JPH07181651A - カラー画像形成方法 - Google Patents
カラー画像形成方法Info
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- JPH07181651A JPH07181651A JP6255480A JP25548094A JPH07181651A JP H07181651 A JPH07181651 A JP H07181651A JP 6255480 A JP6255480 A JP 6255480A JP 25548094 A JP25548094 A JP 25548094A JP H07181651 A JPH07181651 A JP H07181651A
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- silver halide
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- silver
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- G03C—PHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
- G03C7/00—Multicolour photographic processes or agents therefor; Regeneration of such processing agents; Photosensitive materials for multicolour processes
- G03C7/30—Colour processes using colour-coupling substances; Materials therefor; Preparing or processing such materials
- G03C7/407—Development processes or agents therefor
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- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03C—PHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
- G03C7/00—Multicolour photographic processes or agents therefor; Regeneration of such processing agents; Photosensitive materials for multicolour processes
- G03C7/30—Colour processes using colour-coupling substances; Materials therefor; Preparing or processing such materials
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- G03C2200/26—Gamma
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- G03C7/00—Multicolour photographic processes or agents therefor; Regeneration of such processing agents; Photosensitive materials for multicolour processes
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- General Physics & Mathematics (AREA)
- Silver Salt Photography Or Processing Solution Therefor (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】発色現像時間の異なる現像処理適性を備えた画
像形成方法を得ること。 【構成】3〜4分の標準現像処理での階調が0.5〜
0.9のカラーネガ感光材料を30〜90秒の迅速現像
処理したときの階調変動を0.9ないし1.2とする。
好ましくは膨潤率を2.3以上とし、総膜厚を22μm
以下とし、赤感性乳剤層の2当量カプラー含有率を50
モル%以上とする。
像形成方法を得ること。 【構成】3〜4分の標準現像処理での階調が0.5〜
0.9のカラーネガ感光材料を30〜90秒の迅速現像
処理したときの階調変動を0.9ないし1.2とする。
好ましくは膨潤率を2.3以上とし、総膜厚を22μm
以下とし、赤感性乳剤層の2当量カプラー含有率を50
モル%以上とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は迅速処理に適するハロゲ
ン化銀カラー感光材料の画像形成方法に関するものであ
り、更に詳しくは発色現像時間の異なる複数の処理に対
する適性を備えたハロゲン化銀カラー写真感光材料の画
像形成方法に関する。
ン化銀カラー感光材料の画像形成方法に関するものであ
り、更に詳しくは発色現像時間の異なる複数の処理に対
する適性を備えたハロゲン化銀カラー写真感光材料の画
像形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】日常生活の中で、写真に撮っておきたい
というシーンや資料に偶然出くわすことが多くあるが、
撮影に用いるカメラは必ずしも携帯、準備されている訳
ではない。しかも、この様な機会は以外に多く、これに
対応できる撮影システムへの要求は、潜在的に強いもの
があった。
というシーンや資料に偶然出くわすことが多くあるが、
撮影に用いるカメラは必ずしも携帯、準備されている訳
ではない。しかも、この様な機会は以外に多く、これに
対応できる撮影システムへの要求は、潜在的に強いもの
があった。
【0003】このような要求に対して、いわゆるレンズ
付きフィルムシステムが開発され、多くの人に親しまれ
るようになってきている。このシステムを支えているも
のの一つは、高感度のカラーネガ感光材料である。安価
な固定焦点プラスチックレンズで近距離撮影から遠距離
撮影までカバーするためには、被写体深度の大きい比較
的暗いレンズが必要であり、これを補うために高感度の
カラーネガ感光材料が使われることになる。この為、レ
ンズ付きフィルムでは、ISO400程度のものが使用
されている。また、ごく最近では、従来超高感度域とさ
れたISO800の超高感度のカラーネガがレンズ付き
フィルムに使用され、市場から好評裏に受け入れられて
いる。
付きフィルムシステムが開発され、多くの人に親しまれ
るようになってきている。このシステムを支えているも
のの一つは、高感度のカラーネガ感光材料である。安価
な固定焦点プラスチックレンズで近距離撮影から遠距離
撮影までカバーするためには、被写体深度の大きい比較
的暗いレンズが必要であり、これを補うために高感度の
カラーネガ感光材料が使われることになる。この為、レ
ンズ付きフィルムでは、ISO400程度のものが使用
されている。また、ごく最近では、従来超高感度域とさ
れたISO800の超高感度のカラーネガがレンズ付き
フィルムに使用され、市場から好評裏に受け入れられて
いる。
【0004】一方写真を撮ったときのもうひとつの欲求
として、撮ったらその場ですぐ見たいというものがあ
る。この要求に対しては、いわゆるインスタントカラー
フィルムが売られているが、価格、画質の点で広く受け
入れられるというレベルまで達していない。
として、撮ったらその場ですぐ見たいというものがあ
る。この要求に対しては、いわゆるインスタントカラー
フィルムが売られているが、価格、画質の点で広く受け
入れられるというレベルまで達していない。
【0005】カラーネガの現像処理の分野でも、この為
の努力は継続されている。カラーネガ感光材料の現像処
理時間は、1972年に導入されたコダック社のC−4
1処理により非常に迅速化した。乾燥工程を含まないウ
ェット処理時間で17分20秒まで短縮され、また近年
ミニラボ市場向けに導入された富士写真フイルム(株)
の迅速処理CN−16FAにおいては、8分15秒まで
短縮されている。また、カラープリント感光材料の処理
時間は、1986年に導入されたコダック社のRA−4
処理により大幅に迅速化され、乾燥を含む処理時間で4
分のレベルまでになっている。
の努力は継続されている。カラーネガ感光材料の現像処
理時間は、1972年に導入されたコダック社のC−4
1処理により非常に迅速化した。乾燥工程を含まないウ
ェット処理時間で17分20秒まで短縮され、また近年
ミニラボ市場向けに導入された富士写真フイルム(株)
の迅速処理CN−16FAにおいては、8分15秒まで
短縮されている。また、カラープリント感光材料の処理
時間は、1986年に導入されたコダック社のRA−4
処理により大幅に迅速化され、乾燥を含む処理時間で4
分のレベルまでになっている。
【0006】しかしながら、現在でも、ユーザーが撮影
したネガをプリント依頼した場合、最も早い仕上がり店
頭処理(いわゆるミニラボ)でも20〜30分要するこ
とになり、大多数の顧客に写真店に2度足を運ぶことを
強いているのが現状である。カラーネガとカラーペーパ
ーの現在のシステムを、写真店に足を運ぶのを1度にし
たいというユーザーニーズに答えるためには、現像処理
時間の大幅な短縮が望まれている。
したネガをプリント依頼した場合、最も早い仕上がり店
頭処理(いわゆるミニラボ)でも20〜30分要するこ
とになり、大多数の顧客に写真店に2度足を運ぶことを
強いているのが現状である。カラーネガとカラーペーパ
ーの現在のシステムを、写真店に足を運ぶのを1度にし
たいというユーザーニーズに答えるためには、現像処理
時間の大幅な短縮が望まれている。
【0007】このためには、発色現像工程も含めた時間
短縮を考慮しないと極めて困難な状況にある。カラーネ
ガの現像処理を例に取れば、従来の迅速化は、主に脱銀
工程の短縮によりなされてきており、前述のCN−16
FA処理の場合には、発色現像工程の時間が全体の処理
時間の40%を占めるようになっている。
短縮を考慮しないと極めて困難な状況にある。カラーネ
ガの現像処理を例に取れば、従来の迅速化は、主に脱銀
工程の短縮によりなされてきており、前述のCN−16
FA処理の場合には、発色現像工程の時間が全体の処理
時間の40%を占めるようになっている。
【0008】発色現像時間を短縮するための技術とし
て、例えば特開平3−149546号に平均塩化銀含有
率が5モル%以上であり、発色現像後の赤感性層、緑感
性層、青感性層のガンマR、ガンマG、ガンマBが各々
0.4〜1.0の範囲であるカラーネガ用ハロゲン化銀
写真感光材料のカラー画像形成法が開示されている。こ
の方法によれば、確かに発色現像時間は現在の3分15
秒から1分30秒まで短縮できることが示されている。
しかしながら、ここでは、迅速性を重視する為に、塩臭
化銀乳剤を使用しており、その感光材料の感度は、高々
ISO写真感度で100程度と見積もられ、高感度でか
つ粒状性に優れるという沃臭化銀乳剤を使うメリットを
犠牲にしている。この他にも、特開平4−93836
号、同4−234758号、同4−234759号、同
4−356044号、同5−197095号などにも発
色現像時間を短縮するための提案がなされているが、い
ずれも塩臭化銀乳剤を用いるものである。
て、例えば特開平3−149546号に平均塩化銀含有
率が5モル%以上であり、発色現像後の赤感性層、緑感
性層、青感性層のガンマR、ガンマG、ガンマBが各々
0.4〜1.0の範囲であるカラーネガ用ハロゲン化銀
写真感光材料のカラー画像形成法が開示されている。こ
の方法によれば、確かに発色現像時間は現在の3分15
秒から1分30秒まで短縮できることが示されている。
しかしながら、ここでは、迅速性を重視する為に、塩臭
化銀乳剤を使用しており、その感光材料の感度は、高々
ISO写真感度で100程度と見積もられ、高感度でか
つ粒状性に優れるという沃臭化銀乳剤を使うメリットを
犠牲にしている。この他にも、特開平4−93836
号、同4−234758号、同4−234759号、同
4−356044号、同5−197095号などにも発
色現像時間を短縮するための提案がなされているが、い
ずれも塩臭化銀乳剤を用いるものである。
【0009】一方、コダック社のC−41処理およびそ
れと互換性を有する現像処理が全世界的に普及している
現在に於いて、発色現像工程を時間を含めて変更すると
言うことは実際の市場へ導入することを考えると極めて
困難を伴う。即ち迅速処理でのみ正常な仕上がりとなる
カラーネガ感光材料では、処理機が市場に普及していな
い導入初期に於いては、実際には限定された市場でしか
迅速性というメリットを享受できないからである。
れと互換性を有する現像処理が全世界的に普及している
現在に於いて、発色現像工程を時間を含めて変更すると
言うことは実際の市場へ導入することを考えると極めて
困難を伴う。即ち迅速処理でのみ正常な仕上がりとなる
カラーネガ感光材料では、処理機が市場に普及していな
い導入初期に於いては、実際には限定された市場でしか
迅速性というメリットを享受できないからである。
【0010】現在のカラー写真は、カラーネガで撮影
し、カラーペーパーでプリントする方式が広く普及して
いるが、その理由は、カラーネガフィルムが非常に広い
露光ラチチュードを有し、撮影時に失敗する確率が少な
いことにある。カラーネガフィルムは、カラーリバーサ
ルフィルムやカラーペーパーと異なり、より広い露光領
域で階調を制御することが必要な感光材料であり、この
階調および各感色性層の階調バランスが悪いと調子再現
性、色再現性が劣化してプリントされた時に色調の破綻
をきたしてしまう。
し、カラーペーパーでプリントする方式が広く普及して
いるが、その理由は、カラーネガフィルムが非常に広い
露光ラチチュードを有し、撮影時に失敗する確率が少な
いことにある。カラーネガフィルムは、カラーリバーサ
ルフィルムやカラーペーパーと異なり、より広い露光領
域で階調を制御することが必要な感光材料であり、この
階調および各感色性層の階調バランスが悪いと調子再現
性、色再現性が劣化してプリントされた時に色調の破綻
をきたしてしまう。
【0011】従って、現在世の中に広く普及している処
理で現像処理した場合でも、それと発色現像時間の異な
る処理で現像処理した場合でも優れた仕上がり品質を得
るためには階調および階調バランスを制御する技術の開
発は非常に重要である。
理で現像処理した場合でも、それと発色現像時間の異な
る処理で現像処理した場合でも優れた仕上がり品質を得
るためには階調および階調バランスを制御する技術の開
発は非常に重要である。
【0012】以上のように、撮りたいときに、写真を撮
り、撮り終わったら、すぐプリントまで得るというシス
テムはまだ実現されておらず、この為の技術開発が待望
されているのが現状である。
り、撮り終わったら、すぐプリントまで得るというシス
テムはまだ実現されておらず、この為の技術開発が待望
されているのが現状である。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、現在世の中に広く普及している現像処理において
も、またユーザーが望むような超迅速処理に於いても優
れた仕上がりを達成できる高感度カラー感光材料のカラ
ー画像形成方法、即ち発色現像時間の異なる現像処理を
行ったときに、優れた仕上がりを達成できるカラー感光
材料のカラー画像形成方法を提供することである。
は、現在世の中に広く普及している現像処理において
も、またユーザーが望むような超迅速処理に於いても優
れた仕上がりを達成できる高感度カラー感光材料のカラ
ー画像形成方法、即ち発色現像時間の異なる現像処理を
行ったときに、優れた仕上がりを達成できるカラー感光
材料のカラー画像形成方法を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、検討の結
果、上記目的が、以下の方法により達成されることを見
い出し本発明をなすに至った。 (1) 赤感性ハロゲン化銀乳剤層、緑感性ハロゲン化銀乳
剤層、及び青感性ハロゲン化銀乳剤層をそれぞれ1層以
上含む感光層を支持体上に有し、特定写真感度が100
以上であるカラーネガ写真感光材料であって、発色現像
時間が3分以上4分以下である標準発色現像処理により
得られる赤感性ハロゲン化銀乳剤層、緑感性ハロゲン化
銀乳剤層、及び青感性ハロゲン化銀乳剤層それぞれの階
調度γAR、γAG、γABがいずれも0.5ないし0.9で
あるようなカラーネガ写真感光材料に、発色現像時間が
30〜90秒である迅速発色現像処理を施すことによ
り、赤感性ハロゲン化銀乳剤層、緑感性ハロゲン化銀乳
剤層、及び青感性ハロゲン化銀乳剤層それぞれの階調度
γBR、γBG、及びγBBに関して、 0.9 <γBR/γBG< 1.2、 0.9<γBB/γBG< 1.2 であるような関係を満足することを特徴とするカラーネ
ガ写真感光材料のカラー画像形成方法。
果、上記目的が、以下の方法により達成されることを見
い出し本発明をなすに至った。 (1) 赤感性ハロゲン化銀乳剤層、緑感性ハロゲン化銀乳
剤層、及び青感性ハロゲン化銀乳剤層をそれぞれ1層以
上含む感光層を支持体上に有し、特定写真感度が100
以上であるカラーネガ写真感光材料であって、発色現像
時間が3分以上4分以下である標準発色現像処理により
得られる赤感性ハロゲン化銀乳剤層、緑感性ハロゲン化
銀乳剤層、及び青感性ハロゲン化銀乳剤層それぞれの階
調度γAR、γAG、γABがいずれも0.5ないし0.9で
あるようなカラーネガ写真感光材料に、発色現像時間が
30〜90秒である迅速発色現像処理を施すことによ
り、赤感性ハロゲン化銀乳剤層、緑感性ハロゲン化銀乳
剤層、及び青感性ハロゲン化銀乳剤層それぞれの階調度
γBR、γBG、及びγBBに関して、 0.9 <γBR/γBG< 1.2、 0.9<γBB/γBG< 1.2 であるような関係を満足することを特徴とするカラーネ
ガ写真感光材料のカラー画像形成方法。
【0015】(2) カラー写真感光材料の最高感度の赤感
性ハロゲン化銀乳剤層に全投影面積の50%以上がアス
ペクト比2以上の平板状ハロゲン化銀粒子で占められる
乳剤を含有し、感光層の膨潤率が2.3以上であって、
かつ赤感性ハロゲン化銀乳剤中のカプラーの2当量化率
が、50モル%以上である上記(1) 記載のカラー画像形
成方法。 (3) カラー写真感光材料の感光層の総膜厚が22μm以
下である上記(2) 記載のカラー画像形成方法。
性ハロゲン化銀乳剤層に全投影面積の50%以上がアス
ペクト比2以上の平板状ハロゲン化銀粒子で占められる
乳剤を含有し、感光層の膨潤率が2.3以上であって、
かつ赤感性ハロゲン化銀乳剤中のカプラーの2当量化率
が、50モル%以上である上記(1) 記載のカラー画像形
成方法。 (3) カラー写真感光材料の感光層の総膜厚が22μm以
下である上記(2) 記載のカラー画像形成方法。
【0016】(4) 標準発色現像処理と迅速発色現像処理
に用いる発色現像液の発色現像主薬濃度比が1:1.5
〜1:5である上記(1) 〜(3) のいずれかに記載のカラ
ー画像形成方法。 (5) 標準発色現像処理と迅速発色現像処理に用いる発色
現像液のハロゲンイオン濃度比が1:1.5〜1:5で
ある上記(4) 記載のカラー画像形成方法。 (6) 迅速発色現像処理の現像温度が標準発色現像処理の
現像温度よりも2〜15℃高い上記(1) 〜(5) のいずれ
かに記載のカラー画像形成方法。
に用いる発色現像液の発色現像主薬濃度比が1:1.5
〜1:5である上記(1) 〜(3) のいずれかに記載のカラ
ー画像形成方法。 (5) 標準発色現像処理と迅速発色現像処理に用いる発色
現像液のハロゲンイオン濃度比が1:1.5〜1:5で
ある上記(4) 記載のカラー画像形成方法。 (6) 迅速発色現像処理の現像温度が標準発色現像処理の
現像温度よりも2〜15℃高い上記(1) 〜(5) のいずれ
かに記載のカラー画像形成方法。
【0017】(7) 標準発色現像処理が発色現像主薬の濃
度が10〜16m mol/L である発色現像液を用いた、現
像温度が35〜40℃の処理であり、迅速発色現像処理
が発色現像主薬の濃度が18〜60m mol/L である発色
現像液を用いた、現像温度が38〜55℃の処理である
上記(1) 記載のカラー画像形成方法。 (8) 特定写真感度が320以上3200以下である上記
(1) 記載のカラー画像形成方法。 (9) 標準発色現像処理が、富士写真フイルム(株)製の
CN−16である上記(1) 記載のカラー画像形成方法。
度が10〜16m mol/L である発色現像液を用いた、現
像温度が35〜40℃の処理であり、迅速発色現像処理
が発色現像主薬の濃度が18〜60m mol/L である発色
現像液を用いた、現像温度が38〜55℃の処理である
上記(1) 記載のカラー画像形成方法。 (8) 特定写真感度が320以上3200以下である上記
(1) 記載のカラー画像形成方法。 (9) 標準発色現像処理が、富士写真フイルム(株)製の
CN−16である上記(1) 記載のカラー画像形成方法。
【0018】本発明は、特定のハロゲン化銀写真感光材
料を異なる発色現像時間で処理したときに、赤感性層、
緑感性層、青感性層の階調度変化、階調バランスの変化
を極小にするための技術を種々検討した結果得られたも
のである。撮影用のハロゲン化銀写真感光材料の層配列
は、通常支持体からもっとも遠い順に青感性層、緑感性
層、赤感性層の順になっている。カラー発色現像液にハ
ロゲン化銀写真感光材料を浸漬した場合、青感性層、緑
感性層、赤感性層の順に現像が開始され、設定された時
間内に所望の階調度に到達するようにハロゲン化銀写真
感光材料は設計されている。従って、設定された時間よ
り短時間で青感性層、緑感性層、赤感性層も現像した場
合、一般的には、支持体より遠い青感性層の現像が進
み、支持体に近い赤感性層の現像が遅れることになる。
本発明は、赤感性層の現像遅れを解消する手段を種々検
討し本発明に至ったものである。
料を異なる発色現像時間で処理したときに、赤感性層、
緑感性層、青感性層の階調度変化、階調バランスの変化
を極小にするための技術を種々検討した結果得られたも
のである。撮影用のハロゲン化銀写真感光材料の層配列
は、通常支持体からもっとも遠い順に青感性層、緑感性
層、赤感性層の順になっている。カラー発色現像液にハ
ロゲン化銀写真感光材料を浸漬した場合、青感性層、緑
感性層、赤感性層の順に現像が開始され、設定された時
間内に所望の階調度に到達するようにハロゲン化銀写真
感光材料は設計されている。従って、設定された時間よ
り短時間で青感性層、緑感性層、赤感性層も現像した場
合、一般的には、支持体より遠い青感性層の現像が進
み、支持体に近い赤感性層の現像が遅れることになる。
本発明は、赤感性層の現像遅れを解消する手段を種々検
討し本発明に至ったものである。
【0019】以下、本発明について詳述する。
【0020】本発明のハロゲン化銀カラー写真感光材料
は、特定写真感度が100以上で有効であり、好ましく
は320以上、より好ましくは、320以上3200以
下である。ここで言う特定写真感度とは、国際規格であ
るISO感度に準じた感度であり、ISO感度に特定さ
れている光源により露光した後、露光後の経時を短くし
て富士写真フィルム(株)がカラーネガフィルムに対す
る標準処理として推奨するCN−16現像処理を施して
測定した感度である。この特定写真感度は、特開昭63
−226650号公報(3) 頁右下欄から(6) 頁左上欄に
かけて詳細に説明されている。ISO感度と異なる評価
方法を取るのは、以下の理由である。すなわち、ISO
感度では感光材料を露光後5日目に現像処理し、その現
像処理は各感材に指定されている現像処理に従う。本発
明の特定写真感度は露光後0.5ないし6時間という比
較的短時間でかつ、特定の現像処理により評価するもの
であり、富士写真フイルム(株)のCN−16処理を採
用している。
は、特定写真感度が100以上で有効であり、好ましく
は320以上、より好ましくは、320以上3200以
下である。ここで言う特定写真感度とは、国際規格であ
るISO感度に準じた感度であり、ISO感度に特定さ
れている光源により露光した後、露光後の経時を短くし
て富士写真フィルム(株)がカラーネガフィルムに対す
る標準処理として推奨するCN−16現像処理を施して
測定した感度である。この特定写真感度は、特開昭63
−226650号公報(3) 頁右下欄から(6) 頁左上欄に
かけて詳細に説明されている。ISO感度と異なる評価
方法を取るのは、以下の理由である。すなわち、ISO
感度では感光材料を露光後5日目に現像処理し、その現
像処理は各感材に指定されている現像処理に従う。本発
明の特定写真感度は露光後0.5ないし6時間という比
較的短時間でかつ、特定の現像処理により評価するもの
であり、富士写真フイルム(株)のCN−16処理を採
用している。
【0021】本発明の感光材料は、支持体上に青感色性
層、緑感色性層、赤感色性層のハロゲン化銀乳剤層のそ
れぞれ少なくとも1層が設けられていればよく、ハロゲ
ン化銀乳剤層および非感光性層の層数に特に制限はな
い。典型的な例としては、支持体上に、実質的に感色性
は同じであるが感光度の異なる複数のハロゲン化銀乳剤
層から成る感色性層を少なくとも2つ有するハロゲン化
銀写真感光材料であり、該感光性層は青色光、緑色光、
および赤色光の何れかに感色性を有する単位感光性層で
あり、多層ハロゲン化銀カラー写真感光材料において
は、単位感光性層の配列が、支持体側から順に赤感色性
層、緑感色性層、青感色性層の順に設置される。これら
の感色性乳剤層を含む親水性コロイド層全体を「感光
層」と呼ぶ。好ましい各層の最大分光感度波長は、例え
ば青感性層が420〜480nm、緑感性層が520〜5
80nm、赤感性層が620〜680nmにあることがあげ
られる。
層、緑感色性層、赤感色性層のハロゲン化銀乳剤層のそ
れぞれ少なくとも1層が設けられていればよく、ハロゲ
ン化銀乳剤層および非感光性層の層数に特に制限はな
い。典型的な例としては、支持体上に、実質的に感色性
は同じであるが感光度の異なる複数のハロゲン化銀乳剤
層から成る感色性層を少なくとも2つ有するハロゲン化
銀写真感光材料であり、該感光性層は青色光、緑色光、
および赤色光の何れかに感色性を有する単位感光性層で
あり、多層ハロゲン化銀カラー写真感光材料において
は、単位感光性層の配列が、支持体側から順に赤感色性
層、緑感色性層、青感色性層の順に設置される。これら
の感色性乳剤層を含む親水性コロイド層全体を「感光
層」と呼ぶ。好ましい各層の最大分光感度波長は、例え
ば青感性層が420〜480nm、緑感性層が520〜5
