JP3534525B2 - パラレルシーム接合方法及びパラレルシーム接合装置 - Google Patents

パラレルシーム接合方法及びパラレルシーム接合装置

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JP3534525B2 JP05096796A JP5096796A JP3534525B2 JP 3534525 B2 JP3534525 B2 JP 3534525B2 JP 05096796 A JP05096796 A JP 05096796A JP 5096796 A JP5096796 A JP 5096796A JP 3534525 B2 JP3534525 B2 JP 3534525B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は,半導体集積回路
や水晶振動子などを収容してなるセラミックや金属製な
どの外囲器と蓋とを接合するのに適したパラレルシーム
接合装置に関する。
【0002】
【従来技術】 半導体集積回路や水晶振動子などの回路
素子を気密封止するパラレルシーム接合装置は,一般に
外囲器であるコバール製フレームを有するセラミックパ
ッケージとコバール製の蓋とを重ねておき一対のローラ
状の接合用電極がその上を加圧しながら回動し,これら
一対のローラ状の接合用電極の一方から蓋を通して他方
へ電流を流すことにより外囲器と蓋とを連続線状に接合
する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】 このパラレルシーム
接合装置において,多数の被接合物(ワーク)を接合す
るときには,ワークを一直線状又は直交座標状に配設し
て順次接合する。この場合に,各接合作業ごとにローラ
電極の作業接触面にはわずかに滓が付着する。したがっ
て同じ軌跡を繰り返すと,ある程度の作業回数の後には
接合作業に耐えられない程度に電極表面の平坦度が低下
するので,一端作業を中止して電極の研磨または交換を
する必要がある。これでは,作業が効率的には進行しな
い。
【0004】 本発明ではシーム接合する作業におい
て,多数連続作業するときに,連続作業時間を伸ばすこ
とを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】 この課題を解決するた
め,本発明では以下の手段を提案するものである。すな
わち,複数の被接合物をパレット上に間隔をおいて配設
し,これら複数の被接合物の縁を加圧しながら回動する
一対のローラ電極の間に電流を流してシーム接合するパ
ラレルシーム接合方法において,ローラ電極の各有効幅
の一端から開始して,接合作業を行い,この接合作業の
1回または設定回数ごとにローラ電極の間隔を僅かな1
ピッチだけ移動し,これを各接合作業ごとに繰り返し
て,ローラ電極の有効幅の範囲を一様に移動利用するこ
とを提案するものである。
【0006】 また,以下の手段も提案する。すなわ
ち,複数の被接合物をパレット上に間隔をおいて配設
し,これら複数の被接合物の縁を加圧しながら回動する
一対のローラ電極の間に電流を流してシーム接合するパ
ラレルシーム接合装置において,ローラ電極の各有効幅
の一端を被接合物の縁に設定するステップと,接合作業
をするステップと,この接合作業の1回または設定回数
ごとにローラ電極の間隔を僅かな1ピッチだけ移動する
ステップと,これを各接合作業ごとに繰り返して,一対
のローラ電極の有効幅の限界を繰り返すステップとを備
えて,これら各ステップについて,あらかじめ記憶させ
たCPUのデータにより制御することを特徴とするパラ
レルシーム接合装置を提案する。
【0007】 また,この装置を実現する機構について
以下の手段を提案する。すなわち,一対のローラ電極を
個別に懸下し,その一方を可動して間隔を設定するδ設
定機構を有する接合ヘッドと,この接合ヘッドを上下方
向に可動とするZ軸昇降機構と,このZ軸昇降機構を左
右方向に可動とするX軸移動機構と,このX軸移動機構
を前後方向に可動とするY軸進退機構とを備え,一対の
