JPH07180867A - 製品製造システム - Google Patents

製品製造システム

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JPH07180867A
JPH07180867A JP32681093A JP32681093A JPH07180867A JP H07180867 A JPH07180867 A JP H07180867A JP 32681093 A JP32681093 A JP 32681093A JP 32681093 A JP32681093 A JP 32681093A JP H07180867 A JPH07180867 A JP H07180867A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】半導体等の生産設備において、複数台の製造装
置を組合せて、清浄空気供給装置,空調装置等を含めた
モジュールユニット化することにより、製造装置毎に清
浄度,空調条件を変化させられると共に、省エネルギー
化、及び省コスト化を図る。 【構成】複数台の製造装置を組合せたものをモジュール
とし、このモジュール単位毎に清浄空気供給装置及び空
調装置,ユーティリティ配管等を付加して、独立制御系
の製造装置モジュールユニットを形成させる。 【効果】(1)生産ライン内のそれぞれの製造装置(工
程)毎に清浄度及び空調条件を変化(制御)可能とす
る。 (2)従来のクリーンルーム方式に比べて、大幅な省エ
ネルギー化とイニシャルコストの大幅低減を図ることが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体やTFT(Th
in Film Transistor)液晶,コンピ
ュータ用ディスク等の製品の製造システムに係り、省ス
ペース化と省エネルギー化及び設備のイニシャルコスト
低減を図るのに好適な製品製造システムに関する。
【0002】
【従来の技術】半導体やTFT液晶,コンピュータ用デ
ィスク等を製造するには塵埃と温湿度を制御したクリー
ンルームが必要である。図14は、従来技術の代表的な
例である全面ダウンフロー方式と呼ばれるクリーンルー
ムを示す。この従来例では、空調,送風機械室91で空
調された空気は天井チャンバ部92に送風され、天井全
面に配列されたHEPAフィルタ93により清浄化され
た空気がダウンフローでクリーンルーム90の室内を流
れ、グレーチング床94より床下還流部95を経て空
調,送風機械室91に還流する。また、従来例では半導
体等の製造装置96はクリーンルーム90に設置され、
製造装置の補機(図示せず)が床下還流部95に設けら
れる構成となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では。半
導体等の製造装置96がクリーンルーム90内に設置さ
れるため、生産規模の最大時に合わせたクリーンルーム
を当初より製作する必要があり、クリーンルームのイニ
シャルコストが高価になるという問題がある。また、従
来例では、製造装置の補機(図示せず)が床下還流部9
5に設けられるので、半導体製造装置96の熱負荷に加
えて補機の熱負荷も循環気流中の熱負荷に含まれ空調負
荷が増大すると共に、初期の生産量が少ない段階におい
ても、クリーンルーム全室の空調,送風を行う必要があ
るため、省エネルギーを図ることが困難であった。
【0004】さらに、半導体等の製造装置が高度化する
につれ、製造装置個別に清浄度や空調条件を制御するこ
とが必要になりつつあるが、従来例のクリーンルームで
は、天井チャンバ部が共通のため、半導体等の製造装置
個別に清浄度や空調条件を制御することが困難であり、
これらへの対応ができないという問題がある。
【0005】また、最近の様に半導体で256kDRA
Mの製造や1GDRAMの研究においては、HEPAフ
ィルタの性能を0.01μm粒子等の超微細粒子を対象
としたものに向上する必要があり、フィルタ価格の点か
