JPH07194880A - ミシンの情報伝達システム - Google Patents

ミシンの情報伝達システム

Info

Publication number
JPH07194880A
JPH07194880A JP35091893A JP35091893A JPH07194880A JP H07194880 A JPH07194880 A JP H07194880A JP 35091893 A JP35091893 A JP 35091893A JP 35091893 A JP35091893 A JP 35091893A JP H07194880 A JPH07194880 A JP H07194880A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sewing machine
data
control means
personal computer
embroidery
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP35091893A
Other languages
English (en)
Inventor
Ikuo Tajima
郁夫 田島
Takashi Ito
伊藤  隆
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokai Kogyo Sewing Machine Co Ltd
Original Assignee
Tokai Kogyo Sewing Machine Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokai Kogyo Sewing Machine Co Ltd filed Critical Tokai Kogyo Sewing Machine Co Ltd
Priority to JP35091893A priority Critical patent/JPH07194880A/ja
Publication of JPH07194880A publication Critical patent/JPH07194880A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】個々の設定手段を使用しなくても、機種等の異
なる複数のミシンに対して縫いデータ及び制御データを
容易に設定できるようにする。 【構成】 ミシンは、ミシン本体とその仕様に応じたミ
シン制御手段とから構成される。このミシン制御手段に
は、通信制御手段が設けられる。このような通信制御手
段を有する刺繍ミシンの複数台が双方向の通信回線を介
して各種のデータ処理を行うパーソナルコンピュータに
接続されている。パーソナルコンピュータは、所定の制
御プログラムに応じて動作し、縫いデータ及び制御デー
タを作成編集しては通信回線及び通信制御手段を介して
所定のミシン制御手段に送信したり、各ミシン制御手段
から送信されてくるミシンの制御状態信号に基づいて各
ミシンの生産高や糸切れ状態や主軸の回転数等の各種の
生産管理に必要な情報を集計処理して表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、刺繍ミシンあるいはそ
の他の工業ミシンの情報伝達システムに関し、特に、布
等の被対象物に対して予め記憶された縫いデータに応じ
て縫い動作を個別に行う複数台のミシンを制御するよう
に構成されたミシンの情報伝達システムに関する。
【0002】
【従来の技術】刺繍ミシンは、所望の刺繍柄の縫い動作
をその刺繍柄に対応した縫いデータに応じて実行してい
た。すなわち、刺繍ミシンは、この縫いデータに応じて
主軸モータを駆動制御したり、布等の被対象物の保持さ
れた刺繍枠を2次元方向に移動制御したりして、所望の
刺繍柄を被対象物に刺繍している。この縫いデータは、
各ステッチ毎の刺繍枠の移動量を指示するX,Yデータ
や、並びに所要ステッチにおける色換え、ミシンの主軸
停止、ジャンプ等の刺繍ミシンの各動作を指示するファ
ンクションデータなどの1ステッチ毎の刺繍縫い動作に
関するデータで構成されている。
【0003】従来は、多数の縫いデータを予めフロッピ
ーディスク等の外部記憶装置に記憶しておき、その外部
記憶装置を刺繍ミシンにセットし、そこから所望の縫い
データを読み出したり、または多数の縫いデータを内部
記憶装置に予め記憶しておき、そこから所望の縫いデー
タを刺繍ミシンの設定手段で選択的に読み出したりし
て、読み出された縫いデータに応じて刺繍縫い動作を実
行していた。
【0004】一方、刺繍ミシンの制御装置は、刺繍柄の
変更や刺繍縫い動作の制御に関する種々の機能を有す
る。例えば、刺繍ミシンの制御装置は刺繍柄に応じて糸
の色換え順序を指示する機能を有する。刺繍ミシンで刺
繍柄の縮小又は拡大又は回転等の変更を行う場合には、
その制御装置は縫いデータ中の刺繍枠のX,Y移動量を
指示するX,Yデータを縮小又は拡大又は回転等のパラ
メータに応じてデータ変換を行う機能を有する。刺繍ミ
シンが多頭式の場合には、その制御装置は各ミシンヘッ
ド毎の運転及び休止を選択する機能を有する。刺繍ミシ
ンで複数の刺繍柄を組み合わせて連続的に縫い動作を行
う場合には、その制御装置は、刺繍柄の縫い順序を指示
する機能を有する。刺繍ミシンの制御装置は、同じ刺繍
柄の縫い動作を繰り返し実行させる機能を有する。ボー
リングメスが取り付けられた針位置が選択された時に刺
繍枠をオフセットするオフセット量をボーリングメスの
取り付け位置に応じて設定する機能を有する。
【0005】このような機能の設定変更は、刺繍ミシン
側に設けられた設定手段によって直接行われる。すなわ
ち、各機能の設定変更に関する制御データは、刺繍ミシ
ンに専属のデータ、すなわち刺繍ミシン固有のものなの
で、各刺繍柄の刺繍縫い動作を行う前に、その都度、設
定手段で所望のものを設定したり、変更したりしなけれ
ばならい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】縫いデータは、種々の
刺繍柄に対応しているため、刺繍ミシンのメーカーが異
なる場合や、同一メーカー間において製造年度や機種等
が異なる場合であっても、データ透過性を有する。通信
ラインを介して外部機器と刺繍ミシンとを接続し、その
間で縫いデータの送受信を行うように構成された刺繍ミ
シンのシステムがある。ところが、データ透過性がある
のは、縫いデータだけであり、上述のような各種機能の
設定や変更に関する制御データに関しては刺繍ミシン固
有の設定手段を用いて、個別に設定しなければならな
い。すなわち、刺繍縫いを行う場合、その都度、所望の
制御データを操作の異なる個々の設定手段で個別に設定
しなければならず、極めて面倒であった。また、作業者
は、個々の設定手段の操作に習熟するために、多大な負
担を強いられていた。
【0007】さらに、最近では、複数台の刺繍ミシンを
稼働して多数の刺繍製品を製造することがある。このよ
うな場合に、複数台の刺繍ミシンが同じ機種で統一され
ていればよいのだが、そうでない場合は前述と同様に、
刺繍縫いを行う場合、その都度、所望の制御データをメ
ーカ毎に異なる個々の設定手段で設定したり、個々の設
定手段の操作を習熟しなければならないという問題があ
った。
【0008】本発明は上述の点に鑑みてなされたもので
あり、個々の設定手段を使用しなくても、機種等の異な
る複数のミシンに対して縫いデータ及び制御データを容
易に設定することの可能なミシンの情報伝達システムを
提供することを目的とする。また、本発明は、複数のミ
シンの作業状況等を容易に認識することのできるミシン
の情報伝達システムを提供することを別の目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のミシンの情報伝
達システムは、ミシン本体とその仕様に応じたミシン制
御手段とから構成される複数のミシンと、各種のデータ
処理を行うパーソナルコンピュータと、前記ミシン制御
手段のそれぞれに設けられた通信制御手段と、前記パー
ソナルコンピュータと前記通信制御手段との間を接続す
る双方向の通信回線とから構成される。
【0010】
【作用】ミシンは、刺繍枠やミシンヘッドなどからなる
ミシン本体と、このミシン本体に設けられたミシン制御
手段とを含んで構成される。ミシン制御手段は、縫いデ
ータや各機能の設定変更に関する制御データに基づいて
ミシン本体の動作等を制御する。通信制御手段は通信回
線を介してパーソナルコンピュータから送信されてきた
縫いデータや制御データをミシン制御手段側に出力する
と共にミシン制御手段から出力されるミシンの制御状態
信号を前記通信回線を介してパーソナルコンピュータ側
に送信する。一方、パーソナルコンピュータは、マイク
ロプロセッサ、ROM、RAM等から構成される汎用コ
ンピュータであり、所定の制御プログラムに応じて動作
し、縫いデータ及び制御データを作成編集しては通信回
線及び通信制御手段を介して所定のミシン制御手段に送
信したり、各ミシン制御手段から送信されてくるミシン
の制御状態信号に基づいて各ミシンの生産高や糸切れ状
態や主軸の回転数等の各種の生産管理に必要な情報を集
計処理して表示する。これによって、複数のミシンが稼
働していても、どのミシンが休止中でどのミシンがどの
図柄を刺繍中であるかなどの生産管理を容易に行うこと
ができるようになり、複数台のミシンを稼働しながら刺
繍またはその他の縫い作業を効率的に運用することがで
きる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明
する。図1は、本発明の刺繍ミシンの情報伝達システム
の概略構成を示す図である。この刺繍ミシン情報伝達シ
ステムは、パーソナルコンピュータ1と、これに通信回
線6を介して接続された複数の刺繍ミシン21〜2Nと
から構成される。
【0012】パーソナルコンピュータ1は、マイクロプ
ロセッサユニット(CPU)10、システムメモリ(R
OM)11、データ及びワーキングメモリ(RAM)1
2、ディスプレイ装置(CRT)13、ハードディスク
装置(HDD)14、プリンタ装置15、キーボード1
6及び通信インタフェース(I/F)17から構成され
る。これ以外の周辺機器、例えばフロッピーディスクド
ライバやICカード読み取り装置等が接続される場合も
ある。
【0013】マイクロプロセッサユニット(CPU)1
0は、このパーソナルコンピュータ1の全体動作を制御
するものである。このCPU10に対して、データ及び
アドレスバス18を介してROM11、RAM12、C
RT13、HDD14、プリンタ装置15、キーボード
16及び通信I/F17が接続されている。
【0014】ROM11はCPU10の各種のシステム
プログラムや通信プログラム等を格納する不揮発性メモ
リである。RAM12は、CPU10がプログラムを実
行する際に発生する各種データや刺繍ミシン2A〜2N
からの各種データを記憶する揮発性メモリである。表示
装置(CRT)13はCPU10の制御状態、各刺繍ミ
シンの設定状態、各刺繍ミシンからのデータ等の各種情
報を表示するものである。なお、表示装置13は液晶デ
ィスプレイ(LCD)でもよい。
【0015】ハードディスク装置14は数十〜数百メガ
バイト(MB)の記憶容量を有し、各刺繍ミシン2A〜
2Nからのデータ等を記憶する。ハードディスク装置1
4とRAM12等の内部メモリとの間では、図示してい
ないDMAによってデータ転送が行われるようになって
いる。プリンタ15は、各刺繍ミシン2A〜2Nの制御
状態や稼働状況等の種々のデータを印字出力する。
【0016】キーボード16は、各刺繍ミシン2A〜2
Nの設定データやパーソナルコンピュータ1の制御デー
タ等をデータ及びアドレスバス25を介してCPU10
に入力するためのインタフェースである。通信インタフ
ェース17は、通信規格RS−485に基づいたライン
サーキット用のドライバ及びレシーバで構成されてい
る。
【0017】刺繍ミシン2A〜2Nは、通信制御手段3
A〜3Nを介してパーソナルコンピュータ1に接続され
ている。通信制御手段3A〜3Nは、刺繍ミシン2A〜
2Nを通信回線を介してパーソナルコンピュータ1にマ
ルチポイント接続されている。各刺繍ミシン2A〜2N
は、ミシン本体5A〜5Nと、これを制御するミシン制
御手段体4A〜4Nから構成される。
【0018】図2は、図1の刺繍ミシン2A及び通信制
御手段3Aの詳細構成を示す図である。なお、刺繍ミシ
ン2B〜2N及び通信制御手段3B〜3Nに関しては、
刺繍ミシン2A及び通信制御手段3Aと概略同じなの
で、ここではその説明は省略する。
【0019】通信制御手段3Aは、パーソナルコンピュ
ータ1の通信インターフェース17とは異なり、マイク
ロコンピュータ構成になっており、ミシン制御手段4A
のデータ設定等を行えるようになっている。すなわち、
通信制御手段3Aは通信規格RS−485に基づいた通
信インターフェース35の他に、マイクロプロセッサユ
ニット(CPU)30、システムメモリ(ROM)3
1、データ及びワーキングメモリ(RAM)32、操作
パネル33、タイマ34、RS−232C用インターフ
ェース36及びパラレル用インターフェース37から構
成される。
【0020】マイクロプロセッサユニット(CPU)3
0は、この通信制御手段3A全体の動作を制御するもの
である。このCPU30に対しては、データ及びアドレ
スバス39を介してROM31、RAM32、操作パネ
ル33、タイマ34、通信インターフェース35、RS
−232C用インターフェース36及びパラレル用イン
ターフェース37が接続されている。
【0021】ROM31はCPU30の各種のシステム
プログラムや通信プログラム等を格納する不揮発性メモ
リである。RAM32は、CPU30がプログラムを実
行する際に発生する各種データや刺繍ミシン2Aからの
各種データを一時的に記憶する揮発性メモリである。
【0022】操作パネル33は、ミシン制御装置3Aに
各種データを設定するための設定スイッチや表示器(L
CD)38を含むで構成される。表示器(LCD)38
はミシン制御装置の設定状態等の各種情報を表示するも
のである。なお、表示器38にはCRTを用いてもよ
い。タイマ34は、CPU30及び通信制御手段全体の
各部で必要とされるシステムクロック等を発生する。
【0023】通信インタフェース35は、通信規格RS
−485に基づいたラインサーキット用のアークネット
コントローラ3P、コネクタ3Q,3R、ドライバ3
S,3Tから構成される。コネクタ3Qは、前段のパー
ソナルコンピュータ1の通信インターフェース17に接
続されている。コネクタ3Rは、次段の刺繍ミシン2B
の通信制御手段3B内の通信インターフェースのコネク
タに接続されている。コネクタ3Q,3Rは、同軸コネ
クタ又はモジューラコネクタで構成される。
【0024】ドライバ3Sはコネクタ3Qを介して前段
のパーソナルコンピュータ1から送られてきた受信デー
タを入力し、それをドライバ3R及びアークネットコン
トローラ3Pに出力すると共に、アークネットコントロ
ーラ3Pからの送信データを入力し、ドライバ3Rに出
力する。ドライバ3Rはドライバ3Sからの受信データ
又は送信データをコネクタ3Rを介して次段の刺繍ミシ
ン2Bに送信する。
【0025】アークネットコントローラ3Pは、送信す
べきデータをCPU30からデータ及びアドレスバス3
9を介して入力し、それを通信規格RS−485に基づ
いた送信データに変換してドライバ3Sに出力すると共