ローラ電極の各有効幅の一端を被接合物の縁に設定する
ステップと,接合作業をするステップと,この接合作業
の1回または設定回数ごとに前記ローラ電極の間隔を僅
かな1ピッチだけ移動するステップと,これを各接合作
業ごとに繰り返して,前記一対のローラ電極の有効幅の
限界を繰り返すステップとを設け,これら各ステップに
ついて,あらかじめ記憶させたCPUのデータによりδ
設定機構とZ軸昇降機構とX軸移動機構とY軸進退機構
とに制御信号を与えることを提案する。
【0008】
【発明の実施の形態】
【実施例】 図1は,本発明にかかるパラレルシーム接
合装置におけるワークの配置の一例を示す図である。図
に示すように各ワーク2はパレット4の上に直交座標状
に縦5個,横5個の計25個が配列される。初めに(1)
の位置のワークの左右両縁をシーム接合し,ついで
(2)..(5)と順次進む。ついで次の列の(6)...(10)とシー
ム接合する。以下同様にして各ワークの左右両縁をシー
ム接合する。縦方向のシーム接合が完了したら,パレッ
ト4を90°転回させて,例えば(5),(10),(15),(20),
(25) の位置のワークの残る各2辺をシーム接合する。
【0009】 図2に基づいてローラ電極の動きを説明
する。まず図2に側面を示すように,円錐柱形状のロ
ーラ電極301,331 はそれぞれ中央付近に有効電極幅とし
てcの幅を持っている。そしてこれら有効電極幅の内側
境界の対向距離をδとして,このδの値を各接合工程の
1回ごとに,僅かづつ内側に近づけて行くものである。
図2は初めの状態であり,対向距離δはワーク2の幅
dに等しい値である。
【0010】 図2は次の接合工程のときのローラ電
極301,331 とワーク2との位置関係を示す。対向距離δ
を僅かに左右1ピッチpづつ減少させる。この状態で接
合工程を行う。したがってワーク2の縁に接触するロー
ラ電極301,331 の軌跡は初めの工程とは1ピッチpだけ
ずれる。以下同様にして各接合工程ごとに対向距離δを
内側に片側1ピッチpだけ減少させる。
【0011】 そしてn回目には,図2に示すように
有効電極幅cの外側限界にワーク2の縁が接触するよう
になる。この位置関係で接合工程を行った後には,再び
図2の状態に戻り,以下同様に繰り返す。
【0012】 図3は,本発明にかかるパラレルシーム
接合装置1のシステム図である。ワーク2はパレット4
の上に載置される。このパレット4はテーブル6の上
に,ピン等の位置決めの構造物(図示せず)を介して着
脱可能に固定される。テーブル6はテーブル回転機構・
制御部7によって任意の角度θ回転できる。ここでは回
転角度θは90°に指定される。ワーク2の両端には,
一対のローラ電極301,331 と,これらの間隔δを可変す
るδ設定機構30とそれを支えZ軸方向に昇降する接合ヘ
ッド3が設けられる。この接合ヘッド3は,さらにX軸
移動機構8とY軸進退機構9とによって,X軸とY軸に
も運動する機能を備えている。
【0013】 図3において,接合工程の複雑な制御を
タッチパネルディスプレイ23から指令を発する。この指
令を受けてCPU21では各制御部等に制御信号を送り,
またセンサ(図示せず)からの検出信号を受ける。CP
U21にはフロッピーディスク25が接続されて,必要なデ
ータの読み出しと書き込みを行う。CPU21からの制御
信号を受けたテーブル回転機構・制御部7は,テーブル
6を角度θ回転させる。またCPU21からの制御信号は
コントローラ19を経て,δ制御部17,Z制御部15,X制
御部13,Y制御部11へとそれぞれ送られる。δ制御部17
は接合ヘッド3の電極間隔δを設定する信号をδ設定機
構30に供給する。Z制御部15はZ軸昇降機構5に信号を
与えて接合ヘッド3の垂直方向の位置を制御する。X制
御部13はX軸移動機構8に信号を与えて接合ヘッド3の
横方向の位置を制御する。Y制御部11はY軸進退機構9
に信号を与えて接合ヘッド3の前後方向の位置を制御す
る。
【0014】 図4は,本発明にかかるパラレルシーム
接合装置の動作を説明するためのフローチャートであ
