JPH07180911A - 温水器の安全装置 - Google Patents

温水器の安全装置

Info

Publication number
JPH07180911A
JPH07180911A JP32691493A JP32691493A JPH07180911A JP H07180911 A JPH07180911 A JP H07180911A JP 32691493 A JP32691493 A JP 32691493A JP 32691493 A JP32691493 A JP 32691493A JP H07180911 A JPH07180911 A JP H07180911A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
pressure
push
temperature
pin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP32691493A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaoki Niinobe
正興 新延
Ichiu Kikuchi
一宇 菊池
Ikuo Sugiyama
五久夫 杉山
Hajime Takizawa
元 滝沢
Hirobumi Yaguchi
博文 矢口
Kazuko Orii
和子 折井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nihon Dennetsu Co Ltd
Original Assignee
Nihon Dennetsu Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nihon Dennetsu Co Ltd filed Critical Nihon Dennetsu Co Ltd
Priority to JP32691493A priority Critical patent/JPH07180911A/ja
Publication of JPH07180911A publication Critical patent/JPH07180911A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Temperature-Responsive Valves (AREA)
  • Safety Valves (AREA)
  • Heat-Pump Type And Storage Water Heaters (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 温水器において、温度又は圧力のいずれかが
所定値まで上昇すると、圧力容器の弁が自動的に開放し
て安全を図る。 【構成】 圧力容器18内の圧力が0.85kgf/c
2 で、温度が80℃(任意に設定できる。)未満の平
常状態から、温度が80℃以上に上昇すると、温度セン
サー10の円筒11内に収容されたオイル16が、膨張
し、ピストン15を押上げ、バイアススプリング14、
押上ピン取付部材13、押上ピン12を介して、弁4を
押上げる。すると、弁4と弁座6との間は、開放され、
圧力容器18内の湯水等が、排出され、新たに水道水等
が、圧力容器18内に供給される。この結果、圧力容器
18内の温度は、80℃未満に下降し、図の平常状態に
戻る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、温度又は圧力のいずれ
かが所定値まで上昇すると、圧力容器の弁が自動的に開
放する電気、ガス等により加熱する温水器の安全装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の温水器の安全装置は、一例として
実開平2−20056号公報に記載された次のものであ
る。
【0003】まず、従来の温水器の全体構成を図5を参
照して説明する。筐体31の内部に配置された温水タン
ク32の下部付近に発熱体33が設けられ、止水栓3
4、給水管路35、減圧弁36を介して、水道水が温水
タンク32に供給される。温水タンク32内の湯は、継
手37a、給湯管路37を介して、給湯栓38から放出
される。
【0004】温水タンク32内の圧力が、所定値まで上
昇した場合、湯水等は、逃し弁39、逃し管40A、逃
し内管40C、逃し管40の逃し管路40B、三方継手
41、共用排水路42、補助排水ホッパー45を介し
て、排水溝部46へ自動的に排出される。
【0005】温水タンク32の底部には、中程に排水栓
43を設けられた排水管44の一端が接続され、他端は
三方継手41に連結される。
【0006】逃し弁39の詳細な構造を図6に示す。逃
し弁39は、弁筐51、逃し管路40Aに連通する一次
側導入口54、温水タンク32に連通する二次側導出口
55、弁座口56、弁体58、弁体58を弁座口56に
押圧するコイルスプリング57、弁体58に固定された
作動棒52、作動棒52に固定された手動開閉レバー5
0から構成される。
【0007】なお、図5に示すように、手動開閉レバー
50に引き紐53を結び、これを案内ローラ53aによ
り案内して間接的に手動開閉レバー50を引くこともで
きる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の温水器の安
全装置では、温水タンク内の圧力が所定値まで上昇する
と、逃し弁は開放されて、安全が図られるが、温水タン
ク内の温度が所定値まで上昇しても、逃し弁は閉鎖され
た状態を維持するから、安全が図られないという欠点が
あった。
【0009】具体的に述べると、温水タンク内の圧力
は、所定値未満であるが、何らかの原因(一例として温
度制御系におけるサーモスタットの故障)で、湯が10
0℃を越えることも起きる。この場合、常圧(1気圧)
に高温の湯が排出すると、一挙に気化し、温水器の使用
者は、蒸気による火傷等を負う危険があった。
【0010】そこで、本発明は、前記従来の温水器の欠
点を改良し、温度又は圧力のいずれかが所定値まで上昇
すると、温水器の圧力容器の弁が自動的に開放して安全
を図るようにするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため、下記の手段を採用する。
【0012】(1)プラスチック等で形成された圧力容
器に装着したバルブケースに収容した弁を圧力スプリン
グにより弁座に圧接し、弁の下方に温度センサーの押上
ピンを対向させ、圧力容器内の温度が所定値まで上昇す
ると、押上ピンが弁を押上げて開放する温水器の安全装
置。
【0013】(2)前記温度センサーは、円筒に押上ピ
ン、押上ピン取付部材、バイアススプリング、ピストン
