JPH07177145A - 通信会議システム - Google Patents

通信会議システム

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JPH07177145A
JPH07177145A JP5322166A JP32216693A JPH07177145A JP H07177145 A JPH07177145 A JP H07177145A JP 5322166 A JP5322166 A JP 5322166A JP 32216693 A JP32216693 A JP 32216693A JP H07177145 A JPH07177145 A JP H07177145A
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JP
Japan
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communication
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JP5322166A
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Inventor
Shuichi Kadowaki
修一 門脇
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 多地点間接続制御装置を使用せずに、多地点
間でのテレビ会議を可能にする。 【構成】 複数の端末30,32,34,36,38を
ピア・ツー・ピア形式で接続する。通信回線40〜46
として、ISDNの基本インタフェースを使用する。両
端の端末30,38は、ISDNのB1チャネル又はB
2チャネルのみを使用し、両端以外の端末32,34,
36は、B1チャネル及びB2チャネルの両方を使用す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通信回線を介して複数
の端末間で画像、音声及びデータ等からなる会議情報を
通信する通信会議システムに関する。
【0002】
【従来の技術】通信回線により会議の参加者の複数の端
末を接続した従来の通信会議システムは、図12に示す
ようなスター型の接続形態、又は図13に示すようなリ
ング型の接続形態で各端末が接続される。いずれの接続
形態でも、複数の端末間の通信を制御する多地点間接続
制御装置(MCU)が必要になる。
【0003】図12において、10はMCU、12は通
信回線12−1,12−2,・・・,12−5を提供す
る通信網、14−1,14−2,・・・,14−5はそ
れぞれ、通信回線12−1,12−2,・・・,12−
5に接続する会議参加者の端末である。図13におい
て、20はMCU、22は、通信回線22−1,22−
2,・・・,22−6を提供する通信網、24−1,2
4−2,・・・,24−5は通信網22を介してMCU
20に接続する会議参加者の端末である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来例で
は、スター型及びリング型のいずれでも、高価なMCU
を必要とするという欠点がある。また、N台の端末を接
続するのに、スター型ではN本の通信回線が必要にな
り、リング型では、(N+1)本の通信回線が必要にな
り、通信料金がかさむ欠点があった。
【0005】本発明は、このような欠点を解消した通信
会議システムを提示することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る通信会議シ
ステムは、複数の端末をピア・ツー・ピア形式で回線接
続することを特徴とする。
【0007】
【作用】上記手段により、高価なMCUなしで通信会議
システムを構築できる。また、N台の端末を接続するの
に通信回線が(N−1)本で済み、通信料金を節約でき
る。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
【0009】図1は、本発明の一実施例の全体構成の概
略ブロック図を示す。図1において、30,32,3
4,36,38は会議参加者の端末、40,42,4
4,46は端末30〜38をピア・ツー・ピア形式で相
互接続する通信回線、48は通信回線40〜46を提供
するサービス統合デジタル網(ISDN)である。接続
する端末数は2以上であり、端末数がNのとき、通信回
線数はN一1で済む。本実施例では、通信回線40〜4
6として、ISDNの基本インタフェースを使用する。
