JPH0825012B2 - ポータブル型溶断機 - Google Patents
ポータブル型溶断機Info
- Publication number
- JPH0825012B2 JPH0825012B2 JP5303731A JP30373193A JPH0825012B2 JP H0825012 B2 JPH0825012 B2 JP H0825012B2 JP 5303731 A JP5303731 A JP 5303731A JP 30373193 A JP30373193 A JP 30373193A JP H0825012 B2 JPH0825012 B2 JP H0825012B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- support shaft
- torch
- torch support
- pulley
- pair
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Arc Welding In General (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、小鋼板や端材から短冊
状の条材を切り出す際に使用するポータブル型の溶断機
に関する。
状の条材を切り出す際に使用するポータブル型の溶断機
に関する。
【0002】
【従来技術】一般に、鋼板から部品を溶断で切り出す場
合、予め各部品をネスティングして形成したデータを使
用して、NC溶断装置により切り出すようにしているの
であるが、異形に残っている端材や小面積の鋼板から短
冊状の条材を切り出す場合には、ポータブル型の溶断機
が使用されている。
合、予め各部品をネスティングして形成したデータを使
用して、NC溶断装置により切り出すようにしているの
であるが、異形に残っている端材や小面積の鋼板から短
冊状の条材を切り出す場合には、ポータブル型の溶断機
が使用されている。
【0003】このポータブル型溶断機は、溶断トーチを
保持した走行台車を案内するガイドレールを切断線に沿
って設置し、走行台車をガイドレールに沿って走行させ
ることにより、鋼板を直線に溶断できるように構成した
ものである。このポータブル型溶断機では、溶断トーチ
をトーチ支持軸に上下高さ調節可能に支持させ、このト
ーチ支持軸を走行台車に固着支持させていた。このた
め、このポータブル型溶断機では、一方向の直線しか切
断できず、短冊状の条材を切り出す場合、一旦直線を切
ってからガイドレールを切断線に対して直交する状態に
敷設し直し、改めて切断線に直交する状態に切断しなけ
ればならず、切断作業が面倒であるうえに直線の直交度
の精度が低くなっていた。これに対し、特開昭59−7667
6号公報には、ガイドレールと直交する方向に溶断トー
チを駆動可能に構成して、鋼板をガイドレールと直交す
る方向に切断するものが開示されている。
保持した走行台車を案内するガイドレールを切断線に沿
って設置し、走行台車をガイドレールに沿って走行させ
ることにより、鋼板を直線に溶断できるように構成した
ものである。このポータブル型溶断機では、溶断トーチ
をトーチ支持軸に上下高さ調節可能に支持させ、このト
ーチ支持軸を走行台車に固着支持させていた。このた
め、このポータブル型溶断機では、一方向の直線しか切
断できず、短冊状の条材を切り出す場合、一旦直線を切
ってからガイドレールを切断線に対して直交する状態に
敷設し直し、改めて切断線に直交する状態に切断しなけ
ればならず、切断作業が面倒であるうえに直線の直交度
の精度が低くなっていた。これに対し、特開昭59−7667
6号公報には、ガイドレールと直交する方向に溶断トー
チを駆動可能に構成して、鋼板をガイドレールと直交す
る方向に切断するものが開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、通常、その
溶断トーチをガイドレールと直交する方向に出退させる
軸には、この軸を支持する支持構造が設けられるが、こ
の支持構造が上記軸の出退作動の抵抗にならないように
して、上記軸を出退させる電動モータなどへの負担とな
ることを低減する必要がある。本発明は、このような点
に着目して、溶断トーチをガイドレールと直交する方向
に出退させる軸の支持構造が上記軸の出退作動の抵抗に
なることを低減できるポータブル型溶断機を提供するこ
