JPH0718995B2 - 液晶素子 - Google Patents
液晶素子Info
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- JPH0718995B2 JPH0718995B2 JP60031040A JP3104085A JPH0718995B2 JP H0718995 B2 JPH0718995 B2 JP H0718995B2 JP 60031040 A JP60031040 A JP 60031040A JP 3104085 A JP3104085 A JP 3104085A JP H0718995 B2 JPH0718995 B2 JP H0718995B2
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- JP
- Japan
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- liquid crystal
- film
- electrode
- chiral smectic
- resin layer
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- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02F—OPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
- G02F1/00—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
- G02F1/01—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour
- G02F1/13—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour based on liquid crystals, e.g. single liquid crystal display cells
- G02F1/133—Constructional arrangements; Operation of liquid crystal cells; Circuit arrangements
- G02F1/1333—Constructional arrangements; Manufacturing methods
- G02F1/1337—Surface-induced orientation of the liquid crystal molecules, e.g. by alignment layers
- G02F1/133711—Surface-induced orientation of the liquid crystal molecules, e.g. by alignment layers by organic films, e.g. polymeric films
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09K—MATERIALS FOR MISCELLANEOUS APPLICATIONS, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
- C09K19/00—Liquid crystal materials
- C09K19/02—Liquid crystal materials characterised by optical, electrical or physical properties of the components, in general
- C09K19/0208—Twisted Nematic (T.N.); Super Twisted Nematic (S.T.N.); Optical Mode Interference (O.M.I.)
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09K—MATERIALS FOR MISCELLANEOUS APPLICATIONS, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
