JPH108658A - 天窓接続体及びそれを用いた天窓接続構造 - Google Patents

天窓接続体及びそれを用いた天窓接続構造

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JPH108658A
JPH108658A JP17853496A JP17853496A JPH108658A JP H108658 A JPH108658 A JP H108658A JP 17853496 A JP17853496 A JP 17853496A JP 17853496 A JP17853496 A JP 17853496A JP H108658 A JPH108658 A JP H108658A
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JP
Japan
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skylight
ceiling opening
cylindrical body
sky light
ceiling
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JP17853496A
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English (en)
Inventor
Tetsuo Yoshimatsu
徹郎 吉松
Toshihiro Kudo
敏弘 工藤
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Sumitomo Forestry Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Forestry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】天窓と天井開口とを効率よく接続する。 【解決手段】本発明の天窓接続構造11は、屋根1に設
置された天窓2と天井3に形成された天井開口4との間
の小屋裏空間6に天窓接続体12を配置し、その上端を
天窓2に、下端を天井開口4にそれぞれ接続して構成し
てある。天窓接続体12は、軸線方向に伸縮自在でかつ
可撓性を有するように蛇腹状に形成された筒体14と、
該筒体14の上端に取り付けられたL型断面の天窓側接
続フレーム13と、該筒体14の下端に取り付けられた
同じくL型断面の天井開口側接続フレーム15とから概
ね構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、屋根に取り付けら
れた天窓と天井に形成された開口とを接続する天窓接続
体及びそれを用いた天窓接続構造に関する。
【0002】
【従来の技術】最近では、住宅内での快適性を高める手
段として、屋根にトップライトすなわち天窓を取り付け
る事例が多くなってきた。特に、都市部においては、隣
接する建物との関係上、あるいはプライバシーを重視し
た結果、外壁面に十分な窓開口をとることができない場
合が少なくないが、かかる場合でも屋根にトップライト
を設置すれば、採光や通風が改善された良好な室内空間
を形成することが可能となる。
【0003】かかる天窓には、採光と換気の両方が可能
な開閉型や採光中心の固定型があり、その形状も角形や
丸形などさまざまであるが、いずれにしろ、天井を設け
る場合においては、図6に示すように屋根1に取り付け
られた天窓2と天井3に設けられた開口4との間に筒状
の囲い壁5を施工し、天窓2から差し込んだ光が室内に
無駄なく届くよう、また室内の空気がスムーズに換気さ
れるようにする必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、囲い壁
5の内法は狭い場合には50〜60cm程度しかなく、
下地材の建込みから仕上げ材の張り付けに至る一連の内
装工事を行うには、かなりの時間と手間がかかるという
問題を生じていた。
【0005】また、天窓2の傾斜角度やその設置位置あ
るいは天井開口4の設置位置は建物ごとに違っており、
特に、天窓2の設置位置は、垂木7や瓦の配置状況によ
って制限され、天井開口4については照明等の設備機器
の取付け位置によって制限されるため、天窓2の水平位
置と天井開口4の水平位置とがずれる場合が少なくな
い。かかる場合があるからこそ現場で施工せざるを得な
いのであるが、上述した効率の悪さはさらに深刻とな
る。
【0006】本発明は、上述した事情を考慮してなされ
たもので、天窓および天井開口の相対位置関係に関わら
ず両者を効率よく接続可能な天窓接続体及びそれを用い
た天窓接続構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の天窓接続体は請求項1に記載したように、
伸縮自在で可撓性を有する筒体の一端に天窓側接続フレ
ームを取り付けるとともに、該筒体の他端に天井開口側
接続フレームを取り付けたものである。
【0008】また、本発明の天窓接続構造は請求項2に
記載したように、伸縮自在で可撓性を有する筒体を天窓
と天井開口との間の小屋裏空間に配置するとともに、該
筒体の上端を前記天窓に、下端を前記天井開口にそれぞ
れ接続したものである。
【0009】また、本発明の天窓接続構造は、筒体の内
面を反射性材料で被覆したものである。
【0010】また、本発明の天窓接続構造は、筒体に通
気孔を設けたものである。
【0011】本発明の天窓接続体及びそれを用いた天窓
接続構造においては、伸縮自在でかつ可撓性を有する筒
体を用いて屋根に取り付けられた天窓と天井に形成され
た開口とを接続する。
【0012】天窓と天井開口の相対位置関係は、一般的
には建物によってさまざまであり、それがために従来に
おいては、建物ごとに囲い壁を現場で施工するしかなか
ったが、伸縮自在でかつ可撓性を有する筒体を用いて天
窓と天井開口を接続するようにすれば、天窓の傾斜角度
の緩急、天井開口との間隔の長短あるいは天井開口との
間の水平方向のずれは、筒体の伸縮や曲げ変形によって
吸収され、天窓および天井開口は該筒体によって無理な
く接続される。
【0013】ここで、筒体の内面を反射性材料で被覆し
た場合、天窓に差し込んだ光は、途中で筒体に吸収され
ることなく、筒体の内面で反射しながら天井開口まで誘
導されるとともに、室内の熱も小屋裏空間に逃げにくく
なる。
【0014】また、筒体に通気孔を設けた場合、室内か
ら筒体内に上昇してきた水蒸気が該通気孔を介して小屋
裏空間へと抜けるので、筒体の内面では結露が生じにく
くなる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る天窓接続体及
