JPH0718752A - ユニット建物の換気構造 - Google Patents

ユニット建物の換気構造

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Publication number
JPH0718752A
JPH0718752A JP16112793A JP16112793A JPH0718752A JP H0718752 A JPH0718752 A JP H0718752A JP 16112793 A JP16112793 A JP 16112793A JP 16112793 A JP16112793 A JP 16112793A JP H0718752 A JPH0718752 A JP H0718752A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
building
unit
floor
building unit
floor building
Prior art date
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Pending
Application number
JP16112793A
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English (en)
Inventor
Toshihiko Ochiai
俊彦 落合
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication of JPH0718752A publication Critical patent/JPH0718752A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 大がかりな設備を必要とせずに、建物ユニッ
ト間に発生する湿気を追い出して結露を防止するととも
に、雨水の侵入を防止することのできるユニット建物の
換気構造を提供することを目的としている。 【構成】 2階(下階)建物ユニット1の天井梁3と、
この2階建物ユニット1の上に設置される屋上屋根(上
階建物)ユニット2の床梁5との間に隙間Sを設け、建
物外壁7、8に対向する隙間Sの開口部から建物内部へ
の雨水の浸入を阻止する止水カバー(防水手段)11を
建物外壁7、8に取り付けたことを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ユニット建物の換気
構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】住宅などの建物においては、構造に関わ
る結露の発生をいかに防止するかが住みごごちはもとよ
り、建物の寿命にとって大きな課題の一つとなってい
る。
【0003】いわゆるユニット住宅などのユニット建物
では、例えば実開平1−140443号公報に示される
ような小屋裏への換気手段を屋根ユニット側に設け、上
記の結露対策を講じている。これによれば、小屋裏側の
換気が良好となって、建物内部の湿気をある程度追い出
すことができ、夏場の遮熱効果もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ユニッ
ト建物の場合、その構造体は比熱の大きい鋼でできてい
るため、その鋼の表面に結露が発生しやすい。しかも、
各建物ユニットは互いに独立しているため、上記のよう
な建物ユニット内部の換気とは別の換気が必要となる。
【0005】この発明は、上記の実情を考え合わせて創
作されたもので、大がかりな設備を必要とせずに、建物
ユニット間に発生する湿気を追い出して結露を防止する
とともに、雨水の侵入を防止することのできるユニット
建物の換気構造を提供することを目的とするものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、その目的を
達成するため、下階建物ユニットの天井梁と、この下階
建物ユニットの上に設置される上階建物ユニットの床梁
との間に隙間を設け、建物外壁に対向する前記隙間の開
口部から建物内部への雨水の浸入を阻止する防水手段を
前記建物外壁に取り付けたことを特徴としている。
【0007】
【作用】この発明によれば、下階建物ユニットの天井梁
と、この下階建物ユニットの上に設置される上階建物ユ
ニットの床梁との間に隙間が設けられ、建物外壁に対向
する前記隙間の開口部から建物内部への雨水の浸入を阻
止する防水手段が前記建物外壁に取り付けられているの
で、互いに独立している建物ユニットの構造体(鋼)の
表面に発生する結露は、前記隙間を通って外部に追い出
される。しかも、その隙間の開口部からは雨水が浸入す
ることもない。
【0008】
【実施例】以下、この発明に係るユニット建物の換気構
造の実施例を、図面にもとづいて説明する。
【0009】図1において、1は下階建物ユニットとし
ての2階建物ユニット、2はこの2階建物ユニットの上
に設置される上階建物ユニットとしての屋上屋根ユニッ
トである。
【0010】2階建物ユニット1の天井梁3は、2階建
物ユニット1の柱4の上端部4aよりも下方に位置され
ている。同じように、屋上屋根ユニット2の床梁5は、
屋上屋根ユニット2の柱6の下端部6aよりも上方に位
置されている。
【0011】これによって、図2にも示すように、2階
建物ユニット1の天井梁3と屋上屋根ユニット2の床梁
5との間には隙間Sが形成される。
【0012】7、8は、2階建物ユニット1、屋上屋根
ユニット2の側面部に配設される建物外壁である。
【0013】建物外壁7、8は、耐火材9と化粧材10
とから構成されている。
【0014】建物外壁7、8の目地部には、隙間Sの開
口部から建物内部への雨水の浸入を阻止する防水手段と
しての止水カバー11が取り付けられている。
【0015】この止水カバー11は、カバー部12と補