る。以下この図4と図3の双方を参照して動作を詳細に
説明する。本発明にかかるパラレルシーム接合装置はあ
らかじめCPU21にはワーク2の座標と各座標にワーク
が存在しているか否かのデータを入力しておき,このデ
ータに基づき,各ワーク2の座標に対応した接合ヘッド
3の各変位を定める。先ずステップS1でワーク2の始
点座標へ接合ヘッド3が位置するような信号をX制御部
13とY制御部11より発生する。
【0015】 ステップS2では,δ制御部17より信号
を発生して,電極間隔をワーク寸法に対応して,可変す
る動作をする。
【0016】 ステップS3では,Z制御部15より信号
を発生して,接合ヘッド3を降下させ,ワーク2の縁に
ローラ電極が接する動作をする。(図2参照)
【0017】 ステップS4では,CPU21より信号を
接合電源10に与えて接合電流を流す動作をする。同時
に,Y制御部11が信号を発生して,ワーク2の縁に沿っ
てローラ電極が移動する動作をする。
【0018】 ステップS5では,CPU21の座標デー
タに基づき,ワーク2の第1ワークの縁の接合終了を確
認して確認信号を発生する。この確認信号を受けて,ス
テップS6で接合電流を停止する信号を接合電源10に与
えるとともに,Y制御部11の信号は停止してローラ電極
の移動を停止する。
【0019】 ステップS7では,Z制御部15より信号
を発生して,接合ヘッド3を上昇させる。
【0020】 ステップS8では,CPU21の座標デー
タに基づき,次の進行方向の座標にワークが装着されて
いるか否かを判断する。ワーク有りのときは,ステップ
S9に進み,ワーク無しのときはステップS12に進む。
【0021】 ステップS9では,CPU21の座標デー
タに基づき,Y制御部11が信号を発生して,接合ヘッド
3が次のワークの始点のY座標になる動作をする。
【0022】 ステップS10では,電極間隔についてワ
ーク2の縁の接触位置が有効電極幅cの中にあるか否か
を判定する。その判定式は(1) 式による。
【0023】 c>p×n…(1)
【0024】 判定式(1) を満足するときはワーク2の
縁は有効電極幅cの内側にあるので,ステップS11に進
んで,さらに電極間隔を1ピッチ減少させて,ステップ
S3以降を再度繰り返す。判定式(1) を満足しないとき
はワーク2の縁は有効電極幅cの限界にあるので,ステ
ップS2に進んで,電極間隔をワーク2の寸法まで開
く。以後S3以降を再度繰り返す。
【0025】 ステップS8で次の進行方向の座標にワ
ークが装着されているか否かをCPU21に入力された情
報により判断して,ワーク無しのときはステップS12に
進む。ステップS12で,X制御部13とY制御部11とから
信号を発生して,接合ヘッド3を始点に戻す。
【0026】 そして次にはテーブル回転機構・制御部
7では90°回転してワーク2の他の平行側面の接合の
作業態勢となり,上記のステップS1〜ステップS12ま
でを同様に繰り返して接合作業が終了となる。
【0027】 このようにして,各接合作業毎に軌跡を
移動させることができる,約20,000回程度の接合
作業ができる。一定の軌跡でローラ電極を接合作業して
いるときに,おおよそ5000回程度の電極使用限界と
比較して,大幅に寿命が延びる。
【0028】 図5は,本発明にかかるパラレルシーム
接合装置における接合ヘッド3の一実施例を示す。先ず
左側のローラ電極について説明する。左側のローラ電極
301 は電極ホルダ303 によりアーム307 に機械的に回転
自在に支持される。ローラ電極301 は電気的には給電軸
305 に良好に接続されて,接合電源(10)の一端に接続さ
れる。アーム307 はスライダ309,311 により垂直に取り
付けられる。これらスライダ309,311 はガイド312 と組
み合わされて,垂直方向に自由に摺動可能となる。この
ガイド312 はコラム313 に固定される。さらに,このコ
ラム313 は,水平方向に摺動可能なスライダ375 とガイ
ド377 とを介してベース板501 に取り付けられる。コラ
ム313 の上端にはアーム315 が水平前方に固定される。
