JP2002248286A - ミシン、及びミシンのメンテナンス方法とメンテナンスシステム - Google Patents

ミシン、及びミシンのメンテナンス方法とメンテナンスシステム

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JP2002248286A
JP2002248286A JP2001051356A JP2001051356A JP2002248286A JP 2002248286 A JP2002248286 A JP 2002248286A JP 2001051356 A JP2001051356 A JP 2001051356A JP 2001051356 A JP2001051356 A JP 2001051356A JP 2002248286 A JP2002248286 A JP 2002248286A
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Shinji Kamakura
新治 鎌倉
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遠隔地にあっても最適にメンテナンスできる
ミシン、及びそのミシンのメンテナンス方法とシステム
を提供する。 【解決手段】 通信回線を介して接続されるミシンに対
して所定の動作指令(制御コマンド)が送信され(S1
4)、動作指令に応答して動作したミシンの動作データ
が受信される(S22)。このミシンの動作データより
ミシンにおける故障が解析され(S23)、その故障解
析結果がミシンに送信される(S25)。このような構
成では、ミシンは、通信回線を介して送信されてくる制
御コマンドにより動作され、その動作結果が送信され
て、ミシンにおける故障が解析されるので、作業者は、
ミシンを最適な駆動状態にメンテナンスすることが可能
になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信回線に接続さ
れるミシン、及びそのミシンのメンテナンス方法とメン
テナンスシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来は、縫製工場に設置されているミシ
ンは最適に稼動できるように、常時メンテナンスされて
おり、ミシンに故障が発生した場合には、作業者がこの
故障を分析して、対応した処置を取っている。
【0003】また、ミシンが遠隔地に設置されている場
合には、保守作業者が、現地の人と電話もしくはFAX
等を利用し故障内容を確認し、対処方法を指示するか、
ミシン作業者がミシンに付属のマニュアルを参照しなが
ら、対応処置をとっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
方法だと、容易な故障、例えば、マニュアルを参照して
解決する程度の簡単な障害、あるいは過去に対処した故
障などに関しては適宜対処が可能であるが、過去に事例
がなかったり、あるいは複雑な故障などに関しては、ミ
シンの詳細な状況把握が必要となり、把握が不充分だと
十分な対応が計れなかった。
【0005】更に、ミシンが言語の異なる異国で稼動さ
れている場合には、さらに状況把握が困難となり適切な
対処を十分に行なうことができなかった。
【0006】従って、本発明は、このような問題を解決
するためになされたもので、遠隔地にあっても最適にメ
ンテナンスできるミシン、及びそのミシンのメンテナン
ス方法とメンテナンスシステムを提供することをその課
題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決する本
発明のミシンは、通信回線を介して送信されてくる動作
指令を受信する動作指令受信手段と、受信した動作指令
により動作したミシンの動作データを送信する送信手段
と、前記ミシンの動作データから解析されるミシンにお
ける故障解析結果を受信する解析結果受信手段と、を備
えることを特徴とする。
【0008】また、本発明のミシンのメンテナンス方法
及びメンテナンスシステムは、通信回線を介して接続さ
れるミシンに対して所定の動作指令を送信すること、動
作指令に応答して動作したミシンの動作データを受信す
