JP2005132685A - 自動ガラススクライバー - Google Patents

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Abstract

【課題】 自動ガラススクライバーの分断処理能力を上げる。
【解決手段】 テーブルガイドレール3に沿ってY方向に移動可能なY−θテーブル10を備え、該テーブルガイドレール3を跨いでX方向に直交するフレーム上にZ方向移動可能なワーク分断ユニット120をX方向移動可能に設けた自動ガラススクライバー400において、フレームの上面に複数のX方向駆動ユニット110を並列に複数列配し、該複数のX方向駆動ユニット110と、先端にカッターを備えフレーム側面上でX方向ガイドレールに沿って移動可能な複数のワーク分断ユニット120とをカッターヘッドブラケット141で夫々連結して複数のカッターヘッド組立ユニット140を構成し、隣接するワーク分断ユニット120同士の移動可能エリアの一部が重なる様に配したカッターヘッド組立ユニット140をメインコントローラーにより集中的に制御した。
【選択図】 図1

Description

本発明は自動ガラススクライバーに関する。
各種電子機器部品等の表示部に使用する液晶板あるいは顕微鏡標本の作成に使用するスライドガラスを造る場合、大型のパネルを分割することにより所定の大きさのガラス基板を得る。ガラス基板の切断には、切断装置の載物面上に真空吸着等の手段でガラス基板を固定し、ガラス基板の片面側にその外周部が超硬合金、ダイヤモンド等の硬質部材で形成されたホイール状のカッターにより、スクライブと呼ばれる線状の条痕を施し、反対面側よりプレス、またはローラー等の押圧手段によりスクライブ線に沿って加圧し、ガラス基板のスクライブ溝に発生した基板面に対し垂直方向のクラックを進展させて切断する、いわゆるスクライブ法が一般的に行われ、これを自動装置化した自動ガラススクライバーが用いられている。
以下背景技術を図8〜11を用いて説明する。図8は背景技術における自動ガラススクライバーの平面図を、図9は図8の側面図を、図10は背景技術におけるツインカッターヘッドを備えた自動ガラススクライバーの一例を示す側面図を、図11は背景技術におけるツインカッターヘッドを備えた自動ガラススクライバーの他の一例を示す斜視図である。
図8、9に示す様に、従来の自動ガラススクライバーは、長方形をしたベース1上において、長手方向に並設した2本のガイドレール台2を設け、その上に、夫々テーブルガイドレール3を固定しておく。そして、その2本のテーブルガイドレール3の中央部には、該テーブルガイドレール3に平行してY方向ボールネジ4を2個の軸受5で支持している。Y方向ボールネジ4の軸線延長上には正転及び逆転が可能なY方向モータ7を設け、その出力軸とY方向ボールネジ4をカップリング8で接続している。Y方向ボールネジ4にはY方向ボールナット9が嵌合し、そのY方向ボールナット9はY−θテーブル装置10の底面に固定している。Y−θテーブル装置10の底面にはまたガイドブロック11を4個取付け、そのガイドブロック11をテーブルガイドレール3と摺動自在に嵌合している。
ベース1のY方向略中央部分では、テーブルガイドレール3を跨いで、カッターヘッドガイド12及びX方向ボールネジ13を支持柱6で支持している。X方向ボールネジ13の一端には、正逆転可能なX方向モータ14を接続し、中間部にはX方向ボールナット15を嵌合している。カッターヘッドガイド12にはカッターヘッド組立16を摺動自在に嵌合し、カッターヘッド組立16にはカッター17を取付けている。X方向ボールナット15とカッターヘッド組立16は一体化しているので、カッターヘッド組立16に固着したカッター17はX方向に移動自在である。又、カッター17はカッターヘッド組立16上でZ方向に移動可能な構造となっている。
Y−θテーブル装置10は上面テーブル21とベーステーブル22から成る。ベーステーブル22の側面には、正逆転可能なテーブル回転モータ23が取り付けられ、その出力軸に取付けられたピニオン24は上面テーブル21の一端面に設けられたセクター25と噛み合っている。上面テーブル21はテーブル回転モータ23によってベーステーブル22に対し90度回動可能である。