とを目的とする。
溶断トーチをガイドレールと直交する方向に出退させる
軸には、この軸を支持する支持構造が設けられるが、こ
の支持構造が上記軸の出退作動の抵抗にならないように
して、上記軸を出退させる電動モータなどへの負担とな
ることを低減する必要がある。本発明は、このような点
に着目して、溶断トーチをガイドレールと直交する方向
に出退させる軸の支持構造が上記軸の出退作動の抵抗に
なることを低減できるポータブル型溶断機を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに本発明は、被切断鋼板に対応させて配置したガイド
レール1に案内されて移動する走行台車2と、走行台車
2に装備された溶断用トーチ4とを具備し、溶断用トー
チ4をトーチ支持軸5に上下高さ調節可能に支持し、ト
ーチ支持軸5を平面視で台車移動方向と直交する方向に
出退可能な状態で横移動装置3に支持して、駆動機構7
によってトーチ支持軸5を出退駆動可能に構成し、横移
動装置3を走行台車2に装着して二次元方向での切断作
業を可能に構成したポータブル型溶断機において、トー
チ支持軸5の少なくとも駆動機構7と係合する部分を断
面方形に形成し、電動モータ9によって正逆回転可能に
駆動される駆動用Vプーリ10と、押えローラ11及び一対
の支持ローラ12とでトーチ支持軸5の駆動機構7を構成
し、トーチ支持軸5の断面方形部分の4つの外周面のう
ち、下側の隣り合う2面にそれぞれ面接触するように駆
動用Vプーリ10をトーチ支持軸5の下側に配置し、押え
ローラ11と各支持ローラ12とを各ローラ11・12の軸方向
に配置した一対のラジアルベアリング14でそれぞれ構成
し、トーチ支持軸5の断面方形部分を挟んだ状態で駆動
用Vプーリ10に対向するように押えローラ11を構成し、
トーチ支持軸5の断面方形部分を挟んだ状態で互いに対
向するように一対の支持ローラ12をそれぞれ配置し、各
ローラ11・12の一対のラジアルベアリング14は、それら
の内面側周縁がトーチ支持軸5の断面方形部分の4つの
外周面のうち、隣り合う2面にそれぞれ接当するように
構成したものである。
めに本発明は、被切断鋼板に対応させて配置したガイド
レール1に案内されて移動する走行台車2と、走行台車
2に装備された溶断用トーチ4とを具備し、溶断用トー
チ4をトーチ支持軸5に上下高さ調節可能に支持し、ト
ーチ支持軸5を平面視で台車移動方向と直交する方向に
出退可能な状態で横移動装置3に支持して、駆動機構7
によってトーチ支持軸5を出退駆動可能に構成し、横移
動装置3を走行台車2に装着して二次元方向での切断作
業を可能に構成したポータブル型溶断機において、トー
チ支持軸5の少なくとも駆動機構7と係合する部分を断
面方形に形成し、電動モータ9によって正逆回転可能に
駆動される駆動用Vプーリ10と、押えローラ11及び一対
の支持ローラ12とでトーチ支持軸5の駆動機構7を構成
し、トーチ支持軸5の断面方形部分の4つの外周面のう
ち、下側の隣り合う2面にそれぞれ面接触するように駆
動用Vプーリ10をトーチ支持軸5の下側に配置し、押え
ローラ11と各支持ローラ12とを各ローラ11・12の軸方向
に配置した一対のラジアルベアリング14でそれぞれ構成
し、トーチ支持軸5の断面方形部分を挟んだ状態で駆動
用Vプーリ10に対向するように押えローラ11を構成し、
トーチ支持軸5の断面方形部分を挟んだ状態で互いに対
向するように一対の支持ローラ12をそれぞれ配置し、各
ローラ11・12の一対のラジアルベアリング14は、それら
の内面側周縁がトーチ支持軸5の断面方形部分の4つの
外周面のうち、隣り合う2面にそれぞれ接当するように
構成したものである。
【0006】
【作用】本発明は、例えば図1から図5に示すように、
次のように作用する。被切断鋼板をガイドレール1と平
行な直線で切断する場合には、横移動装置3のトーチ支
持軸5を出退作動させることなく、走行台車2をガイド
レール1に沿わせて移動させながら被切断鋼板を溶断用
トーチ4によって切断する。また、被切断鋼板をガイド
レール1の敷設方向と平面視で直交する直線で切断する
場合には、走行台車2を移動させることなく、横移動装
置3のトーチ支持軸5を出退作動させながら被切断鋼板
を溶断用トーチ4によって切断する。このトーチ支持軸
5は、一対の支持ローラ12によって挟まれるとともに、
