JP2001087580A - ミシン管理装置 - Google Patents

ミシン管理装置

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JP2001087580A
JP2001087580A JP27032599A JP27032599A JP2001087580A JP 2001087580 A JP2001087580 A JP 2001087580A JP 27032599 A JP27032599 A JP 27032599A JP 27032599 A JP27032599 A JP 27032599A JP 2001087580 A JP2001087580 A JP 2001087580A
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sewing machine
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sewing
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Seiichi Sekine
清一 関根
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ミシン稼働現場から遠く離れた場所でミシン動
作状況を管理者が的確に把握できるようにすること。 【解決手段】ミシン管理システムは、刺繍ミシン1の動
作状況を管理するミシン管理装置2と、その管理装置2
から遠く離れた場所に置かれた端末装置37とを備え
る。ミシン管理装置2は、主制御装置30及び通信装置
35を備える。主制御装置30は、糸切れ等のエラーを
含むミシン動作状況を読み込み、その状況を履歴データ
としてメモリに累積的に記憶する。主制御装置30に接
続された通信装置35は、LAN36を介して端末装置
37の通信装置45に接続され、その通信装置45は、
端末装置37に接続される。従って、端末装置37で
は、受信された履歴データが表示装置44により表示さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ミシンの縫製動
作状況を管理するのに使用されるミシン管理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の自動制御ミシンでは、縫製動作の
途中で糸切れ等の異常が発生することがある。特に、糸
切れの起こり易さはミシンにとって不可避的なことであ
り、縫製速度やステッチ長さ、糸の太さや種類等によっ
て相違する。又、ミシン駆動部の調整不良や故障等によ
っても糸切れが発生することがある。
【0003】上記のようなミシンの異常に対処するため
の装置として、糸切れの発生をセンサにより検出してブ
ザー等で報知すると共に、その糸切れが検出された時点
でミシンの縫製動作を停止させるよにしたものがある。
この種の装置では、ミシンが停止されるたびにオペレー
タが糸切れの修復作業を行い、その後に復帰スイッチを
操作することにより縫製動作を再開させることになる。
この装置では、糸切れの発生がオペレータに報知される
だけであることから、オペレータは糸切れの発生原因が
真に不可避的なものであるか否かを容易に認識すること
ができない。又、オペレータが、必ずしもミシンの構造
に精通しているとは限らず、糸切れ等の発生原因を常に
的確に認識できるとは限らない。従って、糸切れの発生
原因が、例えば、ミシン駆動部の調整不良や縫製速度の
設定ミス等、比較的簡単に解消できるものであっても、
オペレータがそのことを容易に認識することができず、
結局、同様の糸切れを何度も引き起こすことがあった。
この場合、ミシンの構造に精通した専門の管理者が、過
去に起きた異常を含むミシンの動作状況に関する履歴を
把握することができれば、異常の発生原因を的確に認識
することができ、その履歴をミシンの修復やその後の縫
製動作のために有効に利用することができると考えられ
る。
【0004】ここで、過去に発生した縫製動作の異常の
履歴を、後の縫製動作の能率向上等のために生かすこと
のできる装置が提案され、その内容が特開平5−317
557号公報に開示されている。この公報の装置は、ミ
シン本体の縫製動作の異常を検出する異常検出手段と、
その異常が検出されたときのミシン本体の動作状況を累
積的に記憶する記憶手段と、その記憶された異常発生の
履歴データをミシン本体の制御に利用すべく処理する履
歴データ処理手段とを備える。ここで、異常検出手段と
