JPH07194952A - 高濃度オゾン水製造方法及び高濃度オゾン水製造装置 - Google Patents

高濃度オゾン水製造方法及び高濃度オゾン水製造装置

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JPH07194952A
JPH07194952A JP5053982A JP5398293A JPH07194952A JP H07194952 A JPH07194952 A JP H07194952A JP 5053982 A JP5053982 A JP 5053982A JP 5398293 A JP5398293 A JP 5398293A JP H07194952 A JPH07194952 A JP H07194952A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高濃度で、半減期が長い利用価値が高いオゾ
ン水を経済性よく製造すること。 【構成】 液体ノズルとガスノズルとを有するエゼクタ
式ガスノズル17を用い、オゾン反応槽1内の原料用水
Aをポンプ19により吸入加圧してこれをエゼクタ式ガ
スノズル17の噴射用水Aとして循環式に使用し、エゼ
クタ式ガスノズル17の液体ノズルよりオゾン反応槽1
内の原料用水A中に前記噴射用水Aを噴出し、この噴射
用水Aの噴流による負圧によりオゾンガスを吸引してオ
ゾンガスを微細気泡状態にてエゼクタ式ガスノズル17
のガスノズルより原料用水A中に噴出させ、オゾンガス
による微細気泡と原料用水Aとの間の気液反応によりオ
ゾンを原料用水A中に溶解せしめることにより高濃度オ
ゾン水を製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液相オゾン利用ための
半減期の長い高濃度のオゾン水の製造方法及び製造装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】オゾン(O3 )は、化学的に不安定で、
通常、空気中でも水中でも数秒〜数十分で酸素(O2 )
に戻る性質を有しており、特に菌やカビ、藻などの微生
物あるいは悪臭を発する有機物に触れると、瞬間的に酸
素に戻る。オゾンは、この酸素に戻る時に強い酸化力を
持ち、その酸化力は天然元素中ではフッ素に次ぎ塩素の
7倍もあり、酸化スピードは塩素の約3000倍といわ
れている。
【0003】このような理由から、オゾンは、殺菌、脱
臭、脱色などの目的に、上下水道や廃水処理などの水処
理分野、超精密ドライ洗浄やクリーンルーム殺菌などの
半導体分野、空気やフィルタの脱臭、殺菌など空調分
野、塗装や接着前の酸化などの表面処理分野、ゴム・プ
ラスチックや電気接点の劣化試験など酸化力を利用した
材料試験分野、手術用器具の殺菌や医療廃棄物の殺菌、
脱臭などの医療分野など、大規模の産業に限らず、中小
規模の産業や、家庭用などにて広範囲、多岐にわたって
利用されている。
【0004】このオゾンの利用形態には、オゾンガス、
即ち気相オゾンを利用する場合と、水中にオゾンガスを
溶け込ませた液相オゾンを利用する二つの場合があり、
いずれの場合も、オゾンの強力な殺菌、脱臭、脱色力を
利用することは同じである。
【0005】気相オゾンも液相オゾンもその用途分野は
上述したように広範囲にわたっており、特に液相オゾン
は、表1に示されているように、殺菌、脱臭及び脱色
等、上下水の浄化に使われるほか、養魚・畜産及び食品
加工などに利用されている。
【0006】
【表1】 オゾン水を生成(製造)する方法としては、オゾン−水
接触反応槽(オゾン反応槽)の底部に、直径30mm、
気孔径45〜50μ程度の球形グラスフィルタか、筒形
の多孔質セラミック製オゾンガス散気管を設置し、これ
にオゾン発生器(オゾナイザ)によって生成されたオゾ
ンガスを送り、水中にオゾンガス気泡を送り込むことに
より気液反応させてオゾン水を作る方法が従来よりよく
知られており、このオゾン水の製造方法は多くの分野で
最も一般的に多く用いられている。
【0007】ところで、気泡中から単位時間に水中に溶
解するオゾン量は式(1)で表わされる。
【0008】 QZ =KL a(KCG −CL ) …(1) ここで QZ :単位時間中に溶解するオゾン量(g) KL :総括物質移動係数 a :水中に存在する全気泡の表面積(m2 ) K :オゾンガスの水に対する分配係数 CG :オゾンガス濃度(g/m3 ) CL :水中のオゾン濃度(g/m3 ) 式(1)から解るように、ある条件にてオゾン水を生成
している時には、総括物質移動係数KL 、オゾンガスの
水に対する分配係数Kは変化しないから、オゾン水生成
の重要なパラメータは水中に存在する全気泡の表面積a
である。
【0009】この全気泡の表面積aは、気泡径、気泡の
上昇速度、反応槽の水深などで決まり、オゾンの溶解効
率を高くするためには、気泡径を小さく、反応槽の水
深、または密閉した反応槽内の水圧を大きくすることが
必要である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の如き従
来のオゾン水の製造方法では、反応槽の水深を大きくし
たり、反応槽内の水圧を大きくすると、反応槽の底部に
設置した球形グラスフィルタや散気管に送るオゾンガス
の圧力を高くする必要が生じ、この圧力の増大に応じて
オゾンガス圧送のための動力が大きくなるから、実用上
は、反応槽の水深は数mが限度で、それ以上大きくでき
ない。このように反応槽内の水深は必要動力の経済性と
いう見地から限界があり、この条件によってオゾンガス
の水に対する溶解量は制約されてしまう。
【0011】気液接触によるオゾンの水に対する溶解に
於いては、気液接触する表面積の増大の観点から、気泡
径が小さいほど好ましいが、一般に使用されている球形
グラスフィルタや散気管から放出される気泡の平均泡径
は約3mm程度であり、球形グラスフィルタや散気管で
は、これより小さい平均気泡径を得ることが非常に困難
である。また、球形グラスフィルタや散水管以外の原理
からなる気泡発生装置も使われているが、これにおいて
も気泡の平均気泡径は2〜3mm程度であり、それ以下
の気泡径のものは非常に少ない。したがって、発生気泡
群のうち大部分の気泡は反応槽内を垂直方向に直線的に
上昇するのみで、上昇の間に水中に溶解するオゾン量は
少なく、大部分は水中を上昇して空中に散逸する。これ
では、ある目標時間内に効率よく高濃度のオゾン水を製
造することができない。
【0012】これらのことから、従来は高濃度のオゾン
水を経済的に製造することが困難であり、このことがオ
ゾン水の実用的な、換言すれば商業的な有効利用範囲を
妨げている。
【0013】オゾン水の有効利用を妨げているもう一つ
の大きな問題点は、水中オゾンの半減期が気相オゾンの
半減期に比べて桁違いに短いということである。水中オ
ゾンの半減期は、常温の中性の水で数十分程度とされ、
水のpHや温度、水中に介在している微量の有機物や無
機物により、その半減期はさらに短くなり、極端な場合
には秒単位のこともある。これは、水中の溶存オゾンが
これらの不純物を酸化するのに消耗してしまうからであ
る。したがって、このような場合には、目的のオゾン水
濃度を得るためには予め多量のオゾンを水中に溶け込ま
せる必要が生じてくる。
【0014】上述の如き事象に対処して水中オゾンの半
減期が長いオゾン水を得るためは、理論的には不純物が
殆んど存在しない純水または超純水を原料水として用い
ればよい訳であるが、しかし、この場合は、原料水コス
トからしてオゾン水の製造コストが高くなる。このため
医療器の殺菌などコストが高くてもよい場合は別とし
て、例えば食品加工場内の洗浄、野菜の洗浄殺菌などの
生鮮食品の製造分野、浄水場の殺菌、脱臭などの上水処
理分野などに於いては、もっと低コストのオゾン水でな
ければ、コスト面から考えて使用できない。
【0015】これらの問題に対して、オゾン水の半減期
に影響を及ぼす諸因子の研究が従来より種々なされてい
るが、オゾン水の半減期を、例えば4〜5時間、あるい
はそれ以上に延長することができるコストの安い原料水
とこれを用いたオゾン水の生成条件、すなわち実用でき