ら見て従来例のクリーンルームは建設費が高騰して設備
投資額が回収できないレベルにまで達し、今後建設する
ことは困難という問題がある。
【0006】本発明は、上記従来例の問題点を解決し、
今後の半導体等の製造で必要となる次の課題を解決する
ものである。
【0007】(1)半導体等の生産ライン内のそれぞれ
の製造装置(工程)毎に清浄度及び空調条件を変化(制
御)可能とする。
【0008】(2)製造装置を複数台組合せたモジュー
ルをユニット化し、清浄化及び空調の省エネルギー化を
図ると共に、高度なクリーンルームを不要とし、設備費
の低減(省コスト化)と省エネルギー化を可能とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、製品製造システムにおいて、製品の製造工
程中の所定の工程を処理する処理装置とこの処理装置内
の雰囲気の条件を制御する雰囲気条件制御装置およびこ
の処理装置に物品の受渡しを行なう搬送手段をそれぞれ
有する複数台の工程処理モジュールと、この複数台の工
程処理モジュールの搬送手段のそれぞれに接続されてこ
れらとの間で物品の受渡しを行なう受渡し手段を設け、
複数台の工程処理モジュールは受渡し手段を囲む位置に
配置し、雰囲気条件制御装置は各処理装置ごとに雰囲気
の条件を制御できるよう構成したことを特徴とするもの
である。
【0010】好ましい実施態様においては、工程処理モ
ジュールは、処理装置の下方に配置されて雰囲気条件制
御装置から供給された空気が流入する還流部を有する床
架台と、還流部に流入した空気を雰囲気制御装置に還流
させる循環ダクトを備え、雰囲気条件制御装置が処理装
置の上方に配置され、雰囲気条件制御装置と、処理装置
と、床架台と、循環ダクトが一体に組み立てられてユニ
ット化される。
【0011】
【作用】処理装置は製品の製造工程中の所定の工程を処
理する。雰囲気条件制御装置はこの処理装置内の清浄
度、温度、湿度等の雰囲気の条件を制御する。搬送手段
はこの処理装置と部品あるいは処理が行なわれる前後の
製品等の物品の受渡しを行なう。工程処理モジュールは
これらの処理装置、雰囲気条件制御装置、搬送手段を有
して搬送手段から受け取った物品に対して所定の工程の
処理を行ない、処理後の物品を搬送手段に渡巣。工程処
理モジュールは、一つのシステムで複数の工程が行なえ
るよう複数台設けられる。受渡し手段はこの複数台の工
程処理モジュールの搬送手段のそれぞれに接続されてこ
れらとの間で物品の受渡しを行ない、モジュール間での
物品の受渡しを可能にする。複数台の工程処理モジュー
ルは受渡し手段を囲む位置に配置されるのでどの工程処
理モジュールともほぼ同じ時間で物品の受渡しができ
る。雰囲気条件制御装置は各処理装置ごとに雰囲気の条
件を制御できるよう構成され、必要最小限の空気清浄化
と空調負荷の制御で済み、生産ライン内のそれぞれの製
造装置(工程)毎の条件設定を可能にする。
【0012】好ましい実施態様においては、工程処理モ
ジュールは、処理装置の下方に配置されて雰囲気条件制
御装置から供給された空気が流入する還流部を有する床
架台と、還流部に流入した空気を雰囲気制御装置に還流
させる循環ダクトを備え、雰囲気条件制御装置が処理装
置の上方に配置され、雰囲気条件制御装置と、処理装置
と、床架台と、循環ダクトが一体に組み立てられてユニ
ット化されるので、ユニット単位での増設が可能で、そ
れぞれ独立して清浄度や空調の制御が可能なため、生産
能力向上の計画に応じてフレキシブルに増設が対応で
き、従来の大部屋クリーンルームに比べ、省エネルギー
化、及び省コスト化を図る個とができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1〜図13及び図
15〜図19により説明する。本実施例は半導体の製造
装置を例に説明するが、TFT液晶,磁気ディスク、光
ディスク等のコンピュータ用ディスクの製造装置にも同
様に適用できる。本発明に至る過程で図16及び図17