一つの回線のみに接続される端末30,38、即ち、両
端の端末30,38は、ISDNのB1チャネル又はB
2チャネルのみを使用し、両端以外の端末32,34,
36は、B1チャネル及びB2チャネルの両方を使用す
る。両端以外の端末32,34,36が、隣の端末との
接続に、B1チャネルとB2チャネルのどちらを使用す
るかは自由である。
【0010】図1に示す実施例における情報の流れを説
明する。図1に示す実施例では、両端の端末30,38
が出力する情報の流れと、両端以外の端末32,34,
36が出力する情報の流れが異なる。図2及び図3を参
照して、それぞれの情報の流れを説明する。図2は、端
末34が情報を出力する場合の情報の流れを示し、図3
は、両端の端末30,38が情報を出力する場合の情報
の流れを示す。
【0011】図2を説明する。端末34が隣の端末32
に出力した情報は、情報路50に示すように、端末32
から端末30に転送される。情報路50により、端末3
0,32は端末34の出力情報を受信し、内部に取り込
むことができる。端末34が別の隣の端末36に出力し
た情報は、情報路52に示すように、端末36から端末
38に転送される。情報路52により、端末36,38
は端末34の出力情報を受信し、内部に取り込むことが
できる。
【0012】端末30は、情報路50を介して受信した
情報を、論理的には、情報路54として示すように、端
末32に出力し、そして、端末32が端末34に転送す
るが、端末32,34はその情報を既に保有しているの
で、実際に情報が情報路54を転送されることはない。
同様に、端末38は、情報路52を介して受信した情報
を、論理的には、情報路56として示すように、端末6
2に出力し、そして、端末36が端末34に転送する
が、端末34,36はその情報を既に保有しているの
で、実際に情報が情報路56を転送されることはない。
【0013】図3を説明する。端末30が出力する情報
は、情報路56として示すように、端末32,34,3
6,38に順に転送され、それぞれ、端末32,34,
36,38で受信されて内部に取り込まれる。端末38
は、理論的には、情報路58から受信した情報を情報路
60に折り返し出力するが、既に他の全端末30,3
2,34,36が同じ情報を内部に保有しているので、
実際には情報を出力しない。端末38が出力する情報
は、情報路60を介して、端末36,34,32,30
に順に転送される。
【0014】図4は、端末30〜38の概略構成ブロッ
ク図を示す。図4において、62は端末全体を制御する
CPU、64はCPU62で実行されるプログラム及び
固定データを格納するROM、66はCPU62のワー
クエアリ又は主記憶となるRAM、68は、日時信号を
発生する時計回路、70は、ユーザが種々の指令を入力
するキーボード、マウス、タッチパネル及びデジタイザ
などからなる操作装置である。
【0015】72は音声入力用マイク、74はマイク7
2から入力した音声のレベルを検出するレベル検出回
路、76は音声を出力するスピーカ、78は、ITU一
T勧告G.722(7kHzオーディオ符号化方式)に
従って音声信号を符号化し、符号化音声信号を復号化す
る音声符号化復号化回路である。
【0016】80は、画像を入力するビデオ・カメラ、
82は、LCD又はCRTなどからなり、画像を表示す
る画像表示装置、84は画像表示装置82を制御する表
示制御回路、86は、カメラ80から入力した画像を表
示制御回路84に折り返す画像折返し回路、88は、I
TUT勧告H.261(p×64kbit/sビデオ符
号化方式)に従って画像を符号化し、符号化画像情報を
復号化する画像符号化復号化回路である。
【0017】90は、ITU一T勧告H.221に従っ
て画像、音声及びデータなどを多重化し、分離する多重
分離回路である。多重分離回路90は例えば、セレクタ
ICからなる。92は、ISDN48のインタフェース
を制御する回線制御回路、94は、CPU62の制御信
号に従い、多重分離回路90と回線制御回路92との間
で入出力ポートを切り替える切替回路である。
【0018】上述の各素子62〜94は、バス96を介
して相互に接続する。
【0019】本実施例では、多重分離回路90は、基本
チャネルの受信用ポートPr及び送信用ポートPt、並
びに付加チャネルの受信用ポートQr及び送信用ポート
Qtを具備する。回線制御回路92は、B1チャネルの
受信用ポートB1r及び送信用ポートB1t、並びに、
B2チャネルの受信用ポートB2r及び送信用ポートB
2tを具備する。切替回路94は、Pr−B1r間、P
r−B2r間、Qr−B1r間、Qr−B2r間、Pt