しては、針棒への糸供給異常を検出する糸切れセンサが
挙げられる。記憶手段としては、コンピュータに内蔵さ
れるメモリが挙げられる。又、履歴データ処理手段とし
ては、糸切れの発生頻度を演算してその頻度が高いとき
に異常を報知するようにした構成が挙げられる。この
他、履歴データ処理手段として、縫製動作状況毎の糸切
れ発生頻度を演算して糸切れ発生の少ない状況となるよ
うに縫製動作を制御するようにした構成が挙げられる。
更には、履歴データ処理手段として、糸切れ発生頻度を
演算した結果に基づいて糸切れの発生の可能性を考慮し
た縫製時間の予測演算を行うようにした構成が挙げられ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記従来公
報の装置は、履歴データに基づいて演算される糸切れ発
生頻度が高いときに、その異常を現場で報知したり、縫
製動作を制御したり、縫製時間の予測演算を行ったりす
るものであり、比較的簡単に解消することのできる異常
のみに対処できるものであった。このため、異常の発生
原因が比較的複雑なものであった場合には、現場のオペ
レータがその発生原因を的確に把握できるとは限らず、
ミシンの構造に精通した専門の管理者の点検を受ける必
要があった。
【0006】ここで、上記の専門管理者がミシンの稼働
現場近くに駐在していれば、いつでも任意に履歴データ
を参照して異常の発生原因を認識することができ、その
発生原因が比較的複雑なものであっても的確に対処する
ことができる。しかし、その管理者が現場から遠く離れ
た別の場所に居る場合には、上記履歴データをいつでも
任意に参照することはできず、異常の発生原因を早期に
認識することができない。或いは、別の場所に居る管理
者が、ミシンのオペレータからの通報を受けて現場へ駆
け付けた場合に、実は、その異常の発生原因がオペレー
タにも容易に修復できる程度のものであることもあり、
管理者の移動が無駄になることもあった。このことは、
特に、複数の現場で複数台のミシンを稼働させている場
合や、ミシンの稼働現場が管理者の居る場所から遠く離
れた外国の地である場合に、大きな問題になると考えら
れる。
【0007】この発明は上記事情に鑑みてなされたもの
であって、その目的は、ミシンの動作状況をその稼働現
場から遠く離れた場所で管理者に的確に把握させること
ができるようにしたミシン管理装置を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、ミシンの動作状況を管理
するミシン管理装置であって、ミシンの動作状況を履歴
データとして累積的に記憶するための記憶手段と、その
記憶された履歴データをネットワークを介して転送する
ための転送手段とを備えたことを趣旨とする。
【0009】上記発明の構成によれば、ミシンの稼働現
場において、ミシンの動作中にはその状況が履歴データ
として累積的に記憶手段に記憶される。そして、その記
憶された履歴データは、転送手段によりネットワークを
介して転送される。従って、ミシンの稼働現場から遠く
離れた場所に居るミシンの管理者には、ネットワークを
介して転送されたミシンの動作状況を示す履歴データが
与えられる。
【0010】上記目的を達成するために、請求項2に記
載の発明は、ミシンの動作状況を管理するミシン管理シ
ステムであって、ミシンの動作状況を履歴データとして
累積的に記憶するための記憶手段と、その記憶された履
歴データをネットワークを介して転送するための転送手
段と、その転送された履歴データを受信するための受信
手段と、その受信された履歴データを表示するための表
示手段とを備えたことを趣旨とする。
【0011】上記発明の構成によれば、ミシンの稼働現
場において、ミシンの動作中にはその状況が履歴データ
として累積的に記憶手段に記憶される。そして、その記
憶された履歴データは、転送手段によりネットワークを
介して転送される。そして、ミシンの稼働現場から遠く
離れた場所に居るミシンの管理者には、受信手段により
受信された履歴データが表示手段により表示される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明のミシン管理装置及
びミシン管理システムを刺繍ミシンに具体化した一実施
の形態を図面を参照して詳細に説明する。
【0013】図1にミシン管理システムの斜視図を示
す。このシステムは、刺繍ミシン1の運転を管理するた
めのミシン管理装置2と、この刺繍ミシン1の稼働現場
から遠く離れた別の場所に置かれた端末装置37とを含
む。刺繍ミシン1において、ミシンテーブル3上にはミ