80nm、赤感性層が620〜680nmにあることがあげ
られる。
【0022】上記のハロゲン化銀感光性層の間および最
上層、最下層には各層の中間層等の非感光性層を設けて
もよい。該中間層には、特開昭61−43748号、同
59−113438号、同59−113440号、同6
1−20037号、同61−20038号明細書に記載
されるようなカプラー、DIR化合物等が含まれていて
もよく、通常用いられるように混色防止剤を含んでいて
もよい。
上層、最下層には各層の中間層等の非感光性層を設けて
もよい。該中間層には、特開昭61−43748号、同
59−113438号、同59−113440号、同6
1−20037号、同61−20038号明細書に記載
されるようなカプラー、DIR化合物等が含まれていて
もよく、通常用いられるように混色防止剤を含んでいて
もよい。
【0023】各単位感光性層を構成する複数のハロゲン
化銀乳剤層は、西独特許第1,121,470号あるい
は英国特許第923,045号に記載されるように高感
度乳剤層、低感度乳剤層の2層構成を好ましく用いるこ
とができる。通常は、支持体に向かって順次感光度が低
くなる様に配列するのが好ましく、また各ハロゲン乳剤
層の間には非感光性層が設けられていてもよい。また、
特開昭57−112751号、同62−200350
号、同62−206541号、同62−206543号
等に記載されているように支持体より離れた側に低感度
乳剤層、支持体に近い側に高感度乳剤層を設置してもよ
い。具体例として支持体から最も遠い側から、低感度青
感光性層(BL)/高感度青感光性層(BH)/高感度
緑感光性層(GH)/低感度緑感光性層(GL)/高感
度赤感光性層(RH)/低感度赤感光性層(RL)/の
順、またはBH/BL/GL/GH/RH/RLの順、
またはBH/BL/GH/GL/RL/RHの順等に設
置することができる。
化銀乳剤層は、西独特許第1,121,470号あるい
は英国特許第923,045号に記載されるように高感
度乳剤層、低感度乳剤層の2層構成を好ましく用いるこ
とができる。通常は、支持体に向かって順次感光度が低
くなる様に配列するのが好ましく、また各ハロゲン乳剤
層の間には非感光性層が設けられていてもよい。また、
特開昭57−112751号、同62−200350
号、同62−206541号、同62−206543号
等に記載されているように支持体より離れた側に低感度
乳剤層、支持体に近い側に高感度乳剤層を設置してもよ
い。具体例として支持体から最も遠い側から、低感度青
感光性層(BL)/高感度青感光性層(BH)/高感度
緑感光性層(GH)/低感度緑感光性層(GL)/高感
度赤感光性層(RH)/低感度赤感光性層(RL)/の
順、またはBH/BL/GL/GH/RH/RLの順、
またはBH/BL/GH/GL/RL/RHの順等に設
置することができる。
【0024】また特公昭49−15495号公報に記載
されているように上層を最も感光度の高いハロゲン化銀
乳剤層、中層をそれよりも低い感光度のハロゲン化銀乳
剤層、下層を中層よりも更に感光度の低いハロゲン化銀
乳剤層を配置し、支持体に向かって感光度が順次低めら
れた感光度の異なる3層から構成される配列が挙げられ
る。このような感光度の異なる3層から構成される場合
でも、特開昭59−202464号明細書に記載されて
いるように、同一感色性層中において支持体より離れた
側から中感度乳剤層/高感度乳剤層/低感度乳剤層の順
に配置されてもよい。その他、高感度乳剤層/低感度乳
剤層/中感度乳剤層、あるいは低感度乳剤層/中感度乳
剤層/高感度乳剤層などの順に配置されていてもよい。
また、4層以上の場合にも、上記の如く配列を変えても
よい。
されているように上層を最も感光度の高いハロゲン化銀
乳剤層、中層をそれよりも低い感光度のハロゲン化銀乳
剤層、下層を中層よりも更に感光度の低いハロゲン化銀
乳剤層を配置し、支持体に向かって感光度が順次低めら
れた感光度の異なる3層から構成される配列が挙げられ
る。このような感光度の異なる3層から構成される場合
でも、特開昭59−202464号明細書に記載されて
いるように、同一感色性層中において支持体より離れた
側から中感度乳剤層/高感度乳剤層/低感度乳剤層の順
に配置されてもよい。その他、高感度乳剤層/低感度乳
剤層/中感度乳剤層、あるいは低感度乳剤層/中感度乳
剤層/高感度乳剤層などの順に配置されていてもよい。
また、4層以上の場合にも、上記の如く配列を変えても
よい。
【0025】色再現性を改良するために、米国特許第
4,663,271号、同第4,705,744号、同
第4,707,436号、特開昭62−160448
号、同63−89850号の明細書に記載の、BL、G
L、RLなどの主感光層と分光感度分布が異なる重層効
果のドナー層(CL)を主感光層に隣接もしくは近接し
て配置することが好ましい。上記のように、それぞれの
感光材料の目的に応じて種々の層構成・配列を選択する
ことができる。
4,663,271号、同第4,705,744号、同
第4,707,436号、特開昭62−160448
号、同63−89850号の明細書に記載の、BL、G
L、RLなどの主感光層と分光感度分布が異なる重層効
果のドナー層(CL)を主感光層に隣接もしくは近接し
て配置することが好ましい。上記のように、それぞれの
感光材料の目的に応じて種々の層構成・配列を選択する
ことができる。
【0026】本発明で用いる標準白色光源における階調
度はJIS K7614−1994、JIS K760
2−1984に準じて以下のようにして求められる。ま
ず、標準白色光源、例えばその感光材料がデイライトタ
イプの感光材料であれば黒体放射の5500°Kのエネ
ルギー分布を有する光源で試験感光材料を露光時間1/
100秒でウエッジ露光し、指定した現像処理を行った
後、図1に示される吸収特性を有した赤、緑、青フィル
ターを通してそれぞれ濃度測定し、露光量の対数を横軸
にとり縦軸に濃度を与えるグラフ上でカブリ+0.2、
0.5、1.0、1.5、2.0の濃度を与える値をプ
ロットし、これらの点を最小自乗法で直線近似し、横軸
からの角度θに対し、tanθをこの感光材料のγR、
γG、γBとする。ここで、発色現像時間が3分以上4分
以下である標準発色現像処理(以下現像処理Aという)
を実施した後の階調度をγAR、γAG、γAB、発色現像時
間が30秒〜90秒である迅速発色現像処理(以下現像
処理Bという)を実施した後の階調度をγBR、γBG、γ
BBとする。
度はJIS K7614−1994、JIS K760
2−1984に準じて以下のようにして求められる。ま
ず、標準白色光源、例えばその感光材料がデイライトタ
イプの感光材料であれば黒体放射の5500°Kのエネ
ルギー分布を有する光源で試験感光材料を露光時間1/
100秒でウエッジ露光し、指定した現像処理を行った
後、図1に示される吸収特性を有した赤、緑、青フィル
ターを通してそれぞれ濃度測定し、露光量の対数を横軸
にとり縦軸に濃度を与えるグラフ上でカブリ+0.2、
0.5、1.0、1.5、2.0の濃度を与える値をプ
ロットし、これらの点を最小自乗法で直線近似し、横軸
からの角度θに対し、tanθをこの感光材料のγR、
γG、γBとする。ここで、発色現像時間が3分以上4分
以下である標準発色現像処理(以下現像処理Aという)
を実施した後の階調度をγAR、γAG、γAB、発色現像時
間が30秒〜90秒である迅速発色現像処理(以下現像
処理Bという)を実施した後の階調度をγBR、γBG、γ
BBとする。
【0027】本発明では、γAR、γAG、γABがいずれも
0.5〜0.9であるカラーネガ写真感光材料を迅速発
色現像処理(現像処理B)した場合に下記の条件1を満
たすことを特徴とする。 条件1 0.9 <γBR/γBG< 1.2、 0.9<γBB/γBG
< 1.2 この条件を満たさない場合には、現像処理Bで現像した
カラーネガから得られるプリントの色味が崩れてしま
い、観賞に耐えうるグレーの再現が得られない。本発明
に於いては、下記条件2を満たすことが特に好ましい。 条件2 0.95 <γBR/γBG< 1.15 、0.95<γBB/γ
BG<1.15
0.5〜0.9であるカラーネガ写真感光材料を迅速発
色現像処理(現像処理B)した場合に下記の条件1を満
たすことを特徴とする。 条件1 0.9 <γBR/γBG< 1.2、 0.9<γBB/γBG
< 1.2 この条件を満たさない場合には、現像処理Bで現像した
カラーネガから得られるプリントの色味が崩れてしま
い、観賞に耐えうるグレーの再現が得られない。本発明
に於いては、下記条件2を満たすことが特に好ましい。 条件2 0.95 <γBR/γBG< 1.15 、0.95<γBB/γ
BG<1.15
【0028】本発明ではまた、γAR、γAG、γABが下記
の条件3、特に条件4、を満たすことが好ましい。 条件3 0.9<γAR/γAG< 1.2、 0.9<γAB/γAG<
1.2 条件4 0.95 <γAR/γAG< 1.15 、0.95<γAB/γ
AG<1.15
の条件3、特に条件4、を満たすことが好ましい。 条件3 0.9<γAR/γAG< 1.2、 0.9<γAB/γAG<
1.2 条件4 0.95 <γAR/γAG< 1.15 、0.95<γAB/γ
AG<1.15
【0029】本発明においては、プリントを供するカラ
ーペーパーとしては市販されているいずれも使うことが
出来る。カラーペーパーの好ましい階調度は測色濃度で
約2.7±0.1である。(測色濃度については、日本
写真学会編「写真工学の基礎」銀塩写真編、387頁参
照) 本発明において、階調度は0.55<γAR、γAG、
γAB、γBR、γBG、γBB<0.90であることが好まし
く、0.60<γAR、γAG、γAB、γBR、γBG、γ BB<
0.85であることが更に好ましく、0.65<γAR、
γAG、γAB、γBR、γBG、γBB<0.80であることが
特に好ましい。
ーペーパーとしては市販されているいずれも使うことが
出来る。カラーペーパーの好ましい階調度は測色濃度で
約2.7±0.1である。(測色濃度については、日本
写真学会編「写真工学の基礎」銀塩写真編、387頁参
照) 本発明において、階調度は0.55<γAR、γAG、
γAB、γBR、γBG、γBB<0.90であることが好まし
く、0.60<γAR、γAG、γAB、γBR、γBG、γ BB<
0.85であることが更に好ましく、0.65<γAR、
γAG、γAB、γBR、γBG、γBB<0.80であることが
特に好ましい。
【0030】次に本発明では最高赤感度層に平板状ハロ
ゲン化銀乳剤を用いることが好ましい。本発明に使用す
る平板状ハロゲン化銀乳剤において、アスペクト比とは
ハロゲン化銀粒子における厚みに対する直径の比を意味
する。ここで直径とは、ハロゲン化銀乳剤を顕微鏡又は
電子顕微鏡で観察したとき、粒子の投影面積と等しい面
積を有する円の直径を指すものとす。従って、アスペク
ト比が2以上であるとは、この円の直径が粒子の厚みに
対して2倍以上であることを意味する。
ゲン化銀乳剤を用いることが好ましい。本発明に使用す
る平板状ハロゲン化銀乳剤において、アスペクト比とは
ハロゲン化銀粒子における厚みに対する直径の比を意味
する。ここで直径とは、ハロゲン化銀乳剤を顕微鏡又は
電子顕微鏡で観察したとき、粒子の投影面積と等しい面
積を有する円の直径を指すものとす。従って、アスペク
ト比が2以上であるとは、この円の直径が粒子の厚みに
対して2倍以上であることを意味する。
【0031】本発明のハロゲン化銀乳剤に用いられる平
板状ハロゲン化銀粒子において、粒子径は粒子厚さの2
倍以上であるが、好ましくは3〜20倍、より好ましく
は4〜15倍、特に好ましくは5〜10倍である。ま
た、全ハロゲン化銀粒子の投影面積における平板状ハロ
ゲン化銀粒子の占める割合は50%以上であるが、好ま
しくは70%以上、特に好ましくは85%以上である。
板状ハロゲン化銀粒子において、粒子径は粒子厚さの2
倍以上であるが、好ましくは3〜20倍、より好ましく
は4〜15倍、特に好ましくは5〜10倍である。ま
た、全ハロゲン化銀粒子の投影面積における平板状ハロ
ゲン化銀粒子の占める割合は50%以上であるが、好ま
しくは70%以上、特に好ましくは85%以上である。
【0032】また、平板状ハロゲン化銀粒子の径として
は、0.02〜20μm 、好ましくは0.3〜10.0
μm であり、特に好ましくは0.4〜5.0μm であ
る。粒子の厚みとしては、好ましくは0.5μm 以下で
ある。ここで平板状ハロゲン化銀粒子径とは、粒子の投
影面積に等しい面積の円の直径をいう。また、粒子の厚
みとは、平板状ハロゲン化銀粒子を構成する二つの平行
な面の間の距離で表わされる。
は、0.02〜20μm 、好ましくは0.3〜10.0
μm であり、特に好ましくは0.4〜5.0μm であ
る。粒子の厚みとしては、好ましくは0.5μm 以下で
ある。ここで平板状ハロゲン化銀粒子径とは、粒子の投
影面積に等しい面積の円の直径をいう。また、粒子の厚
みとは、平板状ハロゲン化銀粒子を構成する二つの平行
な面の間の距離で表わされる。
【0033】本発明において、より好ましい平板状ハロ
ゲン化銀粒子は、粒子直径が0.3μm 以上10.0μ
m 以下で、粒子厚さが0.3μm 以下であり、且つ平均
(直径/厚さ)が5以上10以下である。これ以上にな
ると感光材料を折り曲げたり、固く巻き込んだり、ある
いは鋭利な物に触れた時に写真性能に異常が出ることが
あり好ましくない。さらに好ましくは粒子直径が0.4
μm 以上5.0μm 以下で、平均(直径/厚さ)が5以
上の粒子が全ハロゲン化銀粒子の全投影面積の85%以
上を占めるハロゲン化銀乳剤の場合である。
ゲン化銀粒子は、粒子直径が0.3μm 以上10.0μ
m 以下で、粒子厚さが0.3μm 以下であり、且つ平均
(直径/厚さ)が5以上10以下である。これ以上にな
ると感光材料を折り曲げたり、固く巻き込んだり、ある
いは鋭利な物に触れた時に写真性能に異常が出ることが
あり好ましくない。さらに好ましくは粒子直径が0.4
μm 以上5.0μm 以下で、平均(直径/厚さ)が5以
上の粒子が全ハロゲン化銀粒子の全投影面積の85%以
上を占めるハロゲン化銀乳剤の場合である。
【0034】本発明で使用する平板状ハロゲン化銀粒子
は、臭化銀、沃化銀15モル%以下の沃臭化銀、又は塩
化銀50モル%以下で沃化銀2モル%以下の塩沃臭化銀
及び塩臭化銀が好ましい。混合ハロゲン化銀における組
成分布は均一でも局在化していてもよい。
は、臭化銀、沃化銀15モル%以下の沃臭化銀、又は塩
化銀50モル%以下で沃化銀2モル%以下の塩沃臭化銀
及び塩臭化銀が好ましい。混合ハロゲン化銀における組
成分布は均一でも局在化していてもよい。
【0035】本発明で使用する平板状のハロゲン化銀乳
剤は、Cugnac, Chatean の報告や、Duffin著 "Photogra
phic Emulsion Chemistry"(Focal Press刊、New York 1
966年) 66頁〜72頁、及び A.P.H.Trivelli, W.F.Smith
編 "Phot. Journal" 80(1940年)285頁に記載されている
が、特開昭58−113927号、同58−11392
8号、同58−127921号に記載された方法等を参
照すれば容易に調製することができる。
剤は、Cugnac, Chatean の報告や、Duffin著 "Photogra
phic Emulsion Chemistry"(Focal Press刊、New York 1
966年) 66頁〜72頁、及び A.P.H.Trivelli, W.F.Smith
編 "Phot. Journal" 80(1940年)285頁に記載されている
が、特開昭58−113927号、同58−11392
8号、同58−127921号に記載された方法等を参
照すれば容易に調製することができる。
【0036】本発明の平板状ハロゲン化銀粒子は、必要
により化学増感することができる。化学増感のために例
えば、H.Frieser 編 "Die Grundlagen der Photographi
schen Prozesse mit Silberhalogeniden" (Akademische
Verlagsgesellschaft. 1968年)675頁〜 735頁に記載の
方法を用いることができる。
により化学増感することができる。化学増感のために例
えば、H.Frieser 編 "Die Grundlagen der Photographi
schen Prozesse mit Silberhalogeniden" (Akademische
Verlagsgesellschaft. 1968年)675頁〜 735頁に記載の
方法を用いることができる。
【0037】すなわち、活性ゼラチンや銀と反応し得る
カルコゲンを含む化合物(例えばチオ硫酸塩、チオ尿素
類、メルカプト化合物類、ローダニン類、セレノ尿素
類、フォスフィンセレニド類、フォスフィンテルリド類
など)を用いるカルコゲン増感法;還元性物質(例えば
第一錫塩、アミン類、ヒドラジン誘導体、ホルムアミジ
ンスルフィン酸、シラン化合物)を用いる還元増感法;
貴金属化合物(例えば金錯塩の他、Pt、Ir、Pd等
の周期律表第VIII族の金属の錯塩)を用いる貴金属増感
法などを単独又は組み合わせて用いることができる。
カルコゲンを含む化合物(例えばチオ硫酸塩、チオ尿素
類、メルカプト化合物類、ローダニン類、セレノ尿素
類、フォスフィンセレニド類、フォスフィンテルリド類
など)を用いるカルコゲン増感法;還元性物質(例えば
第一錫塩、アミン類、ヒドラジン誘導体、ホルムアミジ
ンスルフィン酸、シラン化合物)を用いる還元増感法;
貴金属化合物(例えば金錯塩の他、Pt、Ir、Pd等
の周期律表第VIII族の金属の錯塩)を用いる貴金属増感
法などを単独又は組み合わせて用いることができる。
【0038】これらの具体例はカルコゲン増感法につい
ては米国特許第1,574,944号、同第2,27
8,947号、同第2,410,689号、同第2,7
28,668号、同第3,656,955号等、還元増
感法については、米国特許第2,419,974号、同
第2,983,609号、同第4,054,458号
等、貴金属増感法については米国特許第2,399,0
83号、同第2,448,060号、英国特許第61
8,061号等の各明細書に記載されている。本発明の
平板状ハロゲン化銀粒子は金増感又はカルコゲン増感、
或いはこれらの併用が好ましく、金増感、硫黄増感、セ
レン増感の3者併用が特に好ましい。
ては米国特許第1,574,944号、同第2,27
8,947号、同第2,410,689号、同第2,7
28,668号、同第3,656,955号等、還元増
感法については、米国特許第2,419,974号、同
第2,983,609号、同第4,054,458号
等、貴金属増感法については米国特許第2,399,0
83号、同第2,448,060号、英国特許第61
8,061号等の各明細書に記載されている。本発明の
平板状ハロゲン化銀粒子は金増感又はカルコゲン増感、
或いはこれらの併用が好ましく、金増感、硫黄増感、セ
レン増感の3者併用が特に好ましい。
【0039】本発明の平板状ハロゲン化銀粒子は、必要
に応じてメチン色素類その他によって分光増感すること
ができる。また、前述した鮮鋭度の向上の他に分光速度
が高いことも本発明の平板状ハロゲン化銀粒子の特長で
ある。用いられる色素には、シアニン色素、メロシアニ
ン色素、複合シアニン色素、複合メロシアニン色素、ホ
ロポーラーシアニン色素、ヘミシアニン色素、スチリル
色素及びヘミオキソノール色素が包含される。特に有用
な色素は、シアニン色素、メロシアニン色素、及び複合
メロシアニン色素に属する色素である。
に応じてメチン色素類その他によって分光増感すること
ができる。また、前述した鮮鋭度の向上の他に分光速度
が高いことも本発明の平板状ハロゲン化銀粒子の特長で
ある。用いられる色素には、シアニン色素、メロシアニ
ン色素、複合シアニン色素、複合メロシアニン色素、ホ
ロポーラーシアニン色素、ヘミシアニン色素、スチリル
色素及びヘミオキソノール色素が包含される。特に有用
な色素は、シアニン色素、メロシアニン色素、及び複合
メロシアニン色素に属する色素である。
【0040】有用な増感色素としては例えば、ドイツ特
許第929,080号、米国特許第2,493,748
号、同第2,503,776号、同第2,519,00
1号、同第2,912,329号、同第3,656,9
59号、同第3,672,897号、同第4,025,
349号、英国特許第1,242,588号、特公昭4
4−14030号に記載されたものを挙げることができ
る。
許第929,080号、米国特許第2,493,748
号、同第2,503,776号、同第2,519,00
1号、同第2,912,329号、同第3,656,9
59号、同第3,672,897号、同第4,025,
349号、英国特許第1,242,588号、特公昭4
4−14030号に記載されたものを挙げることができ
る。
【0041】これらの増感色素は単独に用いてもよい
が、それらの組合せを用いてもよく、増感色素の組合せ
は特に、強色増感の目的でしばしば用いられる。その代
表例は米国特許第2,688,545号、同第2,97
7,229号、同第3,397,060号、同第3,5
22,052号、同第3,527,641号、同第3,
617,293号、同第3,628,964号、同第
3,666,480号、同第3,672,898号、同
第3,679,428号、同第3,814,609号、
同第4,026,707号、英国特許第1,344,2
81号、特公昭43−4936号、同53−12375
号、特開昭52−109925号、同52−11061
8号に記載されている。
が、それらの組合せを用いてもよく、増感色素の組合せ
は特に、強色増感の目的でしばしば用いられる。その代
表例は米国特許第2,688,545号、同第2,97
7,229号、同第3,397,060号、同第3,5
22,052号、同第3,527,641号、同第3,
617,293号、同第3,628,964号、同第
3,666,480号、同第3,672,898号、同
第3,679,428号、同第3,814,609号、
同第4,026,707号、英国特許第1,344,2
81号、特公昭43−4936号、同53−12375
号、特開昭52−109925号、同52−11061
8号に記載されている。
【0042】本発明で使用する写真乳剤には、感光材料
の製造工程、保存中あるいは写真処理中のカブリを防止
し、あるいは写真性能を安定化させる目的で、種々の化
合物を含有させることができる。すなわちアゾール類、
例えばベンゾチアゾリウム塩、ニトロイミダゾール類、
トリアゾール類、ベンゾトリアゾール類、ベンズイミダ
ゾール類(特に、ニトロ−又はハロゲン置換体);ヘテ
ロ環メルカプト化合物、例えば、メルカプトチアゾール
類、メルカプトベンゾチアゾール類、メルカプトベンズ
イミダゾール類、メルカプトチアジアゾール類、メルカ
プトテトラゾール類(特に1−フェニル−5−メルカプ
トテトラゾール)、メルカプトピリミジン類;カルボキ
シル基やスルホン基等の水溶性基を有する上記のヘテロ
環メルカプト化合物類;例えばオキサドリンチオンのよ
うなチオケト化合物;アザインデン類、例えばトリアザ
インデン類、テトラアザインデン類(特に4−ヒドロキ
シ置換(1,3,3a,7)テトラアザインデン類);
ベンゼンチオスルホン酸類;ベンゼンスルフィン酸;等
のようなカブリ防止剤または安定剤として知られた、多
くの化合物を加えることができる。これらのさらに詳し
い具体例及びその使用方法については、例えば米国特許
第3,954,474号、同第3,982,947号、
同第4,021,248号の各明細書、又は特公昭52
−28660号公報の記載を参考にすることができる。
の製造工程、保存中あるいは写真処理中のカブリを防止
し、あるいは写真性能を安定化させる目的で、種々の化
合物を含有させることができる。すなわちアゾール類、
例えばベンゾチアゾリウム塩、ニトロイミダゾール類、
トリアゾール類、ベンゾトリアゾール類、ベンズイミダ
ゾール類(特に、ニトロ−又はハロゲン置換体);ヘテ
ロ環メルカプト化合物、例えば、メルカプトチアゾール
類、メルカプトベンゾチアゾール類、メルカプトベンズ
イミダゾール類、メルカプトチアジアゾール類、メルカ
プトテトラゾール類(特に1−フェニル−5−メルカプ
トテトラゾール)、メルカプトピリミジン類;カルボキ
シル基やスルホン基等の水溶性基を有する上記のヘテロ
環メルカプト化合物類;例えばオキサドリンチオンのよ
うなチオケト化合物;アザインデン類、例えばトリアザ
インデン類、テトラアザインデン類(特に4−ヒドロキ
シ置換(1,3,3a,7)テトラアザインデン類);
ベンゼンチオスルホン酸類;ベンゼンスルフィン酸;等
のようなカブリ防止剤または安定剤として知られた、多
くの化合物を加えることができる。これらのさらに詳し
い具体例及びその使用方法については、例えば米国特許
第3,954,474号、同第3,982,947号、
同第4,021,248号の各明細書、又は特公昭52
−28660号公報の記載を参考にすることができる。
【0043】本発明の前記乳剤は単分散乳剤であること
が好ましい。本発明に関わる単分散乳剤とは、ハロゲン
化銀粒子の粒径に関する変動係数が0.25以下の粒径
分布を有する乳剤である。ここで変動係数とは粒径に関
する標準偏差を平均粒径で除した値である。すなわち、
個々の乳剤粒子の粒径がriであり、その数がniであると
き、平均粒径は、
が好ましい。本発明に関わる単分散乳剤とは、ハロゲン
化銀粒子の粒径に関する変動係数が0.25以下の粒径
分布を有する乳剤である。ここで変動係数とは粒径に関
する標準偏差を平均粒径で除した値である。すなわち、
個々の乳剤粒子の粒径がriであり、その数がniであると
き、平均粒径は、
【0044】
【数1】
【0045】で定義され、その標準偏差は
【0046】
【数2】
【0047】と定義される。本発明でいう個々の粒子径
とはハロゲン化銀乳剤をティ・エイチ・ジェームス(T.
H.James)ら著「ザ・セオリー・オブ・ザ・フォトグラフ
ィック・プロセス」(The Theory of the Photographic
Process) 第3版36〜43頁、マクミラン社発行(1
966年)に記載されているような当業界でよく知られ
た方法(通常は電子顕微鏡撮影)で微小撮影した場合に
投影された面積に相当した投影面積相当直径である。こ
こでハロゲン化銀粒子の投影相当直径とは上述の著書に
示されているようにハロゲン化銀粒子の投影面積と等し
い円の直径で定義される。従ってハロゲン化銀粒子の形
状が球状以外(たとえば立方体、八面体、十四面体、平
板状、ジャガイモ状など)の場合も上述のように平均粒
径rおよびその偏差Sを求めることが可能である。
とはハロゲン化銀乳剤をティ・エイチ・ジェームス(T.