に、ドライバ3Sからの受信データ(通信規格RS−4
85に基づいたもの)を内部処理可能なデータに変換し
てデータ及びアドレスバス39を介してCPU30に出
力する。
【0026】RS−232C用コネクタ36及びパラレ
ル用コネクタ37は、ミシン制御手段4A側の通信コネ
クタに接続される。すなわち、図示のようにミシン制御
手段4Aの通信コネクタがパラレル36ピンコネクタの
場合には、通信制御手段3A側の通信コネクタはそれと
同じパラレル用コネクタ37が使用される。また、ミシ
ン制御手段4Aの通信コネクタがRS−232C用コネ
クタの場合には、通信制御手段3A側の通信コネクタと
してはそれと同じ通信コネクタRS−232C用コネク
タ36が使用される。
【0027】刺繍ミシン2Aは、ミシン制御手段4Aと
ミシン本体5Aとからなる。ミシン制御手段4Aは、マ
イクロコンピュータ構成になっており、マイクロプロセ
ッサユニット(CPU)40、システムメモリ(RO
M)41、刺繍枠データメモリ(RAM)42、ワーキ
ングメモリ(RAM)43、パネルスイッチ44、モー
タドライバ45、外部インターフェース46及びパラレ
ル用コネクタ47から構成される。ミシン制御手段4A
は、パラレル用コネクタ37,45を介して通信制御手
段3Aから入力するデータによって各種の設定を行う場
合と、自己のパネルスイッチ44によって各種の設定を
行う場合とがある。
【0028】マイクロプロセッサユニット(CPU)4
0は、このミシン制御手段4A全体の動作を制御するも
のである。このCPU40に対しては、データ及びアド
レスバス48を介してROM41、刺繍枠データRAM
42、ワークングRAM43、パネルスイッチ44、モ
ータドライバ45、外部インターフェース46及びパラ
レル用コネクタ47が接続されている。
【0029】ROM41はCPU40の各種のシステム
プログラム等を格納する不揮発性メモリである。刺繍枠
データRAM42は、刺繍枠51のX軸及びY軸駆動用
パルスモータ52,53の制御データすなわち所望の刺
繍柄模様を実現するための縫いデータ(1ステッチ毎の
刺繍枠の位置を指示するX,Yデータ)を複数の刺繍柄
についてそれぞれ記憶する揮発性メモリである。ワーキ
ングRAM43は、各種制御データ及びその他の刺繍縫
いに関連した各種データ(色換え、ミシン主軸停止、ジ
ャンプ等のファンクションデータなど)を一時的に記憶
する揮発性メモリである。
【0030】パネルスイッチ44は、各種設定スイッチ
や表示器等を含むものである。モータドライバ45は、
CPU40からのX,Yデータに応じてX軸及びY軸駆
動用パルスモータ52,53に駆動パルスを出力する。
外部インターフェイス46は、ミシン本体5Aに設けら
れている各機器に制御信号を出力したり、各機器からの
信号を入力するためのインターフェイスである。パラレ
ル用コネクタ47は、通信制御手段3A側のパラレルコ
ネクタ37に接続される。
【0031】ミシン本体5Aは、多頭式ミシンであり、
刺繍枠51、X軸及びY軸駆動用パルスモータ52,5
3、複数のミシンヘッド56及び主軸モータ57から概
略構成される。なお、図では説明の便宜上、ミシンヘッ
ドが2個だけ示してある。刺繍枠51は、布などの被対
象物を保持するものである。
【0032】X軸駆動用パルスモータ52は、刺繍枠5
1をX軸方向に移動させるものである。Y軸駆動用パル
スモータ53は、刺繍枠51をY軸方向に移動させるも
のである。枠リミットスイッチ54,55は、刺繍枠5
1のX軸及びY軸のそれぞれの移動方向に対して設けら
れ、刺繍枠51の移動可能範囲を規定するものである。
【0033】主軸モータ57は、このミシン本体5Aの
ミシン主軸を回転駆動する。ミシン主軸の回転駆動力は
カム機構又はベルト機構等の動力伝達手段5Sを介し
て、各ミシンヘッド56の針棒、天秤及び釜に伝達され
る。ロータリーエンコーダ58は、このミシン主軸(又
は主軸モータ57)の回転角度を検出するものである。
【0034】図では、各ミシンヘッド56に対して針棒
は1つだけ示してあるが、実際には各ミシンヘッド56
には、複数の針棒(各針棒にはそれぞれ異なる色の糸が
取り付けられている)が設けられている。そして、色換
モータ5Rは、その複数の針棒の中の1つだけが駆動す
るように構成されている。なお、図示していないが、各
ミシンヘッド56には針棒駆動機構が設けられ、ミシン
主軸の回転に同期して針棒を上下方向に駆動するように
なっている。
【0035】運転/停止スイッチ59は、バースイッチ
からなり、バーを例えば右方向に操作すると運転スイッ
チオンとなり、逆に左方向に操作すると停止スイッチオ
ンとなる。運転スイッチオンのときには、主軸モータ5
7の回転駆動力がミシン主軸に伝達されるようになり、
ミシン主軸が回転し、縫い動作が始まる。逆に、停止ス
イッチオンのときは、逆の動作によってミシン主軸の回
転が停止される。
【0036】各ミシンヘッド56には、ヘッドクラッチ
5Pが設けられている。ヘッドクラッチ5Pは、各ミシ
ンヘッド56に設けられたジャンプソレノイドによって
駆動されており、外部インターフェイス46からオン信
号を入力することによって、針棒を上位置に固定して上
下移動しないようにし、オフ信号を入力することによっ
て、針棒を上下移動させる。すなわち、ヘッドクラッチ
5Pは針棒の上下移動のオン/オフを制御を行う。従っ
て、このジャンプソレノイドにオン信号が入力している
のか、オフ信号が入力しているのかを検出することによ
って、現在ミシンヘッドが稼働中かそうでないかを検出
することができる。
【0037】各ミシンヘッド56には、糸検出器5Tが
設けられている。糸検出器5Tは、上糸及び下糸の糸切
れを検出し、糸切れ信号を外部インターフェイス46を
介してCPU40に出力する。なお、図では糸検出器5
Tは一個だけ示してあるが、実際には上糸用と下糸用の
2個が各ミシンヘッド56に設けられている。CPU4
0はこの糸検出器5Tからの糸切れ信号を入力すること
によって、各ミシンヘッドの糸切れ状態を集計処理す
る。
【0038】図3は、図2の操作パネル33の詳細構成
を示す図である。操作パネル33は、メッセージ表示部
38と、数値入力キー6と、操作取り消しキー61と、
確定キー62と、ファンクションキー7とから構成され
る。メッセージ表示部38は、LCDからなり、操作に
あたり、必要なメッセージを表示したり、チェックを行
ったときにその結果を表示したりする。また、ファンク
ションキー7が操作されると、左端にその操作されたキ
ーを示すアルファベットが表示されるようになってい
る。
【0039】数値入力キー6は、テンキーで構成され、
オペレータ番号やID番号等の数値を入力するときに使
用される。操作取り消しキー61は、数値入力キー6に
隣接して設けられ、数値入力キー6による入力数値や操
作を取り消すときに使用されるキーである。
【0040】確定キー62は、操作取り消しキー61に
隣接して設けられ、数値入力キー6による入力数値や操
作を取り消すときに使用されるキーである。ファンクシ
ョンキー7は、全部で15個のキー(“A”,“B”,
“C”,“D”,“E”,“F”,“G”,“H”,
“J”,“K”,“L”,“M”,“N”,“P”,
“R”)で構成されている。各キーには各種の機能が割
り付けられおり、このファンクションキーのいずれかを
操作することによってその機能が実行されるようになっ
ている。
【0041】以下、ファンクションキーの機能について
説明する。ファンクションキー7の“A”は、オペレー
ターキーである。このオペレーターキー“A”は、刺繍
ミシンを担当するオペレーターのオペレーター番号を入
力するためのキーであり、担当オペレーターを変更する
ときなどにも使用される。このオペレーター番号はホス
トとなるパーソナルコンピュータ1で常時管理される。
【0042】ファンクションキー7の“B”は、オーダ
ー終了キーである。このオーダー終了キー“B”は、1
つの刺繍柄の刺繍作業が全て終了した時点でオペレータ
ーによって操作されるキーである。従って、このオーダ
ー終了キー“B”が操作されると、通信制御手段3A〜
3Nはパーソナルコンピュータ1にオーダーの終了を知
らせると共に、次の刺繍柄の送信を要求する。すなわ
ち、このオーダー終了キー“B”は、刺繍柄送信要求キ
ーとしての機能も有する。
【0043】ファンクションキー7の“C”は、上糸準
備キーである。この上糸準備キー“C”は、刺繍枠51
に取り付けられている生地の交換に応じて上糸交換の必
要が生じた場合に操作されるキーである。従って、この
上糸準備キー“C”が操作されると、パーソナルコンピ
ュータ1は上糸準備(交換)の時間管理を行う。ここ
で、上糸準備の時間とは、上糸準備キー“C”の操作後
に確定キー62が操作されてから再び確定キー62が操
作されるまでの時間、又はバースイッチが起動するまで
の時間のことをいう。
【0044】ファンクションキー7の“D”は、有効ヘ
ッド数キーである。この有効ヘッド数キー“D”は、現
在刺繍している刺繍柄に対して、有効(使用する)ヘッ
ド数を入力するためのキーである。この有効ヘッド数キ
ー“D”は刺繍ミシンが停止している場合に操作可能と
なる。この有効ヘッド数の初期値は、パーソナルコンピ
ュータ1から前述の新しい刺繍柄と一緒に送信され、通
信制御手段3A〜3N内に設定される。
【0045】ファンクションキー7の“E”は、不良枚
数入力キーである。この不良枚数入力キー“E”は、現
在刺繍している刺繍柄に対して、刺繍不良の発生した枚
数を入力するためのキーである。この不良枚数入力キー
“E”も刺繍ミシンが停止している場合に操作可能とな
る。この不良枚数入力キー“E”によって入力された不
良枚数は、パーソナルコンピュータ1には順次加算処理
される。また、この不良枚数を間違えて入力した場合に
は、この不良枚数入力キー“E”を2回操作することに
よって減算入力扱いとなるので、間違えた枚数を不良枚
数として入力することによってパーソナルコンピュータ
1では、その値を減算処理して正確な値に修正する。な
お、この不良枚数は1つの刺繍柄毎に管理されるので、
オーダー終了キー“B”の入力によって新しい刺繍柄に
パーソナルコンピュータ1から送信されてきた場合に
は、クリアされ、『0』となる。
【0046】ファンクションキー7の“F”は、上/下
糸交換キーである。この上/下糸交換キー“F”は、上
糸又は下糸が無くなり、いずれかを交換するときに操作
されるキーである。この上/下糸交換キー“F”が操作
されることなく、刺繍ミシンが停止した場合には、糸切
れ停止又はバー停止としてパーソナルコンピュータ1は
判断する。従って、この上/下糸交換キー“F”が操作
されると、パーソナルコンピュータ1は上/下糸交換の
時間管理を行うようになる。ここで、上/下糸交換の時
間とは、刺繍ミシン停止後の上/下糸交換キー“F”の
操作後に確定キー62が操作されてからバースイッチが
起動するまでの時間のことをいう。
【0047】ファンクションキー7の“G”は、休憩キ
ーである。この休憩キー“G”は、オペレーターが昼休
み又は休憩するときに操作されるキーである。この休憩
キー“G”が操作されると、パーソナルコンピュータ1
は休憩の時間管理を行う。この休憩キー“G”は、上糸
準備中、上/下糸交換中、アクシデント中、アップリケ
作業中でも入力可能である。ここで、休憩時間とは、休
憩キー“G”の操作後に確定キー62が操作されてから
休憩終了時に再び確定キー62が操作されるまでの時
間、又はバースイッチが起動するまでの時間のことをい
う。
【0048】ファンクションキー7の“H”は、アクシ
デントキーである。このアクシデントキー“H”は、非
常又は異常停止が発生したり、エラーが発生したり、機
械/電気故障が発生したときに操作されるキーである。
このアクシデントキー“H”が操作されると、パーソナ
ルコンピュータ1はアクシデントの時間管理を行う。こ
こで、アクシデント時間とは、アクシデントキー“H”
の操作後に確定キー62が操作されてから再び確定キー
62が操作されるまでの時間、又はバースイッチが起動
するまでの時間のことをいう。
【0049】ファンクションキー7の“J”は、保守/
点検キーである。この保守/点検キー“J”は、保守要
員か刺繍ミシンの保守又は点検を行うときに操作される
キーである。この保守/点検キー“J”が操作される
と、パーソナルコンピュータ1は保守/点検の時間管理
を行う。この保守/点検キー“H”は、上糸準備中、上
/下糸交換中、休憩中、アクシデント中、アップリケ作
業中でも入力可能である。ここで、保守/点検時間と
は、保守/点検キー“J”の操作後に確定キー62が操
作されてから保守点検終了時に再び確定キー62が操作
されるまでの時間のことをいう。この保守/点検期間中
は刺繍ミシンの動作のカウント処理(起動、停止、針数
など)は行わない。なお、アクシデンが発生し、保守/
点検が必要になった場合に、アクシデントキー“H”が
操作されることなく、保守/点検キー“J”が操作され
ると、パーソナルコンピュータ1はこの時点でアクシデ
ントは終了したと判断して、保守/点検の時間管理を行
う。
【0050】ファンクションキー7の“K”は、糸切れ
表示切り替えキーである。この糸切れ表示切り替えキー
“K”は、糸切れが発生した場合に、その糸切れが上糸
又は下糸のどちらかを指定するキーである。この糸切れ
表示切り替えキー“K”が操作されると、パーソナルコ
ンピュータ1は各ミシンヘッドの上糸又は下糸の切れた
回数と時間の管理を行う。この糸切れ表示切り替えキー
“K”は、糸検出器5Tからの糸切れ信号を入力してい
る間だけ入力可能である。ここで、上/下糸切れ時間と
は、糸検出器5Tからの糸切れ信号を入力してからバー
スイッチが起動するまでの時間のことをいう。従って、
この時間中に糸切れ表示切り替えキー“K”が操作され
ると、その糸切れの発生したのが上糸か下糸かを切り替
えることができるようになる。
【0051】ファンクションキー7の“L”は、アップ
リケ作業キーである。このアップリケ作業キー“L”
は、アップリケ作業する際に操作されるキーである。こ
のアップリケ作業キー“L”が操作されると、パーソナ
ルコンピュータ1はアップリケ作業の時間管理を行う。
このアップリケ作業キー“L”は、刺繍ミシンが停止中
に操作可能であるが、前述の糸切れによる停止中には操
作することはできない。ここで、アップリケ作業時間と
は、刺繍ミシンの停止後にアップリケ作業キー“L”が
操作されてからバースイッチが起動するまでの時間のこ
とをいう。
【0052】ファンクションキー7の“M”,“N”,
“P”,“R”は、予備キーであるが、これらのキーの
いずれかを操作しながら、通信制御手段3A〜3Nの電
源をオンすることによって、通信レート(ボーレード)
の設定機能、システムダウンロード機能、ネットワーク
テスト機能、又は刺繍枠データRAMやワーキングRA
Mのデータクリア機能を行えるように設定されている。
【0053】図4は、パーソナルコンピュータ1、通信
制御手段3A及びミシン制御手段4Aのそれぞれの間で
共通に使用される通信データのフォーマット形式を示す
図である。通信データは、ヘッダ部とパケット部とから
なる。ヘッダ部は、送信元IDフレーム、送信先IDフ
レーム及びデータ数フレームから構成される。ヘッダ部
の各データは、各通信インターフェイス内の所定の位置
に書き込まれる。送信元IDフレームは送信するデバイ
スのID番号を示す。送信先IDフレームは受信するデ
バイスのID番号を示す。データ数フレームは送信され
るデータの数を示す。
