JPH07176874A - プリント基板を収納した電子機器装置 - Google Patents
プリント基板を収納した電子機器装置Info
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- JPH07176874A JPH07176874A JP31843893A JP31843893A JPH07176874A JP H07176874 A JPH07176874 A JP H07176874A JP 31843893 A JP31843893 A JP 31843893A JP 31843893 A JP31843893 A JP 31843893A JP H07176874 A JPH07176874 A JP H07176874A
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- printed circuit
- side wall
- electronic apparatus
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 内部にプリント基板を複数種、複数個のプリ
ント基板を内蔵して外殻保護ケースを成す筐体で保護す
る電子機器装置を固定ネジを使わずに組立可能とした構
造を提供すること。 【構成】 電子機器装置10が内蔵、具備するプリント
基板30、40、50間で電気コネクタ31、32、4
1、42等による相互の結合構造を具有させ得ると共に
筐体構造を2つの筐体部分20、60に非ネジ結合によ
る雌雄の鉤止め手段25、70、71を用いた結合、合
体構造を具備させ、以てネジ部品を排し、かつ、ねじ止
め作業に要する煩瑣な工数を省除した構成から成る電子
機器装置を構成した。
ント基板を内蔵して外殻保護ケースを成す筐体で保護す
る電子機器装置を固定ネジを使わずに組立可能とした構
造を提供すること。 【構成】 電子機器装置10が内蔵、具備するプリント
基板30、40、50間で電気コネクタ31、32、4
1、42等による相互の結合構造を具有させ得ると共に
筐体構造を2つの筐体部分20、60に非ネジ結合によ
る雌雄の鉤止め手段25、70、71を用いた結合、合
体構造を具備させ、以てネジ部品を排し、かつ、ねじ止
め作業に要する煩瑣な工数を省除した構成から成る電子
機器装置を構成した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子機器装置に関し、
特に、複数のプリント配線基板(以下、単にプリント基
板と言う)を外殻保護用の筐体内に内蔵し、かつ同筐体
に電気的入出力ポートを備えてアンプユニットや駆動回
路ユニット等を低工数、低コストで組立て、形成する電
子機器装置に関する。
特に、複数のプリント配線基板(以下、単にプリント基
板と言う)を外殻保護用の筐体内に内蔵し、かつ同筐体
に電気的入出力ポートを備えてアンプユニットや駆動回
路ユニット等を低工数、低コストで組立て、形成する電
子機器装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、工作機械からOA機器に至る
諸種類の機械類には駆動源として電動モータが用いら
れ、これらのモータの駆動回路系には駆動制御回路ユニ
ットやアンプユニットを成す電子機器装置が装備され
る。また、NC工作機械等にはNC回路や電源回路等を
形成する電子機器装置が用いられる。
諸種類の機械類には駆動源として電動モータが用いら
れ、これらのモータの駆動回路系には駆動制御回路ユニ
ットやアンプユニットを成す電子機器装置が装備され
る。また、NC工作機械等にはNC回路や電源回路等を
形成する電子機器装置が用いられる。
【0003】これらの電子機器装置は、電子機器の主要
回路を形成する電子、電気素子類等が実装された複数
種、複数枚のプリント基板が、これらの外殻保護容器を
成す筐体内に内蔵、保護されることによりユニット化さ
れている。そして、従来の電子機器装置の組立は、プリ
ント基板の台座への固定や外殻保護箱である筐体も鉄
系、アルミ系等の金属製やプラスチック材料製のケース
と蓋体との間の組立にネジ部品を使用して取付固定を行