に示す様に、半導体等の製造装置を複数台組合せたもの
をモジュールとし、これらのモジュール単位で製造設備
の増設を図る新しい製造ラインの構成方法が検討され、
特願平4−234470号として出願された。
【0014】この出願は半導体の様に繰り返し作業の多
い製品の生産ラインにおいて、複数の製造装置で組合せ
た設備をモジュールとし、モジュールは一連の加工処理
単位に複数の装置が組合され、モジュール内の設備は加
工処理順序に並べ、更にモジュールを複数持ち、このモ
ジュール単位にライン配置を行って生産ラインを構成す
るものである。この製造ラインの構成の例を図16に示
し、半導体製造装置モジュール53の詳細を図17に示
す。図16及び図17に示す製造装置モジュールには、
空気清浄化及び温湿度制御の機能は無い。
【0015】本実施例はこの新しい構成をベースとし
て、製造装置のモジュールを架台上に集約し、製造装置
と清浄空気を供給するクリーン化ユニット及び空調装置
とこれらに必要な気流を閉空間に形成することにより、
半導体等の製造に必要なクリーン度、及び温湿度制御を
各製造装置(各工程)毎に変化(制御)させることを可
能としたものである。すなわち、半導体等、繰り返し作
業の多い微細加工が主体で工程数が多い生産ラインで、
この生産ラインを構成する製造装置を複数台組合せたも
のをモジュールとし、この様なモジュールを複数設置し
て製品を製造する設備において、製造装置を複数台組合
せたモジュール単位で、それぞれの製造装置(工程)毎
に、空気清浄度及び温湿度等の空調条件を個別に変化
(制御)できるように構成したものである。このモジュ
ールは、循環気流用の環気ダクトを兼ねた床架台に製造
装置,空気清浄装置,空調装置,空気循環ダクト系,ユ
ーティリティ(用役)配管等が一体に設置され、ユニッ
ト化されている。
【0016】又、このモジュール単位でユーティリティ
配管等まで含めてユニット化し、モジュールユニット単
位で増設することにより、工場の大部屋クリーンルーム
を最初から作る必要が無くなり、空調負荷も軽減される
ことから、省エネルギー化、及び生産ライン設備のイニ
シャルコストの低減が可能になる。本発明の第1実施例
を図1、図2、図5〜図10および図15により説明す
る。図1は本発明の第1実施例のシステムの外観を示
す。本実施例は製造装置モジュールに空気清浄化及び温
湿度制御の機能を付加し、省エネルギー,省コスト化を
図るもので、4台の工程処理モジュールを架台上に配置
してユニット化した製造装置システム2を、建屋1の内
部に複数ユニット設置した例の斜視図である。尚、図1
では図示を省略しているが、各製品製造システム2間に
は、後述の図3に示すように、ウエハのモジュール間搬
送装置19が接続される。
【0017】本実施例では、図2に示すように、製品の
製造工程中の第1の工程を処理する第1の処理装置、第
2の工程を処理する第2の処理装置、第3の工程を処理
する第3の処理装置、第4の工程を処理する第4の処理
装置としての半導体製造装置4、5、6、7が受渡し手
段としてのウエハ受渡し装置8を中心に配置される。半
導体製造装置4、5、6、7にはそれぞれこれらの半導
体製造装置内の清浄度および温湿度等の雰囲気の条件を
制御する第1の雰囲気条件制御装置12a、第2の雰囲
気条件制御装置12b、第3の雰囲気条件制御装置12
c、第4の雰囲気条件制御装置12dが設けられ、これ
らの雰囲気条件制御装置は半導体製造装置4、5、6、
7の天井部から清浄度、温湿度が制御された空気が供給
される。また、半導体製造装置4、5、6、7にはそれ
ぞれ物品の受渡しを行なう第1の搬送手段、第2の搬送
手段、第3の搬送手段、第4の搬送手段が設けられる。
本実施例では半導体製造装置に雰囲気条件制御装置、搬
送手段が組合わされた状態で所定の工程を処理する機能
を有する工程処理モジュールが構成される。本実施例で
は、半導体製造装置4、5、6、7はそれぞれ第1の工
程処理モジュール、第2の工程処理モジュール、第3の
工程処理モジュール、第4の工程処理モジュールに組み