【0054】なお、通信データは1〜253のショート
パケットで構成されるため、データ数フレームには、2
56−(実際のデータ数+2)が格納される。すなわ
ち、データ数が最少の1個だとデータ数フレームは“2
53”となり、データ数が最大の253個だとデータ数
フレームは“1”となる。従って、通信データを受信し
たデバイスは、“253”になるまでデータの読み出し
処理を行うことによって受信データを全て読み出すこと
が可能となる。
【0055】パケット部は、ファイル番号(No)フレ
ーム、パケット番号フレーム、通信種類フレーム及びデ
ータ部から構成される。このパケット部がヘッダ部に続
いて送信される。パケット部の数は、全部で1〜253
個である。パケット部のデータは、各通信インターフェ
イス内のデータ書き込み位置に書き込まれる。ファイル
番号フレームはパケット部内の複数のデータの内容を区
分けを示す。パケット番号フレームはデータの先頭から
の通し番号を示す。通信種類フレームは、送信データの
内容が受信側デバイスに対して情報の転送を要求するも
のなのか、又はその要求に対する情報の応答なのかを示
すと共に、通信データの内容を示す。
【0056】すなわち、情報の転送を要求する場合に
は、通信種類フレームは2バイトで構成され、最初の1
バイトが“00”となり、その後に続く1バイトが通信
データの内容を示す通信番号となる。送信データの内容
が情報の応答を示し場合には、通信種類のフレームは1
バイトで構成され、通信データの内容を示す通信番号と
なる。従って、受信側デバイスは、この通信種類の先頭
の1バイトを見て、情報要求か情報応答かをすばやく認
識する。
【0057】通信種類を構成する通信番号の“01”〜
“1F”は、通信データの内容がステッチデータ関係で
あることを示す。“20”〜“3F”はシステム共通の
データであることを示す。“40”〜“5F”は刺繍ミ
シン2A〜2N側のモニタ関係のデータであることを示
す。“60”〜“7F”はパーソナルコンピュータ1側
のモニタ関係のデータであることを示す。“80”〜
“9F”は通信制御手段3A〜3Nのモニタ関係のデー
タであることを示す。“A0”〜“BF”は刺繍ミシン
2A〜2N内の各種設定情報関係のデータであることを
示す。なお、通信番号の“C0”〜“FF”は、予備の
番号である。
【0058】通信番号の“01”〜“1F”は通信デー
タの内容がステッチデータ関係であることを示す。例え
ば、通信番号“01”は、そのパケット部のデータが柄
の種類に関することを示す。従って、データ部には柄の
種類(通常柄、通常柄のパック付き、柄プロコン柄又は
AFC空送り柄)、柄番号、テープの種類及びステッチ
数等のデータで構成される。
【0059】通信番号“02”は、そのパケット部のデ
ータが通常柄の柄データに関することを示す。従って、
通信データが情報要求の場合には、データ部は開始デー
タアドレス、送信ステッチ数等となり、通信データが情
報応答の場合にはデータ部にはテープデータ等で構成さ
れる。
【0060】通信番号“03”は、そのパケット部のデ
ータが通常柄の柄情報に関することを示す。従って、デ
ータ部は柄番号、テープの種類、柄名、ステッチ数、色
換え数、最大範囲+X、最大範囲−X、最大範囲+Y、
裁断範囲−Y、最終座標点X、最終座標点Y等で構成さ
れる。$
【0061】通信番号“04”は、そのパケット部のデ
ータが通常柄のパック付きに関することを示す。従っ
て、データ部は柄番号、テープの種類、柄名、ステッチ
数、色換え数、最大範囲+X、最大範囲−X、最大範囲
+Y、裁断範囲−Y、最終座標点X、最終座標点Y、針
棒選択、X倍率、Y倍率、回転、ミラー、優先、ヘッド
選択、自動起動、ニップルストローク等で構成される。
【0062】以下、通信番号“05”は、そのパケット
部のデータが柄プロコン柄に関し、通信番号“06”は
AFC空送り柄に関することをそれぞれ示し、各データ
部はそれに応じたもので構成される。
【0063】通信番号の“20”〜“3F”は通信デー
タの内容がシステム共通のデータであることを示す。例
えば、通信番号“20”は、そのパケット部のデータが
時計セットに関することを示す。従って、データ部は各
1バイト構成の年、月、日、時、分、秒のデータで構成
される。
【0064】通信番号“21”は、そのパケット部のデ
ータが時間設定に関することを示す。従って、データ部
は各1バイトの日、時のデータで構成される。通信番号
“22”は、そのパケット部のデータが刺繍ミシンの機
種設定に関することを示す。従って、データ部は各刺繍
ミシン(メーカーの異なるものも含む)に対応したID
番号で構成される。
【0065】通信番号“23”は、そのパケット部のデ
ータが刺繍ミシンの使用に関することを示す。従って、
データ部はその刺繍ミシンの最大ヘッド数(1バイト構
成)、有効ヘッド数(1バイト構成)、下糸検出の有無
(1バイト構成)のデータで構成される。
【0066】以下、通信番号“24”は、シフト設定に
関し、通信番号“25”は各シフト開始時間に関し、通
信番号“26”は、残業時間に関し、通信番号“27”
はオプレーター番号に関することをそれぞれ示し、各デ
ータ部はそれに応じたもので構成される。
【0067】通信番号の“40”〜“5F”は、通信デ
ータの内容が刺繍ミシンのモニタ関係のデータであるこ
とを示す。例えば、通信番号“41”は、そのパケット
部のデータが刺繍ミシンの電源オン/オフに関すること
を示す。従って、データ部は電源オンの場合には“0
0”、電源オフの場合には“01”のデータで構成され
る。
【0068】通信番号“42”は、そのパケット部のデ
ータが刺繍ミシンの停止/稼働に関することを示す。従
って、刺繍ミシン停止中の場合にはデータ部は“0
0”、刺繍ミシン稼働中の場合には“01”のデータで
構成される。
【0069】通信番号“43”は、そのパケット部のデ
ータが刺繍ミシンの停止に関することを示す。従って、
データ部は、自動起動以外の停止コードによって停止し
た場合には“03”、1コード起動の終了コードによっ
て停止した場合には“04”、1コード停止の終了コー
ドによって停止した場合には“05”、2コードの終了
コードによって停止した場合には“06”、異常停止や
非常停止によって停止した場合には“11”、バー停止
によって停止した場合には“12”、糸切れによって停
止した場合には“13”、上糸切れによって停止した場
合には“14”、下糸切れによって停止した場合には
“15”、その他の要因によって停止した場合には“1
F”のデータで構成される。また、上糸切れ又は下糸切
れによって停止した場合には、その糸切れの発生したミ
シンヘッド番号を示すデータが通信番号“43”と共に
送信されることとなる。
【0070】通信番号“45”は、刺繍ミシンが起動に
応答したことを示す。通信番号“46”は、刺繍ミシン
が図柄1針目でバー起動したことを示す。通信番号“4
7”は刺繍ミシンが図柄途中でバー起動したことを示
す。
【0071】通信番号の“60”〜“7F”は、通信デ
ータの内容がパーソナルコンピュータのモニタ関係のデ
ータであることを示す。例えば、通信番号“60”は、
パーソナルコンピュータ1が他のアプリケーションソフ
トを起動中のため受信不可能状態であることを示す。通
信番号“61”は、刺繍ミシンの稼働状況だけ受信可能
であり、イベント発生情報等の受信は不可能であること
を示す。通信番号“62”は、刺繍ミシンの稼働状況と
イベント発生情報の両方を受信可能であることを示す。
通信番号“63”は、パーソナルコンピュータ1がエラ
ー状態を示す。通信番号“64”は、刺繍ミシンの有効
ヘッド数を示す。通信番号“65”は刺繍縫いにより不
良枚数を示す。
【0072】通信番号の“80”〜“9F”は通信制御
手段のモニタ関係のデータであることを示す。例えば、
通信番号“80”は、その通信制御手段の電源オン/オ
フ状態を示す。従って、データ部は電源オンの場合には
“00”、電源オフの場合には“01”のデータで構成
される。
【0073】通信番号“81”は、そのパケット部のデ
ータが通信制御手段3Aの操作パネル33の操作パネル
入力に関することを示す。従って、データ部は、オペレ
ーターキー“A”の操作によるオペレーター番号の変更
の場合には“00”、オーダー終了キー“B”の操作に
よるオーダー終了の場合には“05”、上糸準備キー
“C”の操作による上糸準備開始の場合には“08”、
上糸準備終了の場合には“09”、上/下糸交換キー
“F”の操作による上糸又は下糸の交換開始の場合には
“0A”、上糸又は下糸の交換終了の場合には“0
B”、休憩キー“G”の操作による休憩開始の場合には
“0C”、休憩終了の場合には“0D”、アクシデント
キー“H”の操作によるアクシデント開始の場合には
“0E”、アクシデント終了の場合には“0F”、保守
/点検キー“J”の操作による保守/点検開始の場合に
は“10”、保守/点検終了の場合には“11”、有効
ヘッド数キー“D”の操作による有効ヘッド数設定の場
合には“12”、不良枚数入力キー“E”の操作による
不良枚数設定の場合には“13”、糸切れ表示切り替え
キー“K”が操作された場合には“14”、キー“K”
が再度操作された場合には“15”、アップリケ作業キ
ー“L”が操作された場合には“16”、この状態で確
定キー62が操作された場合にはアップリケ作業停止の
終了を示す“17”のデータでそれぞれ構成される。
【0074】通信番号“82”は、パケット部のデータ
が刺繍ミシン2A及び通信制御手段3Aの稼働状況に関
するものであることを示す。従って、データ部は、刺繍
ミシンが稼働中の場合には“00”、刺繍ミシンの電源
オフ状態の場合には“01”、刺繍ミシンの電源オン状
態の場合には“02”、刺繍ミシンが停止コードによる
停止中の場合には“03”、1コード停止の終了コード
による停止中の場合には“05”、2コード停止の終了
コードによる停止中の場合には“06”、異常、非常停
止中の場合には“11”、バー停止による停止中の場合
には“12”、糸切れによる停止中の場合には“1
3”、上糸切れによる停止中の場合には“14”、下糸
切れによる停止中の場合には“15”、その他の要因に
よる停止中の場合には“1F”、刺繍ミシンが休憩中の
場合には“21”、保守/点検中の場合には“22”、
アクシデント中の場合には“23”、アップリケ停止中
の場合には“24”、通信制御手段3AのROM31の
BIOSエラーの場合には“30”、通信制御手段3A
のROM31のシステムエラーの場合には“31”、通
信制御手段3AのRAM32のエラーの場合には“3
2”、通信制御手段3Aのステッチ受信エラーの場合に
は“33”のデータで構成される。
【0075】通信番号“83”は、パケット部のデータ
がシフト切り換えに関するものであることを示す。従っ
て、データ部がシフト開始時間を示す場合には“0
0”、シフト切り換え(終了)時間を示す場合には“0
1”、シフト終了入力時間を示す場合には“02”のデ
ータで構成される。
【0076】通信番号の“A0”〜“BF”はパケット
部のデータが刺繍ミシン2A内の設定情報に関するデー
タであることを示す。例えば、通信番号“A1”は、パ
ケット部のデータが刺繍ミシンのミシン制御手段内に入
力するデータであることを示す。通信番号“A2”は、
パケット部のデータがデータ変換に関するデータ(X倍
率、Y倍率、回転、ミラー、優先)であることを示す。
通信番号“A3”は、パケット部のデータがオフセット
に関するデータ(オフセット量X1、オフセット量Y
1、オフセット量X2及びオフセット量Y2)であるこ
とを示す。
【0077】通信番号“A4”は、パケット部のデータ
が針棒選択に関するデータ(針棒選択値又は縫い方)で
あることを示す。通信番号“A5”は、パケット部のデ
ータがニップルストロークに関するデータ(ニップル高
さ)であることを示す。通信番号“A6”は、パケット
部のデータが自動起動に関するデータ(針棒単位の色換
え、設定値)であることを示す。通信番号“A7”は、
パケット部のデータがヘッド選択に関するデータ(停止
コード単位毎か又はヘッド休止データ毎かの設定値)で
あることを示す。
【0078】通信番号“A8”は、パケット部のデータ
が繰り返しに関するデータ(モード、横回数、縦回数、
横渡り、縦渡り、渡りF)であることを示す。通信番号
“A9”は、パケット部のデータが刺繍ミシンのミシン
制御手段内のパラメータに関するデータ(ジャンプ変
換、SB処理、サテンモード、サテン密度、サテン加
算、糸切り長S/M/L、AFC空送り、速度切り換
え、ヘッド枠リミット、返し縫い、M軸原点サーチ(L
G)、チドリデータ作成)であることを示す。通信番号
“AA”は、パケット部のデータが刺繍ミシン本体のパ
ラメータに関するデータ(機械寸動、ATH起動寸動、
最高回転数、枠タイミング、疑似定位置、ピッカーAT
H、ボーリング、シークイン、AFC、コード、帽子
枠、ヘッドピッチ、ヘッド数、枠サイズ、ヘッドオフセ
ット(LG)、枠移動スピード)あることを示す。
【0079】通信番号“B2”は、そのパケット部のデ
ータが刺繍枠51の枠座標に関するものであることを示
す。従って、データ部は、刺繍枠51のX軸の絶対座標
X、Y軸の絶対座標Y、X軸の現在座標X、Y軸の現在
座標Yのデータで構成される。通信番号“B3”は、そ
のパケット部のデータが針、ニップル、M軸に関するも
のであることを示す。
【0080】次に、通信制御手段3A及びミシン制御手
段4Aの発生するイベント情報について説明する。イベ
ント情報は、その発生の度にそのときまでに蓄積された
管理情報と一緒にパーソナルコンピュータ1側に送信さ
れる。なお、パーソナルコンピュータ1が受信不可状態
の場合には、通信制御手段3Aがイベント情報を発生順
に記憶し、受信可能となった時点でパーソナルコンピュ
ータ1に送信する。
【0081】イベント情報は、イベント番号とその発生
時刻とから構成される。イベント番号は、前述の通信番
号“41”,“42”,“43”,“46”,“4
7”,“80”,“81”,“83”に対応した番号で
ある。発生時刻は時分秒のうち分と秒だけをであり、時
に関しては省略される。
【0082】通信番号“41”は、そのパケット部のデ
ータが刺繍ミシンの電源オン/オフに関することを示
す。従って、通信制御手段3Aは、刺繍ミシンの電源オ
ンイベントが発生した場合には、その通信番号“41”
と、電源オンを示すイベント番号“00”と、発生時刻
を示す分データ“M1”及び秒データ“S1”とからな
るデータ“41,00,M1,S1”をパーソナルコン
ピュータ1に送信し、逆に、電源オフイベントが発生し
た場合には、通信番号“41”と、電源オフを示すイベ
ント番号“01”と、発生時刻を示す分データ“M2”
及び秒データ“S2”とからなるデータ“41,01,
M2,S2”をパーソナルコンピュータ1に送信する。
【0083】通信番号“42”は、パケット部のデータ
が刺繍ミシンの停止/稼働に関することを示す。従っ
て、刺繍ミシンが停止中の場合には、通信制御手段3A
は、その通信番号“42”と、停止中を示すイベント番
号“00”と、主軸の回転数を示すデータ“RPM1”
と、累積ステッチ数を示す“AS1”とからなるデータ
“42,00,RPM1,AS1”をパーソナルコンピ
ュータ1に送信し、逆に、稼働中の場合には、通信番号
“42”と、稼働中を示すイベント番号“01”と、主
軸の回転数を示すデータ“RPM2”と、累積ステッチ
数を示す“AS2”とからなるデータ“42,01,R
PM2,AS2”をパーソナルコンピュータ1に送信す
