JPH0717535Y2 - キャンバストップ車のベンチレーション構造 - Google Patents

キャンバストップ車のベンチレーション構造

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JPH0717535Y2
JPH0717535Y2 JP17005688U JP17005688U JPH0717535Y2 JP H0717535 Y2 JPH0717535 Y2 JP H0717535Y2 JP 17005688 U JP17005688 U JP 17005688U JP 17005688 U JP17005688 U JP 17005688U JP H0717535 Y2 JPH0717535 Y2 JP H0717535Y2
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JP
Japan
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JP17005688U
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晃 伊藤
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Mazda Motor Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、車体ルーフ部に設けた開口部をキャンバスト
ップによって覆うようにしたキャンバストップ車のベン
チレーション構造に関する。
(従来の技術) 例えば実開昭62-135630号公報に開示されているよう
に、走行時の爽快感の向上等を目的としたキャンバスト
ップ車と称される車両が実現されている。このキャンバ
ストップ車は、第7図に示すように、車体ルーフ部に開
口部Aを設けると共に、この開口部Aを後方に折り畳み
可能とされたキャンバストップBによって開閉するよう
にしたものであるが、このキャンバストップ車において
は、図示のように、開口部Aの前縁に沿ってディフレク
タ(もしくはフロントスポイラ)Cが配設されるのが通
例である。このディフレクタCは、当該車両のフロント
ビューを向上させると共に、フロントガラスDに沿って
流れる走行風を上方にガイドすることにより、上記開口
部Aの開放時には走行風の車内への巻き込みを防止し、
また該開口部Aの閉鎖時には走行風によってキャンバス
トップBがばたつくことを防止するといった目的で配設
されるものである。
(考案が解決しようとする課題) ところで、一般に車両においては、車内の空調もしくは
換気のため、フロントガラスの下端部前方のカウル部に
空気導入口が設けられる。この空気導入口は、上記のよ
うなキャンバストップ車においても必要とされるもので
あるが、近年においては、車体の空気抵抗の低減化に伴
って上記カウル部に作用する走行風の動圧が低下し、そ
のためこのカウル部に設けられた空気導入口からの空気
導入量が不足するといった問題が発生しつつある。
そこで、本考案は、キャンバストップ車において、該キ
ャンバストップの開閉構造を活用することにより、簡単
な構成で換気用空気を必要に応じて車内に導入しうるよ
うにすることを課題とする。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するため、本考案においては次のような
手段を用いる。
すなわち、本考案に係るキャンバストップ車のベンチレ
ーション構造は、車体ルーフ部に設けられた開口部を覆
う開閉自在なキャンバストップが備えられ、且つ上記開
口部の前縁に沿ってディフレクタが配設されていると共
に、上記キャンバストップの開動時に、その摺動抵抗の
低減等のために該キャンバストップの前端部をチルトア
ップさせるようにした構造において、上記ディフレクタ
に空気導入口を開設すると共に、該導入口に、上記キャ
ンバストップ前端部のチルトアップ動作により開動する
バルブ部材を備えたことを特徴とする。
(作用) 上記の構成によれば、車体ルーフ部の開口部を覆ってい
るキャンバストップを開動させるときに、まず該キャン
バストップの前端部が所定量チルトアップし、この状態
で該キャンバストップが後方に開動することになるが、
この開動動作をキャンバストップの前端部がチルトアッ
プした時点で停止させれば、ディフレクタの空気導入口
に備えられたバルブ部材が該導入口を開通させた状態で
保持されて、走行風が車内に導入されることになる。ま
た、この状態から上記キャンバストップのチルトアップ
状態を解除させれば、上記バルブ部材がディフレクタの
空気導入口を閉鎖することになり、このようにして、車
体ルーフ部の開口部をキャンバストップで覆った状態
