JPH0718737Y2 - パネル割断装置 - Google Patents

パネル割断装置

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JPH0718737Y2
JPH0718737Y2 JP12455889U JP12455889U JPH0718737Y2 JP H0718737 Y2 JPH0718737 Y2 JP H0718737Y2 JP 12455889 U JP12455889 U JP 12455889U JP 12455889 U JP12455889 U JP 12455889U JP H0718737 Y2 JPH0718737 Y2 JP H0718737Y2
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panel
cutter
cutters
horizontal
screw rod
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JP12455889U
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浩 岡田
透 鈴木
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株式会社小坂研究所
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  • Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案に係るパネル割断装置は、大きなガラス等のパ
ネルを割断して、所定の大きさの液晶パネル或は標本用
スライドガラス等を造る際に利用する。
(従来の技術) 各種電子機器等の表示部に使用する液晶板、或は顕微鏡
標本の作成に使用するスライドガラスを造る場合、大型
のパネルを割断する事により、所定の大きさの液晶板、
或はスライドガラスを得る様にしている。
この様に大きなパネルを割断して所定の大きさを有する
小さな板を造る作業は、上面が平坦なテーブルの上に載
置したパネルの上面に沿って移動するカッタにより、自
動的に行なう様にしている。
即ち、第6図に示す様に、上面にパネル1を載置するテ
ーブル2の上方に、下面にカッタ3を支持した水平移動
部材4を、第6図の左右方向に亙る連続的な移動と、同
図の表裏方向に亙る一定長ずつの間欠的な移動とを自在
として設けた割断器を用い、カッタ3をパネル1の上面
に押し付けながら水平移動部材4を第6図の左右方向に
移動させ、このパネル1に第7図に鎖線aで示す様な切
れ目を形成する。鎖線aで示す第7図横方向の切れ目が
1本形成されたならば、水平移動部材4を第6図の表裏
方向に一定長だけ少し移動させた後、再び水平移動部材
4を同図の左右方向に動かす作業を繰り返して、パネル
1に第7図に鎖線a、aで示す様に互いに平行な多数の
切れ目を形成する。
第7図に鎖線a、aで示した横方向の切れ目を所望本数
だけ形成したならば、次いでテーブル2を堅軸を中心と
して90度回転させ、再び水平移動部材4を第6図の左右
方向に移動させて、パネル1に、第7図に破線b、bで
示す堅方向の切れ目を所望本数形成する。
この作業により、大きなパネル1は、鎖線a、aと破線
b、bとで囲まれた小さな矩形の板に分割される。
(考案が解決しようとする課題) ところで、パネル割断装置を用いて、カッタ3をパネル
1の上面に押し付けながら、このパネル1の割断作業を
行なう場合、同時に2個所に切れ目を入れれば、割断作
業の能率を向上させる事が出来る。
例えば、第8図に示す様な、大きなパネル5を割断し
て、7枚の小さなパネル6、6を造る場合、同図のa〜
n部分を割断するが、このa〜n部分の割断を、同時に
2個所で行なえば、割断作業に要する時間の短縮を図る
事が出来るが、割断作業の都合上、常に2個所で割断作
業を行なう事が出来ない場合があり、単に割断装置にカ
ッタを2個組み込んだだけでは、必ずしも能率の良い割
断作業を行なう事が出来ない。