- C09K2323/00—Functional layers of liquid crystal optical display excluding electroactive liquid crystal layer characterised by chemical composition
- C09K2323/02—Alignment layer characterised by chemical composition
- C09K2323/025—Polyamide
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09K—MATERIALS FOR MISCELLANEOUS APPLICATIONS, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
- C09K2323/00—Functional layers of liquid crystal optical display excluding electroactive liquid crystal layer characterised by chemical composition
- C09K2323/02—Alignment layer characterised by chemical composition
- C09K2323/027—Polyimide
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、特定の配向膜を用いた液晶素子に関し、詳し
は電極基板に染色フイルターを形成し、この染色フイル
ターの上に特定の配向膜を形成した強誘電性液晶素子に
関するものである。
は電極基板に染色フイルターを形成し、この染色フイル
ターの上に特定の配向膜を形成した強誘電性液晶素子に
関するものである。
従来、電極面側に染色層を設けたカラーフイルターを内
蔵する液晶表示器は、染色媒体及び染色に充分な耐熱性
を有する材料が選べなかった。この理由は、染色層とし
ての加工性と所望の着色層を得たいと言うことからの選
択であった。
蔵する液晶表示器は、染色媒体及び染色に充分な耐熱性
を有する材料が選べなかった。この理由は、染色層とし
ての加工性と所望の着色層を得たいと言うことからの選
択であった。
しかし、耐熱性の低い染色層上に配向膜を形成する時
に、低温形成の配向膜を用いなければならない。低温形
成で得た配向膜は絶縁性が充分でないか、加工性が悪い
のかの何れかの欠点を有する場合が多かった。
に、低温形成の配向膜を用いなければならない。低温形
成で得た配向膜は絶縁性が充分でないか、加工性が悪い
のかの何れかの欠点を有する場合が多かった。
又、強誘電性液晶素子を作成に当たって、実際には双安
定性を示すモノドメインを形成することが難しく、特に
マルチドメインや単安定性ドメインを形成せずに、しか
も配向欠陥を生じていない双安定性を示すモノドメイン
の形成を制御する高性能の配向制御膜の開発が望まれ
る。
定性を示すモノドメインを形成することが難しく、特に
マルチドメインや単安定性ドメインを形成せずに、しか
も配向欠陥を生じていない双安定性を示すモノドメイン
の形成を制御する高性能の配向制御膜の開発が望まれ
る。
しかし、これまでに報告又は公表されたカイラルスメク
チック液晶素子用配向制御膜を持ちいた場合では配向欠
陥を生じる場合が大きく、素子内にマルチドメインと単
安定性ドメインが双安定性ドメインと共存する形態を取
り、必ずしも満足の行くものではなかった。
チック液晶素子用配向制御膜を持ちいた場合では配向欠
陥を生じる場合が大きく、素子内にマルチドメインと単
安定性ドメインが双安定性ドメインと共存する形態を取
り、必ずしも満足の行くものではなかった。
本発明の目的は、従来のカイラルスメクチック液晶素子
で生じていた問題点を除去すると同時に、染色層を内蔵
しているにもかかわらず、高い信頼性を持つカイラルス
メクチック液晶素子を提供することにあり、前述の目的
は、一対の電極基板の間にカイラルスメクチック液晶を
配置したセル構造を有する液晶素子において、前記一対
の電極基板のうち第１の電極基板が前記カイラルスメク
チック液晶と接する面で脱水閉環により加熱硬化させて
形成したポリイミド樹脂層を有しているともに、該ポリ
イミド樹脂層が前記カイラルスメクチック液晶に対する
配向を制御する効果を有しており、且つ第２の電極基板
がカラーフイルターを有し、前記液晶と接する面で有機
チタン化合物の存在下で加熱硬化されたポリビニルアル
コール樹脂層を有しているとともに、該ポリビニルアル
コール樹脂層が前記カイラルスメクチック液晶に対する