−B1t間、Pt−B2t間、Qt−B1t間、Qt−
B2t間、B1r−B2t間、及びB1t−B2r間
を、接続及び切断できる。
【0020】図5は、RAM66に保持される制御変数
を示す。100は、端末の動作が「会議」か「電話」か
を格納する動作状態変数、102は、端末に接続されて
いるBチャネルの数が2チャンネル(即ち、「2B」)
か1チャンネル(即ち、「1B」)かを格納する接続状
態変数、104は、情報の通信が「受信」か「送信」か
を格納する通信状態変数、106は、無通信監視を開始
した時刻を格納する監視開始時刻変数Ts、108は、
無通信監視を行なう最大時間を格納する監視最大時間変
数Tmである。これらの変数100〜104は通信開始
時に適宜に初期化され、「監視開始時刻変数Ts」10
6は、通信開始時の時刻に初期化され、「監視最大時間
変数Tm」108は、ある適当な時間に初期化される。
【0021】「動作状態変数」100が「会議」、「接
続状態変数」102が「2B」、「通信状態変数」10
4が「受信」に初期化されたとき、切替回路94は、P
r−B1r間(又はPr‐B2r間)、B1r−B2t
間及びB1t−B2r間を接続状態にする。
【0022】「動作状態変数」100が「会議」、「接
続状態変数」102が「2B」、「通信状態変数」10
4が「送信」に初期化されたとき、切替回路94は、P
r−B1r間(又はPr−B2r間)、Pt−B1t間
及びPt−B2t間を接続状態にする。
【0023】「動作状態変数」100が「会議」、「接
続状態変数」102が「1B」、「通信状態変数」10
4が「受信」に初期化されたとき、切替回路94は、P
r−B1r間(又はPr‐B2r間)を接続状態にす
る。
【0024】「動作状態変数」100が「会議」、「接
続状態変数」102が「1B」、「通信状態変数」10
4が「送信」に初期化されたとき、切替回路94は、P
r−B1r間(又はPr‐B2r)間、Pt−B1t間
(又はPt‐B2t間)を接続状態にする。
【0025】「動作状態変数」100が「電話」、「接
続状態変数」102が「1B」、「通信状態変数」10
4が「受信」に初期化されたとき、切替回路94は、P
r−B1r間(又はPr−B2r間)を接続状態にす
る。
【0026】「動作状態変数」100が「電話」、「接
続状態変数」102が「1B」、「通信状態変数」10
4が「送信」に初期化されたとき、切替回路94は、P
r−B1r間(又はPr−B2r間)、Pt−B1t間
(又はPt‐B2t間)を接続状態にする。
【0027】また、通信開始時に、CPU62は、画像
符号化復号化回路88及び音声符号化復号化回路78
に、それぞれ画像復号化及び音声復号化を起動するよう
に指示する。
【0028】図6〜図10は、本実施れの通信制御フロ
ーチャートを示す。このフローチャートで表現されるソ
フトウエア・プログラムがROM64に格納されてい
る。このフローチャートは、通信中に繰り返し実行され
る。
【0029】「動作状態変数」100、「接続状態変
数」102及び「通信状態変数」104を順に調べ、
「動作状態変数」100が「会議」でないならば(S
1)、S51(図10)に進み、「接続状態変数」10
2が「2B」でないならば(S2)、S41(図9)に
進み、「通信状態変数」104が「受信」でないならば
(S3)、S31(図8)に進む。
【0030】また、「動作状態変数」100が「会議」
で(S1)、「接続状態変数」102が「2B」で(S
2)、「通信状態変数」104が「受信」のとき(S
3)、操作装置70より送信開始要求があると(S
4)、S11(図7)に進む。送信開始要求が無く(S
4)、画像符号化復号化回路88が画像の受信を検知す
ると(S5)、図6に示すルーチンを終了するが、画像
の受信が無いと(S5)、切替回路94においてPr−
B1r間が接続中か否かを調べる(S6)。Pr−B1
r間が接続中ならば(S6)、Pr−B1r間を切断
し、Pr−B2r間を接続して(S7)、終了し、Pr
−B1r間が接続中でないならば(S6)、Pr−B2
r間を切断し、Pr−B1r間を接続して(S8)、終
了する。
【0031】「動作状態変数」100が「会議」で(S
1)、「接続状態変数」102が「2B」で(S2)、
「通信状態変数」104が「受信」で(S3)、送信開
始要求があると(S4)、図7のS11に進み、Pr−
B1r間が接続中か否かを調べ(S11)、Pr−B1
r間が接続中の場合(S11)、B1t−B2r間を切
断し、Pt−B1t間を接続し(S12)、画像符号化
復号化回路88及び音声符号化復号化回路78の、それ