H.James)ら著「ザ・セオリー・オブ・ザ・フォトグラフ
ィック・プロセス」(The Theory of the Photographic
Process) 第3版36〜43頁、マクミラン社発行(1
966年)に記載されているような当業界でよく知られ
た方法(通常は電子顕微鏡撮影)で微小撮影した場合に
投影された面積に相当した投影面積相当直径である。こ
こでハロゲン化銀粒子の投影相当直径とは上述の著書に
示されているようにハロゲン化銀粒子の投影面積と等し
い円の直径で定義される。従ってハロゲン化銀粒子の形
状が球状以外(たとえば立方体、八面体、十四面体、平
板状、ジャガイモ状など)の場合も上述のように平均粒
径rおよびその偏差Sを求めることが可能である。
【0048】ハロゲン化銀粒子の粒径にかかわる変動係
数は0.25以下であるが、好ましくは0.20以下、
より好ましくは0.15以下である。
数は0.25以下であるが、好ましくは0.20以下、
より好ましくは0.15以下である。
【0049】本発明の平板状ハロゲン化銀乳剤は、特開
昭63−151618号等に記載されている単分散六角
平板状ハロゲン化銀乳剤であることが特に好ましい。こ
こで六角平板状ハロゲン化銀粒子とは、その{1,1,
1}面の形状が六角形であり、隣辺比率が、2以下であ
ることを特徴としている。ここで隣辺比率とは、六角形
を形成する最小の長さを有する辺の長さに対する最大の
長さを有する辺の長さの比である。本発明の六角平板状
ハロゲン化銀粒子は、隣辺比率が2以下であれば、その
角が幾分丸みをおびていてもよい。角が丸みをおびてい
る場合の辺の長さは、その辺の直線部分を延長し、隣接
する辺の直線部分を延長した線との交点の間の距離で表
わされる。本発明の六角平板状粒子の六角形を形成する
各辺は、その1/2以上が実質的に直線からなることが
好ましく、特に4/5以上が実質的に直線からなること
が好ましい。本発明において、隣辺比率は1〜1.5で
あることが好ましい。
昭63−151618号等に記載されている単分散六角
平板状ハロゲン化銀乳剤であることが特に好ましい。こ
こで六角平板状ハロゲン化銀粒子とは、その{1,1,
1}面の形状が六角形であり、隣辺比率が、2以下であ
ることを特徴としている。ここで隣辺比率とは、六角形
を形成する最小の長さを有する辺の長さに対する最大の
長さを有する辺の長さの比である。本発明の六角平板状
ハロゲン化銀粒子は、隣辺比率が2以下であれば、その
角が幾分丸みをおびていてもよい。角が丸みをおびてい
る場合の辺の長さは、その辺の直線部分を延長し、隣接
する辺の直線部分を延長した線との交点の間の距離で表
わされる。本発明の六角平板状粒子の六角形を形成する
各辺は、その1/2以上が実質的に直線からなることが
好ましく、特に4/5以上が実質的に直線からなること
が好ましい。本発明において、隣辺比率は1〜1.5で
あることが好ましい。
【0050】本発明の六角平板状ハロゲン化銀乳剤は、
分散媒とハロゲン化銀粒子とからなり該ハロゲン化銀粒
子の全投影面積の50%以上、好ましくは70%以上よ
り好ましくは、90%以上が上記六角平板状ハロゲン化
銀粒子によって占められている。
分散媒とハロゲン化銀粒子とからなり該ハロゲン化銀粒
子の全投影面積の50%以上、好ましくは70%以上よ
り好ましくは、90%以上が上記六角平板状ハロゲン化
銀粒子によって占められている。
【0051】本発明において、六角平板状ハロゲン化銀
粒子のハロゲン組成としては臭化銀、沃臭化銀、塩臭化
銀、塩沃臭化銀のいずれであってもよいが臭化銀及び沃
臭化銀が好ましい。沃臭化銀の場合、沃化銀含量は0〜
30モル%であり、好ましくは2〜15モル%、より好
ましくは4〜12モル%である。沃化銀の粒子内分布
は、粒子全体に均一であってもよいし、粒子内部と表面
層とで沃化銀含量が異なってもよいし、また、粒子内部
に異なった沃化銀含量の層がいくつもある、いわゆる多
重構造であってもよいが、粒子内部よりも粒子表面の方
が沃化銀含量が少ない、いわゆる内部ヨード型粒子が好
ましい。
粒子のハロゲン組成としては臭化銀、沃臭化銀、塩臭化
銀、塩沃臭化銀のいずれであってもよいが臭化銀及び沃
臭化銀が好ましい。沃臭化銀の場合、沃化銀含量は0〜
30モル%であり、好ましくは2〜15モル%、より好
ましくは4〜12モル%である。沃化銀の粒子内分布
は、粒子全体に均一であってもよいし、粒子内部と表面
層とで沃化銀含量が異なってもよいし、また、粒子内部
に異なった沃化銀含量の層がいくつもある、いわゆる多
重構造であってもよいが、粒子内部よりも粒子表面の方
が沃化銀含量が少ない、いわゆる内部ヨード型粒子が好
ましい。
【0052】六角平板状ハロゲン化銀乳剤の製造法は、
米国特許第4,797,354号を参考にすることがで
きる。単分散六角平板状ハロゲン化銀乳剤の作り方とし
ては、製造工程を核形成、オストワルド熟成及び粒子成
長の過程に分ける。核形成時には、pBrを1.0〜
2.5に保ち、できるだけ平行な双晶面をもつ核(平板
粒子核)を多くつくるような過飽和条件(温度、ゼラチ
ン濃度、銀塩水溶液と、ハロゲン化アルカリ水溶液の添
加速度、pBr、ヨードイオン含量、攪拌回転数、p
H、ハロゲン化銀溶剤量、塩濃度など)で核形成を行
う。オストワルド熟成時には、核形成時に形成された平
板粒子核以外の粒子を消滅せしめ、平板粒子核のみを成
長させかつ単分散性の良い核にするために温度、pB
r、pH、ゼラチン濃度、ハロゲン化銀溶剤量などを調
節する。粒子成長時にはpBr及び添加する銀イオン量
とハロゲンイオン量を調節することによって所望のアス
ペクト比と粒子サイズをもつ六角平板状ハロゲン化銀粒
子を得ることができる。粒子成長時は、銀イオン及びハ
ロゲンイオンの添加速度を結晶臨界成長速度の30〜1
00%にすることが好ましい。
米国特許第4,797,354号を参考にすることがで
きる。単分散六角平板状ハロゲン化銀乳剤の作り方とし
ては、製造工程を核形成、オストワルド熟成及び粒子成
長の過程に分ける。核形成時には、pBrを1.0〜
2.5に保ち、できるだけ平行な双晶面をもつ核(平板
粒子核)を多くつくるような過飽和条件(温度、ゼラチ
ン濃度、銀塩水溶液と、ハロゲン化アルカリ水溶液の添
加速度、pBr、ヨードイオン含量、攪拌回転数、p
H、ハロゲン化銀溶剤量、塩濃度など)で核形成を行
う。オストワルド熟成時には、核形成時に形成された平
板粒子核以外の粒子を消滅せしめ、平板粒子核のみを成
長させかつ単分散性の良い核にするために温度、pB
r、pH、ゼラチン濃度、ハロゲン化銀溶剤量などを調
節する。粒子成長時にはpBr及び添加する銀イオン量
とハロゲンイオン量を調節することによって所望のアス
ペクト比と粒子サイズをもつ六角平板状ハロゲン化銀粒
子を得ることができる。粒子成長時は、銀イオン及びハ
ロゲンイオンの添加速度を結晶臨界成長速度の30〜1
00%にすることが好ましい。
【0053】本発明の前記乳剤は、ハロゲン化銀粒子の
個数の50%が1粒子当たり10本以上の転位を含むこ
とが好ましい。平均粒子の転位は、たとえば J.F.Hamil
ton, Phot.Sci.Eng., 11, 57(1967)やT.Shiozawa, J.So
c.Phot.Sci Japan, 35, 213(1972) に記載の、低温での
透過型電子顕微鏡を用いた直接的な方法により観察する
ことができる。すなわち、乳剤から粒子に転位が発生す
るほどの圧力をかけないよう注意して取り出したハロゲ
ン化銀粒子を、電子顕微鏡観察用のメッシュにのせ、電
子線による損傷(プリントアウト等)を防ぐように試料
を冷却した状態で透過法により観察を行う。このとき、
粒子の厚みが厚いほど、電子線が透過しにくくなるの
で、高圧型(0.25μm の厚さの粒子に対して200
KV)の電子顕微鏡を用いた方がより鮮明に観察すること
ができる。このような方法によって得られた粒子の写真
から、主平面に対して垂直方向から見た場合の各粒子に
ついての転位の位置及び数を用いることができる。
個数の50%が1粒子当たり10本以上の転位を含むこ
とが好ましい。平均粒子の転位は、たとえば J.F.Hamil
ton, Phot.Sci.Eng., 11, 57(1967)やT.Shiozawa, J.So
c.Phot.Sci Japan, 35, 213(1972) に記載の、低温での
透過型電子顕微鏡を用いた直接的な方法により観察する
ことができる。すなわち、乳剤から粒子に転位が発生す
るほどの圧力をかけないよう注意して取り出したハロゲ
ン化銀粒子を、電子顕微鏡観察用のメッシュにのせ、電
子線による損傷(プリントアウト等)を防ぐように試料
を冷却した状態で透過法により観察を行う。このとき、
粒子の厚みが厚いほど、電子線が透過しにくくなるの
で、高圧型(0.25μm の厚さの粒子に対して200
KV)の電子顕微鏡を用いた方がより鮮明に観察すること
ができる。このような方法によって得られた粒子の写真
から、主平面に対して垂直方向から見た場合の各粒子に
ついての転位の位置及び数を用いることができる。
【0054】本発明の平板粒子の転位の位置は、平板粒
子の長軸方向の中心から辺までの長さのx%の距離から
辺にかけて発生している。このxの値は、好ましくは1
0≦x<100であり、より好ましくは30≦x<98
であり、さらに好ましくは50≦x<95である。この
とき、この転位の開始する位置を結んで作られる形状
は、粒子形と相似に近いが、完全な相似形でなくゆがむ
ことがある。転移線の方向は、略中心から辺に向かう方
向であるが、しばしば蛇行している。本発明の平板粒子
の転位の数については、10本以上の転位を含む粒子が
50個数%以上存在することが好ましい。さらに好まし
くは、10本以上の転位を含む粒子が80個数%以上、
特に、20本以上の転位を含む粒子が80個数%以上存
在するものが好ましい。
子の長軸方向の中心から辺までの長さのx%の距離から
辺にかけて発生している。このxの値は、好ましくは1
0≦x<100であり、より好ましくは30≦x<98
であり、さらに好ましくは50≦x<95である。この
とき、この転位の開始する位置を結んで作られる形状
は、粒子形と相似に近いが、完全な相似形でなくゆがむ
ことがある。転移線の方向は、略中心から辺に向かう方
向であるが、しばしば蛇行している。本発明の平板粒子
の転位の数については、10本以上の転位を含む粒子が
50個数%以上存在することが好ましい。さらに好まし
くは、10本以上の転位を含む粒子が80個数%以上、
特に、20本以上の転位を含む粒子が80個数%以上存
在するものが好ましい。
【0055】さらに、本発明の平板状ハロゲン化銀粒子
で好ましく用いられるハロゲン化銀粒子の50個数%以
上が1粒子当たり10本以上の転位を含むハロゲン化銀
粒子においては、ハロゲン化銀粒子の個々の沃化銀含有
率の相対標準偏差が30%以下であることが特に好まし
く、さらに好ましくは20%以下が好ましい。個々の乳
剤粒子の沃化銀含有率は、例えばX線マイクロ・アナラ
イザーを用いて、一個一個の粒子の組成を分析すること
によって測定できる。ここで「個々の粒子の沃化銀含有
率の相対標準偏差」とは、例えばX線マイクロ・アナラ
イザーにより少なくとも100個の乳剤粒子の沃化銀含
有率を測定した際の沃化銀含有率の標準偏差を平均沃化
銀含有率で除した値に100を乗じて得られる値であ
る。個々の乳剤粒子の沃化銀含有率測定の具体的方法
は、例えば、欧州特許第147,868A号に記載され
ている。
で好ましく用いられるハロゲン化銀粒子の50個数%以
上が1粒子当たり10本以上の転位を含むハロゲン化銀
粒子においては、ハロゲン化銀粒子の個々の沃化銀含有
率の相対標準偏差が30%以下であることが特に好まし
く、さらに好ましくは20%以下が好ましい。個々の乳
剤粒子の沃化銀含有率は、例えばX線マイクロ・アナラ
イザーを用いて、一個一個の粒子の組成を分析すること
によって測定できる。ここで「個々の粒子の沃化銀含有
率の相対標準偏差」とは、例えばX線マイクロ・アナラ
イザーにより少なくとも100個の乳剤粒子の沃化銀含
有率を測定した際の沃化銀含有率の標準偏差を平均沃化
銀含有率で除した値に100を乗じて得られる値であ
る。個々の乳剤粒子の沃化銀含有率測定の具体的方法
は、例えば、欧州特許第147,868A号に記載され
ている。
【0056】個々の粒子の沃化銀含有率の相対標準偏差
が大きいと、個々の粒子の化学増感の適点が異なり、す
べての乳剤粒子の性能を引き出すことが不可能になり、
また転位の数の粒子間の相対標準偏差も大きくなる傾向
にある。個々の粒子の沃化銀含有率Yi(モル%)と各
粒子の球相当直径Xi(ミクロン)の間には、相関があ
る場合とない場合があるが、相関がないことが望まし
い。
が大きいと、個々の粒子の化学増感の適点が異なり、す
べての乳剤粒子の性能を引き出すことが不可能になり、
また転位の数の粒子間の相対標準偏差も大きくなる傾向
にある。個々の粒子の沃化銀含有率Yi(モル%)と各
粒子の球相当直径Xi(ミクロン)の間には、相関があ
る場合とない場合があるが、相関がないことが望まし
い。
【0057】平板粒子のハロゲン組成に関する構造につ
いては、X線回折、EPMA(XMAという名称もあ
る)法(電子線でハロゲン化銀粒子を走査して、ハロゲ
ン化銀組成を検出する方法)、ESCA(XPSという
名称もある)法(X線を照射し粒子表面から出てくる光
電子を分光する方法)などを組み合わせることにより確
認できる。本発明において粒子表面とは、表面より50
Å程度の深さまでの領域をいう。このような領域のハロ
ゲン組成は、通常ESCA法により測定することができ
る。粒子内部とは、上記の表面領域以外の領域をいう。
いては、X線回折、EPMA(XMAという名称もあ
る)法(電子線でハロゲン化銀粒子を走査して、ハロゲ
ン化銀組成を検出する方法)、ESCA(XPSという
名称もある)法(X線を照射し粒子表面から出てくる光
電子を分光する方法)などを組み合わせることにより確
認できる。本発明において粒子表面とは、表面より50
Å程度の深さまでの領域をいう。このような領域のハロ
ゲン組成は、通常ESCA法により測定することができ
る。粒子内部とは、上記の表面領域以外の領域をいう。
【0058】前記の転位線を有する平板状粒子よりなる
乳剤は、特開昭63−220238号、特開平4−18
1939号に記載されている方法に基づいて調製するこ
とができる。また本発明のハロゲン化銀乳剤は、粒子サ
イズ分布が狭いことが好ましく、核形成−オストワルド
熟成及び粒子成長の段階を経て調製する特開平1−15
8426号に記載されている方法を好ましく用いること
ができる。しかしながら、乳剤の個々の粒子の沃化銀含
有率は、特に緻密な制御をしないと不均一になりがちで
あった。
乳剤は、特開昭63−220238号、特開平4−18
1939号に記載されている方法に基づいて調製するこ
とができる。また本発明のハロゲン化銀乳剤は、粒子サ
イズ分布が狭いことが好ましく、核形成−オストワルド
熟成及び粒子成長の段階を経て調製する特開平1−15
8426号に記載されている方法を好ましく用いること
ができる。しかしながら、乳剤の個々の粒子の沃化銀含
有率は、特に緻密な制御をしないと不均一になりがちで
あった。
【0059】乳剤の個々の粒子の沃化銀含有率を均一に
するために、まず、オストワルド熟成後の粒子のサイズ
と形状をできるだけ均一にすることが肝要である。さら
に成長段階において、硝酸銀水溶液とアルカリ・ハライ
ド水溶液を、pAgを6.0から10.0の範囲で一定
に保ちつつ、ダブル・ジェット法で添加し、特に均一な
被覆を行うためには、添加中の溶液の過飽和度は高い方
が好ましい。例えば米国特許第4,242,445号に
記載されているような方法で、結晶の成長速度が結晶臨
界成長速度の30〜100%になるような比較的高い過
飽和度で添加を行うことが望ましい。
するために、まず、オストワルド熟成後の粒子のサイズ
と形状をできるだけ均一にすることが肝要である。さら
に成長段階において、硝酸銀水溶液とアルカリ・ハライ
ド水溶液を、pAgを6.0から10.0の範囲で一定
に保ちつつ、ダブル・ジェット法で添加し、特に均一な
被覆を行うためには、添加中の溶液の過飽和度は高い方
が好ましい。例えば米国特許第4,242,445号に
記載されているような方法で、結晶の成長速度が結晶臨
界成長速度の30〜100%になるような比較的高い過
飽和度で添加を行うことが望ましい。
【0060】本発明の平板粒子の転位は粒子の内部に特
定の高ヨード相を設けることによってコントロールする
ことができる。具体的には基板粒子を調製し、次に高ヨ
ード相を設け、その外側を高ヨード相よりヨード含有率
の低い相でカバーすることによって得られる。ここで、
個々の粒子の沃化銀含有率を均一にするために、上記高
ヨード相の形成条件を適切に選択することが重要であ
る。内部の高ヨード相とは、ヨードを含むハロゲン化銀
固溶体をいう。この場合のハロゲン化銀としては、沃化
銀、沃臭化銀、塩沃臭化銀が好ましいが、沃化銀または
沃臭化銀(ヨード含有率10〜40モル%)であること
がより好ましく、特に沃化銀であることが好ましい。
定の高ヨード相を設けることによってコントロールする
ことができる。具体的には基板粒子を調製し、次に高ヨ
ード相を設け、その外側を高ヨード相よりヨード含有率
の低い相でカバーすることによって得られる。ここで、
個々の粒子の沃化銀含有率を均一にするために、上記高
ヨード相の形成条件を適切に選択することが重要であ
る。内部の高ヨード相とは、ヨードを含むハロゲン化銀
固溶体をいう。この場合のハロゲン化銀としては、沃化
銀、沃臭化銀、塩沃臭化銀が好ましいが、沃化銀または
沃臭化銀(ヨード含有率10〜40モル%)であること
がより好ましく、特に沃化銀であることが好ましい。
【0061】この内部高ヨード相は、基板の平板粒子の
平面に均一に沈着したものではなく、むしろ局在的に存
在させることが重要である。このような局在化は、平板
の主平面上、側面上、辺上、角上のいずれの場所で起っ
てもよい。さらに、内部高ヨード相を、そのような部位
に選択的にエピタキシャルに配位していても良い。この
ための方法として、沃化物塩を単独に添加する、いわゆ
るコンバージョン法や例えば特開昭59−133540
号、特開昭58−108526号、特開昭59−162
540号に記載されているようなエピタキシャル接合法
を用いることができる。その時に以下のような条件を選
択することが、個々の粒子の沃化銀含有率を均一にする
ために有効である。すなわち、沃化物塩添加時のpAg
は8.5〜10.5の範囲が好ましく、9.0〜10.
5の範囲が特に好ましい。温度は、50℃〜30℃の範
囲に保つことが好ましい。沃化物塩の添加は、十分に攪
拌された条件下で全銀量に対し1モル%以上の沃化物塩
を30秒から5分間にわたって添加することが好まし
い。
平面に均一に沈着したものではなく、むしろ局在的に存
在させることが重要である。このような局在化は、平板
の主平面上、側面上、辺上、角上のいずれの場所で起っ
てもよい。さらに、内部高ヨード相を、そのような部位
に選択的にエピタキシャルに配位していても良い。この
ための方法として、沃化物塩を単独に添加する、いわゆ
るコンバージョン法や例えば特開昭59−133540
号、特開昭58−108526号、特開昭59−162
540号に記載されているようなエピタキシャル接合法
を用いることができる。その時に以下のような条件を選
択することが、個々の粒子の沃化銀含有率を均一にする
ために有効である。すなわち、沃化物塩添加時のpAg
は8.5〜10.5の範囲が好ましく、9.0〜10.
5の範囲が特に好ましい。温度は、50℃〜30℃の範
囲に保つことが好ましい。沃化物塩の添加は、十分に攪
拌された条件下で全銀量に対し1モル%以上の沃化物塩
を30秒から5分間にわたって添加することが好まし
い。
【0062】基板の平板粒子のヨード含有率は、高ヨー
ド相よりも低く、好ましくは0〜12モル%、さらに好
ましくは0〜10モル%である。高ヨード相をカバーす
る外側の相は、高ヨード相のヨード含有率よりも低く、
好ましくは0〜12モル%、さらに好ましくは0〜10
モル%であり、最も好ましくは0〜3モル%である。こ
の内部高ヨード相は、平均粒子の長軸方向に関して粒子
中心から粒子全体の銀量で5モル%〜80モル%の範囲
にある、粒子中心を中心とする環状領域内に存在するこ
とが好ましく、さらに好ましくは10モル%〜70モル
%、特に20モル%〜60モル%の範囲の環状領域内に
存在することが好ましい。ここで、粒子の長軸方向とは
平板粒子の直径方向をいい、短軸方向とは平板粒子の厚
さ方向をいう。
ド相よりも低く、好ましくは0〜12モル%、さらに好
ましくは0〜10モル%である。高ヨード相をカバーす
る外側の相は、高ヨード相のヨード含有率よりも低く、
好ましくは0〜12モル%、さらに好ましくは0〜10
モル%であり、最も好ましくは0〜3モル%である。こ
の内部高ヨード相は、平均粒子の長軸方向に関して粒子
中心から粒子全体の銀量で5モル%〜80モル%の範囲
にある、粒子中心を中心とする環状領域内に存在するこ
とが好ましく、さらに好ましくは10モル%〜70モル
%、特に20モル%〜60モル%の範囲の環状領域内に
存在することが好ましい。ここで、粒子の長軸方向とは
平板粒子の直径方向をいい、短軸方向とは平板粒子の厚
さ方向をいう。
【0063】内部高ヨード相のヨード含有率は、粒子表
面に存在する沃化銀、沃臭化銀または塩沃臭化銀におけ
る平均ヨード含有率よりも高く、好ましくは5倍以上、
特に好ましくは20倍以上である。さらに内部高ヨード
相を形成するハロゲン化銀の量は、銀量にして粒子全体
の銀量50モル%以下であり、さらに好ましくは10モ
ル%以下であり、特に5モル%以下であることが好まし
い。
面に存在する沃化銀、沃臭化銀または塩沃臭化銀におけ
る平均ヨード含有率よりも高く、好ましくは5倍以上、
特に好ましくは20倍以上である。さらに内部高ヨード
相を形成するハロゲン化銀の量は、銀量にして粒子全体
の銀量50モル%以下であり、さらに好ましくは10モ
ル%以下であり、特に5モル%以下であることが好まし
い。
【0064】種々の化合物をハロゲン化銀沈殿生成過程
で存在せしめることによって、ハロゲン化銀粒子の性質
をコントロールできる。このような化合物は、反応器中
に最初に存在せしめても良い。また、常法に従って、1
もしくは2以上の塩を加えると共に添加することもでき
る。米国特許第2,448,060号、同2,628,
167号、同3,737,313号、同3,772,0
31号、並びにリサーチ・ディスクロージャー、134
巻、1975年6月、13452に記載されるように、
銅、イリジウム、鉛、ビスマス、カドミウム、亜鉛(例
えば、硫黄、セレン及びテルルのカルコゲン化合物)、
金および第VII 属貴金属の化合物のような化合物をハロ
ゲン化銀沈殿生成過程で存在せしめることによって、ハ
ロゲン化銀の特性をコントロールできる。特公昭58−
1410号、モイザー(Moisar)ら著、ジャーナル・オ
ブ・フォトグラフィック・サイエンス、25巻、197
7、19−27頁に記載されるように、ハロゲン化銀乳
剤は沈殿生成過程において粒子の内部を還元増感するこ
とができる。
で存在せしめることによって、ハロゲン化銀粒子の性質
をコントロールできる。このような化合物は、反応器中
に最初に存在せしめても良い。また、常法に従って、1
もしくは2以上の塩を加えると共に添加することもでき
る。米国特許第2,448,060号、同2,628,
167号、同3,737,313号、同3,772,0
31号、並びにリサーチ・ディスクロージャー、134
巻、1975年6月、13452に記載されるように、
銅、イリジウム、鉛、ビスマス、カドミウム、亜鉛(例
えば、硫黄、セレン及びテルルのカルコゲン化合物)、
金および第VII 属貴金属の化合物のような化合物をハロ
ゲン化銀沈殿生成過程で存在せしめることによって、ハ
ロゲン化銀の特性をコントロールできる。特公昭58−
1410号、モイザー(Moisar)ら著、ジャーナル・オ
ブ・フォトグラフィック・サイエンス、25巻、197
7、19−27頁に記載されるように、ハロゲン化銀乳
剤は沈殿生成過程において粒子の内部を還元増感するこ
とができる。
【0065】本発明に用いられる平板粒子においては、
エピタキシャル接合によって組成の異なるハロゲン化銀
が接合されていてもよく、また、例えばロダン銀、酸化
鉛のハロゲン化銀以外の化合物と接合されていても良
い。これらの乳剤粒子は、例えば、米国特許第4,09
4,684号、同4,142,900号、同4,45
9,353号、英国特許第2,038,792号、米国
特許第4,349,622号、同4,395,478
号、同4,433,501号、同4,463,087
号、同3,656,962号、同3,852,067
号、特開昭59−162540号に開示されている。
エピタキシャル接合によって組成の異なるハロゲン化銀
が接合されていてもよく、また、例えばロダン銀、酸化
鉛のハロゲン化銀以外の化合物と接合されていても良
い。これらの乳剤粒子は、例えば、米国特許第4,09
4,684号、同4,142,900号、同4,45
9,353号、英国特許第2,038,792号、米国
特許第4,349,622号、同4,395,478
号、同4,433,501号、同4,463,087
号、同3,656,962号、同3,852,067
号、特開昭59−162540号に開示されている。
【0066】また、本発明の平板状ハロゲン化銀乳剤
は、分光増感色素の存在下で化学増感されることが好ま
しい。分光増感色素の存在下で化学増感する方法は、例
えば米国特許第4,425,426号、同4,442,
201号、特開昭59−9658号、同61−1031
49号、同61−133941号などに記載されてい
る。用いられる分光増感色素としては通常ハロゲン化銀
写真感光材料に用いられる分光増感色素であればいかな
るものでもよく、その分光増感色素は、リサーチ・ディ
スクロージャー、No. 17643の23〜24頁及びN
o. 18716の648頁右欄〜649頁右欄に記載さ
れている。分光増感色素は一種類でも数種類混ぜて使用
してもよい。
は、分光増感色素の存在下で化学増感されることが好ま
しい。分光増感色素の存在下で化学増感する方法は、例
えば米国特許第4,425,426号、同4,442,
201号、特開昭59−9658号、同61−1031
49号、同61−133941号などに記載されてい
る。用いられる分光増感色素としては通常ハロゲン化銀
写真感光材料に用いられる分光増感色素であればいかな
るものでもよく、その分光増感色素は、リサーチ・ディ
スクロージャー、No. 17643の23〜24頁及びN
o. 18716の648頁右欄〜649頁右欄に記載さ
れている。分光増感色素は一種類でも数種類混ぜて使用
してもよい。
【0067】分光増感色素を添加する時期は、化学増感
の開始前(粒子形成時、粒子形成終了時、水洗後)、化
学増感の途中及び化学増感終了時のいずれの時期でもよ
いが粒子形成終了後化学増感の開始前又は化学増感の終
了時が好ましい。添加される分光増感色素の量は、任意
であるが飽和吸着量の30〜100%が好ましく、より
好ましくは50〜90%である。
の開始前(粒子形成時、粒子形成終了時、水洗後)、化
学増感の途中及び化学増感終了時のいずれの時期でもよ
いが粒子形成終了後化学増感の開始前又は化学増感の終
了時が好ましい。添加される分光増感色素の量は、任意
であるが飽和吸着量の30〜100%が好ましく、より
好ましくは50〜90%である。
【0068】本発明の乳剤は感光性乳剤層に単独で用い
てもよいし、平均粒子サイズの異なる2種以上の乳剤を
併用するようにしてもよい。2種以上の乳剤を用いる場
合、異なる層に用いてもよいが、同一感光層に混合して
用いるのが好ましい。また、2種以上の乳剤を用いる場
合、本発明で規定する平均アスペクト比の乳剤とそうで
ないものとを用いてもよい。上記のように、乳剤を混合
して用いることは、階調コントロール、低露光量領域か
ら高露光量領域すべてにわたる粒状性のコントロール、
及び発色現像依存性(時間及び発色現像主薬・亜硫酸ナ
