JPH06312770A - 密封包装用容器 - Google Patents

密封包装用容器

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Publication number
JPH06312770A
JPH06312770A JP10066793A JP10066793A JPH06312770A JP H06312770 A JPH06312770 A JP H06312770A JP 10066793 A JP10066793 A JP 10066793A JP 10066793 A JP10066793 A JP 10066793A JP H06312770 A JPH06312770 A JP H06312770A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
sheet
inner sheet
ventilation
synthetic resin
Prior art date
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Pending
Application number
JP10066793A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuya Morii
克也 森井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daiwa Gravure Co Ltd
Original Assignee
Daiwa Gravure Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Daiwa Gravure Co Ltd filed Critical Daiwa Gravure Co Ltd
Priority to JP10066793A priority Critical patent/JPH06312770A/ja
Publication of JPH06312770A publication Critical patent/JPH06312770A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】ワンタッチで通気可能状態にすることができる
密封包装用容器の提供。 【構成】密封容器(1) を構成する複数面の内、少なくと
も一の面の適宜部分を通気面に設定し、その通気面に設
定した部分を、通気性を有した内側シート(3) と、非通
気性の外側シート(4) を重ね合わせた二重構造とし、外
側シートの所望部のみを不完全結合状態に接合した。 【効果】外側シート(4) を剥離すると、通気面が露出
し、即座に通気可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、脱臭剤、防虫剤また
は芳香剤等を密封包装し、使用時には通気機能を確保可
能な密封包装用容器に関する。
【0002】
【従来の技術】ナフタリンを始めとする衣類の防虫剤を
密封包装した容器には、封筒型やピロー型の合成樹脂製
子袋があり、使用の際に袋の角をハサミで切り取って開
口部を形成し、防虫剤の昇華した気体を外部へ流出可能
としてから、たんすの引き出しや衣装ケースの中に点在
させる構造になっている。一方、活性炭を始めとする冷
蔵庫や食器棚等の脱臭剤や部屋の除湿剤は、開口面に合
成樹脂製フィルムやアルミ箔等が張設されたプラスチッ
ク製容器本体で密封包装され、さらにその開口面に複数
の通気孔やスリットが形成された蓋をした形で販売され
ている。そして、使用の際に開口面に張設された合成樹
脂製フィルムやアルミ箔等を刃物で切り取って開口し、
前記蓋をすることによって内容物がこぼれないようにす
るとともに、通気を図るようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記何れの容器も、使
用に際して通気を図るために袋の角を切り取ったり、容
器の開口面に張設されたフィルムを切り取ったりしなけ
ればならないため、非常に手間がかかる。また、封筒型
やピロー型の合成樹脂製子袋は、引き出しを開け閉めす
る際の振動によって防虫剤の粒やかけらが開口部から飛
び出てしまう。一方、脱臭剤、除湿剤や芳香剤を密封包
装する容器は、容器本体とは別個に蓋が必要なため、製
造コストがかかる。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記従来の各課題を解決
するための、この発明の要旨とするところは、密封容器
を構成する複数面の内、少なくとも一の面の適宜部分を
通気面に設定し、その通気面に設定した部分を、通気性
を有した内側シートと、非通気性の外側シートを重ね合
わせた二重構造とし、外側シートの所望部のみを不完全
結合状態に接合したことにある。
【0005】
【作用】外側シートを剥離することにより、通気面が露
出して即座に通気可能となる。また、内側シートが蓋代
わりをするため内容物が容器の外へ出ることがない。
【0006】
【実施例】図1は、この発明の密封包装用容器の一実施
例で、芳香剤を密封包装するものを示す。以下、図面に
基づいてこの発明の構成を説明する。(1) はフォームド
パウチ型に形成された密封包装用容器、(2) は容器本
体、(2a)は容器本体の鍔部、(3) は通気面に設定した部
分に形成された通気性を有した内側シートを示し、鍔部
に貼着もしくは熔着されている。(4) は内側シートの外
側に重ね合わせられた非通気性の外側シート、(4a)は剥
離片、(5) は内側シートと外側シートとの接合部、(6)
は芳香剤をそれぞれ示す。
【0007】容器本体(2) は、ガスバリヤー性の高い合
成樹脂製材料で一体成型され、内側シート(3) は、紙製
材料と合成樹脂製材料とを組合せ、微小の通気孔を有す
る布状に形成され、通気性が確保されている。外側シー
ト(4) は、ガスバリヤー性の高い合成樹脂製フィルムで
形成され、鍔部(2a)上に貼着された内側シート(3) 上へ
不完全結合状態で接合されている。
【0008】ここで不完全結合状態とは、外側シートが
内側シートとの接合部分から剥離容易な状態にあること
をいう。この実施例では、内側シートが繊維状の紙製材
料と合成樹脂製材料とを組合せたものであるのに対し
て、外側シートが合成樹脂製であるため、両者を一定温
度でプレスすると、合成樹脂製材料同士が接触する部分
は熔着されるが、合成樹脂製材料と紙製材料とが接触す
る部分は熔着されないため、所々に熔着されない点が形
成され、全体として剥離し易い状態になって不完全結合
状態が形成されている。このように、外側シートは、不
完全結合状態で接合されているため、図2に示す密封包
装状態において、剥離片(4a)を摘んで外側シート面に対
して平行に引っ張れば、図1に示すように剥離されると
ともに、内側シートによって形成された通気面が露出す
る。このように、外側シートの剥離が容易であって、即
座に通気可能状態にすることができる。しかも、内側シ
ートが蓋の役目をするため、内容物が容器の外へ出るこ
ともない。なお、内側シートの内、一部を通気可能に形
成してもよいし、外側シートの一部を剥離可能にしても
よい。
【0009】図3は、この発明にかかる密封包装用容器
の他の実施例を示す。この密封包装用容器は、容器本体
(8) が可撓性材料で形成された非通気性のシートで角底
形の自立可能な袋状に形成され、主に部屋や押し入れ等
の広い空間を対象とし、多くの除湿剤や脱臭剤等を必要
とする場合に用いられる。(8a)は互いに隣接する非通気
性シート同士の境界部分を熔着して形成された熔着部、
(9) は容器本体の通気面に設定した部分に張設された通
気性を有した内側シート、(8b)は内側シートが貼着され
る貼着部、(10)は内側シート上に重ね合わせられた外側
シート、(10a) は剥離片、(11)は内側シートと外側シー
ト(10)との接合部をそれぞれ示す。内側シート(9) は、
前記実施例同様の材料で形成され、接合部(11)も前記同
様の不完全結合状態となっている。従って、外側シート
(10)は剥離片(10a) を摘んで容易に剥離することがで
き、即座に通気可能状態にすることができる。また、袋
状でありながら自立可能であるため、設置用の容器が不
要である。なお、通気面は容器本体の側面に形成するこ
ともできる。
【0010】不完全結合状態は、接合する両者をそれぞ
れ異種材料で形成することによって得ることができる
が、例えば、ポリエチレンとポリプロピレン、またはポ
リスチレンとポリプロピレンなどの凝集剥離タイプを用
いることができる。また、積層形成されたフィルムの層
間で剥離することができるタイプを用いることもでき、
その材料としては、合成樹脂製フィルムの外、アルミを
始めとする金属箔や紙製材料などを用いることもでき
る。
【0011】内側シートとしては、ガスバリヤー性の低
い合成樹脂製シートを用いることもできる。その合成樹
脂材料としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ
エステル、ナイロン等が好適に用いられる。また、天然
繊維、炭素繊維、金属製材料や、それらを適宜組合せた
ものを用いることもできる。さらに、それら各材料を繊
維織物状や不織布状に形成して通気性を確保したり、フ
ィルム状に形成したものに通気孔やスリットを形成して
もよい。
【0012】内側シートは、防虫剤や芳香剤等のよう
に、あまり多くの通気量を必要としないものを収容する
場合、また、除湿剤のように多くの通気量を必要とする
ものを収容する場合等、収容する薬剤の種類、また、設
置箇所の空間の大きさや使用目的に応じて適宜変更する
ことができる。さらに、容器の構造も上記実施例のもの
に限定されるものでないことは勿論である。
【0013】
【発明の効果】この発明によれば、ワンタッチで通気可
能状態にすることができる。しかも、通気面に形成され
た内側シートが蓋の役目をするため、内容物が容器の外
へ出る心配がない。さらに、通気面の大きさを調整する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】フォームドパウチ形状の本発明にかかる密封包
装用容器であって、外側シートを剥離するところを示す
説明図である。
【図2】図1に示す容器の外側シートを剥離する前の状
態を示す説明図である。
【図3】角底形袋状容器の本発明にかかる密封包装用容
器の説明図である。
【符号の説明】
1,7・・密封包装用容器、2,8・・容器本体、2a
・・鍔部、3,9・・内側シート、4,10・・外側シ
ート、4a,10a・・剥離片、5,11・・接合部、
6・・芳香剤、8a・・熔着部、8b・・貼着部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密封容器を構成する複数面の内、少なく
    とも一の面の適宜部分を通気面に設定し、その通気面に
    設定した部分を、通気性を有した内側シートと、非通気
    性の外側シートを重ね合わせた二重構造とし、外側シー
    トの所望部のみを不完全結合状態に接合したことを特徴
    とする密封包装用容器。
JP10066793A 1993-04-27 1993-04-27 密封包装用容器 Pending JPH06312770A (ja)