駆動用Vプーリ10と押えローラ11とによって挟まれるこ
とで支持される。この支持状態で電動モータ9が作動し
て駆動用Vプーリ10が正逆回転することによってトーチ
支持軸5が出退する。この際、トーチ支持軸5と駆動用
Vプーリ10とが面接触していることにより、駆動用Vプ
ーリ10はほとんどスリップすることがない。従って、ト
ーチ支持軸5は、電動モータ9の回転量に応じて正確に
出退する。しかも、上記各ローラ11・12は、トーチ支持
軸5と点接触状態で接当するうえに、ラジアルボールベ
アリング14で構成してあることにより、上記各ローラ11
・12がトーチ支持軸5の出退作動の抵抗になることを低
減できる。従って、電動モータ9の作動に対してトーチ
支持軸5が軽快に出退する。
次のように作用する。被切断鋼板をガイドレール1と平
行な直線で切断する場合には、横移動装置3のトーチ支
持軸5を出退作動させることなく、走行台車2をガイド
レール1に沿わせて移動させながら被切断鋼板を溶断用
トーチ4によって切断する。また、被切断鋼板をガイド
レール1の敷設方向と平面視で直交する直線で切断する
場合には、走行台車2を移動させることなく、横移動装
置3のトーチ支持軸5を出退作動させながら被切断鋼板
を溶断用トーチ4によって切断する。このトーチ支持軸
5は、一対の支持ローラ12によって挟まれるとともに、
駆動用Vプーリ10と押えローラ11とによって挟まれるこ
とで支持される。この支持状態で電動モータ9が作動し
て駆動用Vプーリ10が正逆回転することによってトーチ
支持軸5が出退する。この際、トーチ支持軸5と駆動用
Vプーリ10とが面接触していることにより、駆動用Vプ
ーリ10はほとんどスリップすることがない。従って、ト
ーチ支持軸5は、電動モータ9の回転量に応じて正確に
出退する。しかも、上記各ローラ11・12は、トーチ支持
軸5と点接触状態で接当するうえに、ラジアルボールベ
アリング14で構成してあることにより、上記各ローラ11
・12がトーチ支持軸5の出退作動の抵抗になることを低
減できる。従って、電動モータ9の作動に対してトーチ
支持軸5が軽快に出退する。
【0007】
【実施例】図面は本発明の実施例を示し、図1はポータ
ブル型ガス溶断機の概略斜視図、図2はポータブル型ガ
ス溶断機の正面図、図3はその平面図、図4は左側面図
である。
ブル型ガス溶断機の概略斜視図、図2はポータブル型ガ
ス溶断機の正面図、図3はその平面図、図4は左側面図
である。
【0008】このポータブル型ガス溶断機は、ガイドレ
ール(1)に案内されて直線移動する走行台車(2)の走行
方向での一側上面に横移動装置(3)を配置し、この横移
動装置(3)に溶断トーチ(4)のトーチ支持軸(5)を走行
台車(2)の走行方向と直交する方向で出退移動可能に支
持し、このトーチ支持軸(5)に溶断トーチ(4)を上下昇
降調節可能に支持させて構成してある。
ール(1)に案内されて直線移動する走行台車(2)の走行
方向での一側上面に横移動装置(3)を配置し、この横移
動装置(3)に溶断トーチ(4)のトーチ支持軸(5)を走行
台車(2)の走行方向と直交する方向で出退移動可能に支
持し、このトーチ支持軸(5)に溶断トーチ(4)を上下昇
降調節可能に支持させて構成してある。
【0009】横移動装置(3)は、ケーシング(6)の内部
にトーチ支持軸(5)の駆動機構(7)を内装するととも
に、速度調整機構(図示略)を装備し、ケーシング(6)外
に速度調整機構の操作部(8)と駆動機構(7)の一部を構
成する正逆回転可能な電動モータ(9)が配置してある。
にトーチ支持軸(5)の駆動機構(7)を内装するととも
に、速度調整機構(図示略)を装備し、ケーシング(6)外
に速度調整機構の操作部(8)と駆動機構(7)の一部を構
成する正逆回転可能な電動モータ(9)が配置してある。
【0010】駆動機構(7)は、図5に示すように、電動
モータ(9)に連結している駆動用Vプーリ(10)と、この
駆動用Vプーリ(10)の上側で駆動用Vプーリ(10)に対向
させて配置した押えローラ(11)と、トーチ支持軸(5)の
出退方向に所定間隔へだてて配置した上下一対の支持ロ
ーラ(12)とで構成してあり、押えローラ(11)及び支持ロ
ーラ(12)はそれぞれ走行台車(2)の走行方向と平行に配
置したローラ支持軸(13)に一対のラジアルボールベアリ
ング(14)を一定間隔へだてて配置して形成してある。