及びオイル等の熱膨張性流体を収容されて構成される前
記1記載の温水器の安全装置。
【0014】(3)前記温度センサーは、円筒に押上ピ
ン、押上ピン取付部材、バイアススプリング及びニッケ
ル−チタン等の形状記憶合金スプリングを収容されて構
成される前記1記載の温水器の安全装置。
【0015】
【実施例】まず、本発明の第1実施例を図1〜図3を参
照して説明する。
【0016】図1において、圧力容器18にねじ込まれ
るバルブケース1の内部には、作動軸2に固定された弁
受3を介して弁4が、圧力スプリング5により弁座6に
対して押圧されるように設けられている。キャップ7
は、温水等の上方部への漏出を防止する。温度センサー
10の押上ピン12は、弁4の若干下方に上下方向に移
動できるように配置されている。
【0017】温度センサー10の円筒11の上部は、バ
ルブケース1の温度センサー取付部9に固定され、円筒
11内には、上方から押上ピン12、押上ピン取付部材
13、バイアススプリング14、ピストン15、オイル
16の順に収容され、円筒11の上端は、ふた17によ
り閉鎖されている。
【0018】マニュアルレバー8は、作動軸2にピンを
支点として左方向に90°回動できるように取付けられ
ている。マニュアルレバー8を左回動すると、作動軸
2、弁受3及び弁4は、一体的に圧力スプリング5に抗
して上方に移動し、弁4と弁座6との間は、開放され
る。
【0019】図1は、圧力容器18内の圧力が0.85
kgf/cm2 で、温度が80℃(任意に設定でき
る。)未満の平常状態を示すが、温度が80℃以上に上
昇すると、温度センサー10の円筒11内に収容された
オイル16が、膨張し、ピストン15を押上げ、バイア
ススプリング14、押上ピン取付部材13、押上ピン1
2を介して、弁4を押上げ、図2の状態に至る。すなわ
ち、弁4と弁座6との間は、開放され、圧力容器18内
の湯水等が、排出され、新たに水道水等が、圧力容器1
8内に供給される。この結果、圧力容器18内の温度
は、80℃未満に下降し、図1の平常状態に戻る。
【0020】一方、圧力容器18内の圧力が、常圧以上
に上昇すると、図3のように、温度センサー10は作動
せずに、弁4と弁座6との間は、開放され、圧力容器1
8内の湯水等は、排出され、圧力が常圧未満に下降する
と、図1の平常状態に戻る。
【0021】なお、弁受3及び弁4を作動軸2に固定す
る構造を、弁受3及び弁4を作動軸2に対して軸方向に
若干の範囲で変位できる構造に設計変更すると、弁4が
自動的に開放される場合には、作動軸2とマニュアルレ
バー8を作動する必要がなくなるから、好都合である。
【0022】次に、本発明の第2実施例における温度セ
ンサーを図4を参照して説明する。
【0023】図4において、温度センサー21の円筒2
2内には、上方から押上ピン23、バイアススプリング
25、押上ピン取付部材24、ニッケル−チタン等の形
状記憶合金スプリング26の順に収容され、円筒22の
上端は、ふた27により閉鎖されている。
【0024】圧力容器内の温度が、所定温度以上に上昇
すると、形状記憶合金スプリング26は、バイアススプ
リング25の圧縮力に抗して押上ピン取付部材24を介
して押上ピン23を押上げる。その後は、第1実施例と
同様である。
【0025】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、電気、ガス等により加熱する温水器において、温度
又は圧力のいずれかが所定値まで上昇すると、温度セン
サー又は内部圧力が圧力容器の弁を開放するから、温度
又は圧力が所定値以上に上昇しないので、安全を図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例における平常状態の縦断面
図である。
【図2】本発明の第1実施例における温度が所定値まで
上昇した状態の縦断面図である。
【図3】本発明の第1実施例における圧力が所定値まで
上昇した状態の縦断面図である。
【図4】本発明の第2実施例における温度センサーの縦
断面図である。
【図5】従来の温水器の正面図である。
【図6】従来の温水器における逃し弁の縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1 バルブケース 2 作動軸 3 弁受 4 弁 5 圧力スプリング 6 弁座 9 温度センサー取付部 10,21 温度センサー 11,22 円筒 12,23 押上ピン 13,24 押上ピン取付部材 14,25 バイアススプリング 15 ピストン 16 オイル 17,27 ふた 18 圧力容器 26 形状記憶合金スプリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 滝沢 元 東京都大田区大森西1丁目1番1号 日本 電熱株式会社内 (72)発明者 矢口 博文 東京都大田区大森西1丁目1番1号 日本 電熱株式会社内 (72)発明者 折井 和子 東京都大田区大森西1丁目1番1号 日本 電熱株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧力容器に装着したバルブケースに収容
    した弁を圧力スプリングにより弁座に圧接し、弁の下方
    に温度センサーの押上ピンを対向させ、圧力容器内の温
    度が所定値まで上昇すると、押上ピンが弁を押上げて開
    放することを特徴とする温水器の安全装置。
  2. 【請求項2】 前記温度センサーは、円筒に押上ピン、
    押上ピン取付部材、バイアススプリング、ピストン及び
    熱膨張性流体を収容されて構成されることを特徴とする
    請求項1記載の温水器の安全装置。
  3. 【請求項3】 前記温度センサーは、円筒に押上ピン、
    押上ピン取付部材、バイアススプリング及び形状記憶合
    金スプリングを収容されて構成されることを特徴とする
    請求項1記載の温水器の安全装置。
JP32691493A 1993-12-24 1993-12-24 温水器の安全装置 Withdrawn JPH07180911A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32691493A JPH07180911A (ja) 1993-12-24 1993-12-24 温水器の安全装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32691493A JPH07180911A (ja) 1993-12-24 1993-12-24 温水器の安全装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07180911A true JPH07180911A (ja) 1995-07-18

