JP3164326B2 - 室内機の排水処理構造 - Google Patents

室内機の排水処理構造

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JP3164326B2 JP01167193A JP1167193A JP3164326B2 JP 3164326 B2 JP3164326 B2 JP 3164326B2 JP 01167193 A JP01167193 A JP 01167193A JP 1167193 A JP1167193 A JP 1167193A JP 3164326 B2 JP3164326 B2 JP 3164326B2
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  • Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)

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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は室内機の排水処理構造に
係り、特に小屋裏にエアコンの室内機を設置する際に利
用できる。
【0002】
【背景技術】一般に、室内機と室外機とからなるエアコ
ンにおいて、通常の居室では、室内機は部屋の内壁に取
り付けられ、室外機は例えばベランダ等の室外に設置さ
れることが多い。このような、室内機の排水処理構造と
しては、室内機のドレンを、外壁に沿って下方に延出し
たドレン排出用配管を介して室外に排出している。
【0003】ところで、最近は小屋裏を居室とする3階
建て住宅が増えてきている。そして、このような小屋裏
にもエアコンが設置されることが多く、その場合にも、
小屋裏に設置された室内機からのドレンは、小屋裏から
外壁に沿い、かつ、下方に延出したドレン排出用配管に
よって室外に排出されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述のような
通常の居室における室内機の排水処理構造では、ドレン
排出用配管を室外に導くために、内壁から外壁を貫通す
るガイド穴を明けなくてはならず、その加工が面倒であ
るとともに、配管を外壁に支持させる工事等も面倒で多
くの時間がかかっているという問題があった。また、配
管は外壁に沿って露出しているので、建物の美観を損ね
るものとなっていた。
【0005】さらに、小屋裏に室内機を設置してある場
合にも、上述と同様に、配管用のガイド穴を明ける加工
が面倒であるという問題が生じている。また、ドレンを
室外に排出するように配管しなければならないことか
ら、室内機の設置場所が制約されるとともに、ドレン排
出用配管の長さが長くなるという問題もある。しかも、
配管は水勾配をつけなければならないので、施工が面倒
である。
【0006】ここに、本発明の目的は、取り付けが容易
で、建物の美観を損なわないとともに、設置場所が制約
されない室内機の排水処理構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、建物の
小屋裏居室内において前記建物の軒樋より上方かつ当該
軒樋の近傍にエアコンの室内機を設けるとともに、この
室内機のドレンを前記建物の外壁の上方を通して前記
樋に排出することを特徴とする室内機の排水処理構造と
したものである。また、本発明に係る他の室内機の排水
処理構造は、建物の小屋裏居室内において前記建物の軒
樋より上方かつ当該軒樋の近傍にエアコンの室内機を設
けるとともに、この室内機の送風口を前記建物の上階の
室内側に向け、前記室内機のドレンを前記軒樋に排出す
ることを特徴とするものである。
【0008】
【作用】このような本発明では、建物の小屋裏居室内
の、建物の軒樋より上方かつ軒樋の近傍に設けられたエ
アコンの室内機からそのドレンが軒樋に排出される。
の際、室内機からのドレンは建物の外壁の上方を通って
排出されるので、ドレン排出用配管を通すための、建物
内外壁への穴け加工等が不要となり、容易に取り付
けることができるとともに、外壁に沿うホースもないの
で建物の美観を損ねることもない。また、室内機を小屋
裏居室内において軒樋の近傍に取り付けたので、ドレン
排出用配管が短くてすみ、配管作業も容易である。
た、他の発明では、エアコンの室内機を、建物の小屋裏
居室内で、建物の軒樋より上方かつ軒樋の近傍に設け、
室内機の送風口を建物の上階の室内側に向けてあるの
で、ドレン排出用配管が短くてすみ、配管作業も容易で
あるとともに、上階の室内にエアコンの室内機を設けな
