JPH0718285B2 - 車両用ロツク装置 - Google Patents

車両用ロツク装置

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JPH0718285B2
JPH0718285B2 JP17606888A JP17606888A JPH0718285B2 JP H0718285 B2 JPH0718285 B2 JP H0718285B2 JP 17606888 A JP17606888 A JP 17606888A JP 17606888 A JP17606888 A JP 17606888A JP H0718285 B2 JPH0718285 B2 JP H0718285B2
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JP
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lever
ratchet
shaft
latch
protrusion
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哲郎 水木
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Mitsui Mining and Smelting Co Ltd
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Mitsui Mining and Smelting Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、車両用ロック装置に係るものである。
(従来技術) 第1図は本発明に対する公知例で、閉扉すると車体側の
ストライカと係合して正転するラッチと該ラッチに係合
して該ラッチの逆転を防止するラチェットとを有するロ
ックボディーaの裏面側に、左右の一側を直角の前後方
向に曲げて起立部dを形成し左右部cを当接した金属製
バックプレートbを設け、該起立部dの下部位置に取付
金具eによりアクチュエータfを固定し、該アクチュエ
ータfの前方側に左右方向の出力軸gを設け、該出力軸
gには先端の先端部が上下動する出力レバーhの後端の
基部を固定し、前記起立部dの上部位置には左右方向の
軸によりロック位置とアンロック位置との間回動変位す
るロッキングレバーlを軸止し、前記ロックボディーa
の裏面側下部位置に前後方向の軸iにより上下方向に長
い長孔nを有する下方に突出する一片と前記起立部d方
向に突出す他片sを備えたアウトサイドオープンレバー
kと、前記長孔nの下部近傍に臨むように突出形成され
た突起qと一部がラチェットに連結されていて回転する
と前記ラチェットを前記ラッチより離脱させるラチェッ
トレバーjとを軸止したものにおいて、前記ロッキング
レバーlの上下回動部分には上下方向に長いリンクoの
上端を係止し、該リンクoの下端pは前方に曲げて前記
アウトサイドオープンレバーkの一片の上下方向の長孔
nに係合させて前記ロッキングレバーlが回動してロッ
ク位置になったときは前記下端pは前記長孔n内を上動
して前記突起qより外れ前記ロッキングレバーlが回動
してアンロック位置になったときは前記下端pは前記長
孔n内を下動して前記突起qと重合するようにし、前記
アクチュエータfの出力レバーhの先端と前記ロッキン
グレバーlとはコネクティングワイヤーm(鉄棒)で連
結したもので、なお、rはインサイドオープンレバー、
tはウインドガラスである。
(発明が解決しようとする課題) 公知のものは、起立部dに軸装されたロッキングレバー
lの一端と出力レバーhの先端とをコネクティングワイ
ヤーmで連結した構造である。
この構造の場合は、ウインドガラスtの通路近傍にコネ
クティングワイヤーmが位置するから、ウインドガラス
tが上下動するとき、ウインドガラスtとコネクティン
グワイヤーmとが接触する恐れがあるので、ロックの取
付には、細心の注意を要するという課題があった。
本発明は、特段の創意工夫によりコネクティングワイヤ
ーmを取外し、ロックの取付位置が少々ずれたとして
も、ウインドガラスtとコネクティングワイヤーmの接
触はないようにしたものである。
(課題を解決するための手段) よって、本発明は、閉扉すると車体側のストライカと係
合して正転するラッチと該ラッチに係合して該ラッチの
逆転を防止するラチェットとを有するロックボディー1
の裏面側に、左右の一側を前後方向に曲げて起立部3を
形成した金属製バックプレート2を設け、該起立部3の
下部位置にアクチュエータ5を固定し、該アクチュエー
タ5に左右方向の出力軸6を設け、該出力軸6には前端
の先端部が上下動する出力レバー7の後端の基部を固定
し、前記起立部3の上部位置には左右方向の軸8により
