JPS6273033A - 給湯システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、給湯システムに係り、特に、電気温水器を給
湯源としたシステムにおいて、浴槽涌の追い加熱を容易
に、かつ経済的に行なえるようにした給湯システムに関
する。

〔発明の技術的背景とその問題点〕

給湯システムには種々の方式があるが、その中に、電気
温水器を給湯源としたシステムがある。

この給湯システムは、一般に料金の安い深夜電力を使用
して温湯を作って溜めておき、これを昼間使用するよう
にしたもので、具体的には第３図に示すように構成され
ている。すなわち、保温機能を有した貯湯槽１内に主た
る電気ヒータ２と、従たる電気ヒータ３とを配設し、深
夜にこれら電気ヒータ２，３に通電して貯湯槽１内の水
を加熱するとともに保温する。そして、たとえば昼間、
貯湯槽１から浴槽４等に給湯するようにしている。

なお２図中５は水道管に接続される給水管を示している
。

このように構成された給湯システムは、他のシステムに
比べて、電気代、つまり経費を安く抑えることができ、
しかも何時でも速やかに湯を使用でき、そのうえ安全性
が高いと言う利点を備えている。

しかしながら、このように電気温水器を給湯源とした給
湯システムにあっては、浴槽４内の湯の温度が低下した
ときに加熱する手段がなく、加熱するには浴槽４内の低
温の湯をある程度捨てた状態で貯湯槽１から高温の瀾を
浴槽４内に入れる方式しか採用できない。このため、エ
ネルギー損失が大きいばかりか水の無駄使用が多くなる
と言う問題があった。

そこで、このような不具合を解消するために電気ヒータ
を使って浴槽湯の追い加熱を行なうことが考えられる。

しかし、これは次のような理由から実現が困難である。

すなわち、一般家庭で使用されている浴槽のＩｌｌは約
１８０２である。この湯量を５℃上昇させる場合を考え
ると、　１０分間で加熱するには、　５４００　ｃａｌ
／ｈの加熱量を必要とする。

したがって、上述した問題点を電気ヒータを使って解決
しようとしても電気ヒータの容量が大きくなり過ぎ、一
般家庭では困難である。

〔発明の目的〕

本発明は、このような事情に鑑みてなされてもので、そ
の目的とするところは、システムの運用に必要なエネル
ギーを電気エネルギーで賄い、しかも大容量の追い加熱
用電気ヒータを必要とせずに浴槽濶の追い加熱をも行な
える構成簡単な給湯システムを提供することにある。

〔発明の概要〕

本発明は、上記目的を達成するために、貯湯槽内の温湯
が有している大きな熱エネルギーを使用して浴槽湯の追
い加熱を実現できるようにしたものである。

すなわち２本発明によれば、貯湯槽を備えた電気温水器
と、前記貯湯槽から選択的に給湯される浴槽と、浴槽濶
の追い加熱時に前記貯湯槽内の温湯と上記浴槽湯とを熱
交換させる手段とを備えた給湯システムが提供される。

さらに詳しく述べると１本発明の一実施例によれば、貯
湯槽内の温湯と浴槽湯とを熱交換させる手段は、二次流
路が前記浴槽内に通じた熱交換器と、この熱交換器の一
次流路の一端側を前記浴槽瀾の追い加熱時のみ゛開′°
に制御されるバルブを介して前記貯湯槽内の上部に通じ
させる第１の配管路と、前記熱交換器の一次流路の他端
側を前記浴槽潟の追い加熱時のみ駆動されるポンプを介
して前記貯湯槽内の上部に通じさせる第２の配管路とで
構成される。

〔発明の効果〕

本発明によれば、浴Ｐｓ湯の追い加熱時には、熱交換手
段を、いわゆる動作状態に切換えればよく。

これによって貯湯槽内の温湯の高熱を速やかに浴槽湯に
伝えることができる。したがって、類時間で追い加熱を
行なえることになる。そして、この場合には湯水の無駄
を伴わずに追い加熱を行なうことができる。また、たと
えば深夜電力利用式の電気温水器における貯湯槽の容重
は通常、浴槽の容量よりはるかに大きい。したがって、
１日に２同程度の追い加熱を行なっても貯湯槽内の湯温
が極端に低下するようなことはない。もし、貯湯槽内の
湯温の低下を抑えるために貯湯槽内に補助ヒータを設け
る場合であっても大容量の補助ヒータを設ける必要は全
くない。このように２簡単な手段で、しかも経済的に浴
槽湯の追い加熱を実現することができる。