込まれる。
【0018】ウエハ受渡し装置8は第1の搬送手段、第
2の搬送手段、第3の搬送手段、第4の搬送手段のそれ
ぞれに接続されてこれらとの間で物品としてのウエハの
受渡しを行なう。ウエハ受渡し装置8はどの工程処理モ
ジュールともほぼ同じ所要時間でウエハの受渡しができ
るよう、各工程処理モジュールの中間となる位置に配置
される。また、各工程処理モジュールの雰囲気条件制御
装置は半導体製造装置4、5、6、7の各々ごとに雰囲
気の条件を制御できるよう構成される。
【0019】工程処理モジュール内の配置の例を図5及
び図6に示す。本実施例では、製品製造システムが4つ
の工程処理モジュールからなるので、第1の工程処理モ
ジュール、第2の工程処理モジュール、第3の工程処理
モジュール、第4の工程処理モジュールはそれぞれが四
角形の各頂点となる位置(図5ではJ、K、Lおよび
M、図6ではP、Q、RおよびS)に配置され、この四
角形の内部に上記受渡し手段が配置される。具体的に
は、図5はウエハ受渡し装置8を中心に半導体製造装置
4,5,6,7を平行状態に配列したもの、図6はウエ
ハ受渡し装置8を中心にまんじ状に配列したものであ
る。本実施例では図5に示す配列を主体に説明するが、
両者共ウエハ受渡し装置8を中心に四方に製造装置を配
している形態は基本的に同一である。
【0020】次に図1で示した工程処理モジュール2の
詳細を図2、図7、図8、図9、図10、図15により
説明する。図2は工程処理モジュールの全体構成を示す
斜視図で、図7及び図10は工程処理モジュールの立面
図である。図8及び図9は半導体製造装置内部の構造を
示す立面の断面図である。図15は空調の系統図であ
る。これらの図を使って工程処理モジュールの詳細を説
明する。まずウエハ受渡し装置8を中心に半導体製造装
置4,5,6,7を配置する。例えばこれらは(1)酸
化,拡散,低圧CVD装置、(2)フォトリソグラフィ
装置、(3)ドライエッチ装置、(4)アツシヤ除去装
置、等で構成されている。ウエハ受渡し装置8とそれぞ
れの半導体製造装置4〜7は、それぞれの装置に装着さ
れているウエハ搬送部9によりウエハを工程順に移動さ
せる。
【0021】これらの半導体製造装置はサブミクロン粒
子まで除去した清浄空間と適切な温湿度空間を必要とす
る。本実施例では、雰囲気条件制御装置として空調装置
28およびクリーン化ユニット11〜13が用いられ
る。ウエハ受渡し装置8、及び半導体製造装置4〜7の
上部にはそれぞれ、清浄空気を供給するクリーン化ユニ
ット11〜13を配置して、半導体製造装置の必要部分
に清浄空気を供給する。これらは半導体製造装置の構造
に応じて清浄空気の供給が局所で良い場合には、クリー
ンユニット12の様に局所的に、又、装置全体が必要な
場合には、クリーンユニット11及び13の様に装置全
体に清浄空気を供給する。ウエハ搬送部9はウエハ移動
経路全体が清浄になる様にウエハ搬送部クリーン化ユニ
ット10を設置する。
【0022】更に、これらの装置は架台15の上に設置
され、半導体製造装置の下面と架台は開口付床30によ
り空気が流通する様になっている。クリーンユニットか
ら供給された空気は、半導体製造装置内部を通過して、
架台15と建屋床32の間で形成される床下ダクト31
に集まり、更に空調装置28により温湿度制御され、空
気リターンダクト14を通ってクリーンユニットに還流
する。ウエハ受渡し装置8についても同様である。半導
体製造装置内部の構造を図8及び図9に示すが、製造装
置内部では、ウエハ33の搬送及び加工を行う部分に清
浄空気が供給される様になっている。ウエハ搬送部クリ
ーン化ユニット10はウエハ受渡し装置8から、開口3
7を通して空気を取り入れ、ウエハ搬送部9を通して製
造装置下面より架台内に流れる。また、半導体製造装置
4、5、6、7毎に温湿度条件が異なる場合は各半導体
製造装置ごとに空調装置を設けてもよい。
【0023】この様にして空気の流れは全て閉空間内で
還流し、清浄化,温湿度制御が行えるので、従来の大部