ロック位置とアンロック位置との間回動変位するロッキ
ングレバー9を軸止し、前記ロックボディー1の裏面側
に前後方向の軸11により上下方向に長い長孔13を有する
下方に突出する一片14を備えたアウトサイドオープンレ
バー10と、前記長孔13の下部近傍に臨むように突出形成
された突起18及び一部がラチェットに連結されていて回
転すると前記ラチェットを前記ラッチより離脱させるラ
チェットレバー12とを軸止したものにおいて、前記ロッ
キングレバー9の前記軸8の側部には上下方向に長いリ
ンク16の上端を係止し、該リンク16の下端17は前記アウ
トサイドオープンレバー10の一片14の上下方向の長孔13
に係合させて、前記ロッキングレバー9が回動してロッ
ク位置になったときは前記下端17は前記長孔13内を上動
して前記突起18より離間し前記アウトサイドオープンレ
バー10を回動させて前記下端17を横移動させても前記ラ
チェットレバー12の突起18に前記下端17は当接せず空振
であって前記ラチェットレバー12は回動せず、前記ロッ
キングレバー9が回動してアンロック位置になったとき
は前記下端17は前記長孔13内を下動して前記突起18の側
部に重合する位置になり前記アウトサイドオープンレバ
ー10を回動させて前記下端17を横移動させると前記下端
17で前記ラチェットレバー12の突起18を押して前記ラチ
ェットレバー12を回動させて開扉させ、前記アクチュエ
ータ5の出力レバー7の先端には左右方向の軸20により
結合部材19の下端を軸止し、該結合部材19の上端は前後
方向の軸21により前記リンク16の上下中間位置に軸止し
た車両用ロック装置としたものである。
(実施例) 本発明の一実施例を図面により説明すると、1は合成樹
脂で形成されているロックボディーで、内部には閉扉し
たとき車体側のストライカーと係合して正転するラッチ
及び該ラッチに係合して正転したラッチの逆転を防止す
るラチェットが設けられている。
2は前記ロックボディー1の背面側に固定されている左
右方向のバックプレートで、該バックプレート2の一側
は直角に曲げられて前後方向の起立部3を形成してい
る。該起立部3の下部位置には、取付金具4が固定さ
れ、該取付金具4の後部にはアクチュエータ5が固定さ
れる。6は該アクチュエータ5の出力軸で、該出力軸6
には出力レバー7の基部が固定される。
前記起立部3の上部位置には、左右方向の軸8によりロ
ッキングレバー9が軸止される。ロッキングレバー9
は、公知のようにシルノブ操作により左右方向の軸8を
中心にロック位置とアンロック位置の間回動変位する。
又、前記アクチュエータ5の前記出力レバー7の回動に
よっても、前記ロッキングレバー9は軸8を中心に回動
変位する。
10はアウタ又はインナーハンドルの開扉操作で回転する
第4図記載のアウトサイドオープンレバーであり、前後
方向の軸11によりロックボディー1に軸止される。前記
軸11には回転するとラチェットを離脱方向に回転させて
ラッチを自由にする第3のラチェットレバー12も一緒に
軸止される。前記アウトサイドオープンレバー10は三方
にアームを有し、放射方向で上下方向の長孔13を有する
一片14と、単なる直線状のアームである側方に突出す他
片15とを有する。
16は上下に長いリンク、17は該リンク16の下端、18は前
記ラチェットレバー12より後方に突出す突起、19は下端
が前記出力レバー7に左右方向の軸20で軸止され上端は
前後方向の軸21でリンク16の上下中間位置に軸止される
連結金具である。また、22はインサイドオープンレバ
ー、23は該インサイドオープンレバー22の回動アーム、
24はウインドガラスである。
前記ロッキングレバー9の回動部分のうち前記ロックボ
ディー1に近い側には係合孔25が設けられ、該係合孔25
に上下に長いリンク16の上端の係合棒26が係合したまま
出入するように挿入して軸止し、該リンク16の下端17
は、前方に曲げて前記上下方向に長い長孔13内に挿入さ
れて上下摺動自在に係合させる。
上記において、ロッキングレバー9がロック位置に回動
すると、リンク16は上動し、リンク16の下端17は上下に
長い長孔13の上部位置になる。反対に、ロッキングレバ
ー9がアンロック位置に回動すると、リンク16の下端17
は上下に長い長孔13の下部位置に摺動移動し、ラチェッ
トレバー12の突起18の側部に位置して突起18と重なる。
下端17が突起18と重合した状態で、アウタハンドルを開
扉操作してアウトサイドオープンレバー10を回転させる
か、インナーハンドルを開扉操作してインサイドオープ
ンレバー22を回動させ回動アーム23によりアウトサイド
オープンレバー10を回転させると、その長孔13によりリ
ンク16の下端17を左右方向に動かし下端17により突起18
を押してラチェットレバー12を回動させるから、ラチェ
