JP2582162Y2 - ローディング装置 - Google Patents

ローディング装置

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JP2582162Y2
JP2582162Y2 JP1992077490U JP7749092U JP2582162Y2 JP 2582162 Y2 JP2582162 Y2 JP 2582162Y2 JP 1992077490 U JP1992077490 U JP 1992077490U JP 7749092 U JP7749092 U JP 7749092U JP 2582162 Y2 JP2582162 Y2 JP 2582162Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は水平に設置されたビーム
上をキャリアが走行する門形のローディング装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、旋盤,研削盤等工作機械の素材供
給及び製品取出し用のローディング装置は、安全性,作
業性等の関係から門形ローダが多用されている。この門
形ローダは本機上水平にビームを設け、このビーム上を
ワークハンドを先端に有するアームを垂直方向移動可能
に備えるキャリアを走行させて、複数の本機との素材供
給,製品取出しや、素材・製品ストッカとのワークの受
け渡しを行っている。このためキャリアの走行距離は数
m以上になるのが普通で、キャリア走行用のガイドは図
6に示すように角形断面形状の中空ビーム101の上・
下の2面にレール102A,102Bを取付け、キャリ
ア103に設けた転がり軸受104A,104Bでこの
レールを挟んで前後方向を支え、上側の転がり軸受10
5で重量を支える構造のものが多い。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来の技術で述べた門
形ローダのキャリア走行用のガイドは、走行距離が長い
ためレールが高価になり、取付費も大きくなるという問
題点を有している。また、ガイドとして上下2面に取付
けたレール間のスパンが小さいため、低剛性であるとい
う問題点を有している。本考案は従来の技術の有するこ
のような問題点に鑑みなされたものであり、その目的と
するところは走行距離の長いキャリア走行用ガイドの高
剛性化と低コスト化を同時に達成できるローディング装
置を提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本考案におけるローディング装置は、角形断面の中空
ビームの隣接する2面を基準面とし該基準面と基準面に
対向する2面を案内とするローラによってキャリアを移
動可能する工作機械に併設するローディング装置にお
いて、前記ビームの上面と作業者側となる前面を基準面
しこれらの基準面と該基準面の一つと直角な隣接面の
コーナ寄り位置に案内面用帯鋼板をそれぞれ長手方向に
取付け、前記基準面の前記帯鋼板上を転動するローラを
固定側としたローラと前記隣接面の前記帯鋼板上を転動
するローラを前記ビームに対し直角方向に移動可能かつ
ばねにより前記隣接面側に常時付勢される移動側とした
ローラ組合せたローラユニットを前記ビームの角形
断面の対角位置で直角に対向するように前記キャリアに
複数個設けてなるものである。
【0005】また角形断面の中空ビームの隣接する2面
を基準面とし該基準面と基準面に対向する2面を案内と
するローラによってキャリアを移動可能する工作機械
に併設するローディング装置において、前記ビームの
面と作業者側となる前面を基準面としこれらの基準面と
該基準面の一つと直角な隣接面のコーナ寄り位置に案内
面用帯鋼板をそれぞれ長手方向に取付け、前記基準面と
前記隣接面の前記帯鋼板上をそれぞれ転動する2個のロ
ーラを直角に組合わせたローラユニットを前記ビームに
対して直角方向に移動可能かつ角形断面の対角位置で
角に対向するように前記キャリアに複数個設け、前記ロ
ーラユニットを前記隣接面側に常時付勢するばねを設け
なるものである。
【0006】
【作用】キャリアの上側と前側の両端部に設けられた各
ローラニットの基準面上を転動する固定側ローラを基準
とし、ローラユニットの移動側ローラにより基準面と平