る低コストのオゾン水製造技術は未だ確立されていな
い。
【0016】本発明は、従来のオゾン水の製造に於ける
上述の如き問題点に着目してなされたものであり、経済
性よく、高濃度で、半減期が長い利用価値が高いオゾン
水を製造する方法、およびその製造方法の実施に使用す
るオゾン水製造装置を提供することを目的としている。
【0017】
【課題を解決するための手段】上述の如き目的は、本発
明によれば、液体ノズルとガスノズルとを有するエゼク
タ式ガスノズルを用い、オゾン反応槽内の原料用水をポ
ンプ手段により吸入加圧してこれを前記エゼクタ式ガス
ノズルの噴射用水として循環式に使用し、前記エゼクタ
式ガスノズルの液体ノズルよりオゾン反応槽内の原料用
水中に前記噴射用水を噴出し、当該噴射用水の噴流によ
る負圧によりオゾンガスを吸引してオゾンガスを微細気
泡状態にて前記ガスノズルより原料用水中に噴出させ、
当該オゾンガスによる微細気泡と原料用水との間の気液
反応によりオゾンを原料用水中に溶解せしめることによ
り高濃度オゾン水を製造することを特徴とする高濃度オ
ゾン水製造方法によって達成される。
【0018】本発明による高濃度オゾン水製造方法は、
前記オゾン反応槽として密閉構造の圧力槽を使用し、こ
のオゾン反応槽の上方気相部にオゾンガスを導入して槽
内圧力を高め、オゾン反応槽内の原料用水の水圧を0〜
3Kgf/cm2 Gに設定することが好ましい。
【0019】また本発明による高濃度オゾン水製造方法
は、pH値が2〜5.5の酸性電解水、pH値が7の中
性蒸溜水または脱イオン水の何れかを原料用水として用
い、この原料用水の水温を3〜15℃に保つことが好ま
しい。
【0020】また本発明による高濃度オゾン水製造方法
は、オゾンガスの原料ガスとして、乾燥空気または純酸
素を用いるが、純酸素を用いることがより好ましい。
【0021】また上述の目的を達成するために、発明に
よる高濃度オゾン水製造装置は、原料用水を貯容する密
閉構造のオゾン反応槽と、前記オゾン反応槽に噴射用水
を噴出し当該噴射用水の噴流による負圧によりオゾンガ
スを吸引してこれを前記オゾン反応槽内の原料用水中に
気泡として供給するエゼクタ式ガスノズルと、前記オゾ
ン反応槽内の原料用水を吸入加圧してこれを噴射用水と
して前記エゼクタ式ガスノズルに圧送する噴射用水圧送
ポンプとを有していることを特徴としている。
【0022】本発明による高濃度オゾン水製造装置は、
上述の構成に加えて、前記オゾン反応槽の上方気相部に
オゾンガスを導入するオゾンガス導入手段と、前記オゾ
ン反応槽の上方気相部の圧力を制御する圧力制御装置と
を有していてよい。
【0023】本発明による高濃度オゾン水製造装置は、
さらに前記オゾン反応槽内の原料用水の冷却を行う原料
用水冷却装置を有していてよい。
【0024】
【作用】本発明による高濃度オゾン水製造方法によれ
ば、エゼクタ式ガスノズルを用いてオゾンガスを微細気
泡として原料用水中に噴出させるから、原料用水中に送
り込むオゾンガス気泡群の80%以上が直径10〜20
0μm、そして全気泡群の平均直径が50〜150μm
程度の極微細気泡が原料用水中に安定かつ連続的に発生
存在する状態が得られ、オゾンガスと原料用水との気液
接触表面積が激増することになり、しかもオゾン反応槽
1内に於ける気液反応中の原料用水を加圧してこれをエ
ゼクタ式ガスノズルの噴射用水として循環式に使用する
ことにより気液反応中の原料用水中へのオゾンの溶解が
促進される。
【0025】またこの気液接触によるオゾン水製造方法
に於いては、オゾン反応槽の上方気相部に対するオゾン
ガス導入により槽内圧力が高められ、オゾン反応槽内の
原料用水の水圧が高くなることよってもオゾンガスの原
料用水に対する溶解度(濃度)が向上する。
【0026】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。
【0027】図1及び図2は本発明によるオゾン水製造
装置の一実施例を示している。このオゾン水製造装置は
オゾン反応反応槽1を有している。オゾン反応槽1は、
密閉構造の圧力槽により構成され、図示の実施例に於い
ては円形横断面の円柱状をなしている。なお、オゾン反
応槽1は円形横断面円柱状以外の任意の形状構造のもの
であってもよい。
【0028】オゾン反応槽1の槽上部には途中に送水開
閉弁(流量制御弁)5を有する原料用水供給管7が接続
されており、原料用水供給管7は電解水、蒸溜水、脱イ
オン水の何れかよりなる原料用水Aを送水開閉弁(流量
制御弁)5の開閉に応じてオゾン反応槽1内に供給す
る。これによりオゾン反応槽1内には一定量の原料用水
Aが充填される。
【0029】オゾン反応槽1の底部近傍にはオゾン水出
口をなす吐出口8が設けられている。吐出口8には途中
に開閉弁11を有するオゾン水送出管12が接続されて
おり、オゾン水送出管12はオゾン反応槽1内にて気液
反応を完了して所定の濃度になったオゾン水の取り出し
を行う。
【0030】オゾン反応槽1内には熱交換器14が配置
されている。熱交換器14は、冷凍機15と接続されて
冷却媒体を循環供給され、オゾン反応槽1内の原料用水
Aの冷却を行う。これによりオゾン反応槽1内の原料用
水Aの温度が定量的に制御され、この温度制御によって
オゾン反応槽1内の原料用水Aの温度は、不凍で、15
℃以下、より好ましくは6〜10℃前後の範囲内の計画
値に設定される。オゾン反応槽1内の原料用水Aの温度
は温度計16により監視される。
【0031】オゾン反応槽1の周壁部の底部近傍には、
図2に示されているように、エゼクタ式ガスノズル17
が、これのガスノズル先端から噴出する噴流ジェットに
よって槽内の原料用水Aを旋回させるような姿勢位置、
即ちオゾン反応槽1の槽周壁に対して概ね接線方向に噴
射を行うような取付方向姿勢をもって各槽毎に1個また
は複数個、図示の実施例では2個装着されている。
【0032】エゼクタ式ガスノズル17は噴射用水圧送
管22によって噴射用水圧送ポンプ19の吐出ポートに
接続されている。噴射用水圧送ポンプ19は吸入ポート
を噴射用水吸入管21によりオゾン反応槽1の底部周壁
面に設けられた原料用水吸入口20に接続されている。
原料用水吸入口20にはフィルタ40が装着されてい
る。
【0033】噴射用水圧送ポンプ19は、原料用水送出
口20より、オゾン反応槽1内に於ける気液反応中の原
料用水Aを、噴射用水として開閉弁41を介して吸引
し、これを加圧して噴射用水圧送管22へ圧送する。噴
射用水圧送管22の途中には噴射用水流量制御弁23、
微少流流量計24、圧力計25、温度計26が接続され
ている。
【0034】なお、これより以降、噴射用水としての原
料用水Aはこれと同一の符号を付して噴射用水Aと称す
る。
【0035】流量制御弁23は可変絞り式の通常の流量
制御弁であってよく、これは、手動操作、あるいはアク
チュエータを用いて遠隔操作され、噴射用水圧送管22
を流れる噴射用水Aの流量を定量的に制御(換言すれば
可変設定)する。この流量制御弁23により設定される
噴射用水Aの流量は微少流量計24により監視される。
【0036】噴射用水流量制御弁23よりエゼクタ式ガ
スノズル17側の噴射用水圧送管22には、これにより
分岐して余剰の原料用水Aをオゾン反応槽1に戻すため
の噴射用水還流管27が接続され、噴射用水還流管27
の途中には噴射用水圧力制御弁28が取り付けられてい
る。
【0037】噴射用水圧力制御弁28は、リリーフ圧を
定量的に可変設定できる設定圧可変型のリリーフ弁であ
ってよく、エゼクタ式ガスノズル17に圧送する噴射用
水Aの圧力を定量的に制御する。噴射用水Aの圧力、温
度は圧力計25、温度計26により監視される。
【0038】これを要するに、図1のバッチ式のオゾン
水製造装置は、噴射用水としてオゾン反応槽1内に於け
る気液反応中の原料用水Aを用い、これを循環式に使用
する閉回路方式のものであり、オゾン反応槽1内に於け
る気液反応中の原料用水Aが噴射用水圧送ポンプ19を
通過する際にポンプ作用により加圧されることにより、
気液反応中の原料用水A中へのオゾンの溶解が促進さ
れ、オゾン水のオゾン濃度を向上させる効果がある。