う組立構造が設けられていた。
回路を形成する電子、電気素子類等が実装された複数
種、複数枚のプリント基板が、これらの外殻保護容器を
成す筐体内に内蔵、保護されることによりユニット化さ
れている。そして、従来の電子機器装置の組立は、プリ
ント基板の台座への固定や外殻保護箱である筐体も鉄
系、アルミ系等の金属製やプラスチック材料製のケース
と蓋体との間の組立にネジ部品を使用して取付固定を行
う組立構造が設けられていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、従来の電子機
器類では、取付固定用のネジ、ナット、座金等を含めた
ねじ部品を必須の組立部品として必要とし、又、ネジ孔
の加工、ネジ止め作業等の煩瑣な加工、組立作業を要す
ることから、組立コストの節減、組立能率の向上を妨げ
る要因となり、ひいては電子機器装置の製造コスト高の
原因ともなっていた。
器類では、取付固定用のネジ、ナット、座金等を含めた
ねじ部品を必須の組立部品として必要とし、又、ネジ孔
の加工、ネジ止め作業等の煩瑣な加工、組立作業を要す
ることから、組立コストの節減、組立能率の向上を妨げ
る要因となり、ひいては電子機器装置の製造コスト高の
原因ともなっていた。
【0005】依って、本発明の目的は、電子機器装置の
加工、組立の工数低減を実現し得ると共にネジ部品の節
減を図って低コスト、かつ、製造の簡素化を図り得る電
子機器装置を提供することにある。
加工、組立の工数低減を実現し得ると共にネジ部品の節
減を図って低コスト、かつ、製造の簡素化を図り得る電
子機器装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の発明目的の達成に
当たり、本発明は、電子機器装置が内蔵、具備するプリ
ント基板間で相互の結合構造を具有させ得ると共に筐体
構造を2つの筐体部分に非ネジ結合による雌雄の鉤止め
手段を用いた結合、合体構造を具備させ、以てネジ部品
を排し、かつ、ねじ止め作業に要する煩瑣な工数を省除
した構成から成る電子機器装置を構成したものである。
当たり、本発明は、電子機器装置が内蔵、具備するプリ
ント基板間で相互の結合構造を具有させ得ると共に筐体
構造を2つの筐体部分に非ネジ結合による雌雄の鉤止め
手段を用いた結合、合体構造を具備させ、以てネジ部品
を排し、かつ、ねじ止め作業に要する煩瑣な工数を省除
した構成から成る電子機器装置を構成したものである。
【0007】すなわち、本発明によれば、少なくとも2
以上のプリント基板を筐体に内装、収納してユニット化
した電子機器装置において、前記筐体は、相互に衝合し
て直交隅部を形成する2つの側壁を具備すると共に該側
壁の内面に基板保持手段を備えた第1の筐体部分と、該
第1の筐体部分に係合、合体可能に形成されると共にプ
リント基板の枚数に応じた基板保持手段を有し、かつ相
互に衝合した直交隅部を形成した4つの側壁を具備した
第2の筐体部分と、前記第1、第2の筐体部分の互いに
対応した所定位置に予め形成された雌雄の鉤止め手段と
を少なくとも具備して構成され、前記プリント基板は、
前記第1、第2の筐体部分によって形成された6面体形
状の前記筐体の係合、合体に先行して該筐体内に相互に
並設されると共に電気的コネクタ手段を介して電気的に
順次に、かつ相互に接続、固定されて電子機器の要部を
形成するようにしたプリント基板を収納した電子機器装
置を提供することにある。
以上のプリント基板を筐体に内装、収納してユニット化
した電子機器装置において、前記筐体は、相互に衝合し
て直交隅部を形成する2つの側壁を具備すると共に該側
壁の内面に基板保持手段を備えた第1の筐体部分と、該
第1の筐体部分に係合、合体可能に形成されると共にプ
リント基板の枚数に応じた基板保持手段を有し、かつ相
互に衝合した直交隅部を形成した4つの側壁を具備した
第2の筐体部分と、前記第1、第2の筐体部分の互いに
対応した所定位置に予め形成された雌雄の鉤止め手段と
を少なくとも具備して構成され、前記プリント基板は、
前記第1、第2の筐体部分によって形成された6面体形
状の前記筐体の係合、合体に先行して該筐体内に相互に
並設されると共に電気的コネクタ手段を介して電気的に
