JP2007044569A - 遠心分離機 - Google Patents
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Abstract
【課題】 顧客の修理依頼に対して、連絡を受けたサービスマンは、顧客へ出向くまでにタイムラグが発生していた。また、遠心分離機の異常発生信号の発生頻度が少ない不具合の場合の不具合対策には多くの時間が必要でありまた困難な場合が多かった。さらに、顧客納入の遠心分離機とメーカの遠隔監視サーバ間の通信に関してインターネットを介して遠隔監視を行う場合、顧客施設用構内LANサーバはファイアフォールを構築してあるため、そのファイアフォールは顧客納入の遠心分離機とメーカの遠隔監視サーバ間の通信を不可能にしていた。
【解決手段】 制御コントローラ2に接続される無線電話端末3によって無線電話通信網4を介して遠隔監視サーバ7と通信する手段と、遠隔監視サーバ7は無線電話通信網4を介して遠心分離機1を遠隔監視する手段を設けた遠心分離機により達成される。
【選択図】 図1
【解決手段】 制御コントローラ2に接続される無線電話端末3によって無線電話通信網4を介して遠隔監視サーバ7と通信する手段と、遠隔監視サーバ7は無線電話通信網4を介して遠心分離機1を遠隔監視する手段を設けた遠心分離機により達成される。
【選択図】 図1
Description
本発明は、遠隔監視機能を備えた遠心分離機に関するものである。
遠心分離機は、一般的に試料を収納したロータを顧客希望の回転数、温度等に制御しながら回転させて試料を遠心分離する。従来の遠心分離機は、遠心分離機の待機中及び運転中に異常が発生すると、その異常を示す異常発生信号を遠心分離機機に備えてあるパネル表示部に表示する。顧客はその異常発生信号と遠心分離機の運転状態を電話などで遠心分離機メーカに連絡し修理を依頼していた。しかしながら、連絡を受けた遠心機メーカのサービスマンは、顧客へ出向くまでにタイムラグが発生し敏速な対応ができていなかった。
また、近年の遠心分離機は、中央演算処理装置とプログラムを格納した記憶装置と運転状態を表示するパネル表示部など多くの装置を備えているので、遠心分離機の制御内容が複雑化しており、サービスマンがその場で修理することを困難にしている。例えば、コントローラの内部でその構成部品となるICやトランジスタ等に破損があり遠心分離機の運転に支障がある場合は、コントローラを交換する必要がある。特に、遠心分離機の異常発生信号の発生頻度が少ない不具合の場合、発生頻度が少ないためサービスマンでは不具合動作の確認が困難でありコントローラの修理をより一層困難にしている。そのため、サービスマンは遠心分離機の記憶装置に格納されている異常発生信号来歴情報を、遠心分離機の設計者や品質保証部門に連絡して異常発生信号発生の不具合対策を依頼していたが、異常発生信号来歴情報のみの限られた情報による不具合対策には多くの時間が必要でありまた困難な場合が多かった。
そのため、近年では、敏速なアフターサービスを目的に顧客納入の遠心分離機に接続可能な情報取得装置と情報を分析するための情報分析装置から構成される保守システムの通信にインターネットを介して行う遠隔保守システムが提案されている(例えば、特許文献1)。また、有線の電話回線を使用する方式が提案されている。
しかしながら、インターネット方式の場合、顧客施設構内LANサーバは、外部からの不正アクセスを防止すること、及びLANサーバやクライアント・パーソナルコンピュータなどの情報機器内部からの情報漏洩を防ぐことを目的のシステムとしてファイアフォールが構築してあるため、そのファイアフォールは顧客納入の遠心分離機とメーカの遠隔監視サーバ間の通信を不可能にしていた。一方、有線の電話回線方式の場合、顧客設備の電話回線を借用する必要があり、また遠心分離機までの電話回線の引込み工事が必要であった。
本発明の目的は、上記した従来技術の欠点に鑑みてなされたものであり、敏速で的確な保守作業を促し、顧客に対する信頼性向上とメンテナンスコストの低減を図ることができる遠心分離機を提供することである。
上記目的は、駆動装置でロータを回転させることによりロータに収納されている試料の分離を行う遠心分離機において、遠心分離機は制御コントローラを備え、制御コントローラに接続される無線電話端末によって無線電話通信網を介して遠隔監視サーバと通信する手段と、遠隔監視サーバは無線電話通信網を介して遠心分離機を遠隔監視する手段を設けることにより達成される。