屋クリーンルームに比べて、大幅な省エネルギー化が図
れると共に、それぞれの製造装置に対し図15に一例を
示す空調ダクト系を採用することにより、それぞれの製
造装置の温湿度を個別に最的値に調節することが可能に
なる。これらは、今まで説明した様に、図2に示す様に
架台を含めて製造装置をモジュールユニットを形成する
ことにより、達成できるものである。又、半導体製造装
置には必要なユーティリティ配管を各工程処理モジュー
ル毎にセットしておくことにより、よりユニット化の効
果を高めている。
【0024】本発明の第2実施例を図3、図11により
説明する。本実施例は、図2に示す第1実施例に対し製
造装置間に作業用チャンバ18を設けたものであり、床
下部分と作業用チャンバ18以外の構成は基本的には第
1実施例と同じである。又、図3には図2に示されてい
なかったウエハのモジュール間搬送装置19が図示され
ている。このモジュール間搬送装置19のとなりのモジ
ュールの間にウエハ搬送装置用排気部20を設けている
のは、この様に中間部で排気することにより、各モジュ
ールよりモジュール間搬送装置19内に清浄空気が吸引
され、この搬送装置内部の清浄度を向上させるのに有効
である。
【0025】作業チャンバ18は、製造装置の構造上、
床下に気流を流せず、図2の方法では閉空間が形成でき
ない場合に有効である。例えば、図11に示す様に、製
造装置4の床下に気流が流せず、排気用開口部39を側
面に設けざるを得ない場合、対向する製造装置との間に
作業用チャンバ18を設けることにより、図2よりは容
積が拡大するが、閉空間を形成することができる。これ
は大部屋のクリーンルームに比べれば容積は小さいので
図2に示す例と同様の効果を出すことができる。 本発
明の第3実施例を図4、図12により説明する。図4は
本実施例の斜視図を示し、図12は本実施例の立面図を
示す。本実施例は第2実施例を発展させたものであり、
製造装置の内部に気流を流しにくい装置が多い場合、
又、局所的でなく全体的に清浄気流が必要な場合等に有
効な構造である。尚、図4は図6に示す製造装置の配置
例に対応した形状を示している。本実施例は、それぞれ
の製造装置に対応したクリーン化ユニット21a〜d
と、ウエハ受渡し装置8に対応したクリーンユニット2
2で形成し、図12に示す様に、天井のクリーンユニッ
トから供給された清浄空気は室内を流れ、開口付床30
から床下ダクト31を通って、空気リターンダクト24
に吸引される。リターンダクト内には、空調用熱交換器
40が設置され、温湿度制御を行い、クリーンユニット
に還流される。本例では、クリーンユニットをそれぞれ
の製造装置に対応させ、図12に示す垂れ壁56により
区画することにより、前述の実施例と同様に、各製造装
置別に清浄度,温湿度条件を変化されられ、又、前述の
例よりは閉空間の容積が大きくなるが、大部屋のクリー
ンルームに比べれば十分に小さく、省エネルギー化を図
れる。
【0026】本発明の第4実施例を図18により説明す
る。本実施例は、製品製造システムを3つの工程処理モ
ジュール4、5、6により構成したものである。各工程
処理モジュールは第1実施例と同様に半導体製造装置に
雰囲気条件制御装置、搬送手段が組合わされたもので、
各工程処理モジュールがそれぞれが三角形の各頂点U、
V、Wの位置に配置されてこの三角形の内部に受渡し手
段が配置される。
【0027】本発明の第5実施例を図19により説明す
る。本実施例は、製品製造システムを2つの工程処理モ
ジュール4、5により構成したものである。各工程処理
モジュールは第1実施例と同様である。本実施例では受
渡し手段をはさんで2つの工程処理モジュールが配置さ
れる。
【0028】上記のごとく、製品製造システムを構成す
る工程処理モジュールの数が異なればそれに応じた形状
に配置され、すなわち、工程処理モジュールの数がN
(Nは3以上の整数)個の場合は各工程処理モジュール
がそれぞれがN角形の各頂点となる位置に配置されてこ
のN角形の内部に受渡し手段が配置されて製品製造シス