【0039】次に図3、図4を用いてエゼクタ式ガスノ
ズル17について説明する。エゼクタ式ガスノズル17
は特平公1−33211号公報(特許第1549061
号)に示されているエゼクタ式ガスノズルと等価の構造
のものである。
【0040】エゼクタ式ガスノズル17はノズル本体5
7を有しており、ノズル本体57には噴射用水圧送管2
2を接続されて噴射用水を圧送する噴射用水通路59が
形成されている。ノズル本体57の先端側には液体ノズ
ル部材61が着脱可能に嵌合装着されており、液体ノズ
ル部材61の先端部にはノズル本体57の先端面中心部
より前方へ突出してノズル細管65が精密嵌合により固
定装着されている。
【0041】ノズル細管65に形成された液体噴孔63
は、噴射用水通路59と連通しており、噴射用水通路5
9より噴射用水として原料用水Aが圧送されて、これを
前方へ噴出するようになっている。この場合、ノズル細
管65の外径d1 は0.6〜1.6mm、内径d2 、即
ち液体噴孔63の口径は0.3〜1.2mm程度であっ
てよい。
【0042】ノズル本体57には吸引ガス通路67が形
成されており、吸引ガス通路67は一端にてニップル6
9によりオゾンガス吸引管29と接続されている。ノズ
ル本体57の円筒部外周にはノズル取付フランジ部72
を有する筒状のアウタケース73がOリング75により
気密状態にて嵌合装着されている。吸引ガス通路67は
他端にてノズル本体57とアウタケース73との間に形
成された環状通路76に連通している。環状通路76
は、ノズル本体57の液体ノズル部材装着部の周りに形
成されてノズル本体57の先端面に開口した複数個の吸
引ガス通路77の各々と連通している。
【0043】ノズル本体57の先端部外周には、ガスノ
ズル位置決め用のスペーサリング81とシムリング83
がOリング79により気密に着脱可能に嵌合装着され、
更にキャップ状のガスノズル部材85が交換可能にねじ
係合により固定装着されている。ノズル本体57の先端
面とガスノズル部材85との間には吸引ガス通路77と
連通関係にある吸引ガス室86が形成されており、この
吸引ガス室86の中心部にノズル細管65がこれを横切
って延在している。
【0044】ガスノズル部材85の先端部中央には吸引
ガス室86よりガスノズル部材85の先端面に開口した
ガス噴孔87が形成されている。ガス噴孔87は、ノズ
ル細管65の外側にこれと同心に形成され、液体噴孔6
3の軸心と同心位置にて液体噴孔63よりの液体噴出方
向に沿って延在する平行通路部89を備えている。この
平行通路部89の長さLは1〜6mm程度に設定され、
内径dg は0.8〜2.0mm程度に設定されてよい
(図4参照)。
【0045】上述の如き寸法設定によりノズル細管65
の外周面と平行通路部89の内周面との間にガスリング
層が形成され、このガスリング厚さδg は(dg −d1
)/2により決まり、これは0.1〜0.2mmの範
囲に設定される。また平行通路部89の始端に対するノ
ズル細管65の先端の相対位置ΔLは0〜−6mm程度
に設定され、この調整は厚さが異なったシムリング83
の交換により行われる。
【0046】なお、ΔLの値が負であることは、ノズル
細管65の先端が、図4に於いて平行通路部89始端の
左側に位置することを意味し、ΔLの値が正であること
は、ノズル細管65先端が平行通路部89始端の右側に
位置することを意味する。
【0047】上述のオゾンガス吸引管29は、エゼクタ
式ガスノズル17に吸引されるオゾンガスを生成するオ
ゾナイザ(オゾンガス発生器)33と連結されている。
【0048】なお、図2の場合は、オゾン反応槽1が複
数個配置され、これに対してオゾン発生器であるオゾナ
イザ33は、一つだけ設けられ、複数個のオゾン反応槽
1にて共用される。
【0049】オゾナイザ33はガス入口側を原料ガス供
給管36によってボンベ34に接続されている。オゾナ
イザ33に供給するオゾンガスの生成用の原料ガスはボ
ンベ34に充填された乾燥空気または純酸素であり、こ
れらの原料ガスは減圧弁35により大気圧またはオゾン
反応槽1内の原料用水Aの設定圧力程度にまで減圧され
て原料ガス供給管36によってオゾナイザ33に供給さ
れる。
【0050】なお、原料ガス供給管36には、原料ガス
の圧力、流量を監視する圧力計37、流量計38が接続
されている。
【0051】オゾナイザ33はガス出口側を生成オゾン
ガス送出管45によりオゾンガス分配器46に接続さ
れ、オゾンガス分配器46にはオゾンガスをエゼクタ式
ガスノズル17に分配するオゾンガス吸引管29とオゾ
ンガスをオゾン反応槽1内の原料用水Aの上部水面とオ
ゾン反応槽1の上部天井壁部との間に形成されている気
相のオゾンガス圧力室2に分配する生成オゾンガス導入
管47とが各々接続されている。
【0052】オゾナイザ33で生成されたオゾンガス
は、生成オゾンガス送出管45を経てオゾンガス分配器
46に入り、ここから微少流量可変絞りを有する吸引ガ
ス微少流量制御弁39により流量を定量制御され、オゾ
ンガス吸引管29によってエゼクタ式ガスノズル17に
供給される。
【0053】オゾンガス分配器46に入った生成オゾン
ガスのうち、オゾンガス吸引管29を通ってエゼクタ式
ガスノズル17に供給された生成オゾンガスを差し引い
た残余の生成オゾンガスは、オゾンガス分配器46から
分流して生成オゾンガス導入管47を通ってオゾン反応
槽1内のオゾンガス圧力室2内に送り込まれ、オゾン反
応槽1内の原料用水Aを加圧する。生成オゾンガス導入
管47の途中にはオゾンガス圧力室2内に生成オゾンガ
スを選択的に供給するための開閉弁48が設けられてい
る。
【0054】オゾン反応槽1の上部にはオゾンガス圧力
室2と連通してオゾンガスブリード管50が取り付けら
れており、オゾンガスブリード管50にはオゾンガス自
動圧力調整弁49とオゾンキラー51とが設けられてい
る。
【0055】オゾンガス自動圧力調整弁49はオゾンガ
ス圧力室2内のオゾンガスの圧力がオゾン反応槽1内の
原料用水Aの設定圧力と等しくなるよう開弁してブリー
ドによりオゾンガス圧力室2内のオゾンガス圧力を調整
する。
【0056】オゾンキラー51は、活性炭などの触媒、
あるいはその他の原理からなるオゾンキラーであり、有
害なオゾンガスを無害な酸素に変換する。
【0057】なお、オゾンガス圧力室2内の圧力は圧力
計18により監視される。
【0058】次に上述の如き構成よりなるオゾン水製造
装置の作用について説明する。
【0059】オゾン水の製造を行うに際しては、噴射用
水圧送ポンプ19が運転され、これによりオゾン反応槽
1内の原料水が吸入加圧され、噴射用水Aとして噴射用
水圧送管22へ圧送される。噴射用水Aは噴射用水流量
制御弁23により流量を制御される。また噴射用水圧力
制御弁28が噴射用水Aの圧力に応じて開弁し、余剰の
噴射用水Aは噴射用水還流管27を通ってオゾン反応槽
1内に戻される。これより噴射用水圧送管22の噴射用
水Aの圧力が噴射用水圧力制御弁28のリリーフ圧に応
じて調整される。
【0060】これによってエゼクタ式ガスノズル17の
液体通路59には、噴射用水流量制御弁23により流量
を制御され、また噴射用水圧力制御弁28により圧力を
調整された噴射用水Aが連続的に圧送される。従ってエ
ゼクタ式ガスノズル17の液体通路59に供給される噴
射用水Aの流量は噴射用水流量制御弁23の流量設定値
に応じて定量的に可変設定され、またこの噴射用水Aの
圧力は噴射用水圧力制御弁28の設定リリーフ圧に応じ
て定量的に可変設定されることになる。
【0061】エゼクタ式ガスノズル17の液体通路59
に供給された噴射用水Aは液体ノズル部材61内を通過
してノズル細管65の液体噴孔63よりガス噴孔87へ
向けて高速噴出される。この噴射用水Aの噴流束の外周
部には噴射用水Aの噴出流速に応じて負圧が発生し、こ
れによりオゾナイザ33により生成されたオゾンガスが
吸引ガス微少流量制御弁39により流量を定量的に計量
されつつ吸引ガス室86に入る。この吸引ガス室86に
入ったオゾンガスは、図5に模式的に示されているよう
に噴射用水Aの噴流束の外周部に沿ってガス噴孔87の
平行部通路89内に吸い込まれ、噴射用水Aの噴流によ