配向を制御する効果を有していることを特徴とする液晶
素子によって構成される。
で生じていた問題点を除去すると同時に、染色層を内蔵
しているにもかかわらず、高い信頼性を持つカイラルス
メクチック液晶素子を提供することにあり、前述の目的
は、一対の電極基板の間にカイラルスメクチック液晶を
配置したセル構造を有する液晶素子において、前記一対
の電極基板のうち第１の電極基板が前記カイラルスメク
チック液晶と接する面で脱水閉環により加熱硬化させて
形成したポリイミド樹脂層を有しているともに、該ポリ
イミド樹脂層が前記カイラルスメクチック液晶に対する
配向を制御する効果を有しており、且つ第２の電極基板
がカラーフイルターを有し、前記液晶と接する面で有機
チタン化合物の存在下で加熱硬化されたポリビニルアル
コール樹脂層を有しているとともに、該ポリビニルアル
コール樹脂層が前記カイラルスメクチック液晶に対する
配向を制御する効果を有していることを特徴とする液晶
素子によって構成される。
第１図は、本発明で用いる染色フイルター層を内蔵する
液晶素子の断面構成図である。
液晶素子の断面構成図である。
第１図に示す例は、ツイステッドネマチィック（TNと称
す）液晶を用いるものである。１は偏光板、２は透明基
板、3dは透明電極、４は本発明による配向膜、５はスペ
ーサを兼用したシール材、６は液晶、7a及び7bは染色フ
イルター層、3a,3b,3cはセグメント状の電極、10は本発
明による配向制御膜、８は透明基板、９は偏光板もしく
は反射板付偏光板である。
す）液晶を用いるものである。１は偏光板、２は透明基
板、3dは透明電極、４は本発明による配向膜、５はスペ
ーサを兼用したシール材、６は液晶、7a及び7bは染色フ
イルター層、3a,3b,3cはセグメント状の電極、10は本発
明による配向制御膜、８は透明基板、９は偏光板もしく
は反射板付偏光板である。
本発明では、透明電極3aと3b上に染色層7aと7bを設け、
この上に染色層に保護機能も兼用する配向膜10を設ける
ものであるが、これら染色層及び配向膜10の使用材料と
して特に耐熱性に優れた部材を用いることなく、加工性
及び所望の着色層を選択するところに特徴を持つ。しか
し保護層として所定の配向性と耐湿性をうるため、本発
明では、ポリビニルアルコールと有機チタンを１対２以
上（重量比）の配合比で混合した配向膜液を220℃以下
で２時間以下加熱した膜を持ちいいるものが好適に使用
できる。又、膜厚としては、600Å〜2000Åが適してい
る。有機チタンとしては、Ti(OR)4〔式中;Rはメチル，
エチル，プロピル、ブチル，アミルなどのアルキル基を
示す〕を用いることができるほかに、Ti(OR)2〔OCH(C
H3)COOH〕2の如きキレート化したチタンを用いることが
できる。この際に用い得るポリビニルアルコールとして
は、重合度1000〜3000、ケン化度98〜100％のものが好
ましい。
この上に染色層に保護機能も兼用する配向膜10を設ける
ものであるが、これら染色層及び配向膜10の使用材料と
して特に耐熱性に優れた部材を用いることなく、加工性
及び所望の着色層を選択するところに特徴を持つ。しか
し保護層として所定の配向性と耐湿性をうるため、本発
明では、ポリビニルアルコールと有機チタンを１対２以
上（重量比）の配合比で混合した配向膜液を220℃以下
で２時間以下加熱した膜を持ちいいるものが好適に使用
できる。又、膜厚としては、600Å〜2000Åが適してい
る。有機チタンとしては、Ti(OR)4〔式中;Rはメチル，
エチル，プロピル、ブチル，アミルなどのアルキル基を
示す〕を用いることができるほかに、Ti(OR)2〔OCH(C
H3)COOH〕2の如きキレート化したチタンを用いることが
できる。この際に用い得るポリビニルアルコールとして
は、重合度1000〜3000、ケン化度98〜100％のものが好
ましい。
一方、この基板に用いる配向制御膜としては、高温で架
橋するポリイミド結合を有する膜を用いることを特徴と
している。この膜はポリアミド酸を220℃以上の脱水閉
環による硬化温度で形成し、一般的には600Å〜2000
Å、好ましくは800Å以上1500Åの範囲の膜厚で形成し
たものが用いられる。
橋するポリイミド結合を有する膜を用いることを特徴と
している。この膜はポリアミド酸を220℃以上の脱水閉
環による硬化温度で形成し、一般的には600Å〜2000
Å、好ましくは800Å以上1500Åの範囲の膜厚で形成し
たものが用いられる。
本発明で用い得るポリイミドとしては、下式（１）又は
