JPH0718003A - ラテックスの製造方法 - Google Patents

ラテックスの製造方法

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JPH0718003A
JPH0718003A JP19074793A JP19074793A JPH0718003A JP H0718003 A JPH0718003 A JP H0718003A JP 19074793 A JP19074793 A JP 19074793A JP 19074793 A JP19074793 A JP 19074793A JP H0718003 A JPH0718003 A JP H0718003A
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monomer
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vinyl cyanide
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JP19074793A
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English (en)
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Yasunori Matsubara
靖典 松原
Akiyoshi Takahashi
秋義 高橋
Tamotsu Kajiwara
保 梶原
Hiroyuki Miki
裕幸 三木
Hiroo Nakamura
博雄 中村
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JSR Corp
Original Assignee
Japan Synthetic Rubber Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 重合体ラテックスの品質を高水準に維持しな
がら、未満濃単量体を少なくし、凝固物の発生がなく、
かつ生産性、経済性に優れた重合体ラテックスの製造方
法の提供を目的とする。 【構成】 (a)脂肪族共役ジエン単量体5〜70重量
%、(b)シアン化ビニル単量体0〜50重量%、
(c)エチレン性不飽和カルボン酸単量体0.5〜15
重量%、(d)芳香族ビニル単量体0〜90重量%、
(e)共重合可能な他の単量体0〜63.5重量%、か
らなる単量体(f)100重量部を乳化重合するにあた
り、全単量体の重合転化率が70%以上で、(メタ)ア
クリル酸エステルおよび/またはシアン化ビニル単量体
からなる単量体(g)0.1〜10重量部を添加して重
合することを特徴とする重合体ラテックスの製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、未反応単量体の少ない
重合体ラテックスに関して、さらに詳しくは、重合の途
中で(メタ)アクリル酸エステルおよび/またはシアン
化ビニル単量体を添加し反応させることで、重合体ラテ
ックスの品質を高水準に維持しながら未反応単量体を少
なくし、凝固物の発生がなく、かつ生産性、経済性に優
れた重合体ラテックスの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】重合体ラテックス中に未反応単量体が残
存すると、不快な臭気が製品に付着したり、それを使用
して製造した製品の品質に悪影響を及ぼすといった問題
が生じるため、重合後にこれらの未反応単量体を除去す
ることが一般に行なわれている。そのための方法として
は、(1)減圧下で除去を行なう方法、(2)特開昭5
5−41829号公報に記載されているような水蒸気蒸
留を行なう方法、(3)特開昭2−199103号公報
に記載されているような不活性ガスをパブリングする方
法が知られている。しかし、(1)の方法では、未反応
単量体を低濃度にするのに時間がかかり生産性が悪い、
(2)の方法では、熱による重合体の変質や凝固物発生
が起きる、(3)の方法では、消泡剤を必要とするため
適用できるラテックスが限定されるという問題があっ
た。さらに、いずれの手段もエネルギーを浪費し、収率
のロスをまねいていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、重合
体ラテックスの品質を高水準に維持して、未反応単量体
の少ない重合体ラテックスの製造方法を提供することに
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、未反応単量体の少
ない重合体ラテックスを製造するにあたり、反応後半に
(メタ)アクリル酸エステルおよび/またはシアン化ビ
ニル単量体を特定の条件下で添加すれば、凝固物の発生
を抑えながら効率よく、かつ重合体ラテックスの品質を
高水準に維持して、未反応単量体低減を行なえることを
見い出した。さらに、より好ましくは、上記(メタ)ア
クリル酸エステルおよび/またはシアン化ビニル単量体
を添加する際、開始剤および還元剤を単独または併用し
て、同時に添加することにより、より効率よく未反応単
量体を低減できることを見い出した。この知見に基づい
て本発明を完成するに至った。
【0005】本発明は、(a)脂肪族共役ジエン単量体
5〜70重量%、(b)シアン化ビニル単量体0〜50
重量%、(c)エチレン性不飽和カルボン酸単量体0.