順次に、かつ相互に接続、固定されて電子機器の要部を
形成するようにしたプリント基板を収納した電子機器装
置を提供することにある。
【0008】
【作用】上述の構成によれば、第1の筐体部分と第2の
筐体部分に夫々、分離して少なくとも2以上のプリント
基板を装着、並設し、電気的コネクタ手段の接続により
相互に接続、固定し、次いで第1、第2筐体部分を相互
に雌雄鉤止め手段で結合して合体構造を形成してユニッ
ト化するものである。
筐体部分に夫々、分離して少なくとも2以上のプリント
基板を装着、並設し、電気的コネクタ手段の接続により
相互に接続、固定し、次いで第1、第2筐体部分を相互
に雌雄鉤止め手段で結合して合体構造を形成してユニッ
ト化するものである。
【0009】
【実施例】以下、本発明を添付図面に示す実施例に基づ
いて、更に、詳細に説明する。図1は、本発明の実施例
に係る電子機器装置の構成要素を分離図示した分解斜視
図、図2は、図1に示した第2の筐体部品における2−
2線による断面図である。
いて、更に、詳細に説明する。図1は、本発明の実施例
に係る電子機器装置の構成要素を分離図示した分解斜視
図、図2は、図1に示した第2の筐体部品における2−
2線による断面図である。
【0010】図1において、電子機器装置10の外殻保
護ケースを形成する筐体は、第1、第2の筐体部分2
0、60とを備え、これらの両筐体部分20、60の内
部に複数種かつ少なくとも2枚以上のプリント基板3
0、40、50等が搭載、内蔵される。ここで、第1筐
体部分20は、2つの側壁板21、22が直交した隅部
23を有して一体に形成されている。この第1筐体部分
20の側壁板21、22は両者がアルミ材料等の金属材
料製の場合にはダイキャスト法により、プラスチック材
料の場合には射出成形法等の製造方法により製造され
る。そして、側壁板21の上下縁には、本実施例の場合
には雄形の突起24が鉤止め爪として予め凹所25の略
中央部に形成されている。
護ケースを形成する筐体は、第1、第2の筐体部分2
0、60とを備え、これらの両筐体部分20、60の内
部に複数種かつ少なくとも2枚以上のプリント基板3
0、40、50等が搭載、内蔵される。ここで、第1筐
体部分20は、2つの側壁板21、22が直交した隅部
23を有して一体に形成されている。この第1筐体部分
20の側壁板21、22は両者がアルミ材料等の金属材
料製の場合にはダイキャスト法により、プラスチック材
料の場合には射出成形法等の製造方法により製造され
る。そして、側壁板21の上下縁には、本実施例の場合
には雄形の突起24が鉤止め爪として予め凹所25の略
中央部に形成されている。
【0011】更に、他方の側壁板22には内壁面から内
方に向けて突出した好ましくは複数個の基板保持ピン2
6が、側壁板22と一体構造で予めプリント基板30に
形成された位置決め孔に合致可能な位置に設けられてい
る。また、側壁板22の上縁には、第2筐体部分60の
側壁と嵌合、係着する外向きに凹陥した段差部27が設
けられている。なお、図1には表れていないが、必要に
応じて側壁胃は22の板面には放熱用の風孔を必要に応
じて形成しておいても良い。
方に向けて突出した好ましくは複数個の基板保持ピン2
6が、側壁板22と一体構造で予めプリント基板30に
形成された位置決め孔に合致可能な位置に設けられてい
る。また、側壁板22の上縁には、第2筐体部分60の
側壁と嵌合、係着する外向きに凹陥した段差部27が設
けられている。なお、図1には表れていないが、必要に
応じて側壁胃は22の板面には放熱用の風孔を必要に応
じて形成しておいても良い。
【0012】他方、第2筐体部分60は、図1と共に図
2を参照すると明らかなうに、上述の第1筐体部分20
との結合、合体時に平行6面体の箱形ユニットを形成す
るように相互に直交、衝合された4つの側壁板65、6
6、67、68を有した一体品として設けられている。
即ち、上下の側壁板65、67と横側壁板66、68と
を備え、横側壁板68と対向した面は開口され、上述の
第1筐体部分20の側壁板21により合体時に閉鎖され
る構造体を成している。上記の4つの側壁板65〜68
は、互いに直交、衝合することにより、衝合部は、第1
筐体部分20の隅部23と同様な直交隅部を形成してい