トリウム塩等の現像液内組成依存性、pH(依存性)の
コントロールなどの観点から好ましい。また本発明の乳
剤は特開昭60−143332号、同60−25403
2号に記載されている、粒子間の沃化銀含有率の相対標
準偏差が20%以下であることが特に好ましい。
てもよいし、平均粒子サイズの異なる2種以上の乳剤を
併用するようにしてもよい。2種以上の乳剤を用いる場
合、異なる層に用いてもよいが、同一感光層に混合して
用いるのが好ましい。また、2種以上の乳剤を用いる場
合、本発明で規定する平均アスペクト比の乳剤とそうで
ないものとを用いてもよい。上記のように、乳剤を混合
して用いることは、階調コントロール、低露光量領域か
ら高露光量領域すべてにわたる粒状性のコントロール、
及び発色現像依存性(時間及び発色現像主薬・亜硫酸ナ
トリウム塩等の現像液内組成依存性、pH(依存性)の
コントロールなどの観点から好ましい。また本発明の乳
剤は特開昭60−143332号、同60−25403
2号に記載されている、粒子間の沃化銀含有率の相対標
準偏差が20%以下であることが特に好ましい。
【0069】本発明において乳剤層の膜厚とは、25
℃、55%調湿下(2日間)で測定した膜厚を意味す
る。膜厚は市販の膜厚計で測定できる。該乳剤層を有す
る側の全親水性コロイド層の膜厚の総和は薄くするほど
本発明の効果は大きいが、ゼラチン等のバインダー、カ
プラー及び分散溶媒などの占める体積により限界があ
り、好ましくは14〜22μm であり、さらに好ましく
は15〜20μm であり、特に好ましくは16〜18μ
m である。
℃、55%調湿下(2日間)で測定した膜厚を意味す
る。膜厚は市販の膜厚計で測定できる。該乳剤層を有す
る側の全親水性コロイド層の膜厚の総和は薄くするほど
本発明の効果は大きいが、ゼラチン等のバインダー、カ
プラー及び分散溶媒などの占める体積により限界があ
り、好ましくは14〜22μm であり、さらに好ましく
は15〜20μm であり、特に好ましくは16〜18μ
m である。
【0070】本発明のカラー写真感光材料の現像液中で
の膨潤率は、現像主薬の拡散を早める意味から2.3以
上であることが好ましい。更に好ましくは2.4以上4
以下である。特に好ましくは2.4以上3以下である。
あまり大きくし過ぎると拡散距離が長くなり現像が遅れ
たり、あるいはレチキュレーションが発生し、実用に耐
えない。本発明において、現像液中での膨潤率とは、現
像液中での膨潤後の膜厚(支持体に関して感光層を有す
る側の写真層の膜厚)を乾燥膜厚で割った値を言う。現
像液中での膨潤膜厚の測定は、A.Green and G.I.P. Lev
enso氏、J.Phot.Sci.,20、205(1972)に記載
の方法で行うことができる。即ち38℃.保温した現像
液中における膨潤膜厚の平衡値から求めることができ
る。現像液としては、例えば実施例に記載した処方を用
いることができる。
の膨潤率は、現像主薬の拡散を早める意味から2.3以
上であることが好ましい。更に好ましくは2.4以上4
以下である。特に好ましくは2.4以上3以下である。
あまり大きくし過ぎると拡散距離が長くなり現像が遅れ
たり、あるいはレチキュレーションが発生し、実用に耐
えない。本発明において、現像液中での膨潤率とは、現
像液中での膨潤後の膜厚(支持体に関して感光層を有す
る側の写真層の膜厚)を乾燥膜厚で割った値を言う。現
像液中での膨潤膜厚の測定は、A.Green and G.I.P. Lev
enso氏、J.Phot.Sci.,20、205(1972)に記載
の方法で行うことができる。即ち38℃.保温した現像
液中における膨潤膜厚の平衡値から求めることができ
る。現像液としては、例えば実施例に記載した処方を用
いることができる。
【0071】本発明で定義する膨潤率の測定には、現像
液Aを用いるものとする。本発明において、感光材料の
膨潤率は、以下に記載の公知の手法で制御できる。例え
ば、ゼラチン硬化剤(硬膜剤と称することもある)の量
を制御すること、特開昭61−156252号、特開平
5−119417号等に記載の吸水性ポリマーを使用す
ること、Belg−691、331記載の保水剤を使用
すること、感光材料の製造時の乾燥条件を変更するこ
と、あるいは、感光材料の塗布後の保存条件を変更する
などの方法で制御できる。
液Aを用いるものとする。本発明において、感光材料の
膨潤率は、以下に記載の公知の手法で制御できる。例え
ば、ゼラチン硬化剤(硬膜剤と称することもある)の量
を制御すること、特開昭61−156252号、特開平
5−119417号等に記載の吸水性ポリマーを使用す
ること、Belg−691、331記載の保水剤を使用
すること、感光材料の製造時の乾燥条件を変更するこ
と、あるいは、感光材料の塗布後の保存条件を変更する
などの方法で制御できる。
【0072】本発明に用いられる赤感性層の2当量カプ
ラーとしては公知のものを用いることができる。詳しく
は後述のカプラーのうち2当量のものを用いることがで
きる。2当量カプラーは発色現像により画像銀2原子を
生成するとき色素1分子を生成する。通常の4当量カプ
ラーは4個のハロゲン化銀が還元されて1分子の色素が
形成されるが、2当量カプラーは2個のハロゲン化銀が
還元されて1分子の色素を形成する。従って、2当量カ
プラーを使用すれば同じカラー画像を得るのにハロゲン
化銀の量が4当量カプラーを用いる場合にくらべて1/2
ですむことになる。
ラーとしては公知のものを用いることができる。詳しく
は後述のカプラーのうち2当量のものを用いることがで
きる。2当量カプラーは発色現像により画像銀2原子を
生成するとき色素1分子を生成する。通常の4当量カプ
ラーは4個のハロゲン化銀が還元されて1分子の色素が
形成されるが、2当量カプラーは2個のハロゲン化銀が
還元されて1分子の色素を形成する。従って、2当量カ
プラーを使用すれば同じカラー画像を得るのにハロゲン
化銀の量が4当量カプラーを用いる場合にくらべて1/2
ですむことになる。
【0073】本発明では、このような2当量カプラーを
全赤感性層カプラーの50モル%以上、好ましくは75
モル%以上とすることにより、赤感性層の発色速度を速
めることができる。本発明で用いられる2等量シアンカ
プラーとしては、フェノール系及びナフトール系カプラ
ーが挙げられ、米国特許第4,052,212号、同第
4,146,396号、同第4,228,233号、同
第4,296,200号、同第2,369,929号、
同第2,801,171号、同第2,772,162
号、同第2,895,826号、同第3,772,00
2号、同第3,758,308号、同第4,334,0
11号、同第4,327,173号、西独特許公開第
3,329,729号、欧州特許第121,365A
号、同第249,453A号、米国特許第3,446,
622号、同第4,333,999号、同第4,77
5,616号、同第4,451,559号、同第4,4
27,767号、同第4,690,889号、同第4,
254,212号、同第4,296,199号、特開昭
61−42658号等に記載の2当量カプラーが好まし
い。さらに、特開昭64−553号、同64−554
号、同64−555号、同64−556号に記載のピラ
ゾロアゾール系カプラーや、米国特許第4,818,6
72号に記載のイミダゾール系カプラーも使用すること
ができる。特に好ましいものとして、米国特許第4,0
52,212号、同4,146,396号、同4,22
8,233号及び同4,296,200号に記載された
酸素原子離脱型の2当量ナフトール系カプラーが挙げら
れる。特に好ましいものとして、特開平6−10263
6号に記載された5位置換型2当量ナフトール系シアン
カプラーが挙げられる。
全赤感性層カプラーの50モル%以上、好ましくは75
モル%以上とすることにより、赤感性層の発色速度を速
めることができる。本発明で用いられる2等量シアンカ
プラーとしては、フェノール系及びナフトール系カプラ
ーが挙げられ、米国特許第4,052,212号、同第
4,146,396号、同第4,228,233号、同
第4,296,200号、同第2,369,929号、
同第2,801,171号、同第2,772,162
号、同第2,895,826号、同第3,772,00
2号、同第3,758,308号、同第4,334,0
11号、同第4,327,173号、西独特許公開第
3,329,729号、欧州特許第121,365A
号、同第249,453A号、米国特許第3,446,
622号、同第4,333,999号、同第4,77
5,616号、同第4,451,559号、同第4,4
27,767号、同第4,690,889号、同第4,
254,212号、同第4,296,199号、特開昭
61−42658号等に記載の2当量カプラーが好まし
い。さらに、特開昭64−553号、同64−554
号、同64−555号、同64−556号に記載のピラ
ゾロアゾール系カプラーや、米国特許第4,818,6
72号に記載のイミダゾール系カプラーも使用すること
ができる。特に好ましいものとして、米国特許第4,0
52,212号、同4,146,396号、同4,22
8,233号及び同4,296,200号に記載された
酸素原子離脱型の2当量ナフトール系カプラーが挙げら
れる。特に好ましいものとして、特開平6−10263
6号に記載された5位置換型2当量ナフトール系シアン
カプラーが挙げられる。
【0074】本発明に使用する2当量シアンカプラー
は、種々の公知分散方法により感光材料に導入できる。
水中油滴分散法に用いられる高沸点溶媒の例は米国特許
第2,322,027号などに記載されている。水中油
滴分散法に用いられる常圧での沸点が175℃以上の高
沸点有機溶剤の具体例としては、フタル酸エステル類
(例えばジブチルフタレート、ジシクロヘキシルフタレ
ート、ジ−2−エチルヘキシルフタレート、デシルフタ
レート、ビス(2,4−ジ−t−アミルフェニル)フタ
レート、ビス(2,4−ジ−t−アミルフェニル)イソ
フタレート、ビス(1,1−ジ−エチルプロピル)フタ
レート)、リン酸またはホスホン酸のエステル類(例え
ばトリフェニルホスフェート、トリクレジルホスフェー
ト、2−エチルヘキシルジフェニルホスフェート、トリ
シクロヘキシルホスフェート、トリ−2−エチルヘキシ
ルホスフェート、トリドデシルホスフェート、トリブト
キシエチルホスフェート、トリクロロプロピルホスフェ
ート、ジ−2−エチルヘキシルフェニルホスホネー
ト)、安息香酸エステル類(例えば2−エチルヘキシル
ベンゾエート、ドデシルベンゾエート、2−エチルヘキ
シル−p−ヒドロキシベンゾエート)、アミド類(例え
ばN,N−ジエチルドデカンアミド、N,N−ジエチル
ラウリルアミド、N−テトラデシルピロリドン)、アル
コール類またはフェノール類(例えばイソステアリルア
ルコール、2,4−ジ−tert−アミルフェノー
ル)、脂肪族カルボン酸エステル類(ビス(2−エチル
ヘキシル)セバケート、ジオクチルアゼレート、グリセ
ロールトリブチレート、イソステアリルラクテート、ト
リオクチルシトレート)、アニリン誘導体(N,N−ジ
ブチル−2−ブトキシ−5−tert−オクチルアニリ
ン)、炭化水素類(パラフィン、ドデシルベンゼン、ジ
イソプロピルナフタレン)などが挙げられる。また補助
溶剤としては、沸点が約30℃以上、好ましくは50℃
以上約160℃以下の有機溶剤などが使用でき、典型例
としては酢酸エチル、酢酸ブチル、プロピオン酸エチ
ル、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン、2−エト
キシエチルアセテート、ジメチルホルムアミドどが挙げ
られる。ラテックス分散法の工程、効果および含浸用の
ラテックスの具体例は、米国特許第4,199,363
号、西独特許出願(OLS)第2,541,274号お
よび同第2,541,230号などに記載されている。
は、種々の公知分散方法により感光材料に導入できる。
水中油滴分散法に用いられる高沸点溶媒の例は米国特許
第2,322,027号などに記載されている。水中油
滴分散法に用いられる常圧での沸点が175℃以上の高
沸点有機溶剤の具体例としては、フタル酸エステル類
(例えばジブチルフタレート、ジシクロヘキシルフタレ
ート、ジ−2−エチルヘキシルフタレート、デシルフタ
レート、ビス(2,4−ジ−t−アミルフェニル)フタ
レート、ビス(2,4−ジ−t−アミルフェニル)イソ
フタレート、ビス(1,1−ジ−エチルプロピル)フタ
レート)、リン酸またはホスホン酸のエステル類(例え
ばトリフェニルホスフェート、トリクレジルホスフェー
ト、2−エチルヘキシルジフェニルホスフェート、トリ
シクロヘキシルホスフェート、トリ−2−エチルヘキシ
ルホスフェート、トリドデシルホスフェート、トリブト
キシエチルホスフェート、トリクロロプロピルホスフェ
ート、ジ−2−エチルヘキシルフェニルホスホネー
ト)、安息香酸エステル類(例えば2−エチルヘキシル
ベンゾエート、ドデシルベンゾエート、2−エチルヘキ
シル−p−ヒドロキシベンゾエート)、アミド類(例え
ばN,N−ジエチルドデカンアミド、N,N−ジエチル
ラウリルアミド、N−テトラデシルピロリドン)、アル
コール類またはフェノール類(例えばイソステアリルア
ルコール、2,4−ジ−tert−アミルフェノー
ル)、脂肪族カルボン酸エステル類(ビス(2−エチル
ヘキシル)セバケート、ジオクチルアゼレート、グリセ
ロールトリブチレート、イソステアリルラクテート、ト
リオクチルシトレート)、アニリン誘導体(N,N−ジ
ブチル−2−ブトキシ−5−tert−オクチルアニリ
ン)、炭化水素類(パラフィン、ドデシルベンゼン、ジ
イソプロピルナフタレン)などが挙げられる。また補助
溶剤としては、沸点が約30℃以上、好ましくは50℃
以上約160℃以下の有機溶剤などが使用でき、典型例
としては酢酸エチル、酢酸ブチル、プロピオン酸エチ
ル、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン、2−エト
キシエチルアセテート、ジメチルホルムアミドどが挙げ
られる。ラテックス分散法の工程、効果および含浸用の
ラテックスの具体例は、米国特許第4,199,363
号、西独特許出願(OLS)第2,541,274号お
よび同第2,541,230号などに記載されている。
【0075】以下本発明の発色現像処理Aについて説明
する。本発明の現像処理Aの現像時間は3分以上4分以
下であり、発色現像液は特開平3−33847号公報の
第9頁、左上欄の第6行〜第11頁右下欄の第6行に記
載の内容のものである。発色現像時間は、好ましくは3
分以上3分30秒以下、より好ましくは3分以上3分1
5秒以下である。また現像温度は35〜40℃、好まし
くは36〜39℃である。具体的には、富士写真フイル
ム株式会社製のカラーネガフィルム用処理剤、CN−1
6やCN−16X、CN−16Q、CN−16FAの発
色現像液及び発色現像補充液、或は、イーストマン・コ
ダック社製のカラーネガフィルム用処理剤、C−41、
C−41B、C−41RAの発色現像液が好ましく使用
できる。
する。本発明の現像処理Aの現像時間は3分以上4分以
下であり、発色現像液は特開平3−33847号公報の
第9頁、左上欄の第6行〜第11頁右下欄の第6行に記
載の内容のものである。発色現像時間は、好ましくは3
分以上3分30秒以下、より好ましくは3分以上3分1
5秒以下である。また現像温度は35〜40℃、好まし
くは36〜39℃である。具体的には、富士写真フイル
ム株式会社製のカラーネガフィルム用処理剤、CN−1
6やCN−16X、CN−16Q、CN−16FAの発
色現像液及び発色現像補充液、或は、イーストマン・コ
ダック社製のカラーネガフィルム用処理剤、C−41、
C−41B、C−41RAの発色現像液が好ましく使用
できる。
【0076】本発明のカラー現像液中のカラー現像主薬
は、公知の芳香族第一級アミンカラー現像主薬を使用で
きる。好ましいカラー現像主薬はp−フェニレンジアミ
ン誘導体であり、代表例を以下に示すがこれらに限定さ
れるものではない。 D−1 N,N−ジエチル−p−フェニレンジアミン D−2 2−メチル−N,N−ジエチル−p−フェニレ
ンジアミン D−3 4−[N−エチル−N−(β−ヒドロキシエチ
ル)アミノ]アニリン D−4 2−メチル−4−[N−エチル−N−(β−ヒ
ドロキシエチル)アミノ]アニリン D−5 4−アミノ−3−メチル−N−エチル−N−
[γ−(メタンスルホンアミド)プロピル]アニリン D−6 4−アミノ−3−メチル−N−エチル−N−
[β−(メタンスルホンアミド)エチル]アニリン D−7 4−アミノ−3−メチル−N−エチル−N−メ
トキシエチルアニリン D−8 4−アミノ−3−メチル−N−エチル−N−
(4−ヒドロキシブチル)アニリン D−9 4−アミノ−3−メチル−N−エチル−N−
(3−ヒドロキシプロピル)アニリン D−10 4−アミノ−3−メトキシ−N,N−ビス(3
−ヒドロキシプロピル))アニリン D−11 4−アミノ−3−メトキシ−N,N−ビス(4
−ヒドロキシブチル)アニリン D−12 4−アミノ−3−メトキシ−N−ヒドロキシエ
チル−N−(4−ヒドロキシブチル)アニリン 本発明においては、D−4、D−8、D−9が好まし
い。
は、公知の芳香族第一級アミンカラー現像主薬を使用で
きる。好ましいカラー現像主薬はp−フェニレンジアミ
ン誘導体であり、代表例を以下に示すがこれらに限定さ
れるものではない。 D−1 N,N−ジエチル−p−フェニレンジアミン D−2 2−メチル−N,N−ジエチル−p−フェニレ
ンジアミン D−3 4−[N−エチル−N−(β−ヒドロキシエチ
ル)アミノ]アニリン D−4 2−メチル−4−[N−エチル−N−(β−ヒ
ドロキシエチル)アミノ]アニリン D−5 4−アミノ−3−メチル−N−エチル−N−
[γ−(メタンスルホンアミド)プロピル]アニリン D−6 4−アミノ−3−メチル−N−エチル−N−
[β−(メタンスルホンアミド)エチル]アニリン D−7 4−アミノ−3−メチル−N−エチル−N−メ
トキシエチルアニリン D−8 4−アミノ−3−メチル−N−エチル−N−
(4−ヒドロキシブチル)アニリン D−9 4−アミノ−3−メチル−N−エチル−N−
(3−ヒドロキシプロピル)アニリン D−10 4−アミノ−3−メトキシ−N,N−ビス(3
−ヒドロキシプロピル))アニリン D−11 4−アミノ−3−メトキシ−N,N−ビス(4
−ヒドロキシブチル)アニリン D−12 4−アミノ−3−メトキシ−N−ヒドロキシエ
チル−N−(4−ヒドロキシブチル)アニリン 本発明においては、D−4、D−8、D−9が好まし
い。
【0077】本発明の現像処理Bは現像時間が30秒以
上1分30秒以下、好ましくは45秒以上1分20秒以
下である。現像処理Aの現像主薬の添加量は現像液1リ
ットル当たり14ミリモル以上25ミリモル以下であ
り、好ましくは15ミリモル以上20ミリモル以下であ
る。また現像処理Aに対して現像処理Bに含まれる現像
主薬の濃度が1.5倍〜5倍となる含有量が好ましく、
特に2倍〜4倍で本発明の効果が充分に発揮される。現
像処理Bの処理温度は好ましくは41℃以上55℃以下
であり、より好ましくは43℃以上50℃以下である。
現像液Bの温度はAより2℃〜15℃高いことが好まし
い。
上1分30秒以下、好ましくは45秒以上1分20秒以
下である。現像処理Aの現像主薬の添加量は現像液1リ
ットル当たり14ミリモル以上25ミリモル以下であ
り、好ましくは15ミリモル以上20ミリモル以下であ
る。また現像処理Aに対して現像処理Bに含まれる現像
主薬の濃度が1.5倍〜5倍となる含有量が好ましく、
特に2倍〜4倍で本発明の効果が充分に発揮される。現
像処理Bの処理温度は好ましくは41℃以上55℃以下
であり、より好ましくは43℃以上50℃以下である。
現像液Bの温度はAより2℃〜15℃高いことが好まし
い。
【0078】本発明のカラー現像液中にはカブリ防止剤
としてハロゲンイオンを含有することができる。現像処
理Aに対して現像処理Bのハロゲンイオン濃度が、1.
5倍〜5倍であることが好ましく、特に現像処理Aに対
して現像処理Bに含まれる現像主薬の濃度が1.5倍〜
5倍となる場合に上記現像処理Bのハロゲンイオン濃度
が、1.5倍〜5倍であることが最も好ましい。具体的
には現像処理Aのハロゲンイオン濃度は現像液1リット
ル当たり8ミリモル〜13ミリモルであり、現像処理B
のそれは現像液1リットル当たり15ミリモル〜58ミ
リモル、好ましくは16ミリモル〜42ミリモルであ
り、更に好ましくは16ミリモル〜35ミリモルであ
る。ハロゲンイオンとしては特に臭化物イオンが好まし
く、必要に応じて沃化物イオン、あるいは塩化物イオン
を含有することができる。本発明の現像処理のトータル
時間はDry to Dryで、現像処理Aは8分以上15分以
内、現像処理Bは1分以上5分以内が好ましい。
としてハロゲンイオンを含有することができる。現像処
理Aに対して現像処理Bのハロゲンイオン濃度が、1.
5倍〜5倍であることが好ましく、特に現像処理Aに対
して現像処理Bに含まれる現像主薬の濃度が1.5倍〜
5倍となる場合に上記現像処理Bのハロゲンイオン濃度
が、1.5倍〜5倍であることが最も好ましい。具体的
には現像処理Aのハロゲンイオン濃度は現像液1リット
ル当たり8ミリモル〜13ミリモルであり、現像処理B
のそれは現像液1リットル当たり15ミリモル〜58ミ
リモル、好ましくは16ミリモル〜42ミリモルであ
り、更に好ましくは16ミリモル〜35ミリモルであ
る。ハロゲンイオンとしては特に臭化物イオンが好まし
く、必要に応じて沃化物イオン、あるいは塩化物イオン
を含有することができる。本発明の現像処理のトータル
時間はDry to Dryで、現像処理Aは8分以上15分以
内、現像処理Bは1分以上5分以内が好ましい。
【0079】本発明のカラー現像液には、前記芳香族第
一級アミンカラー現像主薬を直接保恒する化合物とし
て、特開昭63−5341号、同63−106655号
あるいは特開平4−144446号に記載の各種ヒドロ
キシルアミン類、特開昭63−43138号に記載のヒ
ドロキサム酸類、同63−146041号に記載のヒド
ラジン類やヒドラジド類、同63−44657および同
63−58443号に記載のフエノール類、同63−4
4656号に記載のα−ヒドロキシケトン類やα−アミ
ノケトン類、同63−36244号記載の各種糖類など
を含有することができる。また、上記化合物と併用し
て、特開昭63−4235号、同63−24254号、
同63−21647号、同63−146040号、同6
3−27841号および同63−25654号等に記載
のモノアミン類、同63−30845号、同63−14
640号、同63−43139号等に記載のジアミン
類、同63−21647号、同63−26655号およ
び同63−44655号に記載のポリアミン類、同63
−53551号に記載のニトロキシラジカル類、同63
−43140号及び同63−53549号に記載のアル
コール類、同63−56654号に記載のオキシム類お
よび同63−239447号に記載の3級アミン類を使
用することができる。
一級アミンカラー現像主薬を直接保恒する化合物とし
て、特開昭63−5341号、同63−106655号
あるいは特開平4−144446号に記載の各種ヒドロ
キシルアミン類、特開昭63−43138号に記載のヒ
ドロキサム酸類、同63−146041号に記載のヒド
ラジン類やヒドラジド類、同63−44657および同
63−58443号に記載のフエノール類、同63−4
4656号に記載のα−ヒドロキシケトン類やα−アミ
ノケトン類、同63−36244号記載の各種糖類など
を含有することができる。また、上記化合物と併用し
て、特開昭63−4235号、同63−24254号、
同63−21647号、同63−146040号、同6
3−27841号および同63−25654号等に記載
のモノアミン類、同63−30845号、同63−14
640号、同63−43139号等に記載のジアミン
類、同63−21647号、同63−26655号およ
び同63−44655号に記載のポリアミン類、同63
−53551号に記載のニトロキシラジカル類、同63
−43140号及び同63−53549号に記載のアル
コール類、同63−56654号に記載のオキシム類お
よび同63−239447号に記載の3級アミン類を使
用することができる。
【0080】その他保恒剤として、特開昭57−441
48号および同57−53749号に記載の各種金属
類、同59−180588号に記載のサリチル酸類、同
54−3582号に記載のアルカノールアミン類、同5
6−94349号に記載のポリエチレンイミン類、米国
特許第3,746,544号に記載の芳香族ポリヒドロ
キシ化合物等を必要に応じて含有しても良い。特に好ま
しい保恒剤としては、特開平3−144446号の一般
式(I)で表されるヒドロキシルアミン類であり、中で
もスルホ基やカルボキシ基を有する化合物が好ましい。
48号および同57−53749号に記載の各種金属
類、同59−180588号に記載のサリチル酸類、同
54−3582号に記載のアルカノールアミン類、同5
6−94349号に記載のポリエチレンイミン類、米国
特許第3,746,544号に記載の芳香族ポリヒドロ
キシ化合物等を必要に応じて含有しても良い。特に好ま
しい保恒剤としては、特開平3−144446号の一般
式(I)で表されるヒドロキシルアミン類であり、中で
もスルホ基やカルボキシ基を有する化合物が好ましい。
【0081】本発明の発色現像液のpHは9.5〜1
1.0、好ましくは10.0〜10.60である。その
他本発明のカラー現像液には、上記特開平3−1444
46号公報に記載の各種添加剤を使用できる。例えば、
pHを保持するための緩衝剤としては同公報(9)頁右
上欄6行〜左下欄1行目の炭酸類、リン酸類、ホウ酸
類、ヒドロキシ安息香酸類などが挙げられる。キレート
剤としては同頁左下欄2行〜右下欄18行目の各種アミ
ノポリカルボン酸類、ホスホン酸類、スルホン酸類で好
ましくはエチレンジアミン四酢酸、トリエチレンテトラ
ミン六酢酸、1,3−ジアミノプロパノール四酢酸、ジ
エチレントリアミン五酢酸、エチレンジアミン−N,
N,N’,N’−テトラキス(メチレンホスホン酸)、
カテコール−3,5−ジスルホン酸が良い。現像促進剤
としては同公報(9)頁左下欄19行目から同公報(1
0)頁右上欄7行目に記載の各種添加剤が挙げられる。
カブリ防止剤としては同公報(10)頁右上欄8行〜左
下欄5行目に記載のハロゲン化イオン、有機カブリ防止
剤が挙げられる。また、必要に応じてアルキルスルホン
酸、アリールスルホン酸、脂肪族カルボン酸、芳香族カ
ルボン酸等の各種界面活性剤を添加してもよい。
1.0、好ましくは10.0〜10.60である。その
他本発明のカラー現像液には、上記特開平3−1444
46号公報に記載の各種添加剤を使用できる。例えば、
pHを保持するための緩衝剤としては同公報(9)頁右
上欄6行〜左下欄1行目の炭酸類、リン酸類、ホウ酸
類、ヒドロキシ安息香酸類などが挙げられる。キレート
剤としては同頁左下欄2行〜右下欄18行目の各種アミ
ノポリカルボン酸類、ホスホン酸類、スルホン酸類で好
ましくはエチレンジアミン四酢酸、トリエチレンテトラ
ミン六酢酸、1,3−ジアミノプロパノール四酢酸、ジ
エチレントリアミン五酢酸、エチレンジアミン−N,
N,N’,N’−テトラキス(メチレンホスホン酸)、
カテコール−3,5−ジスルホン酸が良い。現像促進剤
としては同公報(9)頁左下欄19行目から同公報(1
0)頁右上欄7行目に記載の各種添加剤が挙げられる。
カブリ防止剤としては同公報(10)頁右上欄8行〜左
下欄5行目に記載のハロゲン化イオン、有機カブリ防止
剤が挙げられる。また、必要に応じてアルキルスルホン
酸、アリールスルホン酸、脂肪族カルボン酸、芳香族カ
ルボン酸等の各種界面活性剤を添加してもよい。
【0082】また本発明のカラー現像液を用いて自動現
像機で処理を行う際、カラー現像液が空気と接触する面
積(開口面積)はできるだけ小さい方が好ましい。例え
ば、開口面積(cm2)を現像液の体積(cm3)で割った値を
開口率とすると、開口率は0.01cm-1以下が好ましく、0.