5〜15重量%、(d)芳香族ビニル単量体0〜90重
量%、(e)共重合可能な他の単量体0〜63.5重量
%、からなる単量体(f)100重量部を乳化重合する
にあたり、全単量体の重合転化率が70%以上で、(メ
タ)アクリル酸エステルおよび/またはシアン化ビニル
単量体からなる単量体(g)0.1〜10重量部を添加
して重合することを特徴とする重合体ラテックスの製造
方法を提供するものである。以下、本発明について詳細
に説明する。
【0006】本発明の共重合体ラテックスの単量体成分
について説明する。前記(a)脂肪族共役ジエン単量体
としては、例えば、1,3−ブタジエン、2−メチル−
1.3−ブタジエン、2−クロロ−1,3−ブタジエ
ン、イソプレン、クロロプレンなどを挙げることがで
き、特に好ましくは、1,3−ブタジエンである。この
(a)成分は1種単独で使用することも、また2種以上
を併用することもできる。
【0007】前記(b)シアン化ビニル単量体として
は、例えば、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、
α−クロルアクリロニトリル、α−エチルアクリロニト
リルなどを挙げることができ、好ましくは、アクリロニ
トリルとメタクリロニトリルである。
【0008】前記(c)エチレン系不飽和カルボン酸単
量体としては、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、ク
ロトン酸などのモノカルボン酸類、マレイン酸、フマル
酸、イタコン酸などのジカルボン酸類、さらにマレイン
酸メチル、イタコン酸メチル、メタアクリルオキシエチ
ルアシッドヘキサハイドロフタレートなどのハーフエス
テル類などを挙げることができる。これらの(c)成分
は1種単独でも、また2種以上を併用することもでき
る。
【0009】前記(d)芳香族ビニル単量体としては、
例えば、スチレン、α−メチルスチレン、4−メチルス
チレン、2−メチルスチレン、3−メチルスチレン、4
−メトキシスチレン、2−ヒドロキシメチルスチレン、
4−エチルスチレン、4−エトキシスチレン、3,4−
ジメチルスチレン、2−クロロスチレン、3−クロロス
チレン、4−クロロ−3−メチルスチレン、4−t−ブ
チルスチレン、2,4−ジクロロスチレン、2,6−ジ
クロロスチレン、1−ビニルナフタレン、ジビニルベン
ゼンなどが挙げられ、特にスチレンが好適に使用され
る。
【0010】前記(e)成分たる前記(a)〜(d)成
分と共重合可能な他の単量体としては、例えば、アクリ
ル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、ア
クリル酸2−ヒドロキシエチル、メタクリル酸2−ヒド
ロキシエチル、メタクリル酸グリシジルなどのアクリル
酸またはメタクリル酸のアルキルエステル化合物、アク
リルアミド、メタクリルアミド、N,N−ジメチルアク
リルアミド、N−メチロールアクリルアミドなどのエチ
レン性不飽和カルボン酸のアクリルアミドもしくはメタ
クリルアミド化合物、酢酸ビニルなどのカルボン酸ビニ
ルエステル類などが挙げられ、これらは1種または2種
以上で使用される。
【0011】共重合体ラテックスの単量体組成は、
(a)成分たる脂肪族共役ジエン単量体は5〜70重量
%、好ましくは10〜60重量%である。(b)成分た
るシアン化ビニル単量体は0〜50重量%、好ましくは
0〜20重量%である。(c)成分たるエチレン系不飽
和カルボン酸単量体は0.5〜15重量%、好ましくは
1〜10重量%である。(c)成分が0.5重量%未満
であると、共重合体ラテックスの機械的安定性が劣る。
一方、(c)成分が15重量%を超えると、共重合体ラ
テックスの粘度が上昇し、取扱いにくくなり、操業性が
劣る。(d)成分たる芳香族ビニル単量体は0〜60重
量%、好ましくは1〜35重量%である。上記(a)〜
(d)成分と重合可能な他の単量体たる(e)成分は、
0〜63.5重量%、好ましくは0〜35重量%であ
る。(e)成分が63.5重量%を超えると、共重合体
ラテックスの粘度が上昇し、取扱いにくくなる。
【0012】本発明での共重合体ラテックスの粒子径
は、800〜3,500オングストロームが好ましく、
さらに好ましくは、1,000〜2,500オングスト
ロームである。
【0013】本発明で使用される単量体を乳化重合する
に際しては、公知の方法で水性媒体中で乳化剤、重合開
始剤、分子量調節剤などを用いて製造することができ
る。ここで、乳化剤としては、例えば、両性界面活性
剤、アニオン性界面活性剤、あるいはノニオン性界面活
性剤が使用できる。ここで、両性界面活性剤としては、
アニオン部分としてカルボン酸塩、硫酸エステル塩、ス