シンアーム4が配設され、その前端部に針棒支持ケース
5が左右方向へ移動可能に取り付けられる。針棒支持ケ
ース5は、5本の針棒6を上下動可能に支持するもので
あり、各針棒6の下端には針7が取り付けられる。各針
7には、それぞれ糸供給源(図示略)から針棒支持ケー
ス5上の糸調子器8及び天秤9を経て種類の異なる糸が
供給される。針棒支持ケース5には、各針棒6に対応し
て周知の糸切れセンサ20が設けられる。この糸切れセ
ンサ20は、糸取りバネ(図示略)の変位の有無によ
り、各針7への糸供給の異常(糸切れ)を検出するもの
である。
【0014】針棒支持ケース5は、ミシンアーム4に取
り付けられた針選択モータ10により駆動されることに
より移動する。針棒支持ケース5が移動することによ
り、5本の針棒6及び針7のいずれかが所望の使用位置
に位置決めされる。使用位置に位置決めされた針棒6
は、動力伝達機構(図示略)を介してミシンモータ11
に連結され、上下方向に往復動させられる。使用位置に
ある針棒6に対向する位置には、ミシンテーブル3から
延びるミシンベッド12が設けられる。このミシンベッ
ド12には、針7と協働して被縫製物である加工布Wに
縫い目を形成するための糸輪補足器(図示略)が設けら
れる。ミシンテーブル3の両方には、2個のY方向可動
枠13(図1には一方向のみ図示)が矢印Yの方向へ移
動可能に設けられる。これらY方向移動枠13は、Y軸
駆動モータ(図示略)により正逆両方向へ任意の距離だ
け移動させられる。両Y方向移動枠13の間には、支持
枠14が掛け渡されており、この支持枠14によりX方
向移動枠15が矢印X方向に移動可能に支持される。
【0015】X方向移動枠15は、X軸駆動モータ(図
示略)により正逆両方向に任意の距離だけ移動させられ
る。X方向移動枠15には、加工布Wを着脱自在に保持
するための加工布保持枠16が取り付けられる。この加
工布保持枠16は、X方向及びY方向の移動枠13,1
5の移動により、X−Y平面上の任意の位置へ移動する
ことができる。Y方向移動枠13、Y軸駆動モータ、X
方向移動枠15、X軸駆動モータ及び加工布保持枠16
等は加工布送り装置17を構成している。
【0016】ミシンテーブル3を支持する機台18の内
部には、ミシン制御装置及び通信装置(共に図示略)が
内蔵される。ミシン制御装置は、この刺繍ミシン1の制
御を司るものであり、ミシン管理装置2から通信装置を
介して送出される縫製データに従って刺繍ミシン1を制
御すると共に、同ミシン1の動作状況等を示すデータを
通信装置を介してミシン管理装置2へ送出するようにな
っている。
【0017】ミシン管理装置2は、刺繍ミシン1の運転
を管理すると共に、そのミシン1に供給される縫製デー
タ等を処理するものである。ミシン管理装置2は、主制
御装置30と入力装置31を含む。主制御装置30に
は、フロッピィディスク(図示略)から各種データを読
み込むためのフロッピードライブ29が設けられる。入
力装置31は、キーボード32及びマウス33を含む。
ここで、マウス33は、CRT等よりなる表示装置34
との協働によりデータを選択的に入力するためのもので
ある。キーボード32から入力されたデータ、主制御装
置30において作成されたデータ、或いは、刺繍ミシン
1から送られるデータ等は、表示装置34により表示さ
れる。
【0018】入力装置31のうちキーボード32は、刺
繍ミシン1の管理をオペレータが任意に指示するために
操作される。又、キーボード32は、後述するRAM5
1に記憶された各種データを表示装置34に表示させる
ために操作される。
【0019】主制御装置30には、通信装置35が接続
される。この通信装置35は、刺繍ミシン1の通信装置
に接続される。通信装置35は、ローカル・エリア・ネ
ットワーク(LAN)36を介して上記端末装置37に
接続される。
【0020】図2にブロック回路図で示すように、主制
御装置30は、中央処理装置(CPU)50、ランダム
・アクセス・メモリ(RAM)51、リード・オンリ・
メモリ(ROM)52及び入出力回路53がバスにより
接続されるコンピュータを主体とするものである。RA
M51は、刺繍ミシン1の運転を管理する上で記憶する
必要のある各種データを一時的に記憶させるものであ
り、プログラムの実行と共に読み書きが行われる。ここ
で、RAM51は、刺繍ミシン1から送られる動作状況
を示すデータを履歴データとして累積的に記憶するため
のものでもあり、本発明の記憶手段に相当する。
【0021】ROM52には、ミシン管理に関する各種
プログラム等が予め記憶され、CPU50はこれらのプ