りC点で剪断されて微細な気泡となって噴射用水Aによ
る噴流ジェットと共にオゾン反応槽1内の原料用水A中
へ噴出する。
【0062】なお、図5は、上記したオゾンガスの微細
気泡発生のメカニズムを、上述のエゼクタ式ガスノズル
17と同一構造の可視化実験用エゼクタ式ガスノズルに
て顕微鏡観察し、また超高速写真撮影により観察した結
果を模式的に示したものである。
【0063】図2に示したような複数個のオゾン反応槽
1内で各々生成するオゾン水の溶存オゾン水濃度の最高
値、すなわち最高到達濃度を同一とする場合には、オゾ
ンガス圧力室2内のオゾンガス圧力(オゾン反応槽1内
の原料用水Aの圧力)が各オゾン反応槽1にて互いに同
一となるよう、オゾンガス圧力調整弁49の設定圧力値
を同一とし、またそれぞれのオゾンガス吸引管29を通
ってエゼクタ式ガスノズル17に供給する吸引オゾンガ
ス流量が各オゾン反応槽1にて互いに同一となるよう、
吸引オゾンガス微少流量制御弁39の開度を調整する。
【0064】各オゾン反応槽1内で生成されるオゾン水
の溶存オゾン水の最高到達濃度が各オゾン反応槽1間で
それぞれ異っている場合には、それぞれのオゾン反応槽
1のオゾンガス圧力室2内のオゾンガス圧力をオゾンガ
ス圧力調整弁49の設定圧力値、すなわちオゾンガス反
応槽1内の原料用水Aの設定圧力値を目的に合わせて調
整し、さらにオゾンガス配分管46からオゾンガス吸引
管29を通ってエゼクタ式ガスノズル17に供給する吸
引オゾンガス流量を、吸引オゾンガス微少流量制御弁3
9の開度を変更して、オゾンガス反応槽1内に送り込む
オゾンガス気泡流量を目的に合わせて調整する。
【0065】オゾナイザ33のオゾンガス発生量(g/
h)は、オゾナイザを通過する原料ガス流量(Nl/m
in)が増加すると急増するが、流量がある値に達する
と頭打ちになり、以後流量を増加してもオゾンガス発生
量は増加しない。一方、オゾナイザ33で生成されるオ
ゾンガスの濃度(ppm)も原料ガス流量の増加に伴っ
て急増するが、普通、このオゾンガス濃度はオゾンガス
発生量が最大に達する以前に最大濃度となり、以後は原
料ガス流量の増加に伴って急減する。
【0066】オゾンガス吸引管29を通ってエゼクタ式
ガスノズル17に吸引され、噴流ジェットとともにオゾ
ン反応槽1内に送り込まれるオゾンガス気泡、すなわち
吸引オゾンガス流量は、ノズルガス細管65の液体噴孔
63よりガス噴孔87へ向けて高速噴出する噴流ジェッ
トの速度の増加に伴って増加する。
【0067】しかし、この吸引ガス流量は、液体噴孔6
3より噴出する噴射用水Aの物性値、特にその表面張力
の大小によって変化する。噴射用水Aの流量と吸引ガス
流量との比、すなわち流量比は、噴射用水Aが表面張力
の大きい水の場合には、噴流ジェットの速度が40〜5
0m/secの状態にて200%前後と大きいが、噴射
用水Aが水でなく表面張力の小さい食用油の場合では、
噴流ジェット速度が30〜40m/secの状態でおお
よそ30%前後と少い。
【0068】したがって、オゾナイザ33の大きさ容量
は、オゾンガス発生量最大を優先するか、または生成オ
ゾンガス濃度最大を優先するか、のいずれを採るかによ
って選び方が相違する。設計上、いずれを優先するかが
決まれば、後はエゼクタ式ガスノズル37の数と、噴射
用水Aの種類によって吸引ガスの必要流量が決まるの
で、オゾナイザ33の大きさ容量は、吸引ガス必要流量
に対して若干の余裕を持たせて決定すればよい。
【0069】ノズル細管65の液体噴孔63よりガス噴
孔87に向けて高速噴出された噴射用水Aによる噴流ジ
ェットは、図5の模式図が示しているように、その表面
と吸引ガス室86に入ったオゾンガスとの間に働く粘性
力によってガス噴孔87の平行部通路89内に、吸引ガ
ス室86内のオゾンガスを引きずり込む。その吸引オゾ
ンガス流が噴流ジェットとの間に先細りの三角形状とな
って挾まれ、その先端部のC点で噴流ジェットと吸引オ
ゾンガス流の相対運動の速度差によってオゾンガス流が
剪断されて第一次の極微細気泡となる。
【0070】この第一次の極微細気泡群の一部は、ガス
噴孔87からオゾン反応槽1内の原料用水A中に噴流ジ
ェットともに、その噴流ジェットの運動量エネルギが消
滅するまでの距離だけ突入し、その終端部付近に発生し
た噴流ジェット乱流発生部分に巻き込まれ、ここで合体
成長して、第一次極微細気泡群より大きい直径の第二次
微細気泡群となる。したがって、第一次及び第二次の微
細気泡群の平均直径は、第一次極微細気泡群のそれより
大きくなる。
【0071】この第二次微細気泡群の発生は、吸引オゾ
ンガス微少流量制御弁39の開度を絞り、オゾンガス吸
引管29を通ってエゼクタ式ガスノズル17に吸引され
るオゾンガス量を減少制御することによって防止するこ
とができる。
【0072】すなわちエゼクタ式ガスノズル17に吸引
されるオゾンガス吸引量を減少させると、その減少量に
応じて、ガス噴孔87から噴出した噴射用水Aの噴流ジ
ェットとともに、オゾン反応槽内の原料用水Aに噴出し
た第一次極微細気泡群の噴流ジェットの終端部付近の乱
流発生部分に到達し、この乱流発生部分に巻き込まれて
合体成長した第二次微細気泡群の発生量が少くなって行
く。
【0073】したがって、吸引オゾンガス微少流量制御
弁39の開度を一層絞り込んで、エゼクタ式ガスノズル
17のオゾンガス吸引量がより少なくなると、第一次極
微細気泡群は、噴流ジェットの終端乱流発生部分に到達
することなく、それ以前に噴流ジェットから離れてオゾ
ン反応槽内の原料用水A中に分散浮遊して、第二次微細
気泡群の発生は皆無となる。したがって、吸引オゾンガ
ス微少流量制御弁39の開度を微少絞り込み制御するこ
とによって、平均気泡径がおおよそで50μmとから1
20μmといった第一次極微細気泡群の発生のみに定量
制御することが可能となる。
【0074】上述の如くエゼクタ式ガスノズル17より
原料用水A中に送り込むオゾンガスの微細気泡は、その
気泡群の80%以上が直径10〜200μmで、全気泡
群の平均直径が50〜150μm程度の極微細気泡とな
り、このオゾンガスの極微細気泡が原料用水A中に安定
かつ連続して供給されることにより、オゾン反応槽1内
に於けるオゾンガスと原料用水Aとの気液接触表面積が
激増することになる。
【0075】これにより、上述の式(1)に於ける全気
泡の表面積aが激増し、単位時間中に原料用水A中に溶
解するオゾン量Qz が全気泡表面積aの増加に応じて増
大するようになる。
【0076】この極微細気泡の平均直径が150μmで
あるとすると、多孔質のセラミック製などの散気管から
得られる平均直径が約3mm程度の気泡の場合に対して
表面積が400倍、同じく100μmの場合には900
倍となり、前述した式(1)から理解されるように単位
時間に原料用水A中に溶解するオゾン量Qz は従来技術
のそれに対して比較にならないほど桁違いに大きいもの
となる。そのため,散気管に圧送するオゾンガス流量に
比較してエゼクタ式ガスノズル17から原料用水A中に
極微細気泡として噴出させる吸引ガス流量を大巾に減少
させても、少い時間でより高濃度のオゾン水を効率的に
製造できるようになる。 この場合、エゼクタ式ガスノ
ズル17のノズル細管65からオゾン反応槽1内の原料
用水A中に噴出する噴射用水Aの噴流ジェットの速度が
20〜50m/secになるよう、噴射用水Aの圧力
を、噴射用水圧送ポンプ19の吐出圧と噴射用水圧力制
御弁28の設定圧より5〜10kgf/cm2 前後の範
囲内で調整する。この噴射用水Aの圧力調整は、気体の
圧力制御に比して容易にできるので、オゾン反応槽1内
の原料用水Aの水圧が高くても20〜50m/secの
噴出速度は容易に得られ、加圧された原料用水A中にも
極微細気泡を安定かつ連続的に大量発生させることがで
きる。
【0077】これに対し、反応槽の底部に複数個設置し
た多孔質のセラミック製散気管による従来法の場合は、
反応槽内の水圧が散気管に直接作用するので、圧送オゾ
ンガス圧をその水圧に打ち勝つだけ高くする必要があ
り、コンプレッサ動力が、エゼクタ式ガスノズルの場合
と比較にならないほど大きいものになる。
【0078】反応槽内での原料用水に対するオゾンガス