ットレバー12によりラチェットを回動させてラッチを自
由とし、開扉させうる。前記アクチュエータ5に通電し
て前記出力レバー7を回動させ、結合部材19を介してリ
ンク16を上下動させるときも同様である。
したがって、本願の場合は、前記公知例のコネクティン
グワイヤーmに相当するものは存在しない。
(作用) 次に作用を述べる。
第2図で説明すると、アクチュエーター5に通電する
と、その出力軸6は下方回動し、出力軸6に固定の出力
レバー7は下方回動し、出力レバー7に左右方向の軸20
を介して接続されている結合部材18を下動し、結合部材
19の上端に前後方向の軸21を介して連結されている上下
に長いリンク16をそのまま下動させ、同時にロッキング
レバー9を回動させてアンロック位置に回動させ、リン
ク16の下端17が上下方向の長孔13の下部に移動すると突
起18と重合してアンロック位置となる。
アンロック位置においては、アウタハンドルを開扉操作
してアウトサイドオープンレバー10を左回転させるか、
又はインナーハンドルを開扉操作してインサイドオープ
ンレバー22を回動させ回動アーム23によりアウトサイド
オープンレバー10を左回転させると、アウトサイドオー
プンレバー10の左回転により長孔13でリンク16の下端17
を横方向に動かし、横方向に動いた下端17により突起18
を押してラチェットレバー12を左回動させる。ラチェッ
トレバー12が左回動すると公知のようにラチェットを回
動させてラッチより離間させ開扉させうる。上記の場
合、リンク16は、その下端17の左右動により上端は軸21
を中心に反対に動く。
ロック位置、つまり第2図の状態においては、アウタハ
ンドルを開扉操作してアウトサイドオープンレバー10を
左回転させるか、又はインナーハンドルを開扉操作して
インサイドオープンレバー22を回動させ回動アーム23に
よりアウトサイドオープンレバー10を左回転させると、
アウトサイドオープンレバー10の左回転により長孔13で
リンク16の下端17を横方向に動かすまでは前記アンロッ
クと同じだが、ロック状態の場合は、リンク16の下端17
は長孔13内を上動していて、ラチェットレバー12の突起
18と重合していないから、リンク16の下端17が横方向に
動いてもラチェットレバー12は回動せず、空振りであ
り、したがって、ラッチとラチェットの係合は外れな
い。
前記装置において、ウインドガラス24を上下動させると
ウインドガラス24はロッキングレバー9・インサイドオ
ープンレバー22・取付金具4・結合部材19等の近傍を上
下動することになるが、本発明は公知例のコネクティン
グワイヤーmに相当するものが設けられていないので、
ウインドガラス24は比較的余裕のある空間を上下するこ
とになり、ロック部材とウインドガラス24の接触を防止
する。
(効果) 公知のものは、起立部dの上下位置に左右方向の軸で軸
装されたロッキングレバーlの上下動部分と出力レバー
hの先端とを上下方向に長いコネクティングワイヤーm
で連結した構造である。この構造の場合は、ウインドガ
ラスtの通路近傍にコネクティングワイヤーmが位置す
るから、ウインドガラスtが上下動するとき、ウインド
ガラスtとコネクティングワイヤーmとが接触する恐れ
があるので、ロック装置の取付には、細心に注意を要す
るという課題があった。
しかるに、本発明は、閉扉すると車体側のストライカと
係合して正転するラッチと該ラッチに係合して該ラッチ
の逆転を防止するラチェットとを有するロックボディー
1の裏面側に、左右の一側を前後方向に曲げて起立部3
を形成した金属製バックプレート2を設け、該起立部3
の下部位置にアクチュエータ5を固定し、該アクチュエ
ータ5に左右方向の出力軸6を設け、該出力軸6には前
端の先端部が上下動する出力レバー7の後端の基部を固
定し、前記起立部3の上部位置には左右方向の軸8によ
りロック位置とアンロック位置との間回動変位するロッ
キングレバー9を軸止し、前記ロックボディー1の裏面
側に前後方向の軸11により上下方向に長い長孔13を有す
る下方に突出する一片14を備えたアウトサイドオープン
レバー10と、前記長孔13の下部近傍に臨むように突出形
成された突起18及び一部がラチェットに連結されていて
回転すると前記ラチェットを前記ラッチより離脱させる
ラチェットレバー12とを軸止したものにおいて、前記ロ
ッキングレバー9の前記軸8の側部には上下方向に長い
リンク16の上端を係止し、該リンク16の下端17は前記ア
ウトサイドオープンレバー10の一片14の上下方向の長孔
13に係合させて、前記ロッキングレバー9が回動してロ
ック位置になったときは前記下端17は前記長孔13内を上
動して前記突起18より離間し前記アウトサイドオープン
レバー10を回動させて前記下端17を横移動させても前記
ラチェットレバー12の突起18に前記下端17は当接せず空