モータ(9)に連結している駆動用Vプーリ(10)と、この
駆動用Vプーリ(10)の上側で駆動用Vプーリ(10)に対向
させて配置した押えローラ(11)と、トーチ支持軸(5)の
出退方向に所定間隔へだてて配置した上下一対の支持ロ
ーラ(12)とで構成してあり、押えローラ(11)及び支持ロ
ーラ(12)はそれぞれ走行台車(2)の走行方向と平行に配
置したローラ支持軸(13)に一対のラジアルボールベアリ
ング(14)を一定間隔へだてて配置して形成してある。
【0011】一方、トーチ支持軸(5)は溶断トーチ(4)
を支持する部分を除いて断面方形に形成してあり、この
断面方形の対角線が水平及び垂直をなす状態で駆動機構
(7)に支持されている。これにより、トーチ支持軸(5)
は上下の支持ローラ(12)間及び駆動用Vプーリ(10)と押
えローラ(11)との間に出退移動可能に装着されることに
なる。
を支持する部分を除いて断面方形に形成してあり、この
断面方形の対角線が水平及び垂直をなす状態で駆動機構
(7)に支持されている。これにより、トーチ支持軸(5)
は上下の支持ローラ(12)間及び駆動用Vプーリ(10)と押
えローラ(11)との間に出退移動可能に装着されることに
なる。
【0012】つまり、トーチ支持軸(5)の断面方形部分
はその傾斜面部分に上下支持ローラ(12)のラジアルボー
ルベアリング(14)の内面側周縁が接当して上下から挟持
されるとともに、駆動用Vプーリ(10)に上開き傾斜面を
受け止めた状態で下開き傾斜面に押えローラ(11)のラジ
アルボールベアリング(14)の内面側周縁が接当して上下
から挟持されることになる。
はその傾斜面部分に上下支持ローラ(12)のラジアルボー
ルベアリング(14)の内面側周縁が接当して上下から挟持
されるとともに、駆動用Vプーリ(10)に上開き傾斜面を
受け止めた状態で下開き傾斜面に押えローラ(11)のラジ
アルボールベアリング(14)の内面側周縁が接当して上下
から挟持されることになる。
【0013】そして、電動モータ(9)の作動で駆動用V
プーリ(10)が回転すると、トーチ支持軸(5)と駆動用V
プーリ(10)とは面接触していることから、その回転に伴
いトーチ支持軸(5)を出退させることになる。このと
き、他のローラ(11)(12)はトーチ支持軸(5)とは点接触
状態であるうえ、ラジアルボールベアリング(14)で構成
してあることから抵抗なく回転することになるから、ト
ーチ支持軸(5)は軽快に、かつ電動モータ(9)の回転量
に応じて出退することになる。
プーリ(10)が回転すると、トーチ支持軸(5)と駆動用V
プーリ(10)とは面接触していることから、その回転に伴
いトーチ支持軸(5)を出退させることになる。このと
き、他のローラ(11)(12)はトーチ支持軸(5)とは点接触
状態であるうえ、ラジアルボールベアリング(14)で構成
してあることから抵抗なく回転することになるから、ト
ーチ支持軸(5)は軽快に、かつ電動モータ(9)の回転量
に応じて出退することになる。
【0014】図中符号(15)はトーチ支持軸(5)に昇降調
節可能に支持させたトーチ保持軸であり、このトーチ保
持軸(15)に溶断トーチ(4)の保持具(16)が水平軸回りに
揺動調節可能に支持させてあり、保持具(16)に溶断トー
チ(4)が固着してある。
節可能に支持させたトーチ保持軸であり、このトーチ保
持軸(15)に溶断トーチ(4)の保持具(16)が水平軸回りに
揺動調節可能に支持させてあり、保持具(16)に溶断トー
チ(4)が固着してある。
【0015】このように構成したポータブル型ガス溶断
機では、横移動装置(3)を作動させることなく走行台車
(2)をガイドレール(1)に沿わせて移動させることによ
り、ガイドレール(1)と平行な直線を切断することがで
き、走行台車(2)を移動させることなく、横移動装置
(3)のみを作動させると、ガイドレール(1)の敷設方向
と、平面視で直交する直線を切断することができ、ガイ
ドレール(1)を敷設し直すことなく、条材を切り出すこ
とができるようになる。また、トーチ支持軸(5)の出退
ストローク範囲内であれば、ガイドレール(1)を敷設し
直すことなく平行直線及び直交直線を切り出すことがで
き、1回のガイドレール(1)の敷設で複数の条材を切り
出すことができることになる。
機では、横移動装置(3)を作動させることなく走行台車
(2)をガイドレール(1)に沿わせて移動させることによ
