JP3054231B2 - コイル装置 - Google Patents

コイル装置

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JP3054231B2
JP3054231B2 JP3140877A JP14087791A JP3054231B2 JP 3054231 B2 JP3054231 B2 JP 3054231B2 JP 3140877 A JP3140877 A JP 3140877A JP 14087791 A JP14087791 A JP 14087791A JP 3054231 B2 JP3054231 B2 JP 3054231B2
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敏雄 伊豆
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】[発明の目的]
【産業上の利用分野】本発明は、テレビ,ラジオ,テー
プレコーダ等に使用されるコイル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、テレビ,ラジオ,テープレコーダ
等に使用されるコイル装置として実開昭61-76927に開示
されたものがある。
【0003】図5は同明細書に添付された主要図面であ
る。同図に示すコイル装置1は、フレキシブルな印刷配
線板2の板面上に組立後輪形態となるように導体パター
ン3を配置し、前記印刷配線板2に磁心4を貫通させる
切抜き孔を複数設け、前記切抜き孔の一つおきに同一方
向に貫通するよう磁心4を通して構成したものである。
【0004】また、同じく従来技術として特開昭56-402
09号公報に開示されたコイル装置がある。これは図6に
示すように扁平帯状の導電性板部材5に長手方向に適宜
間隔でかつ左右両側方に交互に解放する複数の切込溝6
を形成した後、図7に示すように連結部8を中心として
細巾板部分7を交互に相反する方向に離間するように変
形させてコイル装置9を得るようにしたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の装置では、
平面搭載用のコイル装置として利用することが難しいと
いう問題がある。
【0006】これは、上記構成のコイル装置であれば、
切込溝によって分割された各コイル片を相互に離間させ
るように折曲する場合は、いずれか一方のみを折り曲げ
ただけでは方形状や円形状の形態を得ることができない
ことになり不都合を生ずるため、どうしても相互に相反
する方向に折曲する必要があるからである。この結果両
端の端子となる部分の面に対してコイル部分が上下(又
は左右)に膨出する形となり、このままでは平面搭載が
不可能となり端子部分のフォーミング等の加工が必要と
なる。従って、後工程でコイル内に磁心を挿入するよう
な場合には特別の工夫を要し製造工程の複雑化等を招く
こととなり製造工程の自動化が困難になる。
【0007】本発明は前記事情に鑑みてなされたもので
あり、平面搭載に適したものであり、かつ、製造工程の
自動化に適したコイル装置を提供することを目的とする
ものである。
【0008】[発明の構成]
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明は、一平面上に間隔を置いて配置された一対
板状端子部材を有し、この一対の端子部材に両端が連結
され、前記間隔を置いた位置上に立脚形成された矩形状
螺線コイルを有するコイル装置であって、前記矩形状螺
コイルは複数のコイル片が並立状態で交互に起立する
起立片と各列間の対応する起立の頂部間を連結する
方水平連結片と各起立片の下方を連結する下方水平連結
片とによって連結されるように折曲され、前記起立片と
前記水平連結片とが近接する位置にあるコイル片端部
切欠部が設けられ、前記起立片及び前記連結片はそれぞ
れ各片の幅と各片間の間隔とを略同一としたことを特徴
とするものである。
【0010】
【作用】一水平面上に間隔を置いて一対の板状端子部が
位置し、その間隔を置いた位置上方に矩形状螺線コイル
が立脚形成されることになり、平面搭載用としてそのま
ま利用できる。
【0011】
【実施例】以下図面を参照して本発明を具体的に説明す
る。