びそれを用いた天窓接続構造の実施の形態について、添
付図面を参照して説明する。なお、従来技術と実質的に
同一の部品等については同一の符号を付してその説明を
省略する。
【0016】図1は、本実施形態に係る天窓接続体及び
それを用いた天窓接続構造を示した鉛直断面図である。
同図でわかるように、本実施形態の天窓接続構造11
は、屋根1に設置された天窓2と天井3に形成された天
井開口4との間の小屋裏空間6に天窓接続体12を配置
し、その上端を天窓2に、下端を天井開口4にそれぞれ
接続して構成してある。
【0017】ここで、天窓接続体12は、軸線方向に伸
縮自在でかつ可撓性を有するように蛇腹状に形成された
筒体14と、該筒体14の上端に取り付けられたL型断
面の天窓側接続フレーム13と、該筒体14の下端に取
り付けられた同じくL型断面の天井開口側接続フレーム
15とから概ね構成される。そして、天窓側接続フレー
ム13は、天窓2の窓枠16にあてがった状態でネジ釘
17をねじ込んで該窓枠16に固定してあり、同様に、
天井開口側接続フレーム15は、天井開口4の開口枠1
8にあてがった状態でネジ釘19をねじ込んで該開口枠
18に固定してある。
【0018】筒体14は、天窓2や天井開口4の形状に
合わせてたとえば円筒、角筒、円錐あるいは角錐とし、
室内の用途に応じてたとえば難燃性の材料で構成した
り、室内からの見栄えを考慮してその内面を適当な仕上
げ材で仕上げることができる。なお、天窓2や天井開口
4のさまざまな形状やサイズに対応できるように、天窓
接続体12も何種類かの規格を用意しておくのがよい。
【0019】図2は、天窓2と天井開口4とが水平方向
にずれている場合についての使用形態を示した図であ
る。かかる場合であっても、天窓接続体12の筒体14
が自在に伸縮および曲げ変形することによって、天窓2
と天井開口4とがスムーズに接続されている。
【0020】以上説明したように、本実施形態に係る天
窓接続体及びそれを用いた天窓接続構造によれば、伸縮
自在でかつ可撓性を有する筒体で天窓および天井開口を
接続するようにしたので、天窓の傾斜角度の緩急、天井
開口との間隔の長短あるいは天井開口との間の水平方向
のずれは、筒体の伸縮や曲げ変形によって吸収され、天
窓および天井開口は該筒体によって無理なく接続され
る。
【0021】そのため、筒体14の蛇腹の仕様を適宜設
計しておけば、さまざまな相対位置関係の天窓と天井開
口とを無理なく接続することが可能となり、現場におい
ては、工場製作された天窓接続体12を天窓側接続フレ
ーム13、天井開口側接続フレーム15を介して天窓
2、天井開口4にそれぞれ接続するだけで足りる。
【0022】したがって、天窓と天井開口との接続作業
の効率は、囲い壁を現場で施工していた従来に比べて大
幅に改善され、作業員の負担も軽減する。
【0023】本実施形態では、筒体14と天窓側接続フ
レーム13および天井開口側接続フレーム15とを工場
で一体製作するものとしたが、これに代えて図3(a)に
示すように、天井開口側接続フレーム15aを筒体14
と切り離しておき、該筒体14の下側を現場の状況に合
わせて適宜切断した後、その下端を同図(b)に示すよう
に現場にて天井開口側接続フレーム15aの上端21に
かぶせ、次いで、同図(c)に示すように半割した一対の
取付け座金22、22を筒体14の上からあてがってボ
ルト等で締め付けるようにしてもよい。なお、筒体14
を先に天井開口側接続フレーム15aに接続し、しかる
後に該フレーム15aを開口枠18に固定するようにし
てもよい。
【0024】また、本実施形態では、筒体14の内面を
仕上げ材で構成するようにしたが、これに代えて図4
(a)に示すように反射性材料としてのアルミ箔31で筒
体14の内面を被覆するようにしてもよい。かかる構成
によれば、天窓に差し込んだ光は、途中で筒体14に吸
収されることなく、筒体14の内面で反射しながら天井
開口4まで誘導されるとともに、室内の熱も小屋裏空間
6に逃げにくくなる。
【0025】また、本実施形態では特に言及しなかった
が、図4(b)に示すように筒体14に通気孔32を設け
るようにすれば、断熱性は若干低下するものの、室内か
ら筒体14内に上昇してきた水蒸気が該通気孔32を介
して小屋裏空間6へと抜けるので、筒体14の内面では
結露が生じにくくなる。
【0026】また、本実施形態では、筒体14の内面が
室内から見えるものとしたが、図5(a)に示すように、
天井開口4にアクリル樹脂等で構成した透光性の化粧板
41を取り付けるようにすれば、筒体14の蛇腹構造を
隠すことができる。また、天井開口において防火区画が
必要になるのであれば、同図(b)に示すように網入りガ
ラス42を天井開口4に設置するようにしてもよい。
【0027】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の天窓接続体
は請求項1に記載したように、伸縮自在で可撓性を有す
る筒体の一端に天窓側接続フレームを取り付けるととも
に、該筒体の他端に天井開口側接続フレームを取り付け
たので、あらかじめ工場製作されたものを現場に搬入し
これを天窓や天井開口に取り付けるだけでよくなり、天
窓と天井開口との接続作業を効率よく行うことが可能と
なる。
【0028】また、本発明の天窓接続構造は請求項2に
記載したように、伸縮自在で可撓性を有する筒体を天窓
と天井開口との間の小屋裏空間に配置するとともに、該
筒体の上端を前記天窓に、下端を前記天井開口にそれぞ
れ接続したので、請求項1と同様、天窓と天井開口とを
効率よく接続することが可能となる。
【0029】
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る天窓接続体及びそれを用いた
天窓接続構造の鉛直断面図。
【図2】本実施形態に係る天窓接続体及びそれを用いた
天窓接続構造の作用を説明した図。
【図3】天井開口との接続構造に関する変形例を示した
図であり、(a)は天井開口側接続フレーム15aを開口
枠18に取り付けた様子、(b)は天井開口側接続フレー
ム15aに筒体の下端をかぶせた様子、(c)はその上か
ら取付け座金をあてがってボルト接合した様子をそれぞ
れ示した図。
【図4】本実施形態の変形例に係る図であり、(a)は筒
体の内面に反射性材料を被覆した様子を示した図、(b)
は筒体に通気孔を設けた様子を示した図。
【図5】本実施形態の変形例に係る図であり、(a)は天
井開口に透光性の化粧板を取り付けた様子を示した図、
(b)は天井開口に網入りガラスを取り付けた様子を示し
た図。
【図6】従来技術における天窓接続構造を示した図。
【符号の説明】
2 天窓 4 天井開口 11 天窓接続構造 12 天窓接続体 13 天窓側接続フレーム 14 筒体 15、15a 天井開口側接続フレーム 31 アルミ箔 32 通気孔