り、ガイドレール(1)と平行な直線を切断することがで
き、走行台車(2)を移動させることなく、横移動装置
(3)のみを作動させると、ガイドレール(1)の敷設方向
と、平面視で直交する直線を切断することができ、ガイ
ドレール(1)を敷設し直すことなく、条材を切り出すこ
とができるようになる。また、トーチ支持軸(5)の出退
ストローク範囲内であれば、ガイドレール(1)を敷設し
直すことなく平行直線及び直交直線を切り出すことがで
き、1回のガイドレール(1)の敷設で複数の条材を切り
出すことができることになる。
【0016】上記実施例では、トーチ支持軸(5)の1部
を断面円形に形成してトーチの支持部としているが、ト
ーチ支持軸(5)の全体を断面方形に形成してもよい。ま
た、上記実施例では、溶断用トーチとしてガス溶断トー
チを使用したが、溶断用トーチは、プラズマ溶断トーチ
やレーザービームトーチであってもよい。
を断面円形に形成してトーチの支持部としているが、ト
ーチ支持軸(5)の全体を断面方形に形成してもよい。ま
た、上記実施例では、溶断用トーチとしてガス溶断トー
チを使用したが、溶断用トーチは、プラズマ溶断トーチ
やレーザービームトーチであってもよい。
【0017】
【発明の効果】本発明は、上記のように構成され作用す
ることから次の効果を奏する。トーチ支持軸と駆動用V
プーリとが面接触しているので、駆動用Vプーリがスリ
ップする可能性を低減できる。従って、トーチ支持軸が
電動モータの回転量に応じて正確に出退し、これによっ
てガイドレールとの直交方向への切断寸法を電動モータ
の回転量に正確に一致させることができ、電動モータの
回転量を制御するだけで被切断鋼板から正確な寸法の短
冊状の条材を得ることができる。しかも、一対の支持ロ
ーラ及び押えローラは、トーチ支持軸と点接触状態で接
当するうえ、ラジアルボールベアリングで構成してある
ので、上記各ローラがトーチ支持軸の出退作動の抵抗に
なることを低減できる。従って、電動モータの作動に対
してトーチ支持軸が軽快に出退し、これによって電動モ
ータへ加わる負荷を小さく抑えることができる。つま
り、電動モータの消費電力を低減できるうえに、電動モ
ータの寿命を延ばすことができる。
ることから次の効果を奏する。トーチ支持軸と駆動用V
プーリとが面接触しているので、駆動用Vプーリがスリ
ップする可能性を低減できる。従って、トーチ支持軸が
電動モータの回転量に応じて正確に出退し、これによっ
てガイドレールとの直交方向への切断寸法を電動モータ
の回転量に正確に一致させることができ、電動モータの
回転量を制御するだけで被切断鋼板から正確な寸法の短
冊状の条材を得ることができる。しかも、一対の支持ロ
ーラ及び押えローラは、トーチ支持軸と点接触状態で接
当するうえ、ラジアルボールベアリングで構成してある
ので、上記各ローラがトーチ支持軸の出退作動の抵抗に
なることを低減できる。従って、電動モータの作動に対
してトーチ支持軸が軽快に出退し、これによって電動モ
ータへ加わる負荷を小さく抑えることができる。つま
り、電動モータの消費電力を低減できるうえに、電動モ
ータの寿命を延ばすことができる。
【図1】ポータブル型ガス溶断機の概略斜視図である。
【図2】ポータブル型ガス溶断機の正面図である。
【図3】ポータブル型ガス溶断機の平面図である。
【図4】ポータブル型ガス溶断機の左側面図である。
【図5】トーチ支持軸駆動機構を示す概略斜視図であ
る。
る。
【符号の説明】 1…ガイドレール、2…走行台車、3…横移動装置、4
…溶断トーチ、5…トーチ支持軸、7…トーチ支持軸駆
動機構、9…電動モータ、10…駆動用Vプーリ、11…押
えローラ、12…支持ローラ、14…ラジアルベアリング。
…溶断トーチ、5…トーチ支持軸、7…トーチ支持軸駆
動機構、9…電動モータ、10…駆動用Vプーリ、11…押
えローラ、12…支持ローラ、14…ラジアルベアリング。
Claims (1)
- 【請求項1】 被切断鋼板に対応させて配置したガイド
レール(1)に案内されて移動する走行台車(2)と、 この走行台車(2)に装備された溶断用トーチ(4)とを具
備し、 この 溶断用トーチ(4)をトーチ支持軸(5)に上下高さ調
節可能に支持し、 このトーチ支持軸(5)を平面視で台車移動方向と直交す
る方向に出退可能な状態で横移動装置(3)に支持して、
駆動機構(7)によって上記トーチ支持軸(5)を出退駆動