ログラムに基づいて各種制御を実行する。
【0022】CPU50には、表示制御回路54を介し
て表示装置34が接続される。CPU50は、ROM5
2に記憶される各種制御プログラムに基づいて表示制御
回路54を駆動し、RAM51に記憶された各種データ
を表示装置34に表示させる。CPU50には、入力制
御回路55を介して入力装置31が接続される。CPU
50は、入力装置31から入力制御回路55を介して入
力された各種データを演算し、RAM51に一旦記憶さ
せる。
【0023】CPU50には、入出力回路53を介して
フロッピードライブ29及び通信装置35が接続され
る。CPU50は、入力装置31により選択された刺繍
の柄データをフロッピードライブ29から入出力回路5
3を介して読み込み、RAM51に一旦記憶させる。C
PU50は、RAM51に記憶された柄データを入出力
回路53及び通信装置35を介して刺繍ミシン1に順次
転送し、縫製を行わせる。CPU50は、刺繍ミシン1
から送出される刺繍ミシン1の動作状況等に係るデータ
を通信装置35及び入出力回路53を介して読み込む。
即ち、CPU50は、ミシンの動作状況、現在の縫製済
み針数、糸切れセンサ20により検出される糸切れ等の
エラー情報を読み込む。加えて、CPU50は、入出力
回路53、通信装置35及びLAN36等を介して、遠
く離れた別の場所に置かれた端末装置37との間で各種
データのやりとりを行う。この実施の形態で、主制御装
置30及び通信装置35は、RAM51に記憶された履
歴データをLAN36を介して別の端末装置37へ転送
するためのものでもあり、本発明の転送手段に相当す
る。
【0024】尚、上記端末装置37は、ミシン管理装置
2とほぼ同様のハードウェアを備えたものである。即
ち、この端末装置37は、ミシン管理装置2の各種機器
30〜35に準ずる主制御装置40、表示装置44、通
信装置45、並びに、キーボード42及びマウス43等
を含む入力装置41を備える。従って、この端末装置3
7の主制御装置40は、ミシン管理装置2から通信装置
35を介して送出される履歴データを読み込み、RAM
(図示略)に一旦記憶させる。そして、必要な場合に
は、ミシンの管理者がキーボード42を操作することに
より、RAMに記憶された履歴データを読み出して表示
装置44に表示させるようになっている。この実施の形
態で、端末装置37の主制御装置40及び通信装置45
は、LAN36を介して転送された履歴データを受信す
るものでもあり、本発明の受信手段に相当する。又、端
末装置37の表示装置44は、端末装置37に受信され
た上記履歴データを表示するためののものであり、本発
明の表示手段に相当する。
【0025】次に、ミシン管理装置2のCPU50が実
行するミシン管理の処理内容について、図3,4に示す
フローチャートに従って説明する。
【0026】最初に、ステップ100で、入力装置31
のキーボード32から、刺繍に関する柄番号が入力され
る。すると、CPU50は、ステップ110で、フロッ
ピードライブ29にセットされたフロッピーディスク
(図示略)から、上記入力された柄番号に対応した柄デ
ータを読み出してRAM51に一旦記憶すると共に、表
示装置34の画面にその柄を表示させる。このとき、オ
ペレータは表示装置34の画面に表示された柄を確認
し、必要に応じて入力装置31を操作することにより、
当該柄データの刺繍ミシン1への転送を指示する。CP
U50は、この指示を受けると、RAM51に記憶され
た柄データを通信装置35を介して刺繍ミシン1へ転送
する。
【0027】その後、ステップ120で、オペレータが
キーボード32等の入力装置31により、刺繍ミシン1
による縫製開始を指示する。このとき、CPU50は、
縫製開始コマンドを通信装置35を介して刺繍ミシン1
に転送する。
【0028】ここで、刺繍ミシン1のミシン制御装置
は、縫製開始コマンドを受け取ると、同ミシン1に縫製
を開始させる。このとき、刺繍ミシン1のミシン制御装
置は、縫製済み針数を一定間隔で通信装置を介してミシ
ン管理装置2へ送出する。或いは、刺繍ミシン1で糸切
れ等のエラーが発生し、そのことが糸切れセンサ20で
検出された場合には、ミシン制御装置は、そのエラー内
容を通信装置を介してミシン管理装置2へ送出する。一
方、刺繍ミシン1で縫製が完了した場合には、ミシン制
御装置は、縫製終了コマンドを通信装置を介してミシン
管理装置2へ送出する。
【0029】そこで、ステップ130では、CPU50
は、刺繍ミシン1から送られてくるミシン動作状況等の
データを読み込み、RAM51に一旦記憶させる。この