〔発明の実施例〕

以下１本発明の実施例を図面を参照しながら説明する。

第１図は９本発明の一実施例に係る給湯システムの系統
図である。

同図において、１１は、このシステムの給湯源となる電
気温水器を示している。この電気温水器１１は、大きく
別けて、数１００　ｆｆｉの内部容積を有し、外面が断
熱材で覆われた縦長の貯湯槽１２と。

この貯湯槽１２内の下部に配設された主電気ヒータ１３
と、貯湯槽１２内の上部に配設された補助ヒータ１４と
、貯湯槽１２内の下部を水道管に通じさせる給水管１５
と、貯湯槽１２内の上部から水道管の水圧を利用して温
湯を送り出す給湯管１６とで構成されている。主電気ヒ
ータ１３は。

図示しないスイッチ回路の動作によって深夜帯だけ自動
的に付勢される。すなわち、この電気温水器１１は、夜
間電力利用式のもので、夜間時に主電気ヒータ１３を付
勢し、これによって約８０℃の温湯を貯湯槽１２内に溜
め込むように構成されている。そして、給湯管１６を介
して送り出された温湯は、蛇口１７を介して浴槽１８内
に冷水とともに選択的に供給され、さらに図示しない厨
房等にも供給される。

浴槽１８の近傍には外面が断熱材で覆われた熱交換器１
９が配置されている。この熱交換器１９の二次流路２０
の一端側は浴槽１８内の上部に通じ、また二次流路２ｏ
の他端側は浴槽１８内の下部に通じている。熱交換器１
つの一次流路２１の一端側は断熱材で覆われた細い配管
２２．浴槽湯の追い加熱時のみ゛開″に制御されるバル
ブ２３および同様の配管２４を介して貯湯槽１２内の上
部に通じている。また、−次流路２１の他端側は断熱材
で覆われた細い配管２５．浴槽湯の追い加熱時のみ駆動
される低容量のポンプ２６および断熱材で覆われた細い
配管２７を介して貯湯槽１２内の前記配管２４が通じて
いる位置よりやや下方位置に通じている。そして、前記
補助ヒータ１４は、ポンプ２６が駆動されている期間だ
け付勢されるようになっている。

次に、上記のように構成された給湯システムの使用例を
説明する。

まず、貯湯槽１２内には夜間時における主電気ヒータ１
３の付勢によって温湯が蓄えられているものとする。上
記のように貯湯槽１２内に温湯が蓄えられている状態下
では、厨房にある蛇口を゛′開パにすることによって厨
房において温湯を自由に使用でき、また蛇口１７を“開
゛′にすることによって浴槽１８内に何時でも湯を入れ
ることができる。つまり、温湯を自由に使用することが
できる。

ところで、浴槽１８内の渇Ｘは時間の経過にしたがって
徐々に温度降下する。したがって、浴槽１８内の湯を継
続して使用するときには追い加熱を行なう必要が生じる
。このように追い加熱の必要が生じたときには次のよう
にする。すなわち。

バルブ２３を“開″に制御するとともにポンプ２６を駆
動開始させる。このように切換えると。

貯湯槽１２内の上部に位置している温度の高い温湯が熱
交換器１９の一次流路２１を経由して循環する。このた
め、浴槽１８内の場は加熱される。

すなわち、浴１１１８内の湯は自然対流によって二次流
路２ｏを経由して循環し、これによって浴槽１８内の湯
は追い加熱される。そして、浴槽１８内の湯温が適当に
なった時点でバルブ２３をパ閉゛に制御するとともにポ
ンプ２６の駆動を停止して追い加熱を終了する。なお、
ポンプ２６を駆動している間、補助ヒータ１４が付勢さ
れる。したがって、貯湯槽１２内のＩＩの低下が緩和さ
れる。