ルホン酸塩、リン酸エステル塩を、カチオン部分として
はアミン塩、第4級アンモニウム塩を持つものが挙げら
れ、具体的には、アルキルベタインの塩としてはラウリ
ルベタイン、ステアリルベタイン、ココアミドプロピル
ベタイン、2−ウンデシル−ヒドロキシエチルイミダゾ
リウムベタインの各々の塩が、アミノ酸タイプのものと
してはラウリル−β−アラニン、ステアリル−β−アラ
ニン、ラウリルジ(アミノエチル)グリシン、オクチル
ジ(アミノエチル)グリシン、ジオクチルジ(アミノエ
チル)グリシンの各々の塩が挙げられる。また、アニオ
ン性界面活性剤としては、例えば、高級アルコールの硫
酸エステル、アルキルベンゼンスルホン酸塩、脂肪族ス
ルホン酸塩などが挙げられる。さらに、アニオン性界面
活性剤としては、通常のポリエチレングリコールのアル
キルエステル型、アルキルエーテル型、アルキルフェニ
ルエーテル型などが用いられる。
【0014】重合開始剤としては、過硫酸ナトリウム、
過硫酸カリウム、過硫酸アンモニウムなどの水溶性開始
剤;過硫化ベンゾイルおよび2,2′−アゾビスイソブ
チルニトリルなどのアゾニトリル化合物などの油溶性開
始剤;あるいはレドックス系開始剤などを、それぞれ単
独でもしくは組み合わせて使用できる。
【0015】分子量調節剤、キレート剤、無機塩など
も、乳化重合として公知のものが用いられる。分子量調
節剤としては、例えば、クロロホルム、ブロモホルム、
四臭化炭素などのハロゲン化炭化水素;n−ヘキシルメ
ルカプタン、n−オクチルメルカプタン、t−オクチル
メルカプタン、n−ドデシルメルカプタン、t−ドデシ
ルメルカプタン、n−ステアリルメルカプタンなどのメ
ルカプタン類;ジメチルキサントゲンジサルファイド、
ジイソプロピルキサントゲンジサルファイドなどのキサ
ントゲン類;α−メチルスチレンダイマーやテトラエチ
ルチウラムジスルフィドなど、通常の乳化重合で使用可
能なものをすべて使用することができる。
【0016】共重合方法としては、例えば、単量体混合
物の一括仕込み方法、単量体混合物の一部を仕込み重合
した後、その残部の単量体を重合進行に従って断続的
に、もしくは連続的に添加する方法でもよい。また、単
量体混合物を重合の初めより連続的に添加する方法も採
ることができる。重合温度は、通常40〜80℃、重合
時間は、通常10〜30時間である。
【0017】重合体ラテックス中の未反応単量体含量を
少なくする本発明の方法は、全単量体の重合転化率70
%以上で、(メタ)アクリル酸エステルおよび/または
シアン化ビニル単量体からなる単量体(g)を前記の
(a)+(b)+(c)+(d)+(e)からなる単量
体(f)100重量部に対して、0.1〜10重量部添
加する方法である。
【0018】(g)を添加するときの単量体(f)の重
合転化率は70%以上、好ましくは70〜90%、さら
に好ましくは75〜85%である。単量体(g)を添加
するときの重合転化率が70%未満であると、重合安定
性が悪く、未反応単量体も多い。
【0019】一方、単量体(g)の添加量は0.1〜1
0重量部、好ましくは0.2〜7重量部、さらに好まし
くは0.3重量部以上5重量部未満、特に好ましくは
0.5〜4.5重量部である。添加量が0.1重量部未
満であると本発明の効果が得られず、未反応単量体が多
い。一方、10重量部を超えると重合体ラテックスの品
質が維持できず、未反応単量体も多い。
【0020】単量体(g)の(メタ)アクリル酸エステ
ル、シアン化ビニル単量体は、例えば前述したものが挙
げられる。単量体(g)を反応系へ添加する方法は、一
度に全量添加する方法、連続的あるいは回分的に添加す
る方法が挙げられる。好ましくは、一度に全量添加する
方法である。
【0021】追加で添加する開始剤および還元剤は、単
量体(g)添加の直前または直後または添加のあいだに
行なうことができる。好ましくは、単量体(g)添加直
後に添加する方法である。また、いずれか一方または併
用して添加すると、より効率良く未反応単量体を低減で
きる。開始剤および還元剤は、例えば先に示したものが
挙げられる。開始剤の使用量は、単量体(f)100重
量部に対して、好ましくは0.05〜0.3重量部であ
る。一方、還元剤の使用量は、好ましくは0.01〜
0.1重量部である。
【0022】本発明の製造方法は、特に連鎖移動剤とし
て、α−メチルスチレンダイマーと他の連鎖移動剤を重
量部比で、α−メチルスチレンダイマー/他の連鎖移動
剤=100〜10/0〜90の割合で併用して用いた重
合体ラテックスの製造において、本発明の目的の効果が
一段と発揮される。α−メチルスチレンダイマーの好ま
しい使用量は、単量体(f)100重量部に対し、0.