データは、刺繍ミシン1の動作状況等を示す履歴データ
としてRAM51に累積的に記憶されることになる。
【0030】その後、ステップ140で、CPU50
は、読み込まれたデータの内容が縫製済み針数であるか
否かを判断する。ここで、その判断結果が縫製済み針数
である場合、CPU50は、ステップ150へ移行し、
その縫製済み針数を表示装置34の画面に表示させた
後、処理をステップ130へ戻す。
【0031】一方、上記判断結果が縫製済み針数でない
場合、CPU50は、ステップ160へ移行し、読み込
まれたデータの内容が糸切れ等を示すエラーであるか否
かを判断する。ここで、その判断結果がエラーである場
合、CPU50は、ステップ180へ移行し、通信装置
35及びLAN36による別の端末装置37へのデータ
送信の処理を実行した後、処理をステップ130へ戻
す。
【0032】一方、ステップ160の判断結果がエラー
でない場合、CPU50は、ステップ170へ移行し、
読み込まれたデータの内容が縫製終了コマンドであるか
否かを判断する。ここで、その判断結果が縫製終了コマ
ンドでない場合、CPU50は処理をステップ130へ
戻り、その判断結果が縫製終了コマンドである場合、C
PU50はその後の処理を一旦終了する。
【0033】ここで、ステップ180の処理内容を図4
に示すフローチャートに従って詳しく説明する。先ず、
ステップ181で、CPU50は、転送先アドレスをセ
ットする。この場合、別の場所の端末装置37のアドレ
スがセットされることになる。次に、ステップ182
で、CPU50は、タイトルに「ミシンエラー情報」を
セットする。次に、ステップ183で、CPU50は、
エラーデータを添付する。このエラーデータは、RAM
51に累積的に記憶された履歴データに含まれるもので
ある。そして、ステップ184で、CPU50は、通信
装置35を介してサーバーのメールボックスへエラーデ
ータを含む履歴データを入れる。このようにしてステッ
プ180のデータ送信が行われる。
【0034】図5には、メールボックスへ入れられる履
歴データの一例を部分的に示す。この履歴データは、各
表示装置34,44の画面に表示されたときの状態で示
される。図5において、1行目は、特定日時(ここでは
「1998年12月3日の9時18分53秒」が示され
る。)に刺繍ミシン1の電源が入れられたことを示す。
2行目は、特定日時に柄データを読み込んだことを示
す。「C:\sample」はフォルダ名を意味し、「test」は
ファイル名を意味する。3行目は、特定日時に刺繍ミシ
ン1のスタートボタンが押されたことを示す。4行目
は、特定日時に糸切れが発生したことを示す。針数は14
234針目で、頭部は6番、針棒番号は2を意味する。5
行目は、特定日時に再度スタートボタンが押されたこと
を示す。6行目は、特定日時に縫製が終了したことを示
す。7行目は、特定日時に刺繍ミシン1の電源が切れた
ことを示す。
【0035】以上説明したように、この実施の形態のミ
シン管理装置2を含むミシン管理システムによれば、刺
繍ミシン1の稼働現場において、同ミシン1の動作中に
は、その縫製動作状況が履歴データとして主制御装置3
0のRAM51に累積的に記憶される。そして、その記
憶された履歴データは、通信装置35及びLAN36を
介して端末装置37へ転送される。そして、刺繍ミシン
1の稼働現場から遠く離れた場所に居るミシンの管理者
には、その端末装置37の通信装置45及び主制御装置
により受信された上記履歴データが表示装置44の画面
に表示されることになる。このため、刺繍ミシン1の動
作状況を、その稼働現場から遠く離れた別の場所で専門
の管理者に的確に把握させることができるようになる。
【0036】このことから、ミシンの構造に精通した専
門の管理者が、刺繍ミシン1の稼働現場から遠く離れた
別の場所に居ても、上記履歴データを端末装置37によ
りいつでも任意に読み出して参照することができる。こ
のため、管理者は、刺繍ミシン1の異常の発生原因を早
期に認識することができるようになり、その発生原因が
比較的簡単なものであるか否かを的確に判断することが
できるようになる。これにより、管理者は、遠方よりミ
シンの修復に必要な措置を現場のオペレータに指示する
ことができるようになり、管理者は、特に異常の発生原
因が複雑なものである場合に限って現場へ急行すること
ができるようになり、管理者の現場への移動を無駄のな
い効率的なものにすることができるようになる。
【0037】尚、この発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、発明の趣旨を逸脱することのない範囲