ることは自明であろう。
2を参照すると明らかなうに、上述の第1筐体部分20
との結合、合体時に平行6面体の箱形ユニットを形成す
るように相互に直交、衝合された4つの側壁板65、6
6、67、68を有した一体品として設けられている。
即ち、上下の側壁板65、67と横側壁板66、68と
を備え、横側壁板68と対向した面は開口され、上述の
第1筐体部分20の側壁板21により合体時に閉鎖され
る構造体を成している。上記の4つの側壁板65〜68
は、互いに直交、衝合することにより、衝合部は、第1
筐体部分20の隅部23と同様な直交隅部を形成してい
ることは自明であろう。
【0013】そして、第2筐体部分60の上下側壁板6
5、67の先端すなわち、第1筐体部分20との合体時
に上述の第1筐体部分20の側壁板21により閉鎖され
る開口の上下の先端位置には、前述した鉤止め爪を成す
雄形突起24を弾性的にスナップ作用で受容する雌形の
鉤止め孔71を有した止着片70(図1には上方の止着
片のみが表れているが、下部にも同様に設けられ、相手
の側壁板21の下部の雄形突起24をスナップ作用で受
容する構成にある。)が設けられている。また、上部側
壁板65、横側壁板66、には適数個の風孔72が形成
され、内部からの放熱孔を形成している。また、前方の
横側壁板68には電子機器装置10を外部の回路手段に
電気的に接続する場合の入出力ポート73が開口されて
いる。
5、67の先端すなわち、第1筐体部分20との合体時
に上述の第1筐体部分20の側壁板21により閉鎖され
る開口の上下の先端位置には、前述した鉤止め爪を成す
雄形突起24を弾性的にスナップ作用で受容する雌形の
鉤止め孔71を有した止着片70(図1には上方の止着
片のみが表れているが、下部にも同様に設けられ、相手
の側壁板21の下部の雄形突起24をスナップ作用で受
容する構成にある。)が設けられている。また、上部側
壁板65、横側壁板66、には適数個の風孔72が形成
され、内部からの放熱孔を形成している。また、前方の
横側壁板68には電子機器装置10を外部の回路手段に
電気的に接続する場合の入出力ポート73が開口されて
いる。
【0014】更に、第2筐体部分60の上下側壁板6
5、67には、図2から明らかなように、横側壁66と
は反対側の端部に第1筐体部分20の側壁板22の段差
部27に係合する折り返し縁74、74が設けられ、
又、内部にはプリント基板40、50が前後に差し込み
式に装着した場合の保持受け溝75、75を有した保持
突起76、76が上下に突設、形成されている。勿論、
これらの保持突起76、76は、第2筐体部分60の予
め設計段階で所定の位置に相互に適正な間隔を保持して
設けられ、特に、第2筐体部分60が、第1筐体部分2
0と同様にダイキャスト法や射出成形法等で一体形成さ
れるときに、同時に形成することで、簡単に形成するこ
とが可能に成っている。
5、67には、図2から明らかなように、横側壁66と
は反対側の端部に第1筐体部分20の側壁板22の段差
部27に係合する折り返し縁74、74が設けられ、
又、内部にはプリント基板40、50が前後に差し込み
式に装着した場合の保持受け溝75、75を有した保持
突起76、76が上下に突設、形成されている。勿論、
これらの保持突起76、76は、第2筐体部分60の予
め設計段階で所定の位置に相互に適正な間隔を保持して
設けられ、特に、第2筐体部分60が、第1筐体部分2
0と同様にダイキャスト法や射出成形法等で一体形成さ
れるときに、同時に形成することで、簡単に形成するこ
とが可能に成っている。
【0015】上述のように形成された夫々、個別の第
1、第2の筐体部分20、60は、前者の側壁板22の
段差部27に沿って後者の折り返し縁74を滑り込ませ
るように、装入、組立すれば、やがて雄形鉤止め突起2
4に止着片70が一端、当接してスナップ作用が上下に
拡開し、次に同止着片70の鉤止め孔71に突起24が
係合、嵌着することにより、第2筐体部分60の上述し
た開口を第1筐体部分20の側壁板21が閉塞した状態
で合体し、6面全面が閉鎖された筐体が、組み立てられ
る。そしてそのとき、一旦、筐体が組立てられると、第
1、第2の筐体部分20、60は相互に上下、左右、前