ること、前記ミシンの動作データよりミシンにおける故
障を解析すること、前記故障の解析結果をミシンに送信
すること、を特徴としている。
【0009】このような構成では、ミシンは、通信回線
を介して送信されてくる動作指令(制御コマンドデー
タ)により動作され、その動作結果が送信されて、ミシ
ンにおける故障が解析されるので、ミシン作業者は、ミ
シンを常時最適な駆動状態にメンテナンスすることが可
能になる。
【0010】また、本発明のミシンのメンテナンス方法
及びメンテナンスシステムは、ミシンに対して複数の動
作指令を送信し、各動作指令に応答して動作したミシン
の動作データを受信して、ミシンの各動作データよりミ
シンにおける故障を解析することも特徴としている。
【0011】このような構成では、複数の動作指令を順
次送信してミシンを動作させることができるので、より
複雑なミシンの故障も解析することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施の形態に基
づいて本発明を詳細に説明する。
【0013】[全体の構成]図1には、ミシンのメンテ
ナンスシステムの全体構成が図示されている。同図にお
いて、縫製工場20には、操作パネル13を備えたミシ
ン(縫製装置)10、11が配置され、ミシン10、1
1はそれぞれ縫製工場側の端末コンピュータ21、22
とLANなどで接続されており、端末コンピュータ2
1、22からは種々の縫製パラメータの初期設定値、縫
製データ、及び縫製動作を制御する制御プログラムなど
がミシン10、11に供給され、またミシン10、11
からはミシンの稼動状況を示す種々のデータが端末コン
ピュータ21、22に供給される。
【0014】また、縫製工場23にも、縫製工場20と
同様な縫製システムが構築されており、ミシン12が端
末コンピュータ24とLAN構成で接続されている。縫
製工場23には、図1では、一台のミシンしか図示され
ていないが、縫製工場20と同様に、複数のミシンとそ
れに接続されるコンピュータが設けられている。各縫製
工場20、23でミシンに接続される端末コンピュータ
は、一台のミシンに対して専属の端末コンピュータを設
けることもでき、あるいは端末コンピュータにサーバー
機能を持たせ、一台のサーバーに複数のミシンを接続さ
せることもできる。
【0015】縫製工場側の各端末コンピュータ21、2
2、24は、通信ネットワーク、例えばインターネット
の通信回線網14を介して故障診断及びメンテナンス
(保守)を行なうメーカーサービス部門25の端末コン
ピュータ26、27、データサーバー28と相互に接続
し、各種データ、各種信号並びに各種動作指令を送受信
できるようになっている。
【0016】メーカーサービス部門25は、後述するよ
うに、端末コンピュータ26、27に格納されているリ
モートメンテナンスプログラムを起動して、ミシンの故
障データからミシンにおける故障解析データを作成す
る。端末コンピュータ26、27は、通信回線網14を
介して種々の信号、各種動作指令、各種データを送信並
びに受信する手段を備えている。
【0017】縫製工場20、23、メーカーサービス部
門25のインターフェースとしてWEBサーバー15が
設けらており、このWEBサーバーのホームページにア
クセスしてそれぞれ関連するデータ、信号、動作指令が
授受される。
【0018】なお、インターネットを介した通信は、通
常使用されている通信プロトコール(TCP/IP)が
用いられ、また通信には、必要に応じてID番号、パス
ワードが設定され、送受されるデータも必要に応じて暗
号化される。
【0019】[ミシンの構成]各ミシン10、11、1
2は、図2に示したように、制御装置40を内蔵してお
り、制御装置40は、ミシン制御、通信制御、入出力制
御など種々の制御をつかさどるCPU40aと、各種制
御プログラム、その他本発明で実行されるプログラム並
びに、ミシンの機種名、製造番号、出荷日、制御プログ
ラムバージョンなどのデータを格納する不揮発性メモリ
A40bと、ワーキングエリアを提供するRAM40c
と、各種縫製パラメータの設定値、故障データ、縫製デ
ータなどのデータを格納する不揮発性メモリB40dを
備えている。
【0020】通信制御回路40eは、縫製工場の端末コ
ンピュータ21(22、24)あるいはLAN、インタ