の溶解量を大きくするためには、上述のように層内水圧
を0〜3kgf/cm2 の範囲内で高くすることが望ま
しいので、気泡径が多孔質のセラミック製散気管による
場合に比して比較にならないほど小さく、しかも20〜
50m/secの液体噴出速度が槽内水圧に関係なく得
られるエゼクタ式ガスノズルによる極微細気泡を利用す
る本発明の方法は、従来の方法と比較して非常に優れて
いることが理解されよう。
【0079】次に高濃度オゾン水の生成及びその半減期
と、これに影響を及ぼす諸因子との相互関係を実験的研
究で明らかにし、これらの実験結果から、溶存オゾン水
の最高到達濃度が数ppm以上で、その半減期が5時間
以上のオゾン水の生成条件を決定する。
【0080】半減期の長い高濃度オゾン水の生成に影響
を及ぼす諸因子を列挙すると下記である。
【0081】(1) 原料ガスの種類…乾燥空気、純酸素 (2) 原料用水の種類…水道水、蒸溜水、脱イオン水、電
解水など (3) 原料用水の温度 (4) 原料用水のpH値 (5) 原料用水の圧力 (6) 噴射用水圧送ポンプ19内での循環原料用水Aの加
圧力の大きさ (7) 原料用水A中に溶解せずオゾンガス圧力室2に溜っ
た浮上オゾンガスの分圧の大きさ [実験1]原料用水の種類が溶存オゾンの最高到達濃度
及び半減期に及ぼす影響を調べ、最適の原料用水を決定
するため下記の条件で実験を行った。
【0082】 (1) 原料ガス …乾燥空気 (2) エゼクタ式ガスノズルからの液体噴出圧力…Pl =5kgf/cm2 (3) 吸引オゾンガス流量 …Qg =250ml/min (4) 吸引オゾンガス濃度 …Gg =3500ppm (5) 原料用水の水槽容量 …L=30l (6) 噴射用水流量 …Ql =300ml/min (7) エゼクタ式ガスノズル使用条件 A)ノズル外径/内径 …d1 /d2 =0.8/0.59mm B)ガス噴孔内径 …dg =1.0mm C)ガス噴孔平行通路部の長さ …L=3mm D)ガスリング厚さ(dg −d1 )/2 …δg =0.1mm E)ガス噴孔部始端とノズル細管先端との距離 …ΔL=−4mm (8) 原料用水の加圧、すなわちオゾンガス圧力室2の圧力 …P=0(大気圧開放) 表2は、実験条件のそれぞれの原料用水について、溶存
オゾン濃度と時間の関係を調べ、得られた全ての実験結
果を解析・検討した成果を一覧表にして示したものであ
る。
【0083】
【表2】 以上の実験結果から、半減期の望ましい最低基準を5時
間とし、この基準を満足する原料用水とその水温及びp
H値を求めると下記となる。
【0084】水温13℃、pH値3及び5の電解水…半
減期th がほぼ6.5時間 水温13℃、pH値7の蒸溜水 …半減期th がほ
ぼ11時間 水温13℃、pH値7の脱イオン水 …半減期th がほ
ぼ14.7時間 オゾンガスの原料用水中への溶解度に関しては、一定の
温度においては、一定量の液体に溶ける気体の質量は気
体の圧力に比例する、というヘンリーの法則が存在す
る。また、あるオゾン濃度(Y)をもつ空気の曝気によ
って水中(蒸溜水)に溶解される溶解量(C)は、圧力
が一定ならば水温(Tw )の関数として以下の式(2)
で表される。
【0085】 C={0.604(1+Tw /273)Y}/(1+
0.063Tw )…(2) これらの理論によると、原料用水中へのオゾンの溶解度
は気体の圧力、すなわち気泡を送り込むオゾン反応槽内
の原料用水の水圧に比例して大となり、圧力が一定なら
ば原料用水の温度が低いほど大となるということが理解
できる。
【0086】表2の実験結果が示しているように、乾燥
空気を原料とした場合の生成オゾン水の最高到達濃度は
1ppm前後である。しかし、上述のヘンリーの法則に
したがって、オゾンガス配分管46から分岐している生
成オゾンガス導入管47から、生成オゾンガスの一部を
オゾンガス圧力室2内に送り込んでオゾン反応槽1内の
原料用水Aを加圧すれば、生成オゾンガスの最高到達濃
度は大巾に向上し、2ppmまたはそれ以上に達するで
あろうことは容易に推定できる。
【0087】そこで、乾燥空気を原料ガスとした場合の
表2の実験結果と、これらの理論を勘案し、半減期が5
時間以上という条件を達成する、半減期に影響を及ぼす
諸因子、すなわち原料用水の種類、pH値、水温及び水
圧の生成標準値を示せば表3のようになる。
【0088】
【表3】 なお、表3のうち、蒸溜水及び脱イオン水は、医療機器
の滅菌、半導体工場の原料、加工水の殺菌など、オゾン
水のコスト高を許容する分野に使用し、一般的な殺菌、
脱臭、脱色などにはpH値2.5〜5前後の電解水を原
料用水として使用する。
【0089】オゾン水の使用例は表1に示してあるが、
このうちオゾンの食品分野への利用を更に詳しく見る
と、それは表4の通りである。
【0090】
【表4】 この表4から分かるようにオゾン水の主たる利用分野は
微生物の殺菌である。そこで、オゾン水の殺菌力とその
水中オゾン濃度との関係を調べると、それは表5の通り
である。
【0091】
【表5】 この表5から理解できるように、水中オゾン濃度が1p
pmあると、殆どの菌及びウイルスは接触時間が僅かに
5秒、すなわち即死の状態で、100%死滅することが
わかる。したがって、オゾン水を作る場合、半減期の5
時間以上が過ぎても、このような滅菌効果を発揮できる
ようにするためには、生成オゾン水の濃度を2ppm以
上にすることが望ましいということになる。さらに、1
0時間経過した後でもオゾン水濃度が1〜1.5ppm
程度であることを要求条件とする場合には、生成オゾン
水濃度は最低でも3〜5ppmは必要となってくるであ
ろう。したがって、このような高濃度オゾン水を安定し
て生成するためには、原料ガスは乾燥空気より純酸素と
した方がようということになる。
【0092】そこで、以降の実験では、原料ガスを純酸
素とし、前述した半減期の長い高濃度オゾン水の生成に
影響を及ぼす諸因子の(1) 〜(7) のうち、(4) 原料用水
のpH値、(5) 原料用水の圧力、(6) 噴射用水の圧送ポ
ンプ内での加圧力の大きさ、(7) オゾンガス圧力室内で
のオゾンガス分圧などの諸因子について行った実験結果
について検討する。
【0093】[実験2]原料用水のpH値が高濃度オゾ
ン水の生成及びその半減期に及ぼす影響を調べる。
【0094】電解水製造装置を用いて生成したpH2〜
9の4段階の電解水を用いて、表6に示す実験条件で、
電解水のpH値が生成オゾン水濃度及び半減期に及ぼす
影響を調べた。
【0095】
【表6】 図6及び図7に示す実験結果が示しているように、電解
水のpH値を低く、酸性度を強くすると、溶存オゾンの
最高到達(平衡)濃度CLm (ppm)が上昇し、その
半減期th (min)も大巾に長くなる。すなわち、p
H値が2.5の場合には、原料用水の水温が20℃と高
いにもかかわらず、表7の実験結果が示しているよう
に、最高到達濃度CLm は5ppmを超え、その半減期
も約10時間であった。
【0096】
【表7】 この実験結果から、原料用水として電解水を用いた場合
には、低いpH値すなわち酸性度の高い電解水ほど高濃
度のオゾン水を生成し、しかもその半減期を大巾に延長
する効果をもたらすことが証明された。
【0097】そして、低pH値の電解水はオゾン水濃度
の半減期を大巾に延長するという上述の実験結果は、上
述の乾燥空気を原料ガスとした場合の実験1における表
2の実験結果と完全に一致している。
【0098】[実験3]原料用水の圧力がオゾン水の溶
存濃度増大及びその半減期延長効果に及ぼす影響を調べ
る。
【0099】この実験では溶媒の原料用水は水道水を用
い、水槽内圧力PL を0,0.5及び1.0kgf/c
m2 Gの三種類に変化させて実験を行った。オゾン反応
槽1内の水量、水温Tw及び液体噴出圧力PL や吸引ガ
ス流量Qg などエゼクタ式ガスノズル17の設定条件な
どは、表6に示した実験2の場合と同一である。また、
原料用水の圧力は、PL =0kgf/cm2 Gの場合は
生成オゾンガス導入管47に取付けられた開閉弁48を
閉じ、オゾン反応槽1の天井壁部(上蓋部)を取外し、
0.5及び1.0kgf/cm2 Gの場合には、この上