自動ガラススクライバー100を使用する場合は、先ず、ワーク26(ガラス基板)を固着する為、Y方向送りモータ7によってY−θテーブル装置10を支持柱6が邪魔にならない位置迄移動した後、上面テーブル21上にワーク26(ガラス基板)を固定する。ワーク26(ガラス基板)のアライメントマークをモニターしながら、微調モータ27を用いてワーク26(ガラス基板)の位置を微調後、カッター17を降ろす。その後、Y方向送りモータ7によって、Y−θテーブル装置10をY軸方向に送りながら、ワーク26(ガラス基板)をその端面迄スクライブする。次に、カッター17をZ方向に上げた状態で、Y−θテーブル装置10をY方向に戻してから、X方向送りモータ14でカッターヘッド組立16をX方向に送り、次のスクライブ位置に達したら再びカッター17を降ろし、Y−θテーブル装置10をY軸方向に移動させながらワーク26(ガラス基板)をスクライブし、この工程を繰り返すことで一定方向の全てのスクライブを行う。これが完了したら、テーブル回転モータ10によって上面テーブル21を90度回転させ、それに搭載したワーク26(ガラス基板)の向きを90度回転させた後、再びY−θテーブル装置10及びカッター17に、テーブル回転前と同様の動きをさせることで、先に施したスクライブ線と直交するスクライブ線を刻んでいく。
ところで生産効率向上の為に、ワークを大型化をする事で一枚から切り出す枚数を増やすことが行われる様になるにつれて、上記のシングルカッター式自動ガラススクライバーでは分断時間が長く掛かり、又、カッターヘッド移動量が大きくなることで、製品の誤差寸法が累積的に大きくなってしまう問題が生じた。そこで、カッターを2個装着するツイン方式が登場した。その一例を実公平7−18737に基づいた図10を用いて説明する。
移動台31の上面に設けられたテーブル32は移動台31上で90度回転自在である。また基台33上のY方向案内レール34に沿ってY方向に移動自在な移動台31の底面に固定された送りナット35は、基台33上に設けた正逆転可能なモータ36の出力軸と連動する螺子杆37と嵌合している。一方、支柱38に支持されたX方向案内レール39によって支承された水平移動部材40はモータによりX方向に駆動自在であり、水平移動部材40の下端には支持腕41が設けられ、該支持上腕41には第1のカッター保持手段42、第2のカッター保持手段43が、ハンドル44の操作により遠近動自在可能に付いている。又、各カッター保持手段にはカッター45、46が昇降自在に付いている。テーブル32上にはワーク47が載る。この自動ガラススクライバー200を用いてワーク47をスクライブする場合は、カッター45、46をワーク47に押圧して第1カッター保持手段42及び第2カッター保持手段43をX方向に移動させ、同時に2箇所でスクライブする。テーブル32のY方向移動機能はワーク47をスクライブ幅分だけ送る為に、又、テーブル32の90度回転機能は、X方向にしか移動しないカッター45、46でスクライブ加工済みの辺と直交する辺をスクライブする為に設けてある。スクライブ開始時と終了時には必要に応じて作業を行わない何れかのカッターを上昇させることもできる。
カッターを2個装着したもう一つの例として特開2000−86262に基づいた図11を用いて説明する。支持柱51とガイドバー52から成るガントリー53はレール54に沿ってガイドバー52と直交するY方向に移動可能であり、移動部材55はガイドバー52上をX方向に移動可能である。また移動部材55上にはホルダー支持体56が回動手段57(モーター)を介して90度回動可能に設けられ、ホルダー支持体56上にはリニアモータによってガイドに沿って自在に移動可能な2個の台座58、59が設けてある。また夫々の台座58、59上には下端にカッター60、61を有するスクライブヘッド62、63が設けてある。以上の構成の自動ガラススクライバー300はテーブル64は固定しているが、スクライブヘッド62、63がテーブル64に対してX方向及びY方向に移動可能である。スクライブに際しては先ずY方向に2条づつスクライブし、それが終了したらホルダー支持体56を90度回動させた後X方向に移動させて2条づつスクライブする。
特開2000−86262号広報 実公平7−18737号広報
実公平7−18737の場合、カッターをツイン化することでスクライブ能力が向上してスクライブ時間が短縮した。しかし、スクライブ位置を変えていく場合、2個のカッターがワンセットとなって移動し、しかも2個のカッター間距離設定が手動式の為、スクライブ工程中でのスクライブピッチの自在変更は不可能である。更に近年はスクライブ効率を上げる為、2個より多くのカッターで同時にスクライブする要求もある。しかしその構造上、ツインから更に3個以上のマルチ化への展開はその構成が複雑化して高価なものになる問題があった。
特開2000−86262の場合、カッターを2個備えたツイン式であり、更に2個のカッターがワンセットで移動するのは実公平7−18737と同じであるが、2個のカッター間の距離設定が自動の為、スクライブの途中でのスクライブピッチの変更は可能である。しかしX方向への移動が二重構造で複雑化しており、又トルクに対し不安定な回動手段を介している為スクライブ寸法精度を出し難い問題がある。又その構造上、ツインから更に3個以上のマルチ化への展開はその構成が複雑化して高価なものになる問題があった。