（２）で示される繰り返し単位を有するポリマーが用い
られる。
（２）で示される繰り返し単位を有するポリマーが用い
られる。
式（１） 式（２） これらのポリイミド膜を形成するに先立って、あらかじ
め電極基板にH2NC2H4NHC3H6Si(CH3)(OCH3)2、H2NCH2CH2
CH2Si(OC2H5)3やH2NC2H4NHC3H6Si(OCH3)などのシランカ
ップリング剤によるオルガノシロキサン膜を形成してお
いてもよい。
め電極基板にH2NC2H4NHC3H6Si(CH3)(OCH3)2、H2NCH2CH2
CH2Si(OC2H5)3やH2NC2H4NHC3H6Si(OCH3)などのシランカ
ップリング剤によるオルガノシロキサン膜を形成してお
いてもよい。
以下、本発明を持って本発明を説明する。
参考例１ 所定のパターンの酸化インジウムの透明導電性皮膜を有
する電極板に日本合成化学工業（株）製のポリビニルア
ルコールの５％水溶液をスピンナーを用いてコーティン
グし、硬化させた後、該皮膜上にレジスト材を塗布し所
定のパターニングを行い、不用となったポリビニルアル
コールを除去した。このようにして作成したポリビニル
アルコール皮膜のパターンを有する電極板を染色槽（含
銅トリスアズ染料である住友化学製の「スミライトスプ
ラCGLグレイ」の10重量％水溶液）に浸漬し、該ポリビ
ニルアルコール皮膜を染色した。この後、ポリビニルア
ルコールの７重量％水溶液１に有機チタン(Ti(OH)
2〔OCH(CH3）COOH〕2)14gを添加し、これとエチレング
リコール0.8lとを充分に混合したものを配向液として、
スピンナーを用いて、先に形成した染色層（カラーフイ
ルター層）を有する電極板上にコーティングし、温度20
0℃のクリーンオーブン中に放置し、硬化させた。硬化
した配向膜をαステップ膜厚測定器〔テンコール・イン
スツルメンツ（TENCOR INSTR−UMENTS）社製の「アルフ
ァ・ステップ（alpha−step）200」によって測定したと
ころ、1200Åであった。次に、該電極パターン（セグメ
ントパターン）と対をなす電極パターン（コモンパター
ン）を有する電極板に信越化学（株）のアミノシランカ
ップリング剤〔H2NC2H4NHC3H6Si(CH3)(OCH3)2である信
越化学社製の「KBM602」のイソプロピルアルコール10重
量％液〕をスピンナーでコーティングした後、オーブン
なかで硬化させた後、式（１）のポリイミド膜を形成す
るポリアミド膜（ピロメリット酸二無水物と4,4′−ジ
フェニルジアミノエーテルの縮合物）のＮ−メチルピロ
リドンの５重量％液をスピンナーでコーティングした
後、温度300℃のクリーンオーブン中に放置して脱水閉
環させてポリイミド膜に硬化させた。次いで、それぞれ
の電極板を一方向にフィルト布でこすり、ラビング配向
処理を行った。こする方向は、それぞれの電極で直交す
る方向となる様に行った。この後エポキシ系樹脂接着剤
を用いて該電極板を貼り合わせ、メルク社製のネマチッ
ク液晶である「ZLI」液晶を注入し、封口した後、充分
に洗浄し、乾燥し、電極板外側に偏光板を貼り液晶表示
器とした。
する電極板に日本合成化学工業（株）製のポリビニルア
ルコールの５％水溶液をスピンナーを用いてコーティン
グし、硬化させた後、該皮膜上にレジスト材を塗布し所
定のパターニングを行い、不用となったポリビニルアル
コールを除去した。このようにして作成したポリビニル
アルコール皮膜のパターンを有する電極板を染色槽（含
銅トリスアズ染料である住友化学製の「スミライトスプ
ラCGLグレイ」の10重量％水溶液）に浸漬し、該ポリビ
ニルアルコール皮膜を染色した。この後、ポリビニルア
ルコールの７重量％水溶液１に有機チタン(Ti(OH)
2〔OCH(CH3）COOH〕2)14gを添加し、これとエチレング
リコール0.8lとを充分に混合したものを配向液として、
スピンナーを用いて、先に形成した染色層（カラーフイ
ルター層）を有する電極板上にコーティングし、温度20
0℃のクリーンオーブン中に放置し、硬化させた。硬化
した配向膜をαステップ膜厚測定器〔テンコール・イン
スツルメンツ（TENCOR INSTR−UMENTS）社製の「アルフ
ァ・ステップ（alpha−step）200」によって測定したと
ころ、1200Åであった。次に、該電極パターン（セグメ
ントパターン）と対をなす電極パターン（コモンパター
ン）を有する電極板に信越化学（株）のアミノシランカ
ップリング剤〔H2NC2H4NHC3H6Si(CH3)(OCH3)2である信