005 cm-1以下がより好ましい。
像機で処理を行う際、カラー現像液が空気と接触する面
積(開口面積)はできるだけ小さい方が好ましい。例え
ば、開口面積(cm2)を現像液の体積(cm3)で割った値を
開口率とすると、開口率は0.01cm-1以下が好ましく、0.
005 cm-1以下がより好ましい。
【0083】カラー現像液は再生して使用することがで
きる。カラー現像液の再生とは、使用済みの現像液をア
ニオン交換樹脂や電気透析を行ったり、あるいは再生剤
と呼ばれる処理薬品を加えることによりカラー現像液の
活性を上げ、再びカラー現像液として使用することであ
る。この場合、再生率(補充液中のオーバーフロー液の
割合)は、50%以上が好ましく、特に70%以上が好
ましい。カラー現像液再生を用いた処理としては、カラ
ー現像液のオーバーフロー液を再生後、補充液とする。
カラー現像液の再生の方法としては、アニオン交換樹脂
を用いるの好ましい。特に好ましいアニオン交換樹脂の
組成及び樹脂の再生方法に関しては、三菱化成工業
(株)発行のダイアイオン・マニュアル(I)(198
6年第14版)に記載のものをあげることができる。ま
た、アニオン交換樹脂のなかでは特開平2−952号や
特開平1−281152号に記載された組成の樹脂が好
ましい。
きる。カラー現像液の再生とは、使用済みの現像液をア
ニオン交換樹脂や電気透析を行ったり、あるいは再生剤
と呼ばれる処理薬品を加えることによりカラー現像液の
活性を上げ、再びカラー現像液として使用することであ
る。この場合、再生率(補充液中のオーバーフロー液の
割合)は、50%以上が好ましく、特に70%以上が好
ましい。カラー現像液再生を用いた処理としては、カラ
ー現像液のオーバーフロー液を再生後、補充液とする。
カラー現像液の再生の方法としては、アニオン交換樹脂
を用いるの好ましい。特に好ましいアニオン交換樹脂の
組成及び樹脂の再生方法に関しては、三菱化成工業
(株)発行のダイアイオン・マニュアル(I)(198
6年第14版)に記載のものをあげることができる。ま
た、アニオン交換樹脂のなかでは特開平2−952号や
特開平1−281152号に記載された組成の樹脂が好
ましい。
【0084】本発明で併用される写真感光材料の写真乳
剤層に含有される好ましいハロゲン化銀は約30モル%
以下のヨウ化銀を含む、ヨウ臭化銀、ヨウ塩化銀、もし
くはヨウ塩臭化銀である。特に好ましいのは約2モル%
から約10モル%までのヨウ化銀を含むヨウ臭化銀もし
くはヨウ塩臭化銀である。写真乳剤中のハロゲン化銀粒
子は、立方体、八面体、十四面体のような規則的な結晶
を有するもの、球状、板状のような規則的な結晶形を有
するもの、双晶面などの結晶欠陥を有するもの、あるい
はそれらの複合形でもよい。
剤層に含有される好ましいハロゲン化銀は約30モル%
以下のヨウ化銀を含む、ヨウ臭化銀、ヨウ塩化銀、もし
くはヨウ塩臭化銀である。特に好ましいのは約2モル%
から約10モル%までのヨウ化銀を含むヨウ臭化銀もし
くはヨウ塩臭化銀である。写真乳剤中のハロゲン化銀粒
子は、立方体、八面体、十四面体のような規則的な結晶
を有するもの、球状、板状のような規則的な結晶形を有
するもの、双晶面などの結晶欠陥を有するもの、あるい
はそれらの複合形でもよい。
【0085】ハロゲン化銀の粒径は、約0.2μm以下
の微粒子でも投影面積直径が約10μmに至るまでの大
サイズ粒子でもよく、多分散乳剤でも単分散乳剤でもよ
い。本発明に使用できるハロゲン化銀写真乳剤は、例え
ばリサーチ・ディスクロージャー(RD)No.1764
3(1978年12月)、22〜23頁、“I.乳剤製
造(Emulsion preparation an
d types)”、および同No.18716(197
9年11月)648頁、同No.307105(1989
年11月)、863〜865頁、およびグラフキデ著
「写真の物理と化学」、ポールモンテル社刊(P.Gl
afkides,Chemie etPhisique
Photographique,Paul Mont
el,1967)、ダフィン著「写真乳剤化学」,フォ
ーカルプレス社刊(G.F.Duffin,Photo
graphic Emulsion Chemistr
y(Focal Press,1966))、ゼリクマ
ンら著「写真乳剤の製造と塗布」、フォーカルプレス社
刊(V.L.Zelikman et al.,Mak
ing and Coating Photograp
hic Emulsion,Focal Press,
1964)などに記載された方法を用いて調製すること
ができる。
の微粒子でも投影面積直径が約10μmに至るまでの大
サイズ粒子でもよく、多分散乳剤でも単分散乳剤でもよ
い。本発明に使用できるハロゲン化銀写真乳剤は、例え
ばリサーチ・ディスクロージャー(RD)No.1764
3(1978年12月)、22〜23頁、“I.乳剤製
造(Emulsion preparation an
d types)”、および同No.18716(197
9年11月)648頁、同No.307105(1989
年11月)、863〜865頁、およびグラフキデ著
「写真の物理と化学」、ポールモンテル社刊(P.Gl
afkides,Chemie etPhisique
Photographique,Paul Mont
el,1967)、ダフィン著「写真乳剤化学」,フォ
ーカルプレス社刊(G.F.Duffin,Photo
graphic Emulsion Chemistr
y(Focal Press,1966))、ゼリクマ
ンら著「写真乳剤の製造と塗布」、フォーカルプレス社
刊(V.L.Zelikman et al.,Mak
ing and Coating Photograp
hic Emulsion,Focal Press,
1964)などに記載された方法を用いて調製すること
ができる。
【0086】米国特許第3,574,628号、同3,
655,394号および英国特許第1,413,748
号などに記載された単分散乳剤も好ましい。結晶構造は
一様なものでも、内部と外部とが異質なハロゲン組成か
らなるものでもよく、層状構造をなしていてもよい、ま
た、エピタキシャル接合によって組成の異なるハロゲン
化銀が接合されていてもよく、また例えばロダン銀、酸
化鉛などのハロゲン化銀以外の化合物と接合されていて
もよい。また種々の結晶形の粒子の混合物を用いてもよ
い。上記の乳剤は潜像を主として表面に形成する表面潜
像型でも、粒子内部に形成する内部潜像型でも表面と内
部のいずれにも潜像を有する型のいずれでもよいが、ネ
ガ型の乳剤であることが必要である。内部潜像型のう
ち、特開昭63−264740号に記載のコア/シェル
型内部潜像型乳剤であってもよい。このコア/シェル型
内部潜像型乳剤の調製方法は、特開昭59−13354
2号に記載されている。この乳剤のシェルの厚みは、現
像処理等によって異なるが、3〜40nmが好ましく、
5〜20nmが特に好ましい。
655,394号および英国特許第1,413,748
号などに記載された単分散乳剤も好ましい。結晶構造は
一様なものでも、内部と外部とが異質なハロゲン組成か
らなるものでもよく、層状構造をなしていてもよい、ま
た、エピタキシャル接合によって組成の異なるハロゲン
化銀が接合されていてもよく、また例えばロダン銀、酸
化鉛などのハロゲン化銀以外の化合物と接合されていて
もよい。また種々の結晶形の粒子の混合物を用いてもよ
い。上記の乳剤は潜像を主として表面に形成する表面潜
像型でも、粒子内部に形成する内部潜像型でも表面と内
部のいずれにも潜像を有する型のいずれでもよいが、ネ
ガ型の乳剤であることが必要である。内部潜像型のう
ち、特開昭63−264740号に記載のコア/シェル
型内部潜像型乳剤であってもよい。このコア/シェル型
内部潜像型乳剤の調製方法は、特開昭59−13354
2号に記載されている。この乳剤のシェルの厚みは、現
像処理等によって異なるが、3〜40nmが好ましく、
5〜20nmが特に好ましい。
【0087】ハロゲン化銀乳剤は、通常、物理熟成、化
学熟成および分光増感を行ったものを使用する。このよ
うな工程で使用される添加剤はリサーチ・ディスクロー
ジャーNo.17643、同No.18716および同No.
307105に記載されており、その該当箇所を後掲の
表にまとめた。本発明の感光材料には、感光性ハロゲン
化銀乳剤の粒子サイズ、粒子サイズ分布、ハロゲン組
成、粒子の形状、感度の少なくとも1つの特性の異なる
2種類以上の乳剤を、同一層中に混合して使用すること
ができる。
学熟成および分光増感を行ったものを使用する。このよ
うな工程で使用される添加剤はリサーチ・ディスクロー
ジャーNo.17643、同No.18716および同No.
307105に記載されており、その該当箇所を後掲の
表にまとめた。本発明の感光材料には、感光性ハロゲン
化銀乳剤の粒子サイズ、粒子サイズ分布、ハロゲン組
成、粒子の形状、感度の少なくとも1つの特性の異なる
2種類以上の乳剤を、同一層中に混合して使用すること
ができる。
【0088】米国特許第4,082,553号に記載の
粒子表面をかぶらせたハロゲン化銀粒子、米国特許第
4,626,498号、特開昭59−214852号に
記載の粒子内部をかぶらせたハロゲン化銀粒子、コロイ
ド銀を感光性ハロゲン化銀乳剤層および/または実質的
に非感光性の親水性コロイド層に好ましく使用できる。
粒子内部または表面をかぶらせたハロゲン化銀乳剤と
は、感光材料の未露光部および露光部を問わず一様に
(非像様に)現像が可能となるハロゲン化銀乳剤のこと
をいう。粒子内部または表面をかぶらせたハロゲン化銀
粒子の調製法は、米国特許第4,626,498号、特
開昭59−214852号に記載されている。
粒子表面をかぶらせたハロゲン化銀粒子、米国特許第
4,626,498号、特開昭59−214852号に
記載の粒子内部をかぶらせたハロゲン化銀粒子、コロイ
ド銀を感光性ハロゲン化銀乳剤層および/または実質的
に非感光性の親水性コロイド層に好ましく使用できる。
粒子内部または表面をかぶらせたハロゲン化銀乳剤と
は、感光材料の未露光部および露光部を問わず一様に
(非像様に)現像が可能となるハロゲン化銀乳剤のこと
をいう。粒子内部または表面をかぶらせたハロゲン化銀
粒子の調製法は、米国特許第4,626,498号、特
開昭59−214852号に記載されている。
【0089】粒子内部がかぶらされたコア/シェル型ハ
ロゲン化銀粒子の内部核を形成するハロゲン化銀は、同
一のハロゲン組成をもつものでも異なるハロゲン組成を
もつものでもよい。粒子内部または表面をかぶらせたハ
ロゲン化銀としては、塩化銀、塩臭化銀、沃臭化銀、塩
沃臭化銀のいずれをも用いることができる。これらのか
ぶらされたハロゲン化銀粒子の粒子サイズには特別な限
定はないが、平均粒子サイズとして0.01〜0.75
μm、特に0.05〜0.6μmが好ましい。また、粒
子形状については特に限定はなく、規則的な粒子でもよ
く、また、多分散乳剤でもよいが、単分散(ハロゲン化
銀粒子の重量または粒子数の少なくとも95%が平均粒
子径の±40%以内の粒子径を有するもの)であること
が好ましい。
ロゲン化銀粒子の内部核を形成するハロゲン化銀は、同
一のハロゲン組成をもつものでも異なるハロゲン組成を
もつものでもよい。粒子内部または表面をかぶらせたハ
ロゲン化銀としては、塩化銀、塩臭化銀、沃臭化銀、塩
沃臭化銀のいずれをも用いることができる。これらのか
ぶらされたハロゲン化銀粒子の粒子サイズには特別な限
定はないが、平均粒子サイズとして0.01〜0.75
μm、特に0.05〜0.6μmが好ましい。また、粒
子形状については特に限定はなく、規則的な粒子でもよ
く、また、多分散乳剤でもよいが、単分散(ハロゲン化
銀粒子の重量または粒子数の少なくとも95%が平均粒
子径の±40%以内の粒子径を有するもの)であること
が好ましい。
【0090】本発明には、非感光性微粒子ハロゲン化銀
を使用することが好ましい。非感光性微粒子ハロゲン化
銀とは、色素画像を得るための像様露光時においては感
光せずに、その現像処理において実質的に現像されない
ハロゲン化銀微粒子であり、あらかじめカブラされてい
ないほうが好ましい。微粒子ハロゲン化銀は、臭化銀の
含有率が0〜100モル%であり、必要に応じて塩化銀
および/または沃化銀を含有してもよい。好ましくは沃
化銀を0.5〜10モル%含有するものである。微粒子
ハロゲン化銀は、平均粒径(投影面積の円相当直径の平
均値)が0.01〜0.5μmが好ましく、0.02〜
2μmがより好ましい。微粒子ハロゲン化銀は、通常の
感光性ハロゲン化銀と同様の方法で調製できる。この場
合、ハロゲン化銀粒子の表面は、光学的に増感される必
要はなく、また分光増感も不要である。ただし、これを
塗布液に添加するのに先立ち、あらかじめトリアゾール
系、アザインデン系、ベンゾチアゾリウム系、もしくは
メルカプト系化合物または亜鉛化合物などの公知の安定
剤を添加しておくことが好ましい。この微粒子ハロゲン
化銀粒子含有層に、コロイド銀を好ましく含有させるこ
とができる。本発明の感光材料の塗布銀量は、8.0g
/m2 以下が好ましく、6.0g/m2 以下が最も好ま
しい。
を使用することが好ましい。非感光性微粒子ハロゲン化
銀とは、色素画像を得るための像様露光時においては感
光せずに、その現像処理において実質的に現像されない
ハロゲン化銀微粒子であり、あらかじめカブラされてい
ないほうが好ましい。微粒子ハロゲン化銀は、臭化銀の
含有率が0〜100モル%であり、必要に応じて塩化銀
および/または沃化銀を含有してもよい。好ましくは沃
化銀を0.5〜10モル%含有するものである。微粒子
ハロゲン化銀は、平均粒径(投影面積の円相当直径の平
均値)が0.01〜0.5μmが好ましく、0.02〜
2μmがより好ましい。微粒子ハロゲン化銀は、通常の
感光性ハロゲン化銀と同様の方法で調製できる。この場
合、ハロゲン化銀粒子の表面は、光学的に増感される必
要はなく、また分光増感も不要である。ただし、これを
塗布液に添加するのに先立ち、あらかじめトリアゾール
系、アザインデン系、ベンゾチアゾリウム系、もしくは
メルカプト系化合物または亜鉛化合物などの公知の安定
剤を添加しておくことが好ましい。この微粒子ハロゲン
化銀粒子含有層に、コロイド銀を好ましく含有させるこ
とができる。本発明の感光材料の塗布銀量は、8.0g
/m2 以下が好ましく、6.0g/m2 以下が最も好ま
しい。
【0091】本発明に使用できる公知の写真用添加剤も
上記の3つのリサーチ・ディスクロージャーに記載され
ており、下記の表に関連する記載箇所を示した。 添加剤の種類 RD17643 RD18716 RD307105 1.化学増感剤 23頁 648 頁右欄 866 頁 2.感度上昇剤 648 頁右欄 3.分光増感剤、 23〜24頁 648 頁右欄〜 866 〜868 頁 強色増感剤 649 頁右欄 4.増白剤 24頁 647 頁右欄 868 頁 5.かぶり防止剤 24〜25頁 649 頁右欄 868 〜870 頁 安定剤 6.光吸収剤、 25〜26頁 649 頁右欄〜 873 頁 フィルター染料、 650 頁左欄 紫外線吸収剤 7.ステイン防止剤 25頁右欄 650 頁左欄〜 872 頁 右欄 8.色素画像安定剤 25頁 650 頁左欄 872 頁 9.硬膜剤 26頁 651 頁左欄 874 〜875 頁 10.バインダー 26頁 651 頁左欄 873 〜874 頁 11.可塑剤、潤滑剤 27頁 650 頁右欄 876 頁 12.塗布助剤、 26〜27頁 650 頁右欄 875 〜876 頁 表面活性剤 13.スタチック 27頁 650 頁右欄 876 〜877 頁 防止剤 14.マット剤 878 〜879 頁
上記の3つのリサーチ・ディスクロージャーに記載され
ており、下記の表に関連する記載箇所を示した。 添加剤の種類 RD17643 RD18716 RD307105 1.化学増感剤 23頁 648 頁右欄 866 頁 2.感度上昇剤 648 頁右欄 3.分光増感剤、 23〜24頁 648 頁右欄〜 866 〜868 頁 強色増感剤 649 頁右欄 4.増白剤 24頁 647 頁右欄 868 頁 5.かぶり防止剤 24〜25頁 649 頁右欄 868 〜870 頁 安定剤 6.光吸収剤、 25〜26頁 649 頁右欄〜 873 頁 フィルター染料、 650 頁左欄 紫外線吸収剤 7.ステイン防止剤 25頁右欄 650 頁左欄〜 872 頁 右欄 8.色素画像安定剤 25頁 650 頁左欄 872 頁 9.硬膜剤 26頁 651 頁左欄 874 〜875 頁 10.バインダー 26頁 651 頁左欄 873 〜874 頁 11.可塑剤、潤滑剤 27頁 650 頁右欄 876 頁 12.塗布助剤、 26〜27頁 650 頁右欄 875 〜876 頁 表面活性剤 13.スタチック 27頁 650 頁右欄 876 〜877 頁 防止剤 14.マット剤 878 〜879 頁
【0092】また、ホルムアルデヒドガスによる写真性
能の劣化を防止するために、米国特許4,411,98
7号や同第4,435,503号に記載されたホルムア
ルデヒドと反応して、固定化できる化合物を感光材料に
添加することが好ましい。本発明の感光材料に、米国特
許第4,740,454号、同第4,788,132
号、特開昭62−18539号、特開平1−28355
1号に記載のメルカプト化合物を含有させることが好ま
しい。本発明の感光材料に、特開平1−106052号
に記載の、現像処理によって生成した現像銀量とは無関
係にかぶらせ剤、現像促進剤、ハロゲン化銀溶剤または
それらの前駆体を放出する化合物を含有させることが好
ましい。本発明の感光材料に、国際公開WO88/04
794号、特表平1−502912号に記載された方法
で分散された染料またはEP317,308A号、米国
特許4,420,555号、特開平1−259358号
に記載の染料を含有させることが好ましい。
能の劣化を防止するために、米国特許4,411,98
7号や同第4,435,503号に記載されたホルムア
ルデヒドと反応して、固定化できる化合物を感光材料に
添加することが好ましい。本発明の感光材料に、米国特
許第4,740,454号、同第4,788,132
号、特開昭62−18539号、特開平1−28355
1号に記載のメルカプト化合物を含有させることが好ま
しい。本発明の感光材料に、特開平1−106052号
に記載の、現像処理によって生成した現像銀量とは無関
係にかぶらせ剤、現像促進剤、ハロゲン化銀溶剤または
それらの前駆体を放出する化合物を含有させることが好
ましい。本発明の感光材料に、国際公開WO88/04
794号、特表平1−502912号に記載された方法
で分散された染料またはEP317,308A号、米国
特許4,420,555号、特開平1−259358号
に記載の染料を含有させることが好ましい。
【0093】本発明には種々のカラーカプラーを使用す
ることができ、その具体例は前出のリサーチ・ディスク
ロージャーNo.17643、VII −C〜G、および同N
o.307105、VII −C〜Gに記載された特許に記
載されている。イエローカプラーとしては、乳剤層膜厚
低減の観点から例えば米国特許第3,933,501
号、同第4,022,620号、同第4,326,02
4号、同第4,401,752号、同第4,248,9
61号、特公昭58−10739号、英国特許第1,4
25,020号、同第1,476,760号、米国特許
第3,973,968号、同第4,314,023号、
同第4,511,649号、欧州特許第249,473
A号、等に記載のものが好ましい。
ることができ、その具体例は前出のリサーチ・ディスク
ロージャーNo.17643、VII −C〜G、および同N
o.307105、VII −C〜Gに記載された特許に記
載されている。イエローカプラーとしては、乳剤層膜厚
低減の観点から例えば米国特許第3,933,501
号、同第4,022,620号、同第4,326,02
4号、同第4,401,752号、同第4,248,9
61号、特公昭58−10739号、英国特許第1,4
25,020号、同第1,476,760号、米国特許
第3,973,968号、同第4,314,023号、
同第4,511,649号、欧州特許第249,473
A号、等に記載のものが好ましい。
【0094】マゼンタカプラーとしては5−ピラゾロン
系及びピラゾロアゾール系の化合物が好ましく、米国特
許第4,310,619号、同第4,351,897
号、欧州特許第73,636号、米国特許第3,06
1,432号、同第3,725,067号、リサーチ・
ディスクロージャーNo.24220(1984年6
月)、特開昭60−33552号、リサーチ・ディスク
ロージャーNo.24230(1984年6月)、特開昭
60−43659号、同61−72238号、同60−
35730号、同55−118034号、同60−18
5951号、米国特許第4,500,630号、同第
4,540,654号、同第4,556,630号、国
際公開WO88/04795号等に記載のものが特に好
ましい。
系及びピラゾロアゾール系の化合物が好ましく、米国特
許第4,310,619号、同第4,351,897
号、欧州特許第73,636号、米国特許第3,06
1,432号、同第3,725,067号、リサーチ・
ディスクロージャーNo.24220(1984年6
月)、特開昭60−33552号、リサーチ・ディスク
ロージャーNo.24230(1984年6月)、特開昭
60−43659号、同61−72238号、同60−
35730号、同55−118034号、同60−18
5951号、米国特許第4,500,630号、同第
4,540,654号、同第4,556,630号、国
際公開WO88/04795号等に記載のものが特に好
ましい。
【0095】本発明で併用できる4当量シアンカプラー
としては、フェノール系及びナフトール系カプラーが挙
げられ、米国特許第4,052,212号、同第4,1
46,396号、同第4,228,233号、同第4,
296,200号、同第2,369,929号、同第
2,801,171号、同第2,772,162号、同
第2,895,826号、同第3,772,002号、
同第3,758,308号、同第4,334,011
号、同第4,327,173号、西独特許公開第3,3
29,729号、欧州特許第121,365A号、同第
249,453A号、米国特許第3,446,622
号、同第4,333,999号、同第4,775,61
6号、同第4,451,559号、同第4,427,7
67号、同第4,690,889号、同第4,254,
212号、同第4,296,199号、特開昭61−4
2658号等に記載の4当量カプラーが好ましい。さら
に、特開昭64−553号、同64−554号、同64
−555号、同64−556に記載のピラゾロアゾール
系カプラーや、米国特許第4,818,672号に記載
のイミダゾール系カプラーも使用することができる。
としては、フェノール系及びナフトール系カプラーが挙
げられ、米国特許第4,052,212号、同第4,1
46,396号、同第4,228,233号、同第4,
296,200号、同第2,369,929号、同第
2,801,171号、同第2,772,162号、同
第2,895,826号、同第3,772,002号、
同第3,758,308号、同第4,334,011
号、同第4,327,173号、西独特許公開第3,3
29,729号、欧州特許第121,365A号、同第
249,453A号、米国特許第3,446,622
号、同第4,333,999号、同第4,775,61
6号、同第4,451,559号、同第4,427,7
67号、同第4,690,889号、同第4,254,
212号、同第4,296,199号、特開昭61−4
2658号等に記載の4当量カプラーが好ましい。さら
に、特開昭64−553号、同64−554号、同64
−555号、同64−556に記載のピラゾロアゾール
系カプラーや、米国特許第4,818,672号に記載
のイミダゾール系カプラーも使用することができる。
【0096】本発明には乳剤層の膜厚低減のためポリマ
ー化された色素形成カプラーの使用が好ましい。ポリマ
ー化された色素形成カプラーの典型例は、米国特許第
3,451,820号、同第4,080,211号、同
第4,367,282号、同第4,409,320号、
同第4,576,910号、英国特許第2,102,1
37号、欧州特許第341,188A号等に記載されて
いる。
ー化された色素形成カプラーの使用が好ましい。ポリマ
ー化された色素形成カプラーの典型例は、米国特許第
3,451,820号、同第4,080,211号、同
第4,367,282号、同第4,409,320号、
同第4,576,910号、英国特許第2,102,1
37号、欧州特許第341,188A号等に記載されて
いる。
【0097】発色色素が適度な拡散性を有するカプラー
としては、米国特許第4,366,237号、英国特許
第2,125,570号、欧州特許第96,570号、
西独特許(公開)第3,234,533号に記載のもの
が好ましい。発色色素の不要吸収を補正するためのカラ
ード・カプラーは、リサーチ・ディスクロージャーNo.
17643のVII −G項、同No.307105のVII −
G項、米国特許第4,163,670号、特公昭57−
39413号、米国特許第4,004,929号、同第
4,138,258号、英国特許第1,146,368
号に記載のものが好ましい。また、米国特許第4,77
4,181号に記載のカップリング時に放出された蛍光
色素により発色色素の不要吸収を補正するカプラーや、
米国特許第4,777,120号に記載の現像主薬と反
応して色素を形成しうる色素プレカーサー基を離脱基と
して有するカプラーを用いることも好ましい。
としては、米国特許第4,366,237号、英国特許
第2,125,570号、欧州特許第96,570号、
西独特許(公開)第3,234,533号に記載のもの
が好ましい。発色色素の不要吸収を補正するためのカラ
ード・カプラーは、リサーチ・ディスクロージャーNo.