助止水部13とから構成されている。カバー部12の上
端部は、ビス14によって建物外壁8の下端部に固定さ
れている。また、補助止水部13は、ビス15によって
建物外壁10の上端部に固定されている。
【0016】カバー部12の内面側には、止水片16が
斜め下方に向けて突設されている。この止水片16は、
補助止水部13の凹所17に対向するように設定されて
いる。
【0017】つぎに、このような構成のユニット建物の
換気構造の作用を説明する。
【0018】2階建物ユニット1の天井梁3と、この2
階建物ユニット1の上に設置される屋上屋根ユニット2
の床梁5との間に隙間Sが設けられ、建物外壁7、8に
対向する隙間Sの開口部から建物内部への雨水の浸入を
阻止する止水カバー11が建物外壁7、8の目地部に取
り付けられているので、互いに独立している2階建物ユ
ニット1と屋上屋根ユニット2の鋼製の根太(図示を略
す)の表面に発生する結露は図1中矢印で示すように、
不圧によって隙間Sを通って外部に追い出される。しか
も、止水カバー11が設けられているので、隙間Sの開
口部からは、雨水が浸入することもない。
【0019】図3は、上記の実施例の変形例を示すもの
で、(A)に示すものは、2階建物ユニット1の天井梁
3を、2階建物ユニット1の柱4の上端部4aにそろ
え、屋上屋根ユニット2の床梁5を、屋上屋根ユニット
2の柱6の下端部6aよりも上方に位置させたものであ
る。また、(B)に示すものは、2階建物ユニット1の
天井梁3を、2階建物ユニット1の柱4の上端部4aよ
りも下方に位置させ、屋上屋根ユニット2の床梁5を、
屋上屋根ユニット2の柱6の下端部6aにそろえたもの
である。これらによっても、2階建物ユニット1の天井
梁3と屋上屋根ユニット2の床梁5との間には隙間Sを
形成することができる。
【0020】なお、この発明は上記の実施例に限定され
るものではなく、当業者が行う設計変更等もこの発明の
技術範囲に含まれる。例えば、上記実施例では、下階建
物ユニットとして2階建物ユニット、その下階建物ユニ
ットの上に設置される上階建物ユニットとして屋上屋根
ユニットを挙げたが、上下に積み上げられる関係にある
建物ユニット間(例えば、1階建物ユニットと2階建物
ユニットの間)であれば、どのようなものにでも適用す
ることができる。また、止水カバーは、目地部の目隠し
としても機能していることはもちろんである。
【0021】
【発明の効果】以上、説明したように、この発明による
ユニット建物の換気構造によれば、大がかりな設備を必
要とせずに、建物ユニット間に発生する湿気を追い出し
て結露を防止するとともに、雨水の侵入を防止すること
ができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例に係るユニット建物の換気構
造を示す要部断面図である。
【図2】同建物ユニットの構造体を示す概略斜視図であ
る。
【図3】同実施例の変形例を示す構造体の正面図であ
る。
【符号の説明】
1、2階建物ユニット(下階建物ユニット)、 3 天井梁、 2 屋上屋根ユニット(上階建物ユニット)、 5 床梁、 S 隙間、 7、8 建物外壁、 11 止水カバー(防水手段)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下階建物ユニットの天井梁と、この下階
    建物ユニットの上に設置される上階建物ユニットの床梁
    との間に隙間を設け、建物外壁に対向する前記隙間の開
    口部から建物内部への雨水の浸入を阻止する防水手段を
    前記建物外壁に取り付けたことを特徴とするユニット建
    物の換気構造。
JP16112793A 1993-06-30 1993-06-30 ユニット建物の換気構造 Pending JPH0718752A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16112793A JPH0718752A (ja) 1993-06-30 1993-06-30 ユニット建物の換気構造

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JP16112793A JPH0718752A (ja) 1993-06-30 1993-06-30 ユニット建物の換気構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0718752A true JPH0718752A (ja) 1995-01-20

Family

ID=15729119

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JP16112793A Pending JPH0718752A (ja) 1993-06-30 1993-06-30 ユニット建物の換気構造

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JP (1) JPH0718752A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012017616A (ja) * 2010-07-09 2012-01-26 Misawa Homes Co Ltd 外装材間の防水構造
KR20230066934A (ko) 2021-11-08 2023-05-16 주식회사 포스코 실링재 회수장치 및 주조방법

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JP2012017616A (ja) * 2010-07-09 2012-01-26 Misawa Homes Co Ltd 外装材間の防水構造
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