行な対向面を押圧して、ビームの対向面の平行度不良に
関係なく上面と前面を基準として円滑に移動可能にキャ
リアを支持する。
【0007】
【実施例】第1実施例について図1〜図4を参照して説
明する。床上に主軸軸心が同心になるように並置された
二台の旋盤1,2上に、脚3を介して角形断面形状の中
空のビーム4が両旋盤1,2の主軸軸心に対して平行
(水平)に固着されている。ビーム4は上面と作業者と
なる前面が基準面とされ、上面後側と前面下側の対角2
コーナ寄りの各2面上に耐摩耗性の帯鋼板5A,5Bが
押さえ板6により長手方向に固着されており、帯鋼板5
A,5Bはキャリア走行距離に余裕代を加えた長さだけ
設けられている。
【0008】この帯鋼板5A,5Bを案内面として移動
可能に設けられているキャリア7の内側両端部に左右対
称形のローラユニット8A,8Bが、上側の2個が前後
方向前向きに、下側の2個が上下方向上向きにそれぞれ
取付けられている。ローラユニット8A,8Bの枠体9
A,9Bの先端に固定側のローラとして使用する転がり
軸受12が軸11により枢支されており、また枠体9
A,9Bのビーム4と直角である長手方向に長溝穴9a
が刻設されている。この長溝9aには下部に鍔部13
aを有する角形のブロック13が移動可能に嵌挿され
いて、ブロック13の上面には蓋14が固着されて上下
で保持されている。更にブロック13には移動方向及び
ビーム4に対して直角に軸15が植設されていて、この
軸15に移動側のローラとして使用する転がり軸受16
が枢支されている。
【0009】枠体9A,9Bには長溝穴9aに長手方向
から小径で貫通する段付穴9bが後端面より穿設されて
おり、この段付穴9bの径穴には軸17の鍔17a
また小径穴には軸17が軸方向移動可能に嵌挿され、
体9A,9Bの後端面に蓋21が固着されていて、鍔
7aとカラー18の間に複数枚の皿ばね19が張設され
ている。そして軸17の先端でブロック13の背面を押
圧して転がり軸受16を帯鋼板5Aに圧接する。さらに
この蓋21に螺着の調整ねじ22により皿ばね19のば
ね圧調整が行われるようになっている。従って、キャリ
ア7はビーム4上面の帯鋼板5A上を転動する固定側
ローラの転がり軸受12を基準として、ビーム4下面の
帯鋼板5B上を転動する移動側のローラの転がり軸受1
6の皿ばね19による押圧力で上下方向が支持され、ビ
ーム4前面の帯鋼板5B上を転動する固定側のローラ
転がり軸受12を基準として、ビーム4後面の帯鋼板5
A上を転動する移動側のローラの転がり軸受16の皿ば
ね19による押圧力で前後方向が支持されている。
【0010】ビーム4の両端には駆動プーリ23Aと従
動プーリ23Bがそれぞれ回転可能に支持されており、
この両プーリ23A,23B間に張設されるベルト24
の先端がキャリア7の両側面に固着され、ビーム4の左
端上に固着のモータ25によりベルト26を介して駆動
プーリ23Aを回転することによりキャリア7の走行が
行われる。キャリア7の前面にワークハンド27を先端
に有するアーム28が垂直方向に移動可能に設けられて
おり、アーム28はキャリア上面に固着のモータ29に
より図示しないラック・ピニオンを介して移動される。
【0011】続いて第1実施例の作用について説明す
る。モータ25の回転により移動されるキャリア7に取
付けられている各ローラユニット8A,8Bは、それぞ
れ固定側のローラの転がり軸受12が基準となり、上側
のローラユニット8A,8Bの転がり軸受16により前
後方向を、下側のローラユニット8A,8Bの転がり軸
受16により上下方向をそれぞれ皿ばね19の力により
挟み込むように支持しているため、ビーム4の対向2面
の平行度が多少狂っていても、上面と前面の真直度さえ
出ていればキャリア7はこの上面と前面を基準として常
時円滑に移動する。
【0012】次に第2実施例について図5を参照して説
明する。第1実施例と異なるところはローラユニット3
1の2個の転がり軸受32,33を直角に有する角形の
ブラケット34が、キャリア36の両端に固着のビーム
に対して直角方向の軸35に移動可能に嵌合されるとと
もに一面がキャリア36の内面上に隙間なく摺動可能に
当接されており、2個の転がり軸受を有するブラケット
34が皿ばね37によりそれぞれビーム側に付勢されて