本発明は上記課題を解決するために成されたものである。解決する手段として、本発明の請求項1記載に係わる発明は、回転可能で且つテーブルガイドレールに沿ってY方向に移動可能なY−θテーブルを備え、該テーブルガイドレールを跨いでY方向に直交するフレーム上にZ方向移動可能なワーク分断ユニットをX方向移動可能に設けた自動ガラススクライバーにおいて、前記フレームの上面に並列に複数列配した複数のX方向駆動ユニットと、先端にカッターを備え前記フレーム側面上でX方向ガイドレールに沿って移動可能な複数のワーク分断ユニットとを備えて、前記複数のX方向駆動ユニットと前記複数のワーク分断ユニットとをカッターヘッドブラケットを介してそれぞれ連結して複数のカッターヘッド組立ユニットを配設したことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項2記載に係わる発明は、前記複数のワーク分断ユニットは、それぞれZ方向に移動可能な駆動手段を備えていることを特徴とするものである。
また、本発明の請求項3記載に係わる発明は、前記複数のカッターヘッド組立ユニットは、それぞれ独立してX及びZ方向に移動可能であることを特徴とするものである。
また、本発明の請求項4記載に係わる発明は、前記複数のカッターヘッド組立ユニットは、隣接するワーク分断ユニット同士の移動可能エリアの一部が重なる様に配されていることを特徴とするものである。
また、本発明の請求項5記載に係わる発明は、前記複数のカッターヘッド組立ユニットをメインコントローラーにより集中的に制御していることを特徴とするものである。
また、本発明の請求項6記載に係わる発明は、前記複数のX方向駆動ユニットを2列に配したことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項7記載に係わる発明は、前記複数のカッターヘッド組立ユニットの総数が2〜4個であることを特徴とするものである。
また、本発明の請求項8記載に係わる発明は、前記ワーク分断ユニットにはワーク面上に凸部が存在した場合にカッターが逃げる手段を備えていることを特徴とするものである。
本発明に使用するX方向駆動ユニットはその構造がシンプルである。このX方向駆動ユニットを必要に応じてスペースに余裕のあるフレームの上面に並列に配置し、該X方向駆動ユニットと連動するワーク分断ユニットをフレーム側面の同一ガイド上に摺動自在に設ける事でスクライブカッターマルチ化への展開が容易になり、生産性の高い自動ガラススクライバーを得ることができた。また構造がシンプルなX方向駆動ユニットをスペースに余裕のあるフレームの上面に配するので高剛性の構成を容易に実現でき、その結果スクライブ寸法精度の高い自動ガラススクライバーを得ることができた。
マルチ化したカッターヘッド組立ユニットを集中的に制御し、各カッターヘッド組立ユニットに仕事を最適化して分配することにより分断処理能力がカッター数の増設分以上に向上し、分断時間が短縮された。又、カッター等の調整作業や交換も一度に可能となるのでメンテナンスに要する作業時間の短縮という効果も生み出した。又、自在にピッチを設定することで、必要に応じてスクライブ幅の異なる製品を混在して生産することも可能になった。
次に本発明を実施するための最良の形態を図1〜7を用いて説明する。図1は本発明の自動ガラススクライバーの平面図を、図2は図1の側面図を、図3は図1中のフレーム組立部の拡大平面図を、図4は図3中のワーク分断ユニット部分の平面図を、図5は図4中の矢視C図で、ワーク分断ユニットの正面図を、図6は図4中の矢視D図で、ワーク分断ユニットの側面図を、図7は本発明に用いたX方向駆動ユニットの各種配列を示す平面図である。ところで、図1、2に示した本発明の自動ガラススクライバーは、フレーム組立ユニット部を除いて、図8、9を用いて背景技術で説明した自動ガラススクライバーと同じである。従って、背景技術で説明した構成部品と全く同一部品は同一符号を付し、簡単な説明にとどめ、また発明の要旨に直接関係しない部分の説明は省略した。
図1、2に示す本発明の自動ガラススクライバー400は、背景技術で説明した自動ガラススクライバー100と同様に、長方形のベース1上に並設した2本のガイドレール台2上に、夫々テーブルガイドレール3を固定してある。そして、その2本のテーブルガイドレール3の中央部にはY方向ボールネジ4が軸受5で支持され、Y方向ボールネジ4の軸線上には正転及び逆転が可能なY方向モータ7が設けられ、その出力軸はY方向ボールネジ4とカップリング8で接続している。Y−θテーブル装置10の底面には、Y方向ボールネジ4に嵌合したY方向ボールナット9及びテーブルガイドレール3と摺動自在に嵌合している4個のガイドブロック11が取り付けられている。ワーク26を載置するY−θテーブル装置10は上面テーブル21とベーステーブル22から成り、上面テーブル21はテーブル回転モータ23によってベーステーブル22に対し90度回動可能である。
ベース1のY方向略中央部分には、支柱101に支えられ、テーブルガイドレール3を跨いでY方向に直交するフレーム151の上面に4個のX方向駆動ユニット110を2列並列に配し、該4個のX方向駆動ユニット110と、先端にカッター17を備えフレーム151側面上でY方向ガイドレール152に沿って移動可能な4個のワーク分断ユニット120とをカッターヘッドブラケット141で夫々連結して構成した4個のカッターヘッド組立ユニット140からなるフレーム組立150がある。このフレーム組立150が本発明の自動ガラススクライバー400における主要構成部品である。
図3に拡大して示した様に、X方向駆動ユニット110は、正逆転可能なX方向モータ111の出力軸とX方向ナットブロック112を固定したX方向ボールナット113を嵌合したX方向ボールネジ114とをカップリング115を介して連結している。このX方向駆動ユニット110をXモータブラケット116及び軸受117を用いてフレーム151上面に2列に合計4個取付けている。
次に、カッター17をZ方向に移動可能な駆動手段を有するワーク分断ユニット120の構成を図4〜図6を用いて説明する。L形をしたZモータブラケットB121にはXガイドブロック122を有するベースプレート123が取付いている。又、正逆転可能なZ方向モータ124がZモータブラケットB121を介して、L形をしたZモータブラケットA125に固定されている。ZモータブラケットB121上にはZ方向ガイドレール下126が設けられ、ナットブラケット127の底面に取付けられた下ガイドブロック128を案内している。ナットブラケット127上面には、Z方向ボールナット129を有するZ方向ナットブロック131が固定され、Z方向ボールナット129はZ方向モータ124の出力軸に連動するZ方向ボールネジ132と嵌合している。ナットブラケット127上面には、ワーク26上に凸部が存在した場合にカッター17の逃げを可能にするカッター逃げ手段を介してカッター17が取り付いている。即ち、ナットブラケット127上面には、Z方向ガイドレール上133が設けてあり、カッターブラケット134底面に取付けられた上ガイドブロック135を案内している。ナットブラケット127上面にはエアーシリンダー136が設けられており、その出力軸は下端にカッターホルダー137を介してカッター17が取付けられているカッターブラケット134の上端と接触している。カッター17はZ方向モータ124の出力によりZ方向に移動可能である。ベースプレート123に設けたXガイドブロック122をフレーム151の側面に設けたX方向ガイドレール152と嵌合することで、ワーク分断ユニット120はフレーム151側面上でX方向摺動自在に取付けられる。
X方向駆動ユニット110とワーク分断ユニット120をカッターヘッドブラケット141で連結してカッターヘッド組立ユニット140を構成する。カッターヘッドブラケット141は短型と長型の2種類に大別出来る。短型ブラケットは、フレーム151のワーク分断ユニット120取付け側面に近い列に配したX方向駆動ユニット110とワーク分断ユニット120を連結し、長型ブラケットは遠い列に配したX方向駆動ユニット110とワーク分断ユニット120を連結する。
4個のX方向ナットブロック112が移動可能範囲を移動した時、該ナットブロック112と連動する4個のワーク分断ユニット120先端に設けたカッター17のX方向移動範囲が、隣接するワーク分断ユニット120のカッター17のX方向移動範囲と端部において重なる様に、X方向駆動ユニット110の形状と配置、並びにカッターヘッドブラケット141の形状を併せて決定する。
尚、詳細な説明は省略するが、本発明の自動ガラススクライバー400は各カッターヘッド組立ユニット140をプログラムに従って独立してX方向及びZ方向に制御可能であるが、それと同時に、移動可能エリアと干渉防止エリアをコンピュータ管理することでユニット同士が干渉しない様に集中制御するメインコントローラーを備えている。このメインコントローラーにより、プログラムに従い最も効率的手順でワーク26をスクライブする様全てのカッターヘッド組立ユニット140を集中制御している。