そしてこのアーム315 の先端には,ディスク319 がシャ
フト317 を介して下方に取り付けられる。ディスク319
に向かい合って,アーム307 の上端にはフランジ323 が
配設され,これらディスク319 とフランジ323 との間
に,コイルバネ321 が挿入される。ディスク319 を回転
させると,これにつながるシャフト317 はアーム315 と
の結合点のネジで垂直方向に上下する構造となり,コイ
ルバネ321 の弾性力を調整できる。なお,図示されてい
ないが,ディスク319 とフランジ323 には,それぞれの
中央に円筒形または円錐形の突起を設けてあり,コイル
バネ321 の装着と交換をより容易かつ確実にするよう作
用している。この突起に代えて,ディスク319 とフラン
ジ323 の双方または何れかの周囲に縁部を設けても,同
様に作用する。またコイルバネ321 は他の弾性体に置き
換えることができる。
【0029】 右側のローラ電極についても,左側と対
称に構成される。すなわち,ローラ電極331 ,電極ホル
ダ333 ,給電軸335 ,アーム337 ,スライダ339,341 ,
ガイド342 ,コラム343 ,アーム345 ,シャフト347 ,
ディスク349,コイルバネ351 ,フランジ353 ,スライ
ダ373 ,ガイド377 によって同様に構成される。
【0030】 次に一対のローラ電極301,331 の間隔δ
を可変するδ設定機構30の構成について説明する。ベー
ス板501 の左端付近にはヨーク360 を固定し,間隔をお
いてヨーク365 と,右端付近にヨーク369 を設ける。ヨ
ーク360 にはステッピングモータ361 を固定し,ヨーク
365 には軸受367 を設け, ヨーク369には軸受371 を設
け,左側のコラム313 には,ボールナット325 を配設
し,右側のコラム343 には,ボールナット355 を配設し
て,これらの間を共通の作用軸364 で結ぶ。この作用軸
364 は,左端から順に,ステッピングモータ361 の回転
軸に接続されるカプリング363 と,軸受367 から右側に
位置する右ボールネジ327で,ボールナット325 に結合
する部分と,中間部328 からネジの向きが反対となる左
ボールネジ357 で,ボールナット355 に結合して軸受37
1 で支持される部分とから構成される。
【0031】 いま,ステッピングモータ361 が図の矢
印方向に回転すると,回転する右ボールネジ327 の作用
で,ボールナット325 は左側に移動して,これに結合す
るローラ電極301 も左側に移動する。同時に,左ボール
ネジ357 の作用で,ボールナット355 は右側に移動し
て,これに結合するローラ電極331 も右側に移動する。
したがってローラ電極301,331 の間隔δは広くなる。逆
にステッピングモータ361 が図の矢印方向と反対方向に
回転すると,ローラ電極301,331の間隔δは狭くなる。
【0032】 ローラ電極301,331 の間隔について,最
短基準間隔寸法と最大間隔とを別に用意したゲージによ
り定めて,この寸法をその指令信号を発生するCPU21
(図3も参照)にあらかじめ入力して記憶させておく。
そして必要な電極間隔に対応した制御信号をδ制御部17
を発生させる。
【0033】 図6は,本発明にかかるパラレルシーム
接合装置におけるZ軸昇降機構の一実施例を示す。ブラ
ケット513 に,減速モータ511 を取付け,その回転軸50
9 には,クランク507 を介して偏心軸505 を取り付け
る。この偏心軸505 は,ベース板501 に設けられた摺動
横長穴503 に係合する。ベース板501 には,4個のスラ
イダ519,521,523,525 を取付け,これらに対応してガイ
ド515,517 を,ブラケット513 に取り付ける。ブラケッ
ト513 は,図示しないX軸移動機構とY軸進退機構とに
より保持される。
【0034】 減速モータ511 が回転して,偏心軸505
が上側に来るときには,スライダ519 〜525 とガイド51
5,517 とにより導かれ,ベース板501 上の摺動横長穴50