で以下のように実施することもできる。
【0038】(1)前記実施の形態では、履歴データの
転送に使用されるネットワークとしてLAN36を使用
したが、ネットワークとして電話回線(インターネット
を含む)を使用することもできる。この場合、電話回線
を使用することにより、端末装置37の設置場所が国内
でミシンの稼働現場が外国の地であるケースにも適用す
ることができる。
【0039】(2)前記実施の形態では、刺繍ミシン1
の側にミシン制御装置を設けてその制御装置により刺繍
ミシン1のアクチュエータ等を駆動制御するように構成
したが、ミシン管理装置2の側にミシン制御装置を設け
て刺繍ミシン1のアクチュエータ等を駆動制御するよう
に構成してもよい。
【0040】(3)前記実施の形態では、本発明を刺繍
ミシン1の管理のために適用したが、刺繍ミシン1以外
のミシンの管理にも適用することができる。
【0041】
【発明の効果】請求項1に記載の発明の構成によれば、
ミシンの動作状況を示す履歴データがネットワークを介
してミシンの管理者に与えられる。このため、ミシンの
動作状況をその稼働現場から遠く離れた場所で管理者に
的確に把握させることができるという効果を発揮する。
【0042】請求項2に記載の発明の構成によれば、ミ
シンの動作状況を示す履歴データがネットワーク、受信
手段及び表示手段を介してミシンの管理者に示される。
このため、ミシンの動作状況をその稼働現場から遠く離
れた場所で管理者に的確に把握させることができるとい
う効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施の形態に係るミシン管理システムを示す
斜視図である。
【図2】同じく、主制御装置を示すブロック回路図であ
る。
【図3】同じく、ミシン管理の処理内容を示すフローチ
ャートである。
【図4】同じく、「データ送信」の処理内容を示すフロ
ーチャートである。
【図5】同じく、履歴データの表示例を示す図である。
【符号の説明】
1 刺繍ミシン 2 ミシン管理装置 30 主制御装置(転送手段) 35 通信装置(転送手段) 36 LAN(ネットワーク) 37 端末装置(受信手段) 44 表示装置(表示手段) 45 通信装置(受信手段) 51 RAM(記憶手段)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ミシンの動作状況を管理するミシン管理
    装置であって、 前記ミシンの動作状況を履歴データとして累積的に記憶
    するための記憶手段と、 前記記憶された履歴データをネットワークを介して転送
    するための転送手段とを備えたことを特徴とするミシン
    管理装置。
  2. 【請求項2】 ミシンの動作状況を管理するミシン管理
    システムであって、 前記ミシンの動作状況を履歴データとして累積的に記憶
    するための記憶手段と、 前記記憶された履歴データをネットワークを介して転送
    するための転送手段と、 前記転送された履歴データを受信するための受信手段
    と、 前記受信された履歴データを表示するための表示手段と
    を備えたことを特徴とするミシン管理システム。
JP27032599A 1999-09-24 1999-09-24 ミシン管理装置 Pending JP2001087580A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002248286A (ja) * 2001-02-27 2002-09-03 Juki Corp ミシン、及びミシンのメンテナンス方法とメンテナンスシステム
JP2003093772A (ja) * 2001-09-21 2003-04-02 Brother Ind Ltd ミシンの情報伝送システム及びミシン
TWI632267B (zh) * 2014-09-03 2018-08-11 車樂美縫衣機股份有限公司 Sewing machine system, sewing machine, terminal device, content display method in sewing machine system, recording medium storing sewing machine program, recording medium storing terminal device program

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