本発明の自動ガラススクライバーに使用するカッターヘッド組立ユニット140の総個数はスクライブしたいワーク26の大きさに依って決めていく。実施例として、X方向駆動ユニット110の配列を図7を用いて説明する。カッターヘッド組立ユニット140の総個数が2個で配列を2列にする場合は、図7(a)若しくは図7(b)に示す様になる。またX方向駆動ユニット110の配列が2列で、X方向駆動ユニット110の総個数が3個の場合は図7(c)に示した配列とする。X方向駆動ユニット110の配列が2列でX方向駆動ユニット110の総個数が4個の場合は図7(d)のような配列とするが、これは最良の形態で詳述した通りである。以上はX方向駆動ユニット110をX方向の1列中に1〜2個配置する場合だけを例に挙げて説明した。しかし、将来ワークが更に大型化した場合は、必要に応じて1列に配置する個数を増やしていくことも勿論可能である。
ところで本発明では全て2列を例に説明した。列数が増えるとカッターヘッドブラケット141が長くなり、スクライブ寸法精度を出し難くなる。これを補完するためにはカッターヘッドブラケット141の剛性アップが必要になるので2列が最適である。しかし本発明のX方向駆動ユニット110の配列列数に制限は無い。
本発明の自動ガラススクライバーの平面図である。 図1の側面図である。 図1中のフレーム組立部の拡大平面図である。 図3中のワーク分断ユニット部の平面図である。 図4中の矢視C図でである。 図4中の矢視D図である。 本発明に用いたX方向駆動ユニットの各種配列を示す平面図である。 背景技術におけるシングルカッターを備えた自動ガラススクライバーの平面図である。 図8の側面図である。 背景技術におけるツインカッターを備えた自動ガラススクライバーの一例を示す側面図である。 背景技術におけるツインカッターを備えた自動ガラススクライバーの他の一例を示す斜視図である。
符号の説明
3 テーブルガイドレール
4 Y方向ボールネジ
7 Y方向モータ
9 Y方向ボールナット
17、45、46、60、61 カッター
10 Y−θテーブル装置
26、47 ワーク(ガラス板)
34 Y方向案内レール
52 ガイドバー
54 レール
55 移動部材
56 ホルダー支持体
57 回転手段
62、63 スクライブヘッド
110 X方向駆動ユニット
111 X方向モータ
120 ワーク分断ユニット
124 Z方向モータ
126 Z方向ガイドレール下
133 Z方向ガイドレール上
136 エアーシリンダー
140 カッターヘッド組立ユニット
141 カッターヘッドブラケット
150 フレーム組立
151 フレーム
152 X方向ガイドレール
100、200、300、400 自動ガラススクライバー

Claims (8)

  1. 回転可能で且つテーブルガイドレールに沿ってY方向に移動可能なY−θテーブルを備え、該テーブルガイドレールを跨いでY方向に直交するフレーム上にZ方向移動可能なワーク分断ユニットをX方向移動可能に設けた自動ガラススクライバーにおいて、前記フレームの上面に並列に複数列配した複数のX方向駆動ユニットと、先端にカッターを備え前記フレーム側面上でX方向ガイドレールに沿って移動可能な複数のワーク分断ユニットとを備えて、前記複数のX方向駆動ユニットと前記複数のワーク分断ユニットとをカッターヘッドブラケットを介してそれぞれ連結して複数のカッターヘッド組立ユニットを配設したことを特徴とする自動ガラススクライバー。
  2. 前記複数のワーク分断ユニットは、それぞれZ方向に移動可能な駆動手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載の自動ガラススクライバー。
  3. 前記複数のカッターヘッド組立ユニットは、それぞれ独立してX及びZ方向に移動可能であることを特徴とする請求項1又は2に記載の自動ガラススクライバー。
  4. 前記複数のカッターヘッド組立ユニットは、隣接するワーク分断ユニット同士の移動可能エリアの一部が重なる様に配されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載の自動ガラススクライバー。
  5. 前記複数のカッターヘッド組立ユニットをメインコントローラーにより集中的に制御していることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1つに記載の自動ガラススクライバー。
  6. 前記複数のX方向駆動ユニットを2列に配したことを特徴とする請求項1記載の自動ガラススクライバー。
  7. 前記複数のカッターヘッド組立ユニットの総数が2〜4個であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1つに記載の自動ガラススクライバー。
  8. 前記ワーク分断ユニットにはワーク面上に凸部が存在した場合にカッターが逃げる手段を備えていることを特徴とする請求項2に記載の自動ガラススクライバー。
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