越化学社製の「KBM602」のイソプロピルアルコール10重
量％液〕をスピンナーでコーティングした後、オーブン
なかで硬化させた後、式（１）のポリイミド膜を形成す
るポリアミド膜（ピロメリット酸二無水物と4,4′−ジ
フェニルジアミノエーテルの縮合物）のＮ−メチルピロ
リドンの５重量％液をスピンナーでコーティングした
後、温度300℃のクリーンオーブン中に放置して脱水閉
環させてポリイミド膜に硬化させた。次いで、それぞれ
の電極板を一方向にフィルト布でこすり、ラビング配向
処理を行った。こする方向は、それぞれの電極で直交す
る方向となる様に行った。この後エポキシ系樹脂接着剤
を用いて該電極板を貼り合わせ、メルク社製のネマチッ
ク液晶である「ZLI」液晶を注入し、封口した後、充分
に洗浄し、乾燥し、電極板外側に偏光板を貼り液晶表示
器とした。
参考例２ 参考例１で行った操作のうち、染色層を形成する電極基
板をセグメントパターンを持つ側ではなく、コモンパタ
ーンを持つ電極基板側に形成し、該電極基板上に参考例
１で用いた有機チタン／ポリビニルアルコール皮膜を設
け、セグメントパターン電極上には参考例１で用いたポ
リイミド皮膜を設けたほかは、参考例１と全く同様の方
法でセルを組み立てた。
板をセグメントパターンを持つ側ではなく、コモンパタ
ーンを持つ電極基板側に形成し、該電極基板上に参考例
１で用いた有機チタン／ポリビニルアルコール皮膜を設
け、セグメントパターン電極上には参考例１で用いたポ
リイミド皮膜を設けたほかは、参考例１と全く同様の方
法でセルを組み立てた。
本発明は、液晶６として、米国特許第4367924号に記載
の強誘電性液晶を用いることができる。特に、双安定性
を与える非ラセン構造のカイラルスメクチック相のモノ
ドメインを形成するに当たって、片側の電極基板に設け
た配向制御膜を加熱架橋反応による硬化皮膜とし、他方
の電極基板の配向制御膜を加熱脱水閉環反応による硬化
皮膜とした際には双安定性の良好なモノドメインを形成
することができる。又、本発明ではカイラルスメクチッ
クＣ相又はＨ相のほかに、カイラルスメクチックＩ相,J
相,K相,G相,F相を示す強誘電性液晶を用いることも可能
である。
の強誘電性液晶を用いることができる。特に、双安定性
を与える非ラセン構造のカイラルスメクチック相のモノ
ドメインを形成するに当たって、片側の電極基板に設け
た配向制御膜を加熱架橋反応による硬化皮膜とし、他方
の電極基板の配向制御膜を加熱脱水閉環反応による硬化
皮膜とした際には双安定性の良好なモノドメインを形成
することができる。又、本発明ではカイラルスメクチッ
クＣ相又はＨ相のほかに、カイラルスメクチックＩ相,J
相,K相,G相,F相を示す強誘電性液晶を用いることも可能
である。
実施例１ 参考例１で作成したセルと同様のセル（但し、電極基板
間の間隔を２μｍとした。又、上下の電極基板に施した
ラビング処理の方向は互いに平行とした。）中に等方相
に加熱したＰ−デシロキシベンジリデン−Ｐ−アミノ−
２−メチルブチルシンナメート（DOBAMBC）を注入し、
封口した。しかる後、２℃／時間の割合で徐冷し、順次
スメクチックＡ相−カイラルスメクチックＣ相と相転移
させて温度63℃でカイラルスメクティック相を形成させ
た。この強誘電性液晶セルを偏光顕微鏡で観察したとこ
ろ、双安定性を示す良好なモノドメインが形成されてい
ることが判明した。
間の間隔を２μｍとした。又、上下の電極基板に施した
ラビング処理の方向は互いに平行とした。）中に等方相
に加熱したＰ−デシロキシベンジリデン−Ｐ−アミノ−
２−メチルブチルシンナメート（DOBAMBC）を注入し、
封口した。しかる後、２℃／時間の割合で徐冷し、順次
スメクチックＡ相−カイラルスメクチックＣ相と相転移
させて温度63℃でカイラルスメクティック相を形成させ
た。この強誘電性液晶セルを偏光顕微鏡で観察したとこ
ろ、双安定性を示す良好なモノドメインが形成されてい
ることが判明した。
又、下述の比較例１と２で作成したセルについて、前述
の参考例と同様のテストを行ったところ、良好な双安定
性を示すモノドメインが形成されず、単安定しか示さな
いドメインであることが判明した。
の参考例と同様のテストを行ったところ、良好な双安定
性を示すモノドメインが形成されず、単安定しか示さな
いドメインであることが判明した。
比較例１ 実施例１で行った操作のうち、両方の電極基板に実施例
１に用いたものと同様の有機チタン／ポリビニルアルコ
ール皮膜を設けたほかは、実施例１と全く同様の方法で