テムが構成される。
【0029】以上、工程処理モジュールがユニット化さ
れた製品製造システム単位での実施例について述べた
が、実際には図1に示されるように製品製造システムが
複数組設けられ、各製品製造システムの受渡し手段間を
結ぶ搬送路が設置されて、この搬送路を介して受渡し手
段間で物品の受渡しを行なうような大きなシステムが構
築される。このような増設されて大システム化された場
合の効果の1例を図13に示す。今まで述べた様にモジ
ュール単位でユニット化して、清浄化、及び空調まで含
めて独立系となっているため、本実施例の製品製造シス
テム2を設置する建屋は図13に示す如く、非常に低レ
ベルのクリーン化、及び空調を備えた建屋であればよ
く、生産量の拡大に応じて製品製造システム2を増設す
れば良く、当初の設備費用を大幅に低減することが可能
である。
【0030】また、大システム化を行なう場合、製造す
る物品によっては各製品製造システム中の工程処理モジ
ュールの数がすべて同一である必要はなく、例えば、本
発明の第1実施例の製品製造システム(工程処理モジュ
ール4台)と第4実施例の製品製造システム(工程処理
モジュール3台)と第5実施例の製品製造システム(工
程処理モジュール2台)を適宜組み合わせてもよい。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば次の効果を得ることがで
きる。
【0032】(1)半導体等の生産ライン内のそれぞれ
の製造装置(工程)毎に清浄度、及び温湿度等の空調条
件を変化(制御)させて設定することが可能となる。
【0033】(2)製造装置のモジュール単位でユニッ
ト化された閉空間内に装置で設置して制御するために空
調系で大幅な省エネルギー化を図ることができる。
【0034】(3)生産量の拡大に応じ、製造装置のモ
ジュールユニット単位で増設が可能で、又、処理する建
屋の清浄度,空調条件等は低レベルで良いため、建屋全
体としての省エネルギー及び設備費のイニシャルコスト
の大幅低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す斜視図である。
【図2】本発明の第1実施例を拡大して示す斜視図であ
る。
【図3】本発明の第2実施例を示す斜視図である。
【図4】本発明の第3実施例を示す斜視図である。
【図5】本発明の第1実施例における工程処理モジュー
ルの配置例を示す平面図である。
【図6】本発明の第1実施例における工程処理モジュー
ルの別の配置例を示す平面図である。
【図7】本発明の第1実施例を一部断面図化して示す立
面図である。
【図8】本発明の第1実施例の半導体製造装置の内部を
説明した側立面図である。
【図9】本発明の第1実施例の正面立面図である。
【図10】本発明の第1実施例を一部断面図化して示す
立面図である。
【図11】本発明の第2実施例の変形例を示す部分立面
図である。
【図12】本発明の第3実施例を一部断面図化して示す
立面図である。
【図13】本発明の第1実施例または第2実施例の製品
製造システムとクリーンルームとの関係を示す立面図で
ある。
【図14】従来例のクリーンルームを示す立面図であ
る。
【図15】本発明の第1実施例の製品製造システムに適
用される空調方法の一例を示す空調系統図である。
【図16】本発明のベースとなっている半導体製造装置
の新しい構成方法の例を示す平面図である。
【図17】図16の1モジュールを説明する拡大平面図
である。
【図18】本発明の第4実施例における工程処理モジュ
ールの配置例を示す平面図である。
【図19】本発明の第5実施例における工程処理モジュ
ールの配置例を示す平面図である。
【符号の説明】
1…建屋,2…製品製造システム,3…ユーティリティ
配管本管,4…半導体製造装置A,5…半導体製造装置
B,6…半導体製造装置C,7…半導体製造装置D,8
…ウエハ受渡し装置,9…ウエハ搬送部,10…ウエハ
搬送部クリーン化ユニット,11…クリーン化ユニット
a12…クリーン化ユニットb,13…クリーン化ユニ