本発明によれば、遠心分離機に異常が発生した時の情報を瞬時に無線通信によって遠心分離機メーカへ送信することができ、また運転情報が無線通信によってリアルタイムにメーカで把握可能になるため、遠心分離機の異常に対する処置を早期に対応可能になり、敏速で的確な保守作業を促し、顧客に対する信頼性向上とメンテナンスコストの低減を図ることができる。
以下に本発明の実施の形態となる回路構成を図1及び図2を用いて詳細に説明する。
本発明の具体的な実施の形態となる図1に示すブロック図において、1は遠心分離機の本体であり、2は遠心分離機の運転や通信を制御するコントローラである。3は遠隔監視サーバ7と遠心分離機1を無線通信させるための無線電話端末であり、31は無線電話端末3の電波を送受信するためのアンテナである。無線電話端末3とアンテナ31を内設した遠心分離機1は、無線通信によって無線電話通信網4、専用線5及び中継装置6を介して遠隔監視サーバ7と遠心分離機1の運転情報、例えば回転数、温度や、異常発生信号などの送受信を行うことができる。具体的には、無線電話通信網4はNTT社のパケット通信サービス「Dopa(商品名:ドゥーパ)」であり、専用線5はNTT社の専用線であり、無線電話端末3はNTT社のパケット通信サービスDopa用の無線電話端末である。
本発明の具体的な実施の形態における遠心分離機1の構成を図2に示す。図2において、コントローラ2は、中央演算処理装置20、記憶装置21、駆動制御装置22、パネル表示装置23、キー入力装置24、温度制御装置25、通信装置26などから構成される。中央演算処理装置20は、記憶装置21に格納されたプログラム内容を読み出してそのプログラムに従い、遠心分離機1のロータ222の回転、回転数や温度等の運転情報のパネルへの表示、ロータ222の温度制御及び外部との通信などを制御する。記憶装置21は、中央演算処理装置20の制御プログラムと中央演算処理装置20の制御データ、例えばロータ222の温度制御データや最高回転数データなどを格納する。駆動制御装置22は、中央演算処理装置20の指令によりロータ222を加速、整定、減速させるために駆動部221の動作を制御する。パネル表示装置23は、中央演算処理装置20の指令によりキー入力部241から入力されたロータ222の設定回転数や設定温度、及び中央演算処理装置20が認識したロータ222の実回転数や制御温度などの情報をパネル表示部231に表示させる。キー入力装置24は、キー入力部241から入力されたロータ222の設定回転数や設定温度などの情報を中央演算処理装置20に認識させる。温度制御装置25は、キー入力部241から入力されたロータ222の設定温度に従い中央演算処理装置20の指令により冷凍機251を制御する。通信装置26は、中央演算処理装置20と無線電話端末3間の通信情報を制御する。
ロータ222は、遠心分離するための試料を収納し、分離する試料により大きさや最高回転数が異なる数種類から選択でき着脱可能である。駆動部221は、駆動制御装置22の指令によりシャフトを介してロータ222を回転させる。パネル表示部231は、パネル表示装置23の指令によりロータ222の設定回転数や設定温度、及びロータ222の実回転数や制御温度などの情報を表示する7セグメントやLCD液晶表示装置などである。キー入力部241は、ロータ222の設定回転数や設定温度などの情報を入力するスイッチなどである。冷凍機251は、ロータ222がキー入力部241から入力された設定温度になるように温度制御装置25の指令により、駆動部221からの発熱やロータ222の風損による発熱を冷却してロータ222の温度を制御する。
遠心分離機1は、キー入力部241から設定回転速度や設定温度などの情報を入力し、スタートスイッチ(図示せず)を押すと、中央演算処理装置20はキー入力装置24を介して入力された情報を認識し、パネル表示装置23を介してパネル表示部231にそれらの情報及び、実際の回転数や制御温度などの情報を表示する。そして、駆動制御装置22を介して駆動部221を駆動しロータ222が回転することにより試料を遠心分離する。
次に、本発明の実施の形態における遠心分離機1に異常が発生した場合の遠隔監視処理(異常発生信号情報の送信)について、図3及び図5を用いて説明する。