即ち、第8図に示した大きなパネル5を割断して7枚の
小さなパネル6、6を造る場合、先ずh部分を割断して
から、a部分とi部分、b部分とj部分、c部分とk部
分、d部分と1部分、e部分とm部分、f部分とn部分
を、それぞれ同時に割断し、最後にg部分を割断して、
割断作業を完了する。
この為、割断装置に2個のカッタを設けた場合、そのま
までは、上記h部分とg部分との割断作業時に、一方の
カッタが割断作業の邪魔になってしまう。
本考案のパネル割断装置は、上述の様な事情に鑑みて考
案されたものである。
(課題を解決するための手段) 本考案のパネル割断装置の内、請求項1に記載されたも
のは、上面を、割断すべきパネルを載置する為の平坦面
とし、水平なY方向に亙る移動自在なテーブルと、この
テーブルの上方で、上記Y方向に対して直角で水平なX
方向に移動自在な水平移動部材と、この水平移動部材
に、上記Y方向に亙って支持された支持部材と、この支
持部材に、互いに遠近動自在に支持され、それぞれ第
一、第二のカッタを、独立して昇降自在に保持した第
一、第二のカッタ保持手段と、上記第一、第二のカッタ
同士の間隔を求めるスケールとから構成されている。
又、請求項2に記載されたものは、上面を、割断すべき
パネルを載置する為の平坦面とし、水平なX方向に亙る
移動自在なテーブルと、このテーブルの上方で、上記X
方向に対して直角で水平なY方向に配設された水平支持
部材と、この水平支持部材に、互いに遠近動自在に支持
され、それぞれ第一、第二のカッタを、独立して昇降自
在に保持した第一、第二のカッタ保持手段と、上記第
一、第二のカッカ同士の間隔を求めるスケールとから構
成されている。
(作用) 上述の様に構成される本考案のパネル割断装置により、
大きなパネルを複数の小さなパネルに割断する場合、テ
ーブルの上面に割断すべきパネルを載置すると共に、第
一、第二のカッタを上記パネルに押し付けた状態で、テ
ーブルと第一、第二のカッタ保持手段とを、X方向に亙
って相対的に移動させ、上記パネルを同時に2個所で割
断する。
又、割断作業の開始時と終了時とには、必要に応じて、
何れか一方のカッタを上昇させ、割断作業を行なわない
カッタが、作業の妨げとならない様にする。
(実施例) 次に、図示の実施例を説明しつつ、本考案を更に詳しく
説明する。
第1〜4図は本考案の第一実施例を示しており、第1図
は全体構成を示す正面図、第2図はカッタ保持手段部分
を示す部分縦断正面図、第3図は第2図の上方から見た
図、第4図は第2図のA-A断面図である。
第1図に於いて、7は基台で、この基台7の上面両端部
には、送り螺子杆8の両端部が、回転自在に支持されて
おり、この送り螺子杆8は、一端部に結合された、正転
逆転自在なモータ9により、捩り両方向に回転自在とさ
れている。又、上記基台7の上面に設けたY方向案内レ
ール10に沿って、水平なY方向(第1図の左右方向)に
亙る移動自在な移動台11の下面には、送りナット12が固
定されており、この送りナット12が、上記送り螺子杆8
の中間部に螺合している。
そして、上記移動台11の上面に、割断すべきパネルを載
置する為、上面を平坦面としたテーブル13が、堅軸を中
心とする90度の回転を自在として、設けられている。
一方、前記基台7の上面には、支柱14が設けられてお
り、この支柱14の上端部側面で、上記テーブル13の上方
に位置する部分には、上記Y方向案内レール10に対し直
角で、水平なX方向案内レール15を設け、このX方向案
内レール15に、X方向(第1図の表裏方向)に移動自在
な水平移動部材16を支承している。
上記支柱14の上端部側面には、やはり送り螺子杆17の両
端部が、回転自在に支承されると共に、この送り螺子杆
17を、図示しないモータにより、捩り両方向に回転自在
としている。そして、上記水平移動部材16の側面に固定
した送りナット18を、上記送り螺子杆17に螺合させて、
水平移動部材16をX方向に亙って駆動自在としている。
上述の様な水平移動部材16の下端部には、支持部材であ
る支持腕19を、上記Y方向(第1図の左右方向)に亙っ
て支持しており、この支持腕19に、第一、第二のカッタ