ぞれ画像符号化及び音声符号化を起動する(S13)。
画像符号化復号化回路88が画像の受信を検知するのを
待ち(S14)、画像の受信を検知すると(S14)、
B1r−B2t間を切断し、Pt‐B2t間を接続する
(S15)。
【0032】他方、Pr−B1r間が接続中でない場合
(S11)、B1r−B2t間を切断し、Pt−B2t
間を接続し(S16)、画像符号化復号化回路88及び
音声符号化復号化回路78の、それぞれ画像符号化及び
音声符号化を起動する(S17)。画像符号化復号化回
路88が画像の受信を検知するのを待ち(S18)、画
像の受信を検知すると(S18)、B1t−B2r間を
切断し、Pt‐B1t間を接続する(S15)。
【0033】S15又はS19の後、画像折返し回路8
6に、カメラ80から入力した画像を表示制御回路84
に折り返させる(S20)。これにより、カメラ80か
ら入力した自画像が表示装置82に表示される。次に、
「通信状態変数」104を「送信」にして(S21)、
終了する。
【0034】「動作状態変数」100が「会議」で(S
1)、「接続状態変数」102が「2B」で(S2)、
「通信状態変数」104が「受信」でないとき(S
3)、図8のS31に進み、画像受信中か否かを調べ
る。
【0035】画像受信中でないとき(S31)、Pr−
B1r間が接続中か否かを調べ(S32)、接続中のと
きには、Pr−B1r間を切断すると共にPr−B2r
間を接続し(S33)、接続中でないときには、Pr−
B2r間を切断すると共にPr−B1r間を接続して
(S34)、終了する。
【0036】画像受信中のとき(S31)、Pt−B1
t間を接続し、Pt−B2t間を切断し、B1r−B2
t間を接続し、B1t−B2r間を接続する8S3
5)。そして、画像符号化復号化回路88及び音声符号
化復号化回路78の、それぞれ画像符号化及び音声符号
化を停止させる(S36)。画像折返し回路86による
自画像の表示を停止する(S37)。これにより、他端
末から受信した画像が表示装置82に表示される。次
に、「通信状態変数」104を「受信」にして、終了す
る。
【0037】「動作状態変数」100が「会議」で(S
1)、「接続状態変数」102が「2B」でないとき
(S2)、図9のS41に進み、「通信状態変数」10
4が「受信」か否かを調べる。
【0038】「通信状態変数」104が「受信」のとき
(S41)、操作装置70から送信開始要求が入力され
たか否かを調べ(S42)、送信開始要求があれば、終
了する。送信開始要求がなければ(S42)、画像符号
化復号化回路88及び音声符号化復号化回路78の、そ
れぞれ画像符号化及び音声符号化を起動させ(S4
3)、画像を受信していないことを確認する(S4
3)。画像受信中のときには、画像受信の終了を待つ。
画像を受信していないとき(S43)、画像折返し回路
86に、カメラ80から入力した画像を表示制御回路8
4に出力させる(45)。これにより、カメラ80から
入力した自画像が表示装置82に表示される。「通信状
態変数」104を「送信」にして(S46)、終了す
る。
【0039】「通信状態変数」104が「受信」でない
とき(S41)、画像符号化復号化回路88が画像を受
信しているか否かを調べ(S47)、受信していなけれ
ば、終了する。画像受信中であれば(S47)、画像符
号化復号化回路88及び音声符号化復号化回路78に、
それぞれ画像符号化及び音声符号化を停止させ(S4
8)、画像折返し回路86を停止させて、カメラ80か
ら入力した画像が表示制御回路82に供給されないよう
にする(S49)。これにより、他端末から受信した画
像が表示装置82に表示される。「通信状態変数」10
4を「受信」にして8S50)、終了する。
【0040】「動作状態変数」100が「会議」でない
とき(S1)、図10のS51に進み、操作装置70か
ら付加チャネルの接続要求及び切断要求が入力されたか
否かを調べる。
【0041】付加チャネルの接続要求がある場合(S5
1)、Pr−B1r間が接続中か否かを調べ(S5
2)、接続中ならば、Qr−B2r間及びQt−B2t
間を接続し(S53)、回線制御回路92にB2チャネ
ルを接続させ(S54)、多重分離回路90に2B、即
ち二つのBチャネル(基本チャネル及び付加チャネル)
で多重・分離を開始させて(S57)、終了する。Pr
−B1r間が接続中でないとき(S52)、Qr‐B1
r間及びQt−B1t間を接続し(S55)、回線制御
回路92にB1チャネルを接続させ(S56)、多重分
離回路90に2B、即ち二つのBチャネル(基本チャネ
ル及び付加チャネル)で多重・分離を開始させて(S5