振であって前記ラチェットレバー12は回動せず、前記ロ
ッキングレバー9が回動してアンロック位置になったと
きは前記下端17は前記長孔13内を下動して前記突起18の
側部に重合する位置になり前記アウトサイドオープンレ
バー10を回動させて前記下端17を横移動させると前記下
端17で前記ラチェットレバー12の突起18を押して前記ラ
チェットレバー12を回動させて開扉させ、前記アクチュ
エータ5の出力レバー7の先端には左右方向の軸20によ
り結合部材19の下端を軸止し、該結合部材19の上端は前
後方向の軸21により前記リンク16の上下中間位置に軸止
した車両用ロック装置としたものであるから、課題とな
っていた従来のコネクティングワイヤーmに相当するも
のは存在しないので、ウインドガラスとコネクティング
ワイヤーmとの接触という問題は起ない。したがって、
ロック装置の取付けは容易になる。又、ロッキングレバ
ー9と出力レバー7との間は直接接続されてなく、アク
チュエータ5の出力レバー7の先端に軸20により結合し
た結合部材19の上端を上下方向に長いリンク16の上下中
間位置に軸21で軸止したから、ロッキングレバー9の周
辺は構成簡単となるので、他の部材の取付も容易にな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は公知例斜視図、第2図は本発明斜視図、第3図
はラチェットレバー斜視図、第4図はアウトサイドオー
プンレバー斜視図、第5図はリンク斜視図である。 符号の説明 1……ロックボディー、2……金属バックプレート、3
……起立部、4……取付金具、5……アクチュエータ
ー、6……出力軸、7……出力レバー、8……左右方向
軸、9……ロッキングレバー、10……アウトサイドオー
プンレバー、11……前後方向軸、12……ラチェットレバ
ー、13……上下方向の長孔、14……一片、15……他片、
16……リンク、17……下端、18……突起、19……結合部
材、20……左右方向軸、21……前後方向軸、22……イン
サイドオープンレバー、23……一片、24……ウインドガ
ラス、25……係合孔、26……係合棒。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】閉扉すると車体側のストライカと係合して
    正転するラッチと該ラッチに係合して該ラッチの逆転を
    防止するラチェットとを有するロックボディー1の裏面
    側に、左右の一側を前後方向に曲げて起立部3を形成し
    た金属製バックプレート2を設け、該起立部3の下部位
    置にアクチュエータ5を固定し、該アクチュエータ5に
    左右方向の出力軸6を設け、該出力軸6には前端の先端
    部が上下動する出力レバー7の後端の基部を固定し、前
    記起立部3の上部位置には左右方向の軸8によりロック
    位置とアンロック位置との間回動変位するロッキングレ
    バー9を軸止し、前記ロックボディー1の裏面側に前後
    方向の軸11により上下方向に長い長孔13を有する下方に
    突出する一片14を備えたアウトサイドオープンレバー10
    と、前記長孔13の下部近傍に臨むように突出形成された
    突起18及び一部がラチェットに連結されていて回転する
    と前記ラチェットを前記ラッチより離脱させるラチェッ
    トレバー12とを軸止したものにおいて、前記ロッキング
    レバー9の前記軸8の側部には上下方向に長いリンク16
    の上端を係止し、該リンク16の下端17は前記アウトサイ
    ドオープンレバー10の一片14の上下方向の長孔13に係合
    させて、前記ロッキングレバー9が回動してロック位置
    になったときは前記下端17は前記長孔13内を上動して前
    記突起18より離間し前記アウトサイドオープンレバー10
    を回動させて前記下端17を横移動させても前記ラチェッ
    トレバー12の突起18に前記下端17は当接せず空振であっ
    て前記ラチェットレバー12は回動せず、前記ロッキング
    レバー9が回動してアンロック位置になったときは前記
    下端17は前記長孔13内を下動して前記突起18の側部に重
    合する位置になり前記アウトサイドオープンレバー10を
    回動させて前記下端17を横移動させると前記下端17で前
    記ラチェットレバー12の突起18を押して前記ラチェット
    レバー12を回動させて開扉させ、前記アクチュエータ5
    の出力レバー7の先端には左右方向の軸20により結合部
    材19の下端を軸止し、該結合部材19の上端は前後方向の
    軸21により前記リンク16の上下中間位置に軸止した車両
    用ロック装置。
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