【0012】図1は本発明によるコイル装置を示す斜視
図である。これは、一平面上に間隔を置いて配置された
一対の板状端子部材11g、11gを有し、この端子部
材に両端が連結され、前記間隔を置いた位置上方に立脚
形成された矩形状螺線コイル11を有するコイル装置1
0であって、前記矩形状螺線コイル11は複数のコイル
片11a乃至11fが並立状態で交互に起立する起立
11A,11Bと各列間の対応する起立部の頂部間を連
結する上方水平連結片11Cと、各起立片の下方を連結
する下方水平連結片11Dとによって連結して形成さ
れ、前記起立片及び連結片は各片の幅と各片間の間隔と
が略同一となるように形成され、前記端子部材11g,
11gを外部基板搭載用平担部(平面搭載用端子部)
したことを特徴とするものである。
【0013】ところで、各隣接するコイル片11a乃至
11fのうち、下方水平連結片11 Dと近接する起立片
11bの下端部には、各隣接するコイル片同士が接触し
ないようそれぞれ切欠部14が形成されてい。同様に
起立片11cの下端部、起立片11e及び起立片11f
の上端部にも同様な切欠部14が形成されている。ま
た、起立片と水平連結片が交差するように折曲されてい
折曲部分には、折曲によるクラックを防止する円形状
からなる切欠孔15が形成されている。このコイル装置
は、図1のまま使用されるか、あるいは矩形状螺線コイ
ル部分が樹脂モールドされた状態で使用される。この場
合、前記端子部11g,11gはモールド部材12の壁
面に平行となるように折曲される(図中鎖線で示す11
g′の状態)。
【0014】このようなコイル装置であれば板状の端子
11gを底面としてその上方に矩形状螺線コイル11
が形成され、また端子11gの幅Wと矩形状螺線コイル
11の幅とが略等しくなるコイル装置が得られる。
【0015】図2は本発明の他の実施例を示すものであ
る。図2に示すコイル装置20が前記図1に示す装置と
異なる点は、矩形状螺線コイル11内に立方体状の磁心
(フェライト)13が挿入配置され、これら全体を覆う
ように樹脂モールド材12が形成されている点である。
【0016】このような装置にあっても前記図1のもの
と同様な作用効果が得られると共に、平坦な端子部11
g,11gを結ぶ線上に形状螺線コイル11が起立形
成されているので、磁心13の挿入配置が容易かつ、確
実となり、しかも平面搭載型コイル装置として最適な構
造を有している。
【0017】次に、以上の構成を備えたコイル装置の製
造工程について、図3,図4を参照して説明する。
【0018】まず、導電板であるリードフレーム11i
の中央部分をプレス加工して、図3に示す形状に成型す
る(ハッチング部が切抜き部である)。このプレス加工
時に、後に矩形状螺線コイルとなる部分17の一方の側
端から他方の側端近傍にかけて交互に切込線17a,1
7b,…が形成され、また、各切込線の先端部には貫通
孔15′が形成され、かつ各隣接する連結部間には切欠
部14、14が形成される。
【0019】前記プレス加工の詳細を説明する。
【0020】リード片(端子)11gとなる連結片11
h,11hが図示上下に配置され、これら連結片11
h、11hの中間部にコイル部17が連結されるように
左右に2つの方形孔H1,H2を形成する。この孔の幅は
一方(右側)H1よりも他方(左側)H2の方が広くなる
ように設ける。そしてコイル部17は前記連結片11h
の中心線Lに対して一方(右側)の間隔が狭く、他方
(左側)の間隔が約2倍程度となるように幅方向に片寄
らせた形状としておく。そして、このコイル部17に前
記中心線Lに交差する方向(つまり幅方向)に所定間隔
毎に交互に相反する方向から切込線17a,17b,…
導電板の長さ方向に沿って複数形成する。このような
各切込線相互間がコイル片11a,11b,…となる。
かかるコイル片はそれぞれの端部において連結されて一
連のコイルとして機能する。そして、前記各切込線の両
端部に形成された貫通孔15′の各列に沿うライン
1,l3及びこれらのラインの中央線l2が次工程にお
けるコイル片折曲用のラインとなる。各ライン間の幅は
相互に同一幅W1となっている。
【0021】次に図4をも参照して螺線コイル11を形
成する工程を説明する。
【0022】これは前記図3における各折曲部l1乃至
3を目印として、隣接するコイル片を交互に起立する
