JPH07192948A - 電子部品の製造方法と、その装置 - Google Patents
電子部品の製造方法と、その装置Info
- Publication number
- JPH07192948A JPH07192948A JP34884893A JP34884893A JPH07192948A JP H07192948 A JPH07192948 A JP H07192948A JP 34884893 A JP34884893 A JP 34884893A JP 34884893 A JP34884893 A JP 34884893A JP H07192948 A JPH07192948 A JP H07192948A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic material
- holding
- electronic component
- fired
- extrusion molding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)
Abstract
処理しうる電子部品の製造方法と、その装置。 【構成】 フェライトなどの磁性素材を結合樹脂材など
のバインダと混練してなる磁性材料中に導電線を埋入し
て同時に押出成形加工した中間成形材を、所要の長さに
一次切断し、当該中間成形材を整列手段内に挾持させた
状態で焼成処理した後、所定の長さ寸法に二次切断を施
し、外部電極を付設するようにした電子部品の製造方法
と、前記の整列手段が、1組の挾持板を含んでおり、当
該挾持板の少なくとも一方の挾持板の対向面上に前記中
間成形材を保持する凹凸状の係止手段を設け、両挾持板
間にサンドイッチ状に前記中間成形材を挾持して焼成処
理可能としたその装置。
Description
ェライト材を所要の長さに一次切断した後、焼成処理を
施し、次で、所要の寸法に切断し、外部電極を付設して
なるコンデンサ,インダクタなどの電子部品の製造方法
と、その装置に関するものである。
て装着された各種の電子部品を電気的に接続させて使用
する際に、電極を通して回路基板上の導体に流れる電流
の変化に応じて発生される電磁誘導に起因する雑音成分
を、磁性体で包囲させることによって除去させるための
抑制素子としてのノイズフィルターとしては、フェライ
ト材内に導電用の金属線を埋設した形式のチップインダ
クタなどが各種提供されており、例えば、特開昭63−
226904号公報(公知例)によって開示されたもの
が挙げられている。
されている如くに、押出加工処理によって導電体の外周
に磁性体層を一体的に密着するようにして長尺状の成形
体を形成し、押出成形手段における押出口から導出され
た導電体を埋入した磁性材料を、例えば丸棒などに巻き
つけて螺旋状に形成させ、所要の長さで切断し、焼成処
理するものが開示されているに止まるものである。
もインダクタンス素子を製造しうるものであるが、押出
成形された磁性材料を所要の形状、例えば真直状に焼成
処理するための技術は開示されておらず、焼成炉内にお
ける温度分布の際もしくは昇温あるいは降温に要する時
間差に起因して導電線を埋入した磁性材料自体が変形を
発生し、捻り曲がり、あるいは折損するなどの不具合が
みられた。
性材料を整列手段によって無用の変形が発生しないよう
に規制した状態で焼成処理を実行することによって、前
記の課題点を解消した品質上の信頼性の高いインダクタ
などの電子部品を大量かつ効率的に製造しうる方法と、
そのための装置とを提供することである。
めのこの発明の構成は、次の点にある。
材などのバインダと混練してなる磁性材料中に導電線を
埋入して同時に押出成形加工した中間成形材を所要の長
さに一次切断し、当該中間成形材を整列手段内に挾持さ
せた状態で焼成処理した後、所定の長さ寸法に二次切断
を施し、外部電極を付設するようにした電子部品の製造
方法。
んでおり、当該挾持板の少なくとも一方の挾持板の対向
面上に、前記中間成形材を保持する凹凸状の係止手段を
設け、両挾持板間にサンドイッチ状に前記中間成形材を
挾持して焼成処理可能とした電子部品の製造装置。
押出成形手段において、導電線を埋入した磁性材料を押
出成形加工によって成形して中間成形材を形成し、当該
中間成形材を整列手段内に整列させて保持させた状態で
焼成加工を施し、所定の長さ寸法に切断し、外部電極を
付設するものである。
図面に基づいて説明する。
方法について、その工程順に説明する。
合手段1に所要の重量%で供給し、撹拌手段(図示略)
によって十分均質な混合状態とされた磁性材料(M)と
なるまで混合させる。
して、軟磁気特性を有するNi−Zn,Mn−Zn系フ
ェライトの微粉末,結合樹脂(バインダ)として、ポリ
ビニルアルコール,ポリビニルブチシル,エチレンセル
ローズもしくはエポキシ樹脂、更に溶剤として水を採用
した。
料(M)を混練させて、坏土状に形成する。
出成形手段3の供給ポート31から成形容器32内に供
給すると共に、この押出成形手段3の成形容器32の中
心部に垂設した案内管33内には、その頂部より導電線
供給手段4から供給されたAgなどからなる導電線
(L)を導入させ、当該導電線(L)を案内管33の下
端の導出端部33Aから導出させると共に、その外周を
加圧状態で供給される磁性材料(M)によって包囲させ
るようにして、成形容器32の下端の口金部32Aから
同時に押出成形処理することによって、例えば図4,図
14に示すような中間成形材(MP)が得られるもので
ある。
ては、導電線(L)の案内管33の導出端部33Aの開
口部が前記口金部32Aの近傍において開口されている
ため導電材(L)の外周には、強力に押付けられるよう
