JPH0132725Y2 - - Google Patents

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JPH0132725Y2
JPH0132725Y2 JP4637483U JP4637483U JPH0132725Y2 JP H0132725 Y2 JPH0132725 Y2 JP H0132725Y2 JP 4637483 U JP4637483 U JP 4637483U JP 4637483 U JP4637483 U JP 4637483U JP H0132725 Y2 JPH0132725 Y2 JP H0132725Y2
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JP
Japan
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vertical
bead inductor
conductor
resin
horizontal
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JP4637483U
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JPS59152713U (ja
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Publication of JPH0132725Y2 publication Critical patent/JPH0132725Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、たとえばノイズフイルタ等に使用
される小型のビーズインダクタに関する。
第1図に示すように、従来のビーズインダクタ
1は、たとえば、全体として略直方体状をなすフ
エライトコア2に、その長手方向に沿つて貫通孔
3を穿設し、前記貫通孔3の長さとほぼ同じ長さ
の導体4を、その導体4の端面と前記貫通孔3が
開口するフエライトコア2の端面とが一致するよ
うに、前記貫通孔3に配置し、次いで、前記貫通
孔3が開口するフエライトコア2の端面および端
面近傍の周側面と配置した導体4の端面とに電極
層5,5を形成してなる。
しかしながら、前記構成のビーズインダクタ1
は、フエライトコア2の外周全体をメツキし(メ
ツキ工程)、次いで電極層5,5となる部分をマ
スキングして前記部分以外を溶解除去する(電極
形成工程)ことも必要とするので、その製造工程
が煩雑であつた。
尚、公知例として特開昭55−98803号に開示さ
れている技術がある。これは、薄板状インダクタ
ンス金具の外部端子部を除いた部分を磁性体粉末
とレジンの混合物で熱圧成形被覆したものである
が、前記熱圧成形の際に板状インダクタンス金具
を位置決めするための位置決め部材を別個に設置
して位置決めを行わなければならないので、位置
決め部材の配置と位置決め作業という余分な工程
を必要とし、前述した問題点と同様の問題を有す
る。その上、薄板状インダクタンス金具を用いて
いるので必要なインダクタンス値を得るためにジ
グザグ状に加工して表面積を大きくしなければな
らないという不都合を有している。
本考案は、前記事情に鑑みてなされたものであ
り、構造が簡単で製造が容易なビーズインダクタ
を提供することを目的とする。
次に、この考案の一実施例について図面を参照
しながら説明する。
第2図に示すように、この考案の一実施例であ
るビーズインダクタ10は、略U字状に切欠して
なる懸架部11を有して立設された第1の垂直部
12と第1の垂直部12に並行して立設する第2
の垂直部13と第1の垂直部12および第2の垂
直部13を連結する水平部14とで全体として略
コ字状に形成されると共に、前記第1の垂直部1
2が相対向するように配置された一対の電極1
5,15と、一対の電極15,15における第1
の垂直部12の懸架部に横架された棒状導体(以
下単に導体ともいう)16と、前記第1の垂直部
12および導体16をモールドした、フエライト
粉末含有の樹脂18とで構成される。
前記構成のビーズインダクタ10は、たとえば
次のようにして製造することができる。
先ず、第3図に示すように、金属板を打ち抜い
て、略U字状の切欠部11を有する第1の垂直部
12、水平部14および第2の垂直部13よりな
る一対の板状片を、同一平面上で相対向して形成
した枠体19を得る。次いで、第1の垂直部12
を水平部14に対して直角に起こした後、第4図
に示すように、枠体19を水平な基板20上に載
置する。この後、立設する第1の垂直部12,1
2それぞれの懸架部11,11に導体16を横架
する。なお、このとき、導体16の配置を確実な
ものとするために、懸架部11において導体16
と第1の垂直部12とを半田付等により電気的に
接続しておくのが好ましい。次いで、第1の垂直
部12,12により支持されている導体16を囲
繞するように、枠体19上に、内周輪郭が長方形
の桝型21を配置し、桝型21内に、フエライト
粉末を分散した樹脂たとえば液状の熱硬化性樹脂
を流延し、所定時間の加熱により前記樹脂を硬化
させる。樹脂の硬化後、桝型21を取り除き、次
いで、第2の垂直部13と枠体19との境界線2
2を切断する。境界線22を切断した後に得られ
るところの、第1の垂直部12に対して水平部1
4および第2の垂直部13が直角に延在すると共
に、第1の垂直部12,12および導体16を樹
脂21中にモールドしてなるものを、そのまま
で、ビーズインダクタとして使用することもでき
る。しかしながら、第2図に示すビーズインダク
タ10は、水平部14と第2の垂直部13との境
界線23で、第2の垂直部13を垂直に起すこと