くてもよくなり、上階の室内を広く使えるようになる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の第1実施例を図面に基づいて
説明する。図1には、第1実施例に係る室内機の排水処
理構造が使用されたユニット式建物の全体が示されてい
る。ユニット式建物10は、1階建物ユニット11と、2階
建物ユニット12と、この2階建物ユニット12に載せら
れ、中央屋根ユニット13とその両側の外側屋根ユニット
14等で形成された屋根15とを備えている。外側屋根ユニ
ット14の先端には、図2にも示すように、軒樋16および
この軒樋16に連通されたよび樋17を含んで形成された軒
先部18が設けられており、この軒先部18は予め工場で、
取付け部材23を介して登り梁19に取り付けられて外側屋
根ユニット14と一体化されている。また、よび樋17には
縦樋24が接続されるようになっている。屋根15の内部、
つまり小屋裏20は居室となっており、従って、ユニット
式建物10は3階建てとされている。
【0010】本実施例の室内機の排水処理構造は、前記
小屋裏20に設置されたエアコンの室内機1に生じたドレ
ンを排出する構造である。図2にも示すように、この室
内機1は外側屋根ユニット14の床梁21上、かつ、軒先部
18の軒樋16に近い位置にベースプレート22を介して設置
されており、室内機1の送風口1Aは中央屋根ユニット13
側に向くとともに、排出口2が軒樋16側に位置してい
る。排出口2にはドレン排出用配管3が取り付けられ、
この配管3は、前記床梁21から軒先部18の側面を貫通
し、その先端は軒樋16内に達している。従って、室内機
1で生じたドレンは、排出口2から配管3を介して軒樋
16に排出され、そこから縦樋24を経て、例えば地上に流
れ出るようになっている。
【0011】このような室内機の排水処理構造では、予
め工場で、外側屋根ユニット14の先端に、軒樋16が形成
された軒先部18を取り付け、さらに小屋裏20の内部に、
室内機1を取り付ける。そして、室内機1からのドレン
排出用配管3を軒樋16の内部に到達させる こうして形成された外側屋根ユニット14を、現場で中央
屋根ユニット13等とともに2階建物ユニット12に組み合
わせ、軒樋16を縦樋24に接続する。
【0012】小屋裏20内部の室内機1には、室内空気中
の湿度が凝縮されたドレンが生じ、このドレンは配管3
を介して軒先部18の軒樋16に排出される。そして、ドレ
ンはそこから縦樋24を伝って、例えば地上に流れ出る。
【0013】前述のような本実施例によれば次のような
効果がある。すなわち、小屋裏20の室内機1は予め工場
で外側屋根ユニット14に設置されており、現場では外側
屋根ユニット14を2階建物ユニット12に組み合わせ、軒
樋16を縦樋24に接続するだけなので、現場作業が少なく
てすみ、外壁に穴明け加工等の作業も不要となり、小屋
裏20への室内機1の設置が容易に行えるという効果があ
る。
【0014】また、室内機1の排出口2は軒樋16の近
傍、かつ、高い位置にあり、排出口2と軒樋16とは配管
3により接続されているので、特に水勾配を考えなくて
もよく、室内機1で生じたドレンの排出がスムーズであ
るとともに、ドレン排出用配管3が短くてすむという効
果がある。
【0015】また、室内機1のドレンの排出は軒樋16に
行われるので、ドレン排出用配管3が外部に現れず、従
って、ドレン排出用配管3により建物の美観が損なわれ
ることがない。
【0016】図3には、本発明の第2実施例が示されて
いる。前記第1実施例では小屋裏20内に設置した室内機
1を、小屋裏20用のものとしたが、本第2実施例では、
建物の上階である2階建物ユニット12用の室内機5を小
屋裏20内に設置したものである。すなわち、本実施例で
は、室内機5の送風口5Aの向きが下向き、つまり2階建
物ユニット12の室内側に向けられて前記ベースプレート
22に設置されている。
【0017】ベースプレート22には前記送風口5Aに対応
する開口22A が形成されており、この開口22A に連続す
る通路が、2階建物ユニット12側にも形成されている。
すなわち、前記通路は、2階建物ユニット12の前記開口
22A に対応する位置の天井梁27等により構成した天井部
25に、開口22A より大きめのダクト26として形成されて
いる。従って、外側屋根ユニット14の床梁21に設置され
ている室内機5は、2階建物ユニット12の室内用として
使用できるようになっている。なお、第1実施例で使用
した部材と同一部材には同一符号を付すとともに、説明
は省略または簡略化してある。
【0018】このような本実施例でも、前記第1実施例
と同様な作用,効果を奏することができる他、2階建物
ユニット12の室内機5を外側屋根ユニット14側に設置で
