JPH0717539U - 防水性通気テープ - Google Patents

防水性通気テープ

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JPH0717539U
JPH0717539U JP5230993U JP5230993U JPH0717539U JP H0717539 U JPH0717539 U JP H0717539U JP 5230993 U JP5230993 U JP 5230993U JP 5230993 U JP5230993 U JP 5230993U JP H0717539 U JPH0717539 U JP H0717539U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
paper
water
oil
waterproof
Prior art date
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Pending
Application number
JP5230993U
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English (en)
Inventor
大機 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIDAIKI CO., LTD.
Original Assignee
NIDAIKI CO., LTD.
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 収容体の一部に接着使用して安価に通気性を
確保でき、外からの水や雑菌等の侵入を防止すると共
に、内部で発生するガスを排出して袋等の膨張を阻止で
きる防水性通気テープを得る。 【構成】 表面材としてポリエステルフイルム1の裏面
に耐油水紙2を接着剤で接着し、50g/m2の耐油水紙
2の裏面に内側材として直径約0.2mmの無数の微孔31
を熱針の差し込みにより溶孔形成したポリプロピレン有
孔フイルム3を接着剤によって部分的に接着して厚み14
0μmの防水性通気テープとする。包装フイルム41の
間隔をあけて対向させた両切離端42に、有孔フイルム
3側の両側縁部をヒートシールして接着することで包装
袋4とする。耐油水紙2の側端面のみからその微細な連
続気孔を通過して内側材の有孔フイルム3の無数の微孔
31を介して包装袋4内部と通気導通する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、包装袋や容器等の収容体の一部に用いて防水作用と通気作用を図る 防水性通気テープに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から収容袋、特に食品等の包装袋においては外部との通気を良好にして鮮 度保持を図るため有孔プラスチックフイルムを用いたものがあるが、防水効果が 不良で水の侵入を許すことがあり、このため、有孔プラスチックフイルムの内面 に吸水シートを複合させる等して防水作用を確保するものもあったが孔部のため 完全な防水効果が得られず、またコスト高となるものであった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
そこで本考案は、収容体の一部に使用することで安価に通気性を確保するもの で、外からの水や雑菌等の侵入を防止すると共に、内部で発生するガスを排出し て袋等の膨張を阻止できるものを提供するものである。用途としては、雑菌の侵 入を防止したいシイタケ等の菌床土の包装袋、味噌袋、納豆袋、コーヒー袋、漬 物袋等の各種ガスを発散させたい袋や容器の一部に使用できる。
【0004】
【課題を解決するための手段】
このため本考案は、密閉する袋の継目或いは容器の窓孔部等の収容体に接着し て用いるものであり、表面材となる防水性を有するプラスチックフイルムと、内 側材となる通気性のあるプラスチック通気フイルムとの間に紙を介在させて成り 、紙の側端面から多数の孔を通して内部との通気を導通させる構成としている。 なお、通気フイルムは無数の微孔を当接した有孔フイルムでもよく、また表面材 となるプラスチックフイルムと、内側材となる通気フイルムとの間に介在する紙 を、耐水性や耐油性或いは滅菌性を有する紙質としてもよい。
【0005】
【作用】
密閉する収容体の継目や窓孔部にヒートシールや接着剤等で接着することによ り、表面材が防水性を有するプラスチックフイルムのため外部からの水分や雑菌 等の侵入を防止でき、紙の側端面からのみ内側材のプラスチック通気フイルムを 介して内部と通気導通するのである。例えば、通気フイルムを有孔フイルムとす れば、紙の微細な連続気孔と有孔フイルムの孔が連通して外部と収容体内部の通 気性が確保されて通気性が良好となり、また内部で発生するガスが排気されるの である。なお、紙は耐水性や耐油性の紙質とすれば内部の水や油の滲出や外部か らの水や油の侵入を防止できるのであり、或いは滅菌性を有する紙質とすれば通 気の際に雑菌を滅菌できるのである。
【0006】
【実施例】
図1及び図2は、本例の防水性通気テープをポリプロピレンの包装フイルム4 1の切離端42に接着して包装袋4としたものであり、表面材としてポリエステ ルフイルム1の裏面に耐油水紙2を接着剤で接着し、耐油水紙2の裏面に内側材 として無数の微孔31を透設したポリプロピレン有孔フイルム3を接着剤によっ て部分的に接着して防水性通気テープを帯状に形成している。
【0007】 そして、この防水性通気テープの両側縁部を、包装フイルム41の間隔をあけ て対向させた両切離端42に、有孔フイルム3側をヒートシールして接着するこ とで包装袋4としている。なお、防水性通気テープの厚みは140μmで、耐油水 紙2は50g/m2のものである。また、有孔フイルム3の微孔31は熱針の差し 込みにより溶孔形成するもので、微孔31の大きさは直径約0.2mm、微孔間隔約0 .7mmであって1cm2に約100個透設してある。
【0008】 このように本例によると、包装袋4の一部を形成して防水性通気テープが帯状 に接着してあり、表面材がポリエステルフイルム1のため防水効果があり外部か らの水分や雑菌等の侵入を防止でき、耐油水紙2の側端面のみからその微細な連 続気孔を通過して内側材の有孔フイルム3の無数の微孔31を介して包装袋4内 部と通気導通するのである。
【0009】 このため本例によると、外部と包装袋4内部の通気性が確保されて活性を維持 でき、また、内部で発生するガスが排気されるのである。また、耐油水紙2は耐 水性及び耐油性のため内部の水や油の滲出や外部からの水や油の侵入を防止でき るのである。
【0010】 本例は上記のように構成したが、本考案においてはこれに限定されない。例え ば、表面材となる防水性を有するプラスチックフイルムの種類は問わないが、通 常の多くのプラスチックフイルムが防水性を備えており、その他、防水加工され たナイロン等でもよい。また、介在する紙は耐水性と耐油性を備えていれば最適 であり、滅菌効果のある加工紙でもよい。なお、介在する紙の厚みを調整するこ とでその側端面の通気巾を変化できて通気能力を可変調整できるのである。
【0011】 さらに、内側材となるプラスチック通気フイルムの種類も問わないが、有孔フ イルムの他、プラスチック製不織布等でもよい。なお、有孔フイルムとする場合 は孔の透設時期は適宜であり、紙との積層後でフイルムに透設してもよく、透設 する孔の大きさや数も任意である。最適な材質は、熱溶着できるよう表面材とな る防水性プラスチックフイルムを高い融点のフイルムとし、内側材となるプラス チック通気フイルムをそれと同じ材質の或いは相互に溶着できる材質の低い融点 のフイルムとすることであり、袋付けの熱溶着作業を良好にできるのである。
【0012】 また、使用部位及び長さ等も任意であり、図3のように袋の継目の両面に接着 し、或いは図4のように横帯状に接着し、又は図5のように、袋や容器に欠設し た窓孔部に接着し、さらに図6のように包装袋のフイルムの継目に介在接着して 用いてもよく、その形状も限定されない。また、図7のように袋体の広い範囲に 使用してもよい。或いは、図8のように、袋の閉じ代部に同時に接着して一部を 外に突出させて使用してもよい。なお、袋や容器等との接着手段も適宜であり、 熱溶着の他、接着剤での接着でもよく、接着の場合は、予め通気フイルムの両側 縁部に接着剤を塗布して離型紙で保護し、使用前に離型紙を剥離して接着させて もよい。
【0013】
【考案の効果】
本考案によると、表面材が防水性フイルムのため外部からの水分や雑菌等の侵 入を防止でき、介在した紙の側端面のみからその微細な連続気孔を通過して内側 材の通気フイルムを介して収容体内部と通気導通して内部収容物の活性を維持確 保し、また内部で発生するガスが排気される効果が大きく、特に湿気や雑菌の侵 入を嫌う商品やガスを発生させる商品の包装材の一部に使用して好適であり、安 価となるのである。また、請求項2のものでは、通気効果が良好となるのであり 、請求項3のものでは、介在する紙が耐水耐油のため内部の水や油の滲出や外部 からの水や油の侵入を防止でき、滅菌性の紙では通気の際に雑菌を滅菌できるの である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を包装袋の一部として使用し
た拡大平面図である。
【図2】その一部切欠した正面図である。
【図3】使用の別例を示す横断平面図である。
【図4】横帯状に介在接着した要部斜視図である。
【図5】容器の窓部に接着した容器要部の横断平面図で
ある。
【図6】袋のフイルムの継目に介在接着した横断平面図
である。
【図7】袋の上半分に用いた斜視図である。
【図8】袋の閉じ代部に同時に接着して一部を外に突出
させた正面図である。
【符号の説明】
1 ポリエステルフイルム 2 耐油水紙 3 有孔フイルム 31 微孔 4 包装袋 41 包装フイルム 42 切離端