セルを組み立てた。
１に用いたものと同様の有機チタン／ポリビニルアルコ
ール皮膜を設けたほかは、実施例１と全く同様の方法で
セルを組み立てた。
比較例２ 実施例１で行った操作のうち、両方の電極基板に実施例
１で用いたものと同様の300で硬化するポリイミド皮膜
を設けたほかは、実施例１と全く同様の方法でセルを組
み立てた。
１で用いたものと同様の300で硬化するポリイミド皮膜
を設けたほかは、実施例１と全く同様の方法でセルを組
み立てた。
又、実施例１及び比較例１と２で得たセルをそれぞれ10
0個づつ作成し、温度80℃、相対湿度95％の条件下で100
時間、200時間、300時間、500時間ごとに各セルの電圧
印加時の電流値を測定し、５μＡ以上のものの数を測定
し、セルの耐久性を評価したところ、実施例１で得たセ
ルの耐久性は比較例に比べ向上していることが判明し
た。比較例１の場合では、セルの電流値が上昇してしま
い耐久性に問題があり、比較例２の場合では、300℃で
加熱するため、染料が熱で退色し、表示能力が低下して
いることがわかった。
0個づつ作成し、温度80℃、相対湿度95％の条件下で100
時間、200時間、300時間、500時間ごとに各セルの電圧
印加時の電流値を測定し、５μＡ以上のものの数を測定
し、セルの耐久性を評価したところ、実施例１で得たセ
ルの耐久性は比較例に比べ向上していることが判明し
た。比較例１の場合では、セルの電流値が上昇してしま
い耐久性に問題があり、比較例２の場合では、300℃で
加熱するため、染料が熱で退色し、表示能力が低下して
いることがわかった。
〔本発明の効果〕 本発明による構成では、染色フイルター層側はフイルタ
ー材及び配向膜の選択が容易であり、他方の基板では、
耐湿性、絶縁性の高い保護膜兼用の配向膜を用いている
ので、所望の着色層を有する表示器が高い信頼性で得ら
れ、しかも製造を容易にする効果がある。
ー材及び配向膜の選択が容易であり、他方の基板では、
耐湿性、絶縁性の高い保護膜兼用の配向膜を用いている
ので、所望の着色層を有する表示器が高い信頼性で得ら
れ、しかも製造を容易にする効果がある。
又、着色用の染料を安定して用いるためには、220℃以
下の状態でセルを組み立てることが望ましく、この点に
おいても、染色部分を長期にわたり安定して保つことが
できるなどの効果がある。
下の状態でセルを組み立てることが望ましく、この点に
おいても、染色部分を長期にわたり安定して保つことが
できるなどの効果がある。
第１図は、染色フイルター層を内蔵する液晶素子の断面
図を示す。 １は偏光板、２は透明基板、3dは透明電極、４は本発明
による配向制御膜、５はスペーサーを兼用したシール
材、６は液晶、7a,7bは染色フイルター層、3a,3b,3cは
セグメント状の電極、10は本発明による配向膜、８は透
明基板、９は偏光板もしくは反射板付き偏光板を示す。
図を示す。 １は偏光板、２は透明基板、3dは透明電極、４は本発明
による配向制御膜、５はスペーサーを兼用したシール
材、６は液晶、7a,7bは染色フイルター層、3a,3b,3cは
セグメント状の電極、10は本発明による配向膜、８は透
明基板、９は偏光板もしくは反射板付き偏光板を示す。
Claims (1)
- 【請求項１】一対の電極基板の間にカイラルスメクチッ
ク液晶を配置したセル構造を有する液晶素子において、
前記一対の電極基板のうち第１の電極基板が前記カイラ
ルスメクチック液晶と接する面で脱水閉環により加熱硬
化させて形成したポリイミド樹脂層を有しているとも
に、該ポリイミド樹脂層が前記カイラルスメクチック液
晶に対する配向を制御する効果を有しており、且つ第２
の電極基板がカラーフイルターを有し、前記液晶と接す
る面で有機チタン化合物の存在下で加熱硬化されたポリ
ビニルアルコール樹脂層を有しているとともに、該ポリ
ビニルアルコール樹脂層が前記カイラルスメクチック液
晶に対する配向を制御する効果を有していることを特徴
とする液晶素子。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60031040A JPH0718995B2 (ja) | 1985-02-19 | 1985-02-19 | 液晶素子 |
| DE19863605147 DE3605147A1 (de) | 1985-02-19 | 1986-02-18 | Fluessigkristall-element |
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