蓋部を取付けた状態で開閉弁48を開き、オゾンガス配
分管46から生成オゾンガスの一部を分流させてオゾン
ガス圧力室2内に送り込み、オゾン反応槽1内の原料用
水Aを加圧する。その圧力は、オゾンガス排出管50に
取付けられたオゾンガス自動圧力調整弁49の設定圧力
を0.5及び1.0kgf/cm2 Gに設定して調整
し、実験を行った。
【0100】図8及び表8に示す実験結果が示している
ように、オゾン反応槽1の上部に設けたオゾンガス圧力
室2内に送り込まれた生成オゾンガスの圧力を高めるこ
とにより、溶存オゾン濃度は上昇し、原料用水として2
0℃の水道水を用いたにもかかわらず、溶存オゾン水の
最高到達濃度は5ppmを超え、かなり高濃度のオゾン
水を生成できることがわかった。また、半減期も僅かで
はあるが、水槽内の原料用水を加圧することにより延長
されることもわかった。
【0101】しかし、水槽内の原料用水を加圧すること
は、原料用水の溶存オゾン水濃度を増大させる効果は大
きいが、その半減期の延長にはそれほど大きい影響を及
ぼさないことが分った。
【0102】
【表8】 [実験4]循環原料用水の圧送ポンプ内加圧が溶存オゾ
ン水濃度増大及びその半減期延長効果に及ぼす影響を調
べる。
【0103】
【表9】 表9の実験条件が示しているように、エゼクタ式ガスノ
ズル17からの液体噴出量QL および吸引オゾンガス流
量Qg を一定に保ち、噴射用水還流管27を経てオゾン
反応槽1内に還流されるバイパス流量QB を変化させる
ことにより、圧送ポンプ19内の通過流量(QL +QB
)を変化させて、溶存オゾン水濃度の変化を調べた。
また、エゼクタ式ガスノズル17からの圧縮された噴射
用水の溶存オゾン水濃度の向上効果を調べるために、エ
ゼクタ式ガスノズル17から噴射用水をオゾン反応槽内
に噴出させた場合とさせない場合についても比較した。
【0104】図9及び表10の実験結果が示しているよ
うに、QL =0、QB =300ml/minの平衡オゾ
ン水濃度は0.60ppmと最低で、その反対のQL =
300ml/min、QB =0ml/min、すなわち
バイパス流量を0とし、圧送ポンプ流量の全部をエゼク
タ式ガスノズル17から噴出させた場合の溶存オゾン水
の最高到達濃度は1.60ppmと増加した。
【0105】しかし圧送ポンプ流量を600ml/mi
nと倍増し、それを二分してQL =300ml/mi
n、QB =300ml/minとした場合の最高到達濃
度は3.20ppmと急増した。これは、水槽内に浮遊
しているオゾンガスの微細気泡が圧送ポンプ19内に吸
い込まれた際、ポンプ内で加圧されて溶解したからであ
る。しかし、原料用水の圧送ポンプ内加圧は、溶存オゾ
ン水濃度の半減期延長にはあまり効果がない。
【0106】
【表10】 [実験5]オゾンガス圧力室2内のオゾンガス分圧が溶
存オゾン水濃度及びその半減期に及ぼす影響を調べた。
【0107】実験は、エゼクタ式ガスノズル17の噴射
用水還流管27に流れるバイパス流量をQB =0ml/
minとし、原料用水の圧送ポンプ19の圧送ポンプ流
量、すなわちエゼクタ式ガスノズル17からの液体噴出
流量をQL =300ml/minと一定にし、オゾン反
応槽1の上部のオゾンガス圧力室2内のオゾンガス濃度
を、1000〜6000ppmの間3段階に調整設定
し、オゾンガス排出管50に取付けられたオゾンガス自
動圧力調整弁49を開放状態、すなわちオゾンガス圧力
室2内の圧力を大気圧に保って行った。水温、水量、水
槽内圧力など、上記以外の条件は、表9に示した実験4
の条件と全く同一である。
【0108】なお、図10に示したオゾンガス分圧のP
o3=0→0.4KPa(4×10-3kgf/cm2 )と
は、水槽上部のオゾンガス圧力室2内に、予めオゾンガ
スを送り込まずに、エゼクタ式ガスノズル17からオゾ
ン反応槽内に吹き込まれたオゾンガスの微細気泡が、原
料用水A中に溶解しないで上昇浮上し、それがオゾンガ
ス圧力室2内に溜ることにより、オゾンガス分圧が徐々
に上昇したことを意味している。そして、オゾンガス濃
度Cg =0→4000ppmは、この分圧の上昇変化に
対応したものである。
【0109】図10及び表11の実験結果が示している
ように、オゾンガス圧力室2内のオゾンガス分圧が高い
ほど溶存オゾン水濃度が高く、その最高濃度到達時間も
短い、また、その半減期も長くなっている。しかし、オ
ゾンガス分圧を大きくすることは、実験4の圧送ポンプ
内加圧の場合と同様に、溶存オゾン水の最高到達濃度を
増大させる効果を期待するもので、その半減期を延長す
るための重要因子ではない。
【0110】
【表11】 以上の実験1から実験5までの各実験から、溶存オゾン
水の最高到達濃度及び半減期の延長に好影響を及ぼす因
子についてまとめると下記である。
【0111】(1) オゾンガス原料…原料に酸素ガスを用
いることにより、乾燥空気を用いる場合の2〜3倍のオ
ゾンガス濃度が得られ、溶存オゾン水の最高到達濃度は
上昇する。
【0112】(2) 原料用水の水温…水温を低くすること
は最高到達濃度の上昇及び半減期の延長に効果的であ
る。
【0113】(3) 原料用水のpH値…溶媒のpH値を低
くすることは最高到達濃度の上昇及び半減期の延長に極
めて効果的である。pH2.5については水温が20℃
であったにも拘らず、最高到達濃度は5ppmを超え、
半減期も約10時間であった。
【0114】(4) 水槽内圧力…水槽内を加圧することに
よりオゾンガス分圧が上昇し、オゾン水の最高到達濃度
は上昇する。実験では水道水を用いたにも拘らず、最高
到達濃度は5ppmを超え、かなり高濃度のオゾン水を
得ることができた。半減期についても水槽内を加圧する
ことにより延長される。
【0115】[実験6] (総合試験)以上の実験結果に基づいて、溶存オゾン水
の最高到達濃度の上昇及びその半減期の延長に好影響を
及ぼす諸因子に対して、溶媒、すなわち原料用水として
水温Tw =12℃、pH値が2.8の電解水を用い、表
12に示したように、オゾン反応槽1の上部のオゾンガ
ス圧力室2内のオゾンガス圧がPL =1.0kgf/c
m2 Gとなるよう、オゾンガスブリード管50上に取付
けられたオゾンガス自動圧力調整弁49の設定圧力を調
整して実験を行った。
【0116】
【表12】 実験は(A)及び(B)の二つに分けて行った。(A)
の実験は、原料用水の溶存オゾン水濃度が14.0pp
mの最高到達濃度に達したのを確認した後(それまでの
間10分間隔で濃度測定した)、噴射用水圧送ポンプ1
9の電源を切ってエゼクタ式ガスノズル17からの噴出
用水及び吸引ガスの原料用水A中への噴出作業を停止
し、同時に吸引ガス微少流量制御弁39を閉にする。
【0117】以後、生成オゾンガス配分管46内に入っ
た生成オゾンガスは、生成オゾンガス導入管47からオ
ゾン反応槽1の上方のオゾンガス圧力室2に送り込まれ
るが、オゾンガスブリード管50に取付けられたオゾン
ガス自動圧力調整弁49は、1.0kgf/cm2 Gに
設定されているので、圧力室2内の圧力はこの1kgf
/cm2 Gに保たれ、その生成オゾンガスの圧力で原料
用水Aを加圧し続ける。図11の溶存オゾン水濃度の時
系列変化を示している(A)曲線は、このようにして行
った実験結果を示したものである。
【0118】
【表13】 オゾン水の自己分解すなわちその溶存濃度は、時間とと
もに指数関数的に減少し、その半減期th は式(3)で
求められる。
【0119】 th =ln2/K=0.693/K …(3) 式(3)のKは反応速度定数と呼ばれるもので、図11
の最高オゾン水濃度の14.0ppmを過ぎた後の指数
関数的に時間とともに減少していく溶存オゾン水濃度の
対数値を縦軸にとったものと経過時間との関係を表わす
直線の傾きを調べてK値を決定し、この値を式(3)に
代入してth を計算で求めるのである。表13の(A)
実験の半減期の65時間は、実験時間が非常に長くなる
ので、図11から分かるように20時間の実験データに
基づいて上述の方法でK値を決定、これを式(3)に代
入して求めたものである。
【0120】(B)実験は、図11において、原料用水
Aの溶存オゾン水濃度が14.0ppmという最高到達