に磁性材料(M)が供給される結果、導電線(L)と磁
性材料(M)との間に空気が封入されて空隙が形成され
るおそれがなく、導電線(L)と磁性材料(M)とは完
全に密着状に形成されうるものである。
せ所要の長尺状に一次切断し、図4に示すような整列手
段5上に整列させるものである。
ば、耐熱性を備えた、例えばA〓2 O3 ,ZnO2 ,も
しくはMgOなどの素材で形成された一組の挾持板5
1,52を有し、各挾持板51,52の対向側面にV字
溝53,54を凹設したものであって、両挾持板51,
52の間に挾入させた多数の中間成形材(MP)の隅角
部を前記V字溝53,54に係合させ、外観上において
恰もサンドイッチ状となしたものであり、当該整列手段
5と共に中間成形材(MP)を図5に示す焼成炉6内に
装填し、必要に応じて重錘手段7により矢印に示すよう
に加圧させた状態で昇温手段8により加熱して焼成処理
を実施するものであるが、例えば100℃/hの割合で
昇降させ、約1200℃まで加熱し、200℃/hの割
合で降温させ、約900℃において磁性材料(M)はバ
インダの燃焼,気化によって収縮を開始し、最終的に
は、その容積が約15%程度収縮されることにより、燒
結部材(BP)が形成されるものであるが、この際に、
中間成形材(MP)は整列手段5の挾持板51,52に
よって担持された状態で焼成処理されるものであるか
ら、その真直性を失うことなく整然と焼成処理されうる
ものである。
ように、磁性シート9上に整列させて吸着させ、例えば
ダイアモンドカッターなどの周知の切断手段により所要
寸法、例えば矢印(X)に示す点線位置などにおいて長
さ数mm程度で二次切断処理を行なうものである。
外には、例えば多数本の燒結部材(BP)を束状にして
一体状に結束させ、ダイサー,スライサーなどの任意の
切断手段を所定ピッチで給送して切断処理させるように
してもよいものである。
材(BP)は、その端縁部においては鋭利に突出する突
片が発生され、放置しておくと電極を切断する危険性が
あるため、外周研磨バレル(図示略)内に研磨材と共に
投入して外周研磨処理を行なってその端縁部に丸味を持
たせるように処理する。
材として例えばSiO1 ,A〓2 O3 およびH2 Oなど
を供給して湿式バレル処理をなし、あるいはクルミ粉を
供給してなる乾式バレル処理のいずれをも採用しうるも
のである。
ストに浸漬させることにより、導電線(L)と導通状の
Ag層(A)を塗設し、乾燥ならびに焼付処理を施し
て、外部電極(T)を形成する(図8)。
結部材(BP)を投入し電極Niメッキ浴させてニッケ
ル層(NI)を形成し、更に、その外側には電極メッキ
手段(図示略)により半田層(HD)を付設することに
よって図3に示す電子部品(IP)が完成されるもので
ある。
電子部品(IP)の製造装置については、特徴的な構成
として、前記の整列手段5が挙げられる。
で、以下にその変形例について説明する。
は、少なくとも中間成形材(MP)を担持するV字溝5
4Aを有する片側の挾持板52A(図6)が必須とされ
るが、他の挾持板51Aについては、これが欠如したも
のや、その対向面にV字溝が欠如したものであってもよ
いことは言うまでもないことである。
いても、底溝付き型(図8),ズラシ係合型(図9),
深底型(図10),四角型(図11),凹弧型(図1
2),凸弧型(図13)など、各種の形状のものが採用
できるものである。
(MP)は、四角柱状であるが、例えば多角柱状もしく
は円柱状などであってもこの発明に利用できるものであ
ることは言うまでもないことである。
に懸垂手段10によって中間成形材(MP)を垂設し、
自重によって変形しないように付勢して焼成する方法に
よれば、前記の整列手段5に代る装置として利用しうる
ものである。
とおりである。
もって焼成されるため特性上の均質性が保障され、しか
も、外部電極の良好な付設をなしうるものである。
め、信頼性のある電子部品が得られる。
電線が磁性材料から突出することがなく、外部電極を安
定的に付設しうるものである。
ロック図。
成形手段を示す縦断面図。
面図。
図。
視図。
図。
Claims (2)
- 【請求項1】 フェライトなどの磁性素材を結合樹脂材
などのバインダと混練してなる磁性材料中に導電線を埋
入して同時に押出成形加工した中間成形材を所要の長さ
に一次切断し、当該中間成形材を整列手段内に挾持させ
た状態で焼成処理した後、所定の長さ寸法に二次切断を
施し、外部電極を付設するようにした電子部品の製造方
法。 - 【請求項2】 前記の整列手段が、1組の挾持板を含ん
でおり、当該挾持板の少なくとも一方の挾持板の対向面
上に、前記中間成形材を保持する凹凸状の係止手段を設
け、両挾持板間にサンドイッチ状に前記中間成形材を挾
持して焼成処理可能とした電子部品の製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34884893A JP3418841B2 (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 電子部品の製造方法と、その装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34884893A JP3418841B2 (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 電子部品の製造方法と、その装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07192948A true JPH07192948A (ja) | 1995-07-28 |