保持手段20、21を、互いの遠近動自在に支持している。
即ち、それぞれ上記支持腕19に対して摺動自在に支持し
た第一、第二のカッタ保持手段20、21の内、第一のカッ
タ保持手段20の上面に固定した支持ブラケット22には、
送り螺子杆23の基半部を、捩り方向の回転自在に支承
し、この送り螺子杆23の先半部を、第二のカッタ保持手
段21の上面に固定した送りナット24に螺合させている。
上記送り螺子杆23の基端部には、ハンドル25が固定され
ており、このハンドル25の操作により、上記第一、第二
のカッタ保持手段20、21の間隔を調節自在としている。
そして、上記支持ブラケット22の上端部には、スケール
素子26の一端を結合すると共に、上記送りナット24の上
面に固定した表示器27と上記スケール素子26とを係合さ
せる事で、上記第一、第二のカッタ保持手段20、21に保
持された第一、第二のカッタ28、29同士の距離(或は、
この距離の変化量)を、上記表示器27にデジタル表示す
る様にしている。
それぞれ第一、第二のカッタ28、29を保持した、上記第
一、第二のカッタ保持手段20、21は、それぞれ上記第
一、第二のカッタ28、29を、互いに独立して昇降自在と
しているが、この昇降機構は、第2〜4図に示す様に構
成されている。
第2〜4図に於いて、30は基板で、前記支持腕19と平行
に配設されたガイドレール(図示せず)に沿って水平移
動自在とされている。
この基板30の前面には、第一のリニアガイド31を介して
第一の昇降板32を、昇降のみ自在に装着しており、この
第一の昇降板32の前面に、第二のリニアガイド33を介し
て第二の昇降板34を、昇降のみ自在に装着している。
この第二の昇降板34の下端部に設けた軸受部35には、堅
軸を中心として回転自在なカッタホルダ36を支持し、こ
のカッタホルダ36の下端部に、横軸を中心として回転す
る円板状の第一(第二)のカッタ28(29)を装着してい
る。37は、上記カッタホルダ36の向きを変換する為のモ
ータ、38、38はカッタホルダ36の向きを検出する為のフ
ォトセンサである。この様なカッタホルダ36部分の構成
及び作用は、実開昭62-345042号公報にも開示されてい
る様に、従来から知られている為、更に詳しい説明は省
略する。
第一の昇降板32の上端部には、金属板をL字形に形成し
た第一のブラケット39が固設されており、この第一のブ
ラケット39の下面に固設した保持手段40の内側にベロフ
ラム41を、上下方向に圧縮した状態で保持している。こ
のベロフラム41の下面には、第二の昇降板34の上端部に
固設した第二のブラケット42の上面に植設した支持杆43
の上端面が突き合わされており、ベロフラム41の上側に
存在する空間44内への圧縮空気の送り込みに伴なって上
記支持杆43を下方に押し、第一の昇降板32に対して、第
二の昇降板34を下降させる方向の弾力を付与する。
第二の昇降板34の上端部には、絶縁材45を介してタッチ
センサ46が支持されており、このタッチセンサ46の下端
部が、上記第一の昇降板32に固定の部分に対向してい
る。即ち、図示の実施例に於いては、第一の昇降板32の
前面に固定され、前記第二のリニアガイド33を構成する
クロスローラ47の上端面を、上記タッチセンサ46の下端
部に対向させている。
一方、基板30の前面には、上下方向に亙って配置され、
上下2個所位置を軸受48、48によって回転自在に支持さ
れた螺子杆49を設けている。この螺子杆49の上端部に固
定した従動プーリ50と、基板30の前面に固定した、回転
角度を検出自在なステッピングモータ51の出力軸に固定
の駆動プーリ52との間には、段付ベルト53を掛け渡し
て、ステッピングモータ51の回転角度に応じた量だけ、
螺子杆49を捻り方向に回転駆動自在としている。
更に、この螺子杆49には、基板30の前面に、昇降のみ自
在に(基板30に対する回転を不能に)支承されたナット
54が螺合している。このナット54の外周縁一部は、前記
第一の昇降板32の側方に突出した上下1対の伝達腕55、
56により上下から挟まれており、螺子杆49の回転に伴な