後何ずれの方向にも遊動のない、保護外殻体を形成する
のである。
1、第2の筐体部分20、60は、前者の側壁板22の
段差部27に沿って後者の折り返し縁74を滑り込ませ
るように、装入、組立すれば、やがて雄形鉤止め突起2
4に止着片70が一端、当接してスナップ作用が上下に
拡開し、次に同止着片70の鉤止め孔71に突起24が
係合、嵌着することにより、第2筐体部分60の上述し
た開口を第1筐体部分20の側壁板21が閉塞した状態
で合体し、6面全面が閉鎖された筐体が、組み立てられ
る。そしてそのとき、一旦、筐体が組立てられると、第
1、第2の筐体部分20、60は相互に上下、左右、前
後何ずれの方向にも遊動のない、保護外殻体を形成する
のである。
【0016】更に、このような筐体の組立て前段で、第
1筐体部分20の側壁22の内面に設けられた基板保持
ピン26にプリント基板30が装着、取付される。この
プリント基板30には電気コネクタ31、32が所定の
位置に配置されている。また、第2筐体部分60の保持
突起76、76の保持受け溝75、75にはプリント基
板40、50が前後方向に装入、嵌着され、同第2筐体
部分60の内部に止着される。そして、これらのプリン
ト基板40、50において、例えば、プリント基板40
のプリント基板30と対向した面には、同プリント基板
30の電気コネクタ31、32と互いに、嵌め合って接
続される電気コネクタ41、42が予め、接続可能な配
置で設けられている。また、プリント基板40の他の面
にはプリント基板50と電気的に接続するための電気コ
ネクタ43、44が設けられている。従って、この電気
コネクタ43、44と対向したプリント基板50の面に
同じく電気コネクタ53、54が設けられている。かく
して、プリント基板30、40、50は、プリント基板
40、50を第2筐体部分60に装着する前段で相互に
電気コネクタ31、32、41、42、43、44、5
3、54を用いて接続すれば、プリント基板30、4
0、50同志で互いに電気的接続ばかりでなく、機械的
にも適度の固定、組着け状態が実現するのである。かく
して複数枚のプリント基板30〜50が接続、結合した
状態で第2筐体部分60の保持突起76、76の保持溝
75、75をプリント基板40、50に滑り込ませるよ
うに装入、係着させれば、第1、第2筐体部分20、6
0の内部に収納されたプリント基板30等は、不動に固
定され、かつ、内部で電気的にも接続が達成されている
のである。
1筐体部分20の側壁22の内面に設けられた基板保持
ピン26にプリント基板30が装着、取付される。この
プリント基板30には電気コネクタ31、32が所定の
位置に配置されている。また、第2筐体部分60の保持
突起76、76の保持受け溝75、75にはプリント基
板40、50が前後方向に装入、嵌着され、同第2筐体
部分60の内部に止着される。そして、これらのプリン
ト基板40、50において、例えば、プリント基板40
のプリント基板30と対向した面には、同プリント基板
30の電気コネクタ31、32と互いに、嵌め合って接
続される電気コネクタ41、42が予め、接続可能な配
置で設けられている。また、プリント基板40の他の面
にはプリント基板50と電気的に接続するための電気コ
ネクタ43、44が設けられている。従って、この電気
コネクタ43、44と対向したプリント基板50の面に
同じく電気コネクタ53、54が設けられている。かく
して、プリント基板30、40、50は、プリント基板
40、50を第2筐体部分60に装着する前段で相互に
電気コネクタ31、32、41、42、43、44、5
3、54を用いて接続すれば、プリント基板30、4
0、50同志で互いに電気的接続ばかりでなく、機械的
にも適度の固定、組着け状態が実現するのである。かく
して複数枚のプリント基板30〜50が接続、結合した
状態で第2筐体部分60の保持突起76、76の保持溝
75、75をプリント基板40、50に滑り込ませるよ
うに装入、係着させれば、第1、第2筐体部分20、6
0の内部に収納されたプリント基板30等は、不動に固
定され、かつ、内部で電気的にも接続が達成されている
のである。
【0017】なお、これらプリント基板30〜50の組