JP3418841B2 JP3418841B2 (ja) | 2003-06-23 |
Family
ID=18399791
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34884893A Expired - Fee Related JP3418841B2 (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 電子部品の製造方法と、その装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3418841B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7719112B2 (en) * | 2006-08-07 | 2010-05-18 | University Of Central Florida Research Foundation, Inc. | On-chip magnetic components |
-
1993
- 1993-12-27 JP JP34884893A patent/JP3418841B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7719112B2 (en) * | 2006-08-07 | 2010-05-18 | University Of Central Florida Research Foundation, Inc. | On-chip magnetic components |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3418841B2 (ja) | 2003-06-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
TW436827B (en) | Inductor and method of manufacturing same | |
JP3418841B2 (ja) | 電子部品の製造方法と、その装置 | |
JP2002118026A (ja) | 表面実装型チップインダクターの製造方法 | |
JP3072455B2 (ja) | チップ形インダクタの製造方法 | |
JPH0786039A (ja) | 積層チップインダクタ | |
KR20210044121A (ko) | 새로운 단자 구조의 표면 실장형 메탈 콤포짓 파워 인덕터 및 이것의 제조 방법 | |
JPS58132907A (ja) | インダクタの製造方法 | |
JPH01313908A (ja) | 積層型電子部品及びそのインダクタンス調整方法 | |
KR100376221B1 (ko) | 표면 실장형 칩 인덕터 제조방법 | |
JP3104008B2 (ja) | チップ状電子部品素地用押出成形金型 | |
JPH09246080A (ja) | チップ状電子部品素地の製造方法 | |
JPS5828819A (ja) | チツプインダクタ−の製造方法 | |
JPS60245202A (ja) | インダクタンス素子 | |
JP3577555B2 (ja) | 電子部品の製造方法 | |
JPS6247101A (ja) | チツプコイル | |
JPH0714717A (ja) | インダクタなどの電子部品と、その製造方法 | |
JP3154040B2 (ja) | チップ形インダクタ | |
KR100989824B1 (ko) | 파워 인덕터 및 이의 제조 방법 | |
JPH02268413A (ja) | 電子デバイスの製造方法 | |
JP2013140851A (ja) | 抵抗器、抵抗器の実装治具、および抵抗器の実装方法 | |
JP2004241587A (ja) | 巻線型コイル部品 | |
CN102054558A (zh) | 芯片型绕线式抗流线圈 | |
JPH09190924A (ja) | コイル部品およびその製造方法 | |
JPH0883716A (ja) | コモンモード・チョークコイル | |
JPH0132725Y2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20030304 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080418 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090418 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100418 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100418 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110418 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110418 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120418 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120418 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130418 Year of fee payment: 10 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |