JPH0718773A - 下屋の上部構造 - Google Patents

下屋の上部構造

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Publication number
JPH0718773A
JPH0718773A JP16467193A JP16467193A JPH0718773A JP H0718773 A JPH0718773 A JP H0718773A JP 16467193 A JP16467193 A JP 16467193A JP 16467193 A JP16467193 A JP 16467193A JP H0718773 A JPH0718773 A JP H0718773A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
house
external wall
wall panel
small
wall
Prior art date
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Pending
Application number
JP16467193A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuro Kishida
達朗 岸田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui House Ltd
Original Assignee
Sekisui House Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui House Ltd filed Critical Sekisui House Ltd
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Publication of JPH0718773A publication Critical patent/JPH0718773A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】狭い敷地や隣地境界近傍に下屋を配置すること
ができ、下屋の上方の空間も有効利用できる。 【構成】母屋の外壁部分を構成する外壁パネル24と、
下屋10の外壁部分を構成する外壁パネル16との間
を、平坦な屋根板33がほぼ水平状態で覆っており、外
壁パネル16から外方へは延出していない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、母屋の外壁に接して設
けられる下屋の上部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】住宅において、母屋の外壁から突出する
ように、あるいは入隅に設けられる下屋は、母屋の内部
空間を拡張できるために、敷地を有効に活用することが
できる。このような下屋の上部は、通常、一方向に傾斜
した屋根によって覆われており、軒先が張り出した状態
になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、下屋の上
部は、屋根が一方向に傾斜して軒先が張り出した状態に
なっているために、狭い敷地では、屋根の一部が隣地内
に侵入するおそれがある。このような場合には、敷地境
界に近接して下屋を設けることができず、敷地を有効に
利用することができない。また、狭い敷地を有効に利用
するために下屋を設けても、上部が傾斜した屋根になっ
ていると、屋根上に物を載置したりすることができず、
利用効率に限界がある。
【0004】本発明は、このような問題を解決するもの
であり、その目的は、狭い敷地や敷地境界に近接して配
置することができ、しかも、上方の空間も有効に利用で
きる下屋の上部構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の下屋の上部構造
は、母屋の外壁部分と下屋の外壁部分との間を、平坦な
屋根板がほぼ水平状態で覆っていることを特徴とするも
のであり、そのことにより上記目的が達成される。
【0006】
【作用】本発明の下屋の上部構造では、ほぼ水平になっ
た屋根板は、母屋の外壁部分と下屋の外壁部分との間を
覆っており、下屋の外壁部分からは外方へ延出しないた
めに、隣地内に侵入するおそれがない。ほぼ水平な屋根
板上には空調室外機や植木等を載置することができ、ま
た、屋根板の上方の母屋の2階部分に開口も形成するこ
とができて、下屋の上方部分を有効に活用することがで
きる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0008】図1は本発明の下屋の上部構造の一例を示
す縦断面図、図2はその横断面図である。この下屋10
は、例えば母屋の角部に設けられた平面が長方形状の入
り隅内に配置されており、下屋10には、母屋の相互に
直交する外壁に沿った外壁がそれぞれ、外壁パネル11
(図1参照)および14(図2参照)によって構成され
ている。下屋10の上部には、入り隅よりも若干小さな
長方形状の支持枠12が配置されている。この支持枠1
2の長手方向に延びる母屋側の側縁部は、母屋に設けら
れた梁材23に支持されている。この梁材23は、母屋
における2階部分の外壁を構成する外壁パネル22(図
2参照)の下端部に取り付けられている。また、幅方向
に延びる母屋側の側縁部も、母屋における2階部分の外
壁を構成する外壁パネル24(図1参照)の下端部に取
り付けられた梁材25に支持されている。
【0009】支持枠12の長手方向に延びる外側の側縁
部は、下屋10の長手方向に延びる外壁を構成する外壁
パネル16(図2参照)に支持されており、幅方向に延
びる外側の側縁部が下屋10の幅方向に延びる外壁を構
成する外壁パネル11(図1参照)に支持されている。
この支持枠12は、例えば鋼棒を使用した水平ブレース
13によって補強されている。
【0010】支持枠12の母屋側の長手方向および幅方
向に延びる外周縁部には、上方に延出した支持プレート
14がそれぞれ設けられており、また、外側の長手方向
および幅方向に延びる側縁部には支持プレート15がそ
れぞれ設けられている。母屋側の支持プレート14は、
母屋の2階部分を構成する外壁パネル24に向かって上
方へと延出して、外方へ屈曲された後にさらに上方へ延
出するように屈曲されている。支持プレート14の上端
部は、母屋の2階部分を構成する外壁パネル22および
24の下端部に設けられた外壁水切り26の内側に位置
している。
【0011】下屋10の外壁パネル11および16側に
設けられた支持プレート15は、外壁パネル11および
16の内側面に沿って上方へ延出しており、外壁パネル
11および16の上方に位置するように屈曲されて外方
へ延出し、さらにその外側にて下方に屈曲されている。
【0012】長手方向に延びる支持プレート14および
15の間には、一対の根太17および18が水平状態で
架設されている。各根太17および18は、断面が長方
形状の中空の鋼材によって構成されている。各根太17
および18は、母屋の入り隅における長手方向のそれぞ
れの端縁よりも内側に配置されており、入り隅の内奥部
側に位置する根太17が外側の根太18よりも若干上方
に位置している。各根太17および18上には、合板3
1および断熱材32下側から積層された積層体が、わず
かに傾斜した状態で支持されている。合板31および断
熱材32の積層体は、傾斜方向の上側部分が、上側の根
太17から母屋側に延出して外壁パネル24の下方にま
で達しているが、下側部分は根太18からは延出しない
状態になっている。
【0013】合板31および断熱材32の積層体は、屋
根板33によって覆われている。この屋根板33は、下
屋10における外壁パネル11および16と、母屋にお
ける外壁パネル22および24との間を全体にわたって
覆っている。この屋根板33は、例えばPCM鋼板が使
用されており、断熱材32の上面に密着されており、下
側の根太18と外壁パネル11との間の合板31および
断熱材32が設けられていない部分では、合板31およ
び断熱材32の傾斜状態よりもさらに大きな傾斜状態に
なっている。
【0014】屋根板33は、下屋10の外壁パネル11
および16の近傍部分では、支持具15に沿って上方へ
屈曲されて、支持具15の上端部を覆うように、屈曲さ
れている。そして、外壁パネル11および16の上端部
は、支持具15および屋根板33の側縁部を覆う化粧板
19によって覆われている。
【0015】屋根板33の母屋側部分は、上方へ延出す
るように屈曲されて、外壁水切り26の内側に達してお
り、この外壁水切り26との間にシール材28が介在さ
れている。
【0016】このような構成の下屋10の上部構造は、
屋根板33がほぼ水平状態で平坦になっており、しか
も、下屋10の外壁パネル11および16よりも外方へ
と延出していないために、敷地境界に近接して配置して
も隣地内に軒先が侵入するおそれがない。屋根板33
は、ほぼ平坦になっているために、空調室外機や植木等
を載置することが可能になり、下屋10の上方の空間も
有効に活用できる。屋根板33が平坦であるために、母
屋の2階部分に開口部を形成することも可能である。さ
らには、下屋10の外壁パネル11および16の上端部
は、化粧板19によって覆われた状態になっているため
に、外観上、美観に優れている。しかも、このような下
屋の上部構造は、工場にて組み立てらることができるた
めに、建築現場では据え付け作業だけ行えばよく、施工
効率は著しく向上する。
【0017】
【発明の効果】本発明の下屋の上部構造は、このよう
に、母屋の外壁と下屋の外壁との間をほぼ水平状態にな
った平坦な屋根材によって覆われているために、下屋の
外壁から軒先が外方へ延出するおそれがなく、敷地境界
や狭い敷地においても、隣地を気にすることなく下屋を
設けることができる。屋根材上には物を載置することが
できるために、上方の空間も有効に利用することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の下屋の上部構造の一例を示す縦断面図
である。
【図2】その下屋の上部構造の横断面図である。
【符号の説明】
10 下屋 11 外壁パネル 12 支持枠 13 水平ブレース 14 支持具 15 支持具 16 外壁パネル 17 根太 18 根太 19 化粧板 22 外壁パネル 24 外壁パネル 31 合板 32 断熱材 33 屋根板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 母屋の外壁部分と下屋の外壁部分との間
    を、平坦な屋根板がほぼ水平状態で覆っていることを特
    徴とする下屋の上部構造。
JP16467193A 1993-07-02 1993-07-02 下屋の上部構造 Pending JPH0718773A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16467193A JPH0718773A (ja) 1993-07-02 1993-07-02 下屋の上部構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16467193A JPH0718773A (ja) 1993-07-02 1993-07-02 下屋の上部構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0718773A true JPH0718773A (ja) 1995-01-20

Family

ID=15797624

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16467193A Pending JPH0718773A (ja) 1993-07-02 1993-07-02 下屋の上部構造

Country Status (1)

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JP (1) JPH0718773A (ja)

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