る。
【0084】通信番号“43”は、パケット部のデータ
が刺繍ミシンの停止に関することを示す。従って、通信
制御手段3Aは、刺繍ミシンが自動起動以外の停止コー
ドによって停止した場合には、その通信番号“43”
と、停止コードによる停止を示すイベント番号“03”
と、その発生時刻を示す分データ“M3”及び秒データ
“S3”と、累積ステッチ数を示す“AS3”とからな
るデータ“43,03,M3,S3,AS3”をパーソ
ナルコンピュータ1に送信する。刺繍ミシンが1コード
起動の終了コードによって停止した場合には、通信番号
“43”と、1コード起動の終了コードによる停止を示
すイベント番号“04”と、その発生時刻を示す分デー
タ“M4”及び秒データ“S4”と、累積ステッチ数を
示す“AS4”とからなるからなるデータ“43,0
4,M4,S4,AS4”をパーソナルコンピュータ1
に送信する。
【0085】以下、同様にして、通信制御手段3Aは、
1コード停止の終了コードによって停止した場合にはデ
ータ“43,05,M5,S5,AS5”を、2コード
の終了コードによって停止した場合にはデータ“43,
06,M6,S6,AS6”を、異常停止や非常停止に
よって停止した場合にはデータ“43,11,M7,S
7,AS7”を、バー停止によって停止した場合にはデ
ータ“43,12,M8,S8,AS8”を、糸切れに
よって停止した場合にはデータ“43,13,M9,S
9,AS9”を、上糸切れによって停止した場合にはデ
ータ“43,14,MA,SA,ASA”を、下糸切れ
によって停止した場合にはデータ“43,15,MB,
SB,ASB”を、その他の要因によって停止した場合
にはデータ“43,1F,MC,SC,ASC”をパー
ソナルコンピュータ1に送信する。
【0086】また、通信制御手段3Aは、上糸切れ又は
下糸切れによって停止した場合には、通信番号“43”
と、糸切れの発生したミシンヘッドの番号に対応したイ
ベント番号と、その発生時刻を示す分データ“MD”及
び秒データ“SD”と、累積ステッチ数を示す“AS
D”とからなるデータをパーソナルコンピュータ1に送
信する。
【0087】通信番号“46”は、刺繍ミシンが図柄1
針目でバー起動したことを示す。従って、通信制御手段
3Aは、その通信番号“46”と、そのバー起動の発生
時刻を示す分データ“ME”及び秒データ“SE”とか
らなるデータ“46,ME,SE”をパーソナルコンピ
ュータ1に送信する。
【0088】通信番号“47”は、刺繍ミシンが図柄途
中でバー起動したことを示す。従って、通信制御手段3
Aは、その通信番号“47”と、そのバー起動の発生時
刻を示す分データ“MF”及び秒データ“SF”とから
なるデータ“47,MF,SF”をパーソナルコンピュ
ータ1に送信する。
【0089】通信番号“80”は、通信制御手段3Aの
電源オン/オフに関することを示す。従って、通信制御
手段3Aは、電源オンイベントが発生した場合には、そ
の通信番号“80”と、電源オンを示すイベント番号
“00”と、発生時刻を示す分データ“MG”及び秒デ
ータ“SG”とからなるデータ“80,00,MG,S
G”をパーソナルコンピュータ1に送信し、逆に、電源
オフイベントが発生した場合には、通信番号“80”
と、電源オフを示すイベント番号“01”と、発生時刻
を示す分データ“MH”及び秒データ“SH”とからな
るデータ“80,01,MH,SH”をパーソナルコン
ピュータ1に送信する。
【0090】通信番号“81”は、パケット部のデータ
が通信制御手段3Aの操作パネル33のパネル入力に関
することを示す。従って、通信制御手段3Aは、オペレ
ーターキー“A”の操作によるオペレーター番号の変更
の場合には、その通信番号“81”と、オプレーター番
号変更を示すイベント番号“00”と、その発生時刻を
示す分データ“MI”及び秒データ“SI”と、オペレ
ーター番号を示す“OP1”とからなるデータ“81,
00,MI,SI,OP1”をパーソナルコンピュータ
1に送信する。
【0091】通信制御手段3Aは、オーダー終了キー
“B”の操作によるオーダー終了の場合にはその通信番
号“81”と、オーダー終了を示すイベント番号“0
5”と、その発生時刻を示す分データ“MI”及び秒デ
ータ“SI”とからなるデータ“81,05,MJ,S
J”をパーソナルコンピュータ1に送信する。以下、同
様に、上糸準備キー“C”の操作による上糸準備開始の
場合にはデータ“81,08,MK,SK”を、上糸準
備終了の場合にはデータ“81,09,ML,SL”
を、上/下糸交換キー“F”の操作による上糸又は下糸
の交換開始の場合にはデータ“81,0A,MM,S
M”を、上糸又は下糸の交換終了の場合にはデータ“8
1,0B,MN,SN”を、休憩キー“G”の操作によ
る休憩開始の場合にはデータ“81,0C,MO,S
O”を、休憩終了の場合にはデータ“81,0D,M
P,SP”を、アクシデントキー“H”の操作によるア
クシデント開始の場合にはデータ“81,0E,MQ,
SQ”を、アクシデント終了の場合にはデータ“81,
0F,MR,SR”を、保守/点検キー“J”の操作に
よる保守/点検開始の場合にはデータ“81,10,M
S,SS”を、保守/点検終了の場合にはデータ“8
1,11,MT,ST”をパーソナルコンピュータ1に
送信する。
【0092】有効ヘッド数キー“D”の操作による有効
ヘッド数設定の場合にはその通信番号“81”と、有効
ヘッド数入力を示すイベント番号“12”と、その発生
時刻を示す分データ“MU”及び秒データ“SU”と、
有効ヘッド数を示すデータ“HD”からなるデータ“8
1,12,MU,SU,HD”をパーソナルコンピュー
タ1に送信する。不良枚数入力キー“E”の操作による
不良枚数設定の場合にはその通信番号“81”と、不良
枚数入力を示すイベント番号“13”と、その発生時刻
を示す分データ“MV”及び秒データ“SV”と、不良
枚数を示すデータ“FLT”からなるはデータ“81,
13,MV,SV,FLT”をパーソナルコンピュータ
1に送信する。
【0093】糸切れ表示切り替えキー“K”が操作され
た場合にはその通信番号“81”と、糸切れ表示切り替
え入力を示すイベント番号“14”と、その発生時刻を
示す分データ“MW”及び秒データ“SW”とからなる
データ“81,14,MW,SW”をパーソナルコンピ
ュータ1に送信する。以下、同様に、糸切れ表示切り替
えキー“K”が2度操作された場合にはデータ“81,
15,MX,SX”を、アップリケ作業キー“L”が操
作された場合にはデータ“81,16,MY,SY”
を、アップリケ作業キーが操作された状態で確定キー6
2が操作された場合にはデータ“81,17,MZ,S
Z”を、パーソナルコンピュータ1に送信する。
【0094】通信番号“83”は、パケット部のデータ
がシフト切り換えに関することを示す。従って、通信制
御手段3Aは、電源オン状態のときにシフト開始設定時
間になると、その通信番号“83”と、シフト開始時間
を示すイベント番号“00”と、そのイベント発生の日
時を示す年データ“Y”,月データ“M”,日データ
“D”,時データ“H”,分データ“MM”及び秒デー
タ“SS”と、イベント発生時間のシフト番号を示す
“SFT”と、イベント発生時間における稼働状況を示
す番号(通信番号82の各データと同じ番号)“OS
T”と、累積ステッチ数を示す番号“ASE”と、正規
のシフト開始時間を示す時データ“時S”及び分データ
“分S”と、正規のシフト終了時間を示す時データ“時
E”及び分データ“分E”とからなるデータ“83,0
0,Y,M,D,H,MM,SS,SFT,OST,A
SE,時S,分S,時E,分E”をパーソナルコンピュ
ータ1に送信する。
【0095】また、通信制御手段3Aは、刺繍作業の継
続中に、シフト1からシフト2へ、シフト2からシフト
3へ、シフト3からシフト1へのシフト切り換え時間に
なると、その時刻でシフト切り換え(終了)時間のイベ
ントを発生する。イベントデータの内容は前述と同じデ
ータ“83,00,Y,M,D,H,MM,SS,SF
T,OST,ASE,時S,分S,時E,分E”であ
る。但し、通信制御手段3Aは、1シフト又は2シフト
における最後のシフト終了時間については、イベントを
発生しない。従って、通信制御手段3Aは、1シフト又
は2シフトにおける最後のシフト終了時間について、シ
フト終了入力時間のイベントを発生し、シフト継続の場
合のシフト切り換え(終了)時間のイベントとの区別を
する。
【0096】本発明に係る刺繍ミシンの情報伝達システ
ムは、各刺繍ミシン2A〜2Nの生産を管理する生産管
理機能、ステッチデータや設定データの送受信を行うデ
ータサーバ機能及び全体システム(LANや端末等)の
管理を行うLAN端末管理機能を有する。
【0097】以下、刺繍ミシンの情報伝達システムの生
産管理機能について説明する。生産管理機能には、各刺
繍ミシン2A〜2Nから送られてくるデータに基づいて
各刺繍ミシンの稼働状況を管理する刺繍ミシン稼働状況
管理機能、各刺繍ミシン2A〜2Nのオペレーターに対
して作業内容を指示するオペレーター管理機能及び刺繍
ミシン関連の機械仕様を各通信制御手段3A〜3Nから
パーソナルコンピュータ1に送信したり、パーソナルコ
ンピュータ1から各通信制御手段3A〜3Nに送信した
りする刺繍ミシン関連情報管理機能がある。
【0098】刺繍ミシン稼働状況管理機能は、延べ実稼
働時間、延べバー停止時間、延べ糸切れ時間、延べ生地
及び枠交換時間、実稼働率の表示、延べ停止コード時
間、休憩時間等の管理を行う時間管理と、バー停止回
数、糸切れ停止回数、終了コードによる停止回数、累積
ステッチ数、停止コードによる停止回数等の計測を行う
回数計測と、累積仕上がり枚数、有効ヘッド数設定、不
良品枚数、オーダー終了、オペレーター管理、トラブル
発生、通信制御手段内エラー発生、トラブル/エラーリ
セット、カウンタクリア、表示データ等の管理を行う生
産データ管理と、刺繍ミシンの稼働状況を区分けして一
覧表示するステータスデータ管理とを行う。
【0099】延べ実稼働時間及び延べ停止時間は、各通
信制御手段3A〜3Nからパーソナルコンピュータ1に
送信される運転/停止スイッチ(バースイッチ)59の
操作状況に基づいて算出される。すなわち、パーソナル
コンピュータ1は、バースイッチ59が起動してから停
止するまでの時間の合計を延べ実稼働時間とし、逆にバ
ースイッチ59が停止してから起動するまでの時間の合
計を延べバー停止時間とする。パーソナルコンピュータ
1は、バースイッチ59が起動してから停止するまでの
時間を、バー起動からバー停止までの時間、バー起動か
ら糸切れ信号までの時間、バー起動から終了コードまで
の時間、バー起動から色換え停止までの時間を算出し、
合計することによって求める。
【0100】ここでは、自動色換/手動起動又は手動色
換の場合を色換え停止とする。従って、パーソナルコン
ピュータ1は、この色換え停止の場合にはそれまでの時
間を実稼働時間とし、停止後は色換え停止時間として処
理する。なお、自動色換/自動起動の場合は、刺繍ミシ
ンめそのものは色換えのため停止するが、オペレーター
の操作が一切加わらずに自動で起動するので、パーソナ
ルコンピュータ1は、この間の色換え停止時間は停止時
間としての処理を行うのではなく、刺繍ミシンの実稼働
時間として処理する。
【0101】なお、バー停止後にオペレーターが操作パ
ネル33を操作することによって、バー停止の項目を区
分けすることができる。例えば、上/下糸交換キー
“F”の操作による上糸又は下糸の交換開始によるバー
停止、休憩キー“G”の操作による休憩開始によるバー
停止、保守/点検キー“J”の操作による保守/点検開
始によるバー停止等の区分けを通信制御手段3A〜3N
からの送信データに基づいてパーソナルコンピュータ1
は行う。
【0102】延べ糸切れ時間は、各通信制御手段3A〜
3Nからパーソナルコンピュータ1に送信される各頭別
の糸切れ信号及びバースイッチ59の起動信号に基づい
て算出される。すなわち、パーソナルコンピュータ1
は、各頭別の糸切れ信号を入力してからバースイッチ5
9が起動するまでの時間の合計を延べ糸切れ時間として
集計処理する。同時に2頭以上の糸切れが発生したとき
には、各刺繍ミシン全体の停止時間については糸切れ停
止していた時間を加算し、各頭の停止時間については糸
切れ停止していた時間を糸切れした頭数で割り算し、そ
の時間を各ヘッド番号に対して加算する。なお、糸切れ
停止後にオペレーターが操作パネル33を操作すること
によって、糸切れが上/下糸のどちらであるかなどの区
分けをすることができる。
【0103】延べ生地及び枠交換時間は、各通信制御手
段3A〜3Nからパーソナルコンピュータ1に送信され
る終了コードに基づいて算出される。すなわち、パーソ
ナルコンピュータ1は、終了コードを入力してから次に
起動するまでの時間の合計を延べ生地及び枠交換時間と
して集計処理する。
【0104】実稼働率の表示は、作業時間に対して実稼
働時間の割合をパーセントにして表示する。すなわち、
パーソナルコンピュータ1は、電源オン及び電源オフを
示すイベントデータの入力に応じて作業時間を算出し、
これと前述の実稼働時間とに基づいて実稼働率を算出す
る。
【0105】延べ停止コード時間は、各通信制御手段3
A〜3Nからパーソナルコンピュータ1に送信される停
止コード(自動起動によるものは除く)に基づいて算出
される。すなわち、パーソナルコンピュータ1は、停止
コードを入力してから次に起動するまでの時間の合計を
延べ停止コード時間として集計処理する。
【0106】なお、通信制御手段3A〜3Nは、刺繍ミ
シン2A〜2Nの停止後に次の項目に関してその停止状
況の確認を行う。すなわち、各通信制御手段3A〜3N
は、停止後に枠飛び越し停止も含み、自動起動が掛から
ないこと、停止後に操作パネルのアクシデント入力がな
いこと、バー停止、糸切れ停止又は終了コードで停止し
ていないこと、及び停止後1分以上何の動きも無いこと
を確認する。
【0107】休憩時間は、刺繍ミシン2A〜2Nの停止
後に通信制御手段3A〜3Nの操作パネル33の休憩キ
ー“G”が操作されると、その停止時間を休憩時間とし
て集計処理する。なお、停止後に休憩キーの操作が無け
れば、パーソナルコンピュータ1は前述の停止項目か又
は電源断と判断して処理する。
【0108】バー停止回数の計測は、各通信制御手段3
A〜3Nからパーソナルコンピュータ1に送信されるバ
ースイッチ59の停止信号をカウントすることによって
行われる。なお、バー停止後にオペレーターが操作パネ
ル33を操作することによって、バー停止の項目を区分
けすることができる。例えば、上/下糸交換キー“F”
の操作による上糸又は下糸の交換開始によるバー停止、
休憩キー“G”の操作による休憩開始によるバー停止、
保守/点検キー“J”の操作による保守/点検開始によ
るバー停止等の区分けを通信制御手段3A〜3Nからの
送信データに基づいてパーソナルコンピュータ1は行
う。
【0109】糸切れ停止回数の計測は、各通信制御手段
3A〜3Nからパーソナルコンピュータ1に送信される
各頭別の糸切れ信号をカウントすることによって行う。
なお、糸切れ停止後にオペレーターが操作パネル33を
操作することによって、糸切れが上/下糸のどちらであ
るかなどの区分けをすることができる。同時に2頭以上
の糸切れが発生したときには、各刺繍ミシンの停止回数
については糸切れ停止した頭数分(例えば、2頭であれ
ば2回分)を加算し、各頭の停止回数については各ヘッ
ド番号に対して1回分を加算する。