立て接続体からなる電子機器要部を外部の電気系統と接
続するには、例えば、右端のプリント基板50に設けた
電気コネクタ55、56、57を第2筐体部分60の入
出力ポート73に露出する位置に配置しておけば、外部
の電気コネクタ(図示なし)と電気的に接続することが
可能となる。
立て接続体からなる電子機器要部を外部の電気系統と接
続するには、例えば、右端のプリント基板50に設けた
電気コネクタ55、56、57を第2筐体部分60の入
出力ポート73に露出する位置に配置しておけば、外部
の電気コネクタ(図示なし)と電気的に接続することが
可能となる。
【0018】以上の実施例の記載から明らかなように、
本発明によれば、プリント基板を、外殻保護ケースを成
す組立式の筐体内に収納、組立する組立過程で、全く、
固定ネジ部品を用いることなく、内部のプリント基板を
不動、安定に保持可能に収納し得ると同時に筐体自体も
全く全方向に遊動、ガタの無い状態で鉤止め手段のスナ
ップ作用を利用した係止作用で、固定、組立が可能とな
ったのである。なお、実施例で示した3枚のプリント基
板30、40、50は単に実施例を示すのみで、更に増
数が可能であることは言うまでもない。また、筐体部分
20、60の基板保持手段を成す保持ピンや保持受け溝
も図示例の構造に限定するものでなく、ピンの配置等は
プリント基板の種類に応じて対応変更され、また、保持
受け溝の形状もプリント基板の厚み等に応じて対応変更
されることは言うまでもない。
本発明によれば、プリント基板を、外殻保護ケースを成
す組立式の筐体内に収納、組立する組立過程で、全く、
固定ネジ部品を用いることなく、内部のプリント基板を
不動、安定に保持可能に収納し得ると同時に筐体自体も
全く全方向に遊動、ガタの無い状態で鉤止め手段のスナ
ップ作用を利用した係止作用で、固定、組立が可能とな
ったのである。なお、実施例で示した3枚のプリント基
板30、40、50は単に実施例を示すのみで、更に増
数が可能であることは言うまでもない。また、筐体部分
20、60の基板保持手段を成す保持ピンや保持受け溝
も図示例の構造に限定するものでなく、ピンの配置等は
プリント基板の種類に応じて対応変更され、また、保持
受け溝の形状もプリント基板の厚み等に応じて対応変更
されることは言うまでもない。
【0019】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、電子機器装置が内蔵、具備するプリント基板
間で相互の結合構造を具有させ得ると共に筐体構造を2
つの筐体部分に非ネジ結合による雌雄の鉤止め手段を用
いた結合、合体構造を具備させ、以てネジ部品を排し、
かつ、ねじ止め作業に要する煩瑣な工数を省除した構成
から成る電子機器装置を構成したもので、電子機器装置
を低工数の下に簡単に組立えると共にネジ部品の削減に
よるコスト低減効果を加えて電子機器装置の製造コスト
減を達成する効果を得ることができたのである。
によれば、電子機器装置が内蔵、具備するプリント基板
間で相互の結合構造を具有させ得ると共に筐体構造を2
つの筐体部分に非ネジ結合による雌雄の鉤止め手段を用
いた結合、合体構造を具備させ、以てネジ部品を排し、
かつ、ねじ止め作業に要する煩瑣な工数を省除した構成
から成る電子機器装置を構成したもので、電子機器装置
を低工数の下に簡単に組立えると共にネジ部品の削減に
よるコスト低減効果を加えて電子機器装置の製造コスト
減を達成する効果を得ることができたのである。
【図1】本発明の実施例に係る電子機器装置の構成要素
を分離図示した分解斜視図である。
を分離図示した分解斜視図である。
【図2】図1に示した第2の筐体部品における2−2線
による断面図である。
による断面図である。
10…電子機器装置 20…第1筐体部分 21…側壁板 22…側壁板 24…雄形鉤止め突起 26…基板保持ピン 30…プリント基板 40…プリント基板 50…プリント基板 60…第2筐体部分 65…上部側壁板 66…横側壁板 67…下部側壁板 68…横側壁板 70…止着片 71…雌形鉤止め孔 72…風孔 73…入出力ポート 74…折り返し縁 75…保持受け溝
Claims (1)
- 【請求項1】 少なくとも2以上のプリント基板を筐体