ように上方に持ち上げて折曲する。このようにして図4
に示すように一方のラインl3に並ぶ起立部11Aと他
方のラインl2に並ぶ起立部11Bとが並列になるよう
に形成され、各列間の対応する起立11A,11Bの
頂部同士が上方水平連結11Cによって連結され、各
列間の対応する起立片11A,11Bの下面が下方水平
連結片11Dによって連結されるようになる。このよう
にして導電板の上方のみに突出する矩形状螺線コイル1
1が立脚形成される。このとき、コイル片11a,11
bの端部に形成された貫通孔15′があるため折曲起立
が容易となり、また、コイル片相互間の切欠部14、1
4は起立された隣接コイル片間の接触を防止する作用を
有する。前記貫通孔15′は折曲後は円形状切欠孔15
となる。また、各切込線17a,17b…は一般的に細
い線になるため、上記起立片11A,11B及び連結片
11C,11Dの幅と各隣接片間の間隔とは略同一とな
るように形成される。
【0023】その後、両端端子部11gをライン21部
分でリードフレーム11iの連結片11hから切断する
ことによって前記コイル装置10が出来上る。
【0024】尚、リードフレーム11iの連結片11h
から切断する前に螺線コイルを樹脂モールドしてもよい
し、また、螺線コイル11内に磁心13を挿入配置した
後に樹脂モールド12してもよい。
【0025】以上の実施例によれば、リードフレームの
加工、コイル片の起立及び折曲、磁心の挿入配置、樹
脂モールド、リードフレームからの切断、端子部の折曲
等は全て治具を用いて行ない、一連の流れの工程として
行なうことができるので自動化、量産化に極めて有効で
ある。また、底部が平担となる構造のものを得ることが
できるので磁心の挿入が容易となり、また、完成品の外
部基板への搭載も容易かつ正確に行えるという効果もあ
る。
【0026】尚、本発明は前記一実施例に限定されるも
のではなく、その要旨の範囲内において様々に変形実施
が可能である。
【0027】例えば、前記実施例では矩形状螺線コイル
内に固形の磁心(フェライトコア)を挿入配置する場合
について述べたが、この磁心をフェライト粉末入り樹脂
で構成することも考えられる。
【0028】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、平面搭載
可能なコイル装置を得ることができると共に、自動化、
量産化に適したコイル装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明コイル装置の一例を示す斜視図
【図2】本発明コイル装置の一例を示す斜視図
【図3】本発明装置の製造方法を説明するための製造工
程平面図
【図4】本発明装置の製造方法を説明するための製造工
程斜視図
【図5】従来のコイル装置を示す説明図
【図6】従来のコイル装置を示す説明図
【図7】従来のコイル装置を示す説明図
【符号の説明】
10 コイル装置 11 螺線コイル 11a乃至11f コイル片 11g 端子 11A,11B 起立 11C,11D 水平連結 14 切欠部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01F 17/04,27/28,41/10

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一平面上に間隔を置いて配置された一対
    の板状端子部材を有し、この一対の端子部材に両端が連
    結され、前記間隔を置いた位置上に立脚形成された矩形
    状螺線コイルを有するコイル装置であって、前記矩形状
    螺線コイルは複数のコイル片が並立状態で交互に起立す
    る起立片と各列間の対応する起立の頂部間を連結する
    上方水平連結片と各起立片の下方を連結する下方水平連
    結片とによって連結されるように折曲され、前記起立片
    と前記水平連結片とが近接する位置にあるコイル片端部
    に切欠部が設けられ、前記起立片及び前記連結片はそれ
    ぞれ各片の幅と各片間の間隔とを略同一としたことを特
    徴とするコイル装置。
  2. 【請求項2】 前記矩形状螺線コイル内に磁心を挿入配
    置した請求項1記載のコイル装置。
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