7)、終了する。
【0042】付加チャネルの接続要求が入力されておら
ず(S51)、切断要求も入力されていない場合(S5
8)、そのまま終了するが、切断要求が入力されている
と(S58)、先ず、Pr−B1r間が接続中か否かを
調べる(S59)。接続中ならば(S59)、Qr−B
2r間及びQt−B2t間を切断し(S60)、回線制
御回路92にB2チャネルを切断させ(S61)、多重
分離回路90に1B、即ち基本チャネルのみでの多重・
分離を開始させて(S64)、終了する。Pr−B1r
間が接続中でないとき(S59)、Qr‐B1r間及び
Qt−B1t間を切断し(S62)、回線制御回路92
にB1チャネルを切断させ(S63)、多重分離回路9
0に1B、即ち基本チャネルのみでの多重多重・分離を
開始させて(S64)、終了する。
【0043】図6乃至図10に示すフローチャートで
は、情報を出力するしている端末が少なくとも1台存在
する。しかし、通信回線又は端末の障害により、若しく
は送信要求の衝突により、情報を出力している端末が1
台も存在しなくなるときがある。このとき、いずれかの
端末から送信要求が発生しないかぎり、いずれの端末も
他端末から情報を受信できなくなる。これを回避するに
は、自端末が情報を出力していない場合で、ある期間、
他端末の情報を受信しないときに、自端末に、情報の出
力を開始させる。これを無通信状態監視制御と呼び、そ
のソフトウエア・プログラムがROM64に格納されて
おり、図11は、そのフローチャートを示す。図11に
示すフローチャートのソフトウエア・プログラムは、図
6乃至図10に示すフローチャートのソフトウエア・プ
ログラムと並行して、通信中、繰り返し実行される。
【0044】図11を説明する。「動作状態変数」10
0が「会議」か否かを調べ(S71)、「会議」でない
ならば、終了する。「会議」ならば、「通信状態変数」
104を調べ(S72)、それが「受信」ならば、画像
符号化復号化回路88において画像の受信を検知してい
るか否かを調べる(S73)。
【0045】画像受信中ならば、時計回路68から出力
される現在時刻を「監視開始時刻変数Ts」106に格
納して(S74)、終了する。画像受信中でないとき
(S73)、現在時刻と「監視開始時刻変数Ts」10
6の差が「監視最大時間変数Tm」108以下であれば
(S75)、「監視最大時間変数Tm」108より大き
ければ(S75)、「接続状態変数」102が「2B」
か否かを調べる(S76)。「接続状態変数」102が
「2B」のとき(S76)、B1t−B2r間およびB
1r−B2t間を切断し、Pt−B1t間及びPt‐B
2t間を接続する(S77)。「接続状態変数」102
が「2B」でないとき(S76)、切替94の接続関係
を変更しない。画像符号化復号化回路88及び音声符号
化復号化回路78に、それぞれ画像符号化及び音声符号
化を起動させ(S78)、画像折返し回路86に、カメ
ラ80の出力画像を表示制御回路84に出力させる(S
79)。これにより、カメラ80から出力される自画像
が、表示装置82に表示される。「通信状態変数」10
4を「送信」にし(S80)、時計回路68から出力さ
れる現在時刻情報を「監視開始時刻変数Ts」106に
格納して(S81)、終了する。
【0046】上記実施例では、会議の情報として画像、
音声及びデータのすべてを通信しているが、画像、音声
及びデータの内の1つ又は2つを通信する場合にも本発
明を適用できる。
【0047】上記実施例では、画像として動画を使用し
ているが、静止画または連続した静止画でもよい。
【0048】上記実施例では、画像符号化復号化方式と
してITU−T勧告H.261を使用しているが、本発
明には、MPEG(Moving Picture C
oding Experts Group)などの他の
画像符号化復号化方式でもよい。また、上記実施例で
は、音声符号化復号化方式としてITU一T勧告G.7
22を使用しているが、本発明には、ITU−T勧告
G.711(64kbit/s PCM符号化)などの
他の音声符号化復号化方式でもよい。
【0049】上記実施例では、画像、音声及びデータの
多重化方式としてITU−T勧告H.221を使用して
いるが、時分割多重において各スロットを各情報に割り
当ててもよい。更には、パケット多重化方式で各パケッ
トを各情報に割り当ててもよい。ほかにも、周波数多重
化、位相差多重化なども利用できる。
【0050】上記実施例では、端末間の通信回線又は通
信媒体としてISDNの基本インタフェースを使用して
いるが、ISDNの一次群インタフェース、広帯域IS
DN、回線交換網、パケット交換網、公衆電話網、専用