このように、浴槽湯Ｘを追い加熱するに際して。

貯湯槽１２内に蓄えられている高温の泪と浴槽湯Ｘとを
熱交換させることによって追い加熱を行なうようにして
いる。したがって、湧水の無駄を伴わずに追い加熱を行
なうことができる。また、貯湯槽１２内の湯は浴槽瀾Ｘ
に比べて非常に高温であり、また、貯湯槽１２内の容量
は浴槽１８の容量に比べてはるかに大きいので、貯湯槽
１２内の湯を使用して追い加熱を行なっても貯湯槽１２
内の湯温が大幅に低下するようなことはない。したがっ
て、追い加熱を行なったことによる影響は少なく、結局
、前述した効果を発揮させることができる。

第２図は本発明の他の実施例を示すものである。

この実施例が前記実施例と異なる点は、貯湯槽１２内の
上部に熱交換器２８を配置し、この熱交換器２８の一端
側に配管２４を接続し、また他端側に配管２７を接続し
、さらに熱交換器１９の一次流路２１と熱交換器２８と
を結ぶ閉流路に減圧状態下で熱媒体を封入したことにあ
る。

このように構成すると、前記実施例と同様の効果が得ら
れるとともに熱交換系の存在によって貯；ｉ　Ｉｆ　１
２内の湯が汚染されるのを防止できる利点も１７られる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係る給湯システムの系統図
、第２図は本発明の他の実施例に掛かる給湯システムの
系統図、第３図は従来の給湯システムの系統図である。 １１・・・電気温水器、１２・・・貯湯槽、１３・・・
主電気ヒータ、１４・・・補助ヒータ、１８・・・浴槽
、１９゜２８・・・熱交換器、２３・・・バルブ、２６
・・・ポンプ。 出願人代理人　弁理士　鈴江武彦 ｂ 第１図 〕 １５　　　第２図 第３図

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. （１）貯湯槽を備えた電気温水器と、前記貯湯槽から選
   択的に給湯される浴槽と、浴槽湯の追い加熱時に前記貯
   湯槽内の温湯と上記浴槽湯とを熱交換させる手段とを具
   備してなることを特徴とする給湯システム。
2. （２）前記貯湯槽内の温湯と浴槽湯とを熱交換させる手
   段は、二次流路が前記浴槽内に通じた熱交換器と、この
   熱交換器の一次流路の一端側を前記浴槽湯の追い加熱時
   のみ“開”に制御されるバルブを介して前記貯湯槽内の
   上部に通じさせる第１の配管路と、前記熱交換器の一次
   流路の他端側を前記浴槽湯の追い加熱時のみ駆動される
   ポンプを介して前記貯湯槽内の上部に通じさせる第２の
   配管路とで構成されていることを特徴とする特許請求の
   範囲第１項記載の給湯システム。
3. （３）前記貯湯槽内の温湯と浴槽湯とを熱交換させる手
   段は、二次流路が前記浴槽内に通じた第１の熱交換器と
   、前記貯湯槽内の上部に設置された第２の熱交換器と、
   前記第１の熱交換器の一次流路の一端側を前記浴槽湯の
   追い加熱時のみ“開”に制御されるバルブを介して前記
   第２の熱交換器の一端側に接続する第１の配管路と、前
   記第１の熱交換器の一次流路の他端側を前記浴槽湯の追
   い加熱時のみ駆動されるポンプを介して前記第２の熱交
   換器の他端側に接続する第２の配管路と、前記第１の熱
   交換器の一次流路と前記第２の熱交換器とを結ぶ閉流路
   に封入された熱媒体とで構成されていることを特徴とす
   る特許請求の範囲第１項記載の給湯システム。
4. （４）前記電気温水器は、深夜電力利用式のものである
   ことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の給湯シス
   テム。
5. （５）前記電気温水器は、前記貯湯槽内の上部に、前記
   浴槽湯の追い加熱時に付勢される補助電気ヒータを備え
   たものであることを特徴とする特許請求の範囲１項記載
   の給湯システム。