【0110】終了コードによる停止回数の計測は、各通
信制御手段3A〜3Nからパーソナルコンピュータ1に
送信される終了コードをカウントすることによって行
う。累積ステッチ数の計測は、各通信制御手段3A〜3
Nからパーソナルコンピュータ1に送信される累積ステ
ッチ数又はZ信号をカウントすることによって行う。停
止コードによる停止回数の計測は、各通信制御手段3A
〜3Nからパーソナルコンピュータ1に送信される停止
コード(自動起動によるものは除く)をカウントするこ
とによって行う。
【0111】累積仕上がり枚数の管理は、各通信制御手
段3A〜3Nからパーソナルコンピュータ1に送信され
る終了コード毎に有効ヘッド数を加算することによって
行われる。有効ヘッド数設定の生産データ管理は、通信
制御手段3A〜3Nの操作パネル33の有効ヘッド数キ
ー“D”の操作による有効ヘッド数設定イベントデータ
の入力に応じて行われたり、パーソナルコンピュータ1
側のキーボード16の操作に応じて行われる。
【0112】不良品枚数の管理は、通信制御手段3A〜
3Nの操作パネル33の不良枚数入力キー“E”の操作
による不良枚数設定データの入力に応じて行われたり、
パーソナルコンピュータ1側のキーボード16の操作に
応じて行われる。
【0113】オーダー終了の管理は、通信制御手段3A
〜3Nの操作パネル33のオーダー終了キー“B”の操
作によるオーダー終了データの入力に応じて行われた
り、パーソナルコンピュータ1側のキーボード16の操
作に応じて行われる。パーソナルコンピュータ1はこの
オーダー終了データを入力することによって一つの図柄
の刺繍が終了したと認識する。
【0114】オペレーター管理は、通信制御手段3A〜
3Nの操作パネル33のオペレーターキー“A”の操作
によるオペレーター番号データの入力に応じて行われ
る。パーソナルコンピュータ1はこのオペレーター番号
データを入力することによってオペレーター単位の管理
行うように区分けを行う。
【0115】トラブル発生の管理は、通信制御手段3A
〜3Nの操作パネル33のアクシデントキー“H”の操
作によるアクシデント開始データの入力に応じて行われ
る。すなわち、刺繍ミシンに何らかのトラブル、例えば
非常停止、異常停止又はエラー等が発生した場合にオペ
レーターはアクシデントキーを操作すると、通信制御手
段はそのアクシデント開始データをパーソナルコンピュ
ータ1に送信する。パーソナルコンピュータ1はそのデ
ータを入力することによって刺繍ミシンに何らかのトラ
ブルが発生したことを認識する。
【0116】通信制御手段内エラー発生の管理は、通信
制御手段3A〜3N内で何らかのエラーが発生すると、
通信制御手段3A〜3Nは自動的にエラー発生データを
パーソナルコンピュータ1に送信することによって行わ
れる。パーソナルコンピュータ1はこのエラー発生デー
タを入力することによって通信制御手段内でエラーが発
生したことを認識する。トラブル/エラーリセットは、
通信制御手段3A〜3Nからエラー発生データを入力し
たパーソナルコンピュータが通信制御手段3A〜3N内
をリセットすることによって行われる。
【0117】カウンタクリアは、パーソナルコンピュー
タが通信制御手段3A〜3N内のカウンタをクリアする
ことによって行われる。表示データの管理は、パーソナ
ルコンピュータが通信制御手段3A〜3Nに表示データ
を送信することによって行われる。
【0118】ステータスデータ管理は、各通信制御手段
3A〜3Nからパーソナルコンピュータ1に送信される
バースイッチ59の運転/停止信号に基づいて、その稼
働状況をパーソナルコンピュータ1のCRT13上に一
覧表示することによって行われる。また、刺繍ミシン2
A〜2Nが運転中の場合には、通信制御手段3A〜3N
から実際の刺繍回転数がパーソナルコンピュータ1側に
送信されるので、パーソナルコンピュータ1はその実回
転数を表示する。刺繍ミシン2A〜2Nが停止中の場合
には、停止中であることを表示する。刺繍ミシン2A〜
2N又は通信制御手段3A〜3Nが電源オン又はオフの
場合には、その状態を表示する。
【0119】オペレーター管理機能は、各刺繍ミシン2
A〜2Nのオペレーターが作業内容を確認できるように
各通信制御手段3A〜3Nの表示部(LCD)38にそ
の作業内容を表示したり、オペレーター自身が自分の進
行状況を確認できるように前述の稼働状況を通信制御手
段3A〜3Nの表示部(LCD)38にも同時に表示し
たりする。
【0120】刺繍ミシン関連情報管理機能は、機械仕様
をパーソナルコンピュータ1から各刺繍ミシン2A〜2
N側のミシン制御手段4A〜4Nに送信したり、各ミシ
ン制御手段4A〜4Nからパーソナルコンピュータ1側
に送信したりすることによって行われる。送信される機
械仕様は、機種設定、プログラムバージョン番号、針
数、ヘッド数、ATHの有無、シークインの有無、コー
ド付けの有無、AFCの有無などである。
【0121】次に、刺繍ミシンの情報伝達システムのデ
ータサーバ機能について説明する。データサーバ機能に
は、パーソナルコンピュータ1から各通信制御手段3A
〜3Nを介して各ミシン制御手段4A〜4Nにステッチ
データを送信するステッチデータサーバ機能と、パック
情報や設定データを各通信制御手段3A〜3Nを介して
各ミシン制御手段4A〜4Nからパーソナルコンピュー
タ1側に送信したり、パーソナルコンピュータ1から各
ミシン制御手段4A〜4N側に送信する刺繍ミシン設定
データサーバ機能とがある。
【0122】ステッチデータサーバ機能は、メーカのそ
れぞれ異なるステッチデータをパーソナルコンピュータ
1から各通信制御手段3A〜3Nを介して各ミシン制御
手段4A〜4N側に送信することによって行われる。
【0123】刺繍ミシン設定データサーバ機能は、各刺
繍ミシン2A〜2Nのパック情報及び/又は設定データ
を各通信制御手段3A〜3Nを介してパーソナルコンピ
ュータ1から各ミシン制御手段4A〜4Nに送信した
り、各ミシン制御手段4A〜4Nからパーソナルコンピ
ュータ1側に送信することによって行われる。
【0124】パック情報は、針棒設定、データ変換設
定、柄プロコン、ヘッド選択設定、刺繍開始位置の設定
などである。設定データは、ジャンプ飛び越し変換、サ
テン変換、繰り返し設定などのステッチデータに関する
ものである。
【0125】次に、刺繍ミシンの情報伝達システムのL
AN端末管理機能について説明する。LAN端末管理機
能には、LANのハード/ソフトのバージョンを管理し
たり、通信制御手段3A〜3Nのソフトをバージョンア
ップしたり、システムデータをリセットしたり、表示デ
ータを書き込んだり、時計をセットしたり、操作パネル
33のファンクションキーF1〜F6を設定したり、各
通信制御手段3A〜3Nが故障していないかどうかの診
断を行ったり、パーソナルコンピュータ1との接続関係
を診断したりする機能がある。
【0126】すなわち、各通信制御手段3A〜3NはL
ANローダー(Loader)及びハード/ソフトのバ
ージョンをパーソナルコンピュータ1に送信する。パー
ソナルコンピュータ1はこれらのバージョンを受け取
り、ソフトのバージョンアップが必要な場合には新しい
ソフトを対応する通信制御手段にローディングする。
【0127】また、パーソナルコンピュータ1は、各通
信制御手段3A〜3Nに表示データを送信する。各通信
制御手段3A〜3Nは、受信した表示データをLCD3
8にメッセージとして表示する。さらに、パーソナルコ
ンピュータ1は、各通信制御手段3A〜3Nが電源オン
したときと、日中1〜2回程度、時間の設定を行う。
【0128】パーソナルコンピュータ1は、各刺繍ミシ
ン2A〜2N毎に次の各項目について管理する。オペレ
ータの一日の勤務時間を予め設定されたシフト毎の開始
時間から終了時間までを勤務時間として管理する。シフ
ト単位における累積ステッチ数、シフト単位のなかで同
一図柄の累積ステッチ数、一日当たりのシフト全体の累
積ステッチ数を管理する。一日の中で刺繍する図柄が変
わった場合に、1柄単位毎に管理する。1台の刺繍ミシ
ンが一日に2又は3シフトで稼働する場合、当然オペレ
ーターも交替するので、同じ図柄の刺繍作業をしていて
も、別々に管理する必要があるので、各刺繍ミシンの一
日単位の管理をシフト別にして一覧表示する。
【0129】パーソナルコンピュータ1は、複数台の刺
繍ミシンからなる全体システムに関し、次の各項目につ
いて管理する。一つの図柄は1台の刺繍ミシンで複数日
行うことも有り、複数の刺繍ミシンで複数日行うことも
あるので、これらを一つの柄単位の管理を行う。オペレ
ーター単位に週間管理及び月間管理を行う。刺繍ミシン
単位でシフト別に週間管理、月間管理、年間管理を行
う。注文枚数に対して各刺繍ミシンの進捗状況を棒グラ
フで表示する。
【0130】パーソナルコンピュータ1は、シフトの開
始時間と終了時間についてシフト単位の時間管理を行
う。パーソナルコンピュータ1は、通常は予め初期設定
されている開始設定時間及び終了設定時間をそのまま各
シフトの開始時間及び終了時間として時間管理を行う。
【0131】なお、1シフト又は2シフトのようにシフ
トの継続しない場合に、その日の作業を初めて行う時間
がこの初期設定された開始設定時間よりも早い場合に
は、パーソナルコンピュータ1はシフトの開始時間を繰
り上げて早出残業開始時間とし、この早出残業開始時間
以降について生産管理等を行う。また、終了時間になっ
たからといって自動的に終了時間として区切らずに、刺
繍ミシンが稼働している場合等には終了時間を延長した
りする。これは、もう少しで刺繍の区切りができる場合
とか、作業量が多くて残業を要する場合等のためであ
る。
【0132】一方、3シフトのようにシフトが継続して
おり、前のオペレーターから作業が引き継がれる場合、
すなわち、シフト1からシフト2、シフト2からシフト
3、シフト3からシフト1にオペレーターが交替する場
合には、シフト1の開始設定時間をシフト1の開始時間
及びシフト3の終了時間とし、シフト2の開始設定時間
をシフト1の終了時間及びシフト2の開始時間とし、シ
フト3の開始設定時間をシフト2の終了時間及びシフト
3の開始時間とする。
【0133】次に、パーソナルコンピュータ1のCRT
13の表示例を図面を用いて説明する。図5は、パーソ
ナルコンピュータ1のCRT13に表示されるシステム
メインメニュー画面を示す図である。このシステムメイ
ンメニュー画面は、刺繍ミシンの12台分の状態等を表
示できるようになっている。各項目には、現在刺繍中の
図柄模様が図の点線正方形内に縮小表示される。そし
て、この縮小図柄模様(点線正方形)の右側には刺繍ミ
シンのID番号を示す欄、刺繍ミシンのモデル名を示す
欄、図柄番号を示す欄、図柄名を示す欄があり、さらに
縮小図柄模様(点線正方形)の下側には生産済み枚数/
注文枚数を示す欄及び刺繍ミシンの稼働状況を示す欄が
ある。
【0134】図5では、ID番号(ID# 1)の刺繍
ミシンに関しては、そのモデル名が「TM001」であ
り、現在作業中の図柄番号が「A0013」で、その図
柄名が「Flower(花)」であり、注文枚数「$
$,$$$」に対して生産済み枚数が「**,***」
であり、稼働状況欄には現在刺繍ミシンが稼働中であ
り、その回転数が「650rpm」であることが示され
ている。生産済み枚数は刺繍完成した枚数であり、不良
枚数は差し引かれている。注文枚数は図柄番号に対する
枚数である。
【0135】なお、縮小図柄模様(点線正方形)の下側
の刺繍ミシンの稼働状況欄には、刺繍ミシンの状況に応
じた文字が4区分に色分けされて表示されるようになっ
ている。例えば、刺繍ミシンの稼働時の回転数は緑色
で、刺繍ミシンの停止時の状態は黄色で、刺繍ミシンの
電源オフ時の状態は赤色で、図柄の送信は水色でそれぞ
れ表示される。
【0136】刺繍ミシンの停止時には、次の文字が黄色
で表示される。すなわち、糸切れの場合には「THRE
D BREAK」、バー停止の場合には「BAR SW
STOP」、一柄の終了の場合には「TAPE EN
D」、オーダーの終了の場合には「ORDER FIN
ISHED」、休憩の場合には「BREAK TIM
E」、保守/点検の場合には「MINTENANC
E」、アップリケの場合には「APPLIQUE」、上
糸準備中の場合には「THREAD PREP」、上/
下糸交換中の場合には「TREAD CHANGE」、
その他の停止の場合には「STOP」、異常又は非常停
止の場合には「EMG STOP」などの黄色文字が刺
繍ミシンの稼働状況欄に表示される。
【0137】刺繍ミシンの電源オフ時には、次のような
文字が刺繍ミシンの稼働状況欄に赤色で表示される。す
なわち、通信ケーブルが未接続の場合には「NETWO
RKCLOSE」が表示される。刺繍ミシンの電源がオ
フの場合には「NOT OPERABLE」が表示され
る。通信制御手段3A〜3Nの電源がオフの場合には
「NSE OFF」が表示される。通信制御手段のRO
M31のBIOS不良の場合には「NSE BIOS
ERROR」が表示される。通信制御手段のROM31
のシステムが不良の場合には「NSE SYSTEM
ERROR」が表示される。通信制御手段のRAM32
が不良の場合には「NSE RAM ERROR」が表
示される。通信テスト中の場合には「NETWORK
TEST」が表示される。通信制御手段を初期設定中の
場合には「INITIALIZING NSE」が表示
される。通信制御手段のソフトロード待機中の場合には
「WAITING FOR SYS」が表示される。通
信制御手段のソフトバージョンが不一致の場合には「W
RONG VERSION」が表示される。
【0138】図柄の送信において、送信中の場合には
「TRANSMITTING **%」として送信の割
合も同時に表示する。また、図柄の送信において、ステ
ッチデータの転送エラーの場合には「TRANSMIT
ERROR」、図柄未登録の場合には「NOT SA
VED」、オーダー終了入力に応じて次の図柄送信要求
を出力したにもかかわらずその刺繍ミシンが休止登録と
なっている場合には「IDLE」、イベントデータの転
送途中でエラーが発生した場合には「EVENTERR
OR」などの水色文字が刺繍ミシンの稼働状況欄に表示
される。
【0139】なお、1シフトでのシフト終了又は2シフ
トでの最後のシフト終了の場合には、そのシフト終了を
示すために、ID番号とモデル名と刺繍ミシンの稼働状
況欄に赤色文字で「SHIFT END」と表示し、そ
れ以外の縮小図柄、図柄番号、図柄名及び生産済み枚数
/注文枚数については表示しない。
【0140】なお、図5の表示画面の右上欄には現在時
刻が「Curr **:**:**」で表示されてい
る。また、この表示画面はマウスで操作可能となってい
る。表示画面の最下欄にはサブメニューとして「EXI
T」、「DISK」、「STCH」、「PRDCT」、
「UTLTY」が表示されている。このサブメニューは
マウスでピックされることによって、それぞれの対応処
理に移行するようになっている。「EXIT」がピック
されると作業を終了するかどうかを問い合わせるポップ
アップメニューが表示され、「DISK」がピックされ
るとディスクソフトに移行し、「STCH」がピックさ
れると図柄設定メニューが起動し、「PRDCT」がピ
ックされると生産管理表メニューに移行し、「UTLT
Y」がピックされると各種初期設定メニューに移行す
る。
【0141】図5のシステムメインメニュー画面のいず
れかの項目、すなわち12台分の刺繍ミシンの中のいず
れかのマスをマウスでピックすることによって、パーソ