Family

ID=18193169

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32691493A Withdrawn JPH07180911A (ja) 1993-12-24 1993-12-24 温水器の安全装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07180911A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009156460A (ja) * 2007-12-27 2009-07-16 Katsura Seiki Seisakusho:Kk 緊急ガス遮断弁内蔵式減圧調整器。
JP2014156873A (ja) * 2013-02-14 2014-08-28 Showa Corp 圧力開放弁および粘性継手
CN117105085A (zh) * 2023-10-10 2023-11-24 广州港集团有限公司 集装箱吊具顶销顶起装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009156460A (ja) * 2007-12-27 2009-07-16 Katsura Seiki Seisakusho:Kk 緊急ガス遮断弁内蔵式減圧調整器。
JP2014156873A (ja) * 2013-02-14 2014-08-28 Showa Corp 圧力開放弁および粘性継手
CN117105085A (zh) * 2023-10-10 2023-11-24 广州港集团有限公司 集装箱吊具顶销顶起装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100872414B1 (ko) 온수순환장치
JPH07180911A (ja) 温水器の安全装置
KR950012158B1 (ko) 유체 가열 장치의 과열 및 스케일 생성 방지 장치 및 이를 구비한 가열 장치
JPS5824692Y2 (ja) サ−モバルブ
JPH11141710A (ja) 貯湯容器用安全バルブ
KR100619159B1 (ko) 온수역류가 방지되는 냉온정수기용 온수조
JP2002364924A (ja) 節電型即熱式電気温水器
JPS6273033A (ja) 給湯システム
JP2576695B2 (ja) 電気湯沸器
JPS63217164A (ja) 湯沸器の凍結破壊防止装置
JP4085540B2 (ja) 風呂装置の制御方法
JP3921286B2 (ja) 無圧開放弁
KR100499017B1 (ko) 온도조절밸브
JPH01166719A (ja) ジャー炊飯器
JPH027398Y2 (ja)
KR100305286B1 (ko) 온수보일러
JP2001108126A (ja) 貯湯容器の安全バルブ
JPH0430976Y2 (ja)
JPS6111599Y2 (ja)
JPS6133471Y2 (ja)
JPS6011371Y2 (ja) 風呂釜
JP3910024B2 (ja) 熱動式開閉弁
JP3509956B2 (ja) 熱応動式スチ―ムトラップ
JPS609645Y2 (ja) 貯湯式湯沸器の凍結防止装置
CA1122500A (en) Steam traps

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20010306