ットc,14…空気リターンダクト(環気ダクト),1
5…架台,16…ユーティリティ配管,17…ユーティ
リティ配管接続部,18…作業用チャンバ,19…ウエ
ハのモジュール間搬送装置20…ウエハ搬送装置用排気
部,21…クリーン化ユニットd,22…クリーン化ユ
ニットe,23…ファン,24…空気リターンダクト,
25…半導体製造装置E,26…ファン,27…HEP
Aフィルタ,28…空調装置,29…床(開口なし),
30…床(開口付),31…床下ダクト,32…建屋
床,33…ウエハ,34…ウエハ搬送用装置35…清浄
気流通過スペース,36…排気用開口部,37…清浄空
気取入れ用開口,38…ウエハ受渡し用開口,39…排
気用開口部,40…熱交換器(空調用),41…清浄度
が低レベルのクリーンルーム,43…送風ダクト,44
…フィルタユニット,45…空調機,46…空調源ダク
ト,47…給気ダクト,48…リターンダクト,49…
バイパスダクト,50…空調空気調節ダンパ,51…バ
イパス空気調節ダンパ,52…工場建屋,53…半導体
製造装置モジュール,54…ウエハステージ,55…ウ
エハ投入口,56…垂れかべ,90…クリーンルーム,
91…空調,送風機械室,92…天井チャンバ,93…
HEPAフィルタ,94…グレーチング床,95…床下
還流部,96…半導体製造装置

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】製品の製造工程中の所定の工程を処理する
    処理装置とこの処理装置内の雰囲気の条件を制御する雰
    囲気条件制御装置およびこの処理装置に物品の受渡しを
    行なう搬送手段をそれぞれ有する複数台の工程処理モジ
    ュールと、この複数台の工程処理モジュールの搬送手段
    のそれぞれに接続されてこれらとの間で物品の受渡しを
    行なう受渡し手段を備え、上記複数台の工程処理モジュ
    ールは上記受渡し手段を囲む位置に配置され、上記雰囲
    気条件制御装置は各処理装置ごとに雰囲気の条件を制御
    できるよう構成されたことを特徴とする製品製造システ
    ム。
  2. 【請求項2】上記工程処理モジュールは、上記処理装置
    の下方に配置されて上記雰囲気条件制御装置から供給さ
    れた空気が流入する還流部を有する床架台と、上記還流
    部に流入した空気を上記雰囲気制御装置に還流させる循
    環ダクトを備え、上記雰囲気条件制御装置が上記処理装
    置の上方に配置され、上記雰囲気条件制御装置と、上記
    処理装置と、上記床架台と、上記循環ダクトが一体に組
    み立てられてユニット化されたことを特徴とする請求項
    1記載の製品製造システム。
  3. 【請求項3】上記雰囲気制御装置は空気清浄装置と温湿
    度制御装置を有することを特徴とする請求項1または請
    求項2記載の製品製造システム。
  4. 【請求項4】請求項1記載の製品製造システムを複数組
    備え、各製品製造システムの上記受渡し手段間を結ぶ搬
    送路を有し、この搬送路を介して上記受渡し手段間で物
    品の受渡しを行なうよう構成されたことを特徴とする製
    品製造システム。
  5. 【請求項5】製品の製造工程中の第1の工程を処理する
    第1の処理装置とこの第1の処理装置内の雰囲気の条件
    を制御する第1の雰囲気条件制御装置およびこの第1の
    処理装置に物品の受渡しを行なう第1の搬送手段を有す
    る第1の工程処理モジュールと、製品の製造工程中の第
    2の工程を処理する第2の処理装置とこの第2の処理装
    置内の雰囲気の条件を制御する第2の雰囲気条件制御装
    置およびこの第2の処理装置に物品の受渡しを行なう第
    2の搬送手段を有する第2の工程処理モジュールと、上
    記第1の搬送手段、第2の搬送手段のそれぞれに接続さ
    れてこれらとの間で物品の受渡しを行なう受渡し手段を
