニアベアリング 16 スライドシリンダ 17 アッパーフレーム 17a,17b リニアベアリング 18a,18b ピン 19 長穴 20a,20b シリンダ 21a,21b シリンダ 22 ミドルフレーム 22a,22b ブラケット 23 シリンダ 25,25a,25b 吸着パッド 26 ロアーフレーム 26a,26b,26c ブラケット 27 シリンダ 28 4節リンク 28a,28b,28c,28d リンク 29,29a,29b 案内板 30a,30b,30c ガイド 31 セットシリンダ 32 操作器 33 制御器 34 表示器 35a モニタテレビ 35b モニタカメラ 36 傾斜検出器 37,37a,37b 距離検出器 38 レーザー発振器 38a レーザービーム 39 ハーフミラー 40,40a,40b レーザー受光器 41 丁張り 42,42a,42b,43,43a,43b 超音波
検出器 50 作業アーム 60,60a,60b U字溝 70 ブーム 70a ブームシリンダ 71 アーム 71a アームシリンダ 72 バケット 72a バケットシリンダ 73 U字溝吊り具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B66C 13/22 T E02F 3/36 A (72)発明者 寺山 和雄 新潟県新潟市一番堀通町3番地10 株式会 社福田組内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行装置を有する下部走行体と、該下部
    走行体の上部に回動自在に取付けられた上部旋回体と、
    該上部旋回体に回動に取付けられた、平行リンクを直列
    に連結した機構及び該機構を駆動するシリンダから構成
    される作業アームと、該作業アームの先端に設けられ
    た、座標軸X,Y,Zの移動及びX,Y,Z軸廻りに回
    動が可能な6自由度の位置決め機構、重量物の中心を自
    動的に把持する把持機構及び重量物位置決め時に既設品
    との位置合せを行う案内機構と、前記位置決め機構に設
    けられた、重量物の据え付け計画線を検出する計画線検
    出器、重量物の姿勢を検出する傾斜検出器、既設品との
    相対距離を検出する距離検出器及び既設品を検出するモ
    ニタカメラと、運転室内に設けられたモニタテレビと、
    前記計画線検出器、前記傾斜検出器及び前記距離検出器
    からの信号に基づいて、前記位置決め機構及び前記案内
    機構を自動制御する制御器、操作器及び表示器とを有す
    ることを特徴とする重量物据付け作業機。
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