により得ることができる。
以上のように、第2図に示すビーズインダクタ
10は、フエライトコアを使用することなく、し
たがつて、フエライトコアへのメツキ工程および
電極形成工程を必然的に省略し、また、導体16
を横架、支持する第1の垂直部12に対して直角
に延在する水平部14および第1の垂直部12に
対して並行に立設する第2の垂直部13が電極と
なるので、第1の垂直部12,12と導体16と
を、フエライト粉末含有の樹脂でモールドするだ
けで簡単に製造することができる。つまり、ビー
ズインダクタ10は、金属板の打ち抜き、折曲、
フエライト粉末含有の樹脂の流延、硬化等の簡単
な工程により容易に製造することができる。しか
も、樹脂中にはフエライト粉末を分散しているの
で、前記ビーズインダクタ10は、フエライトコ
アを用いたのと同等の電気的特性を有する。ま
た、前記ビーズインダクタ10は、直方体状に形
成されているので、プリント配線基板に載置し、
プリント配線基板上の導電層と前記第2の垂直部
13とを半田付等により電気的に接続することに
より、簡単に回路に組み込むことができる。さら
に、前記ビーズインダクタ10は、水平部14,
14が所定間隔をもつて設けられているので、た
とえば第5図に示すように、プリント配線基板2
4上の導電層25と交差するように他の導電層2
6,26に接続したジヤンパー線として回路に組
み込むこともできる。なお、第5図において、2
7で示すのは導電層26と第2の垂直部13とを
電気的に接続する半田である。
以上この考案の一実施例について詳述したが、
この考案は前記実施例に限定されるものではな
く、この考案の要旨の範囲内で適宜に変形して実
施することができるのはいうまでもない。
たとえば、懸架部11は、相対向する第1の垂
直部12,12に導体16を横架することができ
れば前記実施例におけるように略U字形状に限ら
ず、種々の形状にしてもよい。また、導体16
は、円柱状に限らず、所望のインダクタンスに応
じて種々の形状、長さにすることができる。第2
の垂直部13は、特に立設していなくてもよく、
水平部14より水平に延在していても良いことは
前述のとおりである。モールドする樹脂18中に
分散するフエライト粉末の量は、ビーズインダク
タ10の所望の電気的特性となるように、適宜に
調節してもよい。フエライト粉末含有の樹脂18
のモールドは、たとえばトランスフアー成型、イ
ンジエクシヨン成型等の適宜の成型方法により行
なうことができる。さらに、フエライト粉末含有
の樹脂18のモールド形状は、直方体に限らず円
柱体その他の適宜の形状であつてもよい。
以上に詳述したこの考案によると、メツキ工程
や電極形成工程を必要とすることなく製造するこ
とができると共に、フエライトコアを用いたのと
同等の特性をも有する簡単な構成のビーズインダ
クタを提供することができる。また、棒状導体を
用いているので前記従来例のように薄板状金具を
十分なインダクタンス値を得るために成形しなけ
ればならないような不都合は全くない。更に、こ
の棒状導体を電極の垂直部の切欠部内に挿置する
ため、位置決めが極めて容易になるという効果も
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のビーズインダクタを示す斜視
図、第2図はこの考案の一実施例を示す一部切欠
斜視図、第3図は前記実施例に係るビーズインダ
クタを製造するに際して使用する枠体を示す斜視
図、第4図は前記実施例に係るビーズインダクタ
の製造を示すための一部切欠斜視図、および、第
5図は前記実施例に係るビーズインダクタをプリ
ント配線基板に組み込んだ状態を示す一部切欠斜
視図である。 10……ビーズインダクタ、11……懸架部、
12……垂直部、14……水平部、15……電
極、16……導体、18……フエライト粉末含有
の樹脂。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 全体が金属板からなり相互に所定間隔をおいて
    対向配置される垂直部及びこの垂直部に連結され
    て外方に延在形成された水平部とを有する一対の
    電極と、該電極の垂直部の上部に形成された切欠
    部間に載置された棒状導体と、この棒状導体と電
    極の垂直部及び水平部の一部を含めて被覆したフ
    エライト粉末含有の樹脂とからなるビーズインダ
    クタ。
JP4637483U 1983-03-30 1983-03-30 ビ−ズインダクタ Granted JPS59152713U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4637483U JPS59152713U (ja) 1983-03-30 1983-03-30 ビ−ズインダクタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4637483U JPS59152713U (ja) 1983-03-30 1983-03-30 ビ−ズインダクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59152713U JPS59152713U (ja) 1984-10-13
JPH0132725Y2 true JPH0132725Y2 (ja) 1989-10-05

Family

ID=30176928

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JP4637483U Granted JPS59152713U (ja) 1983-03-30 1983-03-30 ビ−ズインダクタ

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