17643のVII −G項、同No.307105のVII −
G項、米国特許第4,163,670号、特公昭57−
39413号、米国特許第4,004,929号、同第
4,138,258号、英国特許第1,146,368
号に記載のものが好ましい。また、米国特許第4,77
4,181号に記載のカップリング時に放出された蛍光
色素により発色色素の不要吸収を補正するカプラーや、
米国特許第4,777,120号に記載の現像主薬と反
応して色素を形成しうる色素プレカーサー基を離脱基と
して有するカプラーを用いることも好ましい。
【0098】カップリングに伴って写真的に有用な残基
を放出する化合物もまた本発明で好ましく使用できる。
現像抑制剤を放出するDIRカプラーは、前述のRD1
7643、VII −F項及び同No.307105、VII −
F項に記載された特許、特開昭57−151944号、
同57−154234号、同60−184248号、同
63−37346号、同63−37350号、米国特許
4,248,962号、同4,782,012号に記載
されたものが好ましい。現像時に画像状に造核剤もしく
は現像促進剤を放出するカプラーとしては、英国特許第
2,097,140号、同第2,131,188号、特
開昭59−157638号、同59−170840号に
記載のものが好ましい。また、特開昭60−10702
9号、同60−252340号、特開平1−44940
号、同1−45687号に記載の現像主薬の酸化体との
酸化還元反応により、かぶらせ剤、現像促進剤、ハロゲ
ン化銀溶剤等を放出する化合物も好ましい。
を放出する化合物もまた本発明で好ましく使用できる。
現像抑制剤を放出するDIRカプラーは、前述のRD1
7643、VII −F項及び同No.307105、VII −
F項に記載された特許、特開昭57−151944号、
同57−154234号、同60−184248号、同
63−37346号、同63−37350号、米国特許
4,248,962号、同4,782,012号に記載
されたものが好ましい。現像時に画像状に造核剤もしく
は現像促進剤を放出するカプラーとしては、英国特許第
2,097,140号、同第2,131,188号、特
開昭59−157638号、同59−170840号に
記載のものが好ましい。また、特開昭60−10702
9号、同60−252340号、特開平1−44940
号、同1−45687号に記載の現像主薬の酸化体との
酸化還元反応により、かぶらせ剤、現像促進剤、ハロゲ
ン化銀溶剤等を放出する化合物も好ましい。
【0099】その他、本発明の感光材料に用いることの
できる化合物としては、米国特許第4,130,427
号等に記載の競争カプラー、米国特許第4,283,4
72号、同第4,338,393号、同第4,310,
618号等に記載の多当量カプラー、特開昭60−18
5950号、特開昭62−24252号等に記載のDI
Rレドックス化合物放出カプラー、DIRカプラー放出
カプラー、DIRカプラー放出レドックス化合物もしく
はDIRレドックス放出レドックス化合物、欧州特許第
173,302A号、同第313,308A号に記載の
離脱後復色する色素を放出するカプラー、米国特許第
4,555,477号等に記載のリガンド放出カプラ
ー、特開昭63−75747号に記載のロイコ色素を放
出するカプラー、米国特許第4,774,181号に記
載の蛍光色素を放出するカプラー等が挙げられる。
できる化合物としては、米国特許第4,130,427
号等に記載の競争カプラー、米国特許第4,283,4
72号、同第4,338,393号、同第4,310,
618号等に記載の多当量カプラー、特開昭60−18
5950号、特開昭62−24252号等に記載のDI
Rレドックス化合物放出カプラー、DIRカプラー放出
カプラー、DIRカプラー放出レドックス化合物もしく
はDIRレドックス放出レドックス化合物、欧州特許第
173,302A号、同第313,308A号に記載の
離脱後復色する色素を放出するカプラー、米国特許第
4,555,477号等に記載のリガンド放出カプラ
ー、特開昭63−75747号に記載のロイコ色素を放
出するカプラー、米国特許第4,774,181号に記
載の蛍光色素を放出するカプラー等が挙げられる。
【0100】本発明に使用するカプラーは、種々の公知
分散方法により感光材料に導入できる。具体的には前記
2当量シアンカプラーで用いたと同様の分散方法を用い
ることができる。
分散方法により感光材料に導入できる。具体的には前記
2当量シアンカプラーで用いたと同様の分散方法を用い
ることができる。
【0101】本発明のカラー感光材料中には、フェネチ
ルアルコールや特開昭63−257747号、同62−
272248号、および特開平1−80941号に記載
の1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オン、n−ブチ
ル、p−ヒドロキシベンゾエート、フェノール、4−ク
ロル−3,5−ジメチルフェノール、2−フェノキシエ
タノール、2−(4−チアゾリル)ベンズイミダゾール
等の各種の防腐剤もしくは防黴剤を添加することが好ま
しい。本発明に使用できる適当な支持体は、例えば、前
述のRD.No.17643の28頁、同No.18716
の647頁右欄から648頁左欄、および同No.307
105の879頁に記載されている。支持体としては、
好ましくは、トリアセテート支持体(TAC),ポリエ
ステル支持体などを挙げることができる。
ルアルコールや特開昭63−257747号、同62−
272248号、および特開平1−80941号に記載
の1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オン、n−ブチ
ル、p−ヒドロキシベンゾエート、フェノール、4−ク
ロル−3,5−ジメチルフェノール、2−フェノキシエ
タノール、2−(4−チアゾリル)ベンズイミダゾール
等の各種の防腐剤もしくは防黴剤を添加することが好ま
しい。本発明に使用できる適当な支持体は、例えば、前
述のRD.No.17643の28頁、同No.18716
の647頁右欄から648頁左欄、および同No.307
105の879頁に記載されている。支持体としては、
好ましくは、トリアセテート支持体(TAC),ポリエ
ステル支持体などを挙げることができる。
【0102】本発明の感光材料は、乳剤層を有する側の
反対側に、乾燥膜厚の総和が2μm〜20μmの親水性
コロイド層(バック層と称す)を設けることが好まし
い。このバック層には、前述の光吸収剤、フィルター染
料、紫外線吸収剤、スタチック防止剤、硬膜剤、バイン
ダー、可塑剤、潤滑剤、塗布助剤、表面活性剤等を含有
させることが好ましい。このバック層の膨潤率は2.5
〜6.0が好ましい。
反対側に、乾燥膜厚の総和が2μm〜20μmの親水性
コロイド層(バック層と称す)を設けることが好まし
い。このバック層には、前述の光吸収剤、フィルター染
料、紫外線吸収剤、スタチック防止剤、硬膜剤、バイン
ダー、可塑剤、潤滑剤、塗布助剤、表面活性剤等を含有
させることが好ましい。このバック層の膨潤率は2.5
〜6.0が好ましい。
【0103】本発明のハロゲン化銀カラー写真感光材料
は、特公平2−32615号、実公平3−39784号
などに記載されているレンズ付きフイルムユニットに適
用した場合に、より効果を発現しやすく有効である。
は、特公平2−32615号、実公平3−39784号
などに記載されているレンズ付きフイルムユニットに適
用した場合に、より効果を発現しやすく有効である。
【0104】本発明において、漂白能を有する処理液で
処理された感光材料は、定着または漂白定着処理され
る。このような、定着液または漂白定着液には同じく特
開平3−33847号公報第6頁右下欄第16行〜第8
頁左上欄代15行に記載のものが好ましい。漂白、漂白
定着と定着を含む脱銀工程としては、具体的に次のもの
が挙げられる。 漂白−定着 漂白−水洗−定着 漂白−漂白定着 漂白−水洗−漂白定着 漂白−漂白定着−定着 漂白定着 定着、漂白定着液に含まれる定着剤としては、チオ硫酸
ナトリウム、チオ硫酸アンモニウム、チオ硫酸アンモニ
ウムナトリウム、チオ硫酸カリウムのようなチオ硫酸
塩、チオシアン酸ナトリウム、チオシアン酸アンモニウ
ム、チオシアン酸カリウムのようなチオシアン酸塩(ロ
ダン塩)チオ尿素、チオエーテル等を用いることが出来
る。
処理された感光材料は、定着または漂白定着処理され
る。このような、定着液または漂白定着液には同じく特
開平3−33847号公報第6頁右下欄第16行〜第8
頁左上欄代15行に記載のものが好ましい。漂白、漂白
定着と定着を含む脱銀工程としては、具体的に次のもの
が挙げられる。 漂白−定着 漂白−水洗−定着 漂白−漂白定着 漂白−水洗−漂白定着 漂白−漂白定着−定着 漂白定着 定着、漂白定着液に含まれる定着剤としては、チオ硫酸
ナトリウム、チオ硫酸アンモニウム、チオ硫酸アンモニ
ウムナトリウム、チオ硫酸カリウムのようなチオ硫酸
塩、チオシアン酸ナトリウム、チオシアン酸アンモニウ
ム、チオシアン酸カリウムのようなチオシアン酸塩(ロ
ダン塩)チオ尿素、チオエーテル等を用いることが出来
る。
【0105】定着剤としてチオ硫酸塩を単独で使用する
場合は定着液、漂白定着液1リットル当たり、0.3〜
3モル、好ましくは0.5〜2モル程度であり、チオシ
アン酸塩を単独で使用する場合には1〜4モル程度であ
る。一般に併用する場合も含めて、定着剤の量は、定着
液または漂白定着液1リットル当たり、0.3〜5モ
ル、好ましくは0.5〜3.5モルとすればよい。但し
併用する場合は合計量で上記範囲とすればよい。その
他、チオ硫酸塩と併用することが出来るチオシアン酸塩
以外の化合物としては、チオ尿素、チオエーテル(例え
ば3,6−ジチア−1,8−オクタンジオール)等を挙
げることが出来る。また、漂白定着液に定着剤として一
般に使用されているチオ硫酸アンモニウムの場合にも、
同様であるが、公知の他の定着剤、例えば、メソイオン
系化合物、チオエーテル系化合物、チオ尿素類、多量の
沃化物、ハイポ等に置き換えてもよい。
場合は定着液、漂白定着液1リットル当たり、0.3〜
3モル、好ましくは0.5〜2モル程度であり、チオシ
アン酸塩を単独で使用する場合には1〜4モル程度であ
る。一般に併用する場合も含めて、定着剤の量は、定着
液または漂白定着液1リットル当たり、0.3〜5モ
ル、好ましくは0.5〜3.5モルとすればよい。但し
併用する場合は合計量で上記範囲とすればよい。その
他、チオ硫酸塩と併用することが出来るチオシアン酸塩
以外の化合物としては、チオ尿素、チオエーテル(例え
ば3,6−ジチア−1,8−オクタンジオール)等を挙
げることが出来る。また、漂白定着液に定着剤として一
般に使用されているチオ硫酸アンモニウムの場合にも、
同様であるが、公知の他の定着剤、例えば、メソイオン
系化合物、チオエーテル系化合物、チオ尿素類、多量の
沃化物、ハイポ等に置き換えてもよい。
【0106】定着液または漂白定着液には、保恒剤とし
ての亜硫酸塩(例えば亜硫酸ナトリウム、亜硫酸カリウ
ム、亜硫酸アンモニウム)及び、ヒドロキシルアミン、
ヒドラジン、アセトアルデヒド化合物の重亜硫酸塩付加
物(例えばアセトアルデヒド重亜硫酸ナトリウム)など
を含有させることが出来る。さらに、各種の蛍光増白剤
や消泡剤あるいは界面活性剤、ポリビニルピロリドン、
メタノール等の有機溶剤を含有させることが出来るが、
特に保恒剤としては特開昭60−283881号公報に
記載のスルフィン酸化合物を用いることが望ましい。
ての亜硫酸塩(例えば亜硫酸ナトリウム、亜硫酸カリウ
ム、亜硫酸アンモニウム)及び、ヒドロキシルアミン、
ヒドラジン、アセトアルデヒド化合物の重亜硫酸塩付加
物(例えばアセトアルデヒド重亜硫酸ナトリウム)など
を含有させることが出来る。さらに、各種の蛍光増白剤
や消泡剤あるいは界面活性剤、ポリビニルピロリドン、
メタノール等の有機溶剤を含有させることが出来るが、
特に保恒剤としては特開昭60−283881号公報に
記載のスルフィン酸化合物を用いることが望ましい。
【0107】さらに定着液及び/又は漂白定着液には処
理液の安定化の目的で各種アミノポリカルボン酸類や、
有機ホスホン酸類等のキレート剤の添加が好ましい。好
ましいキレート剤としては、1−ヒドロキシエチリデン
−1,1−ジホスホン酸、エチレンジアミン−N,N,
N’,N’−テトラキス(メチレンホスホン酸)、ニト
リロトリメチレンホスホン酸、エチレンジアミン四酢
酸、ジエチレントリアミン五酢酸、シクロヘキサンジア
ミン四酢酸、1,2−プロピレンジアミン四酢酸をあげ
ることができる。この中でも、1−ヒドロキシエチリデ
ン−1,1−ジホスホン酸及びエチレンジアミン四酢酸
が特に好ましい。
理液の安定化の目的で各種アミノポリカルボン酸類や、
有機ホスホン酸類等のキレート剤の添加が好ましい。好
ましいキレート剤としては、1−ヒドロキシエチリデン
−1,1−ジホスホン酸、エチレンジアミン−N,N,
N’,N’−テトラキス(メチレンホスホン酸)、ニト
リロトリメチレンホスホン酸、エチレンジアミン四酢
酸、ジエチレントリアミン五酢酸、シクロヘキサンジア
ミン四酢酸、1,2−プロピレンジアミン四酢酸をあげ
ることができる。この中でも、1−ヒドロキシエチリデ
ン−1,1−ジホスホン酸及びエチレンジアミン四酢酸
が特に好ましい。
【0108】定着液または漂白定着液のpHとしては、
5〜9が好ましく、さらには5.5〜8が好ましい。定
着液及び/又は漂白定着液はpH調節するため、または
緩衝剤としてpKaが6.0〜9.0の範囲の化合物を
含有させることが好ましい。これらの化合物としてはイ
ミダゾール化合物が好ましい。イミダゾール化合物と
は、イミダゾール及びその誘導体を表し、イミダゾール
の好ましい置換基としては、アルキル基、アルケニル
基、アルキニル基、アミノ基、ニトロ基、ハロゲン原子
等を挙げることができる。また、アルキル基、アルケニ
ル基、アルキニル基は、更にアミノ基、ニトロ基、ハロ
ゲン原子等で置換されていてもよい。イミダゾールの置
換基の好ましい総炭素数は1〜6であり、最も好ましい
置換基はメチル基である。
5〜9が好ましく、さらには5.5〜8が好ましい。定
着液及び/又は漂白定着液はpH調節するため、または
緩衝剤としてpKaが6.0〜9.0の範囲の化合物を
含有させることが好ましい。これらの化合物としてはイ
ミダゾール化合物が好ましい。イミダゾール化合物と
は、イミダゾール及びその誘導体を表し、イミダゾール
の好ましい置換基としては、アルキル基、アルケニル
基、アルキニル基、アミノ基、ニトロ基、ハロゲン原子
等を挙げることができる。また、アルキル基、アルケニ
ル基、アルキニル基は、更にアミノ基、ニトロ基、ハロ
ゲン原子等で置換されていてもよい。イミダゾールの置
換基の好ましい総炭素数は1〜6であり、最も好ましい
置換基はメチル基である。
【0109】以下に、イミダゾール化合物の具体例とし
ては、イミダゾール、1−メチルイミダゾール、2−メ
チルイミダゾール、4−メチルイミダゾール、4−(2
−ヒドロキシエチル)−イミダゾール、2−エチルイミ
ダゾール、2−ビニルイミダゾール、4−プロピルイミ
ダゾール、4−(2−アミノエチル)イミダゾール、
2,4−ジメチルイミダゾール、2−クロロイミダゾー
ルが挙げられる。これらの内、好ましい化合物はイミダ
ゾール、2−メチル−イミダゾール、4−メチル−イミ
ダゾールであり、最も好ましい化合物はイミダゾールで
ある。これらイミダゾール化合物は0.01モル/リッ
トル以上含有させることが好ましく、より好ましくは
0.1〜10モル/リットルであり、特に好ましくは
0.2〜3モル/リットルである。
ては、イミダゾール、1−メチルイミダゾール、2−メ
チルイミダゾール、4−メチルイミダゾール、4−(2
−ヒドロキシエチル)−イミダゾール、2−エチルイミ
ダゾール、2−ビニルイミダゾール、4−プロピルイミ
ダゾール、4−(2−アミノエチル)イミダゾール、
2,4−ジメチルイミダゾール、2−クロロイミダゾー
ルが挙げられる。これらの内、好ましい化合物はイミダ
ゾール、2−メチル−イミダゾール、4−メチル−イミ
ダゾールであり、最も好ましい化合物はイミダゾールで
ある。これらイミダゾール化合物は0.01モル/リッ
トル以上含有させることが好ましく、より好ましくは
0.1〜10モル/リットルであり、特に好ましくは
0.2〜3モル/リットルである。
【0110】本発明の処理において補充方式を採用する
場合の定着液または漂白定着液の補充量としては感光材
料1m2 あたり30〜3000mlが好ましいが、より
好ましくは40〜1800mlである。漂白定着液の補
充は漂白定着補充液として補充してもよいし、特開昭6
1−143755号や特開平3−213853号記載の
ように漂白液と定着液のオーバーフロー液を使用して行
ってもよい。
場合の定着液または漂白定着液の補充量としては感光材
料1m2 あたり30〜3000mlが好ましいが、より
好ましくは40〜1800mlである。漂白定着液の補
充は漂白定着補充液として補充してもよいし、特開昭6
1−143755号や特開平3−213853号記載の
ように漂白液と定着液のオーバーフロー液を使用して行
ってもよい。
【0111】本発明において漂白能を有する処理液は、
処理に際し、エアレーションを実施することが好まし
い。エアレーションには当業界で公知の手段が使用で
き、漂白液中への空気の吹き込みやエゼクターを利用し
た空気の吸収などが実施できる。空気の吹き込みに際し
ては、微細なポアを有する散気管を通じて、液中に空気
を放出させることが好ましい。このような散気管は、活
性汚泥処理における曝気槽等に、広く使用されている。
エアレーションに関してはイーストマン・コダック社発
行のZ−121、ユージング・プロセス・C−41第3
版(1982年)、BL−1〜BL−2頁に記載の事項
を利用できる。
処理に際し、エアレーションを実施することが好まし
い。エアレーションには当業界で公知の手段が使用で
き、漂白液中への空気の吹き込みやエゼクターを利用し
た空気の吸収などが実施できる。空気の吹き込みに際し
ては、微細なポアを有する散気管を通じて、液中に空気
を放出させることが好ましい。このような散気管は、活
性汚泥処理における曝気槽等に、広く使用されている。
エアレーションに関してはイーストマン・コダック社発
行のZ−121、ユージング・プロセス・C−41第3
版(1982年)、BL−1〜BL−2頁に記載の事項
を利用できる。
【0112】定着工程において、漂白、漂白定着と同時
に攪拌が強化されていることが好ましく、具体的には前
記のジェット攪拌方式が最も好ましい。本発明において
定着液及び/又は漂白定着液は公知の方法で銀回収を行
うことができ、このような銀回収を施した再生液を使用
することができる。銀回収法としては、電気分解法(仏
国特許第2299667号記載)、沈澱法(特開昭52
−73037号、独国特許第2331220号記載)、
イオン交換法(特開昭51−17114号、独国特許第
2548237号記載)及び金属置換法(英国特許第1
353805号記載)等が有効である。これらの銀回収
法はタンク液中からインラインで行うと迅速処理適性が
更に良好となるため好ましい。本発明の漂白液及び/又
は漂白定着液での処理に於いては、撹拌が強化されてい
ることが好ましく、その実施には特開平3−33847
号公報の第8頁、右上欄、第6行〜左下欄、第2行に記
載の内容が、そのまま利用できる。その中でも特に感光
材料の乳剤面に漂白液を吹き付けるジェット撹拌方式が
好ましい。本発明において漂白、漂白定着、定着の組合
せよりなる脱銀工程の全処理時間の合計は、好ましくは
20秒〜3分、さらに好ましくは30秒〜2分である。ま
た、処理温度は30〜60℃、好ましくは35〜55℃
である。
に攪拌が強化されていることが好ましく、具体的には前
記のジェット攪拌方式が最も好ましい。本発明において
定着液及び/又は漂白定着液は公知の方法で銀回収を行
うことができ、このような銀回収を施した再生液を使用
することができる。銀回収法としては、電気分解法(仏
国特許第2299667号記載)、沈澱法(特開昭52
−73037号、独国特許第2331220号記載)、
イオン交換法(特開昭51−17114号、独国特許第
2548237号記載)及び金属置換法(英国特許第1
353805号記載)等が有効である。これらの銀回収
法はタンク液中からインラインで行うと迅速処理適性が
更に良好となるため好ましい。本発明の漂白液及び/又
は漂白定着液での処理に於いては、撹拌が強化されてい
ることが好ましく、その実施には特開平3−33847
号公報の第8頁、右上欄、第6行〜左下欄、第2行に記
載の内容が、そのまま利用できる。その中でも特に感光
材料の乳剤面に漂白液を吹き付けるジェット撹拌方式が
好ましい。本発明において漂白、漂白定着、定着の組合
せよりなる脱銀工程の全処理時間の合計は、好ましくは
20秒〜3分、さらに好ましくは30秒〜2分である。ま
た、処理温度は30〜60℃、好ましくは35〜55℃
である。
【0113】定着液及び/又は漂白定着液での処理工程
の後には、通常、水洗処理工程を行う。定着能を有する
処理液で処理後、実質的な水洗を行わず、安定液を用い
た安定化処理を行う簡便な処理方法を用いることもでき
る。水洗工程に用いられる水洗水及び安定化工程に用い
られる安定液には処理後の感光材料の乾燥時の水滴ムラ
を防止するため、種々の界面活性剤を含有することがで
きる。中でもノニオン性界面活性剤を用いるのが好まし
く、特にアルキルフェノールエチレンオキサイド付加物
が好ましい。アルキルフェノールとしては特にオクチ
ル、ノニル、ドデシル、ジノニルフェノールが好まし
く、またエチレンオキサイドの付加モル数としては特に
8〜14が好ましい。さらに消泡効果の高いシリコン系
界面活性剤を用いることも好ましい。
の後には、通常、水洗処理工程を行う。定着能を有する
処理液で処理後、実質的な水洗を行わず、安定液を用い
た安定化処理を行う簡便な処理方法を用いることもでき
る。水洗工程に用いられる水洗水及び安定化工程に用い
られる安定液には処理後の感光材料の乾燥時の水滴ムラ
を防止するため、種々の界面活性剤を含有することがで
きる。中でもノニオン性界面活性剤を用いるのが好まし
く、特にアルキルフェノールエチレンオキサイド付加物
が好ましい。アルキルフェノールとしては特にオクチ
ル、ノニル、ドデシル、ジノニルフェノールが好まし
く、またエチレンオキサイドの付加モル数としては特に
8〜14が好ましい。さらに消泡効果の高いシリコン系
界面活性剤を用いることも好ましい。
【0114】水洗水及び安定液中には、水アカの発生や
処理後の感光材料に発生するカビの防止のために、種々
の防バクテリア剤、防カビ剤を含有させることもでき
る。また水洗水及び安定液中には、各種キレート剤を含
有させることが好ましい。好ましいキレート剤として
は、エチレンジアミン四酢酸、ジエチレントリアミン五
酢酸などのアミノポリカルボン酸や1−ヒドロキシエチ
リデン−1,1−ジホスホン酸、ジエチレントリアミン
−N,N,N′,N′−テトラメチレンホスホン酸など
の有機ホスホン酸、あるいは、欧州特許345172A
1に記載の無水マレイン酸ポリマーの加水分解物などを
あげることができる。また、前記の定着液や漂白定着液
に含有することができる保恒剤を水洗水及び安定液に含
有させることも好ましい。
処理後の感光材料に発生するカビの防止のために、種々
の防バクテリア剤、防カビ剤を含有させることもでき
る。また水洗水及び安定液中には、各種キレート剤を含
有させることが好ましい。好ましいキレート剤として
は、エチレンジアミン四酢酸、ジエチレントリアミン五
酢酸などのアミノポリカルボン酸や1−ヒドロキシエチ
リデン−1,1−ジホスホン酸、ジエチレントリアミン
−N,N,N′,N′−テトラメチレンホスホン酸など
の有機ホスホン酸、あるいは、欧州特許345172A
1に記載の無水マレイン酸ポリマーの加水分解物などを
あげることができる。また、前記の定着液や漂白定着液
に含有することができる保恒剤を水洗水及び安定液に含
有させることも好ましい。
【0115】安定化工程で用いる安定液としては、色素
画像を安定化させる処理液、例えば、有機酸やpH3〜
6の緩衝能を有する液、アルデヒド(例えば、ホルマリ
ンやグルタルアルデヒド)を含有した液などを用いるこ
とができる。安定液には、水洗水に添加できる化合物を
全て含有することができ、その他に必要に応じて塩化ア
ンモニウムや亜硫酸アンモニウム等のアンモニウム化合
物、Bi、Alなどの金属化合物、蛍光増白剤、硬膜
剤、米国特許第4786583号に記載のアルカノール
アミンなどを用いることができる。
画像を安定化させる処理液、例えば、有機酸やpH3〜
6の緩衝能を有する液、アルデヒド(例えば、ホルマリ
ンやグルタルアルデヒド)を含有した液などを用いるこ
とができる。安定液には、水洗水に添加できる化合物を
全て含有することができ、その他に必要に応じて塩化ア
ンモニウムや亜硫酸アンモニウム等のアンモニウム化合
物、Bi、Alなどの金属化合物、蛍光増白剤、硬膜
剤、米国特許第4786583号に記載のアルカノール
アミンなどを用いることができる。
【0116】本発明においては、安定液には上述の色素
画像の安定化剤としてのホルムアルデヒドを実質的に含
有しないことが好ましい。実質的にホルムアルデヒドを
含有しないとは、遊離のホルムアルデヒド及びその水和
物の合計が安定液1リットル当り0.003モル以下を
表す。この様な安定液を用いることにより、処理時のホ
ルムアルデヒド蒸気の飛散を抑制できる。この場合、マ
ゼンタ色素の安定化の目的で、ホルムアルデヒド代替化
合物を安定液もしくは、漂白液あるいはその前浴(例え
ば調製浴)に存在させることが好ましい。
画像の安定化剤としてのホルムアルデヒドを実質的に含
有しないことが好ましい。実質的にホルムアルデヒドを
含有しないとは、遊離のホルムアルデヒド及びその水和
物の合計が安定液1リットル当り0.003モル以下を
表す。この様な安定液を用いることにより、処理時のホ
ルムアルデヒド蒸気の飛散を抑制できる。この場合、マ
ゼンタ色素の安定化の目的で、ホルムアルデヒド代替化
合物を安定液もしくは、漂白液あるいはその前浴(例え
ば調製浴)に存在させることが好ましい。
【0117】ホルムアルデヒド代替化合物として好まし
い化合物はヘキサメチレンテトラミンおよびその誘導
体、ホルムアルデヒド重亜硫酸付加物、N−メチロール
化合物及びアゾリルメチルアミン化合物などである。こ
れらの好ましい化合物は、マゼンタ色素の安定化の他
に、経時によるイエローステインの発生を抑止する。
い化合物はヘキサメチレンテトラミンおよびその誘導
体、ホルムアルデヒド重亜硫酸付加物、N−メチロール
化合物及びアゾリルメチルアミン化合物などである。こ
れらの好ましい化合物は、マゼンタ色素の安定化の他
に、経時によるイエローステインの発生を抑止する。
【0118】ヘキサメチレンテトラミン及びその誘導体
としては「バイルシュタインズ・ハンドブック・デア・
オルガニッシェン・ヘミー」(Beilsteins Handbuch der
Organishen Chemie) の第II増補編26巻P.200−P.