濃度に達した後、図1のオゾン水製造装置の全部の運転
を停止して、オゾン水生成作業を止める。そして、オゾ
ン反応槽1の上方のオゾン圧力室2内の圧力を開放にし
て大気圧とし、その状態で生成したオゾン水の溶存濃度
が時間とともに指数関数的に減少していく時の溶存オゾ
ン水濃度を時系列的に測定し、この測定値から上述の要
領でK値を決定し、この値を式(3)に代入して半減期
th を算出して求めるのである。
【0121】ところが、図11の実験結果が示している
ように、溶存オゾン水が実験開始後180分経過後に1
4.0ppmの最高濃度に達した時点で、(B)実験に
着手したが、着手してから60分後に、実験終了までに
長時間を必要とする(A)実験の方に切り換えた。その
ため、実験終了後の段階で(B)実験の測定値からでは
誤差を伴う推定K値しか求めることができないことがわ
かった。
【0122】そこで、より正確な推定K値を求めるた
め、原料用水のpH値が高濃オゾン水の生成及びその半
減期に及ぼす影響を調べた実験2の中の温度Tw=20
℃、pH値=2.5の電解水についての実験が、(B)
実験の条件とほぼ同一であることに着目し、図6に示す
pH値が2.5の場合の時間とともに指数関数的に減少
して行く溶存オゾン水濃度の時系列的変化の傾向を
(B)実験の240分以降に適用し、オゾン水濃度の対
数値と時間との直線関係をグラフ上に求め、この直線の
傾きからK値をK=1.14×10-3と推定決定し、こ
れを式(3)に代入して半減期th =608分を推定算
出した。
【0123】いずれにしても、図11及び表13の実験
結果が示しているように、(A)実験の場合の半減期は
th =65時間という、従来からの技術では到底達成で
きない長時間である。それは14.0ppmの最高到達
濃度に達した後、オゾン反応槽1内の生成オゾン水中の
オゾン(03 )の自己分解で、溶存オゾン水濃度が時間
の経過とともに指数関数的に減少していくのであるが、
オゾン反応槽1の上方のオゾンガス圧力室2内に送り込
まれた生成オゾンガスがその圧力の作用でオゾン反応槽
1内の生成オゾン水中に溶解し、O3 の自己分解による
減少分を補充しているからである。
【0124】また、(B)実験の場合は、生成オゾン水
中にO3 の自己分解作用で溶存オゾン水濃度は指数関数
的傾向をもって時系列的に漸減していくが、その半減期
は約10時間強という長時間である。そして、半減期時
点での溶存オゾン水濃度はなお7.0ppmという高濃
度で、さらにその半減期すなわち20時間経過後の溶存
オゾン水濃度でも3.5ppmであり、滅菌、脱臭、脱
色の作用効果を十分に発揮できる実用上有用な濃度を保
持していることが分かる。
【0125】以上の説明より明らかなように乾燥空気を
原料ガスとした場合、生成オゾン水の最高到達濃度が2
〜4ppmで半減期が5時間以上となり、また純酸素を
原料ガスとした場合には最高到達濃度が4〜14ppm
で半減期が8時間以上、特別の半減期延長対策を講じら
れれば、半減期が約10時間と従来の既成概念を飛び越
えて伸長し、殺菌、脱臭、脱色(表1、表14参照)に
有用な高濃度で長半減期のオゾン水が製造される。
【0126】また、実験1から実験6の実験結果をまと
めた表14が示しているように、最高到達濃度及び半減
期に影響を及ぼす諸因子を組み合わせることにより、生
成オゾン水の最高到達濃度及びその半減期がある一定の
目標値になるよう制御することができる。例えば、生成
オゾン水の最高到達濃度は5〜6ppm程度でよいが、
半減期は10時間以上のオゾン水を生成したいとか、半
減期は5〜6時間でよいが、生成オゾン水の最高到達濃
度は10ppm以上にしたい、といったような場合があ
る。それぞれ、表2に示した最高到達濃度の増大効果を
持つ諸因子及び半減期延長効果を有している諸因子のう
ちから、複数個の因子を選び、実験によってそれら諸因
子の定量値を決定すれば、目的のオゾン水を自由に製造
することができる。
【0127】一般的には、オゾン水濃度が1ppm前後
であれば、表1及び4から分かるように、殆どの利用分
野において、殺菌、脱臭、脱色の効力を発揮することが
できるので、乾燥空気を原料ガスとした濃度が2〜4p
pmの生成オゾン水でも、半減期の5時間が経過しても
十分利用できることが分かる。特に、原料ガスを純酸素
にした場合には、半減期の5時間が経過した後でもオゾ
ン水濃度として数ppm以上の値が期待できるので、表
4に示した食品分野などに特に多い細菌及びウイルス等
の滅菌を100%行うことができる。
【0128】
【表14】 また、表14の高濃度オゾン水及び長半減期間オゾン水
の生成条件から容易に理解できるように、原料用水を蒸
溜水または脱イオン水とした場合、10時間以上と半減
期間が非常に長い高濃度オゾン水を製造することができ
る。原料用水が蒸溜水または脱イオン水よりなる生成イ
オン水は、原料用水の製造コストが電解水のそれに比し
て高いので、その用途は限定されるが、医療機器類の完
全滅菌、医療廃棄物の滅菌、脱臭、半導体製造分野にお
ける洗浄用水の殺菌、浄化等、コストより半減期間が非
常に長い高濃度オゾン水という特長とその効果に重点を
置く分野にて利用価値がある。
【0129】低コスト、大量生産という見地からすれ
ば、pH値が2〜5.5の電解酸性水を原料用水とした
高濃度オゾン水が最も利用価値がある。原料用水が乾燥
空気の場合は2〜4ppmで半減期間が5時間以上、原
料用水を純酸素とした場合4ppm以上、半減期間8時
間以上の高濃度オゾン水を容易に製造できるから、それ
らの半減期間とその時点でのオゾン水濃度に注意した管
理を行えば、表1に示した全ての利用分野で有効利用で
きる。その製造装置は図1及び図2に示したバッチ方式
のオゾン水製造装置が最適であるが、連続オゾン水製造
装置で連続生産することも可能である。
【0130】図1及び図2に示したオゾン水製造装置で
は、複数個のオゾン反応槽1を使って、溶存オゾン濃度
が同一の高濃度オゾン水を、同時に大量生産できる。ま
た、それぞれのオゾン反応槽1内で、溶存オゾン濃度が
それぞれ異った高濃度オゾン水も製造することができ
る。
【0131】このオゾン反応槽1の大きさ容量は、高濃
度オゾン水の必要量に合わせて自由に決定することがで
きる。表12に示した実験条件で行った総合実験では、
図11の実験結果が示しているように、溶存オゾン水濃
度は実験開始後180分経過した時点で最高到達濃度の
14.0ppmに達している。この時のエゼクタ式ガス
ノズル17からの液体噴出圧力及び吸引ガス流量はそれ
ぞれPL =5kgf/cm2 、Qg =500ml/mi
nであった。PL とQG の関係を確かめるため、同じ条
件でPL =10kgf/cm2 と2倍に上げたときのQ
g は約2.2倍の1100ml/min余と急増した。
このことから、別の実験結果と合わせ考えると、PL を
8〜10kgf/cm2 に上げれば、120〜150分
で最高平衡濃度の14.0ppmに達するであろうこと
は容易に理解できる。
【0132】表12の実験条件が示しているように、本
実験のオゾン反応槽1の電解水容量は30リットルで、
Qg =500ml/minである。これを単位体積のリ
ットル当りに換算すると、16.7ml/(min・
l)である。したがって、上述のPL を上げたときのQ
g の増加を合わせ考えるならば、この設計標準値を20
ml/(min・l)と設定すれば、図1とともに説明
したように、第二次の微細気泡群の発生を最小限度に止
めるためには吸引オゾンガス微少流量制御弁39の開度
を絞り込んで、Qg を定量制御しても十分であると考え
る。
【0133】とすると、オゾン反応槽1の容量を200
リットルとした場合、第一次及び第二次微細気泡群発生
を許容した場合の吸引オゾンガス流量をQg =1000
ml/(min・l)とした場合のエゼクタ式ガスノズ
ル17の所要個数は合計4個となる。
【0134】また、吸引オゾンガス微少流量制御弁39
の開度を絞って、第二次微細気泡群の発生を無くし、平
均気泡径が100μm前後と小さくなる第一次微細気泡
群のみを発生させるため、Qg =700ml/(min
・l)とした場合には、エゼクタ式ガスノズル17の合