線、構内交換機(PBX)、及びLAN(Local
Area Network)などでも実施できる。ま
た、端末に接続される二つの回線は、物理的な回線であ
っても論理的なチャネルであってもよい。
【0051】上記実施例では、プログラムやデータを格
納する記憶装置としてROM64やRAM66を使用し
ているが、フロッピーディスク、ハードディスク、IC
カードなどでもよい。
【0052】上記実施例では、多重分離回路90として
セレクタICを使用しているが、リレー回路などでもよ
い。
【0053】S5、S14、S18、S31、S44、
S47及びS73では、、画像符号化復号化回路88が
画像の受信を検知すると説明したが、音声符号化復号化
回路78における音声受信の検知や、多重分離回路90
及び/又はCPU62におけるデータ受信の検知で代替
してもよい。また、これらの情報の受信の検知を適宜に
組み合せてもよい。
【0054】上記実施例では、自端末が送信中のときに
画像折返し回路86により自画像を表示装置82に表示
しているが、マルチウィンドウ、画面分割、ピクチャー
・イン・ピクチャーなどを使用して、自画像を常に又は
操作装置70からの指示に応じて、表示装置82に表示
するようにしてもよい。
【0055】上記実施例では、自端末が送信中のときに
自画像を表示装置82に表示しているが、自端末が送信
中のときに、他端末から以前に受信した画像を表示する
ようにしてもよい。
【0056】S51では、操作装置70からの指示に従
って、付加チャネルを接続するようにしているが、第1
チャネルしか接続されていないときは自動的に付加チャ
ネルを接続するようにしてもよい。
【0057】上記実施例では、図11に示す無通信状態
監視制御プログラムは、すべての端末で実行されるが、
一部の端末又は特定の一つの端末で実行されるようにし
てもよい。
【0058】
【発明の効果】以上の説明から容易に理解できるよう
に、本発明によれば、高価なMCUを使用しなくても通
信会議が可能になる。また、N台の端末を接続するのに
(N−1)本の通信回線で済み、通信料金を節約でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例における端末の接続形態で
ある。
【図2】 本実施例で、両端以外の端末から出力される
情報の流れの説明図である。
【図3】 本実施例で、両端の端末から出力される情報
の流れの説明図である。
【図4】 本実施例の端末の概略構成ブロック図であ
る。
【図5】 本実施例の制御変数である。
【図6】 本実施例の通信制御のフローチャートの一部
である。
【図7】 本実施例の通信制御のフローチャートの一部
である。
【図8】 本実施例の通信制御のフローチャートの一部
である。
【図9】 本実施例の通信制御のフローチャートの一部
である。
【図10】 本実施例の通信制御のフローチャートの一
部である。
【図11】 本実施例の無通信状態監視制御プログラム
のフローチャートである。
【図12】 従来のスター型の接続形態である。
【図13】 従来のリング型の接続形態である。
【符号の説明】
10:多地点間接続制御装置(MCU) 12:通信網
12−1,12−2,・・・,12−5:通信回線
14−1,14−2,・・・,14−5:端末 20:MCU 22:通信網 22−1,22−2,・
・・,22−6:通信回線 24−1,24−2,・・
・,24−5:端末 30,32,34,36,38:端末 40,42,4
4,46:通信回線 48:サービス統合デジタル網
(ISDN) 50:端末34が隣の端末32に出力し
た情報の情報路 52:端末34が別の隣の端末36に
出力した情報の情報路 54:端末30で折り返される
情報の情報路 56:端末38で折り返される情報の情
報路 62:CPU 64:ROM 66:RAM 68:時
計回路 70:操作装置 72:マイク 74:レベル検出回路 76:スピーカ
78:音声符号化復号化回路 80:ビデオ・カメラ
82:画像表示装置 84:表示制御回路 86:画像折返し回路 88:画像符号化復号化回路
90:多重分離回路 92:回線制御回路 94:切替
回路 96:バス 100:動作状態変数 102:接
続状態変数 104:通信状態変数 106:監視開始
時刻変数Ts 108:監視最大時間変数Tm

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の端末を通信回線で接続し、会議を
    行なう通信会議システムであって、複数の端末をピア・
    ツー・ピア形式で接続したことを特徴とする通信会議シ