ってナット54が昇降した場合、この伝達腕55、56を介し
て、第一の昇降板32が上下移動する様に構成している。
尚、57は、ナット54に固定した遮光板、58は、基板30の
前面に固定の支持ブラケット68の上部側面に装着した上
部フォトセンサで、上記遮光板57の上昇に伴なって光を
遮らせ、ナット54を螺子杆49の上端位置で停止させる。
又、59は、ナット54を螺子杆49の下端位置で停止させる
為の下部フォトセンサである。
上述の様に構成される本考案のパネル割断装置により、
前記第8図に示す様な大きなパネル5を割断して、複数
の小さなパネル6、6とする場合、テーブル13の上面に
割断すべき大きなパネル5を載置すると共に、第一、第
二のカッタ28、29を上記大きなパネル5に押し付けた状
態で、水平移動部材16をX方向に亙って移動させ、上記
大きなパネル5を同時に2個所で割断する。
この様な割断作業の開始に当たり、カッタ28、29による
パネル5への切り込み深さを規制するが、この規制作業
を行なう場合、先ず、ステッピングモータ51に通電し、
駆動プーリ52、段付ベルト53、従動プーリ50を介して螺
子杆49を回転させ、この螺子杆49に螺合したナット54を
上昇させて、伝達腕55、56を介して、このナット54と連
結された第一の昇降板32を上昇させ、第二の昇降板34の
前面下部に装着された第一のカッタ28(或は第二のカッ
タ29)を、パネル5の上面よりも上方に移動させる。
この状態で、基板30を支持腕19に沿って移動させ、第
一、第二のカッタ28、29を、何れもパネル5の上方に移
動させる。
その後、ステッピングモータ51を、上記と逆方向に回転
させ、螺子杆49と螺合したナット54を下降させる事で、
伝達腕55、56を介してナット54と結合された、第一の昇
降板32を下降させる。
第一の昇降板32の下降に伴ない、第二のリニアガイド33
を介してこの第一の昇降板32の前面に装着された第二の
昇降板34も下降し、第二の昇降板34の前面下端部に設け
た第一のカッタ28(或は第二のカッタ29)が、パネル5
の上面に近付く。
第一のカッタ28(或は第二のカッタ29)がパネル5の上
面に当接した瞬間、第二の昇降板34の下降は停止する
が、ステッピングモータ51への通電がそのまま継続され
る結果、第一の昇降板32のみがそのまま下降する。この
為、第二の昇降板34の上端部に固定したタッチセンサ46
の下端部が、第一の昇降板32の前面に固定したクロスロ
ーラ47の上端面から離れ、第一のカッタ28(或は第二の
カッタ29)がパネル5の上面に当接した事が知れる。
この様に、タッチセンサ46の下端部が、クロスローラ47
の上端面から離れた瞬間、ステッピングモータ51は、タ
ッチセンサ46からの信号に基づいて停止する。
以上の作業により、第一のカッタ28(或は第二のカッタ
29)をパネル5の上面に当接させるレベル調整作業が完
了し、次いで第一のカッタ28(或は第二のカッタ29)が
パネル5に形成する溝の深さを規制する、切り込み量設
定作業に移る。
パネル5への第一のカッタ28(或は第二のカッタ29)の
切り込み量の規制は、別途設けた制御器(図示省略)に
設けた制御盤の釦(テンキー等)を押し、切り込み量を
デジタル値として指示する。
この指示値は回転角度を指示する信号に変換された状態
で、制御器から螺子杆49を回転駆動する為のステッピン
グモータ51に送られ、この指示に基き上記ステッピング
モータ51は所定角度だけ回転して、螺子杆49を回転駆動
し、ナット54、伝達腕55、56を介して、第一の昇降板32
を、所望の切り込み量に見合う分だけ下降させる。
この下降に基づいて、クロスローラ47の上端面とタッチ
センサ46の下端部との間には上記切込量に見合った隙間
が形成され、下端部に第一のカッタ28(或は第二のカッ
タ29)を設けた第二の昇降板34は、この隙間寸法だけ下
降自在となる。
この場合に於いて、第二の昇降板34は、既に第一のカッ
タ28(或は第二のカッタ29)とパネル5との当接に基づ
いて下降不能である為、第二の昇降板34の下降に伴なっ
て、第一の昇降板32の上端部に固設した第一のブラケッ
ト39の下面と、第二の昇降板34の上端部に固設した第二
のブラケット42の上面との間に設けられたベロフラム41
が、第一の昇降板32の下降量分だけ上方に変位する。第
一のカッタ28(或は第二のカッタ29)をパネル5の上面
に押圧する力はベロフラム41の上側に存在する空間44内
に供給された圧縮空気に基づいて発生する。
この為、パネル5の上面がうねっていた場合に於いて
も、ベロフラム41の伸縮により、第一のカッタ28及び第
二のカッタ29が、このうねりに追随する事が出来、この
場合に於ける荷重変化も少なく抑えられる。
上述の様にして、第一、第二のカッタ28、29を、テーブ
ル13の上面に載置された大きなパネル5の上面に突き合
わせると共に、切り込み量の設定を完了したならば、図
示しないモータ等により送り螺子杆23(第1図)を回転
し、送りナット24、水平移動部材16、支持腕19、第一、
第二のカッタ保持手段20、21を介して、第一、第二のカ
ッタ28、29を、X方向(第1図の表裏方向)に移動さ
せ、上記パネル5を、同時に2箇所で割断する。
この割断作業を終えたならば、第一、第二のカッタ28、
29をパネル5から外した状態で、モータ9、送り螺子杆
8、送りナット12、移動台11を介して、前記テーブル13
をY方向(第1図の左右方向)に所定量だけ移動させ、
再び上記パネル5を、別の2箇所で割断する。この割断
作業の際、水平移動部材16の移動方向は、前述の割断作
業の場合とは逆とする。従って、前記カッタホルダ36の
向きは、前述の割断作業の場合と180度変換しておく。
この変換作業は、モータ37への通電と、フォトセンサ3
8、38による位置検出とで行なう。
又、割断作業の開始時と終了時とには、第一のカッタ28
と第二のカッタ29との一方のみによる割断作業を行なう
が、この場合は必要に応じて、何れか一方のカッタを上
昇させ、割断作業を行なわないカッタが、作業の妨げと
ならない様にする。即ち、割断作業を行なわないカッタ
を保持した保持手段を構成するステッピングモータ51に
通電し、駆動プーリ52、段付ベルト53、従動プーリ50を
介して螺子杆49を回転させ、この螺子杆49に螺合したナ
ット54を上昇させて、伝達腕55、56を介してこのナット
54と連結された第一の昇降板32を上昇させる事により、
第二の昇降板34の前面下部に装着された第一のカッタ28
(或は第二のカッタ29)を、パネル5の上面よりも上方
に移動させ、このカッタが、他のカッタの割断作業の妨
げとならない様にする。
次に、第5図は本考案の第二実施例を示している。
前述の第一実施例が、大きなパネル5の割断作業を行な
う際、テーブル13を固定したまま、水平移動部材16に支
持した第一、第二のカッタ28、29をX方向に移動させて
いたのに対し、本実施例の場合は、第一、第二のカッタ
28、29を固定したまま、テーブル13をX方向に移動させ
る様にしている。
即ち、上面にテーブル13を設けた移動台11は、基台7の
上面に配設されたX方向ガイドレール60に沿う移動を自
在とされており、移動台11の下面に固定した送りナット
61と、基台7の上面に配設した送り螺子杆62との螺合に
より、上記テーブル13の、X方向に亙る移動を自在とし
ている。
一方、基台7の両端部上面に植設した1対の支柱63、63
に両端部を支持する事で、上記テーブル13の上面と平行
に配設された、水平支持部材である梁64には、第一、第
二のカッタ保持手段20、21が、水平なY方向の移動自在
に支承されており、この内の第一のカッタ保持手段20に
固定の送りナット65と、上記梁64と平行に配設され、正
転逆転自在なモータ67により捩り両方向に回転自在な送
り螺子杆66との螺合により、上記第一のカッタ保持手段
20の、Y方向(第5図の左右方向)に亙る移動を自在と
している。
上記第一のカッタ保持手段20と第二のカッタ保持手段21
との間には、送り螺子杆23と送りナット24とによる距離
調節機構を設けると共に、第一、第二のカッタ保持手段
20、21の間に、スケール素子26と表示器27とによる距離
表示機構を設け、第一、第二のカッタ保持手段20、21の
間隔調整を自在とすると共に、この間隔を知れる様にす
る事等、その他の構成は、前述の第一実施例の場合と同
様である。
又、本実施例の場合、テーブル13の上面に載置したパネ
ルを割断する場合には、テーブル13をX方向に移動さ
せ、割断位置を変える場合には、第一、第二のカッタ保
持手段20、21をY方向に移動させる。その他の作用は、
前述の第一実施例の場合と同様である。
(考案の効果) 本考案のパネル割断装置は、以上に述べた通り構成され
作用する為、ガラス等のパネルの割断作業を能率良く行
なう事が出来る。
【図面の簡単な説明】
第1〜4図は本考案の第一実施例を示しており、第1図
は全体構成を示す正面図、第2図はカッタ保持手段部分
を示す部分縦断正面図、第3図は第2図の上方から見た
図、第4図は第2図のA-A断面図、第5図は本考案の第
二実施例を示す、第1図同様の図、第6図は従来のパネ
ル割断装置の全体構成を示す略側面図、第7図はパネル
に形成する割断線の第1例を示す平面図、第8図は同じ
く第2例を示す平面図である。 1:パネル、2:テーブル、3:カッタ、4:水平移動部材、5:
大きなパネル、6:小さなパネル、7:基台、8:送り螺子
杆、9:モータ、10;Y方向案内レール、11:移動台、12:送
りナット、13:テーブル、14:支柱、15:X方向案内レー
ル、16:水平移動部材、17:送り螺子杆、18:送りナッ
ト、19:支持腕、20:第一のカッタ保持手段、21:第二の
カッタ保持手段、22:支持ブラケット、23:送り螺子杆、
24:送りナット、25:ハンドル、26:スケール素子、27:表
示器、28:第一のカッタ、29:第二のカッタ、30:基板、3
1:第一のリニアガイド、32:第一の昇降板、33:第二のリ
ニアガイド、34:第二の昇降板、35:軸受部、36:カッタ
ホルダ、37:モータ、38:フォトセンサ、39:第一のブラ
ケット、40:保持手段、41:ベロフラム、42:第二のブラ
ケット、43:支持杆、44:空間、45:絶縁材、46:タッチセ
ンサ、47:クロスローラ、48:軸受、49:螺子杆、50:従動
プーリ、51:ステッピングモータ、52:駆動プーリ、53:
段付ベルト、54:ナット、55、56:伝達腕、57:遮光板、5
8:上部フォトセンサ、59:下部フォトセンサ、60:X方向
ガイドレール、61:送りナット、62:送り螺子杆、63:支
柱、64:梁、65:送りナット、66:送り螺子杆、67:モー
タ、68:支持ブラケット。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上面を、割断すべきパネルを載置する為の
    平坦面とし、水平なY方向に亙る移動自在なテーブル
    と、このテーブルの上方で、上記Y方向に対して直角で
    水平なX方向に移動自在な水平移動部材と、この水平移
    動部材に、上記Y方向に亙って支持された支持部材と、
    この支持部材に、互いに遠近動自在に支持され、それぞ
    れ第一、第二のカッタを、独立して昇降自在に保持した
    第一、第二のカッタ保持手段と、上記第一、第二のカッ
    タ同士の間隔を求めるスケールとから成るパネル割断装
    置。
  2. 【請求項2】上面を、割断すべきパネルを載置する為の
    平坦面とし、水平なX方向に亙る移動自在なテーブル
    と、このテーブルの上方で、上記X方向に対して直角で
    水平なY方向に配設された水平支持部材と、この水平支
    持部材に、互いに遠近動自在に支持され、それぞれ第
    一、第二のカッタを、独立して昇降自在に保持した第
    一、第二のカッタ保持手段と、上記第一、第二のカッタ
    同士の間隔を求めるスケールとから成るパネル割断装
    置。
JP12455889U 1989-10-26 1989-10-26 パネル割断装置 Expired - Lifetime JPH0718737Y2 (ja)

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