ーネット上のサーバーとの間の通信を制御し、CPU4
0aの制御の元に各種動作指令を受信する手段、また各
種信号並びに各種データを送信し、また受信する手段を
構成する。
【0021】ミシン制御回路40fは、縫製パラメータ
や縫製データに従ってミシンの縫製動作を制御する。ま
た、入力信号制御回路40gは、ピッチ検出センサ42
によって検出されるピッチ長、押え圧検出センサ43に
より検出される押え圧、糸調子検出センサ44によって
検出される糸調子、ミシン回転数検出センサ45により
検出されるミシン回転数の各データの取り込みを制御す
る。
【0022】これらの取り込まれた各データは、それぞ
れ不揮発性メモリB40dに格納された設定値と比較さ
れ、出力信号制御回路40iを介してピッチ設定アクチ
ュエータ46、押え圧調整アクチュエータ47、糸調子
調整アクチュエータ48、ミシン回転数設定アクチュエ
ータ49が駆動され、ピッチ長、押え圧、糸調子、ミシ
ン回転数などの縫製パラメータがそれぞれ設定値に制御
される。また、糸切り時には、糸切りアクチュエータ5
0が作動され、糸切りが行なわれる。
【0023】また、ミシンには、ミシンで縫製する際に
ミシンに発生する様々な故障ないし異常を検出する故障
検出回路40hが設けられており、故障が発生した場
合、故障信号がCPU40aに入力される。CPU40
aは、入力された検出信号から故障の種類を判別し、そ
の故障の種類を示す故障番号を順次不揮発性メモリB4
0dに格納し、故障履歴を保存する。また、RAM40
cには、故障が発生してミシンが停止した時のプログラ
ムアドレス、停止時の入出力状態情報のデータが格納さ
れる。
【0024】なお、ミシンの故障ないし異常とは、例え
ば、入力される商用電源電圧の異常や、ミシンモータの
故障、ケーブル関係の抜け、縫製中の糸切れ、ミシンの
ボビン(下糸)残量無し、各アクチュエータの動作不良
など多岐にわたり、これらの故障ないし異常は、上記種
々のセンサ42〜45の信号あるいはその他電圧セン
サ、ペダルセンサなど各種センサ(不図示)からの信
号、並びに故障が発生してミシンが停止した時のプログ
ラムアドレス、停止時の入出力状態情報を解析すること
により、それぞれ検出することができる。
【0025】また、ミシンの動作状態を監視するため
に、デジタルビデオカメラ51が設けられており、画像
処理回路40jは、このビデオカメラ51からの画像デ
ータを取り込んで、ミシンの故障、異常の検出を補助す
る。
【0026】ミシンに発生する故障は、その種類に応じ
て故障番号が割り当てられており、故障ないし異常が発
生するごとに、その故障番号が不揮発性メモリB40d
に個々に記憶される。また、故障番号と、その故障番号
が示す故障の内容は、予めテーブルの形で、不揮発性メ
モリB40dに格納されている。
【0027】更に、ミシンには、液晶、CRTなどで構
成されるモニタ(表示部)13a、操作ボタン、入力ボ
タン13bからなる操作パネル13が設けられており、
その操作パネルにより、以下に説明する種々のデータ入
力並びにデータ表示が行なわれる。
【0028】[メンテナンスの流れ]次に、ミシン上で
何かの不具合が生じた場合、ミシンの動作を解析するこ
とでミシンの故障原因を追求しミシンをメンテナンスす
る流れを図3を参照して説明する。
【0029】縫製工場20で作業する作業者がミシン1
0(11、12)に何か不具合が生じた場合、あるいは
異常や故障が発生した場合には、メニューを立ち上げて
モニタ13aに現れる図4(A)の画面で「リモートメ
ンテナンス」を選択する(ステップS1)。それによ
り、図4(B)に示したような、リモートメンテナンス
の画面になるので、実行ボタンを操作すると(ステップ
S2)、ミシンの不揮発性メモリA40bに格納されて
いるミシンの機種名、製造番号、出荷日、制御プログラ
ムバージョンのデータ、及び不揮発性メモリB40dに
格納されている故障データ(故障履歴)、RAM40c
に格納されているプログラム停止時のアドレス、停止時
の入出力状態情報のデータなどの各データが、通信制御
回路40eを介して工場の端末コンピュータ21(2
2、24)に送信される(ステップS3、S4)。
【0030】縫製工場側の端末コンピュータでは、ミシ
ンからのデータを受信後(ステップS5)、このデータ