    備え、上記第1の工程処理モジュール、上記第2の工程
    処理モジュールの中間となる位置に上記受渡し手段が配
    置され、上記第1の雰囲気条件制御装置および上記第2
    の雰囲気条件制御装置は上記第1の処理装置、第2の処
    理装置の各々ごとに雰囲気の条件を制御できるよう構成
    されたことを特徴とする製品製造システム。
  6. 【請求項6】上記第1の雰囲気条件制御装置および上記
    第2の雰囲気条件制御装置はいずれも空気清浄装置と温
    湿度制御装置を有することを特徴とする請求項5記載の
    製品製造システム。
  7. 【請求項7】製品の製造工程中の第1の工程を処理する
    第1の処理装置とこの第1の処理装置内の雰囲気の条件
    を制御する第1の雰囲気条件制御装置およびこの第1の
    処理装置に物品の受渡しを行なう第1の搬送手段を有す
    る第1の工程処理モジュールと、製品の製造工程中の第
    2の工程を処理する第2の処理装置とこの第2の処理装
    置内の雰囲気の条件を制御する第2の雰囲気条件制御装
    置およびこの第2の処理装置に物品の受渡しを行なう第
    2の搬送手段を有する第2の工程処理モジュールと、製
    品の製造工程中の第3の工程を処理する第3の処理装置
    とこの第3の処理装置内の雰囲気の条件を制御する第3
    の雰囲気条件制御装置およびこの第3の処理装置に物品
    の受渡しを行なう第3の搬送手段を有する第3の工程処
    理モジュールと、製品の製造工程中の第4の工程を処理
    する第4の処理装置とこの第4の処理装置内の雰囲気の
    条件を制御する第4の雰囲気条件制御装置およびこの第
    4の処理装置に物品の受渡しを行なう第4の搬送手段を
    有する第4の工程処理モジュールと、上記第1の搬送手
    段、第2の搬送手段、第3の搬送手段、第4の搬送手段
    のそれぞれに接続されてこれらとの間で物品の受渡しを
    行なう受渡し手段を備え、上記第1の工程処理モジュー
    ル、第2の工程処理モジュール、第3の工程処理モジュ
    ール、第4の工程処理モジュールはそれぞれが四角形の
    各頂点となる位置に配置され、上記四角形の内部に上記
    受渡し手段が配置され、上記第1の雰囲気条件制御装
    置、上記第2の雰囲気条件制御装置、上記第3の雰囲気
    条件制御装置および上記第4の雰囲気条件制御装置は上
    記第1の処理装置、第2の処理装置、第3の処理装置お
    よび第4の処理装置の各々ごとに雰囲気の条件を制御で
    きるよう構成されたたことを特徴とする製品製造システ
    ム。
  8. 【請求項8】上記第1の雰囲気条件制御装置、上記第2
    の雰囲気条件制御装置、上記第3の雰囲気条件制御装置
    および上記第4の雰囲気条件制御装置はいずれも空気清
    浄装置と温湿度制御装置を有することを特徴とする請求
    項7記載の製品製造システム。
  9. 【請求項9】請求項7記載の製品製造システムを複数組
    備え、各製品製造システムの上記受渡し手段間を結ぶ搬
    送路を有し、この搬送路を介して上記受渡し手段間で物
    品の受渡しを行なうよう構成されたことを特徴とする製
    品製造システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000182949A (ja) * 1998-12-17 2000-06-30 Tokyo Electron Ltd 処理装置および該装置における清浄エアの供給方法
WO2001033924A1 (en) * 1999-11-02 2001-05-10 Alliedsignal Inc. Substrate manufacturing plant having minimum footprint skinned lines

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