ナルコンピュータ1のCRT13にはピックされた刺繍
ミシンの当日の管理表が表示される。図6は、その刺繍
ミシンの管理表の一例を示す図であり図5のID番号
(ID# 1)のマスがマウスピックされた場合の管理
表を示している。
【0142】この管理表には、マウスでピックされた刺
繍ミシンに関する時間管理結果、回数計測結果等が各項
目毎に表示される。左上欄の項目「ID Numbe
r」には刺繍ミシンのID番号が表示される。図では、
ID番号「1」がマウスでピックされたので、「1」が
表示されている。項目「Model」には刺繍ミシンの
モデル名を示す「TM001」が表示される。表示画面
の右上欄の項目「Curr **:**:**」には現
在時刻が表示される。項目「Total Stitch
es」には、現在の日付における一日のシフト別の合計
ステッチ数が表示される。
【0143】項目「DATE(mm/dd/yy)」に
は、この管理表を表示している今日の日付が月、日、年
の順に表示される。月の表示に関しては、日と月とを間
違わないようにアルファベットの最初の3文字が表示さ
れるようになっている。
【0144】項目「DATE」の下側には、この管理表
を表示しているときのシフト番号、オペレータ番号、オ
ペレーター開始時間及びオペレーター終了時間を示す項
目が設けられている。図では、第1シフトを示す「Sh
ift 1」が表示され、その右側にそのシフトを担当
するオペレーター番号が表示される。従って、現在のシ
フト番号が第2シフトの場合にはそのオペレーター番号
と一緒に「Shift2」が表示されることとなる。
【0145】項目「Start Time」には、パー
ソナルコンピュータ1によって予め設定されたオペレー
ター開始時間が表示される。一方、1シフト又は2シフ
トの場合には最初の第1シフトについては、最初のバー
起動入力された時間が開始時間として表示される。
【0146】項目「End Time」には、シフトが
継続する場合には次のシフトの開始設定時間がそのまま
オペレーター終了時間として表示される。一方、1シフ
ト又は2シフトの場合には最初の第1シフトについて
は、終了入力された時間が終了時間として表示される。
【0147】項目「Pat.No」には刺繍している図
柄番号が表示される。項目「Pat.Name」には刺
繍している図柄名が表示される。項目「Stitche
s」には刺繍している図柄番号のステッチ数が表示され
る。項目「Stop」には図柄のストップコードが表示
される。
【0148】時間管理される項目として、次のものが時
分秒の単位でリアルタイムに書き換え表示される。項目
「Total Running」には実稼働時間の合計
時間が表示される。項目「Tread Bkg」には糸
切れ停止合計時間が表示される。項目「Bar SW
Stop」にはバー停止合計時間が表示される。項目
「FrameChange」には終了コードによる枠交
換合計時間が表示される。項目「Preparatio
n」には準備時間が表示される。項目「Break」に
は休憩(昼休み)による合計時間が表示される。項目
「Accident」にはアクシデント合計時間が表示
される。項目「Maintenance」には点検及び
保守の合計時間が表示される。項目「Total Do
wn」には項目「Tread Bkg」の糸切れ停止合
計時間から項目「Maintenance」の点検及び
保守時間までの合計停止時間が表示される。
【0149】回数管理される項目として、次のものが表
示される。項目「Pat Total Stitche
s」には図柄番号別の合計ステッチ数が表示される。
「Today」欄には当日分のシフト単位での合計ステ
ッチ数が表示され、「Total」欄にはその図柄番号
の現在までの累積ステッチ数がれぞれ表示される。項目
「Tread Break Count」には糸切れ停
止合計回数が表示される。糸切れ後に上/下糸交換が行
われたときは、この項目には糸切れ後に新たにカウント
された回数が表示される。項目「Bar SWStop
Count」にはバー停止合計回数が表示される。バ
ー停止後に上/下糸交換又はアップリケ停止が行われた
時は、この項目にはバー停止後に新たにカウントされた
回数が表示される。項目「Frame Change
Count」には終了コードによる枠交換合計回数が表
示される。項目「ActiveHeads」には刺繍稼
働中のヘッド数が表示される。項目「AmountPr
oducted」には刺繍上がり枚数が表示される。項
目「Incomplete Items」には刺繍不良
枚数が表示される。項目「Completed Ite
ms」には刺繍完成枚数が表示される。この刺繍完成枚
数は刺繍上がり枚数から刺繍不良枚数を減算した値であ
る。項目「No.of ItemsOrdered」に
は注文枚数が表示される。
【0150】図7は、各頭の糸切れ回数とその糸切れ時
間の表示画面を示す図である。この画面は、図6の項目
「Thread Break Count」がマウスで
ピックされることによってパーソナルコンピュータ1の
CRT13に表示される。なお、通信回線を介して各通
信制御手段側でも表示可能である。図7の表示画面にお
いて、最上段左側の項目「As of **:**:*
*」にはその集計時間が表示される。なお、図7におい
て図6と同じ項目については、その説明を省略する。
【0151】表示画面上の「Upper/Under
Thread Breakage」は、下の表が各頭別
の上糸及び下糸の糸切れ時間及び糸切れ回数を示すもの
であることを表示する。
【0152】項目「Head」には刺繍ミシンのヘッド
番号が表示される。項目「Time」には各ヘッドの糸
切れ時間が表示される。項目「Count」には各ヘッ
ドの糸切れ回数が表示される。項目「Total」には
糸切れ時間及び糸切れ回数の合計が表示される。
【0153】図7の右側下欄の下向き黒塗り三角マーク
「▼」をマウスでピックすると、「Upper/Und
er Thread Breakage」が「Uppe
rThread Breakage」となり、下の表が
各頭別の上糸切れ時間及び上糸切れ回数を示すものであ
ることを表示するようになる。さらに、右側下欄の下向
き黒塗り三角マーク「▼」をマウスでピックすると、
「Upper Thread Breakage」が
「Under Thread Breakage」とな
り、下の表が各頭別の下糸切れ時間及び下糸切れ回数を
示すものであることを表示するようになる。なお、各表
示画面上で「OK」をマウスでピックすると、図6の画
面に戻るようになっている。
【0154】図8は、各刺繍ミシン2A〜2Nに図柄
(デザイン)を設定するための縮小図柄メニュー画面で
ある。この縮小図柄メニュー画面には、登録可能な図柄
模様が点線正方形内に縮小表示される。縮小図柄模様
(点線正方形)の右側には図柄番号、図柄名、図柄ステ
ッチ数、図柄の大きさが表示される。図では、図柄番号
「G001」、図柄名「House」、図柄ステッチ数
「3345」、図柄の大きさ「450*600」の縮小
図柄模様と、図柄番号「G020」、図柄名「SWI
M」、図柄ステッチ数「7845」、図柄の大きさ「2
50*450」の縮小図柄模様とが表示されている。
【0155】図8の表示画面の右側にはID番号部が表
示される。ID番号部には、各刺繍ミシン毎に、そのI
D番号、図柄登録順番、図柄番号及び注文枚数が表示さ
れる。図柄登録順番には、図柄の登録された順番が「C
urrent」、「Second」、「Third」、
「Fourth」として表示される。図では、ID番号
「1」の刺繍ミシンに対しては図柄番号「G020」が
2番目に登録されていることを示し、ID番号「2」の
刺繍ミシンに対しては図柄番号「G001」が1番目に
登録されていることを示している。
【0156】この縮小図柄メニュー画面上で所望の図柄
を設定するには、刺繍したい図柄のマスをマウスでピッ
クする。ピックされた図柄マスの色が変化するので、設
定を希望するID番号のところをマウスでピックする。
これによって、所要の図柄を各ID番号の刺繍ミシンに
適宜設定登録することができる。なお、既に図柄が登録
されている場合には、順次図柄登録順番が繰り下げられ
て新しい図柄が登録される。また、既に4種類の図柄が
登録されている場合には、4番目の図柄を削除し、新し
く設定された図柄が登録される。また、注文枚数を設定
又は変更する場合には、ID番号部の注文枚数の部分を
マウスでピックすればよい。なお、注文枚数の設定が行
われていない場合には、空白表示となる。なお、縮小図
柄で認識しにくい場合には、対応する縮小図柄を拡大表
示する
【0157】図9は、刺繍ミシン全体の生産進行状況の
一覧を示す図である。この生産進行状況一覧表は、図柄
番号の注文枚数に対する完成枚数の割合を棒グラフで示
す。すなわち、この一覧表は、左側にID番号と、この
ID番号の刺繍ミシンが生産している図柄番号「Par
ttern No」とを表示し、その右側に各刺繍ミシ
ンが注文枚数に対する今までの完成枚数の割合を棒グラ
フでパーセント表示している。これによって、各刺繍ミ
シンの進行状況が即座に認識できる。
【0158】パーソナルコンピュータ1は、刺繍ミシン
が現在生産している図柄に対して、残りの生産枚数がど
れだけの時間が有れば終了するかの予測を行う。この予
測は、今までに完成した枚数とそれに要した時間とに基
づいて残りの枚数がどれだけの時間で完成するかを算出
することによって行う。
【0159】また、パーソナルコンピュータ1は、既に
生産された結果に基づいて、次回以降の生産計画を行う
ことができる。すなわち、図柄の注文が発生した場合
に、この図柄に対する刺繍作業が過去にどのような進行
状況で行われたかを参考に、刺繍の内容、注文枚数、希
望納期などを考慮して、何台の刺繍ミシンでどれだけの
時間の作業を行えば完成可能かを予測する。さらに、こ
の予測結果に従って、現在の作業状況を加味して、どの
刺繍ミシンにどのように作業分配するのが有効かも判断
する。
【0160】図10は、刺繍ミシンの各種設定を行うと
きの設定画面を示す図である。図において、項目「Nu
mber of Machines」は、刺繍ミシンの
情報伝達システムに接続されている刺繍の台数が設定さ
れる。パーソナルコンピュータ1は、この台数に基づい
てID番号「1」から順番に設定された台数までのチェ
ックを行う。項目「ID No」には各刺繍ミシンに設
定されている番号が1から順番に設定される。
【0161】項目「Type」には接続されている刺繍
ミシンの型名を示す番号が設定される。型名は表示画面
の最下欄に表示されている。番号「1」は型名「TM0
1」、番号「2」は型名「TM02」、番号「3」は型
名「TM03」、番号「4」は型名「TM04」、番号
「5」は型名「TM05」であることをそれぞれ示す。
【0162】項目「Actv H」には実際に稼働中の
ヘッド数が設定される。項目「Model」には各刺繍
ミシンの機種名が設定される。項目「Max.H.」に
は最大頭数が設定される。項目「UTC」には下糸検出
装置が組み込まれているかどうかが設定される。項目
「Shift1」、「Shift2」及び「Shift
3」には各刺繍ミシンのシフト別のオペレーター番号が
設定される。シフト1は日勤(通常9時頃から17頃ま
での勤務)、シフト2は準夜勤(通常17時頃かち1時
頃までの勤務)、シフト3は夜勤(1時頃から9時頃ま
での勤務)とする。
【0163】
【発明の効果】この発明によれば、個々の設定手段を使
用しなくても、機種等の異なる複数のミシンに対して縫
いデータ及び制御データを容易に設定することができ
る。また、この発明によれば、複数のミシンの作業状況
等を容易に認識することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の刺繍ミシンの情報伝達システムの概
略構成を示す図である。
【図2】 図1の刺繍ミシン及び通信制御手段の詳細構
成を示す図である。
【図3】 図2の操作パネルの詳細構成を示す図であ
る。
【図4】 パーソナルコンピュータ、通信制御手段及び
ミシン制御手段のそれぞれの間で共通に使用される通信
データのフォーマット形式を示す図である。
【図5】 パーソナルコンピュータのCRTに表示され
るシステムメインメニュー画面を示す図である。
【図6】 刺繍ミシンの管理表の一例を示す図である。
【図7】 各頭の糸切れ回数とその糸切れ時間の表示画
面を示す図である。
【図8】 各刺繍ミシンに図柄(デザイン)を設定する
ための縮小図柄メニュー画面である。
【図9】 刺繍ミシン全体の生産進行状況の一覧を示す
図である。
【図10】 刺繍ミシンの各種設定を行うときの設定画
面を示す図である。
【符号の説明】
1…パーソナルコンピュータ、11…ROM、12…R
AM、13…CRT、14…HDD、15…プリンタ、
16…キーボード、17…通信インターフェイス、18
…データ及びアドレスバス、2A〜2N…刺繍ミシン、
3A〜3N…通信制御手段、4A〜4N…ミシン制御手
段、5A〜5N…ミシン本体、6…通信回線、6A,6
B…終端抵抗、30…CPU、31…ROM、32…R
AM、33…操作パネル、34…タイマ、35…通信イ
ンターフェイス、36…RS−232Cコネクタ、37
…パラレルコネクタ、38…LCD、39…データ及び
アドレスバス、3P…アークネットコントローラ、3
Q,3R…モジュール、3S,3T…ドライバ、40…
CPU、41…ROM、42…刺繍枠データRAM、4
3…ワーキングRAM、44…パネルスイッチ、45…
モータドライバ、46…外部インターフェイス、47…
パラレルコネクタ、48…データ及びアドレスバス、5
1…刺繍枠、52…X軸駆動用パルスモータ、53…Y
軸駆動用パルスモータ、54,55…枠リミットスイッ
チ、56…ミシンヘッド、57…主軸モータ、58…エ
ンコーダ、59…運転/停止スイッチ(バースイッ
チ)、5P…ヘッドクラッチ、5R…色換モータ、5S
…動力伝達手段
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年4月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項10
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【発明が解決しようとする課題】縫いデータは、種々の
刺繍柄に対応しているため、刺繍ミシンのメーカーが異
なる場合や、同一メーカー間において製造年度や機種等
が異なる場合であっても、データ等価性を有する。通信
ラインを介して外部機器と刺繍ミシンとを接続し、その
間で縫いデータの送受信を行うように構成された刺繍ミ
シンのシステムがある。ところが、データ等価性がある
のは、縫いデータだけであり、上述のような各種機能の
設定や変更に関する制御データに関しては刺繍ミシン固
有の設定手段を用いて、個別に設定しなければならな
い。すなわち、刺繍縫いを行う場合、その都度、所望の
制御データを操作の異なる個々の設定手段で個別に設定
しなければならず、極めて面倒であった。また、作業者
は、個々の設定手段の操作に習熟するために、多大な負
担を強いられていた。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明
する。図1は、本発明の刺繍ミシンの情報伝達システム
の概略構成を示す図である。この刺繍ミシン情報伝達シ
ステムは、パーソナルコンピュータ1と、これに通信回
線6を介して接続された複数の刺繍ミシン2A〜2Nと