212に記載されている化合物が使用できるが、特に、
ヘキサメチレンテトラミンが好ましい。また、ホルムア
ルデヒド重亜硫酸付加物としてはホルムアルデヒド重亜
硫酸ナトリウムが好ましい。
としては「バイルシュタインズ・ハンドブック・デア・
オルガニッシェン・ヘミー」(Beilsteins Handbuch der
Organishen Chemie) の第II増補編26巻P.200−P.
212に記載されている化合物が使用できるが、特に、
ヘキサメチレンテトラミンが好ましい。また、ホルムア
ルデヒド重亜硫酸付加物としてはホルムアルデヒド重亜
硫酸ナトリウムが好ましい。
【0119】N−メチロール化合物としては、特にピラ
ゾールおよびその誘導体のN−メチロール化合物、トリ
アゾールおよびその誘導体のN−メチロール化合物、ウ
ラゾールおよびその誘導体のN−メチロール化合物が好
ましい。これらのN−メチロール化合物の具体例として
は、1−ヒドロキシメチルピラゾール、1−ヒドロキシ
メチル−2−メチルピラゾール、1−ヒドロキシメチル
−2、4−ジメチルピラゾール、1−ヒドロキシメチル
−1,2,4−トリアゾール、1−ヒドロキシメチルウ
ラゾール等が挙げられる。これらの内、特に好ましいの
は、1−ヒドロキシメチルピラゾール及び1−ヒドロキ
シメチル−1,2,4−トリアゾールである。上記のN
−メチロール化合物は、メチロール基のついていないア
ミン化合物とホルムアルデヒド又はパラホルムアルデヒ
ドとを反応させることによって、容易に合成できる。上
記のN−メチロール化合物を用いる場合、処理液中にメ
チロール基のついていないアミン化合物を共存させるこ
とが好ましく、N−メチロール化合物の0.2〜10倍
モル濃度の共存が好ましい。
ゾールおよびその誘導体のN−メチロール化合物、トリ
アゾールおよびその誘導体のN−メチロール化合物、ウ
ラゾールおよびその誘導体のN−メチロール化合物が好
ましい。これらのN−メチロール化合物の具体例として
は、1−ヒドロキシメチルピラゾール、1−ヒドロキシ
メチル−2−メチルピラゾール、1−ヒドロキシメチル
−2、4−ジメチルピラゾール、1−ヒドロキシメチル
−1,2,4−トリアゾール、1−ヒドロキシメチルウ
ラゾール等が挙げられる。これらの内、特に好ましいの
は、1−ヒドロキシメチルピラゾール及び1−ヒドロキ
シメチル−1,2,4−トリアゾールである。上記のN
−メチロール化合物は、メチロール基のついていないア
ミン化合物とホルムアルデヒド又はパラホルムアルデヒ
ドとを反応させることによって、容易に合成できる。上
記のN−メチロール化合物を用いる場合、処理液中にメ
チロール基のついていないアミン化合物を共存させるこ
とが好ましく、N−メチロール化合物の0.2〜10倍
モル濃度の共存が好ましい。
【0120】アゾリルメチルアミン化合物としては、
1、4ービス(1,2,4−トリアゾール−1−イルメ
チル)ピペラジンや1、4−ビス(ピラゾール−1−イ
ルメチル)ピペラジンが挙げられ、1,2,4−トリア
ゾールやピラゾールの如きアゾールとの併用(特開平4
−359249号に記載)が、画像安定性が高く、且つ
ホルムアルデヒド蒸気圧が少なく、特に好ましい。上記
ホルムアルデヒド代替化合物の好ましい添加量は処理液
1リットル当り0.003〜0.2モル、好ましくは
0.005〜0.05モルである。これらのホルムアル
デヒド代替化合物は、浴中で2種以上を併用して用いて
もよい。
1、4ービス(1,2,4−トリアゾール−1−イルメ
チル)ピペラジンや1、4−ビス(ピラゾール−1−イ
ルメチル)ピペラジンが挙げられ、1,2,4−トリア
ゾールやピラゾールの如きアゾールとの併用(特開平4
−359249号に記載)が、画像安定性が高く、且つ
ホルムアルデヒド蒸気圧が少なく、特に好ましい。上記
ホルムアルデヒド代替化合物の好ましい添加量は処理液
1リットル当り0.003〜0.2モル、好ましくは
0.005〜0.05モルである。これらのホルムアル
デヒド代替化合物は、浴中で2種以上を併用して用いて
もよい。
【0121】安定液のpHとしては、3〜9が好まし
く、4〜7が更に好ましい。 水洗工程や安定化工程
は、多段向流方式が好ましく、段数としては2〜4段が
好ましい。補充量としては単位面積当り前浴からの持込
量の1〜50倍、好ましくは1〜30倍、より好ましく
は1〜10倍である。本発明において実施される水洗及
び安定工程に関しては、同じく特開平3−33847号
公報第11頁右下欄第9行〜第12頁右上欄第19行に
記載の内容を好ましく実施することが出来る。
く、4〜7が更に好ましい。 水洗工程や安定化工程
は、多段向流方式が好ましく、段数としては2〜4段が
好ましい。補充量としては単位面積当り前浴からの持込
量の1〜50倍、好ましくは1〜30倍、より好ましく
は1〜10倍である。本発明において実施される水洗及
び安定工程に関しては、同じく特開平3−33847号
公報第11頁右下欄第9行〜第12頁右上欄第19行に
記載の内容を好ましく実施することが出来る。
【0122】これらの水洗工程や安定化工程に用いられ
る水としては、水道水が使用できるが、イオン交換樹脂
などによつてCa、Mgイオン濃度を5mg/リットル以
下に脱イオン処理した水、ハロゲン、紫外線殺菌灯等よ
り殺菌された水を使用するのが好ましい。また、水洗工
程または安定化工程のオーバーフロー液は前浴である定
着能を有する浴に流入させる方法を用いることにより、
廃液量を低減させることができるので好ましい。
る水としては、水道水が使用できるが、イオン交換樹脂
などによつてCa、Mgイオン濃度を5mg/リットル以
下に脱イオン処理した水、ハロゲン、紫外線殺菌灯等よ
り殺菌された水を使用するのが好ましい。また、水洗工
程または安定化工程のオーバーフロー液は前浴である定
着能を有する浴に流入させる方法を用いることにより、
廃液量を低減させることができるので好ましい。
【0123】本発明の処理においては、蒸発による濃縮
を補正するために、適当量の水または補正液ないし処理
補充液を補充することが好ましい。水補充を行う具体的
方法としては、特に制限はないが、中でも特開平1−2
54959号、同1−254960号公報記載の、漂白
槽とは別のモニター水槽を設置し、モニター水槽内の水
の蒸発量を求め、この水の蒸発量から漂白槽における水
の蒸発量を算出し、この蒸発量に比例して漂白槽に水を
補充する方法や特開平3−248155号、同3−24
9644号、同3−249645号、同3−24864
6号、同4−14042号公報記載の液レベルセンサー
やオーバーフローセンサーを用いた蒸発補正方法が好ま
しい。また、各処理液の蒸発分を補正するための水は、
水道水を用いてもよいが、上記の水洗工程に好ましく使
用される脱イオン処理した水、殺菌された水とするのが
よい。
を補正するために、適当量の水または補正液ないし処理
補充液を補充することが好ましい。水補充を行う具体的
方法としては、特に制限はないが、中でも特開平1−2
54959号、同1−254960号公報記載の、漂白
槽とは別のモニター水槽を設置し、モニター水槽内の水
の蒸発量を求め、この水の蒸発量から漂白槽における水
の蒸発量を算出し、この蒸発量に比例して漂白槽に水を
補充する方法や特開平3−248155号、同3−24
9644号、同3−249645号、同3−24864
6号、同4−14042号公報記載の液レベルセンサー
やオーバーフローセンサーを用いた蒸発補正方法が好ま
しい。また、各処理液の蒸発分を補正するための水は、
水道水を用いてもよいが、上記の水洗工程に好ましく使
用される脱イオン処理した水、殺菌された水とするのが
よい。
【0124】
【実施例】以下に、本発明を実施例により、さらに詳細
に説明するが、本発明は、これらに限定されるものでは
無い。 実施例1 多層カラー感光材料の作成 以下に示すような組成の各層を塗布し、多層カラー感光
材料である試料101を作成した。 (感光層組成)各層に使用する素材の主なものは下記の
ように分類されている; ExC:シアンカプラー UV :紫外線吸収
剤 ExM:マゼンタカプラー HBS:高沸点有機
溶剤 ExY:イエローカプラー H :ゼラチン硬
化剤 ExS:増感色素 各成分に対応する数字は、g/m2単位で表した塗布量を
示し、ハロゲン化銀については、銀換算の塗布量を示
す。ただし増感色素については、同一層のハロゲン化銀
1モルに対する塗布量をモル単位で示す。
に説明するが、本発明は、これらに限定されるものでは
無い。 実施例1 多層カラー感光材料の作成 以下に示すような組成の各層を塗布し、多層カラー感光
材料である試料101を作成した。 (感光層組成)各層に使用する素材の主なものは下記の
ように分類されている; ExC:シアンカプラー UV :紫外線吸収
剤 ExM:マゼンタカプラー HBS:高沸点有機
溶剤 ExY:イエローカプラー H :ゼラチン硬
化剤 ExS:増感色素 各成分に対応する数字は、g/m2単位で表した塗布量を
示し、ハロゲン化銀については、銀換算の塗布量を示
す。ただし増感色素については、同一層のハロゲン化銀
1モルに対する塗布量をモル単位で示す。
【0125】(試料101) 第1層(ハレーション防止層) 黒色コロイド銀 銀 0.18 ゼラチン 1.60 ExM−1 0.11 ExF−1 3.4×10-3 ExF−2(固体分散染料) 0.03 ExF−3(固体分散染料) 0.04 HBS−1 0.16
【0126】第2層(中間層) ExC−2 0.055 UV−1 0.011 UV−2 0.030 UV−3 0.053 HBS−1 0.05 HBS−2 0.02 ポリエチルアクリレートラテックス8.1 ×10-2 ゼラチン 1.75
【0127】第3層(低感度赤感乳剤層) 沃臭化銀乳剤A 銀 0.46 ExS−1 5.0×10-4 ExS−2 1.8×10-5 ExS−3 5.0×10-4 ExC−1 0.11 ExC−3 0.045 ExC−4 0.07 ExC−5 0.0050 ExC−7 0.001 ExC−8 0.010 Cpd−2 0.005 HBS−1 0.090 ゼラチン 0.87
【0128】第4層(中感度赤感乳剤層) 沃臭化銀乳剤D 銀 0.70 ExS−1 3.0×10-4 ExS−2 1.2×10-5 ExS−3 4.0×10-4 ExC−1 0.13 ExC−2 0.055 ExC−4 0.085 ExC−5 0.007 ExC−8 0.009 Cpd−2 0.036 HBS−1 0.11 ゼラチン 0.70
【0129】第5層(高感度赤感乳剤層) 沃臭化銀乳剤E 銀 1.62 ExS−1 2.0×10-4 ExS−2 1.0×10-5 ExS−3 3.0×10-4 ExC−1 0.125 ExC−3 0.040 ExC−8 0.014 Cpd−2 0.050 HBS−1 0.22 HBS−2 0.10 ゼラチン 1.60
【0130】第6層(中間層) Cpd−1 0.07 HBS−1 0.04 ポリエチルアクリレートラテックス 0.19 ゼラチン 2.30
【0131】第7層(低感度緑感乳剤層) 沃臭化銀乳剤A 銀 0.24 沃臭化銀乳剤B 銀 0.10 沃臭化銀乳剤C 銀 0.14 ExS−4 4.0×10-5 ExS−5 1.8×10-4 ExS−6 6.5×10-4 ExM−1 0.005 ExM−2 0.30 ExM−3 0.09 ExY−1 0.015 HBS−1 0.26 HBS−3 0.006 ゼラチン 0.80
【0132】第8層(中感度緑感乳剤層) 沃臭化銀乳剤D 銀 0.94 ExS−4 2.0×10-5 ExS−5 1.4×10-4 ExS−6 5.4×10-4 ExM−2 0.16 ExM−3 0.045 ExY−1 0.008 ExY−5 0.030 HBS−1 0.14 HBS−3 8.0×10-3 ゼラチン 0.90
【0133】第9層(高感度緑感乳剤層) 沃臭化銀乳剤E 銀 1.29 ExS−4 3.7×10-5 ExS−5 8.1×10-5 ExS−6 3.2×10-4 ExC−1 0.011 ExM−1 0.016 ExM−4 0.046 ExM−5 0.023 Cpd−3 0.050 HBS−1 0.20 HBS−2 0.08 ポリエチルアクリレートラテックス 0.26 ゼラチン 1.57
【0134】第10層(イエローフィルター層) 黄色コロイド銀 銀 0.010 Cpd−1 0.10 ExF−5(固体分散染料) 0.06 ExF−6(固体分散染料) 0.06 ExF−7(油溶性染料) 0.005 HBS−1 0.055 ゼラチン 0.70
【0135】第11層(低感度青感乳剤層) 沃臭化銀乳剤A 銀 0.25 沃臭化銀乳剤C 銀 0.25 沃臭化銀乳剤D 銀 0.10 ExS−7 8.0×10-4 ExY−1 0.010 ExY−2 0.70 ExY−3 0.055 ExY−4 0.006 ExY−6 0.075 ExC−7 0.040 HBS−1 0.25 ゼラチン 1.60
【0136】第12層(高感度青感乳剤層) 沃臭化銀乳剤F 銀 1.30 ExS−7 3.0×10-4 ExY−2 0.15 ExY−3 0.06 HBS−1 0.070 ゼラチン 1.13
【0137】第13層(第1保護層) UV−2 0.08 UV−3 0.11 UV−4 0.26 HBS−1 0.09 ゼラチン 3.70
【0138】第14層(第2保護層) 沃臭化銀乳剤G 銀 0.10 H−1 0.37 B−1(直径 1.7 μm) 5.0×10-2 B−2(直径 1.7 μm) 0.10 B−3 0.10 S−1 0.20 ゼラチン 1.75
【0139】さらに、各層に適宜、保存性、処理性、圧
力耐性、防黴・防菌性、帯電防止性及び塗布性をよくす
るために、W−1ないしW−3、B−4ないしB−6、
F−1ないしF−17及び鉄塩、鉛塩、金塩、白金塩、
イリジウム塩、パラジウム塩、ロジウム塩が含有されて
いる。
力耐性、防黴・防菌性、帯電防止性及び塗布性をよくす
るために、W−1ないしW−3、B−4ないしB−6、
F−1ないしF−17及び鉄塩、鉛塩、金塩、白金塩、
イリジウム塩、パラジウム塩、ロジウム塩が含有されて
いる。
【0140】
【表1】
【0141】表1において、 (1)乳剤A〜Fは特開平2-191938号の実施例に従い、
二酸化チオ尿素とチオスルフォン酸を用いて粒子調製時
に還元増感されている。 (2)乳剤A〜Fは特開平3-237450号の実施例に従い、
各感光層に記載の分光増感色素とチオシアン酸ナトリウ
ムの存在下に金増感、硫黄増感とセレン増感が施されて
いる。 (3)平板状粒子の調製には特開平1-158426号の実施例
に従い、低分子量ゼラチンを使用している。 (4)平板状粒子には特開平3-237450号に記載されてい
るような転位線が高圧電子顕微鏡を用いて観察されてい
る。 (5)乳剤Gは、沃化銀を1モル%含む沃臭化銀であ
り、粒子サイズが0.07μmの未増感リップマン乳剤
である。
二酸化チオ尿素とチオスルフォン酸を用いて粒子調製時
に還元増感されている。 (2)乳剤A〜Fは特開平3-237450号の実施例に従い、
各感光層に記載の分光増感色素とチオシアン酸ナトリウ
ムの存在下に金増感、硫黄増感とセレン増感が施されて
いる。 (3)平板状粒子の調製には特開平1-158426号の実施例
に従い、低分子量ゼラチンを使用している。 (4)平板状粒子には特開平3-237450号に記載されてい
るような転位線が高圧電子顕微鏡を用いて観察されてい
る。 (5)乳剤Gは、沃化銀を1モル%含む沃臭化銀であ
り、粒子サイズが0.07μmの未増感リップマン乳剤
である。
【0142】有機固体分散染料の分散物の調製 下記、ExF−2を次の方法で分散した。即ち、水2
1.7mlおよび5%水溶液のp−オクチルフェノキシエ
トキシエタンスルホン酸ソーダ3ml並びに5%水溶液の
p−オクチルフェノキシポリオキシエチレンエーテル
(重合度10)0.5gとを700mlのポットミルに入
れ、染料ExF−2を5.0gと酸化ジルコニウムビー
ズ(直径1mm)500mlを添加して、内容物を2時間分
散した。この分散には、中央工機製のBO型振動ボート
ミルを用いた。分散後、内容物を取り出し、12.5%
ゼラチン水溶液8gに添加し、ビーズを濾過して除き、
染料のゼラチン分散物を得た。染料微粒子の平均粒径は
0.44μm であった。
1.7mlおよび5%水溶液のp−オクチルフェノキシエ
トキシエタンスルホン酸ソーダ3ml並びに5%水溶液の
p−オクチルフェノキシポリオキシエチレンエーテル
(重合度10)0.5gとを700mlのポットミルに入
れ、染料ExF−2を5.0gと酸化ジルコニウムビー
ズ(直径1mm)500mlを添加して、内容物を2時間分
散した。この分散には、中央工機製のBO型振動ボート
ミルを用いた。分散後、内容物を取り出し、12.5%
ゼラチン水溶液8gに添加し、ビーズを濾過して除き、
染料のゼラチン分散物を得た。染料微粒子の平均粒径は
0.44μm であった。
【0143】同様にして、ExF−3、ExF−4及び
ExF−6の固体分散物を得た。染料微粒子の平均粒径
は、それぞれ0.24μm 、0.45μm 、0.52μ
m であった。ExF−5は、欧州特許出願公開(EP)
第0,549,489A号明細書の実施例1に記載の微
小析出(Microprecipitation) 分散方法により分散し
た。平均粒径は0.06μm であった。
ExF−6の固体分散物を得た。染料微粒子の平均粒径
は、それぞれ0.24μm 、0.45μm 、0.52μ
m であった。ExF−5は、欧州特許出願公開(EP)
第0,549,489A号明細書の実施例1に記載の微
小析出(Microprecipitation) 分散方法により分散し
た。平均粒径は0.06μm であった。
【0144】第3〜5層に使用しているカプラーの分散
物の調製とその添加方法 特開平6-102636号公報の実施例1に記載のカプラー乳化
分散物と同様の方法で調製し、この乳化分散物を特開平
6-102636号公報の実施例1に記載の添加方法にて感光材
料に組みこんだ。 乳剤Eの調製 乳剤Eは特開平3-237450号公報に記載されている方法に
従って調製した。
物の調製とその添加方法 特開平6-102636号公報の実施例1に記載のカプラー乳化
分散物と同様の方法で調製し、この乳化分散物を特開平
6-102636号公報の実施例1に記載の添加方法にて感光材
料に組みこんだ。 乳剤Eの調製 乳剤Eは特開平3-237450号公報に記載されている方法に
従って調製した。
【0145】
【化1】
【0146】
【化2】
【0147】
【化3】
【0148】
【化4】
【0149】
【化5】
【0150】
【化6】
【0151】
【化7】
【0152】
【化8】
【0153】
【化9】
【0154】
【化10】
【0155】
【化11】
【0156】
【化12】
【0157】
【化13】
【0158】
【化14】
【0159】
【化15】
【0160】
【化16】
【0161】
【化17】
【0162】
【化18】
【0163】
【化19】
【0164】次に、表1に記した乳剤A〜Fを、表2に
記した乳剤A−1〜F−1に変更した試料102、およ
び表3に記した乳剤A−2〜F−2に変更した試料10
3を作成した。但し増感色素の量は、各々1/100秒
露光時の感度が最高になるように調節した。
記した乳剤A−1〜F−1に変更した試料102、およ
び表3に記した乳剤A−2〜F−2に変更した試料10
3を作成した。但し増感色素の量は、各々1/100秒
露光時の感度が最高になるように調節した。
【0165】
【表2】
【0166】
【表3】
【0167】・レンズ付きフィルムの作成 以上のように作成した試料101から103を135フ
ォーマットに加工し、富士フイルム社製「写るんです S
uper800FLASH」に装填しなおし、撮影可能な状態にし
た。
ォーマットに加工し、富士フイルム社製「写るんです S
uper800FLASH」に装填しなおし、撮影可能な状態にし
た。
【0168】・撮影 以上のように作成したレンズ付きフィルムを用いて以下
の撮影を行った。 1) 日中晴天下(LV値約13)にてマクベス社のカラ
ーレンディションチャートを、女性モデルに持たせて撮
影した。 2)曇天下やや暗い条件(LV値約10)にてマクベス
社のカラーレンディションチャートを、女性モデルに持
たせて撮影した。 3)夜間室内にてストロボを使用し、撮影距離を1m、
3m、4m、5mと変更し、マクベス社のカラーレンデ
ィションチャートを、女性モデルに持たせて撮影した。
の撮影を行った。 1) 日中晴天下(LV値約13)にてマクベス社のカラ
ーレンディションチャートを、女性モデルに持たせて撮
影した。 2)曇天下やや暗い条件(LV値約10)にてマクベス
社のカラーレンディションチャートを、女性モデルに持
たせて撮影した。 3)夜間室内にてストロボを使用し、撮影距離を1m、
3m、4m、5mと変更し、マクベス社のカラーレンデ
ィションチャートを、女性モデルに持たせて撮影した。
【0169】・現像、プリント 撮影済みのフィルムを富士フイルム社製ミニラボ用自動
現像機FP−560Bにて現像した。次いで、富士フイ
ルム社製ミニラボ用プリンタープロセッサーPP−12
50V(愛称ロッキー)にて、Lサイズにてプリントを
作成した。
現像機FP−560Bにて現像した。次いで、富士フイ
ルム社製ミニラボ用プリンタープロセッサーPP−12
50V(愛称ロッキー)にて、Lサイズにてプリントを
作成した。
【0170】・プリントの評価 以上の様にして作成したLサイズプリントについて、暗
部描写力、粒状性について評価し、以下の結果を得た。 特定写真感度 暗部描写力 粒状性 総合評価 試料101 800 非常に満足 満足 非常に満足 102 400 満足 満足 満足 103 100 不満 満足 不満 上記結果から、レンズ付きフィルム程度のF値(F値=
10)のレンズを使用する場合には、特定写真感度とし
て320以上が好ましいことがわかる。次に、試料10
1に対して、第5層乳剤Eを表4に示すように変更、第
14層ゼラチン硬化剤H1使用量の変更、第3層から第
5層のExC−1、ExC−4をExC−9に、適宜等
モル置換し、塗布量を微調整し、表5に示すような試料
104から試料129を調製した。
部描写力、粒状性について評価し、以下の結果を得た。 特定写真感度 暗部描写力 粒状性 総合評価 試料101 800 非常に満足 満足 非常に満足 102 400 満足 満足 満足 103 100 不満 満足 不満 上記結果から、レンズ付きフィルム程度のF値(F値=
10)のレンズを使用する場合には、特定写真感度とし
て320以上が好ましいことがわかる。次に、試料10
1に対して、第5層乳剤Eを表4に示すように変更、第
14層ゼラチン硬化剤H1使用量の変更、第3層から第
5層のExC−1、ExC−4をExC−9に、適宜等
モル置換し、塗布量を微調整し、表5に示すような試料
104から試料129を調製した。
【0171】
【表4】
【0172】
【表5】
【0173】
【表6】
【0174】以上のように調製した試料について、13
5フォーマットに加工後、富士フイルム社製「写るんで
す Super800FLASH」に装填しなおし、撮影可能な状態に
した。以上のように作成したレンズ付きフィルムを用い
て、日中晴天下(LV値約13)にてマクベス社のカラ
ーレンディションチャートを、女性モデルに持たせて撮
影した。撮影済みのフィルムを、次に示す現像処理A−
1および現像処理B−1を行った。次いで、富士フイル
ム社製ミニラボ用プリンタープロセッサーPP−125
0V(愛称ロッキー)にて、Lサイズにてプリントを作
成した。現像処理A−1および現像処理B−1のネガを
もとに作成したプリントについて、女性モデルの顔色、
カラーレンディションチャートのグレーについて評価し
た結果を表5に示す。表5より本発明の効果は明白であ
る。
5フォーマットに加工後、富士フイルム社製「写るんで
す Super800FLASH」に装填しなおし、撮影可能な状態に
した。以上のように作成したレンズ付きフィルムを用い
て、日中晴天下(LV値約13)にてマクベス社のカラ
ーレンディションチャートを、女性モデルに持たせて撮
影した。撮影済みのフィルムを、次に示す現像処理A−
1および現像処理B−1を行った。次いで、富士フイル
ム社製ミニラボ用プリンタープロセッサーPP−125
0V(愛称ロッキー)にて、Lサイズにてプリントを作
成した。現像処理A−1および現像処理B−1のネガを
もとに作成したプリントについて、女性モデルの顔色、
カラーレンディションチャートのグレーについて評価し
た結果を表5に示す。表5より本発明の効果は明白であ
る。
【0175】(現像処理A−1) 工程 処理時間 処理温度 発色現像 3分15秒 38℃ 漂 白 1分00秒 38℃ 漂白定着 3分15秒 38℃ 水洗 (1) 1分00秒 38℃ 水洗 (2) 1分00秒 38℃ 乾 燥 2分00秒 60℃
【0176】次に、処理液の組成を記す。 (発色現像液) タンク液(g) ジエチレントリアミン五酢酸 1.0 1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホスホン酸 2.0 亜硫酸ナトリウム 4.0 炭酸カリウム 30.0 臭化カリウム 1.4 ヨウ化カリウム 1.5 mg ヒドロキシルアミン硫酸塩 2.4 4−〔N−エチル−N−(β−ヒドロキシエチル) アミノ〕−2−メチルアニリン硫酸塩 4.5 水を加えて 1.0 リットル pH(水酸化カリウムと硫酸にて調整) 10.05
【0177】 (漂白液) タンク液、補充液共通(単位g) エチレンジアミン四酢酸第二鉄アンモニウム二水塩 120.0 エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム塩 10.0 臭化アンモニウム 100.0 硝酸アンモニウム 10.0 漂白促進剤 0.005 モル (CH3)2N-CH2-CH2-S-S-CH2-CH2-N(CH3)2 ・2HCl アンモニア水(27%) 15.0 ミリリットル 水を加えて 1.0 リットル pH(アンモニア水と硝酸にて調整) 6.3
【0178】 (漂白定着液) タンク液(g) エチレンジアミン四酢酸第二鉄アンモニウム二水塩 50.0 エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム塩 5.0 亜硫酸ナトリウム 12.0 チオ硫酸アンモニウム水溶液(700 g/リットル) 240.0 ミリリットル アンモニア水(27%) 6.0 ミリリットル 水を加えて 1.0 リットル pH(アンモニア水と酢酸にて調整) 7.2