3 も上側に上昇する。また偏心軸505 が下側に来るとき
には,摺動横長穴503 も下側に下降する。従って減速モ
ータ511 の回転角度によって,ベース板501 はZ軸にそ
って昇降する。
【0035】 このとき,偏心軸505 の動きにおいて,
最上位置から中央位置,最下部と移動する速度では,初
めはゆっくりで中央部付近では速くなり,最下部付近で
は,またゆっくりした速度となる。この昇降速度の関係
は,シーム接合におけるローラ電極がワークに接触する
ときに,最も好ましいものである。この速度の変化の関
係を数式的に表現すると,偏心軸505 を支えているクラ
ンク507 が垂直面となす角度の余弦関数となり,余弦関
数が0°から90°,180 °と変化するときに対応する。
ローラ電極がワークに接触するときには180 °付近の関
数に対応する下降速度として理解できる。
【0036】 この実施例では偏心軸による余弦関数を
利用して,ローラ電極の昇降速度を,シーム接合に適し
たものとしたが,他の運動伝達機構を利用しても同様に
ローラ電極がワークに接触する間際では接近速度を小さ
くすることができる。図6において,偏心軸505 の円の
直径を大きくして,その円の中心でない点に減速モータ
の回転軸を接続しても同様の速度関数を得ることができ
る。また,任意の関数曲線の曲面を持ったカムにカムフ
ォロワを接触させて,このカムフォロワを図6における
ベース板501 に結合することにより,必要な速度関数を
得ることもできる。
【0037】
【発明の効果】 本発明にかかるパラレルシーム接合装
置においては,以上説明したような特徴を有しており,
多数のワークを連続して作業するときに,各接合作業ご
とに接触するローラ電極の軌跡が入れ替わる。したがっ
てローラ電極表面に付着する滓や若干の表面変形につい
て均一化できるので,途中でローラ電極の再研磨等する
ことなく,連続して接合作業できる回数がはるかに長く
なる。また一対のローラ電極が独立に弾性体を介して懸
下しているので,加圧力を独立に最適に与えることがで
き,ローラ電極の移動に対して,微妙な変化に対応し
て,常に良好な加圧力が印加される。したがって作業効
率が向上するとともに,接合品質が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかるパラレルシーム接合装置にお
けるワークの配置の一例を示す。
【図2】 本発明にかかるパラレルシーム接合装置にお
けるローラ電極とワークとの位置関係を示す。
【図3】 本発明にかかるパラレルシーム接合装置の一
実施例のシステム図を示す。
【図4】 本発明にかかるパラレルシーム接合装置の動
作を説明するためのフローチャートを示す。
【図5】 本発明にかかるパラレルシーム接合装置にお
ける接合ヘッドの一実施例を示す。
【図6】 本発明にかかるパラレルシーム接合装置にお
けるZ軸昇降機構の一実施例を示す。
【符号の説明】
1…パラレルシーム接合装置 2…ワーク 3
…接合ヘッド 4…パレット 5…Z軸昇降機構 6
…テーブル 7…テーブル回転機構 8…X軸移動機構
9…Y軸進行機構 10…接合電源 11…Y制御部
13…X制御部 15…Z制御部 17…δ制御部 19…コントローラ
21…CPU 23…タッチパネルディスプレイ 25…フロッピーディ
スク 30…δ設定機構 301 …ローラ電極 303 …電極ホルダ 305 …給電軸
307 …アーム 309,311 …スライダ 312 …ガイド 313 …コラム
315 …アーム 317 …シャフト 319 …ディスク 321 …コイルバネ
323 …フランジ 325 …ナット 327 …右ボールネジ 331 …ローラ電極 333 …電極ホルダ 335 …給電軸
337 …アーム 339,341 …スライダ 342 …ガイド 343 …コラム
345 …アーム 347 …シャフト 349 …ディスク 351 …コイルバネ
353 …フランジ 355 …ナット 357 …左ボールネジ 360 …ヨーク 361 …ステッピングモータ 363 …カプリング 365…ヨ