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JP10066793A JPH06312770A (ja) 1993-04-27 1993-04-27 密封包装用容器

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JP10066793A JPH06312770A (ja) 1993-04-27 1993-04-27 密封包装用容器

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JPH06312770A true JPH06312770A (ja) 1994-11-08

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ID=14280137

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JP10066793A Pending JPH06312770A (ja) 1993-04-27 1993-04-27 密封包装用容器

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JP (1) JPH06312770A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003002366A (ja) * 2001-06-22 2003-01-08 Susumu Nakatani 消臭機能付き食品包装容器、貼付ラベル及び消臭部材提供方法
JP2008030846A (ja) * 2006-07-31 2008-02-14 Yoshino Kogyosho Co Ltd 容器
JP2009208781A (ja) * 2008-02-29 2009-09-17 Yoshino Kogyosho Co Ltd 気化薬剤収納容器
JP2010538920A (ja) * 2007-09-12 2010-12-16 ゾベレ エスパーニャ ソシエダッド アノニマ 揮発性物質を気化するための容器、および同容器を製作する方法
JP2011025941A (ja) * 2009-07-22 2011-02-10 Toppan Printing Co Ltd 薬剤収納容器およびこれを用いた包装体
JP2016147704A (ja) * 2015-02-13 2016-08-18 小林製薬株式会社 ゲル状の薬剤入りのパッケージ製品
JP2021062870A (ja) * 2019-10-10 2021-04-22 エステー株式会社 通気構造を有する非通気性フィルム体を備える薬剤収容袋および薬剤収容容器ならびに通気構造を有する非通気性フィルム

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