いるところのみであり、他は同一のため同一個所には同
一符号を付して説明を省略する。
【0013】
【考案の効果】本考案は上述のとおり構成されているの
で次に記載する効果を奏する。ビームの対角2コーナ寄
りの各2面上に設けた案内面用帯鋼板上を転動する2個
のローラを直角に有する複数個のローラユニットをキャ
リアに設け、ローラユニットの移動側のローラをばねに
よりビームに押圧して固定側のローラを基準としてキャ
リアを移動可能に支持するようにしたので、必要不可欠
なフレームを構成する引抜き材の角パイプを流用した
ームを直接走行用ガイドとすることが可能となり、高価
かつ取付工数のかかる直線ガイド又はレールを省略して
精度的に良くなくても帯鋼板を貼ることによって使用可
能とし簡素化が達成できる。更にビームを脚に固定する
底面と後面を比較的広く確保できるとともに、対角2面
を使用することで両ガイド間のスパンを大きくとれるた
め高剛性化が達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のローディング装置の正面図である。
【図2】第1実施例のビームとローラユニットの斜視図
である。
【図3】第1実施例のビームとローラユニットの側面図
である。
【図4】第1実施例のローラユニットの上面図である。
【図5】第2実施例のビームとローラユニットの側面図
である。
【図6】従来の技術のキャリア走行ガイドの斜視図であ
る。
【符号の説明】
1,2 旋盤 3 脚 4 ビーム 5A,5B 帯鋼
板 7,36 キャリア 8A,8B,31
ローラユニット 9A,9B 枠体 12,16,3
2,33 転がり軸受 19,37 皿ばね 27 ワークハン

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 角形断面の中空ビームの隣接する2面を
    基準面とし該基準面と基準面に対向する2面を案内とす
    るローラによってキャリアを移動可能する工作機械に
    併設するローディング装置において、前記ビームの上面
    と作業者側となる前面を基準面としこれらの基準面と該
    基準面の一つと直角な隣接面のコーナ寄り位置に案内面
    用帯鋼板をそれぞれ長手方向に取付け、前記基準面の前
    記帯鋼板上を転動するローラを固定側としたローラと前
    記隣接面の前記帯鋼板上を転動するローラを前記ビーム
    に対し直角方向に移動可能かつばねにより前記隣接面側
    に常時付勢される移動側としたローラ組合せたロ
    ラユニットを前記ビームの角形断面の対角位置で直角に
    対向するように前記キャリアに複数個設けてなることを
    特徴とするローディング装置。
  2. 【請求項2】 角形断面の中空ビームの隣接する2面を
    基準面とし該基準面と基準面に対向する2面を案内とす
    るローラによってキャリアを移動可能する工作機械に
    併設するローディング装置において、前記ビームの上面
    と作業者側となる前面を基準面としこれらの基準面と該
    基準面の一つと直角な隣接面のコーナ寄り位置に案内面
    用帯鋼板をそれぞれ長手方向に取付け、前記基準面と前
    記隣接面の前記帯鋼板上をそれぞれ転動する2個のロー
    ラを直角に組合わせたローラユニットを前記ビームに対
    して直角方向に移動可能かつ角形断面の対角位置で直角
    に対向するように前記キャリアに複数個設け、前記ロー
    ラユニットを前記隣接面側に常時付勢するばねを設けて
    なることを特徴とするローディング装置。
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FR2643053B1 (fr) * 1989-02-15 1992-04-24 Pronic Dispositif d'entrainement de materiaux en bande, en plaque ou en fil
JPH0428625A (ja) * 1990-05-24 1992-01-31 Nissan Motor Co Ltd ワーク搬送装置

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