きるので、2階建物ユニット12の室内がすっきりと広く
なるという効果を付加できる。
【0019】なお、本発明は前述の各実施例に限定され
るものではなく、次に示すような変形例を含むものであ
る。すなわち、前記各実施例では、外側屋根ユニット14
を、予め軒樋16が形成された軒先部18と室内機1,5と
が取り付けられたものとして形成してあるが、これに限
らず、例えば、室内機1,5を組み込んだ外側屋根ユニ
ット14に、これとは別個に軒先部18を軒先ユニットとし
て製作し、それを現場で組み立ててもよい。あるいは、
室内機1,5も現場で外側屋根ユニット14に組み込むよ
うにしてもよい。
【0020】また、第1実施例では小屋裏20用の室内機
1を、第2実施例では2階建物ユニット12用の室内機5
をそれぞれ外側屋根ユニット14に設置したが、2つの室
内機を並列させて設置し、1つは小屋裏20用に、他は2
階建物ユニット12用に使用するようにしてもよい。この
ようにすれば、1つの小屋裏空間内に小屋裏20用と2階
建物ユニット12用との室内機が設置されているので、外
側屋根ユニット14の狭い空間部位の有効利用ができると
ともに、2つの室内機のメンテナンスを集中して、か
つ、容易に行えるという効果がある。
【0021】さらに、前記第2実施例では2階建物ユニ
ット12用の室内機5を外側屋根ユニット14に設置し、そ
の送風等が可能なように、2階建物ユニット12側にダク
ト26を形成したが、要は、室内機5のドレン排出口2の
位置が軒樋16より高い位置にあればよく、そのような条
件を満たせれば、ダクト26を廃止して室内機5を直接2
階建物ユニット12の天井梁27等に設置してもよい。
【0022】また、前記各実施例では、室内機の排水処
理構造として、ユニット式建物10における室内機につい
て説明したが、ユニット式建物10に限らず、室内機1,
5のドレン排出口2の位置を軒樋16より高い位置に設け
ることができれば、軸組み工法や在来工法の建物にも利
用できる。
【0023】その他、本発明の実施の際の具体的な構造
および形状等は、本発明の目的を達成できる範囲であれ
ば他の構造等でもよい。
【0024】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の室内機
の排水処理構造によれば、建物の小屋裏居室内の、建物
の軒樋より上方かつ軒樋の近傍に設けられたエアコンの
室内機からそのドレンが軒樋に排出される。その際、室
内機からのドレンは建物の外壁の上方を通って排出され
るので、ドレン排出用配管を通すための、建物の内外壁
への穴け加工等が不要となり、容易に取り付けること
ができるとともに、外壁に沿うホースもないので建物の
美観を損ねることもない。また、室内機を小屋裏居室内
において軒樋の近傍に取り付けたので、ドレン排出用配
管が短くてすみ、配管作業も容易である。 また、他の発
明に係る室内機の排水処理構造によれば、エアコンの室
内機を、建物の小屋裏居室内で、建物の軒樋より上方か
つ軒樋の近傍に設け、室内機の送風口を建物の上階の室
内側に向けてあるので、ドレン排出用配管が短くてす
み、配管作業も容易であるとともに、上階の室内にエア
コンの室内機を設けなくてもよくなり、上階の室内を広
く使えるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る室内機の排水処理構造
が使用されたユニット式建物を示す全体斜視図である。
【図2】本発明の第1実施例に係る室内機の排水処理構
造の要部を示す縦断面図である。
【図3】本発明の第2実施例に係る室内機の排水処理構
造の要部を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1,5 室内機 2 ドレン排出口 3 ドレン排出用配管 10 ユニット式建物 14 外側屋根ユニット 16 軒樋 18 軒先部 20 小屋裏

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の小屋裏居室内において前記建物の
    軒樋より上方かつ当該軒樋の近傍にエアコンの室内機を
    設けるとともに、この室内機のドレンを前記建物の外壁
    の上方を通して前記軒樋に排出することを特徴とする室
    内機の排水処理構造。
  2. 【請求項2】 建物の小屋裏居室内において前記建物の
    軒樋より上方かつ当該軒樋の近傍にエアコンの室内機を
    設けるとともに、この室内機の送風口を前記建物の上階
    の室内側に向け、前記室内機のドレンを前記軒樋に排出
    することを特徴とする室内機の排水処理構造。
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