【0179】(水洗液) タンク液、補充液共通 水道水をH型強酸性カチオン交換樹脂(ロームアンドハ
ース社製アンバーライトIR−120B)と、OH型ア
ニオン交換樹脂(同アンバーライトIR−400)を充
填した混床式カラムに通水してカルシウム及びマグネシ
ウムイオン濃度を3mg/リットル以下に処理し、続いて
二塩化イソシアヌール酸ナトリウム20mg/リットルと
硫酸ナトリウム0.15g/リットルを添加した。この
液のpHは6.5〜7.5の範囲にあった。
ース社製アンバーライトIR−120B)と、OH型ア
ニオン交換樹脂(同アンバーライトIR−400)を充
填した混床式カラムに通水してカルシウム及びマグネシ
ウムイオン濃度を3mg/リットル以下に処理し、続いて
二塩化イソシアヌール酸ナトリウム20mg/リットルと
硫酸ナトリウム0.15g/リットルを添加した。この
液のpHは6.5〜7.5の範囲にあった。
【0180】 現像処理B−1の工程および処理液組成 処理工程 温度 時間 発色現像 45℃ 60秒 漂白定着 45℃ 60秒 水洗 (1) 40℃ 15秒 水洗 (2) 40℃ 15秒 水洗 (3) 40℃ 15秒 安 定 40℃ 15秒 乾 燥 80℃ 60秒 (水洗は(3) から(1) への3タンク向流方式とした。)
【0181】 液組成 (発色現像液) タンク液(g) ジエチレントリアミン五酢酸 2.0 1−ヒドロキシエチリデン−1,1ジホスホン酸 3.3 亜硫酸ナトリウム 3.9 炭酸カリウム 37.5 臭化カリウム 4.0 沃化カリウム 1.3 mg ヒドロキシルアミン硫酸塩 4.0 2−メチル−4−〔N−エチル−N−(β−ヒドロキシ エチル)アミノ〕アニリン硫酸塩 18.0 水を加えて 1.0 リットル pH(水酸化カリウムと硫酸にて調製) 10.05 (漂白定着液) (単位モル) エチレンジアミン−(2−カルボキシフェニル)− N,N′,N′−三酢酸 0.17 硝酸第二鉄九水和物 0.15 チオ硫酸アンモニウム 1.25 亜硫酸アンモニウム 0.10 メタカルボキシベンゼンスルフィン酸 0.05 水を加えて 1.0 リットル pH(酢酸とアンモニアで調製) 5.8 (水洗水) 処理A−1に記載のものと同じ組成
【0182】実施例2 次に実施例1で作成した試料113、114に対して、
第5層から第14層迄のゼラチン塗布量を調整し、表6
に示すような試料130から試料135を調製した 。
以上のように調製した試料について、135フォーマッ
トに加工後、富士フイルム社製「写るんですSuper800FL
ASH 」に装填しなおし、撮影可能な状態にした。
第5層から第14層迄のゼラチン塗布量を調整し、表6
に示すような試料130から試料135を調製した 。
以上のように調製した試料について、135フォーマッ
トに加工後、富士フイルム社製「写るんですSuper800FL
ASH 」に装填しなおし、撮影可能な状態にした。
【0183】
【表7】
【0184】以上のように作成したレンズ付きフィルム
を用いて、日中晴天下(LV値約13)にてマクベス社
のカラーレンディションチャートを、女性モデルに持た
せて撮影した。撮影済みのフィルムを、次に示す現像処
理A−1および現像処理B−1を行った。次いで、富士
フイルム社製ミニラボ用プリンタープロセッサーPP−
1250V(愛称ロッキー)にて、Lサイズにてプリン
トを作成した。現像処理A−1および現像処理B−1の
ネガをもとに作成したプリントについて、女性モデルの
顔色、カラーレンディションチャートのグレーについて
評価した結果を表−6に示す。表−6より本発明の効果
は明白である。
を用いて、日中晴天下(LV値約13)にてマクベス社
のカラーレンディションチャートを、女性モデルに持た
せて撮影した。撮影済みのフィルムを、次に示す現像処
理A−1および現像処理B−1を行った。次いで、富士
フイルム社製ミニラボ用プリンタープロセッサーPP−
1250V(愛称ロッキー)にて、Lサイズにてプリン
トを作成した。現像処理A−1および現像処理B−1の
ネガをもとに作成したプリントについて、女性モデルの
顔色、カラーレンディションチャートのグレーについて
評価した結果を表−6に示す。表−6より本発明の効果
は明白である。
【0185】実施例3 実施例1で作成した試料101、104〜129につい
て、135フォーマットに加工後、富士フイルム社製
「写るんですSuper 800FLASH」に装填しなおし、撮影可
能な状態にした。実施例1と同様に作成したレンズ付き
フィルムを用いて、日中晴天下(VL値約13)にてマ
クベス社のカラーレンディションチャートを、女性モデ
ルに持たせて撮影した。撮影済みのフィルムを、次に示
す現像処理A−2および現像処理B−2を行った。以下
実施例1と同様な評価を行い、実施例1と同様な結果を
得、本発明の効果を確認した。
て、135フォーマットに加工後、富士フイルム社製
「写るんですSuper 800FLASH」に装填しなおし、撮影可
能な状態にした。実施例1と同様に作成したレンズ付き
フィルムを用いて、日中晴天下(VL値約13)にてマ
クベス社のカラーレンディションチャートを、女性モデ
ルに持たせて撮影した。撮影済みのフィルムを、次に示
す現像処理A−2および現像処理B−2を行った。以下
実施例1と同様な評価を行い、実施例1と同様な結果を
得、本発明の効果を確認した。
【0186】 (現像処理A−2の処理工程および液組成) (処理工程) 工程 処理時間 処理温度 補充量* タンク容量 発色現像 3分 5秒 38.0℃ 23ミリリットル 17リットル 漂 白 50秒 38.0℃ 5ミリリットル 5リットル 漂白定着 50秒 38.0℃ − 5リットル 定 着 50秒 38.0℃ 16ミリリットル 5リットル 水 洗 30秒 38.0℃ 34ミリリットル 3.5リットル 安 定(1) 20秒 38.0℃ − 3リットル 安 定(2) 20秒 38.0℃ 20ミリリットル 3リットル 乾 燥 1分30秒 60 ℃ *補充量は感光材料35mm巾1.1m当たり(24E
x.1本相当) 安定液は(2)から(1)への向流方式であり、水洗水
のオーバーフロー液は全て定着浴へ導入した。漂白定着
浴への補充は、自動現像機の漂白槽の上部並びに定着槽
の上部に切りかきを設け、漂白槽、定着槽への補充液の
供給により発生するオーバーフロー液の全てが漂白定着
浴に流入されるようにした。尚、現像液の漂白工程への
持ち込み量、漂白液の漂白定着工程への持ち込み量、漂
白定着液の定着工程への持ち込み量及び定着液の水洗工
程への持ち込み量は感光材料35mm巾1.1m当たりそ
れぞれ2.5ミリリットル、2.0ミリリットル、2.0ミリリットル、
2.0ミリリットルであった。また、クロスオーバーの時間は
いずれも6秒であり、この時間は前工程の処理時間に包
含される。
x.1本相当) 安定液は(2)から(1)への向流方式であり、水洗水
のオーバーフロー液は全て定着浴へ導入した。漂白定着
浴への補充は、自動現像機の漂白槽の上部並びに定着槽
の上部に切りかきを設け、漂白槽、定着槽への補充液の
供給により発生するオーバーフロー液の全てが漂白定着
浴に流入されるようにした。尚、現像液の漂白工程への
持ち込み量、漂白液の漂白定着工程への持ち込み量、漂
白定着液の定着工程への持ち込み量及び定着液の水洗工
程への持ち込み量は感光材料35mm巾1.1m当たりそ
れぞれ2.5ミリリットル、2.0ミリリットル、2.0ミリリットル、
2.0ミリリットルであった。また、クロスオーバーの時間は
いずれも6秒であり、この時間は前工程の処理時間に包
含される。
【0187】以下に処理液の組成を示す。 (発色現像液) タンク液(g) 補充液(g) ジエチレントリアミン五酢酸 2.0 2.0 1−ヒドロキシエチリデン− 1,1−ジホスホン酸 2.0 2.0 亜硫酸ナトリウム 3.9 5.1 炭酸カリウム 37.5 39.0 臭化カリウム 1.4 0.4 沃化カリウム 1.3 mg − ヒドロキシルアミン硫酸塩 2.4 3.3 2−メチル−4−〔N−エチル−N− (β−ヒドロキシエチル)アミノ〕 アニリン硫酸塩 4.5 6.0 水を加えて 1.0 リットル 1.0 リットル pH(水酸化カリウムと硫酸にて調製) 10.05 10.15
【0188】 (漂白液) タンク液(g) 補充液(g) 1,3−ジアミノプロパン四酢酸第二鉄アンモニウム−水塩 130 195 臭化アンモニウム 70 105 硝酸アンモニウム 14 21 ヒドロキシ酢酸 50 75 酢酸 40 60 水を加えて 1.0 リットル 1.0 リットル pH〔アンモニア水で調製〕 4.4 4.4
【0189】(漂白定着タンク液)上記漂白タンク液と
下記定着タンク液の15対85(容量比)混合液。(p
H7.0)
下記定着タンク液の15対85(容量比)混合液。(p
H7.0)
【0190】 (定着液) タンク液(g) 補充液(g) 亜硫酸アンモニウム 19 57 チオ硫酸アンモニウム水溶液 (700 g/リットル) 280 ミリリットル 840 ミリリットル イミダゾール 15 45 エチレンジアミン四酢酸 15 45 水を加えて 1.0 リットル 1.0 リットル pH〔アンモニア水、酢酸で調製〕 7.4 7.45
【0191】(水洗水)本願実施例1と同様の組成を使
用した。
用した。
【0192】(安定液)本願実施例1と同様の組成を使
用した。 (現像処理B−2の処理工程および液組成) (処理工程) 工程 処理時間 処理温度 補充量* タンク容量 発色現像 1分30秒 45.0℃ 200ミリリットル 1リットル 漂 白 20秒 48.0℃ 130ミリリットル 1リットル 定 着 40秒 48.0℃ 100ミリリットル 1リットル 水 洗(1) 15秒 48.0℃ − 1リットル 水 洗(2) 15秒 48.0℃ − 1リットル 水 洗(3) 15秒 48.0℃ 400ミリリットル 1リットル 乾 燥 45秒 80 ℃ * 補充量は感光材料1m2当たり(水洗は(3) から定着ま
では4タンク向流多段カスケード)
用した。 (現像処理B−2の処理工程および液組成) (処理工程) 工程 処理時間 処理温度 補充量* タンク容量 発色現像 1分30秒 45.0℃ 200ミリリットル 1リットル 漂 白 20秒 48.0℃ 130ミリリットル 1リットル 定 着 40秒 48.0℃ 100ミリリットル 1リットル 水 洗(1) 15秒 48.0℃ − 1リットル 水 洗(2) 15秒 48.0℃ − 1リットル 水 洗(3) 15秒 48.0℃ 400ミリリットル 1リットル 乾 燥 45秒 80 ℃ * 補充量は感光材料1m2当たり(水洗は(3) から定着ま
では4タンク向流多段カスケード)
【0193】以下に処理液の組成を示す。 (発色現像液) タンク液(g) 補充液(g) ジエチレントリアミン五酢酸 2.0 4.0 1−ヒドロキシエチリデン−1,1− ジホスホン酸 3.3 3.3 亜硫酸ナトリウム 3.9 6.5 炭酸カリウム 37.5 39.0 臭化カリウム 2.7 − 沃化カリウム 1.3 mg − ヒドロキシルアミン硫酸塩 3.0 4.5 2−メチル−4−〔N−エチル−N− (β−ヒドロキシエチル)アミノ〕 アニリン硫酸塩 8.0 24.0 水を加えて 1.0 リットル 1.0 リットル pH(水酸化カリウムと硫酸にて調製) 10.05 10.25
【0194】 (漂白液) タンク液(モル) 補充液(モル) 1,3−ジアミノプロパン四酢酸第二鉄 塩アンモニウム一水塩 0.33 0.50 硝酸第二鉄九水和物 0.30 4.5 臭化アンモニウム 0.80 1.20 硝酸アンモニウム 0.20 0.30 酢酸 0.67 1.0 水を加えて 1.0 リットル 1.0 リットル pH〔アンモニア水で調製〕 4.5 4.0
【0195】 (定着液) タンク液、補充液共通(g) 亜硫酸アンモニウム 28 チオ硫酸アンモニウム水溶液( 700g/リットル) 280 ミリリットル イミダゾール 15 エチレンジアミン四酢酸 15 水を加えて 1.0 リットル pH〔アンモニア水、酢酸で調製〕 5.8
【0196】(水洗水)本願実施例1記載の水洗水と同
じ組成のものを使用した。
じ組成のものを使用した。
【0197】(安定液)本願実施例1記載の安定液と同
じ組成のものを使用した。
じ組成のものを使用した。
【0198】実施例4 実施例1の発色現像主薬2−メチル−4−〔N−エチル
−N−(β−ヒドロキシエチル)アミノ〕アニリン硫酸
塩をD−10に変更して、実施例1と同様な評価を行っ
たところ、実施例1と同様に本発明の効果が確認され
た。
−N−(β−ヒドロキシエチル)アミノ〕アニリン硫酸
塩をD−10に変更して、実施例1と同様な評価を行っ
たところ、実施例1と同様に本発明の効果が確認され
た。
【0199】実施例5 実施例3の発色現像主薬2−メチル−4−〔N−エチル
−N−(β−ヒドロキシエチル)アミノ〕アニリン硫酸
塩をD−11に変更して、実施例2と同様な評価を行っ
たところ、実施例2と同様に本発明の効果が確認され
た。
−N−(β−ヒドロキシエチル)アミノ〕アニリン硫酸
塩をD−11に変更して、実施例2と同様な評価を行っ
たところ、実施例2と同様に本発明の効果が確認され
た。
【0200】実施例6 特開平3−194537号公報の実施例4に記載のカラ
ー写真感光材料試料401(膜厚27μm )に対し、本
発明の実施例1及び2に記載したのと同様な変更を行い
本発明に該当する感光材料を作成し、実施例1と同様な
評価を行ったところ、実施例1と同様に本発明の効果が
確認された。
ー写真感光材料試料401(膜厚27μm )に対し、本
発明の実施例1及び2に記載したのと同様な変更を行い
本発明に該当する感光材料を作成し、実施例1と同様な
評価を行ったところ、実施例1と同様に本発明の効果が
確認された。
【0201】実施例7 実施例1で作成した試料101、104〜129につい
て、135フォーマットに加工し、キャノン社製一眼レ
フカメラ’E0S630’を用いて、実施例1と同様な
評価を行い、本発明の効果を確認した。
て、135フォーマットに加工し、キャノン社製一眼レ
フカメラ’E0S630’を用いて、実施例1と同様な
評価を行い、本発明の効果を確認した。
【0202】実施例8 (1)支持体の作製 本実施例で用いた各支持体は、下記の方法により作製し
た。 ・PEN:市販のポリエチレン−2,6−ナフタレート
ポリマー100重量部と紫外線吸収剤としてTinuvin P.
326(ガイギー社製)2重量部とを常法により乾燥し
た後、300℃にて溶融後、T型ダイから押し出し、1
40℃で3.3倍の縦延伸を行い、続いて130℃で
3.3倍の横延伸を行い、さらに250℃で6秒間熱固
定し、厚み90μmのフィルムを得た。 ・PET:市販のポリエチレンテレフタレートポリマー
を常法に従って2軸延伸、熱固定を行い、厚み90μm
のフィルムを得た。 ・TAC:トリアセチルセルロ−スを通常の溶液流延法
により、メチレンクロライド/メタノール=82/8wt
比、TAC濃度13%、可塑剤TPP/BDP=2/1
(ここでTPP;トリフェニルフォスフェート、BD
P;ビフェニルジフェニルフォスフェート)の15wt%
のバンド法にて作製し、厚み122μmのフィルムを得
た。 ・PEN/PET=4/1(重量比):あらかじめPE
NとPETのペレットを150℃で4時間真空乾燥した
後、2軸混練押出し機を用い、280℃で混練押出した
後、ペレット化し調製した。このポリエステルを上記P
ENと同じ条件で製膜し、厚み90μmのフィルムを得
た。
た。 ・PEN:市販のポリエチレン−2,6−ナフタレート
ポリマー100重量部と紫外線吸収剤としてTinuvin P.
326(ガイギー社製)2重量部とを常法により乾燥し
た後、300℃にて溶融後、T型ダイから押し出し、1
40℃で3.3倍の縦延伸を行い、続いて130℃で
3.3倍の横延伸を行い、さらに250℃で6秒間熱固
定し、厚み90μmのフィルムを得た。 ・PET:市販のポリエチレンテレフタレートポリマー
を常法に従って2軸延伸、熱固定を行い、厚み90μm
のフィルムを得た。 ・TAC:トリアセチルセルロ−スを通常の溶液流延法
により、メチレンクロライド/メタノール=82/8wt
比、TAC濃度13%、可塑剤TPP/BDP=2/1
(ここでTPP;トリフェニルフォスフェート、BD
P;ビフェニルジフェニルフォスフェート)の15wt%
のバンド法にて作製し、厚み122μmのフィルムを得
た。 ・PEN/PET=4/1(重量比):あらかじめPE
NとPETのペレットを150℃で4時間真空乾燥した
後、2軸混練押出し機を用い、280℃で混練押出した
後、ペレット化し調製した。このポリエステルを上記P
ENと同じ条件で製膜し、厚み90μmのフィルムを得
た。
【0203】(2)下塗層の塗設 上記各支持体は、その各々の両面にコロナ放電処理をし
た後、下記組成の下塗液を塗布して下塗層を延伸時高温
面側に設けた。コロナ放電処理はビラー社製ソリッドス
テートコロナ処理機6KVAモデルを用い、30cm幅支
持体を20m/分で処理する。このとき、電流・電圧の
読み取り値より被処理物は、0.375KV・A・分/
m2の処理がなされた。処理時の放電周波数は、9.6K
Hz、電極と誘電体ロールのギャップクリアランスは、
1.6mmであった。
た後、下記組成の下塗液を塗布して下塗層を延伸時高温
面側に設けた。コロナ放電処理はビラー社製ソリッドス
テートコロナ処理機6KVAモデルを用い、30cm幅支
持体を20m/分で処理する。このとき、電流・電圧の
読み取り値より被処理物は、0.375KV・A・分/
m2の処理がなされた。処理時の放電周波数は、9.6K
Hz、電極と誘電体ロールのギャップクリアランスは、
1.6mmであった。
【0204】 ゼラチン 3g 蒸留水 250ml ソジウムα−スルホジ−2−エチルヘキシルサクシネート 0.05g ホルムアルデヒド 0.02g
【0205】(3)バック層の塗設 下塗後の上記支持体の下塗層を設けた側とは反対側の面
に下記組成のバック層を塗設した。 (3-1)導電性微粒子分散液(酸化スズ−酸化アンチモン
複合物分散液)の調製:塩化第二スズ水和物230重量
部と三塩化アンチモン23重量部をエタノール3000
重量部に溶解し均一溶液を得た。この溶液に1Nの水酸
化ナトリウム水溶液を前記溶液のpHが3になるまで滴
下し、コロイド状酸化第二スズと酸化アンチモンの共沈
澱を得た。得られた共沈澱を50℃に24時間放置し、
赤褐色のコロイド状沈澱を得た。
に下記組成のバック層を塗設した。 (3-1)導電性微粒子分散液(酸化スズ−酸化アンチモン
複合物分散液)の調製:塩化第二スズ水和物230重量
部と三塩化アンチモン23重量部をエタノール3000
重量部に溶解し均一溶液を得た。この溶液に1Nの水酸
化ナトリウム水溶液を前記溶液のpHが3になるまで滴
下し、コロイド状酸化第二スズと酸化アンチモンの共沈
澱を得た。得られた共沈澱を50℃に24時間放置し、
赤褐色のコロイド状沈澱を得た。
【0206】赤褐色コロイド状沈澱を遠心分離により分
離した。過剰なイオンを除くため沈澱に水を加え遠心分
離によって水洗した。この操作を3回繰り返し過剰イオ
ンを除去した。過剰イオンを除去したコロイド状沈澱2
00重量部を水1500重量部に再分散し、600℃に
加熱した焼成炉に噴霧し、青味がかった平均粒径0.1
μmの酸化スズ−酸化アンチモン複合物の微粒子粉末を
得た。この微粒子粉末の比抵抗は25Ω・cmであった。
離した。過剰なイオンを除くため沈澱に水を加え遠心分
離によって水洗した。この操作を3回繰り返し過剰イオ
ンを除去した。過剰イオンを除去したコロイド状沈澱2
00重量部を水1500重量部に再分散し、600℃に
加熱した焼成炉に噴霧し、青味がかった平均粒径0.1
μmの酸化スズ−酸化アンチモン複合物の微粒子粉末を
得た。この微粒子粉末の比抵抗は25Ω・cmであった。
【0207】上記微粒子粉末40重量部と水60重量部
の混合液をpH7.0に調製し、攪拌機で粗分散の後、
横型サンドミル(商品名ダイノミル;WILLYA. BACHOFEN
AG製)で滞留時間が30分になるまで分散して調製し
た。
の混合液をpH7.0に調製し、攪拌機で粗分散の後、
横型サンドミル(商品名ダイノミル;WILLYA. BACHOFEN
AG製)で滞留時間が30分になるまで分散して調製し
た。
【0208】(3-2)バック層の調製:下記処方〔A〕の
乾燥膜厚が0.3μmになるように塗布し、115℃で
60秒間乾燥した。この上に下記の被覆層用塗布液
(B)を乾燥膜厚が1μmになるように塗布し、115
℃で3分間乾燥した。 〔処方A〕 上記導電性微粒子分散液 10重量部 ゼラチン 1重量部 水 27重量部 メタノール 60重量部 レゾルシン 2重量部 ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル 0.01重量部 〔被覆用塗布液(B)〕 セルローストリアセテート 1重量部 アセトン 70重量部 メタノール 15重量部 ジクロルメチレン 10重量部 p−クロルフェノール 4重量部 シリカ粒子(平均粒径0.2μm) 0.01重量部 ポリシロキサン 0.005重量部 C15H31COOC40H81/C50H101O(CH2CH2O)16H=(8/2重量比) 0.01重量部 分散物(平均粒径20nm)
乾燥膜厚が0.3μmになるように塗布し、115℃で
60秒間乾燥した。この上に下記の被覆層用塗布液
(B)を乾燥膜厚が1μmになるように塗布し、115
℃で3分間乾燥した。 〔処方A〕 上記導電性微粒子分散液 10重量部 ゼラチン 1重量部 水 27重量部 メタノール 60重量部 レゾルシン 2重量部 ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル 0.01重量部 〔被覆用塗布液(B)〕 セルローストリアセテート 1重量部 アセトン 70重量部 メタノール 15重量部 ジクロルメチレン 10重量部 p−クロルフェノール 4重量部 シリカ粒子(平均粒径0.2μm) 0.01重量部 ポリシロキサン 0.005重量部 C15H31COOC40H81/C50H101O(CH2CH2O)16H=(8/2重量比) 0.01重量部 分散物(平均粒径20nm)
【0209】(4)支持体の熱処理 上記方法にて、下塗り層、バック層を塗設した後、11
0℃にて48時間熱処理を実施した。熱処理は全て直径
30cmの巻芯に、下塗面を外巻にして実施した。
0℃にて48時間熱処理を実施した。熱処理は全て直径
30cmの巻芯に、下塗面を外巻にして実施した。
【0210】(5)感光層の塗布及び評価 以上のようにして作製した支持体上に、試料101、1
04〜129と全く同一の感光層を塗布した。これらの
感光材料を135フォーマットに加工し、キャノン社製
一眼レフカメラ’EOS630’を用いて実施例1と同
様な評価を行い、本発明の効果を確認した。
04〜129と全く同一の感光層を塗布した。これらの
感光材料を135フォーマットに加工し、キャノン社製
一眼レフカメラ’EOS630’を用いて実施例1と同
様な評価を行い、本発明の効果を確認した。
【図1】現像処理済みのカラーネガフィルムの透過濃度
測定用のフィルターの分光透過率を示す図である。
測定用のフィルターの分光透過率を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03C 7/413
Claims (9)
- 【請求項1】赤感性ハロゲン化銀乳剤層、緑感性ハロゲ
ン化銀乳剤層、及び青感性ハロゲン化銀乳剤層をそれぞ
れ1層以上含む感光層を支持体上に有し、特定写真感度
が100以上であるカラーネガ写真感光材料であって、
発色現像時間が3分以上4分以下である標準発色現像処
理により得られる赤感性ハロゲン化銀乳剤層、緑感性ハ
ロゲン化銀乳剤層、及び青感性ハロゲン化銀乳剤層それ
ぞれの階調度γAR、γAG、γABがいずれも0.5ないし
0.9であるようなカラーネガ写真感光材料に、発色現
像時間が30〜90秒である迅速発色現像処理を施すこ
とにより、赤感性ハロゲン化銀乳剤層、緑感性ハロゲン
化銀乳剤層、及び青感性ハロゲン化銀乳剤層それぞれの
階調度γBR、γBG、及びγBBに関して、 0.9 <γBR/γBG< 1.2、 0.9<γBB/γBG< 1.2 であるような関係を満足することを特徴とするカラーネ
ガ写真感光材料のカラー画像形成方法。 - 【請求項2】カラー写真感光材料の最高感度の赤感性ハ
ロゲン化銀乳剤層に全投影面積の50%以上がアスペク
ト比2以上の平板状ハロゲン化銀粒子で占められる乳剤
を含有し、感光層の膨潤率が2.3以上であって、かつ
赤感性ハロゲン化銀乳剤中のカプラーの2当量化率が、
50モル%以上であることを特徴とする請求項1記載の
カラー画像形成方法。 - 【請求項3】 カラー写真感光材料の感光層の総膜厚が
22μm以下であることを特徴とする請求項2記載のカ
ラー画像形成方法。 - 【請求項4】標準発色現像処理と迅速発色現像処理に用
いる発色現像液の発色現像主薬濃度比が1:1.5〜
1:5であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか
1項に記載のカラー画像形成方法。 - 【請求項5】標準発色現像処理と迅速発色現像処理に用
いる発色現像液のハロゲンイオン濃度比が1:1.5〜
1:5であることを特徴とする請求項4記載のカラー画
像形成方法。 - 【請求項6】迅速発色現像処理の現像温度が標準発色現
像処理の現像温度よりも2〜15℃高いことを特徴とす
る請求項1〜5のいずれか1項に記載のカラー画像形成
方法。 - 【請求項7】標準発色現像処理が発色現像主薬の濃度が
10〜16m mol/Lである発色現像液を用いた、現像温
度が35〜40℃の処理であり、迅速発色現像処理が発
色現像主薬の濃度が18〜60m mol/L である発色現像
液を用いた、現像温度が38〜55℃の処理であること
を特徴とする請求項1記載のカラー画像形成方法。 - 【請求項8】特定写真感度が320以上3200以下で
あることを特徴とする請求項1記載のカラー画像形成方
法。 - 【請求項9】標準発色現像処理が、富士写真フイルム
(株)製のCN−16であることを特徴とする請求項1
記載のカラー画像形成方法。
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