から構成される。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】キーボード16は、各刺繍ミシン2A〜2
Nの設定データやパーソナルコンピュータ1の制御デー
タ等をデータ及びアドレスバス25を介してCPU10
に入力するためのインタフェースである。通信インタフ
ェース17は、アークネットに基づいたアークネットコ
ントローラとアークネットドライバで構成されている。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】通信制御手段3Aは、パーソナルコンピュ
ータ1の通信インターフェース17と同様にアークネッ
トに基づいた構成になっているとともに、ミシン制御手
段4Aのデータ設定等を行えるようになっている。すな
わち、通信制御手段3Aはアークネトに基づいた通信イ
ンターフェース35の他に、マイクロプロセッサユニッ
ト(CPU)30、システムメモリ(ROM)31、デ
ータ及びワーキングメモリ(RAM)32、操作パネル
33、タイマ34、RS−232C用インターフェース
36及びパラレル用インターフェース37から構成され
る。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】操作パネル33は、通信制御手段3Aに各
種データを設定するための設定スイッチや表示器(LC
D)38を含むで構成される。表示器(LCD)38は
通信制御手段の設定状態等の各種情報を表示するもので
ある。なお、表示器38にはCRTを用いてもよい。タ
イマ34は、CPU30及び通信制御手段全体の各部で
必要とされるシステムクロック等を発生する。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】通信インタフェース35は、アークネット
に基づいたアークネットコントローラ3P、コネクタ3
Q,3R、ドライバ3S,3Tから構成される。コネク
タ3Qは、前段のパーソナルコンピュータ1の通信イン
ターフェース17に接続されている。コネクタ3Rは、
次段の刺繍ミシン2Bの通信制御手段3B内の通信イン
ターフェースのコネクタに接続されている。コネクタ3
Q,3Rは、同軸コネクタ又はモジュラーコネクタで構
成される。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】ドライバ3Sはコネクタ3Qを介して前段
のパーソナルコンピュータ1から送られてきた受信デー
タを入力し、それをドライバ3T及びアークネットコン
トローラ3Pに出力すると共に、アークネットコントロ
ーラ3Pからの送信データを入力し、ドライバ3Tに出
力する。ドライバ3Tはドライバ3Sからの受信データ
又は送信データをコネクタ3Rを介して次段の刺繍ミシ
ン2Bに送信する。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】アークネットコントローラ3Pは、送信す
べきデータをCPU30からデータ及びアドレスバス3
9を介して入力し、それをアークネットに基づいた送信
データに変換してドライバ3Sに出力すると共に、ドラ
イバ3Sからの受信データを内部処理可能なデータに変
換してデータ及びアドレスバス39を介してCPU30
に出力する。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】刺繍ミシン2Aは、ミシン制御手段4Aと
ミシン本体5Aとからなる。ミシン制御手段4Aは、マ
イクロコンピュータ構成になっており、マイクロプロセ
ッサユニット(CPU)40、システムメモリ(RO
M)41、刺繍枠データメモリ(RAM)42、ワーキ
ングメモリ(RAM)43、パネルスイッチ44、モー
タドライバ45、外部インターフェース46及びパラレ
ル用コネクタ47から構成される。ミシン制御手段4A
は、パラレル用コネクタ37,47を介して通信制御手
段3Aから入力するデータによって各種の設定を行う場
合と、自己のパネルスイッチ44によって各種の設定を
行う場合とがある。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0040
【補正方法】変更
【補正内容】
【0040】確定キー62は、操作取り消しキー61に
隣接して設けられ、数値入力キー6による入力数値や操
作を確定するときに使用されるキーである。ファンクシ
ョンキー7は、全部で15個のキー(“A”,“B”,
“C”,“D”,“E”,“F”,“G”,“H”,
“J”,“K”,“L”,“M”,“N”,“P”,
“R”)で構成されている。各キーには各種の機能が割
り付けられており、このファンクションキーのいずれか
を操作することによってその機能が実行されるようにな
っている。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0055
【補正方法】変更
【補正内容】
【0055】パケット部は、ファイル番号(No)フレ
ーム、パケット番号フレーム、通信種類フレーム及びデ
ータ部から構成される。このパケット部がヘッダ部に続
いて送信される。パケット部の数は、全部で1〜253
個である。パケット部のデータは、各通信インターフェ
イス内のデータ書き込み位置に書き込まれる。ファイル
番号フレームはパケット部内の複数のデータの内容の区
分けを示す。パケット番号フレームはデータの先頭から
の通し番号を示す。通信種類フレームは、送信データの
内容が受信側デバイスに対して情報の転送を要求するも
のなのか、又はその要求に対する情報の応答なのかを示
すと共に、通信データの内容を示す。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0060
【補正方法】変更
【補正内容】
【0060】通信番号“03”は、そのパケット部のデ
ータが通常柄の柄情報に関することを示す。従って、デ
ータ部は柄番号、テープの種類、柄名、ステッチ数、色
換え数、最大範囲+X、最大範囲−X、最大範囲+Y、
裁断範囲−Y、最終座標点X、最終座標点Y等で構成さ
れる。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0066
【補正方法】変更
【補正内容】
【0066】以下、通信番号“24”は、シフト設定に
関し、通信番号“25”は各シフト開始時間に関し、通
信番号“26”は、残業時間に関し、通信番号“27”
はオペレーター番号に関することをそれぞれ示し、各デ
ータ部はそれに応じたもので構成される。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0078
【補正方法】変更
【補正内容】
【0078】通信番号“A8”は、パケット部のデータ
が繰り返しに関するデータ(モード、横回数、縦回数、
横渡り、縦渡り、渡りF)であることを示す。通信番号
“A9”は、パケット部のデータが刺繍ミシンのミシン
制御手段内のパラメータに関するデータ(ジャンプ変
換、SB処理、サテンモード、サテン密度、サテン加
算、糸切り長S/M/L、AFC空送り、速度切り換
え、ヘッド枠リミット、返し縫い、M軸原点サーチ(L
G)、チドリデータ作成)であることを示す。通信番号
“AA”は、パケット部のデータが刺繍ミシン本体のパ
ラメータに関するデータ(機械寸動、ATH起動寸動、
最高回転数、枠タイミング、疑似定位置、ピッカーAT
H、ボーリング、シークイン、AFC、コード、帽子
枠、ヘッドピッチ、ヘッド数、枠サイズ、ヘッドオフセ
ット(LG)、枠移動スピード)であることを示す。
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0090
【補正方法】変更
【補正内容】
【0090】通信番号“81”は、パケット部のデータ
が通信制御手段3Aの操作パネル33のパネル入力に関
することを示す。従って、通信制御手段3Aは、オペレ
ーターキー“A”の操作によるオペレーター番号の変更
の場合には、その通信番号“81”と、オペレーター番
号変更を示すイベント番号“00”と、その発生時刻を
示す分データ“MI”及び秒データ“SI”と、オペレ
ーター番号を示す“OP1”とからなるデータ“81,
00,MI,SI,OP1”をパーソナルコンピュータ
1に送信する。
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0136
【補正方法】変更
【補正内容】
【0136】刺繍ミシンの停止時には、次の文字が黄色
で表示される。すなわち、糸切れの場合には「THRE
D BREAK」、バー停止の場合には「BAR SW
STOP」、一柄の終了の場合には「TAPE EN
D」、オーダーの終了の場合には「ORDER FIN
ISHED」、休憩の場合には「BREAK TIM
E」、保守/点検の場合には「MAINTENANC
E」、アップリケの場合には「APPLIQUE」、上
糸準備中の場合には「THREAD PREP」、上/
下糸交換中の場合には「TREAD CHANGE」、
その他の停止の場合には「STOP」、異常又は非常停
止の場合には「EMG STOP」などの黄色文字が刺
繍ミシンの稼働状況欄に表示される。
【手続補正18】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0149
【補正方法】変更
【補正内容】
【0149】回数管理される項目として、次のものが表
示される。項目「Pat Total Stitche
s」には図柄番号別の合計ステッチ数が表示される。
「Today」欄には当日分のシフト単位での合計ステ
ッチ数が表示され、「Total」欄にはその図柄番号
の現在までの累積ステッチ数がれぞれ表示される。項目
「Thread Break Count」には糸切れ
停止合計回数が表示される。糸切れ後に上/下糸交換が
行われたときは、この項目には糸切れ後に新たにカウン
トされた回数が表示される。項目「Bar SW St
op Count」にはバー停止合計回数が表示され
る。バー停止後に上/下糸交換又はアップリケ停止が行
われた時は、この項目にはバー停止後に新たにカウント
された回数が表示される。項目「Frame Chan
ge Count」には終了コードによる枠交換合計回
数が表示される。項目「Active Heads」に
は刺繍稼働中のヘッド数が表示される。項目「Amou
ntProducted」には刺繍上がり枚数が表示さ
れる。項目「Incomplete Items」には
刺繍不良枚数が表示される。項目「Completed
Items」には刺繍完成枚数が表示される。この刺
繍完成枚数は刺繍上がり枚数から刺繍不良枚数を減算し
た値である。項目「No.of ItemsOrder
ed」には注文枚数が表示される。
【手続補正19】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ミシン本体とその仕様に応じたミシン制
    御手段とから構成される複数のミシンと、 各種のデータ処理を行うパーソナルコンピュータと、 前記ミシン制御手段のそれぞれに設けられた通信制御手
    段と、 前記パーソナルコンピュータと前記通信制御手段との間
    を接続する双方向の通信回線とから構成されることを特
    徴とするミシンの情報伝達システム。
  2. 【請求項2】 前記通信回線は前記パーソナルコンピュ
    ータと前記通信制御手段との間をディジーチェーン方式
    で接続することを特徴とする請求項1に記載のミシンの
    情報伝達システム。
  3. 【請求項3】 前記通信制御手段は、前記ミシンを構成
    するミシンヘッドの中で実際に稼働中のヘッド数を検出
    し、そのヘッド数を前記通信回線を介して前記パーソナ
    ルコンピュータに送信することを特徴とする請求項1に
    記載のミシンの情報伝達システム。
  4. 【請求項4】 各ミシンヘッドに設けられているジャン
    プソレノイドのオン/オフ状態を示す前記ヘッド数信号
    を前記通信制御手段及び前記通信回線を介して前記パー
    ソナルコンピュータに送信することを特徴とする請求項
    3に記載のミシンの情報伝達システム。
  5. 【請求項5】 前記パーソナルコンピュータは、前記通
    信制御手段から送信されてくるミシンの状態を示すデー
    タに基づいて各ミシンの生産高を集計することを特徴と
    する請求項1に記載のミシンの情報伝達システム。
  6. 【請求項6】 前記パーソナルコンピュータは、前記集
    計処理によって得られた各ミシンの実際の生産高に基づ
    いて新たな刺繍作業の生産高を予測して表示することを
    特徴とする請求項5に記載のミシンの情報伝達システ
    ム。
  7. 【請求項7】 前記パーソナルコンピュータは、前記通
    信制御手段から送信されてくる糸切れ信号に基づいて各
    ミシン毎に糸切れ回数、上糸切れ回数、下糸切れ回数、
    糸切れ時間、上糸切れ時間及び下糸切れ時間並びに各ミ
    シンヘッド毎に糸切れ回数、上糸切れ回数、下糸切れ回
    数、糸切れ時間、上糸切れ時間及び下糸切れ時間の中か
    ら少なくとも1つを集計することを特徴とする請求項1
    に記載のミシンの情報伝達システム。
  8. 【請求項8】 前記ミシン制御手段は前記ミシンの主軸
    の回転状態及びその回転数を検出し、それを前記通信制
    御手段及び通信回線を介して前記パーソナルコンピュー
    タに送信し、前記パーソナルコンピュータは送信されて
    きた主軸の回転状態及びその回転数を各ミシン毎に表示
    したり記録したりすることを特徴とする請求項1に記載
    のミシンの情報伝達システム。
  9. 【請求項9】 前記ミシンに配置されているオペレータ
    ーを各オペレーター毎に付与されたオペレーターコード
    に基づいて管理することを特徴とする請求項1に記載の
    ミシンの情報伝達システム。
  10. 【請求項10】 前記通信制御手段は、前記ミシンの休
    止状態とその休止理由とを入力する休止状態理由設定ス
    イッチを有し、この休止状態理由設定スイッチの操作に
    応じた操作イベント情報を前記パーソナルコンピュータ
    に送信し、前記パーソナルコンピュータは各ミシン毎に
    前記休止状態及び前記休止理由を集計処理することを特
    徴とする請求項1に記載のミシンの情報伝達システム。
  11. 【請求項11】 前記通信制御手段は、不良縫製品の発
    生枚数を入力する不良枚数設定スイッチを有し、この不
    良枚数設定スイッチの操作に応じた数値データを前記パ
    ーソナルコンピュータに送信し、前記パーソナルコンピ
    ュータは各ミシン毎に前記不良枚数を集計処理し、前記
    通信制御手段から送信されてくるミシンの状態を示すデ
    ータに基づいて各ミシンの生産高を集計することを特徴
    とする請求項1に記載のミシンの情報伝達システム。
  12. 【請求項12】 前記通信制御手段は、刺繍糸に関する
    データを設定する糸設定スイッチを有し、この糸設定ス
    イッチの操作に応じて前記刺繍糸に関するデータを前記
    パーソナルコンピュータに送信し、前記パーソナルコン
    ピュータは各ミシン毎に前記刺繍糸の使用量を集計処理
    し、刺繍糸の残量や交換タイミング等を表示することを
    特徴とする請求項1に記載のミシンの情報伝達システ