遠心分離機1と遠隔監視サーバ7間の通信を開始すると、遠心分離機1の中央演算処理装置20は、運転情報送信指示判断処理S10及び異常発生信号判断処理S11において、無線電話端末3を介して遠隔監視サーバ7からの運転情報送信指示、及び遠心分離機1の異常発生信号を監視する。運転情報送信指示判断処理S10において遠隔監視サーバ7から運転情報送信指示ありと判断した場合は(S10:NO)、図4に示す運転情報送信処理を実行する。一方、運転情報送信指示判断処理S10において運転情報送信指示なしと判断した場合は(S10:YES)、中央演算処理装置20は異常発生信号判断処理S11において遠心分離機1の異常発生信号を監視する。遠心分離機1の異常発生信号の発生を中央演算処理装置20が認識した場合は(S11:YES)、中央演算処理装置20は通信装置26、無線電話端末3を介して遠隔監視サーバ7と通信し、遠隔監視サーバ7に対して遠心分離機情報送信処理S12、遠心分離機調整値送信処理S13、異常発生信号情報送信処理S14を順次実行する。
遠心分離機情報送信処理S12は、遠心分離機情報S121を無線電話端末3の通信を介して遠隔監視サーバ7に送信する処理である。遠心分離機情報S121において、S121aは遠心分離機1の機種毎に決められている機種コード、S121bは遠心分離機1の製品毎に決められているシリアルNo(製造番号)、S121cは記憶装置21に格納されているプログラム来歴である。遠心分離機調整値送信処理S13は、遠心分離機調整値情報S131を無線電話端末3の通信を介して遠隔監視サーバ7に送信する処理である。遠心分離機調整値情報S131において、S131aは駆動部221に電圧印加しロータ222の回転の駆動源となる駆動制御装置22のコンデンサ電圧、S131bはロータ222を回転させるために駆動部221から上方に伸びているシャフトと距離センサ間の測定調整値である。ここで、距離センサは遠心分離機1内にシャフトと対向しシャフトと予め決められた距離で設けられており、シャフトとの距離を計測するものである。異常発生信号情報送信処理S14は、異常発生信号情報S141を無線電話端末3の通信を介して遠隔監視サーバ7に送信する処理である。異常発生信号情報S141において、S141aは異常発生時の西暦年月日時間を示す異常発生日時情報、S141bは異常発生時に発生する信号であって異常発生箇所毎に分類された異常発生コードNo.であって、例えば駆動部221に関係する異常であればE20、S141cは異常発生時の要因であって、例えば駆動部221に電圧印加する駆動制御装置22のコンデンサ電圧が異常に上昇して過電圧検出回路が動作した場合の過電圧検出、S141dは異常発生時に使用していたロータNo.(形名)、S141eは異常発生時の遠心分離機1の待機状態、加速状態、整定状態、減速状態などを示す運転状態である。
一方、遠隔監視サーバ7は、常に遠心分離機1から異常発生信号を受信したか否かを無線電話通信網4、専用線5及び中継装置6を介して監視している(S20)。遠隔監視サーバ7は、遠心分離機1からの異常発生信号情報S141を受信すると(S20:YES)、異常発生信号情報確認処理S21において受信情報すなわち異常発生信号情報S141の全ての内容を正常に受信できたか否かを確認する。異常発生信号情報正常判断処理S22において正常に受信できたと判断した場合、すなわち異常発生信号情報S141の全ての内容を正常に受信できた場合は(S22:YES)、遠心分離機1に対して異常発生信号通信終了指示S24を送信して通信を終了させる。異常発生信号情報が正常に受信できなかったと判断した場合、すなわち異常発生信号情報S141の全て又は一部の内容が正確に受信できなかった場合は(S22:NO)、遠心分離機1に対して異常発生信号再送信指示S23を送信する。