に工場所在地、連絡先、送信日のデータが添付され(ス
テップS6)、端末コンピュータにあるメンテナンスデ
ータ送受信プログラムが自動起動される(ステップS
7)。続いてメーカーのホームページを起動して(ステ
ップS8)、WEBサーバ15を介して故障データ並び
にこれにステップS3とS6で添付されたデータ(以下
メンテナンスデータという)をメーカーのサービス部門
25に送信する(ステップS9)。
【0031】メーカー側の端末コンピュータ26(2
7)は、縫製工場の端末コンピュータ21(22、2
4)からの上記メンテナンスデータを受信したら(ステ
ップS10)、出荷日のデータからミシンの無償保証期
間を調べ、出荷日が無償メンテナンス期間を経過してい
るかどうかを判断する(ステップS11)。経過してい
るときは、図5に示したルーチンに分岐し、縫製工場の
端末コンピュータ21(22、24)に課金確認のデー
タ送信を行ない(ステップS40)、工場側が、この課
金の確認データを受信して(ステップS41)、ミシン
に送信する(ステップS42)。ミシン側は、この送信
されてきた確認データを受信し(ステップS43)、こ
れをモニタ13aに表示させる(ステップS44)。こ
れにより、図4(C)に図示したような画面がモニタに
現れるので、作業者が、「キャンセル」のボタンを押す
と、処理は終了し、一方「実行」ボタンを押すと(ステ
ップS45)、工場側に課金通知を連絡し、課金処理を
実行する(ステップS46)。
【0032】その後、課金処理が行なわれたら、図3の
流れに戻り、メーカー側は、データサーバー28に格納
されているデータベースから過去に発生した工場側の故
障履歴を調べ、対処方法を読み込んで(ステップS1
2)、端末コンピュータ26(27)にあるリモートメ
ンテナンスプログラムを起動し(ステップS13)、W
EBサーバー15を介してミシンを作動させる制御コマ
ンドデータ(動作指令)を送信する(ステップS1
4)。
【0033】制御コマンドデータを受信した工場側端末
コンピュータ21(22、24)は、そのデータを受信
して(ステップS15)、ミシン側に転送し(ステップ
S16)、ミシン側が制御コマンドデータを受信したら
(ステップS17)、その制御コマンドデータによりミ
シンを動作させる(ステップS18)。ミシン10(1
1)は、この制御コマンドデータに基づいて動作を行な
うので、その動作データが工場側に返信され(ステップ
S19)、工場側の端末コンピュータは、それを受信後
(ステップS20)、メーカー側に送信する(ステップ
S21)。
【0034】メーカー側の端末コンピュータ26(2
7)は、工場側より送信されてきた動作結果データを受
信し(ステップS22)、ミシンに発生した故障を解析
しその故障原因を調べる(ステップS23)。この解析
が不完全で解析が終了しない場合は(ステップS24の
否定)、ステップS14に戻って、次の制御コマンドデ
ータ(動作指令)を工場側に送信する。以後同じ処理を
繰り返し、故障原因を追及する。
【0035】上記の故障解析の一例を説明すると、工場
側から送信されてきたミシンの故障データには、発生し
た故障番号、故障履歴などがあるので、頻度の多い故障
番号を追求したり、あるいは各故障番号の頻度を累計し
てその故障状況あるいは故障の分布を解析することによ
り、あるいは、どのプログラム個所で故障が生じていた
かを把握することにより、送信されてきた故障データと
データベースと照合し、例えば、糸きり用アクチュエー
ターの動作不良、ミシンのトルク増大による不具合など
に故障の原因があることを検出する。
【0036】そこで、例えば、通常の状態で糸きり時の
回転数(150rpm)でミシンを1回転させる制御コ
マンドデータが送信され(ステップS14)、この制御
コマンドデータが工場側の端末コンピュータを介してミ
シンに送信され、ミシンがこの動作指令により動作され
る(ステップS18)。ここでミシンを動作させたとき
実際に検出されるミシンの動作データ、この場合には、
実際のモータの回転数信号が返信されてくるので(ステ
ップS22)、回転数信号が許容範囲の値であるかどう
かを調べ、異常であるかどうかを判断する。回転数信号
が許容範囲内になければ、異常であってモータの故障と