1〜5.0重量部である。他の連鎖移動剤の好ましい使
用量は、0.05〜1重量部である。
【0023】本発明の方法は、各種合成重合体ラテック
スに適用できるが、合成ゴムラテッスク、特にポリブタ
ジエンラテックス、スチレン−ブタジエン共重合体ラテ
ックス、カルボキシ変性スチレン−ブタジエン共重合体
ラテックス、アクリルニトリル−ブタジエン共重合体ラ
テックス、カルボキシ変性アクリルニトリル−ブタジエ
ン共重合体ラテックス、メタクリル酸メチル−ブタジエ
ン共重合体ラテックス、カルボキシ変性メタクリル酸メ
チル−ブタジエン共重合体ラテックス、スチレン−メタ
クリル酸メチル−ブタジエン共重合体ラテックス、カル
ボキシ変性スチレン−メタクリル酸メチル−ブタジエン
共重合体ラテックス、アクリルニトリル−ブタジエン−
スチレン共重合体ラテックス、カルボキシ変性アクリル
ニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体ラテックスな
どのブタジエン系合成ゴムラテックスに好適である。
【0024】
【実施例】次に、実施例を挙げて本発明を説明するが、
本発明はその要旨を超えない限り、以下の実施例に制約
されるものではない。なお、実施例において割合を示す
部および%は、それぞれ重量部および重量%を意味す
る。 (共重合体ラテックスの製造)オートクレーブ中に水2
00部、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム0.5
部、過硫酸カリウム1.0部、および表1、表2に示す
1段目成分を入れ、70℃にて3時間反応させ、重合転
化率98%以上の共重合体ラテックスを得た。引き続
き、表1、表2に示す2段目成分を添加し、さらに7〜
10時間反応させて、全単量体の重合転化率が70%以
上で、(メタ)アクリル酸エステルおよび/またはシア
ン化ビニル単量体を添加し、さらに2〜4時間反応させ
て、全単量体の重合転化率99%以上で、本発明の範囲
に属する共重合体ラテックス(A)〜(H)、および本
発明に属さない共重合体ラテックス(イ)〜(チ)を製
造した。
【0025】
【表1】
【0026】
【表2】
【0027】得られた共重合体ラテックスの残留単量体
量は、島津製作所製の熱分解ガスクロで、常法により求
めた。上記の方法で測定した結果を表1に示す。実施例
1〜8は本発明の範囲の共重合体であり、本発明の目的
のもの、すなわち未反応の単量体が少なく、また凝固物
の発生がなく、かつ生産性、経済性に優れた重合体ラテ
ックスが得られた。
【0028】一方、表2の結果から次のことが分かる。
比較例1は、重合の途中で(メタ)アクリル酸エステル
および/またはシアン化ビニル単量体を添加しない例で
あり、反応終了後および濃縮後の未反応単量体が多い。
比較例2は、アクリル酸エステルおよび/またはシアン
化ビニル単量体添加時の重合転化率が本発明の範囲未満
であり、重合安定性が悪く、未反応単量体も多い。比較
例3は、(メタ)アクリル酸エステルの量が本発明の範
囲を超えた例であり、重合安定性が悪く、未反応単量体
も多い。比較例4は、(メタ)アクリル酸エステルおよ
びシアン化ビニル単量体を添加せず、開始剤および還元
剤のみを添加した例であり、未反応単量体が多い。
【0029】比較例5は、(メタ)アクリル酸エステル
およびシアン化ビニル単量体の変わりに、脂肪族共役ジ
エン単量体を添加した例であり、重合転化率が低く、未
反応単量体も多い。比較例6は、(メタ)アクリル酸エ
ステルおよびシアン化ビニル単量体の変わりに脂肪族共
役ジエン単量体を使用し、開始剤および還元剤を添加し
た例であり、未反応単量体が多い。比較例7は、アクリ
ル酸エステルおよびシアン化ビニル単量体を添加せず、
開始剤のみを添加した例であり、未反応単量体が多い。
比較例8は、(メタ)アクリル酸エステルおよびシアン
化ビニル単量体の変わりに芳香族ビニル単量体量体を添
加した例であり、重合転化率が低く、未反応単量体も多
い。比較例9は、比較例1において酸モノマーを使用し
ない例であり、重合安定性が悪く、重合転化率も低い。
【0030】
【発明の効果】かくして、本発明によれば、凝固物の発
生が少なく、効率良く未反応単量体を除去する方法が提
供される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三木 裕幸 東京都中央区築地2丁目11番24号 日本合 成ゴム株式会社内 (72)発明者 中村 博雄 東京都中央区築地2丁目11番24号 日本合 成ゴム株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)脂肪族共役ジエン単量体5〜70
    重量%、(b)シアン化ビニル単量体0〜50重量%、
    (c)エチレン性不飽和カルボン酸単量体0.5〜15
    重量%、(d)芳香族ビニル単量体0〜90重量%、
    (e)共重合可能な他の単量体0〜63.5重量%、か
    らなる単量体(f)100重量部を乳化重合するにあた
    り、全単量体の重合転化率が70%以上で、(メタ)ア
    クリル酸エステルおよび/またはシアン化ビニル単量体
    からなる単量体(g)0.1〜10重量部を添加して重
    合することを特徴とする重合体ラテックスの製造方法。
JP19074793A 1993-07-02 1993-07-02 ラテックスの製造方法 Pending JPH0718003A (ja)

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