遠心分離機1は、異常発生信号情報送信処理S14を実行した後、遠隔監視サーバ7から異常発生信号通信終了指示S24あるいは異常発生信号再送信指示S23を受信するまで待機する。遠隔監視サーバ7から異常発生信号通信終了指示S24あるいは異常発生信号再送信指示S23を受信すると(S15:YES)、データ送信正常判断処理S16を実行する。データ送信正常判断処理S16において、遠心分離機1の中央演算処理装置20は異常発生信号再送信指示S23を受信すると、遠隔監視サーバ7が正常に異常発生信号S141を受信できなかったと判断し(S16:NO)、遠心分離機1の中央演算処理装置20は、再度、遠心分離機情報送信処理S12、遠心分離機調整値送信処理S13、異常発生信号情報送信処理S14を実行する。一方、遠隔監視サーバ7から異常発生信号通信終了指示S24を受信すると、遠隔監視サーバ7が正常に異常発生信号S141を受信できたと判断し(S16:YES)、遠隔監視サーバ7との通信を終了する。
次に、本発明の実施の形態における遠心分離機1に異常が発生し、遠隔監視サーバ7から遠心分離機1の運転情報の要求があった場合の遠隔監視処理(運転情報の送信)について、図4及び図5を用いて説明する。
遠隔監視サーバ7のオペレータが、遠心分離機1の異常発生信号情報S141を受信してさらに、異常発生信号情報S141から異常発生の原因を解析するため遠心分離機1の詳細な運転情報を必要と判断した場合は、遠隔監視サーバ7は遠心分離機1に対して運転情報送信指示S40により中継装置6、専用線5及び無線電話通信網4を介して運転情報送信指示データS401を送信する。
運転情報送信指示データS401において、S401aは遠心分離機1の待機状態、加速状態、整定状態、減速状態などの運転状態、S401bはロータ222の回転数であり、遠隔監視サーバ7のオペレータが異常発生原因を解析するために必要な運転条件となる。その後、遠隔監視サーバ7は、遠心分離機1から運転情報を受信するまで運転情報受信判断処理S41を実行する。
一方、遠心分離機1の中央演算処理装置20は、遠隔監視サーバ7からの運転情報送信指示S40をアンテナ31、無線電話端末3及び通信手段26を介して受信すると、図3の運転情報送信指示判断処理S10において運転情報送信指示ありと判断し(S10:NO)、図4に示す処理を行う。すなわち、遠隔監視サーバ7から要求された運転情報送信指示データS401に示す運転状態S401a及び回転数S401bと、遠心分離機1の実際の運転状態及び回転数とが一致するか否かを運転条件一致判断処理S30にて判断する。ここで、回転数S401bの指示は、所定の回転数又はある範囲の回転数の条件に対応している。すなわち、遠隔監視サーバ7からの要求が10,000rpmで整定状態の場合、遠心分離機1が所定の回転数10,000rpmで整定状態であれば運転条件は一致することになるが、遠心分離機1が8,000rpmで整定状態の場合には一致しないので、運転条件一致判断処理S30から進むことができない。そこで、要求された回転数10,000rpmに対してある範囲、例えば8,000rpm〜12,000rpmの範囲を持たせることで、運転条件が一致しているものとみなしている。
遠隔監視サーバ7からの運転情報送信指示データS401の運転条件と遠心分離機1の運転条件とが一致した場合は(S30:YES)、運転情報保存処理S31を実行する。運転情報保存処理S31は、運転情報送信指示データS401の運転条件時において、駆動制御装置22の入力電圧値や入力電流値、ロータ222の温度などを計測するセンサ(図示せず)からの信号からなる運転情報を中央演算処理装置20が記憶装置21に一時保存する処理である。運転情報を保存した後、遠心分離機1は遠隔監視サーバ7に対して遠心分離機情報送信処理S12及び運転情報送信処理S32を実行する。ここで、遠心分離機情報送信処理S12を再び実行するのは、遠隔監視サーバ7は複数の遠心分離機と通信可能なため、各遠心分離機の情報を正確に把握するためである。
遠心分離機情送信処理S12は、上記したように、遠心分離機情報S121を無線電話端末3の通信を介して遠隔監視サーバ7に送信する処理である。運転情報送信処理S32は、運転情報S310を無線電話端末3の通信を介して遠隔監視サーバ7に送信する処理である。運転情報S310を送信した後、遠心分離機1は受信信号判断処理S33において遠隔監視サーバ7からの信号を受信するまで待機する。