計所要個数は5.7個すなわち6個でよいということに
なる。したがって、いま200リットルのオゾン反応槽
1をドラム缶の寸法に置き換えて考えるならば、前者の
場合は槽の下方部にノズルを上下2個づつ、後者の場合
には上下3個づつ等角度間隔に配列すればよいというこ
とになる。このようにして、オゾン反応槽1の設計は、
その容量と寸法が定まれば、エゼクタ式ガスノズル17
の所要個数とその配列は容易に決定できることになる。
【0135】実験6の総合実験では表12に示してある
ように、オゾナイザ33に供給する酸素流量はQl =
2.0l/minで、生成されるオゾンガス濃度がCg
=6000ppmの空冷式円筒型セラミックオゾナイザ
を使用した。このタイプのオゾナイザは、消費電力が少
く経済性、信頼性に優れているので従来から広く用いら
れているからである。これは、いわゆる無声放電型オゾ
ナイザである。しかし最近では、体積放電型とか高純度
アルミナセラミックを使った沿面放電型といった新しい
高性能オゾナイザが開発され、実用化されている。ま
た、原料ガスを酸素とする場合、本実験では研究室的実
験なので純酸素ボンベを使用したが、実用的には圧縮空
気から低温の高濃度酸素を連続生産する酸素富化機が開
発されている。したがって、最近のオゾナイザは、酸素
を原料ガスとした場合、数万ppmという高濃のオゾン
ガスを連続生成することが可能となっている。もちろ
ん、オゾン水を作る場合、5倍の濃度のオゾンガスを使
ったから、生成されるオゾン水の濃度も5倍になるとい
う訳ではない。原料用水の種類、温度、圧力などの諸因
子の影響を受けるので、原料用水中に溶解するオゾン
量、すなわち生成される溶存オゾン水濃度には限界があ
る。しかし、これら諸因子の条件を同一としてオゾン水
を製造しようとする場合には、オゾナイザで生成するオ
ゾンガス濃度の高低は、製造されるオゾン水の最高到達
濃度、あるいは最高到達時間に影響を及ぼすことは明ら
かである。
【0136】このような見地から実験6の実験結果を見
直すならば、例えばオゾナイザとしてより高性能の高純
度アルミナセラミック製の沿面放電型のオゾナイザを使
用すれば、実験で得られた最高到達濃度のCLm =1
4.0ppmはもっと高濃度になるであろう。また、最
高到達濃度を14.0ppmと同じにしたとすれば、そ
の最高濃度到達時間の180分は、例えば90分とか1
20分といったように短縮されるであろうことは想像に
難くない。さらに、原料ガスを純酸素からコストの安い
乾燥空気にすることの可能性も生じてくる。
【0137】以上に於ては、本発明を特定の実施例につ
いて詳細に説明したが、本発明は、これに限定されるも
のではなく、本発明の範囲内にて種々の実施例が可能で
あることは当業者にとって明らかであろう。
【0138】
【発明の効果】本発明による高濃度オゾン水製造方法に
よれば、エゼクタ式ガスノズルを用いてオゾンガスを微
細気泡として原料用水中に噴出させるから、原料用水中
に送り込むオゾンガス気泡群の80%以上が直径10〜
200μm、そして全気泡群の平均直径が100〜15
0μm程度の極微細気泡が原料用水中に安定かつ連続的
に発生存在する状態が得られ、オゾンガスと原料用水と
の気液接触表面積が激増することになり、またオゾン反
応槽内に於ける気液反応中の原料用水が噴射用水圧送ポ
ンプを通過する際にポンプ作用により加圧されることに
より、気液反応中の原料用水中へのオゾンの溶解が促進
され、これらのことによりに高濃度で、半減期が長く、
利用価値が高いオゾン水が低コストにて経済性よく製造
されるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるオゾン水製造装置の一実施例を示
すブロック線図である。
【図2】本発明によるオゾン水製造装置に用いられるオ
ゾン反応槽の一実施例を示す概略平面図である。
【図3】本発明によるオゾン水製造装置に用いられるエ
ゼクタ式ガスノズルの一実施例を示す縦断面図である。
【図4】本発明によるオゾン水製造装置に用いられるエ
ゼクタ式ガスノズルの噴孔部を拡大して示す縦断面図で
ある。
【図5】エゼクタ式ガスノズルによるオゾンガスの微細
気泡発生のメカニズムを模式的に示す説明図である。
【図6】電解水のpH値に対する溶存オゾン水濃度と時
間の関係を示すグラフである。
【図7】電解水のpH値とオゾン水野最高到達濃度及び
半減期の関係を示すグラフである。
【図8】原料用水の圧力に対する溶存オゾン水濃度と時
間との関係を示すグラフである。
【図9】原料用水のポンプ内加圧が溶存オゾン水濃度に
及ぼす影響を示すグラフである。
【図10】オゾンガス分圧が溶存オゾン水濃度に及ぼす
影響を示すグラフである。
【図11】総合実験における溶存オゾン水濃度の経時変
化とその半減期を示すグラフである。
【符号の説明】
1 オゾン反応反応槽 14 熱交換器 17 エゼクタ式ガスノズル 19 噴射用水圧送ポンプ 33 オゾナイタ 47 生成オゾンガス導入管

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体ノズルとガスノズルとを有するエゼ
    クタ式ガスノズルを用い、オゾン反応槽内の原料用水を
    ポンプ手段により吸入加圧してこれを前記エゼクタ式ガ
    スノズルの噴射用水として循環式に使用し、前記エゼク
    タ式ガスノズルの液体ノズルよりオゾン反応槽内の原料
    用水中に前記噴射用水を噴出し、当該噴射用水の噴流に
    よる負圧によりオゾンガスを吸引してオゾンガスを微細
    気泡状態にて前記ガスノズルより原料用水中に噴出さ
    せ、当該オゾンガスによる微細気泡と原料用水との間の
    気液反応によりオゾンを原料用水中に溶解せしめること
    により高濃度オゾン水を製造することを特徴とする高濃
    度オゾン水製造方法。
  2. 【請求項2】 前記オゾン反応槽として密閉構造の圧力
    槽を使用し、このオゾン反応槽の上方気相部にオゾンガ
    スを導入して槽内圧力を高めることを特徴とする請求項
    1に記載の高濃度オゾン水製造方法。
  3. 【請求項3】 前記原料用水は、pH値が2〜5.5の
    酸性電解水、pH値が7の中性蒸溜水または脱イオン水
    の何れかであることを特徴とする請求項1または2に記
    載の高濃度オゾン水製造方法。
  4. 【請求項4】 前記原料用水の水温が3〜15℃である
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の高濃度
    オゾン水製造方法。
  5. 【請求項5】 前記オゾン反応槽内の原料用水の水圧が
    0〜3Kgf/cm2 Gであることを特徴とする請求項
    1〜4の何れかに記載の高濃度オゾン水製造方法。
  6. 【請求項6】 前記オゾンガスの原料ガスが乾燥空気あ
    るいは純酸素であることを特徴とする請求項1〜5の何
    れかに記載の高濃度オゾン水製造方法。
  7. 【請求項7】 原料用水を貯容する密閉構造のオゾン反
    応槽と、前記オゾン反応槽に噴射用水を噴出し当該噴射
    用水の噴流による負圧によりオゾンガスを吸引してこれ
    を前記オゾン反応槽内の原料用水中に気泡として供給す
    るエゼクタ式ガスノズルと、前記オゾン反応槽内の原料
    用水を吸入加圧してこれを噴射用水として前記エゼクタ
    式ガスノズルに圧送する噴射用水圧送ポンプとを有して
    いることを特徴とする高濃度オゾン水製造装置。
  8. 【請求項8】 前記オゾン反応槽の上方気相部にオゾン
    ガスを導入するオゾンガス導入手段と、前記オゾン反応
    槽の上方気相部の圧力を制御する圧力制御装置とを有し
    ていることを特徴とする請求項7に記載の高濃度オゾン
    水製造装置。
  9. 【請求項9】 前記オゾン反応槽内の原料用水の冷却を
    行う原料用水冷却装置を有していることを特徴とする請
    求項7または8に記載の高濃度オゾン水製造装置。
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