で、必要に応じて車内の換気を行うことが可能となる。
(実施例) 以下、本考案の実施例について説明する。
第1図に示すように、本実施例に係るキャンバストップ
車は、車体ルーフ部1が略全体にわたって開口され、該
開口部2がキャンバストップ3で覆われるようになって
いる。このキャンバストップ3は、図示のように開口部
2を覆った状態から前部が後方に摺動して波状に折り畳
まれることにより、上記開口部2を開放するようになっ
ている。そして、該開口部2の前縁部、つまりフロント
ガラス4の上縁部に続くフロントヘッダ部5(第2図参
照)に該ルーフ部1の全幅にわたるディフレクタ6が配
設され、また開口部2の後縁部にはリヤスポイラ7が配
設されていると共に、上記ディフレクタ6には、キャン
バストップ3によって開口部2を覆ったときに、必要に
応じて開通されて車内に走行風を導入する2個の空気導
入口6a,6aが左右に設けられている。
次に、第2〜4図により、上記空気導入口6a,6aの開閉
機構について説明する。
第2図に示すように、ディフレクタ6内には、上記空気
導入口6aを開閉するバルブ部材8が設けられている。こ
のバルブ部材8は、上端部に一体形成された軸部8aの左
右両端がディフレクタ6における開口部6aの上方内側に
設けられた軸受部6b,6bに係合されて、後部が上下に揺
動自在とされ、第2図に示すように、下方に揺動した状
態で上記空気導入口6aの底壁部6cの後端に当接すること
により該導入口6aを閉じ、またこの状態から上方に揺動
することにより、該導入口6aを開通させるようになって
いる。そして、第3、4図に示すように、上記軸部8aの
一端側には、一端がディフレクタ6の内面に、他端がバ
ルブ部材8の上面にそれぞれ受けられたスプリング9が
装着され、このスプリング9によって該バルブ部材8が
上記導入口6aを閉じる方向に付勢されている。また、こ
のバルブ部材8の軸部8aの他方の端部にはレバー8bが一
体的に形成されており、第2図に示すように、キャンバ
ストップ3が開口部2を完全に覆っている状態で、該レ
バー8bがキャンバストップ3の前端部3aの直上方に位置
するようになっている。ここで、該キャンバストップ3
の前端部3aは心金3bにより剛体化されている。
一方、上記キャンバストップ3は、第2図に示すよう
に、車体ルーフ部1の開口部2を閉じているときに、そ
の剛体化された前端部3aが上記ディフレクタ6内に突入
し、該前端部3aの下面が車体のフロントヘッダ部5の中
央部上面にシール部材10を介して当接することにより、
車内を密閉するようになっている。そして、この状態か
ら上記前端部3aが後方に摺動することにより該キャンバ
ストップ3の全体が波状に折り曲げられて、上記開口部
2を開放するのであるが、このとき、該前端部3aは若干
量チルトアップするようになっている。
このチルトアップ機構ないしキャンバストップ3の開閉
機構について説明すると、この機構は、車体ルーフ部1
における開口部2の内側両側部に配設された一対のレー
ル部材11(一方のみ図示)と、該レール部材11の上下の
フランジ11a,11b間に2個のローラ12a,12bが係合保持さ
れて、モータ(図示せず)によりワイヤ部材13を介して
レール部材11に沿って前後方向にスライドされる駆動部
材12と、キャンバストップ3の前部両側に固設された従
動部材14とで構成されている。そして、この従動部材14
にも2個のローラ14a,14bが設けられ、前方のローラ14a
が上記レール部材11の上方のフランジ11aの上面に沿っ
て、後方のローラ14bが該レール部材11の上下のフラン
ジ11a,11b間に係合された状態でそれぞれ移動すること
により、該従動部材14もレール部材11に沿って前後にス
ライド可能とされていると共に、この従動部材14には後
部が下方に湾曲した長穴14cが設けられ、この長穴14cに
上記駆動部材12に突設されたピン12cが係合されてい
る。ここで、上記レール部材11における上方のフランジ
11aは前端部が低くなっており、図示のように、キャン
バストップ3が閉じているときに、上記従動部材14にお
ける前方のローラ14aがこのフランジ11aの低くなった部
位に位置することにより、該従動部材14がやや前下りの
姿勢となっている。
次に、この実施例の作用を説明する。
まず、第2図に示すように、レール部材11に沿ってスラ
イドする駆動部材12を該レール部材11の最前部に位置さ
せた状態においては、キャンバストップ3の前部下面に
固設された従動部材14も最前部に位置して、車体ルーフ
部1の開口部2が該キャンバストップ3によって完全に
覆われると共に、その前端部3aの下面がシール部材10を
介して車体のフロントヘッダ部5に当接することによ
り、車内が密閉されることになる。また、この状態にお