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伸縮自在で可撓性を有する筒体の一端に
    天窓側接続フレームを取り付けるとともに、該筒体の他
    端に天井開口側接続フレームを取り付けたことを特徴と
    する天窓接続体。
  2. 【請求項2】 伸縮自在で可撓性を有する筒体を天窓と
    天井開口との間の小屋裏空間に配置するとともに、該筒
    体の上端を前記天窓に、下端を前記天井開口にそれぞれ
    接続したことを特徴とする天窓接続構造。
  3. 【請求項3】 前記筒体の内面を反射性材料で被覆した
    請求項2記載の天窓接続構造。
  4. 【請求項4】 前記筒体に通気孔を設けた請求項2記載
    の天窓接続構造。
JP17853496A 1996-06-19 1996-06-19 天窓接続体及びそれを用いた天窓接続構造 Withdrawn JPH108658A (ja)

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JP17853496A JPH108658A (ja) 1996-06-19 1996-06-19 天窓接続体及びそれを用いた天窓接続構造

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JP17853496A JPH108658A (ja) 1996-06-19 1996-06-19 天窓接続体及びそれを用いた天窓接続構造

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JPH108658A true JPH108658A (ja) 1998-01-13

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JP17853496A Withdrawn JPH108658A (ja) 1996-06-19 1996-06-19 天窓接続体及びそれを用いた天窓接続構造

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008014597A (ja) * 2006-07-07 2008-01-24 Sekisui House Ltd 通風建物
JP2015017392A (ja) * 2013-07-10 2015-01-29 五洋建設株式会社 建物の防音構造
EP2896762A1 (en) * 2014-01-20 2015-07-22 FAKRO PP Sp. z o.o. Mounting method of a flexible light-bearing tunnel in a tunnel skylight

Cited By (3)

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Effective date: 20030902