JPS5824692Y2 - サ−モバルブ - Google Patents

サ−モバルブ

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JPS5824692Y2
JPS5824692Y2 JP14071279U JP14071279U JPS5824692Y2 JP S5824692 Y2 JPS5824692 Y2 JP S5824692Y2 JP 14071279 U JP14071279 U JP 14071279U JP 14071279 U JP14071279 U JP 14071279U JP S5824692 Y2 JPS5824692 Y2 JP S5824692Y2
Authority
JP
Japan
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valve
opening
temperature
closing means
outlet
Prior art date
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Expired
Application number
JP14071279U
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English (en)
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JPS5656969U (ja
Inventor
真人 安部
Original Assignee
エヌオーケー株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by エヌオーケー株式会社 filed Critical エヌオーケー株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はパルプ内を流れる流体の温度により弁を開閉す
るように成した例えば温水器等のサーモパルプに係る。
更に詳しくは、パルプを流れる流体の温度が設定温度に
達すると、この温度を受けて開閉するように・成した形
状記憶合金製の開閉手段を有する弁を備えたサーモパル
プに関する。
本考案に係る先行技術として第1図に示すもの(実開昭
54−11213号公報)が存在する。
このサーモパルプはリード弁50のバルブシート52の
他端側弁口51を塞ぐごとく、バイメタル部材54の一
端がバルブシート52に固定される態様となっている。
そして、通常は弁口51内を流れる流体の流れを妨げる
ことはないが、高温流体が流れる異常時にはバイメタル
部材54が弁口51を塞ぐように作動する。
バイメタル部材54は温度に対する応答性が悪いため、
例えば温水器等で要請されている設定温度に対応した鋭
敏な弁開閉が行えないという欠点がある。
本考案の技術的課題は環境温度が特定の値に達した時に
素早く流通路を開閉することである。
考案者はこの技術的課題を解決する技術的手段として、
開閉手段が形状記憶合金材製の板状部材を採用した。
形状記憶合金は、ニッケルーチタン合金、銅−亜鉛−ア
ルミニウム合金等に適宜な熱処理を施すことにより、こ
れらの合金が、環境温度が次第に変化して特定の値に達
した時に、自らの形状を急激に変化させ、その後逆向き
の環境温度の変化により旧の形状に復する所のいわゆる
形状記憶性を具備しているため、環境温度が特定の値に
達した時に素早く流通路を開閉することができる。
本考案は形状記憶合金材とすることにより課題解決を図
ったため、以下に述べる様な特有の効果を奏する。
開閉手段は形状記憶合金製であるから、開閉手段に開弁
時の開度を形状記憶させることにより、常に目標とする
開度に開弁することができるので、種々の目的の流量を
流すことができる。
以下、本考案の実施例の図面によって詳細に説明する。
第2図は本考案の一実施例を示すものである。
弁本体4は、上部材9と下部材10とが一体的に結合す
ることにより形成される。
上部材9には流体の流入する流入口1を備え、流入口1
の反対側には空所が形成されていると共に、空所側外周
面にねじ11が設けられている。
又、下部材10は流体が流出する流出口2を備えると共
に、この流出口20反対側には上部材9の外周に設けら
れたねじ11と係合するために空所の内周にねじ11が
設けられ、更に空所の流出口2側には流出口2を囲んで
弁座5が設けられている。
そして、上部材9と下部材10とをねじ11,11によ
りO−リング16を介在させて係合することにより、流
入口1と流出口2とに連通ずる連通空所3が形成される
この連通空所3の流出口側には板状の部材8より成る開
閉手段1が一端側をボルト14により弁本体4側に取付
けられている。
そして、他方は弁座5と協働して流出口2を開閉弁する
ように威されている。
この開閉手段Tは形状記憶合金材より構成され、第3図
に示すような温度に対する変形特性の熱弾性型マルテン
サイト変態を有し、温度の変化に応じて可逆的に形状記
憶型の変形を行なう。
即ち、第3図に於けるマルテンサイト変態開始点Msに
於て、温度が低下すると開閉手段7の変形が開始し、マ
ルテンサイト変態終了点Mfに達してこの変形が中止す
る。
反対に、この温度より上昇すると逆変態開始点Asに於
いて形状の復元を開始し、更に逆変態終了点Afに達し
て原型に復する。
この実施例では、凍結防止弁として用いているため、0
℃近辺の狭い温度範囲でマルテンサイト変態、逆変態を
開始、終了するように成されている。
このため、開閉手段7としては、Cu−Zn−Al、A
u−Cd、Cu−Au−Zn1Cu−Zn、In−T1
合金を用いていることが望ましい。
この他に、合金の双晶変形による熱弾性型マルテンサイ
ト変態を生ずる組成、熱処理条件などを探すことによっ
て、新たな形状記憶性材料を用いることも可能である。
上述のように構成することにより、本考案は次のような
作用を威す。
流入口1から高温の流体が流入すると、流体の温度が開
閉手段7に伝達するので、板状の部材である開閉手段7
は弁本体4に保持された一端側を支点にして弓なりに変
形し、弁座5より離れて開弁状態に至る。
従って、流入口1から流出口2側に高温の流体を流出さ
せることができる。
又、流入口1から低温の流体が流入して来た場合は、こ
の低温により開閉手段7が平面状に変形して弁座5に接
面して閉弁状態に至るのである。
そして、流出口2側に低温の流体が流出するのを防止す
ることができる。
次に、板状の開閉手段7を流出口2側からの流体圧力に
応動して開閉弁するようにすると、通常は、流出口2側
から流体圧力の高低に応じて開閉弁を成すことができる
が、流入口1側から高温の流体が逆流して来た場合は、
この温度が開閉手段Tに伝達し、開閉手段7の形状記憶
により閉弁するように作動させることができる。
従って、流入口1からの高温の流体が流出口2側に流入
するのを防止することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のサーモバルブの断面図、第2図は本考案
のサーモバルブの断面図、第3図は形状記憶合金の温度
に対する変形の特性を示す線図である。 1・・・流入口、2・・・流出口、3・・・連通空所、
4・・・弁本体、5・・・弁座、7・・・開閉手段、9
・・・上部材、10・・・下部材、11・・・ねじ、1
4・・・ボルト、16・・・0−リング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 流体の流入口1と流出口2とに連通ずる連通空所3を設
    けて当該連通空所3側に前記流入口1又は前記流出口2
    を囲む弁座5を備えた弁本体4、及び一端側が前記弁本
    体4側に保持されて他端側か前記弁座5と協働して前記
    流入口1又は流出口2を開閉する開閉手段7を有するサ
    ーモパルプにおいて、前記開閉手段7が形状記憶合金材
    製の板状部材から成るサーモパルプ。
JP14071279U 1979-10-11 1979-10-11 サ−モバルブ Expired JPS5824692Y2 (ja)

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JP14071279U JPS5824692Y2 (ja) 1979-10-11 1979-10-11 サ−モバルブ

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JP14071279U JPS5824692Y2 (ja) 1979-10-11 1979-10-11 サ−モバルブ

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Publication Number Publication Date
JPS5656969U JPS5656969U (ja) 1981-05-16
JPS5824692Y2 true JPS5824692Y2 (ja) 1983-05-27

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ID=29372042

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JP14071279U Expired JPS5824692Y2 (ja) 1979-10-11 1979-10-11 サ−モバルブ

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JPS5656969U (ja) 1981-05-16

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