    ム。
  13. 【請求項13】 前記通信制御手段は、刺繍布に関する
    データを設定する布設定スイッチを有し、この布設定ス
    イッチの操作に応じて前記刺繍布に関するデータを前記
    パーソナルコンピュータに送信し、前記パーソナルコン
    ピュータは各ミシン毎に前記刺繍布に施された刺繍の量
    等を集計処理することを特徴とする請求項1に記載のミ
    シンの情報伝達システム。
  14. 【請求項14】 前記パーソナルコンピュータは、各ミ
    シンの行う刺繍柄データを作業順に予め複数分記憶して
    おき、前記通信制御手段から前記刺繍柄の受信可能信号
    を入力した時点で、前記刺繍柄データの中から今回の作
    業に相当する刺繍柄データを前記通信制御手段及び前記
    通信回線を介して前記ミシンのミシン制御手段に送信す
    ることを特徴とする請求項1に記載のミシンの情報伝達
    システム。
  15. 【請求項15】 前記パーソナルコンピュータは、前記
    通信制御手段から送信されてくるミシンの状態を示すデ
    ータに基づいて各ミシンの生産高を集計し、その集計結
    果を前記通信回線を介して前記通信制御手段に送信して
    表示することを特徴とする請求項1に記載のミシンの情
    報伝達システム。
  16. 【請求項16】 前記通信回線は前記通信制御手段同士
    の間を双方向に接続し、前記通信制御手段はこれらの間
    でメッセージの転送を行うことを特徴とする請求項1に
    記載のミシンの情報伝達システム。
JP35091893A 1993-12-31 1993-12-31 ミシンの情報伝達システム Pending JPH07194880A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35091893A JPH07194880A (ja) 1993-12-31 1993-12-31 ミシンの情報伝達システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35091893A JPH07194880A (ja) 1993-12-31 1993-12-31 ミシンの情報伝達システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07194880A true JPH07194880A (ja) 1995-08-01

Family

ID=18413795

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35091893A Pending JPH07194880A (ja) 1993-12-31 1993-12-31 ミシンの情報伝達システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07194880A (ja)

Cited By (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1176659A (ja) * 1997-09-03 1999-03-23 Janome Sewing Mach Co Ltd 2ウェイ機能を備えた刺繍データ作成装置
JPH11128575A (ja) * 1997-10-24 1999-05-18 Brother Ind Ltd 刺繍ミシンの制御装置
JPH11253676A (ja) * 1998-03-13 1999-09-21 Brother Ind Ltd 刺繍縫製装置用生産管理システム
US6135038A (en) * 1999-06-04 2000-10-24 Sewmaster Co., Ltd. Computer sewing machine and method of controlling the same
JP2001198371A (ja) * 2000-01-18 2001-07-24 Janome Sewing Mach Co Ltd 刺繍装置及び記録媒体
EP1156148A2 (de) * 2000-05-17 2001-11-21 Dürkopp Adler Aktiengesellschaft Einrichtung zur Daten-Kommunikation zwischen einer Nähmaschine und einem Zentralrechner
JP2002248286A (ja) * 2001-02-27 2002-09-03 Juki Corp ミシン、及びミシンのメンテナンス方法とメンテナンスシステム
JP2002248287A (ja) * 2001-02-26 2002-09-03 Juki Corp 縫製装置
JP2003053076A (ja) * 2001-08-13 2003-02-25 Brother Ind Ltd ミシンのプログラム作成装置
JP2003093772A (ja) * 2001-09-21 2003-04-02 Brother Ind Ltd ミシンの情報伝送システム及びミシン
JP2003326010A (ja) * 2002-05-13 2003-11-18 Juki Corp ミシン
JP2004129839A (ja) * 2002-10-10 2004-04-30 Juki Corp ミシンの操作パネル
JP2006043038A (ja) * 2004-08-03 2006-02-16 Brother Ind Ltd ミシン
JP2006314517A (ja) * 2005-05-12 2006-11-24 Juki Corp ミシン
KR100817372B1 (ko) * 2000-12-14 2008-03-27 쥬키 가부시키가이샤 봉제 지원 방법, 봉제 지원 시스템 및 봉제 지원 프로그램을 저장한 기록 매체
JP4526721B2 (ja) * 2001-02-28 2010-08-18 Juki株式会社 縫いデータ作成システム及び縫製装置
US8180475B2 (en) 2007-07-18 2012-05-15 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Embroidery data processor, embroidery sewing system, computer readable medium and multi-needle embroidery sewing machine
EP3517675A1 (en) * 2018-01-29 2019-07-31 JUKI Corporation Sewing system, sewing machine, and management device
CN114575059A (zh) * 2022-01-28 2022-06-03 西安标准工业股份有限公司 一种基于plc的切带机控制方法

Cited By (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1176659A (ja) * 1997-09-03 1999-03-23 Janome Sewing Mach Co Ltd 2ウェイ機能を備えた刺繍データ作成装置
JPH11128575A (ja) * 1997-10-24 1999-05-18 Brother Ind Ltd 刺繍ミシンの制御装置
US5983817A (en) * 1997-10-24 1999-11-16 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Sewing machine control system
JPH11253676A (ja) * 1998-03-13 1999-09-21 Brother Ind Ltd 刺繍縫製装置用生産管理システム
US5974992A (en) * 1998-03-13 1999-11-02 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Production management system for managing sewing operations of a plurality of embroidery sewing machines
WO2000075409A1 (fr) * 1999-06-04 2000-12-14 Jaguar International Corporation Machine a coudre informatisee et son procede de commande
US6135038A (en) * 1999-06-04 2000-10-24 Sewmaster Co., Ltd. Computer sewing machine and method of controlling the same
JP2001198371A (ja) * 2000-01-18 2001-07-24 Janome Sewing Mach Co Ltd 刺繍装置及び記録媒体
JP4719328B2 (ja) * 2000-01-18 2011-07-06 蛇の目ミシン工業株式会社 刺繍装置
EP1156148A2 (de) * 2000-05-17 2001-11-21 Dürkopp Adler Aktiengesellschaft Einrichtung zur Daten-Kommunikation zwischen einer Nähmaschine und einem Zentralrechner
JP2002000977A (ja) * 2000-05-17 2002-01-08 Duerkopp Adler Ag ミシンと中央電算機の間のデータ通信のための装置
EP1156148A3 (de) * 2000-05-17 2002-07-24 Dürkopp Adler Aktiengesellschaft Einrichtung zur Daten-Kommunikation zwischen einer Nähmaschine und einem Zentralrechner
KR100817372B1 (ko) * 2000-12-14 2008-03-27 쥬키 가부시키가이샤 봉제 지원 방법, 봉제 지원 시스템 및 봉제 지원 프로그램을 저장한 기록 매체
JP2002248287A (ja) * 2001-02-26 2002-09-03 Juki Corp 縫製装置
JP2002248286A (ja) * 2001-02-27 2002-09-03 Juki Corp ミシン、及びミシンのメンテナンス方法とメンテナンスシステム
JP4526721B2 (ja) * 2001-02-28 2010-08-18 Juki株式会社 縫いデータ作成システム及び縫製装置
JP2003053076A (ja) * 2001-08-13 2003-02-25 Brother Ind Ltd ミシンのプログラム作成装置
JP2003093772A (ja) * 2001-09-21 2003-04-02 Brother Ind Ltd ミシンの情報伝送システム及びミシン
JP2003326010A (ja) * 2002-05-13 2003-11-18 Juki Corp ミシン
JP2004129839A (ja) * 2002-10-10 2004-04-30 Juki Corp ミシンの操作パネル
JP2006043038A (ja) * 2004-08-03 2006-02-16 Brother Ind Ltd ミシン
JP2006314517A (ja) * 2005-05-12 2006-11-24 Juki Corp ミシン
JP4636936B2 (ja) * 2005-05-12 2011-02-23 Juki株式会社 ミシン
US8180475B2 (en) 2007-07-18 2012-05-15 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Embroidery data processor, embroidery sewing system, computer readable medium and multi-needle embroidery sewing machine
EP3517675A1 (en) * 2018-01-29 2019-07-31 JUKI Corporation Sewing system, sewing machine, and management device
CN114575059A (zh) * 2022-01-28 2022-06-03 西安标准工业股份有限公司 一种基于plc的切带机控制方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH07194880A (ja) ミシンの情報伝達システム
US5859778A (en) Remote management system
US4932342A (en) Embroidering system
US5974992A (en) Production management system for managing sewing operations of a plurality of embroidery sewing machines
US5904109A (en) Color switch setting data processing apparatus for multi-needle embroidery machine and sewing system employing the apparatus
EP1148400A2 (en) Improved embroidery system utilizing windows ce based gui
US5970894A (en) Sewing apparatus and program storage medium
JP2003011926A (ja) 自動機械の設定値を変更する設定値変更方法および設定値変更ユニット
CN101250798A (zh) 缝纫机的生产管理装置
JP4494617B2 (ja) プログラマブルコントローラシステム
US4991077A (en) Programmable operator's console
US6016758A (en) Sewing machine
US5983817A (en) Sewing machine control system
JP3475302B2 (ja) 機械の稼動状況監視装置
JPH06127825A (ja) 繊維機械の部品管理システム
JP2000334187A (ja) ミシンの情報伝送装置
JPS6322254A (ja) 生産管理システム
JP3031943B2 (ja) 生産機械の稼働予定管理装置
JP2539628B2 (ja) 自動刺繍機
JP3956281B2 (ja) メモリカード搭載式刺繍制御装置
JP2526935B2 (ja) 制御装置用表示装置の画面表示方法
JP2003326026A (ja) ミシンの情報管理装置
US5873317A (en) Sewing system having a data registering device
JPH0430799B2 (ja)
JP2756701B2 (ja) コンピュータ刺繍機

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20031118