いては、ディフレクタ6の空気導入口6aに設けられたバ
ルブ部材8が第3,4図に示すスプリング9の付勢力によ
って該導入口6aにおける底壁部6cの後端に当接し、該導
入口6aを閉じた状態にある。
そして、この状態から図示しないモータによりワイヤ部
材13を介して上記駆動部材12を若干量後退させると、第
5図に示すように、該駆動部材12に突設されたピン12c
が従動部材14に設けられた長穴14c内を後方に移動する
ことになるが、この長穴14cは後部が下方に湾曲してい
るので、上記ピン12cの後方への移動により、従動部材1
4がレール部材11の上下のフランジ11a,11b間に係合され
た後方のローラ14bを支点として前部が上方に揺動する
ことになる。そのため、キャンバストップ3の剛体化さ
れた前端部3aが所定量チルトアップされ、該キャンバス
トップ3の前端部3aと上記フロントヘッダ部5との間に
間隙Aが生じることになる。
また、このキャンバストップ前端部3aのチルトアップに
より、該前端部3aの直上方に位置するバルブ部材8に一
体のレバー8bが第3,4図に示すスプリング9に抗して上
方に押し上げられることになり、そのためバルブ部材8
も上方に揺動して、ディフレクタ6の空気導入口6aが開
通されることになる。これにより、この空気導入口6aか
ら上記間隙Aを通って車内に通じる走行風の取り入れ通
路が形成され、車内が換気されることになる。
そして、この状態から、モータによりワイヤ部材13を介
して駆動部材12をさらに後退させれば、第6図に示すよ
うに従動部材14もレール部材11に沿って後退することに
より、キャンバストップ3の前端部3aが後方に移動し、
これにともなって該キャンバストップ3が開口部2の後
部に波状に折り畳まれて、該開口部2が開放されること
になる。その場合に、キャンバストップ3は前端部3aが
チルトアップされた状態で後方へ移動するので、該前端
部3aの左右両側部が車体ルーフ部1の両側部に摺接する
ことによる摺動抵抗が低減されることになる。
(考案の効果) 以上のように、本考案によれば、車体ルーフ部の開口部
を覆う開閉自在なキャンバストップが備えられていると
共に、該キャンバストップの開動時にその前端部が若干
量チルトアップされるように構成されたキャンバストッ
プ車において、上記開口部の前縁に沿って配設されたデ
ィフレクタに空気導入口を設けると共に、該導入口に上
記キャンバストップ前端部のチルトアップ動作によって
開動するバルブ部材を備えるようにしたから、上記開口
部がキャンバストップで覆われた状態で、必要に応じて
上記空気導入口を開通させて、車内に走行風を導入する
ことが可能となる。そして、特に本考案によれば、上記
バルブ部材を開閉するための機構を別途設ける必要がな
いから、極めて簡単な構成のベンチレーション構造が実
現されることになる。
【図面の簡単な説明】
第1〜6図は本考案の実施例を示すもので、第1図は本
実施例に係るキャンバストップ車のルーフ部を示す斜視
図、第2図はキャンバストップの前端部周辺の構造を示
す縦断側面図、第3図は空気導入口を開閉するバルブ部
材の拡大斜視図、第4図は該バルブ部材の要部拡大側面
図、第5,6図はキャンバストップの各作動状態をそれぞ
れ示す第2図と同様の縦断側面図である。また、第7図
は従来のキャンバストップ車を示す概略斜視図である。 1……ルーフ部、2……開口部、3……キャンバストッ
プ、3a……前端部、6……ディフレクタ、6a……空気導
入口、8……バルブ部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体ルーフ部に設けられた開口部を覆う開
    閉自在なキャンバストップが備えられ、且つ上記開口部
    の前縁に沿ってディフレクタが配設されていると共に、
    上記キャンバストップの開動時にその前端部がチルトア
    ップするように構成されたキャンバストップ車におい
    て、上記ディフレクタに空気導入口を開設すると共に、
    該導入口に、上記キャンバストップ前端部のチルトアッ
    プ動作により開動するバルブ部材を備えたことを特徴と
    するキャンバストップ車のベンチレーション構造。
JP17005688U 1988-12-27 1988-12-27 キャンバストップ車のベンチレーション構造 Expired - Lifetime JPH0717535Y2 (ja)

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JPH0288812U JPH0288812U (ja) 1990-07-13
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