運転情報S310において、S310aは運転情報S310を測定した時の西暦年月日時間を示す運転日時情報、S310bは運転情報S310を測定した時の遠心分離機1の待機状態、加速状態、整定状態、減速状態などを示す運転状態、S310cは運転情報S310を測定した時のロータ222の実回転数である。S310dは駆動部221を構成するモータに流れるモータ電流値(IM.U)、S310eは駆動制御装置22の入力電流値(AC.A)、S310fは駆動制御装置22の入力電圧値(AC.V)、S310gは駆動部221に電圧印加しロータ222を回転するための駆動源となる駆動制御装置22のコンデンサ電圧値(DC.V)である。S301hはロータ222の温度を遠心分離機1に設けた温度センサ(図示せず)により検出した温度検出値(TEMP)、S310iはロータ222を回転させるためのシャフトと距離センサ間の回転時に発生する振れ幅(IMB)である。
遠隔監視サーバ7は、遠心分離機情報送信処理S12及び運転情報送信処理S32により遠心分離機1から遠心分離機情報S121及び運転情報S310を受信すると(S41:YES)、運転情報S310を正常に受信できたか否かを運転情報正常確認処理S42にて確認する。その後、運転情報正常判断処理S43において、遠心分離機1から受信した運転情報S310が正常と判断した場合、すなわち運転情報S310の全ての内容を正確に受信できた場合は(S43:YES)、遠隔監視サーバ7は遠心分離機1との通信を終了するため、遠心分離機1に対して運転情報送信終了指示S45を送信する。一方、運転情報S310が正常でないと判断した場合、すなわち運転情報S310の全て又は一部の内容が正確に受信できなかった場合は(S43:NO)、遠隔監視サーバ7は遠心分離機1に対して運転情報再送信指示S44を送信する。
遠心分離機1は、運転情報再送信指示S44あるいは運転情報送信終了指示S45を受信すると(S33:YES)、データ送信正常判断処理S34を実行する。データ送信正常判断処理S34において、データ送信が正常でない場合、すなわち遠隔監視サーバ7から運転情報再送信指示S44を受信した場合は(S34:NO)、再度、遠心分離機1は遠隔監視サーバ7に対して遠心分離機情報送信処理S12及び運転情報送信処理S32を実行する。一方、データ送信が正常の場合、すなわち運転情報送信終了指示S45を受信した場合は(S34:YES)、遠隔監視サーバ7との通信を終了させる。
以上の実施の形態より明らかにされるように、遠心分離機に異常が発生した時の情報を瞬時に無線通信によって遠心分離機メーカへ送信することができ、また運転情報が無線通信によってリアルタイムにメーカで把握可能になるため、遠心分離機の異常に対する処置を早期に対応可能になり、敏速で的確な保守作業を促し、顧客に対する信頼性向上とメンテナンスコストの低減を図ることができる。
1:遠心分離機、 2:コントローラ、 20:中央演算処理装置、 21:記憶装置、 22:駆動制御装置、 221:駆動部、 222:ロータ、 23:パネル表示装置、 231:パネル表示部、 24:キー入力装置、 241:キー入力部、 25:温度制御装置、 251:冷凍機、 26:通信装置、 3:無線電話端末、 31:無線電話端末用アンテナ、 4:無線電話通信網、 5:専用線、 6:中継装置、 7:遠隔監視サーバ
Claims (5)
- 駆動装置でロータを回転させることにより該ロータに収納されている試料の分離を行う遠心分離機において、
前記遠心分離機は制御コントローラを備え、該制御コントローラに接続される無線電話端末によって無線電話通信網を介して遠隔監視サーバと通信する手段と、前記遠隔監視サーバは無線電話通信網を介して前記遠心分離機を遠隔監視する手段を設けたことを特徴とする遠心分離機。 - 前記制御コントローラは少なくとも中央演算処理装置と記憶装置と駆動制御装置と表示装置と通信装置とを有することを特徴する請求項1記載の遠心分離機
- 前記遠心分離機は待機中及び運転中に発生した異常発生信号を前記遠隔監視サーバに送信する手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の遠心分離機。
- 前記遠隔監視サーバは前記遠心分離機より異常発生信号を受信した時に、所定の運転情報を前記遠心分離機に要求する手段を設けたことを特徴とする請求項3記載の遠心分離機。
- 前記遠心分離機は前記遠隔監視サーバから運転情報の要求信号を受信した時、前記遠心分離機は要求信号の指示する運転情報を前記遠隔監視サーバに送信する手段を設けたことを特徴とする請求項4記載の遠心分離機。
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