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密閉する袋の継目、或いは容器の窓孔部
    等の収容体に接着して用いるものであり、表面材となる
    防水性を有するプラスチックフイルムと、内側材となる
    通気性のあるプラスチック通気フイルムとの間に紙を介
    在させて成り、紙の側端面から多数の孔を通して内部と
    の通気を導通させることを特徴とする防水性通気テー
    プ。
  2. 【請求項2】 プラスチック通気フイルムを無数の微孔
    を透設した有孔プラスチックフイルムとした請求項1の
    防水性通気テープ。
  3. 【請求項3】 表面材となるプラスチックフイルムと、
    内側材となる有孔プラスチックフイルムとの間に介在す
    る紙を、耐水性、耐油性、或いは滅菌性の紙質とした請
    求項1又は請求項2の防水性通気テープ。
JP5230993U 1993-08-31 1993-08-31 防水性通気テープ Pending JPH0717539U (ja)

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JP5230993U JPH0717539U (ja) 1993-08-31 1993-08-31 防水性通気テープ

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JPH0717539U true JPH0717539U (ja) 1995-03-28

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JP5230993U Pending JPH0717539U (ja) 1993-08-31 1993-08-31 防水性通気テープ

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5025873A (ja) * 1973-07-13 1975-03-18
JPS50123980A (ja) * 1974-03-20 1975-09-29
JPS5111991A (en) * 1974-07-18 1976-01-30 Nippon Sanmo Deying Senino senjoho
JPS5111983A (en) * 1974-07-18 1976-01-30 Nippon Sanmo Deying Senino senshokuhoho
JPS6124492U (ja) * 1984-07-13 1986-02-13 株式会社 日阪製作所 チ−ズ用遠心処理装置

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