に内装、収納してユニット化した電子機器装置におい
て、 前記筐体は、相互に衝合して直交隅部を形成する2つの
側壁を具備すると共に該側壁の内面に基板保持手段を備
えた第1の筐体部分と、該第1の筐体部分に係合、合体
可能に形成されると共にプリント基板の枚数に応じた基
板保持手段を有し、かつ相互に衝合した直交隅部を形成
した4つの側壁を具備した第2の筐体部分と、前記第
1、第2の筐体部分の互いに対応した所定位置に予め形
成された雌雄の鉤止め手段とを少なくとも具備して構成
され、 前記プリント基板は、前記第1、第2の筐体部分によっ
て形成された6面体形状の前記筐体の係合、合体に先行
して該筐体内に相互に並設されると共に電気的コネクタ
手段を介して電気的に順次に、かつ相互に接続、固定さ
れて電子機器の要部を形成する、ことを特徴とするプリ
ント基板を収納した電子機器装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31843893A JPH07176874A (ja) | 1993-12-17 | 1993-12-17 | プリント基板を収納した電子機器装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31843893A JPH07176874A (ja) | 1993-12-17 | 1993-12-17 | プリント基板を収納した電子機器装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07176874A true JPH07176874A (ja) | 1995-07-14 |
Family
ID=18099151
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31843893A Pending JPH07176874A (ja) | 1993-12-17 | 1993-12-17 | プリント基板を収納した電子機器装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07176874A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010059164A1 (en) * | 2008-11-21 | 2010-05-27 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Carbon fiber clamping apparatus and method |
JP2011044649A (ja) * | 2009-08-24 | 2011-03-03 | Toshiba Corp | プリント配線板の保持モジュールおよびプリント配線板の固定方法、装置 |
-
1993
- 1993-12-17 JP JP31843893A patent/JPH07176874A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010059164A1 (en) * | 2008-11-21 | 2010-05-27 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Carbon fiber clamping apparatus and method |
US8944424B2 (en) | 2008-11-21 | 2015-02-03 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Carbon fiber clamping apparatus and method |
JP2011044649A (ja) * | 2009-08-24 | 2011-03-03 | Toshiba Corp | プリント配線板の保持モジュールおよびプリント配線板の固定方法、装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040323 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040727 |