    ステム。
  2. 【請求項2】 自端末が隣の端末から情報を受信してい
    るとき、この受信した隣の情報をもしあればもう一方の
    隣の端末に送信する手段と、 自端末が隣の端末から情報を受信しているとき、この受
    信した情報をもしあればもう一方の隣の端末に送信する
    ことを終了し、この隣の(もしあれば両隣の)端末へ自
    端末の情報の送信を開始する手段と、 自端末が自端末の情報を隣の(もしあれば両隣の)端末
    に送信しているとき、この隣の(もしあれば両隣のいず
    れか一方の)端末から情報を受信したら、自端末の情報
    の送信を終了する手段とを設けたことを特徴とする通信
    会議システム。
  3. 【請求項3】 各端末には、せいぜい2つの通信回線が
    接続し、各端末は、接続するせいぜい2つの通信回線か
    らの入力及びせいぜい2つの通信回線への出力を切り替
    える切替え手段を具備する請求項3に記載の通信会議シ
    ステム。
  4. 【請求項4】 通信中、隣の端末からの情報受信を検知
    する手段と、 自端末の情報を送信していないで隣の端末の情報も受信
    していない場合で、隣の端末の情報の受信を検知した
    ら、この隣の端末の情報を受信を開始する手段と、 隣の端末の情報を受信しているとき、受信した情報を論
    理的に他方の隣の端末に転送する手段と、 隣の端末の情報を受信しているとき、この隣の端末の情
    報を受信することを終了し、自端末の情報の送信を開始
    する手段と、 自端末の情報を出力している場合で、隣の端末の情報の
    受信を検知したら、自端末の情報の出力を終了し、この
    隣の端末の情報の受信を開始し、受信した情報を論理的
    に他方の隣に端末に転送する手段を設けた請求項3に記
    載の通信会議システム。
  5. 【請求項5】 自端末の情報を送信しているとき、自端
    末の表示手段に自画像を表示する請求項4に記載の通信
    会議システム。
  6. 【請求項6】 自端末の情報を送信しているとき、自端
    末の表示手段に以前に受信した他端末の画像を表示する
    請求項4に記載の通信会議システム。
  7. 【請求項7】 自端末の情報を送信していない場合で、
    ある期間隣の端末の情報の受信を検知しなかったとき、
    この隣の端末の情報を受信することを終了し、別の隣へ
    の転送を終了し、自端末の情報の主筒力を開始する請求
    項4に記載の通信会議システム。
  8. 【請求項8】 端末が会議端末として動作するか電話端
    末として動作するかを切り替える手段と、 電話端末として動作中に、この端末に接続されている二
    つの回線を使用するか一つの回線のみを使用するかを切
    り替える手段とを設けた請求項3に記載の通信会議シス
    テム。
  9. 【請求項9】 会議の情報として、画像、音声及びデー
    タの少なくとも1つを通信する請求項1に記載の通信会
    議システム。
  10. 【請求項10】 端末に接続する通信回線としてISD
    Nの基本インタフェースを使用し、一つの通信回線のみ
    を使用するとき、B1チャネル及びB2チャネルの一方
    を使用し、二つの通信回線を使用するとき、B1チャネ
    ル及びB2チャネルの両方を使用する請求項3に記載の
    通信会議システム。
  11. 【請求項11】 会議情報を多重・分離する多重分離手
    段と、回線制御する回線制御手段との間に、多重分離手
    段と回線制御手段の接続を切り替えたり、回線制御手段
    から受信した会議情報を回線制御手段に折り返し送信し
    たりする切替手段を設けた請求項3に記載の通信会議シ
    ステム。
  12. 【請求項12】 隣の端末の情報の受信を検知するため
    に、画像の受信、、音声の受信、及びデータの受信の何
    れか1以上により、隣の端末の情報の受信を検知する請
    求項4に記載の通信会議システム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100556727B1 (ko) * 1998-12-31 2006-05-03 엘지전자 주식회사 다자간 음성통화시의 패킷 전송방법
JP2009147989A (ja) * 2009-03-30 2009-07-02 Sony Corp 伝送装置および方法

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