可能に構成し、 この横移動装置(3)を上記走行台車(2)に装着して二次
元方向での切断作業を可能に構成したポータブル型溶断
機において、 上記トーチ支持軸(5)の少なくとも駆動機構(7)と係合
する部分を、対角線が水平方向及び垂直方向に位置する
断面方形に形成し、 電動モータ(9)によって正逆回転可能に駆動される駆動
用Vプーリ(10)と、押えローラ(11)及び一対の支持ロー
ラ(12)とで上記トーチ支持軸(5)の駆動機構(7)を構成
し、 上記トーチ支持軸(5)の断面方形部分の4つの外周面の
うち、下側の隣り合う2面にそれぞれ面接触するように
上記Vプーリ(10)を上記トーチ支持軸(5)の下側に配置
し、 上記押えローラ(11)と上記各支持ローラ(12)とを各ロー
ラ(11)(12)の軸方向に配置した一対のラジアルベアリン
グ(14)でそれぞれ構成し、 上記トーチ支持軸(5)の断面方形部分を挟んだ状態で上
記Vプーリ(10)に対向するように上記押えローラ(11)を
構成し、 上記トーチ支持軸(5)の断面方形部分を挟んだ状態で互
いに対向するように上記一対の支持ローラ(12)をそれぞ
れ配置し、 上記各ローラ(11)(12)の一対のラジアルベアリング(14)
は、それらの内面側周縁が上記トーチ支持軸(5)の断面
方形部分の4つの外周面のうち、隣り合う2面にそれぞ
れ接当するように構成した、 ことを特徴とするポータブル型溶断機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5303731A JPH0825012B2 (ja) | 1993-12-03 | 1993-12-03 | ポータブル型溶断機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5303731A JPH0825012B2 (ja) | 1993-12-03 | 1993-12-03 | ポータブル型溶断機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07155941A JPH07155941A (ja) | 1995-06-20 |
JPH0825012B2 true JPH0825012B2 (ja) | 1996-03-13 |
Family
ID=17924595
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5303731A Expired - Lifetime JPH0825012B2 (ja) | 1993-12-03 | 1993-12-03 | ポータブル型溶断機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0825012B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008010644A1 (en) * | 2006-05-29 | 2008-01-24 | Jong-Tai Moon | Cutting apparatus |
CN104162727A (zh) * | 2014-08-09 | 2014-11-26 | 常州市武进华瑞电子有限公司 | 火焰切割机 |
CN111633362A (zh) * | 2019-07-30 | 2020-09-08 | 南京涵铭置智能科技有限公司 | 一种焊接机轨迹可调式工业机器人 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS48101836A (ja) * | 1972-04-03 | 1973-12-21 | ||
JPS5976676A (ja) * | 1982-10-26 | 1984-05-01 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | 溶接ト−チ等の搬送装置 |
-
1993
- 1993-12-03 JP JP5303731A patent/JPH0825012B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07155941A (ja) | 1995-06-20 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960910 |