解析する(ステップS23)。また、異常がなければ、
次の制御コマンドデータ「糸きりアクチュエータ動作と
ミシン1回転」を送信する(ステップS24、S1
4)。この動作指令によりミシンが動作し、その動作デ
ータが返信されてくるので、前回の制御コマンドデータ
による動作回転数と今回の制御コマンドデータによる動
作回転数に差があるかどうかを調べる。通常糸きりアク
チュエーターの動作により回転数が下がるので、回転数
に差がないときには、糸きりアクチュエーターの動作不
良と判断し、糸切りアクチュエータの故障と解析する
(ステップS23)。
【0037】このように、動作指令を順次送信してミシ
ンを動作させることにより、ミシンの故障個所を特定で
き、対処方法を知ることができるので、ミシンの故障個
所、対処方法からなる故障解析結果データを工場側に送
信する(ステップS25)。このとき、解析結果と工場
からのデータをデータサーバー28内の顧客対応データ
ベースに保存し、今後のメンテナンスデータとして構築
しておく。
【0038】工場の端末コンピュータは、メーカー側か
ら送信されてきた解析結果データを受信した後(ステッ
プS26)、それをミシンに送信し(ステップS2
7)、ミシンは解析結果データを受信したら(ステップ
S28)、これをモニタ13aに表示させる(ステップ
S29)。この表示画面が、図4(D)に図示されてい
る。
【0039】ミシン作業者は、この表示画面から、故障
個所が糸切りアクチュエータ50であると知ることがで
きるので、対処方法に従って、糸切りアクチュエータ5
0を調整するかあるいは交換する。
【0040】このように、ミシンの作業者は、ミシンに
不具合があった場合には、故障データを送信するだけ
で、ミシンの故障個所並びにその対処方法を受信するこ
とができるので、複雑な故障にも最適に対処でき、ミシ
ンを常時最適な状態にメンテナンスすることが可能にな
る。
【0041】[他の実施形態]上述した本発明の実施形
態では、コンピューター間で通信を行い情報の提供を行
なっているが、コンピュータでない専用端末でも同様の
効果は得られる。
【0042】また、上述した実施形態では、ミシンの各
種データ、信号のメーカーサービス部門への送受信を工
場内のコンピュータを介して行なっているが、ミシン内
に各種データ、信号を送受信できる端末機能を設けるこ
とで、工場内のコンピュータを介せずメーカー側の端末
コンピュータないしデータサーバーと直接送受信するこ
とも可能である。
【0043】また、上述した実施形態では、ホームペー
ジは、専用のWEBサーバー、例えばプロバイダー内に
設けるようにしているが、メーカーサービス部門のサー
バーに設けるようにしてもよい。
【0044】また、上述した実施形態では、通信ネット
ワークをインターネットとして説明したが、LAN、イ
ントラネット、その他の通信ネットワークでも同様な効
果を得ることができる。
【0045】更に、上述した実施形態では、故障解析結
果データとして故障個所と、対処方法を提供している
が、故障個所の画像データをモニタに表示させるように
してもよい。この場合には、作業者はより適切に故障個
所を把握することができる。
【0046】また、対処方法として、ミシンの作動デー
タを送信し、作業者が、作動データに従って制御プログ
ラム、縫製パラメータないし縫製データを変更するよう
にしてもよい。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の方法ある
いはシステムを利用することで、異国間による言語の相
違に関係なく、また、今までは解析できなかった複雑な
故障でも、ミシンの故障状況を的確に把握することがで
き、ミシンを最適な駆動状態にメンテナンスすることが
可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のメンテナンスシステムの全体構成を示
した構成図である。
【図2】ミシンの内部構成を示したブロック図である。
【図3】リモートメンテナンスの流れを示したフローチ
ャート図である。
【図4】種々の画面表示を示した表示図である。
【図5】メンテナンス時課金が課せられるときの流れを
示したフローチャート図である。
【符号の説明】