ーク 367 …軸受 369 …ヨーク 371 …軸受 373,375…スライダ
377 …ガイド 501 …ベース板 503 …摺動横長穴 505 …偏心
軸 507 …クランク 509 …回転軸 511 …減速
モータ 513 …ブラケット 515,517 …ガイド 519,521,523,
525 …スライダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−90244(JP,A) 特開 平7−147342(JP,A) 特開 平6−7946(JP,A) 特開 昭59−175141(JP,A) 特開 平7−50356(JP,A) 特開 平6−291205(JP,A) 特開 平6−112340(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23K 11/06 B23K 11/24 H01L 23/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の被接合物をパレット上に間隔をおい
    て配設し,これら複数の被接合物の縁を加圧しながら回
    動する一対のローラ電極の間に電流を流してシーム接合
    するパラレルシーム接合方法において,前記一対のロー
    ラ電極の各有効幅の一端から開始して,接合作業を行
    い,この接合作業の1回または設定回数ごとに前記一対
    のローラ電極の間隔を僅かな1ピッチだけ移動し,これ
    を各接合作業ごとに繰り返して,ローラ電極の有効幅の
    範囲を一様に移動利用することを特徴とするパラレルシ
    ーム接合方法。
  2. 【請求項2】複数の被接合物をパレット上に間隔をおい
    て配設し,これら複数の被接合物の縁を加圧しながら回
    動する一対のローラ電極の間に電流を流してシーム接合
    するパラレルシーム接合装置において,前記一対のロー
    ラ電極の各有効幅の一端を前記被接合物の縁に設定する
    ステップと,接合作業をするステップと,この接合作業
    の1回または設定回数ごとに前記ローラ電極の間隔を僅
    かな1ピッチだけ移動するステップと,これを各接合作
    業ごとに繰り返して,前記一対のローラ電極の有効幅の
    限界を繰り返すステップとを備えて,これら各ステップ
    について,あらかじめ記憶させたCPUのデータにより
    制御することを特徴とするパラレルシーム接合装置。
  3. 【請求項3】複数の被接合物をパレット上に間隔をおい
    て配設し,これら複数の被接合物の縁を加圧しながら回
    動する一対のローラ電極の間に電流を流してシーム接合
    するパラレルシーム接合装置において,前記一対のロー
    ラ電極を個別に懸下し,その一方を可動して間隔を設定
    するδ設定機構を有する接合ヘッドと,この接合ヘッド
    を上下方向に可動とするZ軸昇降機構と,このZ軸昇降
    機構を左右方向に可動とするX軸移動機構と,このX軸
    移動機構を前後方向に可動とするY軸進退機構とを備
    え,前記一対のローラ電極の各有効幅の一端を前記被接
    合物の縁に設定するステップと,接合作業をするステッ
    プと,この接合作業の1回または設定回数ごとに前記ロ
    ーラ電極の間隔を僅かな1ピッチだけ移動するステップ
    と,これを各接合作業ごとに繰り返して,前記一対のロ
    ーラ電極の有効幅の限界を繰り返すステップとを設け,
    これら各ステップについて,あらかじめ記憶させたCP
    Uのデータにより前記δ設定機構とZ軸昇降機構とX軸
    移動機構とY軸進退機構とに制御信号を与えることを特
    徴とするパラレルシーム接合装置。
JP05096796A 1996-02-14 1996-02-14 パラレルシーム接合方法及びパラレルシーム接合装置 Expired - Fee Related JP3534525B2 (ja)

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