10、11、12 ミシン 14 インターネット 15 WEBサーバー 20、23 縫製工場 21、22、24 端末コンピュータ 25 メーカーサービス部門 26、27 端末コンピュータ 28 データサーバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3B150 AA00 CA01 CE09 LA31 LB02 MA12 NA78 NA79 NB18 QA06 QA07 QA08 5B042 GB05 JJ02 KK13 KK15 KK17 MA08 MA14 MC15 5B089 GA11 GA23 GB02 JA35 JB10 JB17 KA12 KA13 MC11

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信回線を介して送信されてくる動作指
    令を受信する動作指令受信手段と、 受信した動作指令により動作したミシンの動作データを
    送信する送信手段と、 前記ミシンの動作データから解析されるミシンにおける
    故障解析結果を受信する解析結果受信手段と、 を備えることを特徴とするミシン。
  2. 【請求項2】 前記故障解析結果を表示する表示部が設
    けられることを特徴とする請求項1に記載のミシン。
  3. 【請求項3】 前記故障解析結果に基づいてミシンの作
    動データを変更する変更手段が設けられることを特徴と
    する請求項1又は2に記載のミシン。
  4. 【請求項4】 通信回線を介して接続されるミシンに対
    して所定の動作指令を送信する工程と、 動作指令に応答して動作したミシンの動作データを受信
    する工程と、 前記ミシンの動作データよりミシンにおける故障を解析
    する工程と、 前記故障の解析結果をミシンに送信する工程と、 を備えることを特徴とするミシンのメンテナンス方法。
  5. 【請求項5】 通信回線を介して接続されるミシンに対
    して第1の動作指令を送信する工程と、 第1の動作指令に応答して動作したミシンの動作データ
    を受信する工程と、 第1の動作指令によるミシンの動作データよりミシンに
    おける故障を解析する工程と、 前記故障の解析結果に基づいて第2の動作指令をミシン
    に送信する工程と、 第2の動作指令に応答して動作したミシンの動作データ
    を受信する工程と、 第1と第2の動作指令によるミシンの動作データよりミ
    シンにおける故障を解析する工程と、 を備えることを特徴とするミシンのメンテナンス方法。
  6. 【請求項6】 前記故障の解析結果をミシンに送信する
    工程を設けることを特徴とする請求項5に記載のミシン
    のメンテナンス方法。
  7. 【請求項7】 通信回線を介して接続されるミシンに対
    して動作指令を送信する動作指令送信手段と、 動作指令に応答して動作したミシンの動作データを受信
    する受信手段と、 前記ミシンの動作データよりミシンにおける故障を解析
    する故障解析手段と、 前記故障の解析結果をミシンに送信する解析結果送信手
    段と、 を備えることを特徴とするミシンのメンテナンスシステ
    ム。
  8. 【請求項8】 通信回線を介して接続されるミシンに対
    して複数の動作指令を送信する動作指令送信手段と、 各動作指令に応答して動作したミシンの動作データを受
    信する受信手段と、 前記ミシンの各動作データよりミシンにおける故障を解
    析する故障解析手段と、 前記故障の解析結果をミシンに送信する解析結果送信手
    段と、 を備えることを特徴とするミシンのメンテナンスシステ
    ム。
  9. 【請求項9】 前記故障解析結果が、ミシンの表示部に
    表示される画像データであることを特徴とする請求項7
    又は8に記載のミシンのメンテナンスシステム。
  10. 【請求項10】 前記故障解析結果が、ミシンの作動デ
    ータを変更するための作動データであることを特徴とす
    る請求項7から9のいずれか1項に記載のミシンのメン
    テナンスシステム。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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